納得学園及び雑談掲示板まとめwiki内検索 / 「第三十六章」で検索した結果

検索 :
  • 第三十六章
    第三十六章 『バランス』 『ちっ… 徐盛があそこまでやるとは…作戦を練り直さなきゃな…。』 桜舞への攻撃を仕掛けようとした洋食だったが、徐盛によりそれは失敗に終わった。 『…まあ、良いや。いくらでも攻所はあるからな。次は…紫音って奴に… …。 …。 …!』 洋食は自分を監視するかの様な気配に気付いた。 『…誰かなぁ~?俺の跡をつける馬鹿は~?』 そういうと素早く気配のする方へと移動する。気配の主は一瞬にして、別な場所へと移動していた。 『…そうか…解った…紅の野郎だな! …お~い、紅馬~、姿現わしたらどうだ~?茶ぁ~でも奢るぞ~っはっはっは~…。』 そういうと懐から拳銃を取り出すと気配のする方へ向ける。やがて、気配の主は姿を現わす。 『ほ~ら、紅馬だ~。』 『…久しいな、洋食。』 『おお~。相変...
  • 本編
    ...十四章 第三十五章 第三十六章 第三十七章 第三十八章 第三十九章 第四十章 第四十一章 第四十二章・前編 第四十二章・中編 第四十二章・後編
  • 第三十六話
    第三十六話 「検問所のやり取り」 車がゆっくり止まった。おそらく検問所に着いたのだろう。 外で声が聞こえる。 警備員「おい、止まれ!」 呂伯奢「これはこれは、検問、ご苦労様ですな。」 警備員「通行証を出せ。」 外のやり取りをかすかに聞く曹操に不安がよぎる。 呂伯奢が自分を董卓に売るためにトラックに乗せたのかもしれない。 汗が手に滲む。息が少し乱れた。 警備員「おい!この荷台の物は何だ!?」 呂伯奢「調べてみられるがよい、面白い物が入っておりますよ…。」 警備員は荷台に登り酒樽の蓋を外そうとした。 曹操にはもう恐れはない。刀に手が伸びている。
  • 第十六章
    第十六章 「信頼のカタチ」 (コツコツ…) 足音は一つの教室の前で止まる。 教室の中ではハクが一人… なんとも頼りない表情で、うなだれていた… ハク 「(今日で三日目か…)」 あれからボブは学校に姿を見せないでいた… ハク 「(ウザいよ…か…。早く戻ってこいよ…。話も出来ないんじゃどうしようもないぜ…)」 ? 「まったく…、君はお気楽だねぇ…」 ハク 「誰だっ!?」 汰譜王 「やぁハク君。お久しぶり…」 ハク 「汰譜王……か。…何しに来たんだ?今はお前と遊んでる場合じゃ…」 汰譜王 「そうかな?今の君は、『何もしていない』じゃないか…。いや、『何をすればいいかわからない』の間違いかな?」 ハクの言葉を遮るように、汰譜王は話し続ける… ハク 「……」 ...
  • 第三十四章
    第三十四章 『静寂』 綺羅 「D様!Dさまぁ~!」 綺羅祭壇に響く声… 息も絶え絶えといった様子の綺羅。 綺羅のその様子から、ただごとでは無いことが伺える。 D 「やぁ綺羅君。どしたの?何か面白そうなことでもあったのかな♪」 綺羅 「そ、それが…」 … …… D 「なるほどね~。酔逸君が…」 綺羅 「やはり洋食はやりすぎなのでは…」 D 「別にいいんじゃない? 洋食君も楽しんでるみたいだしね♪」 綺羅 「しかし…このままでは人馬侵攻が…」 D 「やだなぁ… ボクたちが人馬ぐらいに潰されるワケ無いじゃない♪」 綺羅 「むぅ…D様がそう仰るなら…。 しかしクギはさしておくべきかと…」 D 「あはは♪ 相変わらずの心配性だね~。じゃあ、そのあたりは任せ...
  • 第三十話
    第三十話 「訳せない言葉」 丁原のヒステリックな声はまだ響いている。 丁原「これだから野蛮な民族は嫌なんだ!まったくこの国のあり方なぞわかっちゃいない!」 張遼に通訳をさせる間を与えないので呂布にはもちろん伝わっていない。 丁原「…はぁ、はぁ…。張遼、これは訳せ。」 丁原「呂布、お前の一族を襲ったのはワシらだ…。旅商人は金を持ってるからな。」 張遼「!?……そ、それは訳せませぬ…。」 丁原「体のデカかった呂布を使えると踏んだワシが間違いだったわ!」 丁原は憤ったまま、陣営を出ようとした。 そしてもう一度振り返り、 丁原「呂布、お前の母親……、いい女だったぞ…。」 気付けば張遼は剣を握っていた…。 足元には丁原の亡骸が無残に横たわっていた。 張遼『呂布、今の言葉は俺にも訳せなかったよ。』...
