2スレ目>>193~>>204

モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」まとめ@wiki内検索 / 「2スレ目>>193~>>204」で検索した結果

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  • 2スレ目>>193~>>204
    最近、宇宙人やら謎の生命体やらと戦いが勃発してるらしいっス アタシも今、大事な戦いの真っ只中っス 味方は一人もおらず、大変っスね しかも、相手はやっかいなことに『時間』という人間じゃどうにもならないものなんス その相手は...   締め切り   アタシが今連載している漫画の締め切りが今日の夜っス それなのに、アシスタントは誰一人としてこないとは、もう全員首っスね、首 また新しい人探さなきゃ... ピンポーン も、もしかしてアシさん!?いやー、神はアタシを見捨てなかったっスねー 「はいはい、今行きまスよ」 ガチャ 「荒木先生!原稿!」 編集でした この編集さんはいいおばさんなんスけど、ちょっとおせっかい焼きだから困るっス。集中できなくなりまス 「荒木先生、今日締め切りなんで原稿を受け取りに来ました」 しょうがない、アタシの能力を使って帰ってもらいまス         ...
  • 2スレ目>>243~>>247
    『あ・・・あぁ・・・・・・』 暴れまわるバケモノ。なぎ払われていく人、人、人。 『いや・・・やだよ・・・もうやめてよぉッ・・・!!』 崩れていく建物。燃え盛る家、家、家。 『ぁ・・・ぅあ、あああっ・・・・・・!!!』 そして、ひときわ大きくて眩しい光が、視界いっぱいに広がって、『あたし』は・・・・・・・ 『あ、あぁぁ・・・うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!」   「・・・かっ、莉嘉っ!どうしたの、莉嘉っ!」 「あ、あああああああっ!!やだ、やだやだやだっ、やめて、やめてえええええええええええっっ!!!」 「落ち着きなって、莉嘉っ!莉嘉っ、痛っ、だい、じょうぶっ、だからっ!!」 アタシの声も聞こえていないみたいで、ベッドの上から落ちそうになるくらいに暴れる莉嘉。 めちゃくちゃに振り回す腕に足に何度も叩かれながら、どうにか莉嘉を...
  • 2スレ目>>133~>>137
    「・・・あっ」 朝の通学路。佐々木千枝は、信号待ちをしているその人物の姿を認めると、少し駆け足になって声をかける。 「お、おはようございます、おにいさんっ」 「ん?あぁ千枝ちゃん、おはよう。今日はちょっと早いんだね」 「はい、千枝、今日の日直なんです。おにいさんも、いつもより早いんですね」 「うん、最近人が増えたもんだから、色々忙しくってさ」 千枝と彼の関係は、家が近所であるという、ただそれだけだ。だが時折、青年が佐々木家の夕食に招かれることがあるなど、付き合い自体は深いものである。 (・・・今朝は会えないかも、って思ってたのに。えへへ、ちょっとうれしいな・・・♪) 小さな頃からよく遊び相手になってくれていた青年に、千枝は好意的な感情を抱いていた。 幼いゆえに『大人への憧れ』と『異性への恋慕』がないまぜになったその感情を、しかし千枝は彼に見せることは極力避けていた。 感情の整理はつかないま...
  • 2スレ目>>253~>>261
    レイナ、ルシファーとの相見えから一夜明け、聖は望月家の自室で人間の少女の本分をこなす為に学校へ行く準備をしていた。 が、その様子を見ていた佐城雪美は険しい表情をしている。 聖「雪美、そんな顔しないで…?」 聖「人間の姿でいる以上…学校には行かないといけないの…」 雪美「……私も……行く…」 聖「ダメ…」 聖「良い子だから、お留守番してて…?」 優しく宥める聖。 しかし、雪美の表情は変わらない。 雪美「……いつも一緒……言った……」 聖「……」 そろそろ家を出なければ遅刻をしてしまう。 かと言って、外が明るい内に翼で飛んで移動するにはあまりにも目立ち過ぎる。 雪美「……」 雪美は、とても納得してくれる様子では無い。 聖「…今日だけだからね?」 雪美「……!」 雪美「……うん」 その言葉を聞いた雪美の表情に笑みがこぼれる。 本当に今日だけだとわかってくれているのだろうか。 しかし昨夜、あんなこ...
  • 2スレ目>>163~>>172
    きらり「奈緒ちゃん…!かれんちゃんが…!」 それはきらりが加蓮を浄化し、結界から出て夏樹、李衣菜、奈緒と合流している時。 その光景を一匹の蛇が覗き見していた。   「若いわね」 場所は変わり、薄暗い廃墟を一人の女性が進んでいた。 「若いっていいわね。思いっきりがよくって、すぐ行動ができて」 微笑んでいて、だがその瞳はまるで獲物を見定めてるような蛇のような鋭い眼差し。 「仲間と一緒に協力して、闇に落ちた一人の少女を救いだす。なんて、素敵な話なのかしら」 喋り方は普通の筈なのに、どこかネットリとまとわりつくようなおぞましさを感じてしまう。 「羨ましいわね」 そういいながら女----川島瑞樹は廃墟の奥へと進む。 「だけどね……少し遅かったわね」 そして、奥の広い部屋。 そこは黒い泥に侵食されていた。そしてその中央には大きな黒い繭みたいのがあり、中には幾つもの核が敷き詰められており、その繭は心臓の...
