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日曜日のチーズの愉しみ 2009年4月12日 (日) 朝4時過ぎにマスターズゴルフの生中継を見るから、と起こされ、コーヒー淹れたり、チョコレートだしたりして、(私の感覚では)パン屋さんかお豆腐屋さんか、という朝早くから目覚めてしまい、また少し寝て、ちょっと遅い朝ご飯を食べてから、お昼用のパンをこねて、発酵時間に日帰り温泉へ。 昨日フェルミエで買ったチーズとワインで、のんびりした日曜日の昼下がり。 パルミジャーノレジャーノは、10世紀以前に既に名前を知られていた「イタリアチーズの王様」と言われているチーズ。名称は北イタリアの「パルマ」と「レッジョ・ネッレミーリア」の二つの県名が合体したものからきています。2年以上の長期熟成により出来たアミノ酸の結晶がじゃりじゃりと旨みを出し、砕いた塊をかみしめながら赤ワインといただく味は格別です。 ボーフォールは、イタリアとスイスの国境に近く美しい山岳地帯の広がるサヴォワ地方の名前に由来します。アボンダンス種とタリーヌ種の無殺菌乳を使用し、今でも手作業でひとつずつ表面に塩を振り、モルジュ液で拭き、反転させるなどの世話を繰り返しながら丹精込めて作られています。 しなやかな舌ざわり、蜜のような甘味、上品なコクが感じられます。 サヴォワ地方のチーズ熟成に秀でた、名門「パカール社」熟成です。 ゴルゴンゾーラは、世界3大ブルーチーズのひとつ。9世紀後半、ミラノから北東に18kmのゴルゴンゾーラという小さい村で生まれました。ドルチェタイプ(甘口)は、青カビが少なく、お口の中でふんわりと溶けるクリーミーさ、なめらかな口あたりが特徴。リゾットやパスタソースにも最適です。蜂蜜や完熟の果物を添えてもぴったりです。 かつて夏にアルプスの山に放牧されていた牛たちを秋に里に戻す途中、ゴルゴンゾーラ村で休息をとりました。その時搾ったミルクから作られたチーズがゴルゴンゾーラの原形と言われます。その話を裏付ける話としてこのチーズの正式名称が「ストラッキーノ・ディ・ゴルゴンゾーラ」。 ストラッキーノとはロンバルディアの方言のストラッコ(疲れると言う意味)で、山から下ってきた「疲れた」牛の乳で作ったチーズを指しています。「ゴルゴンゾーラ村の疲れたチーズ」とも言われます。 ピエモンテにあるグッファンティ社はイタリアでも屈指のチーズメーカー。中でも特にゴルゴンゾーラはその質の高さで知られています。 ミモレットは、オランダの「エダム」と同じ製法。17世紀のフランスで外国製品の輸入が禁止された際に、輸入できなくなったオランダチーズを国内で作ったのが始まりです。 名前はフランス語の「ミ・モレ mi-mollet」(半分柔らかい)から。からすみの様な風味と、鮮やかなオレンジ色(アナトーというベニの木の実から採取された橙色の食品用染料)が目をひきます。 フランス最古のチーズのひとつ「ロックフォール」。今や世界中で愛されています。なめらかでねっとりと濃厚な組織に美しく広がる青カビと羊乳のコクが絶妙な味わいを生み出し、“フランスブルーチーズの最高峰”と讃えられています。 こちらオーガニック製の「ロックフォール」は、蝶のマークで有名なパピヨン社製。青カビの風味と生地の旨味のバランスがよく、「ロックフォール」ならではの強さの中にもオーガニック製らしい上品さを携えています。100グラム1617円。ちなみにオーガニックではないロックフォール・パピヨンはグラム1208円。 オーガニックチーズの場合、主にチーズの原料になるミルクの出所である家畜達のオーガニック飼育は、2つの要素からなっています。 ①動物達はなるべく屋外で飼育すること。 ②最低でも95%は、オーガニック認証を取得した飼料を与えること。 これにより、健康で農薬や化学肥料がほとんど入っていない安全なミルクを得ることができます。そのミルクで造られたチーズが、「オーガニック・チーズ」です。 チーズのためのジャムは、以前広尾の明治屋さんでも見つけましたが、今回は新たに2種購入。 バターのような滑らかでかつ強い風味を持つブルーチーズ、「ロックフォール」に合わせるのは、3種のスパイス(ジンジャー、クローブ、シナモン)が入ったスパイシーなジャム。 