  • 第三十二話
    第三十二話 「月明かりの逃亡」 夜のけもの道をひたすら曹操は走った。足は故郷、ショウに向いている。 曹操「董卓の考え方は正しい、だがやり方が間違っている。あれではあの天下も長くは続くまい。」 洛陽の外も依然、董卓が発した捜査網が引かれている。 警備兵「誰だっ!?そこにいるのは!」 曹操「ちっ!ここにもか!」 曹操は走った、道なき道を。 月明かりだけが曹操を捉えていた。 数時間がたった。 曹操は一軒のボロ屋にたどり着いていた。
  • 第三十五話
    第三十五話 「夜明けまで」 そうしていると呂伯奢が帰ってきた。何でも、私用があったらしい。 呂伯奢「…もうここを出られると…?」 曹操「ああ、世話になったな。」 呂伯奢「わかりました、しかし、この先には最後の検問があります。そこを通り抜けるために、私達が送って差し上げましょう。」 曹操は呂伯奢の促すままに、トラックの荷台にある酒樽に隠れた。 呂伯奢の運転するトラックはゆっくり検問所へ向かっていく。 夜明けまで三時間。 曹操は無事、故郷にたどり着けるのか…。
  • 第三十一話
    第三十一話 「相国、董卓」 天下無双、呂布を味方につけた董卓に恐れるものはなくなった。 相国に栄進した董卓は、厳重な法制度の徹底にあたり、賄賂などにより保身を図っていた無能な官吏を次々と罷免していった。 董卓「李儒、死人に宝物などは必要ない。墓は全て掘り起こし、財源にせよ。」 李儒「はっ。」 董卓「…ここには確か、曹操がいたな…。」 董卓「奴は使える。緊急手配をし、連れて参れ。わが右腕にしてくれるわ。」 それを察知した曹操は軍を解体し洛陽を脱出した。
  • 第三十三話
    第三十三話 「呂伯奢」 ー成コウー 男「!?あ、あなた様は!?」 曹操に気付いた男はどうやら追っ手ではないようだ。 曹操「君…は…、呂伯奢か?」 呂伯奢「おお、やはり曹操様!お久しぶりでしたな!聞きましたぞ、何でも董卓に追われているようですな。」 曹操「ああ、ここに来るまででも大変だったよ。」 呂伯奢「今日はもう遅い、ここで休んでいかれるのがよいでしょう。」 曹操「そうしようか、すまんが世話になるぞ。」 必死の逃亡により、疲れていた曹操はすぐに眠りについた。
  • 第三十四話
    第三十四話 「疑惑」 夢と、うつつの狭間で曹操は声を聞いていた。 「何でも、曹操様の首にとんでもない懸賞金が懸けられたらしいぞ…。」 「こりゃ、本気で曹操様を捕らえたいようだな。」 しばらくして曹操は重い体を起こした。それに気付いた呂伯奢の家の者が彼を世話した。 曹操「呂伯奢はどうした…?」 「今、主人は出ております、ささ、もう少しお休み下さい。」 曹操「いや、ここにいてはいずれ追いつかれる、そろそろ、出発する。」 逃げている者にとって、信じられる人間は限られてくる。 ましてや、相手は董卓である。
  • 近代三国志
    ソマレさん作の近代三国志です。 プロローグ 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話 第十一話 第十二話 第十三話 第十四話 第十五話 第十六話 第十七話 第十八話 第十九話 第二十話 第二十一話 第二十二話 第二十三話 第二十四話 第二十五話 第二十六話 第二十七話 第二十八話 第二十九話 第三十話 第三十一話 第三十二話 第三十三話 第三十四話 第三十五話 第三十六話 第三十七話 第三十八話 第三十九話 第四十話 第四十一話 第四十二話 第四十三話 第四十四話 第四十五話 第四十六話 第四十七話 第四十七話 第四十八話 第四十九話 第五十話 第五十一話 第五十二話 第五十三話 第五十四話 第五十五話 第五十六話 第五十七話 第五十八話 第五十九話 第六十話 第六十一話 第六十二話 第六十三話 第六十四話 第六十五話 第六十六話 第六十七話 第...
  • 第三十九話
    第三十九話 「希望の子」 ー長江の南川岸ー 「知っているか?伯符。この長江の向こうでは大変な事になっているようだ。」 孫策伯符「ああ、何でも天子さんがどうのこうのってやつだろ?公キン。」 周瑜公キン「君はいつも適当に物事を捉えるのだな。」 孫策「お前が理解してりゃそれでいいじゃね~か。」 周瑜「……、また、アイドルの写真集か?」 孫策「ああ、国民的姉妹アイドルのな。」 周瑜「まったく…、お前はこの国の次期王になるかもしれんのだぞ。」 孫策「そうだ、お前が王になりゃいいんじゃないか?」 周瑜「お前が辞退するなら私は仲謀を補佐するよ。」 孫策「そりゃ、いいかもな、あいつなら立派な王になりそうだ。」 周瑜「希望の子…か。」
  • 第三十七話
    第三十七話 「切迫感」 トラックの荷台の酒樽にそっと近づく警備員。 時間がスローモーションのように曹操は感じた。 警備員はゆっくり酒樽を開く。 警備員「おい!何だこれは!」 呂伯奢は息をすっと吐いて、 呂伯奢「それはワインでございます。どうです一口?上物でございますよ。」 警備員「……なら、頂こうか。」 数分後。 呂伯奢「ここまで来ればもう大丈夫ですぞ、曹操様。」 呂伯奢が曹操の酒樽を開いた。 荷台にはたくさんの酒樽が用意されていた。 曹操「こんなに酒樽が…。」 呂伯奢「用意するのに時間がかかりましたがね。間に合ってよかった。」 曹操「それで、出かけていたのか…。」 曹操「しかし、もし私が入っていた酒樽が開けられたら…。」 呂伯奢「あなたは大いなる神の天命を...