  • 2スレ目>>103~>>113
    ──宇宙の何処か── 真っ暗闇の空間に、何者かの声が響く。 「さて、我らの計画の進捗状況についてだが」 「……ウサミン星の一件は大きな痛手となったな」 「強固な全体主義の下で理想的な繁栄を遂げていたウサミンの崩壊」 「その原因は、彼らにもたらされた『文化』によるものだ」 「『感情』の起伏を促す『娯楽』……か」 「やはり、知的生命体にとって感情という現象は唾棄すべきものであるな」 「左様、此度のウサミン星の騒動はその恰好のモデルケースと言えよう」 「と、なれば……これ以上被害が広がる前に手を打たねばなるまい」 「ウサミン星の『グレートマザー』が持ち帰ったとされる文化の発信源は何処だ?」 「天の川銀河に属する太陽系……その第三惑星、地球だ」 「何と、そのような辺境の未開惑星が……」 「地球人は、殊更感情の起伏の大きい種族なのだ」 「故に、彼らの生み出す文化……娯楽も、相応の影響力を持つことにな...
  • 5スレ目>>190~>>194
    190 名前: ◆llXLnL0MGk[saga] 投稿日:2013/08/01(木) 08 43 40.63 ID o72RTse90 [2/8] ――海底都市の中心部、海皇宮。 兵士「海皇様、失礼しまぁす」 海皇の自室に、一人の少女が入ってきた。 海皇「……ヨリコ、で大丈夫ですよ。サヤ」 海皇と呼ばれた少女は、モノクルを指でクイ、と押し上げてぎこちなく微笑んだ。 サヤ「うふっ、申し訳ございませぇん、ヨリコ様」 ヨリコ「はい、よろしい。それで、何か御用でしたか?」 サヤ「はぁい、例のお客様が到着しましたよぉ」 ヨリコ「ああ、そうでしたか。では、お通しして下さい」 サヤ「はぁい、どおぞぉ☆」 サヤが扉を開けると、一人の女性が部屋に入ってきた。 黒い短髪で、首には奇妙なゴーグルをぶら下げている。 ヨリコ「ようこそ。海底都市の居心地はいかがでしょうか、アイ様?」 招かれたのは、アンダーワールド...
  • 1スレ目>>293~>>307
    神崎蘭子。彼女は普通の女子中学生である。決して魔王のような言葉では喋らない。 …少しオカルト好きなところを除けば。   オカルトと言っても好みはかなり偏っており、悪魔や魔術の本ばかり読んでいる。   そんな彼女は、異変が起こったその日にある能力を身に着けた。 …残念ながら彼女が望んだような『魔の力』ではなかったが。     彼女の能力は『どんな文章も読み解く能力』。 英語も仏語も独語も、挙句の果てには入手さえできれば異星の言語さえ脳内で自動で和訳して読むことができる。   暫く落ち込んだ彼女であったが、少しポジティブに考えて…外国語のオカルト本を読むことにした。   図書館にはオカルト本は少なかったが、とある古本屋に気まぐれで立ち寄った時、まるで自分を呼んでいるかのように目が離せなくなった一冊の本があった。   恐らく伊語で書かれたその本の名前は和訳して『魔の世界』。 ぱらぱらとめくり、...
  • 4スレ目>>194~>>215
    名前: ◆IRWVB8Juyg[saga] 投稿日:2013/07/13(土) 23 08 14.32 ID +W9EwcPAo 速水奏は退屈していた。 それというのも、昨今の事情に多少の『飽き』が来てしまったからだ。 普通の人間へと色欲の力を注ぎこみ分け与えると、その人間の周りの環境が徐々に崩れていく。 本人に言わせてみれば『あるべきカタチにしてあげた』だけではあるがそれはなかなかに愉快だった。 隠していた本音を、くだらない秘密を暴き、曝す。それを受けた相手が焦ったり、答えたり。 悪魔らしくもない『いいコト』をしてあげたとすら思っていた。 たまに、弱い能力を持った人間もいた。注ぎ込んだ力と反発して気が狂ってしまった時は『これでは面白くない』と反省したものだ。 相性の問題か、アスモデウスの力を注ぎ込んだ状態でまともに能力を行使できた人間はいなかった。 これでは普通の人間に注ぐのと変わらない...
  • 2スレ目>>8~>>13
    「・・・人探し、ですか。ご家族の方ですか?」 ある日の安斎探偵事務所。翠と由愛に、捜索願いのあった猫を送り届けに向かってもらい、事務所で報告書をまとめていた都の元に、依頼人がやってきた。 「いや、友人だ。どこ探してもまるで尻尾掴めなくてよ」 「で、ここならきっと見つけてくれる、って話を聞いて。それで、こうして依頼に」 二人の名は、向井拓海と原田美世。小さな少女一人しかいない事務所に怪訝そうな顔をした二人だが、都の落ち着いた立ち振る舞いに、とりあえず信用して話を切り出してくれた。 「なるほど。その方のお名前は?」 「木村夏樹。・・・・・・二年くらいまえに、死んだはずのヤツだ」 「・・・死んだ、『はず』、ですか」 苦々しげに呟いた拓海の言葉に、眉をひそめる都。死んだ人間を探し出して欲しいとは、一体どういうことだろうか? 「・・・交通事故にあった、って、そう聞いてたんだけどね。どこの病院にも、運...
