2スレ目

モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」まとめ@wiki内検索 / 「2スレ目」で検索した結果

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  • 2スレ目
    8~ 13(◆3Y/5nAqmZM氏)登場アイドル:安斎都 向井拓海 原田美世 木村夏樹 51~ 56(◆zvY2y1UzWw氏)登場アイドル:土屋亜子 日野茜 69~ 77(◆lbKlS0ZYdV.M氏)登場アイドル:佐城雪美 井村雪菜(ルシファー) 望月聖 83~ 95(◆I2ss/4dt7o氏)登場アイドル:森久保乃々 江上椿 瀬名詩織 槙原志保 103~ 113(◆lhyaSqoHV6氏)登場アイドル:野々村そら П 鷹富士茄子 119~ 125(◆UCaKi7reYU氏)登場アイドル:前川みく 高峯のあ 喜多日菜子 133~ 137(◆3Y/5nAqmZM氏)登場アイドル:佐々木千枝 ピィ 千川ちひろ 速水奏(アスモデウス) 163~ 172(◆I2ss/4dt7o氏)登場アイドル:川島瑞樹(レヴィアタン) 193~ 204(...
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  • 魔法少女
    ...ml ↓ レナ登場(2スレ目358-362) http //ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1371/13719/1371988572.html ↓ 『魔法少女』組、憤怒の街へ助っ人参戦(5スレ目166-172) http //ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1374/13748/1374845516.html ↓ 瞳子登場(5スレ目575-579) http //ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1374/13748/1374845516.html ↓ (瞳子合流・憤怒の街解決)※未投下 ↓ アスモデウスに目を付けられる(4スレ目194-215) http //ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1373/13735/1373517140.html ↓ 夏美登場...
  • 2スレ目>>8~>>13
    「・・・人探し、ですか。ご家族の方ですか?」 ある日の安斎探偵事務所。翠と由愛に、捜索願いのあった猫を送り届けに向かってもらい、事務所で報告書をまとめていた都の元に、依頼人がやってきた。 「いや、友人だ。どこ探してもまるで尻尾掴めなくてよ」 「で、ここならきっと見つけてくれる、って話を聞いて。それで、こうして依頼に」 二人の名は、向井拓海と原田美世。小さな少女一人しかいない事務所に怪訝そうな顔をした二人だが、都の落ち着いた立ち振る舞いに、とりあえず信用して話を切り出してくれた。 「なるほど。その方のお名前は?」 「木村夏樹。・・・・・・二年くらいまえに、死んだはずのヤツだ」 「・・・死んだ、『はず』、ですか」 苦々しげに呟いた拓海の言葉に、眉をひそめる都。死んだ人間を探し出して欲しいとは、一体どういうことだろうか? 「・・・交通事故にあった、って、そう聞いてたんだけどね。どこの病院にも、運...
  • 2スレ目>>83~>>95
    森久保乃々は隠れていた。 逃げる、隠れるは彼女の得意分野。 息を潜め、気配を消し、周りの音に耳を済ませながら隠れている。 乃々「むーりぃー……」 そう彼女が言うのは、いつもの事である。 しかし、今彼女が巻き込まれてる状況はそう言いたくなるのも仕方ない。 だって…… 宇宙人A「畜生!何故、ココがバレた!?誰か密告したのか!?」ババババッ 宇宙人B「クッ…狙撃兵がいるぞ!あのウサミン達に売る予定のプラズマバスターはあるな!?それで応戦しろ!?」ピチューン!ピチューン! 宇宙人C「あのウサミン共から連絡ねえし、そこからバレたんだろ!畜生!あのウサミン共使えねえな!」 椿「今回の異星人は手強いですね。詩織ちゃん。そっちから狙撃できる?」パンッ!バンッ! 詩織『………難しいわね。今、撃ったら死角にいかれたわ。あっちも相当訓練受けてるみたいね』 志保「それにしても、向こうはなんで私達が来るってわかっ...
  • 2スレ目>>51~>>56
    「へぇ、これが魔法銃?」 茜は亜子の知り合いが先日のガラクタを改造したその銃を手に持ってまじまじと見ていた。 「そうそう。ちょっと一回撃ってみてほしいんよ。」 亜子は取りあえず知り合いを使ってごく普通の地上人が使えるかテストを行っていた。 「魔法は一番安全そうな水の魔法にしておいたから遠慮せずやったって!」 「うん、えっと『水よ!』」 茜が引き金を引いて唱えると、銃の先端から勢いよく水流が飛び出し壁を少し削った。 「よしよし、茜も使えるみたいやね!」 満足そうに頷く。これなら誰にでも高値で売り払えそうだ。 その時だった。 黒い泥のような物…カースが茜の背後に核を中心として形成しだしているのを亜子は目撃した。 「貸して!『水よ!』」 亜子は思わず茜から魔法銃をひったくると、引き金を引いた。 まだ小さな水たまりサイズだったカースの核は魔法の水により砕け散った。 (…!) そして亜子は背筋に謎の...
  • 2スレ目>>69~>>77
    ――――――― ――――― ――― 黒猫に変化する少女…いや、少女に変化する黒猫と呼ぶのが正しいのか。 佐城雪美は夜の街を歩いていた。 本来、猫という生き物は夜行性なので何も不思議なことのようにはみえない。 だが、佐城雪美は望月家では人間の生活のサイクルに合わせて行動しているため、昼は活動し、夜はしっかりと睡眠をとる生活を送っていた。 しかし今日は大好きな彼女の歌を聴いて早くに眠りについてしまった為に、真夜中にふと目が覚めてしまった。 静寂。 そこには、大好きな彼女の姿。 望月聖の姿が無かった。 雪美「(聖……どこ……?)」 雪美「(そばに……いないとダメ……)」 雪美「(……離れないで)」 佐城雪美はいなくなってしまった望月聖を求め、当ても無くさまよい歩き続けていた。 けれども自分が当ても無く歩いていても、聖はきっと見つけてくれる。 そう信じて佐城雪美は歩き続ける。 ―――しかし 「――...
