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クイック・ジャパンVol.106」を以下のとおり復元します。
**恋愛禁止上等!センター上等!
 
#image(5AKB-~1.JPG)

表舞台、裏舞台、「そこまでやるか」と常時メンバーを撮影しつづけるカメラ。今まさに公開中の映画
『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』は、
AKB48の栄枯盛衰を一点の曇りもなく描いた、生々しい作品だった。作中のテーマとなるセンター論、
恋愛禁止条例について、篠田麻里子、高橋みなみ、渡辺麻友は何を思うのか。
3名の考える、今のAKB48の存在とは。(聞き手=吉田豪)

※まゆゆのセンター論の部分について抜粋

吉田:そもそも自分がアイドルが憧れたアイドルの世界って、ここまで過酷なもの思ってい
なかったですよね。

渡辺:そうですね。最初はただ憧れだけで入りましたけど、入っていろいろ活動していくに
つれて、つらいこととか大変なこともすごいあって。でも、それを乗り越えなければ次にい
けないので、それはみんな覚悟していると思います。

吉田:今回の映画はセンターの苦悩みたいなものがテーマになってますけど、センターじゃ
なくても苦悩してますよね。渡辺さんの場合はどういう苦悩がありますか?

渡辺:やっぱり前田さんが去年卒業されて、AKBの顔だったわけですから、次のAKBはどうな
るのかって言われて、次世代の若いメンバーがさらに頑張らくちゃいけないし、私も次世代
側に入っているので、次世代としていままでのAKBよりさらに上にいかなくちゃっていう思
いはありますね、やっぱり。そうやって、上り詰めると、さらに大変になっていくんじゃな
いかと思います。

吉田:渡辺さんが思うセンターの条件っていうのはどういうことだと思います?ある雑誌で
同じ質問をぱるる(島崎遙香)がされてて、答えが衝撃だったんですよ。「かわいければそ
れだけでいいんです。あとはふつうでいい」って発言で(笑)。

渡辺:ああ、それ言ってましたね(笑)。ふふふ、たしかにかわいいってことも大事だと思
いますけど、やっぱり真ん中にいるからには、ひときわ輝いているというか。大人数でパッ
と見たときに、その子だけが輝きを放っていて、誰もが認めるような存在がセンターなんじ
ゃないかって。

(中略)

吉田:渡辺さんは、センターに立つと大変なことになると覚悟をした上でそこを目指すわけ
ですよね。

渡辺:はい。すごく大変なことだと思うんですけ、去年、総選挙で二位になって、それまで
センターへの思いはそこまで強いものではなかったんですけど、前田さんが卒業されて、こ
こまで来たらいちばん上に行きたいなって思いが芽生えて、そこから意識するようになりま
した。

吉田:いまのレベルじゃない叩かれ方をされる覚悟はできてます?

渡辺:そうですね。………自分を信じてやれば大丈夫だと思います。

篠田:麻友は大丈夫だと思います。AKBに入ったときから「自分はセンターだ」っていうぐ
らいの強さがあったし、先輩たちにも動じない部分があったので。

高橋:この子は芯が強いんで。すごく強いし、責任感もあるし。めったらこったら弱音は全
然言わないっていうのは見ていて気持ちがいいし、私たちも応援したいなって思うので。そ
こに立っててもすごく安心するし、頑張れって思うんですね。去年の『レコード大賞』のと
き麻友があっちゃんの代わりにセンターで歌ったんですけど、すごい感動してて感極ってる
姿を見て、やっぱり彼女なりにすごい苦労もしてたしプレッシャーもあったっていうのはみ
んな黙っていたけど気づいてはいたから、あの涙を見て、麻友もキツいときあるよねって思
ってちょっと安心しました、人間らしさを垣間見て。

吉田:マユユロイドじゃない、と。どうもありがとうございました。

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