  • 4スレ目>>263~>>286
    名前: ◆TAACIbOrYU[sage saga] 投稿日:2013/07/15(月) 20 12 02.54 ID CKnYa4lmo [2/29] ――ここは絶望と憤怒の覆う街。 ――あちらこちらにカースが蔓延り、 ――『憤怒』の呪いで赤く染まった一帯の空が、 ――怨嗟の熱気で立ち上る悪意によって、 ――蜃気楼のようにゆらゆらと揺らめく。 ――辺りに漂う空気は、 ――肌にべったりと纏わりついてくるような、 ――気味の悪く、生温い瘴気。 ――吸えば吐き気を催し、 ――精神にも悪影響を及ぼす。 ――聞こえるものといえば、 ――悲鳴と怒号、 ――怨嗟と呪いの声、 ――何かが崩れ落ちる音、 ――何かが潰れる音、 ――何かが引きずられるような音。 ――今……、 ――この街の惨状を、 ――――地獄、 ――と、形容することに、 ――誰が些かほどでも抵抗を抱くものか。 ――この異空間において、 ―...
  • 1スレ目>>200~>>205
    ずっと、ひとりぼっちだった。   生まれたときから、みんなとちがったから。   ひとりでエサが取れるようになったら、すぐに群れからおい出された。   それから、ずっと、たったひとりで。   「―――――お、気がついた?」   高いがけから落っこちて、たぶんこのまま死んじゃうんだろうな、って。   そう思ってたのに。   「じっとしててよー?そりゃーもう色んなとこボロボロだったんだから、しばらく安静にね」   なんで、ウチはまだ生きてるんだろう?それに、コイツはいったい誰だろう?   怪我と疲れのせいで頭がぼーっとしていても、それがとても気になった。     「『誰だコイツ』って顔してるから名乗らせてもらうけど、あたしは塩見周子。おせっかい焼きの妖怪さんだよん♪」   しゅーこ。コイツは、シューコっていうのか。『ようかい』っていうのは何なのかよくわからない。   「ん、わかんなかった?んー、...
  • 2スレ目>>119~>>125
    side M 「にゃあ~……おなかすいたにゃあ……もうキャットフードでもいいにゃ………」 休日の昼間、買い物客で溢れかえる大型ショッピングモールの日陰に思いっきり横になって寝ている少女がいた。 「けど暑いにゃ……動きたくないにゃあ……」 世界が異変………例えば、異星人が現れたり、正体不明の怪物が出たり、悪を名乗る集団やはたまたそれらと戦うヒーローヒロインが表舞台に立つようになっても、人々の生活は割と変わることが無く続いていた。 「けどやっぱりおなかすいたにゃ………まいったにゃあ………」 それは、人類が延々と続けてきた歴史の偉業か。 「………はぁ、ひもじいってこういう事なのかにゃあ……」 もしくは、弊害か。 「お財布すっからかんにゃあ………あ、あんなところに100円が落ちてるにゃ!」 ―――つまるところ、ネコミミ&ネコシッポを生やしてどこかの学校の制服を着た少女『前川みく』にはお金が無かった...
  • 2スレ目>>83~>>95
    森久保乃々は隠れていた。 逃げる、隠れるは彼女の得意分野。 息を潜め、気配を消し、周りの音に耳を済ませながら隠れている。 乃々「むーりぃー……」 そう彼女が言うのは、いつもの事である。 しかし、今彼女が巻き込まれてる状況はそう言いたくなるのも仕方ない。 だって…… 宇宙人A「畜生!何故、ココがバレた!?誰か密告したのか!?」ババババッ 宇宙人B「クッ…狙撃兵がいるぞ!あのウサミン達に売る予定のプラズマバスターはあるな!?それで応戦しろ!?」ピチューン!ピチューン! 宇宙人C「あのウサミン共から連絡ねえし、そこからバレたんだろ!畜生!あのウサミン共使えねえな!」 椿「今回の異星人は手強いですね。詩織ちゃん。そっちから狙撃できる?」パンッ!バンッ! 詩織『………難しいわね。今、撃ったら死角にいかれたわ。あっちも相当訓練受けてるみたいね』 志保「それにしても、向こうはなんで私達が来るってわかっ...
  • 2スレ目>>282~>>292
    ―――――――――― (――ここは……?) 菜々が意識を取り戻したのは、ウサミン星人の宇宙船の仮眠室に備え付けられた 休眠用ベッド・チャンバーの中であった。 この2メートルそこそこの円筒型密閉式チャンバーには高い精神安定効果を持つ各種装置が 備わっており、チャンバーの中に3時間横たわっているだけで、心身のリフレッシュ効果が 12時間の熟睡に匹敵するとされている。 ウサミン星の船舶には大抵備わっている標準的な装置だ。 実に数十年ぶりに身体を預けるベッド・チャンバーだったが、畳の上に布団を敷いて 眠る生活に慣れ切った彼女からすれば、実感として、狭苦しさが懐かしさに勝っていた。 それにこのチャンバー、確かに疲れは取れるのだが、どうにも休んだ気になれないのが頂けない。 チャンバーの内側の開閉スイッチに指を触れると、音もなくカバーがスライドする。 菜々は起き上がって周りを見回してみる。 ベッド・チャ...