  • 2スレ目>>908~>>913
         ワイワイ… 卯月「むむむ……どうしよう……」 茜「卯月ちゃん、どうしたの?」 卯月「あっ、茜ちゃん。この前だされた課題が実はあと1ページ残ってて……すっごい難しいの」 茜「課題……? かだ……あーっ!!!??」 卯月「」ビクッ 茜「う、うわぁぁぁ!! どうしよう卯月ちゃん!!! 私すっかり忘れてた!!!!」 卯月「あ、茜ちゃんも? 珍しいね……いつもきちんとやってくるのに」 茜「うん、出された日がちょうど探索の重要な……はっ!!!!」 卯月「探索?」 茜「う、ううん!! なんでもないよ!!!! なんでもないよ!!!!!」 卯月「そう……かな? うーん、それならいいんだけど」 茜(あ、あぶなかったー。内緒にしなきゃダメって言われてたの忘れちゃってた!) 卯月(茜ちゃん……何か悩み事かな? 嘘をつくとき、いつもより声が大きくなるもんね……)   キリーツ       レーイ  ...
  • 2スレ目>>243~>>247
    『あ・・・あぁ・・・・・・』 暴れまわるバケモノ。なぎ払われていく人、人、人。 『いや・・・やだよ・・・もうやめてよぉッ・・・!!』 崩れていく建物。燃え盛る家、家、家。 『ぁ・・・ぅあ、あああっ・・・・・・!!!』 そして、ひときわ大きくて眩しい光が、視界いっぱいに広がって、『あたし』は・・・・・・・ 『あ、あぁぁ・・・うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!」   「・・・かっ、莉嘉っ!どうしたの、莉嘉っ!」 「あ、あああああああっ!!やだ、やだやだやだっ、やめて、やめてえええええええええええっっ!!!」 「落ち着きなって、莉嘉っ!莉嘉っ、痛っ、だい、じょうぶっ、だからっ!!」 アタシの声も聞こえていないみたいで、ベッドの上から落ちそうになるくらいに暴れる莉嘉。 めちゃくちゃに振り回す腕に足に何度も叩かれながら、どうにか莉嘉を...
  • 2スレ目>>896~>>901
    「嵌 め ら れ た !」 『みー!?』 魔力管理塔に飛び込むなりユズは叫びながらベッドに飛び込んだ。 その周りを使い魔が心配そうに飛び回る。それさえ気にせずユズは心の底からの一言を叫んだ。 「アタシが何したっていうのさー!!!!」 ベルフェゴールを更生施設送りにし、意気揚々と人間界に戻り、偶然近くにいたカースを倒そうとしたら何故か武装した人間達に銃を乱射されたのだ。 「死神!何が狙いだ!」 「撃て!カースを生み出す死神を殺せ!」 「誤解だよ!死神じゃないし!カースも生んでないし!」 取りあえず逃げ出し、大罪の悪魔を探そうと飛んでいたら正義のヒーローを名乗る、光を放つ少女に襲われた。 「平和を脅かす悪の死神め!ブライト・ヒカルが相手だ!」 「死神は悪い神じゃないから!それ以前になんでー!?」 その他にも様々な人間に襲われ、おかしいと気付いた。 人間に擬態し、偶然見たテレビでやっていたのは...
  • 2スレ目>>502~>>509
    「この和菓子美味しですよ~~」モグモグ 『こっちの和菓子も美味しいですよ~』モグモグ 両手に別々の和菓子を持ちながら交互に食べながら、一人の女性は歩いていた。 だが、不思議な事に独り言を言ってる感じなのに、まるで交互に別の人が喋ってる感じだ。 「それにしても、ベルちゃん」モグモグ 『な~に~?菜帆ちゃん?』モグモグ…ゴキュン 一つの身体で二つの声が喋る。 「私には悪魔とかよくわからないけど、ベルちゃんなら私を乗っ取ることは可能じゃないですか~?」モグモグ 『そうですね~。けど、私には私のやり方があるんですよ?すぐ本性現したりしませんよ? 私はじっくり様子を見る方ですから。うふ』モグモグ 他人から見れば、ただの独り言だが実際は違う。 一つの身体に二つの魂が入ってるのだ。 「そうですか~。それより次は何を食べに行きましょうか~?」 『なんで、普通に流しちゃうんですか?怖がってくださいよ?食...
  • 2スレ目>>488~>>495
     窯から出されたばかりで、まだ熱を持ったクロワッサンを一口齧る。サクサクとした食感と口腔に広がるバターの香りに頬が緩む。  かな子は幸せそうな顔でクリームパンを頬張り、法子もニコニコ笑顔でベーグルに齧り付いて……首を傾げた。  残念、それはドーナツじゃないんだよね。  自分の過ちに気付くとたちまち不機嫌な顔になり、さっさとベーグルを口に押し込んでしまうとすぐにあんドーナツに手を伸ばし、今度こそと顔を綻ばせる。 ――ほら、パン屋で良かったじゃん。  クロワッサンが無くなってしまったので、手近な場所にあった食パンを千切って口に放り込む。  あたしたちの中に『わたし』が生まれて一晩が経ち、あたしたちはそれぞれの家を朝一番に出て開店直後のパン屋前で集合した。  入店前に物陰でカースド態に変身して、後は言わずもがな。開店直後を狙っていた客は逃げ出したし、店員は隅で縮こまっている。  あたしたちはロク...
  • 2スレ目>>811~>>817
    ──ある日のGDF本部── 司令「さて、今日君達に集まってもらったのは、ある重要な任務のためだ」 椿「(重要な)」 詩織「(任務?)」 司令「極秘のプロジェクト故に、詳細は伏せねばならないが」 司令「現在我々は、とある 協力者 らと共に、対カース用装備の開発を進めている」 椿「(またぼかすような言い方……)」 司令「今回は、君達にその試作品の評価試験を行ってもらいたい」 司令「博士、どうぞ」 司令の合図で、白衣姿の男性が部屋に入ってくる。 恐らく、その対カース用装備とやらの開発に携わっている人間だろう。   博士「どうも、ご紹介に預かりました、龍崎です」 博士「私の方から、今回皆さんに試していただく装備の説明をさせて頂きます」 博士「これらの装備が実戦配備されれば、カース対するGDF陸戦部隊の戦闘力は、120%程向上するとの見込みです」 そう言うと博士は双眼鏡と、望遠鏡の様な物を取り出し、...
  • 2スレ目>>627~>>634
    ──とある街中── 二人組の覆面男が、大きな袋を抱えて銀行から飛び出してきた。どうやら銀行強盗であるらしい。 手には銃を持っているため、周囲の人間は迂闊に近寄れず、ヒーローかGDFの登場を待つしかなかった。 強盗「よし! とっととずらかるぞ!」 弟分「へい兄貴!」   「そこまでだ!!」   強盗らが逃走用に用意したと思われるバンに乗り込もうとしたその時、ビルの谷間に二人を制止する声が響いた。 強盗「な、なんだ!?」 弟分「兄貴! あそこ!」 強盗を含め周囲の人々が声の主を探していると、ある雑居ビルの上に馬に跨った人影を見つける。 「その方らの悪行、この目でしかと見届けたぞ!」 強盗「なにモンだ!」 「悪党相手に、名乗る名などない!!」 弟分「お、お前は……!」   仁美「天知る地知る瞳知る……武辺者ヒトミが居る限り、この世に悪は栄えない!!」ババーン!   弟分「誰だー!?」 野次馬...
