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GIMPで矢印を描く方法 - (2014/07/05 (土) 14:16:29) のソース

最終更新 : 2014/07/05

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**方法その1: テキストツールを使って、矢印の文字を打ち込む

-テキストツールで、「→」「←」「↑」「↓」等の文字を打つだけ。簡単。
-標準状態で使える。スクリプトの導入等、面倒臭いことをしなくて済む。
-矢印の形が決まっているが、フォント種類を変更すれば多少は形を選べる。
-テキストからパスを作成すれば、自由度が上がる。
--(パスは、回転・拡大しても輪郭線が荒れないし、境界線描画や塗り潰しもできる。)
-そのままでは上下左右しか向きが無いが、パスを作成して回転させれば、向きは自由に変えられる。

参考ページ : [[Gimp: 手っ取り早くシンプルな矢印を描く方法 | anobota>http://haraita9283.blog98.fc2.com/blog-entry-26.html]]

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**方法その2: 矢印ブラシを使う

-ブラシツールにして、矢印の形をしたブラシを選んでクリックするだけ。簡単。
-元がビットマップ画像なので、拡大縮小回転をすると輪郭その他が荒れる。見た目が汚くなる。

ブラシをダウンロードできるサイト:
-[[GIMPブラシダウンロード(矢印) | GIMP始めの一歩>http://gimphajime.web.fc2.com/gimporbrush2.html]]
-[[Gimphelp homepage>http://www.gimphelp.org/]] ... ページ右側の「BRUSHES」の下、「Arrow ~」と名前のついているものがソレ。

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**方法その3: スクリプトを使う

***スクリプトの導入方法
-.py の場合は、C:\ユーザー\ユーザー名\.gimp-2.6\plug-ins\ 以下にコピーする。(Windows7の場合)
-.scm の場合は、C:\ユーザー\ユーザー名\.gimp-2.6\scripts\ 以下にコピーする。(Windows7の場合)

***path-arrow-heads
スクリプト入手先:
[[path-arrow-heads | GIMP Plugin Registry>http://registry.gimp.org/node/25946]]
[[Gimp Path Tools by Ofnuts>http://gimp-path-tools.sourceforge.net/decorations.shtml]]
[[Ofnuts' Gimp path tools - Browse /scripts at SourceForge.net>http://sourceforge.net/projects/gimp-path-tools/files/scripts/]]

-path-arrow-heads-0.0.py をダウンロードして所定フォルダにコピーする。
-Python-fuが動作する環境が必要。
-曲がった矢印が描ける。
-矢先部分のパスを作るだけなので、どんな描画をするかはユーザの自由。くっきりした矢印が描ける。
-矢印完成までの操作手順がちょっと多いかもしれない。

****操作方法
+パスを作成する。
+パスウインドウで右クリック → Decorate → Arrow heads を選択。
+矢印の矢先部分のみのパスが作成される。
+「パスに沿って描画」をすれば、矢先・矢印の線が描ける。

#image(make_arrow_by_gimp_type_a.png,title=path-arrow-heads操作手順)

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***arrow.scm
スクリプト入手先: [[Draw arrow | GIMP Plugin Registry>http://registry.gimp.org/node/20269]]

-arrow.scm をダウンロードして所定フォルダにコピーする。
-Script-fuで描かれているので、スクリプトを所定のフォルダにコピーするだけで使える。(Python-fuが動作しなくても使える)
-直線の矢印しか描けない。
-ブラシを使って描画するので、矢印の端が丸くなる。

****操作方法
+パスを作成する。
+ツール → 矢印を選択。
+パスに沿って矢印が描画される。

#image(make_arrow_by_gimp_type_b.png,title=arrow.scm操作手順)

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***make-arrow-path-python.py

-[[make-arrow-path-python.py.txt>http://www34.atwiki.jp/mieki256/pub/make-arrow-path-python.py.txt]]をダウンロードして、make-arrow-path-python.py にリネーム。所定フォルダにコピーする。
-[[ソース内容>make-arrow-path-python.py.txt]]
-Python-fuが動作する環境が必要。
-幅の太い矢印が描ける。
-パス作成 or レイヤー追加して矢印を描画するかを選べる。
-角度の指定が数値入力なので、直観的ではない。
-フィルタ→Misc→Make Arrow py で呼び出す。
-注意事項 : GIMP-2.6上では動作しますが、GIMP-2.8では角度が反映されず、必ず0度(上向き)の結果になるようです。

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***Arrow Designer
[[GIMP Arrow Designer>http://shallowsky.com/software/gimp/arrowdesigner/]]

-Python-fuが動作する環境が必要。
-事前に矩形選択ツールで範囲を指定しておくことで、矢印を描く範囲を指定する。
-フィルタ → 下塗り → Arrow designer で呼び出す。
-矩形選択をした後、ブラシツールを選択しておいてから呼び出さないと、線が描画されない?

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***ArrowsCreator
[[Plug-in: ArrowsCreator-0.1-en.py | GIMP Plugin Registry>http://registry.gimp.org/node/25980]]

-Python-fuが動作する環境が必要。
-Plugins-Python → Tools→ Arrow creator で呼び出す。
-使い方は不明。パスツールで矢先が描けるようではあるが、矢印の線その他は何で指定するのか…?

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***sg-arrow-stroke-path
[[SG Arrow Stroke Path – GIMP Scripts>http://gimpscripts.com/2013/06/arrow-stroke-path/]]
[[GIMP Script-fu: sg-arrow-stroke-path>http://chiselapp.com/user/saulgoode/repository/script-fu/wiki?name=sg-arrow-stroke-path]]

-事前にパスを作成しておいて、編集 → Arrow Stroke Path を選ぶと、前景色で矢印を描画してくれる。
-パスのハンドルで、矢印の角度や大きさを指定する。

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**おまけ : Python-fuの導入方法について

以下のページが参考になるかもしれず。

[[Windows版GIMPにPythonをインストールする方法 | Eglantyne2 画像遊び>http://eglantyne2.net/graphics/2202-install_python_windows_gimp.html]]
[[Installing Python for GIMP 2.6 (Windows) ? Tutorials ? gimpusers.com>http://www.gimpusers.com/tutorials/install-python-for-gimp-2-6-windows]]

要するに、Python 2.6 と PyGTK all-in-one-installer をインストールしてから、GIMPの再インストールをすればいいのかな…?

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**動作確認環境

-Windows7 x64
-GIMP 2.6.11