  • 第三十八話
    第三十八話 「裏切っても裏切られるな」 曹操「しかし、何故私を董卓に売らなかった?高い懸賞金が懸けられていたはずだが?」 呂伯奢「ははは、私の見る目はもっと先を見ておりましてな。あなた様の作る、これからの天下を見る事はお金では得られない物でありましょう。」 曹操「……感謝する。しかし、もし私をかくまった事を董卓の配下に露見すれば…。」 呂伯奢「それなら安心下さいませ、我々は怒ったあなたに斬り殺された事にいたします。」 曹操「ククク…、なかなかの悪党のようだな、私は。」 呂伯奢「あなたは、人を裏切っても、裏切られてはいけない。そうでありましょう。」 曹操「夜明けだ…。」 光が曹操の行く道を照らしている。 曹操は確信した。自分こそが天下人であると…。
  • 第三十二章・前編
    第三十二章 『同じ道、同じ想い』 前編 場面は少し戻って、視点は酔逸へ… ばたんっ!…カランカラン… 汰譜王 「酔逸!」 … …… もう彼の声は聞こえない… 酔逸は走っていた… ただひたすらに…現実から目を背けるように… 意識してか、してないのか… 汰譜王の通う学園から逃げていたのかもしれない… その道は人馬学園への一本道… 酔逸 「はぁ…はぁ…」 何故ここに来たのか本人にも理解出来ないまま、酔逸は人馬学園の正門に辿り着いていた… 酔逸 「…」 綺羅祭壇には頼りたくなかったのかもしれない… ギィィ… 門は不気味な音を立て、ひとりでに開く… 彼を誘うように… 酔逸 「(まるで黄泉の入り口だな…)」 実際そうなのかもしれない… ここに来た...
  • 第三十二章・中編
    第三十二章 『同じ道、同じ想い」 中編 ギィ…ガタン… 門が閉まった… もう後には引けないだろう… 覚悟を決めなければ… 酔逸 「よし…。行こう…」 目指すは人馬同盟、盟主『黄天』 酔逸は歩きだす… … …… 酔逸 「(かなり治安が良くない場所と聞いていたが…静かすぎる…。なぜこうも、すんなり通す…?)」 疑問は解けぬまま人馬同盟の部室へ辿り着く… 酔逸 「…」 ガチャ… 鍵は掛かってなく、あっけないほど簡単に目的地へ着いてしまった… 中には威圧感のある男が一人… 黄天 「…お前が酔逸だな?わざわざ正門から入ってくるとはな…」 酔逸 「頼みが有って来た…」 やはり誘われていたようだ… 俺が来ていた情報が筒抜けになっている… 黄天 ...
  • 第三十八章
    第三十八話 『ムラサキイロ』 夕暮れも過ぎ、空が紫色に染まっていた。 納得学園の屋上で、相馬麗はそんな空を見上げていた。 麗「これから…どうしたらいいんだろ…」 麗は解らなかった。自分が取るべき行動が。 麗「僕は、どうやって君に近付けばいい?」 麗は誰もいない空に問い掛けた…その空の向こうに、かつての盟友を見据えて。 一秒一秒が、酷く長く感じられた。 クシュン! 麗は驚いた、この場所に自分以外に誰もいないと思っていたからだ。 しかし、さっきの音は確かに自分以外の誰かが発したクシャミだ。 麗は、恐る恐る音の方に目を向けた。 そこには、一人の美しい女生徒が黙々と絵を書いていた。 麗は何故か、やけにその女生徒が気になった。 麗「こんな時間に…何を描いてるの?」 麗の問い掛けに女生徒は答えなかった。 ...
  • 第三十二章・後編
    第三十二章 『同じ道、同じ想い』 後編 弥 「……すいか君の残した頼みだから…」 酔逸 「何だって…?」 酔逸は混乱していた… 信じてはいる。信じてはいるが、汰譜王の反応からして、彼は罪悪感を抱いていた筈だった… こうも言っていた筈だ… 『あれは…あいつが綺羅祭壇の力を借りたから…』 すいかは汰譜王がやった筈… なのに、すいかの頼みで警護? 何が何だかわからない… 弥 「…ょっと!ちょっと!聞いてる!?」 酔逸 「…ぁ、ああ…すまない…続けてくれ…」 弥 「結論から言うとね…、汰譜王さんは毒なんか盛っちゃいないわ…」 酔逸 「…!」 弥 「汰譜王さんがすいか君に送ったのは、郭さんが作ったナポリタンと安眠剤…。当時すいか君は綺羅祭壇の圧力と歩美さんのことで精神が不安定だ...