  • 2スレ目>>133~>>137
    「・・・あっ」 朝の通学路。佐々木千枝は、信号待ちをしているその人物の姿を認めると、少し駆け足になって声をかける。 「お、おはようございます、おにいさんっ」 「ん?あぁ千枝ちゃん、おはよう。今日はちょっと早いんだね」 「はい、千枝、今日の日直なんです。おにいさんも、いつもより早いんですね」 「うん、最近人が増えたもんだから、色々忙しくってさ」 千枝と彼の関係は、家が近所であるという、ただそれだけだ。だが時折、青年が佐々木家の夕食に招かれることがあるなど、付き合い自体は深いものである。 (・・・今朝は会えないかも、って思ってたのに。えへへ、ちょっとうれしいな・・・♪) 小さな頃からよく遊び相手になってくれていた青年に、千枝は好意的な感情を抱いていた。 幼いゆえに『大人への憧れ』と『異性への恋慕』がないまぜになったその感情を、しかし千枝は彼に見せることは極力避けていた。 感情の整理はつかないま...
  • 2スレ目>>584~>>591
    竜族と魔族の戦争。そもそも始まりは何だったのか、知っている悪魔はもうほとんど生きていない。 そして、竜族と魔族はかつてはライバルのような関係だったと知っている悪魔はもうほとんどいない。 …ましてや、お互いの長である、竜帝と魔王が親友だったと、知っている者はもう本人以外いない。 かつて魔界を襲った危機を相手に二人で先陣に立ち、勝利をおさめ、お互いがお互いの種族の王となってもその関係は続いていた。 お互いに部下や自らの力を磨くことを好み、手合せと称した決闘も行い、いつも引き分けに終わっていた。 …ある日、竜帝がおかしくなった。まるで理性など無くしたかのように凶暴になり、その力に煽られた若い竜達がとある魔族の集落を滅ぼした。 魔族は怒り狂い、竜族も王が狂いだしたのが原因か、全ての竜が暴れ出した。 お互いにお互いを迫害し、殺し、呪う。 それが戦争の始まりだった。 魔王はユズから送られてきた報告書...
  • 2スレ目>>328~>>338
    とあるカフェ。そこに歩く自然災害な三人はいた。 三人はこのカフェの名物「はぴはぴ☆パフェ」を食べながら、雑談している。 ほたる「と、巴ちゃん。大丈夫?」 巴「大丈夫じゃ…。ただ、親父のワガママにはうんざりじゃけえ……」 乃々「私なら写真を取られるなんて…むーりぃー………」 巴「……今回ばかしは乃々の意見に同意するのう….」 約一名。凄い疲れ切った顔をしているが… ほたる「け、けど、私達の活動許してもらってよかったじゃないですか?監視の人達もいなくなったし…」 巴「確かに良かったんじゃが……お陰で頭がいたいのう」 そう。ここに来る前に三人は、村上組の屋敷に行き、ナチュルスターの事を巴の父親に話に行ったのだ。 結果は、許して貰ったのだが…… --------回想-------- バカ親父「なにぃ……巴がヒーローじゃと……最高じゃけんのう!!いいぞいいぞ許すのう!存分にやって来い!!」 ダ...
  • 2スレ目>>764~>>766
    京都。古来より霊的な力を多く有するが故に、それを狙う妖怪どもの暴れまわることの多い街。 『・・・ったく、えらく気前の良い歓迎会だなァ、えェ?』 「到着して早々に・・・いや、これも修練、そう考えましょう」 その外れに、両手に収まらない数の『鬼』の群れと対峙する少女が一人。 『相変わらずクッソ真面目だこって。そんなんだからいつまでたってもちんちくりんのまんまなんだよ』 「なっ、今背の話は関係ないでしょうが!!それに珠美はちびっこちゃうし!!」 この場に居る下級の鬼どもには、言葉を理解し操る程の知能を持つものはない。ならば、彼女は一体『何』と言葉を交わしているのか。 『ま、それに関する口論は後回しだわな。・・・オウ珠美、ちゃっちゃと片付けるぞ』 「・・・ですね。この程度で、『小早川のお嬢さま』の手を煩わせるのも忍びないです。一気に決めますよ、西蓮(さいれん)」 ―――声は、少女の背に負われた『...
  • 2スレ目>>435~>>442
    棟方愛海の朝は早い・・・ 「愛海ー、そろそろ起きなさーい!朝ごはん食べる時間なくなるわよー!」 ・・・わけでもない。 「・・・んー、いまいくー・・・ぁふ」 ついついこれまでのヒロイン達の記録を見返して夜更かし、なんてよくあること。 それでも病気以外では意地でも無遅刻無欠席。だって学校には楽しみがいっぱいなんだもの、いろんな意味で。 顔を洗って歯を磨いたら気分サッパリ、髪のお手入れとセットは入念に。女の子の嗜み。 トーストをもそもそ齧りながら、日課の新聞チェック。ただしヒーロー関係のみ。もっと言うならヒロイン関係のみ。 「・・・ん、『カースの活動、謎の活発化』?・・・うーん、ヒロイン達の活躍の場が増えるのは良いけど、気をつけないとなー・・・はむっ」 自ら敵役を打って出る(実際戦うのは晶葉製のロボだが)程のヒロイン大好き愛海さんだが、彼女自身は至ってか弱い女子中学生である。 カースやらの化け物...
  • 2スレ目>>211~>>217
    ― 「……潜入成功…」 こんばんわ、リンです。私は今……。    宇宙犯罪組織の隠れ家に居ます。 『畜生!何故、ココがバレた!?誰か密告したのか!?』 …頑張ってね、GDFの人たち。 『クッ…狙撃兵がいるぞ!あのウサミン達に売る予定のプラズマバスターはあるな!?それで応戦しろ!?』 「…プラズマバスター…ふふっ、やっぱりあるんだ……ふふふふっ♪」 私の目の前で飛び交う怒号。 絶え間なく聞こえる銃声。 「…やっぱり結構恐いな…」 …巻き込まれないようにしなきゃ…。 私は銃撃音が鳴る方向を避けながら移動を繰り返す。 「…ここかな?」 一際大きく頑丈そうな扉…。 これは……。 「少し勿体無いけど仕方ないね…」 私は懐から巾着の中から青のビー玉を取り出す。 『氷よ!』 巨大な氷塊が扉にめりこみ、無理やり扉をこじ開ける。 「よしっ」 ズカズカと部屋に踏み込んでいく私。 「…あった」 壁に立てかけ...
