3日目 湖上の城カラート・ジャーバル

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3月6日 7時前に目覚める。ちょっと頭が重く、鼻づまり。完全に花粉症だ。 朝のユーフラテス川を見に行くと、川幅が案外狭い。昨日の夜は暗くて気づかなかった。 歴史の教科書にも出てくる川だけに大河を予想していたのに。 川にかかる橋は通学・通勤の人たちがたくさん。ユーフラテス川を越えて通学って、なんか良いな。 朝のスーク(市場)では羊の解体をしていて、道端に羊の首が並んでいる。 写真撮影はダメらしい。神聖なものなのかも。 昨晩寝る前に地図を見て考えた結果、今日は湖上の城カラート・ジャーベルに行き、そのあと一気にシリア第2の都市アレッポまで行くことにした。移動距離は300キロくらいか? 宿のおっちゃんに聞くとカラート・ジャーベルへは直通のバスは無いらしく、アッサウラという街までバスで行き、そこからはタクシーで行かなくてはならないようだ。 そんなわけで、まずはアッサウラ行きのバスに乗ることにする。 バスターミナルへ行く途中、若い兄ちゃんに話しかけられる。えらく馴れ馴れしく、手をつないで来ようとする。シリアでは男同士で手をつなぐのは普通なのか?英語はほとんど通じないので、なんだか良くわからないうちに、ほほ同士のキスを勝手にして、立ち去って行った。 バスターミナルでバスを待っている間、ベンチで隣に座っていたおじさんと仲良くなる。石油会社に勤めているというおじさんは英語も流暢。
3月6日 7時前に目覚める。ちょっと頭が重く、鼻づまり。完全に花粉症だ。 朝のユーフラテス川を見に行くと、川幅が案外狭い。昨日の夜は暗くて気づかなかった。 歴史の教科書にも出てくる川だけに大河を予想していたのに。 川にかかる橋は通学・通勤の人たちがたくさん。ユーフラテス川を越えて通学って、なんか良いな。 朝のスーク(市場)では羊の解体をしていて、道端に羊の首が並んでいる。 写真撮影はダメらしい。神聖なものなのかも。 昨晩寝る前に地図を見て考えた結果、今日は湖上の城カラート・ジャーバルに行き、そのあと一気にシリア第2の都市アレッポまで行くことにした。移動距離は300キロくらいか? カラート・ジャーバルはユーフラテス川をせき止めてダム湖(アサド湖)を作った際に中心部の建物を残して水没した12世紀の城で、今は湖に浮かぶ廃墟になっている。以前ここに来たことがある友人が絶賛していたので、シリアに来たら絶対に訪ねようと思っていた場所。 宿のおっちゃんに聞くとカラート・ジャーバルへは直通のバスは無いらしく、アッサウラという街までバスで行き、そこからはタクシーで行かなくてはならないようだ。 そんなわけで、まずはアッサウラ行きのバスに乗ることにする。 バスターミナルへ行く途中、若い兄ちゃんに話しかけられる。えらく馴れ馴れしく、手をつないで来ようとする。シリアでは男同士で手をつなぐのは普通なのか?英語はほとんど通じないので、なんだか良くわからないうちに、ほほ同士のキスを勝手にして、立ち去って行った。 バスターミナルでバスを待っている間、ベンチで隣に座っていたおじさんと仲良くなる。石油会社に勤めているというおじさんは英語も流暢。 シリアに来て花粉症の症状が出たという話をしたら、シリアでも花粉症の人はいると言う。さらに石油おじさんは「俺も花粉症だったけど、薬を飲んだら花粉症治っちゃったよ。もう花粉症じゃない。」と言う。本当か?花粉症が根本的に治る薬なんてあるなら俺も欲しいっすわ。 石油おじさんによると、我々が待っているバスはアッサウラ方面には確かに行くが、アッサウラの街には行かないらしい。 マジっすか?チケット買うときにアッサウラに行きたいって言ったのになあ。 でも石油おじさんはアッサウラにある家まで帰るからアッサウラまで一緒に連れてってくれると言う。