マルメロとりんごに、苦くてそれでいて甘さもあるスパイス・シナモンを加えることで極上のジャムに仕上がっています。 ポワールは、洋梨の果実に、ハチミツとほんのちょっとのスパイス(シナモン・クローブ・コリアンダー)が加えられたジャムで、フレッシュチーズによく合います。滑らかな口当たりの「フロマージュ・ブラン」、「マスカルポーネ」や「リコッタ」に合わせて。また、意外にも、「プティ・リヴァロ」、「エポワス」、「マロワル・ソルベ」などのウォッシュタイプに合わせるのもおすすめです。 その他、木の実の蜂蜜漬けとイチゴ、リンゴのスライス、洋梨と夏ミカンのコンポート。 チーズなど食べている間にパンを焼いて、日曜日ならではの贅沢な時間。 どれが一番美味しかった?と聞くと、「洋梨と夏ミカン」と即答。 え?それは明治屋さんで買ったフルーツ缶ですが。。。 どの「チーズ」が一番おいしかったの?ってこと!と改めて質問すると、「ん~」と考え込んだまま無言で視線はテレビへ。。。 あ、作ったばかりのレモンカードは好評でしたよ。今日、レシピ出しました。 ベランダの網戸から流れてくる風が、お風呂上がりでぽかぽかしたカラダに心地良くて、お天気も良いので、シーツやお布団カバーやタオルケットなどを洗濯機で洗って、布団乾燥機をして、新しいベッドリネンに取り換えて、ふっかふか、ほっかほか。 美しく整えられた寝室で、肌触りの良い清潔なベッドリネンに包まれて眠りにつく幸せ。 心地良い音楽を選び、キャンドルを整えて、好きな香りのアロマオイルを焚いて、お昼寝しましょ、と。 夕方まで眠ってしまい、晩御飯を作って食べてから、24時間以上コインパーキングに車をとめてしまった来客を送り、今度は学校帰りの妹が来て、妹用の晩御飯を作ってあげて、妹に犬たちをお風呂に入れてもらい(前回の恐怖体験があるのでね…)充実した週末でした。 おいしいもの [[かなえキッチン : ごはん日記 2009年04月]]
日曜日のチーズの愉しみ 2009年4月12日 (日) #image(3BEAF702765129C7FF9885CA2D9F8BD7.jpg) 朝4時過ぎにマスターズゴルフの生中継を見るから、と起こされ、コーヒー淹れたり、チョコレートだしたりして、(私の感覚では)パン屋さんかお豆腐屋さんか、という朝早くから目覚めてしまい、また少し寝て、ちょっと遅い朝ご飯を食べてから、お昼用のパンをこねて、発酵時間に日帰り温泉へ。 昨日フェルミエで買ったチーズとワインで、のんびりした日曜日の昼下がり。 パルミジャーノレジャーノは、10世紀以前に既に名前を知られていた「イタリアチーズの王様」と言われているチーズ。名称は北イタリアの「パルマ」と「レッジョ・ネッレミーリア」の二つの県名が合体したものからきています。2年以上の長期熟成により出来たアミノ酸の結晶がじゃりじゃりと旨みを出し、砕いた塊をかみしめながら赤ワインといただく味は格別です。 ボーフォールは、イタリアとスイスの国境に近く美しい山岳地帯の広がるサヴォワ地方の名前に由来します。アボンダンス種とタリーヌ種の無殺菌乳を使用し、今でも手作業でひとつずつ表面に塩を振り、モルジュ液で拭き、反転させるなどの世話を繰り返しながら丹精込めて作られています。 しなやかな舌ざわり、蜜のような甘味、上品なコクが感じられます。 サヴォワ地方のチーズ熟成に秀でた、名門「パカール社」熟成です。 ゴルゴンゾーラは、世界3大ブルーチーズのひとつ。9世紀後半、ミラノから北東に18kmのゴルゴンゾーラという小さい村で生まれました。ドルチェタイプ(甘口)は、青カビが少なく、お口の中でふんわりと溶けるクリーミーさ、なめらかな口あたりが特徴。リゾットやパスタソースにも最適です。蜂蜜や完熟の果物を添えてもぴったりです。 かつて夏にアルプスの山に放牧されていた牛たちを秋に里に戻す途中、ゴルゴンゾーラ村で休息をとりました。その時搾ったミルクから作られたチーズがゴルゴンゾーラの原形と言われます。その話を裏付ける話としてこのチーズの正式名称が「ストラッキーノ・ディ・ゴルゴンゾーラ」。 