  • 2スレ目>>224~>>236
    七つの大罪を司る悪魔。それは人間界の書物にも記録が残っている。 しかし、その書物の情報と現在人間界で目撃されている七つの大罪の悪魔の容姿はあまりにも違う。 何故か? もちろん、悪魔にも人間ほど短くはないが寿命はあり、歳をとる。 …ここまで言って察した人はいるだろうか?…そう、重要な役職を持つ悪魔の名は襲名制なのである。 しかし、人間界でよくあるように弟子や子が名を引き継ぐのではない。 その先代の悪魔の命が散った時に、その悪魔の持っていた武器や装飾具が次の主を決め、新たな主がその名を襲名するのだ。 そして、竜族との戦争で多くの悪魔がその命を散らした。七つの大罪を司る者たちも大半が死んだ。 そして、その役職の名と力はまだ力をコントロールしきれないような年齢の悪魔が引き継いでしまった。 もちろん、その役職とは七つの大罪だけではないわけで… 様々な世界の狭間。普通の者は入ることすらままならず、少...
  • 2スレ目>>748~>>755
     今回の敵は蛇だった。  八つの目を持つ、冗談のような大きさの蛇。  しかしよく見るとその表面は細かく蠢き、無数の蛇の群体であることが分かる。  拓海はいつも通り、変身からの先制ドロップキックを放つが、バラリと解けてかわされる。  カミカゼは着地しながら内心で毒づく。  細かく、多く、素早い。肉弾戦を主とするカミカゼにはやりにくい相手だ。  鋭い突きを放つが、軽くかわされる。それどころか、蛇が腕を這い上がり締め上げてくる。 カミカゼ「ぐうっ」  蛇を引き剥がそうと掴むが、なかなかうまくいかない。  それどころか次から次へと蛇が這い上がろうとするので、カミカゼは一旦飛びのいて距離をとり、蛇の胴を引きちぎって難を逃れた。  蹴りも同様にして反撃され、カミカゼは迂闊に攻撃をすることができなくなる。  蛇が体の一部を分けて体当たりしてくる。かわすために動くと、足元に這いよってきた蛇がその足の下...
  • 2スレ目>>979~>>985
     オーブンを開けると熱気と一緒に甘い香りが立ち上る。  カップケーキを取り出すと、竹串を刺して中まで焼けているのを確かめる。  一つ味見に齧りつく――うん、美味しい!  こんな体になってからも、お菓子作りはやめてない。  むしろ前より頻繁になったくらい。  以前は体重を気にしたりもしたけど、今はお菓子のほうがずっと大事。  作ったお菓子は二人にも振舞う。  好みが少し違うから、文句が挙がることもあるけれど、幸せな時間は三人で共有したいから。  でも…… 法子「ぎ も゛ぢ わ゛る゛い゛……」  今日の法子ちゃんはずっとこんな感じ。  天気が良かったから公園でシートを敷いて待ってたんだけど、やってきた法子ちゃんを見て無理やり帰そうかとも思ったくらい。  大丈夫と言い張って聞かないからそのまま居させてるけど、さっきからロクに食べてない。  せっかくドーナツも作ってきたのに手を付けようともしない...
  • 2スレ目>>163~>>172
    きらり「奈緒ちゃん…!かれんちゃんが…!」 それはきらりが加蓮を浄化し、結界から出て夏樹、李衣菜、奈緒と合流している時。 その光景を一匹の蛇が覗き見していた。   「若いわね」 場所は変わり、薄暗い廃墟を一人の女性が進んでいた。 「若いっていいわね。思いっきりがよくって、すぐ行動ができて」 微笑んでいて、だがその瞳はまるで獲物を見定めてるような蛇のような鋭い眼差し。 「仲間と一緒に協力して、闇に落ちた一人の少女を救いだす。なんて、素敵な話なのかしら」 喋り方は普通の筈なのに、どこかネットリとまとわりつくようなおぞましさを感じてしまう。 「羨ましいわね」 そういいながら女----川島瑞樹は廃墟の奥へと進む。 「だけどね……少し遅かったわね」 そして、奥の広い部屋。 そこは黒い泥に侵食されていた。そしてその中央には大きな黒い繭みたいのがあり、中には幾つもの核が敷き詰められており、その繭は心臓の...
  • 2スレ目>>733~>>738
    シュークリーム。 種類によって様々だが、柔らかい生地の中に甘いクリームが入った洋菓子。 日本でも馴染みが深く、おやつにはちょうどいい物だ。 『シュークリームが食べたいにゃ、飛びっきり甘いのがいいにゃ』 『むふふ…日菜子も最近食べてませんからぁ、お願いできますかぁ?』 『シフトが一緒の子からきいたんだけど最近、近くに専門店ができたらしいにゃあ』 『日菜子も愛梨さんから聞きましたあ♪凄く評判がいいそうですよぉ』 と、ある日いきなりこんなことを同居人二人に切り出された最後の一人であるのあは 、少し考えた後、 『……行ってくるわ』 『むふふ、ありがとうございますぅ♪』 『さっすがのあチャン、話がわかるにゃあ!……ところで今日の晩御飯は何にするにゃ?』 『オニオンサラダとあさりの味噌汁と鯖の塩焼きよ』 『ゼッタイおっことわりだにゃ!!』 こんな会話をしたのが昼前である。   『ああ、食べたい食べた...
  • 2スレ目>>799~>>807
    相変わらずベルフェゴールが屋上でゲームをしている。 そこに、再び屋上に降り立った人影。そちらに目を向けると、敵意を丸出しにして立ち上がった。 「…見逃してあげるって言ったよね?」 その人影は、先日倒して見逃した、サタンの配下の死神だった。 「邪魔するなら今度こそ容赦はしないよ?」 「そっちこそ、前と同じアタシだと思ったら大間違いだよ?」 『みーみー!』 ユズの背後から6体の使い魔も飛び出してくる。 「ふぅん…今度は数で押すつもり?でもそれって根本的な解決にはならないよね?どんなに攻撃しても無意味なんだよ。わかってるの?」 「いいや違うよ。有効な攻撃もあるんだ。修業で身に着けたからね!」 「ハァ…いくらサタンさんの直属でもたった数日の修行で出来ると思ってるの?」 ベルフェゴールは嘲笑うように体内の無限に湧き続ける魔力を開放させる。 「―そんな勇者みたいなこと、できるわけないじゃん!」 「…...
