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ココナッツとココアの素朴なクッキー」を以下のとおり復元します。
「かなえキッチン」   ココナッツとココアの素朴なクッキー 2009年8月31日 (月) 
 
 
 
 
夏も終わるというのに、いまさら夏らしいクッキーを、というのもおかしいかもしれませんが、左はココナッツをたっぷり入れたアメリカンクッキー。 
本当はステラおばさんのクッキー風に1つを大きくしたかったのですが、中心部まで火を通すのが難しかったので可愛らしく小さな一口サイズにしました。 

ココアのクッキーはゲランドのお塩を入れて、カルピスバターの風味と美味しいお塩の旨みのあるしょっぱさ、カソナード(フランス産の赤砂糖)の優しい甘さ、ココアのほろ苦さを感じる大人のクッキー。 

昨日作って歯科医のAちゃんとHさんに送り、妹弟のお土産に渡して余った分は私のおやつに。 

コルドンブルーに通ってから、私の作るお菓子はどんどん素朴でシンプルなものになっています。 
学校では、フランス菓子の優美で華やかで芸術的なエッセンスを受け取り、それを自分の中で咀嚼し、写真のような素朴な焼き菓子に到達したのですから、それが本来の私らしさで、それに気づけたことはコルドンブルーに通ったからこそだと思うので無駄なことはないのですよね。 

昨日、小学生時代の担任のA先生からE-MAILを頂きました。 
年賀状のやりとりはありましたが小学校を卒業して以来お会いしたことはありませんでした。 

現在34歳の私ですが、A先生が初めて担任の先生になったのは9歳の頃ですから、ずっと連絡を取り合い関係が続いていることもご縁があるのでしょうね。 

歯科医のAちゃんと唯一同じ担任だったA先生は、幼稚園から大学まで担任してくれた先生の中で一番印象的で思い入れの深い先生です。 

先日母が偶然A先生にお会いして、近くの学校の教頭先生になっていることを聞き、今度会う時に私の作ったお菓子を贈りたいから、お菓子を作って送ってほしいと言われ、やっと時間が作れたので写真のような素朴な焼き菓子を作って送りました。 

写真のほかには、メープルシュガーやチョコチップのクッキー、ウィーン風のバターケーキをプレゼント用に小さなクグロフ型で焼いたもの。 

母は、それを受け取った日にすぐA先生に届けてくださったようで、私の作ったお菓子を召し上がったA先生がお礼のMAILをくださったのです。 

A先生は教育についての本を出版しているほど(確か著書には私とAちゃんのことが実名で書かれていた記憶が…)昔から熱心な先生で本当に多くのことをA先生から学びました。 
勉強以外のことも多く教えて頂きました。 

小学校3年生の時に、努力の持続が大切ということをA先生から学びました。 
先生の信念を黒板の隣に1メートル以上はある大きな紙に、太いマジックで書いてあったのですが、その中の一つが「努力の持続」。 
続けることの大切さと差別をしてはいけないということは、毎日毎日繰り返し教えられたので、このことは大人になってからも思い出しますし、自分の考え方や価値観に大きく影響していると思います。 

当時私は転校生、Aちゃんは病気がちで入院していることが多く、そしてその後Aちゃんは転校してしまい関西で暮らすことになってからも、30過ぎた今でもお友達でいることにはA先生の影響が大きいと思っています。 

A先生のことを思い出し、共に過ごした歯科医のAちゃんのことを思い出し、大人になってから、諦めたら終わりなのだということを教えてくださったHさんのことを思い出した週末でした。 

その思いをお菓子に託し、伝えたい相手に届けることがことができるのは素敵なことだと感じます。 
 

おいしいもの


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