ハンバーガー (hamburger) とは、ひき肉(主に牛肉)を薄い円形に固めて(ミートパティという)焼いたハンバーグを、同じく円形に成形して2つ割にしたパン(バンズという)にはさみ込んだ料理。サンドイッチの一種である。ちなみにパンの上部を「クラウン」、下部を「ヒール」という。
アメリカ合衆国を代表する国民食であり、外食産業(ファーストフード)の一つとして世界中にフランチャイズ展開がなされている。ハンバーグとともに、レタス、トマト、タマネギ、ピクルス、チーズなどをパンにはさみ込み、ケチャップ、マスタード、マヨネーズなどで味付けし、手づかみで食べる。付け合せとして、じゃがいもを細く刻んで油で揚げたフレンチフライが添えられることが多い。
現在では、パンの代わりにご飯やレタスを用いたものや、肉の代わりに大豆タンパクなどを用いたベジタリアンのための「ヴェジーバーガー」(Veggie burger)などチェーン店によって多種多様なメニューが用意されている。
なお、日本ではハンバーガーバンに鶏肉や魚のフライ、焼肉、コロッケなどを挟んだサンドイッチのことも「~バーガー」と呼称されることがある。これは、back formation(逆形成)と呼ばれる言語学的現象(-burger の接尾辞化)であり、英語としてはまったく通用しない用法である。