弁松のお赤飯弁当・一段

2009年6月16日 (火)


おやつにお赤飯弁当。
いつもは2段だけれど、今日はおやつだから1段。

ささげのお赤飯は、ご飯に豆の風味が移りにくいので、ささげの量をあずきより多くして、一口食べるごとに必ずささげが入っているような配分でなくてはいけないと思う。

お赤飯にささげを使う人が、小豆より多い量のささげを使う理由が最近わかりました。

小豆のお赤飯は、口の中に小豆が入らなくてもゴマ塩がなくても、ほんのり塩味と小豆の風味がしっかり移ったもち米を食べるだけで、美味しいお赤飯の主張がされている。

でも、私は割と頻繁に弁松のお弁当を買ってしまうということは、ささげのお赤飯の美味しさも認めていて、どちらも美味しいなと思っているのだと思う、無意識に。

多分東京には他にも美味しいお赤飯弁当を売っているお店があるのでしょうねぇ。

自分で美味しいお赤飯が作れるようになってから、売っている美味しいお赤飯を探すことにあまり熱心でなくなってしまったけれど、せっかくここまで研究してきたことですし、もう少し探究心を持ってよそのお赤飯も食べてみようと思っています。

最近よく、仲の良い人に、ご実家のお赤飯ってどんなものでした?と尋ねるのですが、ささげと大納言の存在を知らない人がとても多い。

お赤飯に入っている豆はアズキだと思っている人が多いのです。
料理をしない人や、食べ物にあまり興味がない人、お赤飯を作ったことが一度もない人は、ささげも大納言も普通の小豆も全部アズキだと思っている人が多いことに驚きます。
もちろん形や味の違いは全く知らず。

面白いことに、私の実家のお赤飯は小豆が入っていた、と答えた人のお母様に詳しく尋ねると、小豆ではなくささげを使っていたということがわかったりするのです。

旦那様やお子さんは小豆のお赤飯を食べているつもりでも、実際はささげで作られたお赤飯だったという例は東京や関東に多いです。

まぁ、そんなものですよね。

お赤飯って普通のご家庭では、年に何度かお祝い事があった時にしか食べない特別な存在のようですしね。

私のように、母がごく普通の日に、炊き込みご飯より頻繁にお赤飯を作る人で、大人になってからも月に何度もお赤飯を作る人のほうが珍しいのでしょうねぇ。

私の傍にいる人たちは、こんなに頻繁にお赤飯を食べたことがない!と喜びの声?をあげてくださいます。
近過ぎる関係の家族にいたっては、呆れ顔ですが…

でもお赤飯って美味しいからねっ
これからも、より美味しいお赤飯目指して修業をして、作り続けていきたいと思っています。


おいしいもの


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最終更新:2009年12月08日 16:54