  • 2スレ目>>267~>>272
    世の中に妖怪やら、宇宙人やら、神様やら、悪魔やらが解き放たれて暫くの時間が経過した。 その日は妙にじっとりとして暑かった、言うならば夏直前の梅雨明けに湿気が暑さに拍車をかけるような熱帯夜。 部屋で親の趣味のオールディーズのレコード盤をかけて、部屋にて何時もの通り新聞を読む。 П(宇宙人、地球侵攻作戦計画か?人間名 野々村そらを送り出す……他所でやってくれねぇかなぁ) 何となくカレーを食べた時から違和感は感じていた、あの性格がなぜかは知らんが妙に馴染んでいるようで、実際には何処か演じている気がしていた。 だが俺には関係のない話だ、もし火の粉を撒き散らすならともかく、顧客を撃ち殺すような趣味は俺にはない。 П「あぁ、それにしてもじっとりと湿っている……嫌な時期だな」 だがねっとりと渦を巻いた熱気はコンコン、という戸を叩く音によって注意をそらされた。 П「はーい!……誰だこんな時間に」 思わず声...
  • 2スレ目>>211~>>217
    ― 「……潜入成功…」 こんばんわ、リンです。私は今……。    宇宙犯罪組織の隠れ家に居ます。 『畜生!何故、ココがバレた!?誰か密告したのか!?』 …頑張ってね、GDFの人たち。 『クッ…狙撃兵がいるぞ!あのウサミン達に売る予定のプラズマバスターはあるな!?それで応戦しろ!?』 「…プラズマバスター…ふふっ、やっぱりあるんだ……ふふふふっ♪」 私の目の前で飛び交う怒号。 絶え間なく聞こえる銃声。 「…やっぱり結構恐いな…」 …巻き込まれないようにしなきゃ…。 私は銃撃音が鳴る方向を避けながら移動を繰り返す。 「…ここかな?」 一際大きく頑丈そうな扉…。 これは……。 「少し勿体無いけど仕方ないね…」 私は懐から巾着の中から青のビー玉を取り出す。 『氷よ!』 巨大な氷塊が扉にめりこみ、無理やり扉をこじ開ける。 「よしっ」 ズカズカと部屋に踏み込んでいく私。 「…あった」 壁に立てかけ...
  • 2スレ目>>224~>>236
    七つの大罪を司る悪魔。それは人間界の書物にも記録が残っている。 しかし、その書物の情報と現在人間界で目撃されている七つの大罪の悪魔の容姿はあまりにも違う。 何故か? もちろん、悪魔にも人間ほど短くはないが寿命はあり、歳をとる。 …ここまで言って察した人はいるだろうか?…そう、重要な役職を持つ悪魔の名は襲名制なのである。 しかし、人間界でよくあるように弟子や子が名を引き継ぐのではない。 その先代の悪魔の命が散った時に、その悪魔の持っていた武器や装飾具が次の主を決め、新たな主がその名を襲名するのだ。 そして、竜族との戦争で多くの悪魔がその命を散らした。七つの大罪を司る者たちも大半が死んだ。 そして、その役職の名と力はまだ力をコントロールしきれないような年齢の悪魔が引き継いでしまった。 もちろん、その役職とは七つの大罪だけではないわけで… 様々な世界の狭間。普通の者は入ることすらままならず、少...
  • 1スレ目>>3~>>8
    ??「フッフッフ……今日の作戦はカンペキね。これならあのピカピカもアタシにひれ伏すこと間違いなしよ!」   ??「フフフ……ハハハ、アーッハッハッハ、ゲホッ、ゴホゴホッ……ゼェ……ふぅ」   ??「よし、作戦開始よ!」       光(アタシの名前は南条光! 14歳の普通の女の子――)   光(――だったんだけど。ある日突然空から降ってきた光にぶつかってからとんでもない力に目覚めちゃったんだ)   光「そう、その力は……」      キャーッ!   光「……悲鳴!? あっちだ!」      「う、うわぁぁぁ! 俺のパンツが真っ黒に!」   「あ、洗った洗濯物が真っ黒になっちゃうなんて……! こ、これじゃあ世界中が不幸せになっちゃうよ……」   光「……ひどい、ここら辺に干してあった洗濯物が全部真っ黒になってる……!」   ??「アーッハッハッハ! ハッ、ゲホッ、ンンッ。ふん、ざまぁみ...
  • 2スレ目>>723~>>730
    「もーお姉ちゃんってば、心配しすぎだよー」 「しすぎて困る心配なんてないの。それに急がなくても映画館は逃げないって」 週末。普段は家で過ごしてもらっている――心苦しくはあるが、お母さん達に相談するのも憚られたし、転入の手続きとかで面倒が起きてもアタシでは対処できないだろう――莉嘉を連れて、二人で映画館に向かっていた。 最近よくCMを見かけるアニメ映画に興味津々らしく、繋いだ手を引っ張って、早く早くと急かしてくる。 もしもまた事故にあったら、と考えてしまって、莉嘉と出歩くときはいつも手を繋いでいる。莉嘉は過保護だとちょっと不満そうだが、これだけはどうあっても譲る気はなかった。 「映画館が逃げなくても、ゆっくりしてたら映画始まっちゃうじゃーん」 「まだまだ時間あるってば。むしろ早くつきすぎてもヒマでしょ?」 しばらく前に別の映画を見に行ったとき、張り切りすぎて一時間も前に到着してしまって...
