黙示録1

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黙示録1 - (2014/10/01 (水) 21:56:25) の編集履歴(バックアップ)



第1章

1節

[これ]イエス・キリストの默示[なり]
即ち、かならず速かに起るべき事を、その僕どもに(あらは)させんとて、神の彼に(あた)へしものなるを、彼その使(つかひ)を僕ヨハネに遣して示し給へるなり。
(口語)イエス・キリストの黙示。この黙示は、神が、すぐにも起るべきことをその僕たちに示すためキリストに与え、そして、キリストが、御使をつかわして、僕ヨハネに伝えられたものである。
(英訳)The revelation of Jesus Christ, which God gave him to show his servants what must soon take place. He made it known by sending his angel to his servant John,

2節

ヨハネは神の(ことば)とイエス・キリストの(あかし)とに()きて、その見しところを(ことご)とく證せり。
(口語)ヨハネは、神の言とイエス・キリストのあかしと、すなわち、自分が見たすべてのことをあかしした。
(英訳)who testifies to everything he saw--that is, the word of God and the testimony of Jesus Christ.

3節

此の預言の言を()む者と之を()きて其の(うなか)(しる)されたることを守る者どもとは幸福(さいはひ)なり、時近ければなり。
(口語)この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。
(英訳)Blessed is the one who reads the words of this prophecy, and blessed are those who hear it and take to heart what is written in it, because the time is near.

4節

ヨハネ[(ふみ)を]アジヤに在る七つの教會(けうくわい)に[贈る]。願はくは今(いま)し、昔在し、後(きた)りたまふ者および其の御座(みくら)の前にある七つの靈、
(口語)ヨハネからアジヤにある七つの教会へ。今いまし、昔いまし、やがてきたるべきかたから、また、その御座の前にある七つの霊から、
(英訳)John, To the seven churches in the province of Asia: Grace and peace to you from him who is, and who was, and who is to come, and from the seven spirits before his throne,

5節

また忠實(ちゅうじつ)なる證人(しょうにん)、死人の(うち)より最先(いやさき)に生れ給ひしもの、地の諸王の君なるイエス・キリストより賜ふ恩惠(めぐみ)と平安と汝らに在らんことを。願はくは我らを愛し、その血をもて我らを罪より解放(ときはな)ち、
(口語)また、忠実な証人、死人の中から最初に生れた者、地上の諸王の支配者であるイエス・キリストから、恵みと平安とが、あなたがたにあるように。わたしたちを愛し、その血によってわたしたちを罪から解放し、
(英訳)and from Jesus Christ, who is the faithful witness, the firstborn from the dead, and the ruler of the kings of the earth. To him who loves us and has freed us from our sins by his blood,

6節

われらを其の父なる神のために國「民」となし祭司となし給へる者に世々(よよ)限りなく榮光(えいくわう)權力(ちから)とあらんことを、アァメン。
(口語)わたしたちを、その父なる神のために、御国の民とし、祭司として下さったかたに、世々限りなく栄光と権力とがあるように、アァメン。
(英訳)and has made us to be a kingdom and priests to serve his God and Father--to him be glory and power for ever and ever! Amen.

7節

視よ、彼は雲の中にありて來りたまふ、諸衆(もろもろ)の目、(こと)に彼を刺したる者これを見ん、かつ地上の諸族(しょぞく)みな彼の(ゆゑ)(なげ)かん、然り、アァメン。
(口語)見よ、彼は、雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに、彼を刺しとおした者たちは、彼を仰ぎ見るであろう。また地上の諸族はみな、彼のゆえに胸を打って嘆くであろう。しかり、アァメン。
(英訳)Look, he is coming with the clouds, and every eye will see him, even those who pierced him; and all the peoples of the earth will mourn because of him. So shall it be! Amen.

8節

今いまし、昔いまし、後きたり給ふ主なる全能の神いひ給ふ『我はアルパなり、オメガなり』
(口語)今いまし、昔いまし、やがてきたるべき者、全能者にして主なる神が仰せになる、「わたしはアルパであり、オメガである」。
(英訳)"I am the Alpha and the Omega," says the Lord God, "who is, and who was, and who is to come, the Almighty."

9節

汝らの兄弟にして汝らと共にイエスの艱難(なやみ)と國と忍耐とに(あづか)る我ヨハネ、神の言とイエスの證との(ため)にパトモスといふ島に在りき。
(口語)あなたがたの兄弟であり、共にイエスの苦難と御国と忍耐とにあずかっている、わたしヨハネは、神の言とイエスのあかしとのゆえに、パトモスという島にいた。
(英訳)I, John, your brother and companion in the suffering and kingdom and patient endurance that are ours in Jesus, was on the island of Patmos because of the word of God and the testimony of Jesus.

10節

われ主日(しゅじつ)御靈(みたま)に感じゐたるに、我が後にラッパのごとき(おほい)なる聲を聞けり。
(口語)ところが、わたしは、主の日に御霊に感じた。そして、わたしのうしろの方で、ラッパのような大きな声がするのを聞いた。
(英訳)On the Lord's Day I was in the Spirit, and I heard behind me a loud voice like a trumpet,

11節

曰く『なんぢの見る所のことを書に録して、エペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、ヒラデルヒヤ、ラオデキヤに在る七つの教會に贈れ』
(口語)その声はこう言った、「あなたが見ていることを書きものにして、それをエペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、ヒラデルヒヤ、ラオデキヤにある七つの教会に送りなさい」。
(英訳)which said: "Write on a scroll what you see and send it to the seven churches: to Ephesus, Smyrna, Pergamum, Thyatira, Sardis, Philadelphia and Laodicea."

12節

われ振反(ふりかへ)りて我に語る聲を見んとし、振反り見れば七つの金の燈臺(とうだい)あり。
(口語)そこでわたしは、わたしに呼びかけたその声を見ようとしてふりむいた。ふりむくと、七つの金の燭台が目についた。
(英訳)I turned around to see the voice that was speaking to me. And when I turned I saw seven golden lampstands,

13節

また燈臺の間に人の子のごとき者ありて足まで垂るる衣を()き、胸に金の(おび)(つか)ね、
(口語)それらの燭台の間に、足までたれた上着を着、胸に金の帯をしめている人の子のような者がいた。
(英訳)and among the lampstands was someone "like a son of man," dressed in a robe reaching down to his feet and with a golden sash around his chest.

14節

その(かしら)頭髮(かみのけ)とは白き毛のごとく雪のごとく白く、その目は焔のごとく、
(口語)そのかしらと髪の毛とは、雪のように白い羊毛に似て真白であり、目は燃える炎のようであった。
(英訳)His head and hair were white like wool, as white as snow, and his eyes were like blazing fire.

15節

その足は()にて燒きたる輝ける眞鍮のごとく、その聲は(おほく)の水の聲のごとし。
(口語)その足は、炉で精錬されて光り輝くしんちゅうのようであり、声は大水のとどろきのようであった。
(英訳)His feet were like bronze glowing in a furnace, and his voice was like the sound of rushing waters.

16節

その右の手に七つの星を持ち、その口より兩刃(もろは)()き劍いで、その顏は(はげ)しく照る日のごとし。
(口語)その右手に七つの星を持ち、口からは、鋭いもろ刃のつるぎがつき出ており、顔は、強く照り輝く太陽のようであった。
(英訳)In his right hand he held seven stars, and out of his mouth came a sharp double-edged sword. His face was like the sun shining in all its brilliance.

17節

我これを見しとき其の足下に倒れて死にたる者の如くなれり。彼その右の手を我に()きて言ひたまふ『(おそ)るな、我は最先なり、最後なり、
(口語)わたしは彼を見たとき、その足もとに倒れて死人のようになった。すると、彼は右手をわたしの上において言った、「恐れるな。わたしは初めであり、終りであり、
(英訳)When I saw him, I fell at his feet as though dead. Then he placed his right hand on me and said: "Do not be afraid. I am the First and the Last.

18節

活ける者なり、われ(かつ)て死にたりしが、視よ、世々限りなく()く。また死と陰府(よみ)との鍵を()てり。
(口語)また、生きている者である。わたしは死んだことはあるが、見よ、世々限りなく生きている者である。そして、死と黄泉とのかぎを持っている。
(英訳)I am the Living One; I was dead, and behold I am alive for ever and ever! And I hold the keys of death and Hades.

19節

されば汝が見しことと今あることと、後に成らんとする事とを録せ、
(口語)そこで、あなたの見たこと、現在のこと、今後起ろうとすることを、書きとめなさい。
(英訳)"Write, therefore, what you have seen, what is now and what will take place later.