  • 2スレ目>>616~>>621
    世の中で地下世界で歴史的交渉をし、カースが地上で暴れまわっている頃。 Пは家でごろ寝しながら、いつも通り神様の新聞を読みあさっていた。 П「カース同士での内輪もめか!上級カース同士での屋上の死闘」 П「カース同士で屋上乱闘後、命からがら生き延びる事例発生、皆さん屋上に注意して下さい…」 П「世界的大企業の主ロリコン疑惑、何でもとある場所にて12歳の実の娘と擬似SMプレイ疑惑」 П「3チビカーストリオ街を練り歩くも、町の人々にすらスルーされる」 П「中には小学生だと思ったという者も、写真が……アラヤダ可愛い」 П「黄衣の王元トップアイドルに取り付く、本人の証言によれば可愛い女の子に取り憑きたかった、今では満足しているとの事(※要出典)」 П「……世の中スゴイ平和すぎて、副業依頼来ないんじゃー」 読んでいた何時もの新聞をゴミ箱に放り投げ、新調したライフル、カンプピストルにため息を付く。 思って...
  • 2スレ目>>598~>>607
    地底世界アンダーワールドの『夜明け』は、地上時間にして午前6時きっかりに設定されている。 かつて地底に放逐された人々が、太陽の存在しない閉鎖された世界で生きていくためには、 やはり太陽の光が必要だった。 地上に降り注ぐ熱と光でもって、生命を育むためのエネルギーを得なければならない。 そこで、、根本的解決にはなりえないにせよ、少なくとも向こう数百年の間をどうにかできる手段として 考案され実行に移されたのが、人工太陽建設計画だった。 その計画は乱暴に言ってしまえば、アンダーワールドの天頂付近の岩盤に巨大な照明を 取りつけようというもので、地下世界の住人達四半世紀の歳月をかけて全長6キロメートル、 直径1キロにもなる巨大な円筒型の照明ユニットを最終的には10基製造し、『天蓋』へ設置した。 光量も熱量も本物の太陽には遠く及ばないものの、光の届かぬ暗黒の地底に昼夜が生まれた。 だが、かつての屈辱の歴...
  • 2スレ目>>253~>>261
    レイナ、ルシファーとの相見えから一夜明け、聖は望月家の自室で人間の少女の本分をこなす為に学校へ行く準備をしていた。 が、その様子を見ていた佐城雪美は険しい表情をしている。 聖「雪美、そんな顔しないで…?」 聖「人間の姿でいる以上…学校には行かないといけないの…」 雪美「……私も……行く…」 聖「ダメ…」 聖「良い子だから、お留守番してて…?」 優しく宥める聖。 しかし、雪美の表情は変わらない。 雪美「……いつも一緒……言った……」 聖「……」 そろそろ家を出なければ遅刻をしてしまう。 かと言って、外が明るい内に翼で飛んで移動するにはあまりにも目立ち過ぎる。 雪美「……」 雪美は、とても納得してくれる様子では無い。 聖「…今日だけだからね?」 雪美「……!」 雪美「……うん」 その言葉を聞いた雪美の表情に笑みがこぼれる。 本当に今日だけだとわかってくれているのだろうか。 しかし昨夜、あんなこ...
  • 2スレ目>>119~>>125
    side M 「にゃあ~……おなかすいたにゃあ……もうキャットフードでもいいにゃ………」 休日の昼間、買い物客で溢れかえる大型ショッピングモールの日陰に思いっきり横になって寝ている少女がいた。 「けど暑いにゃ……動きたくないにゃあ……」 世界が異変………例えば、異星人が現れたり、正体不明の怪物が出たり、悪を名乗る集団やはたまたそれらと戦うヒーローヒロインが表舞台に立つようになっても、人々の生活は割と変わることが無く続いていた。 「けどやっぱりおなかすいたにゃ………まいったにゃあ………」 それは、人類が延々と続けてきた歴史の偉業か。 「………はぁ、ひもじいってこういう事なのかにゃあ……」 もしくは、弊害か。 「お財布すっからかんにゃあ………あ、あんなところに100円が落ちてるにゃ!」 ―――つまるところ、ネコミミ&ネコシッポを生やしてどこかの学校の制服を着た少女『前川みく』にはお金が無かった...
  • 2スレ目>>926~>>940
    ある悪魔の話をしよう。 その悪魔は、龍族と魔族の間に産まれた。 だが、周りの魔族や龍族はきみわるがった。何故なら魔族にも龍族にもある筈の翼と角がなかったからだ。 コイツは呪われてる。 きっと、俺たち龍族に災いをもたらす。 きっと、俺たち魔族に災いをもたらす。 殺せ。この災いをもたらす奴を殺せ!!   そう言って、殺される筈だった悪魔を救ったモノたちがいた。 龍帝キバと魔王サタンである。 彼らは、自分を受けいてれてくれた。 魔族と龍族は、お互いに鍛錬しあい、共に強くなっていく間柄だった。 自分も彼らみたいになりたい。そして鍛錬にいそしむ日々だった。 いつかはあの人達と肩を並べて戦いたいと…… だが、いくら鍛錬しても彼らには追いつけない。 憧れた二人は更に上にいく。 頑張っても頑張っても頑張っても、二人へは届かない。 だが、それはまだ妬みには--嫉妬にはならなかった。 あの日が来るまでは…… ...
  • 2スレ目>>344~>>352
    日が暮れて間もない頃、「怠惰」を司る悪魔「ベルフェゴール」こと「三好紗南」は街へと繰り出していた。 しかしカースの発生や、カースドヒューマンを作り出す為にに街へ繰り出したわけでは無い。 彼女は街の大型ゲームショップにいた。 彼女の能力である情報獲得は彼女が一度「見た」対象の情報を全て取り込む、いわばダウンロード。 彼女が「見た」対象がゲームソフトであれば、そのゲームの内容を全て取り込むことができ、その内容をゲーム機に移し替えれば一々購入せずともゲームのプレイが可能。 そして攻略情報までも完全に獲得してしまう為、彼女がゲームで詰むことは無い。 やりがいこそ無いが彼女の暇を潰すには充分なものだった。 紗南「(ゲームの世界観やキャラを見てるだけでも面白いしね)」 紗南「(さてと、ちゃちゃっと新作を取り込ませてもらおうかな!)」 ベルフェゴールは店内に並べられたゲームソフトを一瞥し、それらの内容を...