  • 2スレ目>>733~>>738
    シュークリーム。 種類によって様々だが、柔らかい生地の中に甘いクリームが入った洋菓子。 日本でも馴染みが深く、おやつにはちょうどいい物だ。 『シュークリームが食べたいにゃ、飛びっきり甘いのがいいにゃ』 『むふふ…日菜子も最近食べてませんからぁ、お願いできますかぁ?』 『シフトが一緒の子からきいたんだけど最近、近くに専門店ができたらしいにゃあ』 『日菜子も愛梨さんから聞きましたあ♪凄く評判がいいそうですよぉ』 と、ある日いきなりこんなことを同居人二人に切り出された最後の一人であるのあは 、少し考えた後、 『……行ってくるわ』 『むふふ、ありがとうございますぅ♪』 『さっすがのあチャン、話がわかるにゃあ!……ところで今日の晩御飯は何にするにゃ?』 『オニオンサラダとあさりの味噌汁と鯖の塩焼きよ』 『ゼッタイおっことわりだにゃ!!』 こんな会話をしたのが昼前である。   『ああ、食べたい食べた...
  • 4スレ目>>21~>>26
    憤怒の街が一望できる高台の場所。 そこに三人の人影が見える。 乃々「も、戻ってきちゃいました……私達の仕事コレで終わりで良かっんですけど……帰りたいんですけど…」 巴「何言うてんじゃ?乃々。イヴの姉さんに裕美が頑張ってるんじゃ。うちらも根性みせないかんけえのう!」 ほたる「乃々ちゃん!巴ちゃん!今、ナチュラルラヴァースとラビッツムーンの二人が突入したのが見えました!」 ナチュルスターの三人だ。 彼女達は救助した人達を病院に運んだあと、取材しにきた記者達を振り切り戻ってきたのだ。 乃々「じゃあ、任せちゃいましょうよ…私はもうむーりぃー!」 ほたる「乃々ちゃん!」 巴「乃々!」 乃々「ひぅっ!?」 いつものように弱気に言う乃々だが、二人の声と真剣な眼差しにビックリする。 ほたる「大丈夫。私達も乃々ちゃんを支えます」 ほたるが優しく乃々の右手を両手で握る。 巴「当たり前じゃ!乃々一人に任せるな...
  • 5スレ目>>63~>>72
    63 名前: ◆lhyaSqoHV6[saga] 投稿日:2013/07/28(日) 05 09 43.76 ID ofTpPcLJo [2/12] ──諸々の勢力が憤怒の街に乗り込んでいるその頃── GDFの三人は協力要請をした『プロダクション』の事務所へと向かっていた。 その道中、司令から通信が入った。 椿「作戦の変更?」 詩織「なんでまた……」 司令『作戦区域上空に、大型の飛行能力を有したカースが確認されたのだ』 司令『我々の防衛線にまで出張ってきて、軽微ではあるが損害も出ている』 椿「飛行能力って……厄介ですね」 司令『飛行能力に加え、体表が硬い鱗状の物質で覆われており、我々が現状持ち得る火器のいずれも大した効果が無かった』 司令『知っての通り、現地では電子機器の類は謎のジャミングを受け使えない』 司令『航空機はおろか、ミサイル等の誘導兵器も使い物にならないのだ』 司令『奴を撃破す...
  • 5スレ目>>251~>>257
    251 名前: ◆IRWVB8Juyg[saga] 投稿日:2013/08/01(木) 22 33 23.03 ID Z2ebxGWAo [4/11] こんがりと焼けたトーストの表面へとバターがひとさじ落とされた。 熱によって溶けて黄金色の輝きを残してしみこんでいく。表面がコーティングされ、美しいきらめきへと包まれた。 音を立ててふたつに割れば、自らの熱を主張すべくあまく温かなパンの香りが湯気と共に立ち上る。 別の皿にはカリカリになるまで焼かれたベーコンと、白と黄色の鮮やかな目玉焼きが盛られている。 少し強めに主張するベーコンを、やわらかな玉子が寄り添うことによって受け止めようとしているかのようだ。 また、鮮やかな緑のサラダも目を惹く。 ドレッシングなどは特にかけられてはいないようではあるが、 きちんと全体の調和を持って料理として完成されたそれは、ともすれば殺風景になる食卓の彩も受け持...
  • 4スレ目>>119~>>132
    ―――光達の中学の屋上 ルシファーの『傲慢』なる残酷な提案に屈さず、自らの『誇り』と『自信』を手に入れた小関麗奈。 望月聖にも、その身に秘めた希望の光を見出され、悪のカリスマから正義のヒーローへと転職。 ―――かと思われたが 麗奈「ところで南条。ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」 光「ん?なんだ?」 麗奈「アンタと望月って昔からの知り合いなんでしょ?」 麗奈「なんか、アイツの弱点とか知らないわけ?」 光「へ?」 過去に自らの悪事を聖によって邪魔されたことを未だに根を持っており、未だにその復讐を企てていた。 光「昔からの知り合いって…聖はまだ転校してきてそんなに日は経ってないぞ?」 しかし光からの返答は麗奈にとっては間の抜けた返答そのものである。 麗奈「そういうことじゃないわよッ!」 麗奈「アイツが転校してくる前から、アンタ達は仲間だってんでしょって聞いてんのッ!」 光「アタシと聖...