20節

即ち汝が見しところの我が右の手にある七つの星と七つの金の燈臺との奧義(おくぎ)なり。七つの星は七つの教會の使にして、七つの燈臺は七つの教會なり。
(口語)あなたがわたしの右手に見た七つの星と、七つの金の燭台との奥義は、こうである。すなわち、七つの星は七つの教会の御使であり、七つの燭台は七つの教会である。
(英訳)The mystery of the seven stars that you saw in my right hand and of the seven golden lampstands is this: The seven stars are the angels of the seven churches, and the seven lampstands are the seven churches.

第2章

1節

エペソに在る教會の使に書きおくれ。「右の手に七つの星を持つ者、七つの金の燈臺の間に歩むもの()く言ふ、
(口語)エペソにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『右の手に七つの星を持つ者、七つの金の燭台の間を歩く者が、次のように言われる。
(英訳)"To the angel of the church in Ephesus write: These are the words of him who holds the seven stars in his right hand and walks among the seven golden lampstands:

2節

われ汝の行爲(おこなひ)(らう)と忍耐とを知る。また汝が惡しき者を忍び得ざることと、自ら使徒と(とな)へて使徒にあらぬ者どもを試みて、その虚僞(いつはり)(者)なるを見あらはししこととを知る。
(口語)わたしは、あなたのわざと労苦と忍耐とを知っている。また、あなたが、悪い者たちをゆるしておくことができず、使徒と自称してはいるが、その実、使徒でない者たちをためしてみて、にせ者であると見抜いたことも、知っている。
(英訳)I know your deeds, your hard work and your perseverance. I know that you cannot tolerate wicked men, that you have tested those who claim to be apostles but are not, and have found them false.

3節

なんぢは忍耐を保ち、我が名のために忍びて()まざりき。
(口語)あなたは忍耐をし続け、わたしの名のために忍びとおして、弱り果てることがなかった。
(英訳)You have persevered and have endured hardships for my name, and have not grown weary.

4節

然れど我なんぢに責むべき所あり、なんぢは(はじめ)の愛を離れたり。
(口語)しかし、あなたに対して責むべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。
(英訳)Yet I hold this against you: You have forsaken your first love.

5節

然れば、なんぢ何處(いづこ)より墜ちしかを思へ、悔改めて初の行爲をなせ、然らずして()し悔改めずば、我なんぢに(いた)り、汝の燈臺を、その(ところ)より取除(とりのぞ)かん。
(口語)そこで、あなたはどこから落ちたかを思い起し、悔い改めて初めのわざを行いなさい。もし、そうしないで悔い改めなければ、わたしはあなたのところにきて、あなたの燭台をその場所から取りのけよう。
(英訳)Remember the height from which you have fallen! Repent and do the things you did at first. If you do not repent, I will come to you and remove your lampstand from its place.

6節

然れど汝に取るべき所あり、汝はニコライ宗の行爲を憎む、我も之を憎むなり。
(口語)しかし、こういうことはある、あなたはニコライ宗の人々のわざを憎んでおり、わたしもそれを憎んでいる。
(英訳)But you have this in your favor: You hate the practices of the Nicolaitans, which I also hate.

7節

耳ある者は御靈の諸教會に言ひ給ふことを聽くべし、勝を得る者には、われ神のパラダイスに在る生命(いのち)の樹の()を食ふことを許さん」
(口語)耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者には、神のパラダイスにあるいのちの木の実を食べることをゆるそう』。
(英訳)He who has an ear, let him hear what the Spirit says to the churches. To him who overcomes, I will give the right to eat from the tree of life, which is in the paradise of God.

8節

スミルナに在る教會の使に書きおくれ。「最先にして最後なる者、死人となりて(また)生きし者、かく言いふ、
(口語)スミルナにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『初めであり、終りである者、死んだことはあるが生き返った者が、次のように言われる。
(英訳)"To the angel of the church in Smyrna write: These are the words of him who is the First and the Last, who died and came to life again.

9節

われ汝の艱難と貧窮(まづしさ)とを知る――されど汝は富める者なり。我はまた自らユダヤ(びと)と稱へてユダヤ人にあらず、サタンの會に()く者より汝が(そしり)を受くるを知る。
(口語)わたしは、あなたの苦難や、貧しさを知っている(しかし実際は、あなたは富んでいるのだ)。また、ユダヤ人と自称してはいるが、その実ユダヤ人でなくてサタンの会堂に属する者たちにそしられていることも、わたしは知っている。
(英訳)I know your afflictions and your poverty--yet you are rich! I know the slander of those who say they are Jews and are not, but are a synagogue of Satan.

10節

なんぢ受けんとする苦難(くるしみ)を懼るな、視よ、惡魔なんぢらを試みんとて、汝らの中の或者(あるもの)(ひとや)に入れんとす。汝ら十日のあひだ患難(なやみ)を受けん、なんぢ死に至るまで忠實なれ、然らば我なんぢに生命の(かんむり)冠冕を與へん。
(口語)あなたの受けようとする苦しみを恐れてはならない。見よ、悪魔が、あなたがたのうちのある者をためすために、獄に入れようとしている。あなたがたは十日の間、苦難にあうであろう。死に至るまで忠実であれ。そうすれば、いのちの冠を与えよう。
(英訳)Do not be afraid of what you are about to suffer. I tell you, the devil will put some of you in prison to test you, and you will suffer persecution for ten days. Be faithful, even to the point of death, and I will give you the crown of life.

11節

耳ある者は御靈の諸教會に言ひ給ふことを聽くべし。勝を得るものは第二の死に(そこな)はるることなし」
(口語)耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者は、第二の死によって滅ぼされることはない』。
(英訳)He who has an ear, let him hear what the Spirit says to the churches. He who overcomes will not be hurt at all by the second death.

12節

ペルガモに在る教會の使に書きおくれ。「兩刃の利き劍を持つもの斯く言ふ、
(口語)ペルガモにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『鋭いもろ刃のつるぎを持っているかたが、次のように言われる。
(英訳)"To the angel of the church in Pergamum write: These are the words of him who has the sharp, double-edged sword.

13節

われ汝なんぢの住むところを知る、彼處(かしこ)にはサタンの座位(くらゐ)あり、汝わが名を保ち、わが忠實なる證人アンテパスが汝等のうち即ちサタンの住む所にて殺されし時も、なほ我を信ずる信仰を棄てざりき。
(口語)わたしはあなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの座がある。あなたは、わたしの名を堅く持ちつづけ、わたしの忠実な証人アンテパスがサタンの住んでいるあなたがたの所で殺された時でさえ、わたしに対する信仰を捨てなかった。
(英訳)I know where you live--where Satan has his throne. Yet you remain true to my name. You did not renounce your faith in me, even in the days of Antipas, my faithful witness, who was put to death in your city--where Satan lives.

14節

然れど我なんぢに責むべき一二の事あり、汝の中にバラムの教を保つ者どもあり、バラムはバラクに教へ、彼をしてイスラエルの子孫の前に躓物(つまづき)を置かしめ、偶像に献げし物を(くら)はせ、かつ淫行をなさしめたり。
(口語)しかし、あなたに対して責むべきことが、少しばかりある。あなたがたの中には、現にバラムの教を奉じている者がある。バラムは、バラクに教え込み、イスラエルの子らの前に、つまずきになるものを置かせて、偶像にささげたものを食べさせ、また不品行をさせたのである。
(英訳)Nevertheless, I have a few things against you: You have people there who hold to the teaching of Balaam, who taught Balak to entice the Israelites to sin by eating food sacrificed to idols and by committing sexual immorality.

15節

斯くのごとく汝らの中にもニコライ宗の教を保つ者あり。
(口語)同じように、あなたがたの中には、ニコライ宗の教を奉じている者もいる。
(英訳)Likewise you also have those who hold to the teaching of the Nicolaitans.

16節

さらば悔改めよ、(しか)らずば我すみやかに汝に到り、わが口の劍にて彼らと(たたか)はん。
(口語)だから、悔い改めなさい。そうしないと、わたしはすぐにあなたのところに行き、わたしの口のつるぎをもって彼らと戦おう。
(英訳)Repent therefore! Otherwise, I will soon come to you and will fight against them with the sword of my mouth.

17節

耳ある者は御靈の諸教會に言ひ給ふことを聽くべし、勝を得る者には我かくれたるマナを與へん、また受くる者の外、たれも知らざる新しき名を録したる白き石を與へん」
(口語)耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者には、隠されているマナを与えよう。また、白い石を与えよう。この石の上には、これを受ける者のほかだれも知らない新しい名が書いてある』。
(英訳)He who has an ear, let him hear what the Spirit says to the churches. To him who overcomes, I will give some of the hidden manna. I will also give him a white stone with a new name written on it, known only to him who receives it.

