MS chassis

ノーズ、センター、テールの3つのユニットで構成され、プロペラシャフトを廃止した
(その代わりピニオン、カウンター、スパー各ギヤが2つづつある)ダイレクトドライブシステムを採用し
シャフトが両側に伸びている専用のモーターを使い、前後対称な駆動中枢をもつのが特徴。
ダイレクトドライブシステムを採用したことにより、旧シャーシと比べ圧倒的な駆動効率を誇る。
これはセンターシャーシの中央に駆動系部品の配置を集中させることで、
走行中のシャーシのねじれによるバックラッシュの変化(≒抵抗の増大)を最小限にしていることも一役買っていると思われる。
MS用ギヤも参照

また、ミニ四駆シャーシの中では最も重いが、その分高い剛性を誇り、かつ前述の駆動効率の良さが十二分に速度を補う。
精度も最初期のセンターユニットを除いてどれも高く、初心者でも安心して使えるシャーシ。
三分割されている分、従来のシャーシよりも高いカスタマイズ性を誇る。
それを生かしたオプションパーツも豊富。
2009年5月発売の軽量センターシャーシセット(スモーク)さえあればGUPのみですべて組みあがってしまうあたり笑える
(まぁ透明素材の実用性はさておいて・・・)

ダッシュ系モーターがハイパーダッシュ1種類しかないのが難点だが、このシャーシの駆動効率の高さはそのハンデをも克服する。
しっかりセッティングしてやれば、ハイパーダッシュでもパワー・スプリントダッシュを搭載した旧シャーシと互角以上に戦えるのである。


センターシャーシ
モーター、電池、カウンターギヤなどの車体の中核を構成するユニット。まさに心臓部。
またバンパーレスユニットを使う場合、フロント、リヤ共にこのユニットに直接ローラーステーを設置するような形になる。
ノーマル、軽量タイプともシャーシ中央部が背骨のようにシャーシ強度の中心を担うような設計となっている。
そのため、電池ケースのあたりを多少肉抜きしても十分な強度が確保されている(特に強化ギヤカバーを使う場合)。
中には軽量化とトレッドを狭めるための措置として電池ケースをごっそり切り取る人も。

ちなみにセンターユニットは幅が広いため、大径ホイールではトレッドが制限される。
旧シャーシの大径ホイール(特にアバンテ系)を使うと、リヤタイヤが電池ボックス辺りで接触するので注意。
大径ライトウェイトホイールセットなどはpro用に調整されているので安心して買っていい。
(逆に旧シャーシにとりつけるとトレッドが広がる点には注意)

ノーマルシャーシ
ミニ四駆PROシリーズの標準シャーシ。
初期の1、2番金型ではギヤがシャーシに干渉する問題があったが、現在の3、4番金型では解消されている。
店頭で確認させてもらえるようなら中身を見せてもらい、フロント側ギヤケースの底のほうを見てみよう。
ピニオンギヤの真下やや左に金型番号が刻印されている。
スイッチ部品が小さく、モーター交換の際スイッチを紛失しやすいので注意。

TRFワークスJr.リミテッドに付属のものはグラスファイバー強化タイプとなっている。

軽量シャーシ
従来のセンターシャーシに比べ、10%軽量化したもの。
そのほか、新形状エアインテークの追加、スイッチ部品の大型化がなされた。
また、ノーマルシャーシではターミナルが外れやすかったが、軽量シャーシではロック機能が加わり、外れにくく改良された。
元はGUPであるが、アバンテMk3ネロでは標準シャーシとして採用されている。限定キットにも採用されている場合が多い。
バッテリーを押し出すためのパッド部分を切り取ればさらに軽量化できる。
この部分はシャーシ強度に殆ど寄与してない上、前述の通りセンターシャーシは中央部さえ強度を確保してやれば問題ない。

欠点としては、材質がノーマルより柔らかい為かはずれが多い。
最悪はずれを引いた場合、ギヤがシャーシに干渉することがある。
モーター交換の際、スイッチが落ちやすいのも注意。

MSシャーシEVO.1に付属のものはグラスファイバー強化タイプ。


ノーズユニット
前輪、スパーギヤなどのフロント側駆動系統とともに、(N-03をのぞいて)フロントバンパーを構成するユニット。
フロントバンパーはコーナーやLCで真っ先に衝撃を受け止めるため、旧シャーシを超える頑丈なものが設置されている。
フロントバンパーにはVSシャーシと同じ位置にねじ穴があり、汎用性が高いのも特徴。