  • 第三十一章
    第三十一章 「こちら反逆組」 ボブ「ホントに良かったのかよ…あれで?」 ハク「綺羅と繋がってるかもしれないやつを近くに置けるか?こちらの手がすべてあっちに流れていったらこの選挙、勝ち目はないだろ…」 ボブ「だけど…」 ?「ちょっとお待ちいただけますか?」 ハク「!?」 ボブ「誰だ!?」 蓮「私の名前は蓮…反逆組の組長を務めている者です。」 ボブ「反逆組?なんだソレ?」 ハク「反逆組って言うのは…綺羅祭壇に反乱をもくろんでいると噂されていて毎年支持率が1%くらいのあまり知られていない勢力だ…で?その組長が何の用?」 蓮「さすがハク君。物知りですね。今回は少し頼みたいことがありましてね…ちょっと来てもらえますか?」 ハク「いきなり来てくださいはないだろ…おまえがどんなやつかもわからないのに…こうゆうやつに限って...
  • 第三十三章
    第三十三章 『納得学園の秘密』 蓮「仲間になってくれませんか?」 ハク「は?」 …二人の沈黙は続く…やがて連は口を開いて… 蓮「あなたの力が必要なのです。あの、綺羅祭壇をつぶすには…」 ハク「…俺はお前らを信用してない。そんな話は飲めないね…」 蓮「今回の選挙…あなたに勝ってもらわなければいけないのです。そしてこの学校を元の姿に…いえ、何でもありません…」 ハク「元の姿?なんだソレ?」 蓮「いえ、あなたはまだ知ってはいけない…このことを知ると綺羅祭壇につぶされてしまう…」 ハク「いいから教えろ!」 蓮「やはり噂どおり何でも知りたがる人なのですね…いいでしょう、教えましょう。この学校の真の姿について!しかしこの話を誰にも教えないことを約束してくれますか?」 ハク「わかった…約束する。」 蓮「フッ...
  • 第三十九章
    第三十九章 『揺れる影』  学園の人気スポットとして有名な屋上。晴れた日の昼食は勿論、恋愛事やイベント事で使われる事の多いその場所で、ボブは苦悶の表情を浮かべていた。 「はひぃっ、はひぃっ……ちょっ、待って……」  横腹を抱えて後退りするボブの目の前には、黄色のバンダナがダサい、老け顔の不良がいた。選挙活動の途中に理由もわからず目をつけられたボブは、今の今まで園内を逃げ回っていたのだ。 「ウホゥ、ようやく追い詰めたぜ! お前の顔、好みなんだよ。さあさあ、カマ掘らせろ!」  バナナを貪りながらジリジリと詰め寄る不良に対し、ボブもジリジリと距離を離す。 「梁兄貴ぃ、ヤっちまえぇ!」  不良の背後にいる子分が、馬鹿笑いを上げながら喚く。直後、不良が跳び、ボブは目の前で腕を交差させ防御体制に入った。 「五月蝿い」  男のモノではない、高い声と共に吹いた風。  ...
  • 第三十七章
    第三十七章「雲散霧消」 ――カタカタ。 コンピューター室の時計の針は8の字を指す。 薄暗い部屋に、キーボードを叩く音だけが木霊する。 ――カタカタ。 ブラインドが下げられた部屋に灯りはなく、パソコンの画面だけが怪しく光っている。 ――カタカタ。 そして画面に食い入る男が一人。文字を打ち込みマウスを操作し、時に煙草をふかせては、暗く照らされる口元を歪ませる。 ――カタカタ、カチッ。 クリックの音がやけに響く。その男はプリンタが吐き出した一枚の紙を凝視すると、また煙草をふかせた。 ――カタカタ、ガラッ。 今までとは明らかに異なる音に男は驚いた。 口から落とした煙草をポケットの中にある携帯吸い殻入れに押し込み、ディスプレイの電源を落とす。 「……この臭い…。喫煙は退学処分だが……」 訪問者の声...
  • 第二十六章
    第26章 『挑発』 『…要はハクと汰譜の2人の支持率を下げれば良い訳だから…まずは…』 ハクとボブはソーマを捜していた。卒業アルバムの事を問い詰めた後からソーマは行方を眩ましていた。 『くっ…ソーマはどこにいるんだ?』 『…なあ…俺は…まだ…』 『…あれはきっと何か事情があっての事だ。それに今は一人でも仲間が欲しい。あともう少しで本格的な選挙戦に入るからな。…たとえ裏切られたとしても俺が馬鹿だっただけで済むしな。』 『…解ったよ。俺も信じるよ。』 学園内を捜し屋上に来た2人に男が声を掛けて来た。 『よぅ、お2人さん。何してる?』 『ハク、誰だ?』 『立候補者の1人、洋食だ。』 『そう、俺が立候補者の洋食様だ!』 『もしかして綺羅の…』 『お~、ボブご名答、綺羅の回し者の洋食様だぞ。』 『何の用だ!』 『何の用って、対...