18節

テアテラに在る教會の使に書きおくれ。「目は焔のごとく、足は輝ける眞鍮の如くなる神の子、かく言ふ、
(口語)テアテラにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『燃える炎のような目と光り輝くしんちゅうのような足とを持った神の子が、次のように言われる。
(英訳)"To the angel of the church in Thyatira write: These are the words of the Son of God, whose eyes are like blazing fire and whose feet are like burnished bronze.

19節

われ汝の行爲および汝の愛と信仰と(つとめ)と忍耐とを知る、又なんぢの初の行爲よりは後の行爲の多きことを知る。
(口語)わたしは、あなたのわざと、あなたの愛と信仰と奉仕と忍耐とを知っている。また、あなたの後のわざが、初めのよりもまさっていることを知っている。
(英訳)I know your deeds, your love and faith, your service and perseverance, and that you are now doing more than you did at first.

20節

されど我なんぢに責むべき所あり、汝はかの自ら預言者と稱へて我が僕を教へ惑し、淫行をなさしめ、偶像に献げし物ものを食はしむる女イゼベルを()れおけり。
(口語)しかし、あなたに対して責むべきことがある。あなたは、あのイゼベルという女を、そのなすがままにさせている。この女は女預言者と自称し、わたしの僕たちを教え、惑わして、不品行をさせ、偶像にささげたものを食べさせている。
(英訳)Nevertheless, I have this against you: You tolerate that woman Jezebel, who calls herself a prophetess. By her teaching she misleads my servants into sexual immorality and the eating of food sacrificed to idols.

21節

我かれに悔改むる(をり)を與ふれど、その淫行を悔改むることを欲せず。
(口語)わたしは、この女に悔い改めるおりを与えたが、悔い改めてその不品行をやめようとはしない。
(英訳)I have given her time to repent of her immorality, but she is unwilling.

22節

視よ、我かれを(とこ)に投げ入れん、又かれと共に姦淫を行ふ者も、その行爲を悔改めずば、大なる患難に投げ入れん。
(口語)見よ、わたしはこの女を病の床に投げ入れる。この女と姦淫する者をも、悔い改めて彼女のわざから離れなければ、大きな患難の中に投げ入れる。
(英訳)So I will cast her on a bed of suffering, and I will make those who commit adultery with her suffer intensely, unless they repent of her ways.

23節

又かれの子供を打ち殺さん、(かく)てもろもろの教會は、わが人の(むらと)と心とを究むる者なるを知るべし、我は汝等おのおのの行爲に隨ひて報いん。
(口語)また、この女の子供たちをも打ち殺そう。こうしてすべての教会は、わたしが人の心の奥底までも探り知る者であることを悟るであろう。そしてわたしは、あなたがたひとりびとりのわざに応じて報いよう。
(英訳)I will strike her children dead. Then all the churches will know that I am he who searches hearts and minds, and I will repay each of you according to your deeds.

24節

我この他のテアテラの人にして未だかの教を受けず、(かれらの)所謂サタンの深きところを知らぬ汝らに斯くいふ、我ほかの重きを汝らに負せじ。
(口語)また、テアテラにいるほかの人たちで、まだあの女の教を受けておらず、サタンの、いわゆる「深み」を知らないあなたがたに言う。わたしは別にほかの重荷を、あなたがたに負わせることはしない。
(英訳)Now I say to the rest of you in Thyatira, to you who do not hold to her teaching and have not learned Satan's so-called deep secrets (I will not impose any other burden on you):

25節

ただ汝等はその有つところを我が到らん時まで保て。
(口語)ただ、わたしが来る時まで、自分の持っているものを堅く保っていなさい。
(英訳)Only hold on to what you have until I come.

26節

勝を得て(をはり)に至るまで我が命ぜしことを守る者には、諸國の民を治むる權威(けんゐ)を與へん。
(口語)勝利を得る者、わたしのわざを最後まで持ち続ける者には、諸国民を支配する権威を授ける。
(英訳)To him who overcomes and does my will to the end, I will give authority over the nations--

27節

彼は(てつ)の杖をもて之を治め、土の器を(くだ)くが如くならん、我が父より我が受けたる權威のごとし。
(口語)彼は鉄のつえをもって、ちょうど土の器を砕くように、彼らを治めるであろう。それは、わたし自身が父から権威を受けて治めるのと同様である。
(英訳)`He will rule them with an iron scepter; he will dash them to pieces like pottery' -- just as I have received authority from my Father.

28節

我また彼に(あけ)の明星を與へん。
(口語)わたしはまた、彼に明けの明星を与える。
(英訳)I will also give him the morning star.

29節

耳ある者は御靈の諸教會に言ひ給ふことを聽くべし」
(口語)耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』。
(英訳)He who has an ear, let him hear what the Spirit says to the churches.

第3章

1節

サルデスに在る教會の使に書きおくれ。神の七つの靈と七つの星とを持つ者かく言ふ、われ汝の行爲を知る、汝は生くる名あれど死にたる者なり。
(口語)サルデスにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『神の七つの霊と七つの星とを持つかたが、次のように言われる。わたしはあなたのわざを知っている。すなわち、あなたは、生きているというのは名だけで、実は死んでいる。
(英訳)"To the angel of the church in Sardis write: These are the words of him who holds the seven spirits of God and the seven stars. I know your deeds; you have a reputation of being alive, but you are dead.

2節

なんぢ目を(さま)し、殆ど死なんとする(のこり)のものを堅うせよ、我なんぢの行爲のわが神の前に(まった)からぬを見とめたり。
(口語)目をさましていて、死にかけている残りの者たちを力づけなさい。わたしは、あなたのわざが、わたしの神のみまえに完全であるとは見ていない。
(英訳)Wake up! Strengthen what remains and is about to die, for I have not found your deeds complete in the sight of my God.

3節

然れば汝の如何に受けしか、如何に聽きしかを思ひいで、之を守りて悔改めよ。もし目を覺さずば、盜人のごとく我きたらん、汝わが何れの時とき(汝に)きたるかを知らざるべし。
(口語)だから、あなたが、どのようにして受けたか、また聞いたかを思い起して、それを守りとおし、かつ悔い改めなさい。もし目をさましていないなら、わたしは盗人のように来るであろう。どんな時にあなたのところに来るか、あなたには決してわからない。
(英訳)Remember, therefore, what you have received and heard; obey it, and repent. But if you do not wake up, I will come like a thief, and you will not know at what time I will come to you.

4節

然れどサルデスにて衣を汚さぬもの數名あり、彼らは白き衣を著て我とともに歩まん、斯くするに相應(ふさは)しき者なればなり。
(口語)しかし、サルデスにはその衣を汚さない人が、数人いる。彼らは白い衣を着て、わたしと共に歩みを続けるであろう。彼らは、それにふさわしい者である。
(英訳)Yet you have a few people in Sardis who have not soiled their clothes. They will walk with me, dressed in white, for they are worthy.

5節

勝を得る者は斯のごとく白き衣を著せられん、我その名を生命の書より消し落さず、我が父のまへと御使の前とにてその名を言ひあらはさん。
(口語)勝利を得る者は、このように白い衣を着せられるのである。わたしは、その名をいのちの書から消すようなことを、決してしない。また、わたしの父と御使たちの前で、その名を言いあらわそう。
(英訳)He who overcomes will, like them, be dressed in white. I will never blot out his name from the book of life, but will acknowledge his name before my Father and his angels.

6節

耳ある者ものは御靈の諸教會に言ひ給ふことを聽くべし」
(口語)耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』。
(英訳)He who has an ear, let him hear what the Spirit says to the churches.

7節

ヒラデルヒヤにある教會の使に書きおくれ。「聖なるもの眞なる者、ダビデの鍵を持ちて、開けば閉づる者なく、閉づれば開く者なき者かく言ふ、
(口語)ヒラデルヒヤにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『聖なる者、まことなる者、ダビデのかぎを持つ者、開けばだれにも閉じられることがなく、閉じればだれにも開かれることのない者が、次のように言われる。
(英訳)"To the angel of the church in Philadelphia write: These are the words of him who is holy and true, who holds the key of David. What he opens no one can shut, and what he shuts no one can open.

