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*第8話『せいさいかけしさんがのゼログラウンド』
◆PL補足◆
2011/12/18 あらすじ書いてみました。 byせんちょU
イシュタルは母の亡骸にすがって泣く。
だがいつまでも母の亡骸を置いておけはしない。
イシュタルは必ず母を反魂すると誓い、亡骸はラバーカの炎によって荼毘にふされた。
竜巻の消えた砂漠を座空で渡り、ウァスへ戻った一行。
凌渦支部のラーメン屋へ行き、支部長のヌンに依頼をこなしたことを報告する。
一行はイシュタルの故郷ティファレトへと向かうため、シャダイ・エル・カイの湖を目指すことになた。
そこでは満月の夜に幻鏡域への扉が開くとされていた。
長旅なることを予想し、準備をする一行。
その中でこっそりと図書館へ行ったラザックは、、ラバーカの衰弱の原因が半妖霊の短命さが原因であることを知る。
万能の霊薬と言われ、ファファール海のどこかにある「白ハマオの樹」の樹液ならば、ラバーカを救うことができそうだ。
湖へ行く前に再びイスナーンに立ち寄った一行は、村の人に湖について聞こうとするが、誰もが口を閉ざす。
そして村でオババと呼ばれる老婆に話を聞くが、明らかに何かを隠そうとしていた。
ソルーシュとイシュタルはティファレトに関わりのある人間であることを告げると、老婆はついに語り始める。
老婆の一族は、かつてティファレトから追放された一族で、入口である幻鏡域の存在を隠し見守ってきたと。
幻鏡域の奥では門番がおり、手形を持たぬ人間を通さないらしい。
そしてイシュタルを「四行詩に言われた予言の子」と呼んだ。
手形についてソルーシュは思い出した。
かつて両親が大切にはめていた星の光が入ったサファイアの指輪。
両親が殺された砂漠の晩に、賊によって奪われたていた。
満月の夜、湖へと向かった一行。
湖面は三日月型から円形にかわっており、水面に映った満月が幻鏡域への入り口だった。
幻鏡域は、どこまでも続く荒涼とした白い大地、暗黒の星空、そしてそこに浮かぶ巨大な青い球体が印象的な場所だった。
ところどころに石化した人間と白骨が散乱する中を進むと、獅子の体に人間の顔が乗った不思議な生き物の石像があった。
一行が近づくと、石像は立ち上がる。
シャニプリヤと名乗った人面獅子の守護者は一行に問いかける。
「汝の蒼き星状なる証を示せ…」と。
イシュタルは前に進み出ると、「これが証です」と言い、自らの蒼き瞳を輝かせ《聖眼術》を放つ。
イシュタルが巫女であることを知ったシャニプリヤは、一行に道を譲る。
幻鏡域を抜けると、そこは満月の下の湖だった。
そこから森の道を抜けた一行は、ついにティファレトへと至る。
だが、里には生きているものは誰もいなかった。
建物は朽ち果て、植物に包まれ、通りには石化した人間たちや白骨が散乱していた。
一行はイシュタルの暮らしていた館へと向かうが、そこもものけの空であった。
館の書庫で調べ物をした一行は、ティファレトの不思議な信仰について知ることになる。
ここでで奉じられていたのは、「太陽の輝きを持つ天使シャムス」であった。
里の人々は、この天使によって導かれてここへきた一族。
イシュタルの家の奥には、この天使を祭る神殿がある。
何年かに一度、光帯の光が消える時、太陽の使徒たる天使が降臨し、神託をくれると言う。
光帯とは太陽がゆがんだ姿であり、いつの日か救世主が来て、一族を地上へと導いてくれるという。
そしてその日まで、一族は天使の神託に従って生きていかねばならない。
天使が降臨する際には、巫女が選ばれる。
前回の降臨は17年前で、その時の巫女がシンだった。
イシュタルは天使シャムスと巫女シンの間にできた子だと言う記録を見つける。
イシュタルはハーフ天使なのか?
さらに、魔法の鍵によって封印された奥の宝物庫で、過去に現れた3つの4行詩を見つける。
この四行詩は、シャムスとシンについての物語なのか?
それとも、ソルーシュとイシュタルについての物語なのか?
謎は深まるばかりだった…