  • 第三十章
    第30章 「訣別」 放課後のとある教室。 男子が二人話し合ってる中に、一人の男がドアを開けて乱入した。 「ハク、大変だ。マズい状況になった。」 男の名はソーマ。納得高校の交換留学生である。 彼は一枚の紙を手に、息を切らして男子のいる机に駆け寄った。 「ソーマか……なんか用かよ。」 ハクはそう告げるとソーマを睨みつける。その眼には明らかな疑惑と微かな敵意の色があった。 しかしソーマは違和感を感じつつも、言葉を続けた。 「…これを見てくれ。」 手に持っていた紙を机に広げると、ソーマはグラフを指さした。 「なんだコレ……新聞か?」 ハクの向かいの席に座るボブが呟いた。ソマレは頷き、説明を続ける。 「ああ、これはこの街の大学の新聞部が作ったこの街の新聞さ。友人がその新聞部でね、僕も定期的に読んでるんだ。」 ...
  • 第三十五章
    第35章 『矢』 納得学園、弓道場。 『…それで、私に話とは?』 「…バシュ!…ドッ!」 矢を放つ音が小気味良く響き、そして的の真ん中に突き刺さる。 『…ですから、選挙では汰譜王を応援して頂きたいのです。汰譜王ならきっとこの学園を変える事が出来るはずです!』 女は力強く男に言った。 「…バシュ!…ドッ!」 矢の音だけが響く。 男は何も答えない…。 『…どうか…』 女は力弱く男を見つめ願いを込めた。 『…変える…か…』 小さな呟きと共に男は口を開く 『…何人もの人間が学園を変えようとして…そして…。…私にも志はあっても…力無く今までこうして苦悶の日々を送ってきた…今その想いを解き放てるのか…。』 「…ギリリッ…バシュ!…ドッ!」 今までよりもさらに力を込めた矢は的の真ん中に...
  • 第六章
    第六章「武」 「起立、礼」  委員長の愛想のない挨拶の下、今日の授業が終わった。気だるい半日の終わり。何度繰り返したかも解らないこの輪廻。 人は平和が一番っていうけれど、単調な毎日じゃ飽きてしまう。ただ連鎖する日々。レールの上を進むだけの人生。…そんな思考に至るほど、この日常は退屈なのだ。 そういった意味でも、俺が生徒会長に立候補したのは正解だったかもしれない。 「ハクー、帰ろうぜー。帰って選挙の作戦立てようぜー」 何となく間延びした口調はボブだった。恐らく今日の授業で疲れたのだろう。 「そうだな。取り敢えずは作戦会議だな……。 ……だけど……」 「な、なんだよ。人の顔見つめやがって。照れるじゃねーか…」 はぁ、とため息が漏れた。肩をすくめて、俺は言った。 「……お前と作戦会議してもなあ……」 先が思いやられると...
  • 第十六話
    第十六話 ー曹操の屋敷ー エン紹「何をしている!?このややこしい時期に帰郷などと…!」 曹操「これはこれは、エン紹殿、それがしの稚拙な軍略ではエン紹殿の足手まといになりますからな。」 エン紹「ほざけ!貴様、何か企んでるな!」 その時、曹操の間者が屋敷に。 間者「曹操様…。」 曹操「いいよ、エン紹殿にも教えてあげなさい。」 間者「はっ、何進殿が、宮中にて十常侍に殺害されました…。」 エン紹「!?何だと!何進殿が!」 曹操「どうする?お前の出方次第で、お前の天下になるぞ…。」 意地悪そうに笑う曹操にエン紹は苛立った。 エン紹「……、とりあえず、もう少し洛陽にいろ!俺の出方を見ていくがいい!」 エン紹がいきり立って屋敷をでる…。 曹操「相変わらずやかましいが、どちらにしてもどうせ...
  • 第六十六話
    第六十六話 「細かい男」 徐栄の矛が曹操を目掛けて伸びてきた。 曹操「ちぃ!これまでか!!」 ギィイン! 「間に合ってよかった。これも何かの作戦ですか?殿。」 曹操の危機を救ったのは曹洪だった。 曹操「おお、曹洪!すまん、助かった。」 曹洪「殿には、遠征中の飲み屋の支払い、缶ジュース、博打の立て替え、しめて26,756銭を貸しておりますからな、それまで死んでもらっては困りますゆえ。」 曹操「くく、相変わらず細かい奴だ。」 曹洪「そういう事をおろそかにすると後で遺恨を残しますからな。」 曹洪「それより、撤退しますぞ、弓兵、銃兵、援護せよ!!」 曹操は曹洪のおかげで辛くも撤退した。 徐栄「ちぃ!後少しだったものを!」 李儒「いや、充分だ。時間は稼げた。我らも引くぞ。これ以上の深追...
  • 第七十六話
    第七十六話 「愛してる」 「この気持ちいいのは“風”って言うのよ。」 呂布は長安でも花畑にいた。 連合軍との戦いの手柄として、久々にチョウセンとも会っていた。 呂布「“カ…ゼ…”?」 チョウセン「そうよ、そして遠くで鳴いてるこの声のは“トンビ”。」 呂布「“トン…ビ”。」 チョウセン「すごいじゃない、呂布様!何でもすぐ覚えちゃうのね!」 花畑の呂布は鬼神でも天下無双でもない。 ただ一人の純粋な青年。 呂布「オ前ト、イツマデモ一緒二、イタイ…。コレハ何ト言ウ…?」 チョウセン「う~ん、それは…、“愛してる”…かな?」 呂布「“愛…して…る”?…チョウセン、愛してる。」 チョウセン「呂布様、私も、呂布様を愛してるよ。」 呂布は幸せだった。 ずっと一人で戦っていた。でも今は一人じゃない...