8節

われ汝の行爲を知る、視よ、我なんぢの前に開けたる門を置く、これを閉ぢ得る者なし。汝すこしの力ありて我が言を守り、我が名を否まざりき。
(口語)わたしは、あなたのわざを知っている。見よ、わたしは、あなたの前に、だれも閉じることのできない門を開いておいた。なぜなら、あなたには少ししか力がなかったにもかかわらず、わたしの言葉を守り、わたしの名を否まなかったからである。
(英訳)I know your deeds. See, I have placed before you an open door that no one can shut. I know that you have little strength, yet you have kept my word and have not denied my name.

9節

視よ、我サタンの會、すなはち自らユダヤ人と稱へてユダヤ人にあらず、ただ虚僞をいふ者の中より或者をして汝の足下に來り(はい)せしめ、わが汝を愛せしことを知らしめん。
(口語)見よ、サタンの会堂に属する者、すなわち、ユダヤ人と自称してはいるが、その実ユダヤ人でなくて、偽る者たちに、こうしよう。見よ、彼らがあなたの足もとにきて平伏するようにし、そして、わたしがあなたを愛していることを、彼らに知らせよう。
(英訳)I will make those who are of the synagogue of Satan, who claim to be Jews though they are not, but are liars--I will make them come and fall down at your feet and acknowledge that I have loved you.

10節

汝わが忍耐の言を守りし故に、我なんぢを守りて、地に住む者どもを試むるために全世界に來らんとする試錬(こころみ)のときに免れしめん。
(口語)忍耐についてのわたしの言葉をあなたが守ったから、わたしも、地上に住む者たちをためすために、全世界に臨もうとしている試錬の時に、あなたを防ぎ守ろう。
(英訳)Since you have kept my command to endure patiently, I will also keep you from the hour of trial that is going to come upon the whole world to test those who live on the earth.

11節

われ速かに來らん、汝の有つものを守りて、汝の冠冕を人に奪はれざれ。
(口語)わたしは、すぐに来る。あなたの冠がだれにも奪われないように、自分の持っているものを堅く守っていなさい。
(英訳)I am coming soon. Hold on to what you have, so that no one will take your crown.

12節

われ勝を得る者を我が神の聖所(せいじょ)の柱とせん、彼は再び外に出でざるべし、又かれの上に、わが神の名および我が神の都、すなはち天より我が神より(くだ)る新しきエルサレムの名と、我が新しき名とを書き記るさん。
(口語)勝利を得る者を、わたしの神の聖所における柱にしよう。彼は決して二度と外へ出ることはない。そして彼の上に、わたしの神の御名と、わたしの神の都、すなわち、天とわたしの神のみもとから下ってくる新しいエルサレムの名と、わたしの新しい名とを、書きつけよう。
(英訳)Him who overcomes I will make a pillar in the temple of my God. Never again will he leave it. I will write on him the name of my God and the name of the city of my God, the new Jerusalem, which is coming down out of heaven from my God; and I will also write on him my new name.

13節

耳ある者は御靈の諸教會に言ひ給ふことを聽くべし」
(口語)耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』。
(英訳)He who has an ear, let him hear what the Spirit says to the churches.

14節

ラオデキヤに在る教會の使に書きおくれ。「アァメンたる者、忠實なる眞なる證人、神の造り給ふものの本源たる者かく言ふ、
(口語)ラオデキヤにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『アァメンたる者、忠実な、まことの証人、神に造られたものの根源であるかたが、次のように言われる。
(英訳)"To the angel of the church in Laodicea write: These are the words of the Amen, the faithful and true witness, the ruler of God's creation.

15節

われ汝の行爲を知る、なんぢは冷かにもあらず熱きにもあらず、我はむしろ汝が冷かならんか、熱からんかを願ふ。
(口語)わたしはあなたのわざを知っている。あなたは冷たくもなく、熱くもない。むしろ、冷たいか熱いかであってほしい。
(英訳)I know your deeds, that you are neither cold nor hot. I wish you were either one or the other!

16節

かく熱きにもあらず、冷かにもあらず、ただ微温(ぬるき)が故に、我なんぢを我が口より吐き(いだ)さん。
(口語)このように、熱くもなく、冷たくもなく、なまぬるいので、あなたを口から吐き出そう。
(英訳)So, because you are lukewarm--neither hot nor cold--I am about to spit you out of my mouth.

17節

なんぢ、我は富めり、(ゆたか)なり、乏しき所なしと言ひて、己が惱める者・憐むべき者・貧しき者・盲目(めしひ)なる者・裸なる者たるを知らざれば、
(口語)あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、なんの不自由もないと言っているが、実は、あなた自身がみじめな者、あわれむべき者、貧しい者、目の見えない者、裸な者であることに気がついていない。
(英訳)You say, `I am rich; I have acquired wealth and do not need a thing.' But you do not realize that you are wretched, pitiful, poor, blind and naked.

18節

我なんぢに(すす)む、なんぢ我より火にて()りたる金を買ひて富め、白き衣を買ひて身に纏ひ、なんぢの裸體(はだか)の恥を(あらは)さざれ、眼藥(めぐすり)を買ひて汝の目に塗り、見ることを得よ。
(口語)そこで、あなたに勧める。富む者となるために、わたしから火で精錬された金を買い、また、あなたの裸の恥をさらさないため身に着けるように、白い衣を買いなさい。また、見えるようになるため、目にぬる目薬を買いなさい。
(英訳)I counsel you to buy from me gold refined in the fire, so you can become rich; and white clothes to wear, so you can cover your shameful nakedness; and salve to put on your eyes, so you can see.

19節

凡てわが愛する者は、我これを戒め、之を(こら)す。この故に、なんぢ(はげ)みて悔改めよ。
(口語)すべてわたしの愛している者を、わたしはしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって悔い改めなさい。
(英訳)Those whom I love I rebuke and discipline. So be earnest, and repent.

20節

視よ、われ戸の外に立ちて叩く、人もし我が聲を聞きて戸を開かば、我その内に入りて彼とともに食し、彼もまた我とともに食せん。
(口語)見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしはその中にはいって彼と食を共にし、彼もまたわたしと食を共にするであろう。
(英訳)Here I am! I stand at the door and knock. If anyone hears my voice and opens the door, I will come in and eat with him, and he with me.

21節

勝を得る者には我とともに我が座位に坐することを許さん、我の勝を得しとき、我が父とともに其の御座に坐したるが如し。
(口語)勝利を得る者には、わたしと共にわたしの座につかせよう。それはちょうど、わたしが勝利を得てわたしの父と共にその御座についたのと同様である。
(英訳)To him who overcomes, I will give the right to sit with me on my throne, just as I overcame and sat down with my Father on his throne.

22節

耳ある者は御靈の諸教會に言ひ給ふことを聽くべし」』
(口語)耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』」。
(英訳)He who has an ear, let him hear what the Spirit says to the churches."

第4章

1節

この後、われ見しに、視よ、天に開けたる門あり。初に我に語るを聞きしラッパのごとき聲いふ『ここに登れ、我この後おこるべき事を汝に示さん』
(口語)その後、わたしが見ていると、見よ、開いた門が天にあった。そして、さきにラッパのような声でわたしに呼びかけるのを聞いた初めの声が、「ここに上ってきなさい。そうしたら、これから後に起るべきことを、見せてあげよう」と言った。
(英訳)After this I looked, and there before me was a door standing open in heaven. And the voice I had first heard speaking to me like a trumpet said, "Come up here, and I will show you what must take place after this."

2節

直ちに、われ御靈に感ぜしが、視よ、天に御座設けあり。
(口語)すると、たちまち、わたしは御霊に感じた。見よ、御座が天に設けられており、その御座にいますかたがあった。
(英訳)At once I was in the Spirit, and there before me was a throne in heaven with someone sitting on it.

3節

その御座に坐したまふ者あり、その坐し給ふものの(さま)は碧玉・赤瑪瑙のごとく、かつ御座の周圍(まはり)には緑玉のごとき虹ありき。
(口語)その座にいますかたは、碧玉や赤めのうのように見え、また、御座のまわりには、緑玉のように見えるにじが現れていた。
(英訳)And the one who sat there had the appearance of jasper and carnelian. A rainbow, resembling an emerald, encircled the throne.

4節

また御座のまはりに二十四の座位ありて、二十四人の長老、白き衣を纏ひ、(かうべ)に金の冠冕を戴きて、その座位に坐せり。
(口語)また、御座のまわりには二十四の座があって、二十四人の長老が白い衣を身にまとい、頭に金の冠をかぶって、それらの座についていた。
(英訳)Surrounding the throne were twenty-four other thrones, and seated on them were twenty-four elders. They were dressed in white and had crowns of gold on their heads.