  • 5スレ目>>138~>>146
    138 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/30(火) 21 45 15.74 ID mqyPD9Cu0 [3/13] 憤怒の街。そこから溢れてくるカースをGDFや様々な団体は防衛チームを派遣し、被害を最低限に抑えるべく戦っていた。 カースは基本的には道に沿って移動するがもちろん例外はいる。ネバーディスペアはそんなカースを討伐していた。 「とりゃあ!」 封鎖された線路を進んでいたカースの最後の一体の核を奈緒が破壊する。 「夏樹、次はどこだ?」 「ちょっと待て…本部からのデータ座標データを確認…行くぞ!」 夏樹の視界には複数のユニットからの映像と様々なデータが見える。 かなりの量のカースが防衛されてない場所を移動しているのだがそれもかなり数が減っているようだった。 夏樹が穴を生み出し、4人はそこに入っていく。 次の場所にいたカースは普通のカースに獣型数体。それ...
  • 4スレ目>>4~>>10
    橘ありすは自身の名前にコンプレックスを持っている。その要因としては同級生にからかわれるという側面もあるだろうが「橘」という名字に対して合わないと言う事が彼女の中で占める大部分だ。 しかしありすはその名前を嫌悪しているわけでもない、なぜならありすという名前が彼女と親を繋ぐ唯一の記憶だからだ。 ありすは物心がつく前からとある田舎町の橘という老夫婦の養子として育ってきた。養父母が言うには「段ボールに『拾ってください、名前はありすです。』と書いてあったから拾ってきた。」というが当時のありすにも(嘘だな)と感じられた。 しかし、ありすという名前を両親が付けたのは本当らしくその名前で呼ばれるたびにありすは両親とのつながりと「なぜ両親は自分を手放したのか」という感情が混ざりあい、苦手意識を持ってしまうのである。 「あの日」後も(彼女自身は)特に変わりもなく暮らしていた。 学校がそれなりの長期休暇に...
  • 4スレ目>>104~>>113
    久々に宇宙管理局にネバーディスペアを呼び出し、数日間、とある検査を行っていた。 一見すればただの身体検査だが…本来の目的は奈緒の血を採取することだった。 奈緒は身体にコンプレックスを抱いている。だからあくまで自然に手に入れる必要があった。 加蓮という少女。…彼女は一度死んだそうだ。 物事の本質を常に見ているきらりが言うのだから間違いのはずがない。 しかし、生き返った。その理由が奈緒の血だという。 …血だ。奈緒の血には何かがある。そこで行われた実験で成果を得られたのがとある実験。 2匹のネズミ。1匹は毒で弱り今にも死にそうなネズミ。もう1匹は元気なネズミ。 どちらにも血を飲ませ、放置する。 驚くべきことに奈緒の血は数時間も温度と鮮度を保っていた。この血の温度が失われる頃にまた血を飲ませる。 毒に侵されていたネズミが死んだのと同時に健康なネズミを埋め込んでいた電撃装置で一撃で殺す。 しばらく...
  • 5スレ目>>150~>>158
    150 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/30(火) 23 05 03.17 ID a+yF/4l+O [2/11] 憤怒の街が見える場所。 そこに三人の少女達---ナチュルスターがいた。 癒しの雨を降らせてからずっと彼女達はピクリとも動かず立ったまま、空に向かい、力を送り、雨を降らし続けていた。 はたから見たら死んでるのかと疑ってしまう程だ。 だけど、よく耳を澄ますと呼吸をする音が聞こえる。 151 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/30(火) 23 06 09.79 ID a+yF/4l+O [3/11] 何故、この状態で彼女達は生きてるのか? それは、ナチュルアースこと村上巴。彼女がいるからこそ飲まず食わず寝ずに癒しの雨を降らし続けていられるのだ。 彼女が植物が大地に根をはるように水やエネルギーを吸収し、それを二人に...
  • 5スレ目>>265~>>277
    265 名前: ◆llXLnL0MGk[saga] 投稿日:2013/08/02(金) 13 54 31.48 ID +t4qVEgy0 [1/14] ようし書けた 投下しまー、長文注意 266 名前: ◆llXLnL0MGk[saga] 投稿日:2013/08/02(金) 13 55 41.27 ID +t4qVEgy0 [2/14] ―――― ―――――――― ―――――――――――― ??「次元超越体、第65535次世界へ接近中!」 ??「入電! 第18782次世界の連合艦隊、次元超越体の拠点へ進軍を開始しました!」 ??「第37564次世界のスーパーロボット軍団も発進しました!」 ??「それでも一部の次元超越体は第65535次世界へ到達する可能性が高いな……SC-01は出せるか?」 ??「はい、マイシスターと共に待機状態に入っています」 ??「よし、SC-01を第65535次世界へ...
  • 5スレ目>>513~>>519
    513 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/08/07(水) 20 25 45.86 ID A+OuWZ+hO [4/12] 満月が浮かぶ静かな夜。 日が出てる時は、子供達が元気に遊ぶ賑やかな公園も、夜になれば人気もない場所へと変貌する。 月明りと街灯に照らされ、遊具も不気味に輝いていた。 そんな公園のとある一角。 突然、空間が歪み始め、そこに宇宙船らしきモノが突然姿を現した。 514 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/08/07(水) 20 26 46.26 ID A+OuWZ+hO [5/12] ???「やっと、人がいなくなったねぇー。みやびぃ船の中だけで退屈だったよぉ」 『ミヤビ。声が大きいです。周りの住民に気づかれたら大騒ぎです。ソレに今は夜と言う時間でこの星の住民は一部眠りにつくのです。だから起こしてはいけません』 中から出...