  • 第二十六話
    第二十六話 「呂布とは。」 その場は落ち着いたものの、呂布を擁して反旗を翻す丁原に董卓は苛立ちを覚えていた。 董卓「……で、李儒。呂布について何かわかったのか…?」 李儒「はい、調べによりますと…。」 呂布は西方の旅商人の一族の息子だった。厳格な父、優しく、聡明な母とともに旅をしながら暮らしていた。 ある日、何者かによって襲撃された呂布一家、唯一生き残った呂布を丁原が引き取ったのである。 董卓「やはり、実の息子ではなかったのだな。」 李儒「成長した呂布は丁原の下で、天下無双の働きをし、人中の呂布と呼ばれていますな。しかしその反面、花をこよなく愛す一面もあると言う事です。」 董卓「やはり面白いな。どんな男か見てみたいわ。」 李儒「では、その手筈を整えましょう。」
  • 第四十六話
    第四十六話 「ジュンイクの策」 曹操の檄により、董卓の独裁政治に不満を抱いていた諸将が挙兵しだした。 ジュンイク「いいですか、殿、この戦では董卓に勝利することはできません。しかし、参加しないと国民の不満を買います。」 曹操「どうしろと…?」 ジュンイク「エン紹殿を盟主に立てます。彼の性格ならおだてれば喜んで盟主になるでしょう。後はわざと敗戦し、脱退すればいいでしょう。」 曹操「Co.kin討伐の際の董卓のやり方を真似せよ、と?」 ジュンイク「はい、董卓は外側から触れると危険ですが内面は意外に脆い。」 曹操「内部から分裂した時が好機…か。」 ジュンイク「はい、董卓の死語、野放しになった獣達をいかに始末するかが鍵となるでしょう…。」 曹操「よかろう、お前の策を用いてみるか。」
  • 第五十六話
    第五十六話 「無人の野を行くが如し」 そうしてシ水ゲートを突破した連合軍は、そのままの勢いで洛陽まで攻めかかろうとしていた。 しかし、先陣では異変が起こっていた。 エン紹「ん!?何をグズグズしておる!攻めんか!」 兵士「それが、一騎の勇猛な武将が…!!」 曹操「……天下無双か…。」 呂布であった。戦場では通訳の張遼はいない、必要ないからだ。 董卓にはただ、暴れまわれ、と命令されている。 曹操「凄まじい…、触れるだけで人がなぎ倒されていく。」 エン紹「一個の武とはこれほどまでなのか…。」 ドォォォン! 呂布「おおおおおぉ!」 呂布に近づく者全てが無惨な肉塊になっていく。 いつしか呂布の周りに屍の山が出来ていた。 呂布「………。」 誰もが息を飲んだ。数十万の連合軍がたったの一騎に足止...
  • 第九十六話
    第九十六話 「若武者と大徳」 劉備「ほぇ~、やるもんだねぇ。」 張飛「けっ、大した事ないぜ!」 関羽「…だが、まだ子供だ…。」 劉備「いっちょ、会ってみるかぁ。」 二枚看板に次ぐ武将、麹義がいとも簡単に討たれた事もあり、戦は袁紹軍の一時撤退に落ち着いた。 ー公孫サン軍、幕舎ー 公孫サン「若武者殿、助太刀、非常に助かった。…しかし、一つ解せぬのは何故我が軍についたのかだ。」 事実、この頃の世論は明らかに袁紹軍に傾いていた。 趙雲「……、私は私の正義に従ったまでです。」 趙雲「…それに。ここには劉備殿がおられると聞きました。」 公孫サンの表情が少し曇る。 劉備「おや?あんた、俺を知ってるのかい?」 末席にいた劉備が大きな耳をほじりながら言う。 趙雲は振り返ると、若々しい顔をさらに輝か...
  • 第八十六話
    第八十六話 「悲劇」 王允「チョウセン、こっちへ来い!」 王允が強く引っ張ったので、チョウセンはバランスを崩した。 士孫瑞「お、王允殿…、まだ董卓は正気のはず!りょ、呂布は奴を討てるでしょうか…。」 王允「……、何とかなる、ならなくてはいかん!おそらくどちらが勝っても瀕死には変わるまい!呂布ごと奴を討てばよいわ!」 チョウセン「!?そんな!お義父様、約束が違います!呂布様はあくまで、兵の補助、呂布様自身が一騎打ちなどと聞いておりませぬ!」 王允「しかたなかろう、あの董卓を討てるのは呂布しか、あの獣しかおらぬわ!」 チョウセン「そんな…!?初めからそのつもりで…。それでは呂布様が…!」 チョウセンが襖の向こうに向かって叫ぶ チョウセン「呂布様、いけませぬ!」 王允「何をする、チョウセン!黙るのじゃ!」 チョ...