5節

御座より數多(あまた)電光(いなづま)と聲と雷霆(いかづち)と出づ。また御座の前に燃えたる七つの燈火あり、これ神の七つの靈なり。
(口語)御座からは、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴とが、発していた。また、七つのともし火が、御座の前で燃えていた。これらは、神の七つの霊である。
(英訳)From the throne came flashes of lightning, rumblings and peals of thunder. Before the throne, seven lamps were blazing. These are the seven spirits of God.

6節

御座のまへに水晶に似たる玻璃の海あり。御座の中央と御座の周圍とに四つの活物(いきもの)ありて前も後も數々の目にて滿()ちたり。
(口語)御座の前は、水晶に似たガラスの海のようであった。御座のそば近くそのまわりには、四つの生き物がいたが、その前にも後にも、一面に目がついていた。
(英訳)Also before the throne there was what looked like a sea of glass, clear as crystal. In the center, around the throne, were four living creatures, and they were covered with eyes, in front and in back.

7節

第一の活物は獅子のごとく、第二の活物は牛のごとく、第三の活物は(かほ)のかたち人のごとく、第四の活物は飛ぶ鷲のごとし。
(口語)第一の生き物はししのようであり、第二の生き物は雄牛のようであり、第三の生き物は人のような顔をしており、第四の生き物は飛ぶわしのようであった。
(英訳)The first living creature was like a lion, the second was like an ox, the third had a face like a man, the fourth was like a flying eagle.

8節

この四つの活物おのおの六つの翼あり、翼の内も外も數々の目にて滿ちたり、(ひる)も夜も絶間なく言ふ、『聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、昔在まし、今在まし、後來りたまふ主たる全能の神』
(口語)この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その翼のまわりも内側も目で満ちていた。そして、昼も夜も、絶え間なくこう叫びつづけていた、「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、全能者にして主なる神。昔いまし、今いまし、やがてきたるべき者」。
(英訳)Each of the four living creatures had six wings and was covered with eyes all around, even under his wings. Day and night they never stop saying: "Holy, holy, holy is the Lord God Almighty, who was, and is, and is to come."

9節

この活物ら、御座に坐し世々限りなく活きたまふ者に榮光と尊崇(たうとき)とを()し、感謝する[時](毎に)、
(口語)これらの生き物が、御座にいまし、かつ、世々限りなく生きておられるかたに、栄光とほまれとを帰し、また、感謝をささげている時、
(英訳)Whenever the living creatures give glory, honor and thanks to him who sits on the throne and who lives for ever and ever,

10節

二十四人の長老、御座に坐したまふ者のまへに伏し、世々限りなく活きたまふ者を拜し、おのれの冠冕を御座のまへに投げ(いだ)して言ふ、
(口語)二十四人の長老は、御座にいますかたのみまえにひれ伏し、世々限りなく生きておられるかたを拝み、彼らの冠を御座のまえに、投げ出して言った、
(英訳)the twenty-four elders fall down before him who sits on the throne, and worship him who lives for ever and ever. They lay their crowns before the throne and say:

11節

『我らの主なる神よ、榮光と尊崇と能力(ちから)とを受け給ふは(うべ)なり。(そは)汝は萬物(ばんもつ)を造りたまひ、萬物は御意(みこころ)によりて(そん)し、かつ造られた(ればな)り』
(口語)「われらの主なる神よ、あなたこそは、栄光とほまれと力とを受けるにふさわしいかた。あなたは万物を造られました。御旨によって、万物は存在し、また造られたのであります」。
(英訳)"You are worthy, our Lord and God, to receive glory and honor and power, for you created all things, and by your will they were created and have their being."

第5章

1節

我また御座に坐し給ふ者の右の手に、卷物(まきもの)のあるを見たり、その裏表に文字あり、七つの印をもて封ぜらる。
(口語)わたしはまた、御座にいますかたの右の手に、巻物があるのを見た。その内側にも外側にも字が書いてあって、七つの封印で封じてあった。
(英訳)Then I saw in the right hand of him who sat on the throne a scroll with writing on both sides and sealed with seven seals.

2節

また大聲に『卷物を開きてその封印を解くに相應しき者は(たれ)ぞ』と呼はる強き御使ひを見たり。
(口語)また、ひとりの強い御使が、大声で、「その巻物を開き、封印をとくのにふさわしい者は、だれか」と呼ばわっているのを見た。
(英訳)And I saw a mighty angel proclaiming in a loud voice, "Who is worthy to break the seals and open the scroll?"

3節

然るに天にも地にも、地の下にも、卷物を開きて之を見得る者なかりき。
(口語)しかし、天にも地にも地の下にも、この巻物を開いて、それを見ることのできる者は、ひとりもいなかった。
(英訳)But no one in heaven or on earth or under the earth could open the scroll or even look inside it.

4節

卷物を開き、これを見るに相應しき者の見えざりしに()りて、我いたく泣きゐたりしに、
(口語)巻物を開いてそれを見るのにふさわしい者が見当らないので、わたしは激しく泣いていた。
(英訳)I wept and wept because no one was found who was worthy to open the scroll or look inside.

5節

長老の一人われに言ふ『泣くな、視よ、ユダの(やから)の獅子、ダビデの萠蘗(ひこばえ)、すでに勝を得て卷物とその七つの封印とを開き得るなり』
(口語) すると、長老のひとりがわたしに言った、「泣くな。見よ、ユダ族のしし、ダビデの若枝であるかたが、勝利を得たので、その巻物を開き七つの封印を解くことができる」。
(英訳)Then one of the elders said to me, "Do not weep! See, the Lion of the tribe of Judah, the Root of David, has triumphed. He is able to open the scroll and its seven seals."

6節

我また御座および四つの活物と長老たちとの間に、屠られたるが如き羔羊(こひつじ)の立てるを見たり、之に七つの角と七つの目とあり、この目は全世界に遣されたる神の七つの靈なり。
(口語)わたしはまた、御座と四つの生き物との間、長老たちの間に、ほふられたとみえる小羊が立っているのを見た。それに七つの角と七つの目とがあった。これらの目は、全世界につかわされた、神の七つの霊である。
(英訳)Then I saw a Lamb, looking as if it had been slain, standing in the center of the throne, encircled by the four living creatures and the elders. He had seven horns and seven eyes, which are the seven spirits of God sent out into all the earth.

7節

かれ來りて御座に坐したまふ者の右の手より[卷物を]受けたり。
(口語)小羊は進み出て、御座にいますかたの右の手から、巻物を受けとった。
(英訳)He came and took the scroll from the right hand of him who sat on the throne.

8節

卷物を受けたるとき四つの活物および二十四人の長老、おのおの立琴(たてごと)と香の滿ちたる金の鉢とをもちて、羔羊の前に平伏せり、此の香は聖徒の祈祷(いのり)なり。
(口語)巻物を受けとった時、四つの生き物と二十四人の長老とは、おのおの、立琴と、香の満ちている金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖徒の祈である。
(英訳)And when he had taken it, the four living creatures and the twenty-four elders fell down before the Lamb. Each one had a harp and they were holding golden bowls full of incense, which are the prayers of the saints.

9節

斯て新しき歌を謳ひて言ふ、なんぢは卷物を受け、その封印を解くに相應しきなり、(そは)汝は屠られ、その血をもて諸種の族・國語(くにことば)・民・國の中より[人々を]神のために買ひ、
(口語)彼らは新しい歌を歌って言った、「あなたこそは、その巻物を受けとり、封印を解くにふさわしいかたであります。あなたはほふられ、その血によって、神のために、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から人々をあがない、
(英訳)And they sang a new song: "You are worthy to take the scroll and to open its seals, because you were slain, and with your blood you purchased men for God from every tribe and language and people and nation.

10節

之を我らの神のために國[民]となし、祭司となし給[へ](ひたれ)ばなり。彼らは地の上に王となるべし』
(口語)わたしたちの神のために、彼らを御国の民とし、祭司となさいました。彼らは地上を支配するに至るでしょう」。
(英訳)You have made them to be a kingdom and priests to serve our God, and they will reign on the earth."

11節

我また見しに、御座と活物と長老たちとの周圍にをる多くの御使の聲を聞けり。その數、千々萬々にして、
(口語)さらに見ていると、御座と生き物と長老たちとのまわりに、多くの御使たちの声が上がるのを聞いた。その数は万の幾万倍、千の幾千倍もあって、
(英訳)Then I looked and heard the voice of many angels, numbering thousands upon thousands, and ten thousand times ten thousand. They encircled the throne and the living creatures and the elders.