  • 5スレ目>>215~>>241
    215 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/01(木) 21 19 13.77 ID 6X7TjIiTo [1/28] 投下しちゃうぜー 前回までのあらすじ 「カピバラを仕留めるのはしばらくお預けナリ」 参考 5 (美穂と肇) 216 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/01(木) 21 20 10.29 ID 6X7TjIiTo [2/28] 『続いてはこのコーナー!』 『《直撃!アナタの街のヒーロー!》』 『本日はなんと!元アイドルヒーローで!』 『現在はフリーのヒーローとしてご活躍されている!セイラさんに来ていただいてます!』 『テレビの前の皆こんにちはっ、セイラだよ。』 『お久しぶりです、セイラさん。』 『本当に久しぶりだねえ』 『アイドルヒーロー時代はこの番組にもよく来ていただいたのを...
  • 5スレ目>>166~>>172
    166 名前: ◆IRWVB8Juyg[saga] 投稿日:2013/07/31(水) 02 58 06.37 ID TCLX5nBXo [3/10] 美しい、薄い桃のかかった髪をたなびかせて少女が空を駆ける。 まとわりつこうとする真っ黒な呪いの泥へ銀の閃光を走らせ散らすと、中心の赤い核を蹴りぬいた。 琴歌「きりがありませんね……卑怯ですよ! もうっ!」 正義に目覚め、義憤に燃えている――というわけでもないが。彼女には戦う理由がある。 少なくとも、目の前で起きている理不尽が。起きようとしている不条理が許せない。 彼女は世間知らずのお嬢様だった。蝶よ花よと育てられ、動かない両足を周りの人の助けによって乗り越えられてきただけの、お嬢様だった。 そんな彼女は、ある日さらわれて自由に動く銀の脚と、戦うための技術を教えられる。 未知の知識、未知の世界。怖いと思う気持ちと同時に持っていたのは、それに対...
  • 5スレ目>>280~>>291
    280 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/08/02(金) 14 15 02.62 ID Y5RKnTkW0 [2/14] ナニカは街を歩く。切り離した生物たちの記憶を読み取って、それらしい建物を見つけたのだ。 今いた場所からは少し遠くて、結構歩く必要があったのだけど。 記憶を読み取ると…たとえばシスターが落としたカップの破片が猫に当たっていたり、刀で切り合う女の子たちがいたりで余計な情報も多い。 そういえばシスターは不自然にカップの事を許されていた気がする。猫に謝ってくれたから良い人なんだろうが…能力者なのだろうか。 (神様なんていないのに、シスターをしているのは可哀想かな。…関係ないけど) 神様がいない事なんて、自分の存在が証明しているようなものだ。 泣いても叫んでも祈っても助けてもくれないし、死なせてもくれなかったのに…どうして神など信じられるものか。 ま...
  • 4スレ目>>142~>>146
    「あ、アタシが夕美さんの代役ですか!?」 突然言い渡されたそのとんでもない提案に、工藤忍は大きな声をあげた。 「ああ。収録予定の歌番組がったんだが、彼女は例の『カースの街』へ向かう事になったらしくてね。こういう時には、キミが『同盟』に参加していなことが助かるよ」 担当プロデューサーが苦笑まじりに呟く。 雪女である忍は、やろうと思えばカース位ならばカチカチに凍りつかせることもでき、アイドルヒーローとして活動できるだけの能力を持っている。 これが最後、と意気込んで受けたオーディションで思いきってカミングアウトして以来、アイドルヒーローとして活動してみないか、とプロダクションから何度か提案されていた。 もちろん、それだけが決め手になったわけではなく、アイドルとしての素質があると見込んだから合格させた、とは社長の弁であり、実際何度か断ってもアイドルとして活動させてくれているので、嘘ではないの...
  • 4スレ目>>224~>>231
     名前: ◆UCaKi7reYU[sage] 投稿日:2013/07/14(日) 19 16 11.02 ID 0mDWRzEW0 [2/11] 「むふふ……皆さん頑張ってますねぇ♪」 未だ混迷を極める憤怒の街、その中の一角に日菜子の姿はあった。 各組織とカースの攻防戦は時間が経つとともに激しさを増し、一向に解決への糸口を掴むことはできないでいた。 だが、ただ待つばかりではないのがヒーロー達だ。     例えば、黒い噂が絶えず衰退への道を辿るかと思われた櫻井財閥が決死の調査で作り上げたという『地図』。 例えば、大自然の使者達がやり遂げた『救出』。 例えば、稀代の魔法使い達が作り上げた『防壁』。 例えば、気迫とともに舞い込んできた『烈風』。 例えば、新たな絆を胸に秘めた『草花』。 例えば、友に支えられた『降雨』 少しずつ、けど確実に希望という名の可能性は芽生えてきた。     ―――――...
  • 4スレ目>>294~>>299
    名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/07/15(月) 21 39 10.18 ID glOBqvf2o [3/8] ― 「…二人共、行っちゃいましたねぇ…」 私がイヴ非日常相談事務所に拾われて、私に不思議な力が残されてから私の日常は『非日常』になりました。 「もっとも、悪魔に憑かれてた時点で『非日常』だったのかもしれませんね…」 私に憑いていた『ルシファー』の記憶。 『傲慢の悪魔』がわざわざ私の元を去る際に都合よく記憶を消していってくれるなんて都合の良いことなんてありませんでした。 『雪菜、そこまで気にするならその記憶、完全に…とまで言わないが表面的に消すことも出来るんだぞ』 「この記憶は消せないです、悪魔に憑かれてても私がやったことです」 私に魔力があるお陰でイヴさんの使い魔のブリッツェンともお話が出来るみたいです。 『…雪菜、君がそこまで決めているなら私から言...