  • 第三話
    第三話 長生「バカなっ!!この時代に生まれた男なら、自分の力で世界を救おうとは思わんのかっ!」 あまりの迫力に民衆は一歩後ずさる。 玄徳「どうやって救うつもりだ…?」 その空気を絶つ劉備。 長生「そ、それは……。」 玄徳「この世から民はいなくなる事はない、Co.kinをいくら打ち取っても永遠に平和は来ないぞ。」 長生「……。」 完全に劉備が長生を圧倒しているのは誰の目にも明らかだった。 玄徳「腐った木は根元から切り取るしかあるまい……。」 玄徳「時代は変わるものだ、いつまでもしがみつくものじゃない…。」 長生「き、貴様、まさか!?」 玄徳「俺は劉備玄徳、未来の皇帝さ。」 劉の名1つで天を目指す劉備。 そこには既に帝王の相が現れていた。
  • 第三巻
    ―撤π伝、第三話― 「ミーコちゃーん、一緒にお弁当食べないかい?」 昼休憩、あの変な男子が私に話し掛けてきた。 「嫌…。」 私は彼を拒絶した。 「えっ!?何で?」 彼が驚いて返答する。 「普通に考えて初対面の女の子に「「俺がこの学生生活…楽しませてやるよっ。」」とか言う男子を好ける?無理でしょ?ていうか何であんた、私の名前知ってるの?」 彼に問う。 「生徒手帳を見たのさ。」 と彼は生徒手帳を胸ポケットから取り出して私に渡した。 「ってこれ私の!?何であんたが持ってんの!?」 「昨日の入学式にミコちゃんが落としたのを拾ったのさ」 「何で直ぐに私に渡してくれなかったの!?」 「ミコちゃんが生徒手帳を慌てるのを見たかったからさ。でもやっぱり可哀想だと思っヘブッ!!」 私は無意識に右ストレートを繰り出していた。 変態野郎が床に倒れ込んだ。 (ちょっと、思い...
  • 第三章
    第三章 『綺羅祭壇』 学園の一角にある秘密の部屋 その中に集う綺羅祭壇の面々 綺羅・神威『…して、今回の生徒会長立候補者は?』 まろ『4人でございます…。』 綺羅『ふむ…。案外多いな…』 シン『…それが…一人、気になる生徒が…』 まろ『…ハク…ですな。』 たま『…そうだわ、何でも学園を変えるとか言ってた子ね…』 綺羅『…それは…早く潰さねば!』 ?『…待ちなよ!綺羅くん』 綺羅『はっ!き、綺羅神様!』 ?『も~、綺羅神言わないでよ~。Dで良いよ、Dで。』 どこからともなく男とも女とも取れない不可思議な声が聞こえて来る D『…ハクくん…だっけ?遊んでみようよ…どこまで僕に近付けるかね…とりあえず適当な刺客でも贈ってあげよ誰かいる、シンくん?』 シン『…では武闘派の石覇を送りましょう。そしてその後、次々と刺客を送れば楽しいかもしれません...
  • 第三の扉
    「反董卓連合軍」第3話 孫堅「都では、董卓とゆうバカモのが暴れているようだな」 孫策「みたいだな、親父」 孫権「討伐に向かいますか」 孫尚香「まだ、無理よ」 孫堅「なぜだ」 孫尚香「兵糧がたらない」 孫堅「そうか」 第3話終了。
  • 第三レース
    赤兎伝(スミス) 第3話 『狼が出たぞ~』 の声に目を覚ます母馬とスミス スミス(狼って何だ?食い物かな…。)スミスは母馬の方を見た。すると母馬は 母馬(また奴らが来たわね!) そうこの村には毎年子馬が産まれるこの時期に狼が襲撃に来るのである。 去年はスミスの兄ロバートが襲われていたのだ! 外からは逃げまどう人々の悲鳴が聞こえてくる! そして馬厩舎にも狼が三匹入ってきた! 狼(今年もいい子馬がいるな~) 母馬(今年はやらせないわ!スミス立って逃げなさい!) スミスは戸惑いながらも必死に立とうとしたが立てない。 スミス(くそ~なんで立てないだ~) その時スミスの鬣が逆立つその瞬間スミスは 歩伏前進で走り出した! つづく
  • 第七十一話
    第七十一話 「臨時ニュース」 『え、え~、臨時ニュースをお伝えします!』 『先程、我が国の首都、洛陽が…。』 『消滅しました。』 『ただいま、状況を調査中ですが、一回の大規模な爆発の後、数千の爆発が洛陽中を覆い、都市が一瞬にして焼け野原になった模様です!』 『死傷者は最低でも三十万人を超える模様!さらに洛陽には反董卓連合の軍勢が侵攻しており、彼らを含めた洛陽の住民ほとんどが犠牲者であります!』 『……、ただいま入った情報によりますと董卓軍が長安に出現、近く記者会見を開く声明を発表しました。』 『繰り返します、洛陽が消滅しました!』 『繰り返します、洛…』
  • 第九十八話
    第九十八話 「劉備の答え」 趙雲「是非、私を劉備殿の軍に!」 クッキリした二重の目が、笑うと細くなるのが美しく、印象的だった。 劉備は頭を掻きながら溜め息混じりにいった。 劉備「んー…。結論から言うと、ダメだ。」 趙雲「な、何故です!命をかけて働きますゆえ!」 声がうわずって高くなっていく。 劉備「……、若武者君、君はまだ若すぎる。まだ十六、七だろう?」 趙雲「し、しかし…、私は戦えまする!」 劉備「俺等のやってる事は憎み、憎まれる家業なんだ。君みたいに若い、純粋な魂じゃいずれ潰れちまう。」 趙雲「し、しかし…。」 劉備「子供は未来へつなぐ宝だ…。俺等はそれを守るために戦う…。」 劉備「今は、自分を鍛えな。世界中を旅するのもいい。そしたらまた、俺を助けてくんなよ。」 趙雲「…...