N-01
ニバンテまでのミニ四駆PRO初期マシンや、完成車に多く採用されたもの。
バンパーの強度はどの旧シャーシより高い。
バンパー形状がパチ四駆っぽいので、敬遠される傾向にある。

TRFワークスJr.リミテッドに付属のものはグラスファイバー強化タイプ。

N-02
ニマンタ以降採用されているタイプで、現在主流のもの。最近の完成車にも採用されている。
バンパー形状がVSシャーシベースになったが、強度はN-01同様高い。

GUP N-02・T-01強化ユニットとMSシャーシEVO.1に付属のものはグラスファイバー強化タイプ。

N-03
フロントバンパーを省いたノーズユニット。
MSは鳥居や井桁など、元からあるバンパーを切り取ってFRPでバンパーを自作することが多かったが、このユニットはそれを商品化した形。
バンパーが無くすっきりしているため、ディスプレイ用途の際にも使う。
バンパーを設置する場合、FRPサブプレートセットなどの各種FRPプレートを使って工夫しよう(FRP&アルミワイドプレート各種も参照)
ただし、そのまま取り付けるとスラストが完全に0になってしまう。これはフロントローラーには致命的。
なので、ローラーを取り付けるメインのFRPステーにパッケージなどを切り取ってはさんであげよう。

また、スパーギヤを挟み込むように5mmのプラベアリングが設置されていて、
これを520ベアリング(GUPで言うMS用ギヤベアリング)に置き換えることで簡単に抵抗抜きが出来る。
ただし、ノーマル状態だとスパーギヤのブレを抑えるためシャーシの一部が接触するようになっているので、
そこを削ってクリアランスを広げてやるといい。
GUPなので別売り。
ちなみに限定品でLEDユニットも存在するが、スモーク(半透明)素材を使っている為に強度が低いので、実戦使用は控えた方が良い。
ただし、ノーマルタイプでもLED装着用の穴が開いている。LEDを取り付けたい場合はLEDユニットを参考にするといい。


テールユニット(T-02は欠番)
後輪、スパーギヤなどのリヤ側駆動系統とともに、(T-03をのぞいて)リヤローラーステーを構成するユニット。

T-01
現在主流のもの。
リヤステーはフロントバンパー以上にねじ穴があり、汎用性が高いのも特徴。
バンパー強度はフロントと比べると弱いが、リヤということで気にするレベルではない。
そもそも一体成型式ということもあり、旧シャーシのどのプラ製リヤステーよりも強度は高い。
また、FRPプレートを取り付ければ十分強度が確保できる。
ただ、Xシャーシ用FRPリヤステーに規格を合わせたためか、後方にローラーベースが広がりすぎる感がある。
そのためFRPステーを二点でねじ止めすれば十分に強度を確保できることもあり、
軽量化とローラーベースを自由に設定する目的でよくカットされている。

TRFワークスJr,リミテッド、GUP N-02・T-01強化ユニット、MSシャーシEVO.1に付属のものはグラスファイバー強化タイプ。

T-03
リヤバンパーを省いたテールユニット。
前述の通りT-01はフロント以上にバンパーをカットされることが多かったため、こちらもN-03同様それを商品化した形。
N-03同様ディスプレイ用途のほか、FRPでバンパーを自作する際に使う。スパーギヤ周りもN-03と同様、520が装着可能で手軽に抵抗抜きが出来る。
ただし、ノーマル状態だとスパーギヤのブレを抑えるためシャーシの一部が接触するようになっているので、
そこを削ってクリアランスを広げてやるといい。
GUPなので別売り。
ちなみにLEDユニットも存在するが、スモークを使っている為に強度が低いので実戦使用は控えた方が良い。




グラスファイバー強化素材について
ノーマルのABS素材より剛性(硬さ)を高めているが、割れやすいという意見もある。
恐らくABS樹脂やスチロール樹脂とグラスファイバーは相性が悪いのだろう(半分異物が混入しているような状態かもしれない)
逆に言えば、グラスファイバーのマトリクス(母材)としてABSやスチロールは不適切なのかもしれない。
最初に採用されたのはTRFワークスJr.リミテッドで、後にN-02及びT-01がGUPになったが、その他の限定キットにも標準装備されているものがある。

ポリカーボネイト強化素材について
グラスファイバーより剛性は落ちたが、その反面耐久性に優れていると言われている。
今のところ一部の限定キットの標準装備のみで、GUP化されていない。