ストラッキーノとはロンバルディアの方言のストラッコ(疲れると言う意味)で、山から下ってきた「疲れた」牛の乳で作ったチーズを指しています。「ゴルゴンゾーラ村の疲れたチーズ」とも言われます。 ピエモンテにあるグッファンティ社はイタリアでも屈指のチーズメーカー。中でも特にゴルゴンゾーラはその質の高さで知られています。 ミモレットは、オランダの「エダム」と同じ製法。17世紀のフランスで外国製品の輸入が禁止された際に、輸入できなくなったオランダチーズを国内で作ったのが始まりです。 名前はフランス語の「ミ・モレ mi-mollet」(半分柔らかい)から。からすみの様な風味と、鮮やかなオレンジ色(アナトーというベニの木の実から採取された橙色の食品用染料)が目をひきます。 フランス最古のチーズのひとつ「ロックフォール」。今や世界中で愛されています。なめらかでねっとりと濃厚な組織に美しく広がる青カビと羊乳のコクが絶妙な味わいを生み出し、“フランスブルーチーズの最高峰”と讃えられています。 こちらオーガニック製の「ロックフォール」は、蝶のマークで有名なパピヨン社製。青カビの風味と生地の旨味のバランスがよく、「ロックフォール」ならではの強さの中にもオーガニック製らしい上品さを携えています。100グラム1617円。ちなみにオーガニックではないロックフォール・パピヨンはグラム1208円。 オーガニックチーズの場合、主にチーズの原料になるミルクの出所である家畜達のオーガニック飼育は、2つの要素からなっています。 ①動物達はなるべく屋外で飼育すること。 ②最低でも95%は、オーガニック認証を取得した飼料を与えること。 これにより、健康で農薬や化学肥料がほとんど入っていない安全なミルクを得ることができます。そのミルクで造られたチーズが、「オーガニック・チーズ」です。 チーズのためのジャムは、以前広尾の明治屋さんでも見つけましたが、今回は新たに2種購入。 バターのような滑らかでかつ強い風味を持つブルーチーズ、「ロックフォール」に合わせるのは、3種のスパイス(ジンジャー、クローブ、シナモン)が入ったスパイシーなジャム。 マルメロとりんごに、苦くてそれでいて甘さもあるスパイス・シナモンを加えることで極上のジャムに仕上がっています。 ポワールは、洋梨の果実に、ハチミツとほんのちょっとのスパイス(シナモン・クローブ・コリアンダー)が加えられたジャムで、フレッシュチーズによく合います。滑らかな口当たりの「フロマージュ・ブラン」、「マスカルポーネ」や「リコッタ」に合わせて。また、意外にも、「プティ・リヴァロ」、「エポワス」、「マロワル・ソルベ」などのウォッシュタイプに合わせるのもおすすめです。 その他、木の実の蜂蜜漬けとイチゴ、リンゴのスライス、洋梨と夏ミカンのコンポート。 チーズなど食べている間にパンを焼いて、日曜日ならではの贅沢な時間。 どれが一番美味しかった?と聞くと、「洋梨と夏ミカン」と即答。 え?それは明治屋さんで買ったフルーツ缶ですが。。。 どの「チーズ」が一番おいしかったの?ってこと!と改めて質問すると、「ん~」と考え込んだまま無言で視線はテレビへ。。。 あ、作ったばかりのレモンカードは好評でしたよ。今日、レシピ出しました。 ベランダの網戸から流れてくる風が、お風呂上がりでぽかぽかしたカラダに心地良くて、お天気も良いので、シーツやお布団カバーやタオルケットなどを洗濯機で洗って、布団乾燥機をして、新しいベッドリネンに取り換えて、ふっかふか、ほっかほか。 美しく整えられた寝室で、肌触りの良い清潔なベッドリネンに包まれて眠りにつく幸せ。 心地良い音楽を選び、キャンドルを整えて、好きな香りのアロマオイルを焚いて、お昼寝しましょ、と。 夕方まで眠ってしまい、晩御飯を作って食べてから、24時間以上コインパーキングに車をとめてしまった来客を送り、今度は学校帰りの妹が来て、妹用の晩御飯を作ってあげて、妹に犬たちをお風呂に入れてもらい(前回の恐怖体験があるのでね…)充実した週末でした。 おいしいもの [[かなえキッチン : ごはん日記 2009年04月]]

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