  • 2スレ目>>772~>>775
    「それで、依頼とは?」 時計の針は午後5時を回り、俄かに光量の落ち始めた人工太陽の下、一組の男女が アンダーワールド首都のカフェの個室で向かい合っていた。 二人の纏う雰囲気は間違っても恋人達のそれではなく、一定の緊張を保って互いの腹を探り合う ビジネスのものと見えた。完全防音のVIPルームを選んでいるのも機密保持のためだ。 「例のはぐれウサミンと、能力者の女……ご存じでしょう」 「ある程度はね」 女は、スラックスを履いた長い足を組んで紅茶のカップを口に運ぶ。 アンダーワールドは農耕には向かない土地だが、大規模な植物工場によって安全な食料の供給が 行える。この格別の芳香を漂わせるダージリンも工場産のものだ。 遺伝子組み換えによる品種改良と内部環境の完璧な調整によって、ものによっては地上産よりも 高品質な代物を生産することも可能である。 ただし、紅茶のような嗜好品は生産コストの問題からかなり値...
  • 2スレ目>>410~>>416
    ネバーディスペアの一員である神谷奈緒。今日彼女は特にやることもなく、街をぶらついていた。 大きなヘッドホンで虎の耳を隠し、左腕は肘から先をギプスで覆うことで虎の手を隠し、蛇の尻尾は…諦めた。 獣人という存在がいるこの世界ではある程度は受け入れられるだろうが、奈緒は完全に受け入れられる事は無理だと悟っていた。 散歩中の犬とすれ違えばどんなに大人しい犬でも奈緒に吠えるし、ペットショップの前なんて通ればたちまち動物たちはパニックを起こす。 神谷奈緒という存在は、様々な生命体の集合体の一部に過ぎない。 正気を保っていなければそれらの一部に成り果ててしまう。ウサミン星人の作りだした究極生命体という怪物に。 本来ならば彼女は人類…否、全ての生物だけでなく、星すら食らう怪物に成り果てていたと、計画書を読んで知った時は震えが止まらなかった。 そして動物たちは敏感に奈緒の中のその大きな生命体を感じ取ってし...
  • 2スレ目>>267~>>272
    世の中に妖怪やら、宇宙人やら、神様やら、悪魔やらが解き放たれて暫くの時間が経過した。 その日は妙にじっとりとして暑かった、言うならば夏直前の梅雨明けに湿気が暑さに拍車をかけるような熱帯夜。 部屋で親の趣味のオールディーズのレコード盤をかけて、部屋にて何時もの通り新聞を読む。 П(宇宙人、地球侵攻作戦計画か?人間名 野々村そらを送り出す……他所でやってくれねぇかなぁ) 何となくカレーを食べた時から違和感は感じていた、あの性格がなぜかは知らんが妙に馴染んでいるようで、実際には何処か演じている気がしていた。 だが俺には関係のない話だ、もし火の粉を撒き散らすならともかく、顧客を撃ち殺すような趣味は俺にはない。 П「あぁ、それにしてもじっとりと湿っている……嫌な時期だな」 だがねっとりと渦を巻いた熱気はコンコン、という戸を叩く音によって注意をそらされた。 П「はーい!……誰だこんな時間に」 思わず声...
  • 2スレ目>>193~>>204
    最近、宇宙人やら謎の生命体やらと戦いが勃発してるらしいっス アタシも今、大事な戦いの真っ只中っス 味方は一人もおらず、大変っスね しかも、相手はやっかいなことに『時間』という人間じゃどうにもならないものなんス その相手は...   締め切り   アタシが今連載している漫画の締め切りが今日の夜っス それなのに、アシスタントは誰一人としてこないとは、もう全員首っスね、首 また新しい人探さなきゃ... ピンポーン も、もしかしてアシさん!?いやー、神はアタシを見捨てなかったっスねー 「はいはい、今行きまスよ」 ガチャ 「荒木先生!原稿!」 編集でした この編集さんはいいおばさんなんスけど、ちょっとおせっかい焼きだから困るっス。集中できなくなりまス 「荒木先生、今日締め切りなんで原稿を受け取りに来ました」 しょうがない、アタシの能力を使って帰ってもらいまス         ...
  • 2スレ目>>576~>>581
    ベルフェゴールとの戦いに敗れたユズは、一旦彼女の知る最も安全な場所である世界の狭間の魔力管理塔へ杖にすがりつくようにして歩きながら帰ってきた。 扉を開くと同時に倒れる。何とか力を振り絞り、棚に置いてあった彼女をデフォルメしたかのような二体の人形に魔力を注いだ。 するとまるで生きているかのように動き出し、ユズの頭上へ飛んできた。 白い鎌を持った個体が癒しの魔法を使い、黒い鎌を持った個体が魔法で彼女をベッドへ運ぶ。 「…ありがと。」 「「みーっ!」」 それらは彼女の作った使い魔だ。いざという時の為に回復魔法を記憶させておいてよかったと安堵し、眠りについた。 暫くして、目を覚まし、再び使い魔に今度は濃い魔力を注ぐ。 ユズはベッドから起き上がると使い魔に指示を出す。 「地下から魔術書を…何でもいいから4冊もってきて!片方はサタン様への報告書を書いて!」 「「みっ!」」 白い鎌は地下へ、黒い鎌は紙...
  • 2スレ目>>647~>>650
    「・・・んふふー、美味しいです~♪」 「・・・ホント、幸せそうに食べるのね」 とある喫茶店の奥まった席に、二人の少女の姿があった。 いくつも並べられたケーキをかわるがわる頬張り、そのたび幸せそうな吐息を漏らす少女は、海老原菜帆。 その向かいに座り、菜帆が幸せそうに食べる姿を見て微笑んでいるのが、速水奏。 『菜帆ちゃん菜帆ちゃん、次はこっちなんかどうですか~?』 「相性ばっちりみたいね。安心したわ、ベル」 『えぇ、ばっちりですよ~。アスモちゃんもひとくち、どうですか~?』 片や、『暴食』を司る悪魔『ベルゼブブ』とその依り代。片や、『色欲』を司る悪魔『アスモデウス』。 それが、一見普通の高校生に見える少女たちの正体である 基本的に他の悪魔との接触を嫌うアスモデウスだが、今代のベルゼブブとは妙にウマが合った。 『強欲』のマンモンと『傲慢』のルシファーは、どこまで行っても自分本位で、他者に興味が...
