一見平和にも見えるこの王国。しかし、その平和は一部の人を蹴落とすことで安定を保っている偽りのものだった。政府の方針をよく思わなかったり逆らったりする者は、どんな理由であろうと拘束し、処罰する。正に治安維持的な国家として成り立っていた。
それらは全て
姫君の命令であり、その執行は主に
王国ギルドが行っている。ギルドに所属する者達は、政府に逆らうものは「国を脅かす危険因子」と教わっているため、それを信じて疑わないでいる者、気付いた上でそれを快感とし動く者と様々。当然、ギルドの中でも反抗を起こす姿が少しでもあれば拘束、処罰され、ギルドから追放される。
王国ギルドは、政府の駒に過ぎないが、上位にあたる者達は政府とも多少の繋がりを持つ。
それに耐えられなくなった者達が一斉に立ち上がり、そしてギルドを退ける程の力を持つ事が出来た集団こそが、
レジスタンスである。
最終更新:2018年09月08日 13:00