12節

大聲にいふ『屠られ給ひし羔羊こそ、能力と富と知慧と勢威(いきほひ)と尊崇と榮光と讃美とを受くるに相應しけれ』、
(口語)大声で叫んでいた、「ほふられた小羊こそは、力と、富と、知恵と、勢いと、ほまれと、栄光と、さんびとを受けるにふさわしい」。
(英訳)In a loud voice they sang: "Worthy is the Lamb, who was slain, to receive power and wealth and wisdom and strength and honor and glory and praise!"

13節

我また天に、地に、地の下に、海にある(よろづ)の造られたる物、また凡てその中にある物の云へるを聞けり。曰く『願はくは御座に坐し給ふものと羔羊とに、讃美と尊崇と榮光と權力と世々限りなくあらん事を』
(口語)またわたしは、天と地、地の下と海の中にあるすべての造られたもの、そして、それらの中にあるすべてのものの言う声を聞いた、「御座にいますかたと小羊とに、さんびと、ほまれと、栄光と、権力とが、世々限りなくあるように」。
(英訳)Then I heard every creature in heaven and on earth and under the earth and on the sea, and all that is in them, singing: "To him who sits on the throne and to the Lamb be praise and honor and glory and power, for ever and ever!"

14節

四つの活物はアァメンと言ひ、長老たちは平伏して拜せり。
(口語)四つの生き物はアァメンと唱え、長老たちはひれ伏して礼拝した。
(英訳)The four living creatures said, "Amen," and the elders fell down and worshiped.

第6章

1節

羔羊その七つの封印の一つを解き給ひし時、われ見しに、四つの活物の一つが雷霆のごとき聲して『來れ』と言ふを聞けり。
(口語)小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。
(英訳)I watched as the Lamb opened the first of the seven seals. Then I heard one of the four living creatures say in a voice like thunder, "Come!"

2節

また見しに、視よ、白き馬あり、之に()るもの弓を持ち、かつ冠冕を與へられ、勝ちて復勝たんとて出でゆけり。
(口語)そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。
(英訳)I looked, and there before me was a white horse! Its rider held a bow, and he was given a crown, and he rode out as a conqueror bent on conquest.

3節

第二の封印を解き給ひたれば、第二の活物の『來れ』と言ふを聞けり。
(口語)小羊が第二の封印を解いた時、第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。
(英訳)When the Lamb opened the second seal, I heard the second living creature say, "Come!"

4節

斯て赤き馬いで來り、これに乘るもの地より平和を奪ひ取ることと人をして(たがひ)に殺さしむる事とを許され、また大なる劍を與へられたり。
(口語)すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた。
(英訳)Then another horse came out, a fiery red one. Its rider was given power to take peace from the earth and to make men slay each other. To him was given a large sword.

5節

第三の封印を解き給ひたれば、第三の活物の『來れ』と言いふを聞けり。われ見しに、視よ、黒き馬あり、之に乘るもの手に權衝(はかり)を持てり。
(口語)また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。
(英訳)When the Lamb opened the third seal, I heard the third living creature say, "Come!" I looked, and there before me was a black horse! Its rider was holding a pair of scales in his hand.

6節

斯て、われ四つの活物の間より出づるごとき聲を聞けり。曰く『小麥(こむぎ)五合は一デナリ、大麥(おほむぎ)一升五合は一デナリなり、油と葡萄酒とを害ふな』
(口語)すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」。
(英訳)Then I heard what sounded like a voice among the four living creatures, saying, "A quart of wheat for a day's wages, and three quarts of barley for a day's wages, and do not damage the oil and the wine!"

7節

第四の封印を解き給ひたれば、第四の活物の『來れ』と言ふを聞けり。
(口語)小羊が第四の封印を解いた時、第四の生き物が「きたれ」と言う声を、わたしは聞いた。
(英訳)When the Lamb opened the fourth seal, I heard the voice of the fourth living creature say, "Come!"

8節

われ見しに、視よ、青ざめたる馬あり、之に乘る者の名を死といひ、陰府これに隨ふ、かれらは地の四分の一を支配し、劍と饑饉と死と地の(けおの)とをもて人を殺すことを許されたり。
(口語)そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。
(英訳)I looked, and there before me was a pale horse! Its rider was named Death, and Hades was following close behind him. They were given power over a fourth of the earth to kill by sword, famine and plague, and by the wild beasts of the earth.

9節

第五の封印を解き給ひたれば、()つて神の言のため、又その立てし證のために殺されし者ものの靈魂(たましひ)の祭壇の下に在るを見たり。
(口語)小羊が第五の封印を解いた時、神の言のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た。
(英訳)When he opened the fifth seal, I saw under the altar the souls of those who had been slain because of the word of God and the testimony they had maintained.

10節

彼ら大聲に呼はりて言ふ『聖にして(まこと)なる主よ、何時まで(さば)かずして地に住む者に我らの血の復讐をなし給はぬか』
(口語)彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。
(英訳)They called out in a loud voice, "How long, Sovereign Lord, holy and true, until you judge the inhabitants of the earth and avenge our blood?"

11節

(ここ)におのおの白き衣を與へられ、かつ己等のごとく殺されんとする同じ僕たる者と兄弟との數の滿つるまで、なほ暫く安んじて待つべきを言聞けられたり。
(口語)すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、それから、「彼らと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された。
(英訳)Then each of them was given a white robe, and they were told to wait a little longer, until the number of their fellow servants and brothers who were to be killed as they had been was completed.

12節

第六の封印を解き給ひし時、われ見しに、大なる地震ありて日は荒き毛布のごとく黒く、月は全面血の如くなり、
(口語)小羊が第六の封印を解いた時、わたしが見ていると、大地震が起って、太陽は毛織の荒布のように黒くなり、月は全面、血のようになり、
(英訳)I watched as he opened the sixth seal. There was a great earthquake. The sun turned black like sackcloth made of goat hair, the whole moon turned blood red,

13節

天の星は無花果の樹の大風に搖られて生後(なりおくれ)()の落つるごとく地におち、
(口語)天の星は、いちじくのまだ青い実が大風に揺られて振り落されるように、地に落ちた。
(英訳)and the stars in the sky fell to earth, as late figs drop from a fig tree when shaken by a strong wind.

14節

天は卷物を()くごとく去りゆき、山と島とは悉とくその處を移されたり。
(口語)天は巻物が巻かれるように消えていき、すべての山と島とはその場所から移されてしまった。
(英訳)The sky receded like a scroll, rolling up, and every mountain and island was removed from its place.

15節

地の王たち・大臣・將校・富める者・強き者・奴隷・自主の人みな(ほら)と山の巖間(いはま)とに(かく)れ、
(口語)地の王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、ほら穴や山の岩かげに、身をかくした。
(英訳)Then the kings of the earth, the princes, the generals, the rich, the mighty, and every slave and every free man hid in caves and among the rocks of the mountains.

16節

山と(いは)とに(むか)ひて言ふ『請ふ我らの上に墜ちて御座に坐したまふ者の御顏(みかほ)より、羔羊の怒より、我らを隱せ。
(口語)そして、山と岩とにむかって言った、「さあ、われわれをおおって、御座にいますかたの御顔と小羊の怒りとから、かくまってくれ。
(英訳)They called to the mountains and the rocks, "Fall on us and hide us from the face of him who sits on the throne and from the wrath of the Lamb!

17節

そは御怒りの大なる日既に來ればなり。誰か立つことを得ん』
(口語)御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか」。
(英訳)For the great day of their wrath has come, and who can stand?"

第7章

1節

この後、われ四人の御使(みつかひ)の地の四隅に立つを見たり、彼らは地の四方の風を引止めて、地にも海にも、諸種の樹にも風を吹かせざりき。
(口語)この後、わたしは四人の御使が地の四すみに立っているのを見た。彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、吹きつけないようにしていた。
(英訳)After this I saw four angels standing at the four corners of the earth, holding back the four winds of the earth to prevent any wind from blowing on the land or on the sea or on any tree.

2節

また他の一人の御使の、いける神の印を持ちて日の出づる(かた)より登るを見たり、かれ地と海とを害ふ(けん)を與へられたる四人の御使にむかひ、大聲に呼はりて言ふ、
(口語)また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、大声で叫んで言った、
(英訳)Then I saw another angel coming up from the east, having the seal of the living God. He called out in a loud voice to the four angels who had been given power to harm the land and the sea:

3節

『われらが我らの神の僕の額に印するまでは、地をも海をも樹をも害ふな』
(口語)「わたしたちの神の僕らの額に、わたしたちが印をおしてしまうまでは、地と海と木とをそこなってはならない」。
(英訳)"Do not harm the land or the sea or the trees until we put a seal on the foreheads of the servants of our God."