  • 撤π伝
    第一巻 第二巻 第三巻 第四巻
  • 反董卓連合
    シンさんの書いた、反董卓連合軍です。 第一の扉 第二の扉 第三の扉 第四の扉 第五の扉 第六の扉 第七の扉
  • 名馬誕生日
    たまさんが書いた名馬スミス(赤兎)の話です。 第一レース 第二レース 第三レース 第四レース
  • 三話目
    赤兎伝(スミス) 第三話 ピキーン!! その場の空気が凍りつくそれもそのはず馬が歩伏前進したからである。 しかもそのスピードは計り知れない程速い。 狼『∑( ̄口 ̄)』 母馬『∑( ̄口 ̄)』 スミス『( ̄□ ̄;)!!』 皆驚いた! スミスはドアの前にいた狼に体当たりをかました! その光景に我に返る狼と母馬 母馬『スミスそのまま逃げなさい』 スミス『当たり前じゃ~』 と後ろも振り返らずに逃げ出すスミスそのまま村を後にした。 そしてこれからさらに波乱に満ちた人生を送るスミスであった! 完! 嘘 つづく
  • 第二十五章
    第二十五章 「第三の実力者?」 ー綺羅祭壇会議室ー 綺羅「シンもたまも失ってしまうとは…これからどうすれば?」 まろ「このままでは我々の支持率がガタ落ちです…。」 ?「ちょっと、待てぇ!」 二人「…誰だ!?」 ?「俺を忘れるとは…二人とも記憶力がないねぇ…」 綺羅「貴様か洋食…。フランスパンを食べにフランスまで行ってたんじゃなかったのか?」 洋食「選挙のときにあっちで長居なんかしてられないよ。しっかし本場のフランスパンは違うねー。めちゃめちゃ美味かったぜ!あれ?ハレンチ姉ちゃんと薄気味悪いのは?」 二人「……」 洋食「やられたワケね…まぁ、いいや。俺に任せときな。」 まろ「我々に相談せずに任せろだと?どうせロクでもない策でも浮かんだんだろう…」 洋食「うるさいなー、監視役。今回は俺の好きにさせ...
  • No.123
    益州、成都 劉ショウ「…おじゃ~。」 王塁「今日も良い天気でごさいますね~、劉ショウ様。」 劉ショウ「ほほ、これも全部、まろの行いが良いからじゃ。これ、電ボ、プリンは持って来たでおじゃるか?」 王塁「私は電ボではありませぬ~。プリンはこちらにありまする~。」 劉ショウ「おおお~、プリン。まろはプリンに恋をしてるでおじゃる。プリンさえあれば他は何もいらないのでおじゃる。」 王塁「あの、劉ショウ様、私は?」 劉ショウ「ほほ、電ボ、心配致すな。まろは電ボもちょっと好きであるからの~。」 王塁「ちょっ…と、でございますか~…。」 劉ショウ「これ、何をしょげている、電ボ。プリンを食べんのか?ならばまろがもらうでおじゃる。」 王塁「…はっ!食べまする~。」 二人でプリンを食べていると伝令がくる 兵「申し上げます!関中方面、第一の城、馬超により落城...
  • No.131
    張飛と馬超、激しく打ち合う 馬超「でぃや!」 張飛「うぉらー!なかなかやりやがる!」 張飛、そのうち他の信者兵に囲まれ始める 馬超、張飛に目もくれず城へ向かう 馬超「全ては張魯様の為に!」 兵「全ては張魯様の為に!」 張飛「はぁ?…張魯、張魯うるせー!」 張翼も他の信者兵に邪魔をされ動けなくなる 馬岱「張魯様万歳ー!」 兵「万歳!万歳!万歳!」 張翼「だっー!うっせー!気が散る!てめーらどっか行けよ!…うわっ!危ねー!くっ!」 張飛「大丈夫か!翼!」 張翼「ああ!兄貴!けどこれじゃー…くっそー、次から次と…!」 いつしか張飛、張翼、兵に囲まれ始め、ピンチ 張翼「くぅ!どうする、兄貴?」 張飛「ええぃ!どうもこうもねー!ここを突破し、もう一度馬超と戦うのみよ!おりゃー食らえ!大車輪!」 張翼「兄貴すげー!」 張飛...
  • @wiki全体から「第三十六章」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索