ここは石油おじさんに頼ろう。 バスに乗り約2時間。どこだかわからないが石油おじさんの言うがまま途中のバスストップで降りて、今度はタクシーと交渉。アッサウラで石油おじさんを降ろしカラート・ジャーベルまで行き、その後アッサウラまで戻ってくる運賃が400SPということで交渉成立。やっぱり現地の石油おじさんがいると交渉もスムーズだ。 二人でタクシーに乗り、石油おじさんはアッサウラの近くで降りていった。後から考えたら、おじさんはタクシー代払わずに降りていったな。ま、いろいろ助けてくれたから良いとしよう。 城への道の途中では検問があり、パスポートを確認された。ダムは重要なインフラ施設だから警備も厳重なのか? 城はアッサウラの街から結構離れた場所にあった。ガイドブックによると10km近くあるらしい。 ようやくダムが見え、さらに小山のようなくねくね道を越えていくと、目の前に湖上の城。岸からは城まで細い道が一本伸びている。 これは美しい。 勇んで城の門まで行くと、なんと門がピッタリと閉まっている。こんな苦労して来て、まさかの閉館日か? 一瞬ガッカリするが、誰かいないか大声で呼んでみると後ろから門番が来て開けてくれた。だれも客が来ないから閉めたままだったらしい。 城の中は日差しが当たらずひんやりとしている。 城の上に出ると周りの湖が見渡せる。 青い空と青い湖面。そしてひたすら静か。 ここに来られただけで、シリアに来た甲斐があると思う。 気分が良いので帰りは城の前に一軒だけある売店でコーラを2本買い、1本はタクシーのドライバーにあげる。 そのままアッサウラのガラージュ(バスターミナル)へ向かう。 ガラージュに着き代金を払おうとしたら、400SPの約束だったのに700SP請求してきた。 せっかく気分よく城から戻ってきたのにな・・。 400SPの約束だったろと突っぱねていたら、バスターミナルにいた周りの人も加勢してくれ、ドライバーは渋々引き下がっていった。 アッサウラから今日泊まろうと思っているアレッポ(シリア第二の都市)までは大型バスがあった。小型ワゴンのセルビスだったらしんどいなと思っていたので良かった。 アレッポには夕方5時くらいに着く。バスを降りて宿を探していたら、男に声をかけられた。コーランをぜひ読んで欲しいと言う。コーランのすばらしさを語って、男は去っていった。イスラム教の勧誘なんて初めて受けた。 宿をどこにしようか迷ったが、安宿として有名(不穏な噂でも有名)なスプリング・フラワー・ホステルにした。 宿の兄ちゃんは無愛想だが、内装は綺麗。シングル400SPなら安い方だ。 アレッポは大都市だけあって街はにぎわっている。すごしやすそうな街だ。 今日は朝デリゾールを出てからほとんど何も食べていないので、宿の近くの食堂で早めの夕食にする。 この店は煮込みが充実。煮込みを3種類(ナス、豆、肉)注文。これはうまい。シリアは煮込み料理が美味いのかも。 夕食後、大モスクへ。ここもダマスカスのウマイヤド・モスク同様、中庭が広い。 建物に入るとちょうど礼拝が始まるところらしく、街の人々が続々と集まってくる。ただし、男ばかり。女性はモスクで礼拝しないものなのかな。 スピーカーからお祈りが流れ始めると、皆が立ったり座ったりお辞儀をしたりと礼拝が始まった。 途中で駆け込んでくる人もいて、「おっと、遅刻しちゃったよ」という感じ。礼拝は日常の一部なんだろうなという印象を受けた。 宿に帰りシャワーを浴びると、お湯の出方がとても悪い。しばらく待ってから再トライしたら少しはマシになったことを考えると、他の部屋でもシャワーを使っていると水量が減るのかも。 宿の近くにはフルーツジュース屋がたくさんあるので、シャワーの後に生グレープフルーツジュースを飲みに行き、部屋でしばらく本を読んで、寝る。

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