4節

われ印せられたる者の數を聽きしに、イスラエルの子等のもろもろの族の中にて印せられたるもの[合せて]十四萬四千あり。
(口語)わたしは印をおされた者の数を聞いたが、イスラエルの子らのすべての部族のうち、印をおされた者は十四万四千人であった。
(英訳)Then I heard the number of those who were sealed: 144,000 from all the tribes of Israel.

5節

ユダの族の中にて一萬二千印せられ、ルベンの族の中にて一萬二千、ガドの族の中にて一萬二千、
(口語)ユダの部族のうち、一万二千人が印をおされ、ルベンの部族のうち、一万二千人、ガドの部族のうち、一万二千人、
(英訳)From the tribe of Judah 12,000 were sealed, from the tribe of Reuben 12,000, from the tribe of Gad 12,000,

6節

アセルの族の中にて一萬二千、ナフタリの族の中にて一萬二千、マナセの族の中にて一萬二千、
(口語)アセルの部族のうち、一万二千人、ナフタリの部族のうち、一万二千人、マナセの部族のうち、一万二千人、
(英訳)from the tribe of Asher 12,000, from the tribe of Naphtali 12,000, from the tribe of Manasseh 12,000,

7節

シメオンの族の中にて一萬二千、レビの族の中にて一萬二千、イサカルの族の中にて一萬二千、
(口語)シメオンの部族のうち、一万二千人、レビの部族のうち、一万二千人、イサカルの部族のうち、一万二千人、
(英訳)from the tribe of Simeon 12,000, from the tribe of Levi 12,000, from the tribe of Issachar 12,000,

8節

ゼブルンの族の中にて一萬二千、ヨセフの族の中にて一萬二千、ベニヤミンの族の中にて一萬二千印せられたり。
(口語)ゼブルンの部族のうち、一万二千人、ヨセフの部族のうち、一万二千人、ベニヤミンの部族のうち、一万二千人が印をおされた。
(英訳)from the tribe of Zebulun 12,000, from the tribe of Joseph 12,000, from the tribe of Benjamin 12,000.

9節

この後われ見しに、視よ、もろもろの國・族・民・國語の中より、誰も數へつくすこと能はぬ大なる群衆、しろき衣を纏ひて手に棕梠(しゅろ)の葉をもち御座と羔羊との前に立ち、
(口語)その後、わたしが見ていると、見よ、あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、数えきれないほどの大ぜいの群衆が、白い衣を身にまとい、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立ち、
(英訳)After this I looked and there before me was a great multitude that no one could count, from every nation, tribe, people and language, standing before the throne and in front of the Lamb. They were wearing white robes and were holding palm branches in their hands.

10節

大聲に呼はりて言ふ、『(すくひ)は御座に坐したまふ我らの神と羔羊とにこそ在れ』
(口語)大声で叫んで言った、「救は、御座にいますわれらの神と小羊からきたる」。
(英訳)And they cried out in a loud voice: "Salvation belongs to our God, who sits on the throne, and to the Lamb."

11節

御使みな御座および長老たちと四つの活物との周圍に立ちて御座の前に平伏し神を拜して言ふ、
(口語)御使たちはみな、御座と長老たちと四つの生き物とのまわりに立っていたが、御座の前にひれ伏し、神を拝して言った、
(英訳)All the angels were standing around the throne and around the elders and the four living creatures. They fell down on their faces before the throne and worshiped God,

12節

『アァメン、讃美・榮光・知慧・感謝・尊貴(たふとき)・能力・勢威・世々限りなく我らの神にあれ、アァメン』
(口語)「アァメン、さんび、栄光、知恵、感謝、ほまれ、力、勢いが、世々限りなく、われらの神にあるように、アァメン」。
(英訳)saying: "Amen! Praise and glory and wisdom and thanks and honor and power and strength be to our God for ever and ever. Amen!"

13節

長老たちの一人われに向ひて言ふ『この白き衣を著たるは如何なる者にして何處より來りしか』
(口語)長老たちのひとりが、わたしにむかって言った、「この白い衣を身にまとっている人々は、だれか。また、どこからきたのか」。
(英訳)Then one of the elders asked me, "These in white robes--who are they, and where did they come from?"

14節

我いふ『わが主よ、なんぢ知れり』かれ言ふ『かれらは大なる患難より出できたり、羔羊の血に己が衣を洗ひて白くしたる者なり。
(口語)わたしは彼に答えた、「わたしの主よ、それはあなたがご存じです」。すると、彼はわたしに言った、「彼らは大きな患難をとおってきた人たちであって、その衣を小羊の血で洗い、それを白くしたのである。
(英訳)I answered, "Sir, you know." And he said, "These are they who have come out of the great tribulation; they have washed their robes and made them white in the blood of the Lamb.

15節

この故に神の御座の前にありて、晝も夜もその聖所にて神に(つか)ふ。御座に坐したまふ者は彼らの上に幕屋(まくや)を張り給ふべし。
(口語)それだから彼らは、神の御座の前におり、昼も夜もその聖所で神に仕えているのである。御座にいますかたは、彼らの上に幕屋を張って共に住まわれるであろう。
(英訳)Therefore, "they are before the throne of God and serve him day and night in his temple; and he who sits on the throne will spread his tent over them.

16節

彼らは重ねて飢ゑず、重ねて渇かず、日も熱も彼らを侵すことなし。
(口語)彼らは、もはや飢えることがなく、かわくこともない。太陽も炎暑も、彼らを侵すことはない。
(英訳)Never again will they hunger; never again will they thirst. The sun will not beat upon them, nor any scorching heat.

17節

御座の前にいます羔羊は彼らを(ぼく)して生命の水の泉にみちびき、神は彼らの目より凡ての涙を拭ひ給ふべければなり』
(口語)御座の正面にいます小羊は彼らの牧者となって、いのちの水の泉に導いて下さるであろう。また神は、彼らの目から涙をことごとくぬぐいとって下さるであろう」。
(英訳)For the Lamb at the center of the throne will be their shepherd; he will lead them to springs of living water. And God will wipe away every tear from their eyes."

第8章

1節

第七の封印を解き給ひたれば、()おほよ{凡}そ半時のあひだ天靜なりき。
(口語)小羊が第七の封印を解いた時、半時間ばかり天に静けさがあった。
(英訳)When he opened the seventh seal, there was silence in heaven for about half an hour.

2節

われ神の前に立てる七人の御使を見たり、彼らは七つのラッパを與へられたり。
(口語)それからわたしは、神のみまえに立っている七人の御使を見た。そして、七つのラッパが彼らに与えられた。
(英訳)And I saw the seven angels who stand before God, and to them were given seven trumpets.

3節

また他の一人の御使、金の香爐(かうろ)を持ちきたりて祭壇の前に立ち、多くの香を與へられたり。これは凡ての聖徒の祈に加へて御座の前なる金の香壇の上に献げんためなり。
(口語)また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈に加えて、御座の前の金の祭壇の上にささげるためのものであった。
(英訳)Another angel, who had a golden censer, came and stood at the altar. He was given much incense to offer, with the prayers of all the saints, on the golden altar before the throne.

4節

(しか)して香の煙、御使の手より聖徒たちの祈とともに神の前に上れり。
(口語)香の煙は、御使の手から、聖徒たちの祈と共に神のみまえに立ちのぼった。
(英訳)The smoke of the incense, together with the prayers of the saints, went up before God from the angel's hand.

5節

御使その香爐をとり之に祭壇の火を盛りて地に投げたれば、數多の雷霆と聲と電光と、また地震おこれり。
(口語)御使はその香炉をとり、これに祭壇の火を満たして、地に投げつけた。すると、多くの雷鳴と、もろもろの声と、いなずまと、地震とが起った。
(英訳)Then the angel took the censer, filled it with fire from the altar, and hurled it on the earth; and there came peals of thunder, rumblings, flashes of lightning and an earthquake.

6節

ここに七つのラッパをもてる七人の御使これを吹く(そなへ)をなせり。
(口語)そこで、七つのラッパを持っている七人の御使が、それを吹く用意をした。
(英訳)Then the seven angels who had the seven trumpets prepared to sound them.

7節

第一の御使ラッパを吹きしに、血の混りたる雹と火とありて、地にふりくだり、地の三分の一燒け失せ、樹の三分の一燒け失せ、もろもろの青草燒け失せたり。
(口語)第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、血のまじった雹と火とがあらわれて、地上に降ってきた。そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。
(英訳)The first angel sounded his trumpet, and there came hail and fire mixed with blood, and it was hurled down upon the earth. A third of the earth was burned up, a third of the trees were burned up, and all the green grass was burned up.