  • 2スレ目>>955~>>960
    夕日が高層ビルの後ろに隠れると、あっという間に夜の闇が街を包みこんでいく。 無機質な街灯や猥雑なネオンの光が混然一体となって、街の夜を無遠慮に飾りつける。 行き交う人の流れは昼夜を問わず絶えることがなく、車のエンジン音やクラクションが耳障りな BGMとなって、どこからか吹き寄せる風と共に街をざわめかせた。 経済特区ネオトーキョーの夜は、本来訪れるべき暗闇と静寂を恐れるかのように雑然としている。 十年前、東京湾を埋め立てて建設されたこの都市は、企業に対する各種優遇措置によって 進出と投資を促す一方、大学や民間の研究機関によってサイバー技術の研究が行われてきた。 都市機能のすべてがコンピュータで管理されネットワーク接続されており、その高い利便性も手伝って 外部から多くの人間が移住し、ネオトーキョーは急速な発展を遂げた。 ネオトーキョーで開発された高性能な義肢や人工臓器は内外の注目を集めていたが...
  • 2スレ目>>705~>>716
    ― 「強欲の王…見つけましたぁ~♪」 イヴは遥か上空、自身の操る箒の上から夜の闇の中、河川敷に佇むきらびやかに飾られた泥を見下ろす。 「最近は裕美ちゃんに何でも投げちゃってますからぁ…」 「たまには所長らしいこともしなくちゃですよねぇ~♪」 そう言ってイヴは指先を遥か上空へ向ける。 『氷よ!寄り集まりて塊になれぇ~♪』 魔法で生み出された氷塊はカースの遥か上空で少しずつ、少しずつ大きくなる。 「そろそろですねぇ…」 強欲の王をまるまる覆えるくらいまで大きくなった氷塊が重力から解き放たれ落下する。 『ギギャッ!』 突然空から降ってきた氷塊が強欲の王をへと迫る。 氷塊が強欲の王に当たる直前、強欲の王から猛烈な勢いの水が吹き出し、氷塊の勢いを緩める。 『キエタクナイ!ゼンブ、ゼンブワタシガノミコム!』 「凄いですねぇ~、カースがどこで魔法とテレポートなんて覚えたんでしょう~♪」 氷塊を避けてな...
  • 2スレ目>>723~>>730
    「もーお姉ちゃんってば、心配しすぎだよー」 「しすぎて困る心配なんてないの。それに急がなくても映画館は逃げないって」 週末。普段は家で過ごしてもらっている――心苦しくはあるが、お母さん達に相談するのも憚られたし、転入の手続きとかで面倒が起きてもアタシでは対処できないだろう――莉嘉を連れて、二人で映画館に向かっていた。 最近よくCMを見かけるアニメ映画に興味津々らしく、繋いだ手を引っ張って、早く早くと急かしてくる。 もしもまた事故にあったら、と考えてしまって、莉嘉と出歩くときはいつも手を繋いでいる。莉嘉は過保護だとちょっと不満そうだが、これだけはどうあっても譲る気はなかった。 「映画館が逃げなくても、ゆっくりしてたら映画始まっちゃうじゃーん」 「まだまだ時間あるってば。むしろ早くつきすぎてもヒマでしょ?」 しばらく前に別の映画を見に行ったとき、張り切りすぎて一時間も前に到着してしまって...
  • 2スレ目>>375~>>399
    幸子「いやぁ、それにつけてもボクはカワイイですよねぇ……」 ――大手を振って、太陽の下をカースドヒューマンが歩いていた。 ――うぞうぞと不定形の眷属を引き連れて、堂々と人だかりをかき分けていく。 ――周りの目も何のその。 ――好奇の視線も彼女にとっては羨望の眼差しであり、 ――優越を感じこそすれ、そこに羞恥を覚えることなど無く。 ――どころか物足りないとすら思っている、図太い神経の持ち主。 ――輿水幸子。 ――彼女はその身に異形を宿した少女である。 幸子「ボクのカワイさを知らない人が一人でもいるということは世界にとっての損失です!」 幸子「ということで、ボクのカワイさをもっと知ってもらいましょう!」 幸子「ああ、ボクってカワイイだけじゃなくて、何て寛大なんでしょう……」 幸子「なんてったって、その為にわざわざ人通りの多いところを選んで通ってあげてるんですから」 幸子「皆さん、感謝なんてしな...
  • 2スレ目>>638~>>645
    「・・・はぁ、またダメだった・・・」 夕暮れ時の公園を、とぼとぼ歩く少女が一人。 「もうこれで九件目かぁ・・・いよいよ後がなくなっちゃったよ」 アイドルになりたい、と息巻いて家を飛び出したまでは良かったが、両親が折れる条件として提示したのは、「受けるオーディションは十件まで、それで駄目なら戻ってこい」というものだった。 「十件ぽっちで拾ってもらえるほど甘い業界じゃないとは思ってたけど・・・実際目の当たりにするとヘコむ・・・はぁ」 後が無い焦りと緊張で、数をこなせばこなすほどアピールが下手くそになっているのを自分でも感じるくらいだ。 このままでは次のオーディションも良い結果は残せそうにない。 「・・・あーダメダメ、こんな悪いイメージ持ってちゃ上手くいくものも失敗しちゃうよ!気合入れなおさないとッ!!」 ふんす、と心機一転、次こそ合格だッ、と気合を入れたその瞬間のこと。ふっ、と少女の真上から...
  • 2スレ目>>877~>>893
    ― 「来たんだね」 私の周囲にたむろしていたカースたちが次々と核だけになり落下してカチン、カチンと音を鳴らす。 「大量のカースが現れた地点を探せば見つかると思ってた…」 「待ってたよ、ウサミン星人」 空を見上げるとそこにはホログラム投影された一人の少女。 『――――――……♪』 「初めまして、『歌姫』、カースを浄化するあなたも凄く興味深いけど――」 「―今はあなたの後ろにあるやつのほうが興味あるかな?」 「うん、テクノロジストの血が騒ぐよ」 リンはホログラムの背景のように空に浮かぶ宇宙船を見て呟いた。 ― 「き、君はいつの間に私の宇宙船に入り込んだんだ…?」 私の前には一人のウサミン星人。心なしか怒っているように見える。 「うわっ、思ったより重いねこれ」 しかしながら私はそれどころではない。目の前には歌姫が着ていた不思議な服、というよりもスーツと言ったほうがいいのだろうか。 「ねぇ、これ...