8節

第二の御使ラッパを吹きしに、火にて燃ゆる大なる山の如きもの海に投げ入れられ、海の三分の一血に(へん)じ、
(口語)第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして、海の三分の一は血となり、
(英訳)The second angel sounded his trumpet, and something like a huge mountain, all ablaze, was thrown into the sea. A third of the sea turned into blood,

9節

海の中の造られたる生命あるものの三分の一死に、船の三分の一滅びたり。
(口語)海の中の造られた生き物の三分の一は死に、舟の三分の一がこわされてしまった。
(英訳)a third of the living creatures in the sea died, and a third of the ships were destroyed.

10節

第三の御使ラッパを吹きしに、燈火のごとく燃ゆる大なる星天より()ちきたり、川の三分の一と水の源泉(みなもと)との上におちたり。
(口語)第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。
(英訳)The third angel sounded his trumpet, and a great star, blazing like a torch, fell from the sky on a third of the rivers and on the springs of water--

11節

この星の名は苦艾(にがよもぎ)といふ。水の三分の一は苦艾となり、水の苦くなりしに因りて多くの人死にたり。
(口語)この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ。
(英訳)the name of the star is Wormwood. A third of the waters turned bitter, and many people died from the waters that had become bitter.

12節

第四の御使ラッパを吹きしに、日の三分の一と月の三分の一と星の三分の一と撃たれて、その三分の一は暗くなり、晝も三分の一は光なく、夜も(また)おなじ。
(口語)第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。
(英訳)The fourth angel sounded his trumpet, and a third of the sun was struck, a third of the moon, and a third of the stars, so that a third of them turned dark. A third of the day was without light, and also a third of the night.

13節

また見しに一つの鷲の中空(なかぞら)を飛とび、大なる聲して言ふを聞けり。曰く『地に住める者どもは禍害(わざはひ)なるかな、禍害なるかな、禍害なるかな、尚なほほかに三人さんにんの御使みつかひの吹ふかんとするラッパの聲こゑあるに因よりてなり』
(口語)また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。
(英訳)As I watched, I heard an eagle that was flying in midair call out in a loud voice: "Woe! Woe! Woe to the inhabitants of the earth, because of the trumpet blasts about to be sounded by the other three angels!"

第9章

1節

第五の御使ラッパを吹きしに、われ一つの星の天より地に隕ちたるを見たり。この星は底なき(あな)の鍵を與へられたり。
(口語)第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
(英訳)The fifth angel sounded his trumpet, and I saw a star that had fallen from the sky to the earth. The star was given the key to the shaft of the Abyss.

2節

斯て底なき坑を開きたれば、大なる爐の煙のごとき煙、坑より立ちのぼり日も空も坑の煙にて暗くなれり。
(口語)そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。
(英訳)When he opened the Abyss, smoke rose from it like the smoke from a gigantic furnace. The sun and sky were darkened by the smoke from the Abyss.

3節

煙の中より蝗地上に出でて、地の蝎のもてる力のごとき力を與へられ、
(口語)その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。
(英訳)And out of the smoke locusts came down upon the earth and were given power like that of scorpions of the earth.

4節

地の草、すべての青きもの又すべての樹を害ふことなく、ただ額に神の印なき人をのみ害ふことを命ぜられたり。
(口語)彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。
(英訳)They were told not to harm the grass of the earth or any plant or tree, but only those people who did not have the seal of God on their foreheads.

5節

されど彼らを殺すことを許されず、五月(いつつき)のあひだ苦しむることを許さる、その苦痛(くるしみ)は蝎に刺されたる苦痛のごとし。
(口語)彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。
(英訳)They were not given power to kill them, but only to torture them for five months. And the agony they suffered was like that of the sting of a scorpion when it strikes a man.

6節

このとき人々、死を求むとも見出さず、死なんと欲すとも死は逃げ去るべし。
(口語)その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
(英訳)During those days men will seek death, but will not find it; they will long to die, but death will elude them.

7節

かの蝗の形は戰爭(いくさ)の爲に(そな)へたる馬のごとく、(かしら)には金に似たる冠冕の如きものあり、顏は人の顏のごとく、
(口語)これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、
(英訳)The locusts looked like horses prepared for battle. On their heads they wore something like crowns of gold, and their faces resembled human faces.

8節

之に女の頭髮のごとき頭髮あり、()は獅子の齒のごとし。
(口語)また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。
(英訳)Their hair was like women's hair, and their teeth were like lions' teeth.

9節

また鐵の胸當(むねあて)のごとき胸當あり、その翼の音は軍車(いくさぐるま)の轟くごとく、多くの馬の戰鬪(たたかひ)に馳せゆくが如し。
(口語)また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。
(英訳)They had breastplates like breastplates of iron, and the sound of their wings was like the thundering of many horses and chariots rushing into battle.

10節

また蝎のごとき尾ありて之に刺あり、この尾に五月のあひだ人を害ふ力あり。
(口語)その上、さそりのような尾と針とを持っている。その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。
(英訳)They had tails and stings like scorpions, and in their tails they had power to torment people for five months.

11節

この蝗に王あり。底なき所の使にして名をヘブル語にてアバドンと云ひ、ギリシヤ語にてアポルオンと云ふ。
(口語)彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。
(英訳)They had as king over them the angel of the Abyss, whose name in Hebrew is Abaddon, and in Greek, Apollyon.

12節

第一の禍害すぎ去れり、視よ、此の後なほ二つの禍害きたらん。
(口語)第一のわざわいは、過ぎ去った。見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
(英訳)The first woe is past; two other woes are yet to come.

13節

第六の御使ラッパを吹きしに、神の前なる金の香壇の四つの角より(一つの)聲ありて、
(口語)第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、
(英訳)The sixth angel sounded his trumpet, and I heard a voice coming from the horns of the golden altar that is before God.

14節

ラッパを持てる第六の御使に『大なるユウフラテ川の(ほとり)に繋がれをる四人の御使を解き放て』と言ふを聞けり。
(口語)ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。
(英訳)It said to the sixth angel who had the trumpet, "Release the four angels who are bound at the great river Euphrates."

15節

斯てその時、その日、その月、その年に至りて、人の三分の一を殺さん爲に備へられたる四人の御使は、解き放たれたり。
(口語)すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。
(英訳)And the four angels who had been kept ready for this very hour and day and month and year were released to kill a third of mankind.

16節

騎兵の數は二億なり、我その數を聞けり。
(口語)騎兵隊の数は二億であった。わたしはその数を聞いた。
(英訳)The number of the mounted troops was two hundred million. I heard their number.

17節

われ幻影(まぼろし)にてその馬と之に乘る者とを見しに彼らは火・煙・硫黄の色したる胸當を著く。馬の頭は獅子の頭のごとくにて、その口よりは火と煙と硫黄と出づ。
(口語)そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが、出ていた。
(英訳)The horses and riders I saw in my vision looked like this: Their breastplates were fiery red, dark blue, and yellow as sulfur. The heads of the horses resembled the heads of lions, and out of their mouths came fire, smoke and sulfur.

18節

この三つの苦痛、すなはち其の口より出づる火と煙と硫黄とに因りて人の三分の一殺されたり。
(口語)この三つの災害、すなわち、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一は殺されてしまった。
(英訳)A third of mankind was killed by the three plagues of fire, smoke and sulfur that came out of their mouths.

19節

馬の力はその口とその尾とにあり、その尾は蛇の如くにして頭あり、之をもて人を害ふなり。
(口語)馬の力はその口と尾とにある。その尾はへびに似ていて、それに頭があり、その頭で人に害を加えるのである。
(英訳)The power of the horses was in their mouths and in their tails; for their tails were like snakes, having heads with which they inflict injury.

20節

これらの苦痛にて殺されざりし(のこり)の人々は、おのが手の業を悔改ためずして、なほ惡鬼を拜し、見ること、聞くこと、歩むこと能はぬ金・銀・銅・石・木の偶像を拜せり、
(口語)これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金、銀、銅、石、木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。
(英訳)The rest of mankind that were not killed by these plagues still did not repent of the work of their hands; they did not stop worshiping demons, and idols of gold, silver, bronze, stone and wood--idols that cannot see or hear or walk.

21節

又その殺人(ひとごろし)咒術(まじわざ)・淫行・竊盜(ぬすみ)を悔改ためざりき。
(口語)また、彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった。
(英訳)Nor did they repent of their murders, their magic arts, their sexual immorality or their thefts.

第10章

1節


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