  • 2スレ目>>838~>>846
    その日、マンモンたる彼女は露骨に機嫌が悪かった。 桃華「・・・・・・・。」 サクライP「・・・・・・やはり、例の能力者ですか?」 桃華「Pちゃま、その件についてはもうよろしいと言ったはずですわ。」 サクライP「失礼しました。」 桃華「・・・・・・神が相手では分が悪すぎますもの。」 櫻井有する能力者の組織は「アカシックレコードの読み手」を追っていたが、 その実行部隊が次々と失踪することとなる。 対策を打たれたのだ。 それも神によって。 サクライPの必死の調査によってわかった事は三つ。 1.彼女を追えば、何らかのアクシデントが起こって探索・追尾不能となる。 2.彼女を憎めば、何らかの事故が起こって病院送りになる。 3.それらは神の仕業である。 これだけの事を調べ上げるのに、彼自身”偶然の不幸な事故によって”三度ほど死に掛けた。 持ち前の貪欲さで九死に一生を得てきたそうだ。 桃華(それで...
  • 2スレ目>>282~>>292
    ―――――――――― (――ここは……?) 菜々が意識を取り戻したのは、ウサミン星人の宇宙船の仮眠室に備え付けられた 休眠用ベッド・チャンバーの中であった。 この2メートルそこそこの円筒型密閉式チャンバーには高い精神安定効果を持つ各種装置が 備わっており、チャンバーの中に3時間横たわっているだけで、心身のリフレッシュ効果が 12時間の熟睡に匹敵するとされている。 ウサミン星の船舶には大抵備わっている標準的な装置だ。 実に数十年ぶりに身体を預けるベッド・チャンバーだったが、畳の上に布団を敷いて 眠る生活に慣れ切った彼女からすれば、実感として、狭苦しさが懐かしさに勝っていた。 それにこのチャンバー、確かに疲れは取れるのだが、どうにも休んだ気になれないのが頂けない。 チャンバーの内側の開閉スイッチに指を触れると、音もなくカバーがスライドする。 菜々は起き上がって周りを見回してみる。 ベッド・チャ...
  • 2スレ目>>478~>>482
    あるアパートの一室に、トントントンと規則正しい音が響く。 窓から外を見れば今日も今日とて晴れ。 そして美味しそうな香りが漂っている。 周りを見れば、見慣れた机とその上に置かれた蒼白色の仮面が見えた。 「……うにゃー………みくにちかよる…にゃあ……zzZ」 寝ていたロフトから下を覗けば、タオルケットに丸まって寝ているネコ少女とラフな格好にエプロン姿で料理を作っている銀髪の女性、二人の同居人の姿が見えた。 「………むふふ♪」 それを見て、新婚みたいだなぁと妄想に浸る。 「…むふ……おはようございます、王子様♪」 そして、いつものように誰にともなく声を投げかける。 ーーー前川みく、のあ、喜多日菜子の3人の、一週間目の朝であった。 ーーー前川みく、のあ、喜多日菜子の3人の、一週間目の朝であった。 「おはようございますぅ」 「…おはよう、日菜子」 ロフトから降りて、こじんまりしたキッチンに向かっ...
  • 2スレ目>>687~>>696
    聖は望月家の自室で思い澄ましていた。 光を心を救った、ヒカリ。 それは木漏れ日のような優しき暖かさを持った少女。 「高森藍子」についてだ。 聖「(負の感情を……浄化する能力……)」 聖「(感じた……希望の息吹を……)」 聖「(あの能力は、彼女本来が持つ能力…?)」 聖「(それとも……誰かに授けられた能力…?)」 聖「(私にも…わからない…)」 聖「(…けれど)」 『必ず守るから』 ―――優しく、そして力強い意思 ―――彼女ならきっとヒカルと共に ―――この世界を導いて… 黒猫(雪美)「…すぅすぅ」 藍子の優しき能力を間近で感じ取っていたせいだろうか。 雪美は望月家に戻るなり、猫の姿に変化し安心したように眠っている。 そんな姿を見て、聖は願った。 ささやかだけど、確かな。 未来の世界でも、そんな幸せが存在していることを。 こんこん。 自室のドアが叩かれる音がする。 聖「…どうぞ」 がら...
  • 2スレ目>>358~>>361
    『ウフフフフフ・・・アッハハハハハハハ!!』 「・・・っ、ダメ・・・核まで、攻撃が届かない・・・!」 夕飯の買い物に出かけた帰り、たまたまカースと遭遇してしまったエンジェリックカインドこと三船美優は、『色欲』のカースを相手に苦戦していた。 いくら必殺の矢を放っても、無数の触手が絡み合い盾となって、核への攻撃を防いでしまうのだ。 ならば接近戦を、と距離を詰めようと動くカインド。 『アハッ・・・アハハハハハハッ!!』 「っ、やあっ・・・!?」 そこへカースが一斉に触手を伸ばし、カインドの腕を脚を、がんじがらめに縛りつけてしまった! 抵抗する腕を頭の上へ、足は軽く開いた状態で、体の自由を奪われてしまうカインド。じつにけしからんはなしである。 「っく、このっ・・・離しな、さいッ」 必死に身をよじって呪縛から逃れようとするも、もがけばもがくほど触手はギチギチと縛る力を強めるばかり。 それどころか、い...
  • 2スレ目>>787~>>792
    コンビニのアルバイトの帰り、北条加蓮は悩んでいた。 北条加蓮……嫉妬のカースドヒューマンだったが、きらりに浄化され、病気もそれと一緒に消え去った。 本来なら、そこで死ぬ運命なのだが…… 偶然にも、戦闘中に奈緒の血液を飲んだ事により核が浄化されても死なずにすんだのだ…… だけど、命は拾ったが、問題は色々山積みだ。 特に問題なのは二つある。 一つは、嫉妬の蛇龍。自分が作った大型カース。 だな、アレは本来動くはずないのに、誰かが未完成のまま目覚めさせたのだ。 二つ目は………… 加蓮「パパもママも心配してるかな………そうだった…私は見捨てられたんだった…」 家にも病院にも帰れない事だ。 彼女はカースドヒューマンになってから、両親も病院も、重病人が生きれないと思い、諦め、死亡届けを出したのだ。 つまり彼女は死人扱いされている。 現在はエンヴィーの時から住まわせて貰っているとある女子寮で寝泊まりし...
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