  • 1スレ目>>18~>>37
     えと…なんて言えばいいんだろう……?   …ある時期からこの世界の人たちは少し普通から外れてしまいました。   普通から外れてしまったっていうのは分かりにくいかな…?   異世界からの侵略者とか地球を守る戦隊ヒーローとか…後は異世界からやってきた勇者とかがやってきて…。   なんか剣と魔法の世界って言うとロマンがないかな…?   師匠は『沢山の世界と繋がってしまった弊害かもしれませんね~♪』   なんて気軽に言ってたけどこのことが私達の世界に与えた影響はとっても大きくてそして……。   それは私たちが『特別』では無くなったということでした。      「イヴさん!事務所の壁が吹っ飛んで大穴空いてるよ!」   私はパタパタと派手な足音を立てながら綺麗にまんまるにくり抜かれた事務所の壁から中に入ります。   …一体何したらこんなことになるんだろう…?   「昨日この辺で少し戦いでもあったみた...
  • 4スレ目>>245~>>252
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/15(月) 00 55 33.70 ID usembZnn0 [2/14] 「ただいまー」 「ユズ、帰ったぞー」 「姫様、蘭子様、今日はお早いお帰りですね…」 「ちょっとあの街に近いから警戒態勢だそうです。午前授業で終わりました。あ、貸したゲーム、やってくれてたんですね。」 帰宅してみると、ユズは蘭子のゲームを借りていたようだ。 「…ユズ、一体何をしている…?」 「魔術の研究ですよ。…あー!姫様アタシを可哀想な人を見る目で見ましたね!誤解ですから!本当に役に立ちますから!」 「あー…そうかそうか。」 「もう…姫様、問題です。魔力管理人の古式の呼び方は?」 「…忘れた。」 「なんなんですか?」 「古式の呼び方では魔術管理人だったのです。そのため契約の際は魔術管理人と名乗る必要があるのですよ。」 「魔術に関する勉強...
  • 1スレ目>>230~>>237
     『数十年前のことだ。  ある一人の偉大なウサミン星人が、母なるウサミン星へ膨大な量のデータを持ち帰ってきた。  それは、この惑星において娯楽と呼ばれるものだった。    ……そう。テクノロジーではなく、カルチャーだ。    ウサミン星は銀河系有数の超科学を有しながらも、  ひとりひとりの人格を肯定し尊重する文化に欠けていたのだ。  確固たる自我と個性を持つべきなどという主張は精神疾患であるとさえ言われた。  結果、極端な管理社会……君達の言葉で言うところのディストピアが形成されていた。    この太陽系第三番惑星の調査結果が公表されるや、大きなセンセーションが巻き起こった。  人はもっと自由であるべきだ、抑圧から解放されるべきだという論調も強まった。  この地球に比べればまだ未熟かもしれないが、ウサミン星独自の文化の萌芽が生まれた。    しかしその結果、ウサミン星の治安は悪化の一途を辿...
  • 1スレ目>>983~>>993
    とある平行世界。妖怪が人類の天敵となっていた世界。   妖怪たちの長は、人類の精鋭部隊に敗れ去ろうとしていた。   『我、死ストモ…我ガ執念ハ消エズ…!』   「ま、まだ生きてるの!?」   「もう一回ぶち込め!早く!」   人間たちが呪文を唱えると、聖なる力が集まってゆく。   『我ガ妖力、失ワレル事無シ…!』   妖怪の長が妖力を放出しようとするものの、完全に人間の攻撃に間に合わない。   最後の足掻きのように出した攻撃と聖なる力がぶつかり合い、衝撃が完全に消えた時、妖怪の長は消滅していた。     ごみ捨て場。そこには捨てられた着物があった。   ある呉服店で遥か昔から受け継がれ続けてきた伝統の着物…だった着物。   不幸にも一番若い娘に捨てられてしまった、持ち主を失った着物。   そこに空からまるで流れ星のような何かが降り、強い光を放った。     とある休日。とあるライブハウスで...
  • 1スレ目>>264~>>273
    正義のヒーローや悪のカリスマといえど、常日頃から争いばかりを行っているわけでは無い。 彼女たちも変身を解いてしまえば、中学生の女の子。 学生生活というものがある。     光「もうすぐ期末テストか~。麗奈、勉強してるか?」   麗奈「アンタねぇ、このアタシが学校のオベンキョーなんてつまらないことに興味あると思ってる?」   光「でも、勉強しないとテストで悪い点を取っちゃうぞ?」   麗奈「アンタ、バカのくせになにイイコぶっちゃってんのよ」   麗奈「オベンキョーなんてしなくたって良い点数を取る方法なんていくらでもあるじゃない!」   光「もしかしてカンニングか?卑怯な真似はダメだぞ!」   光「それにこの前のテストの時、思いっきりバレてたじゃないか!」   麗奈「あ、あれは…予想以上にカンニングペーパーの量が多くなっちゃって…」   ガラッ…!   先生「よーし、みんな席につけー」   ...
  • 1スレ目>>280~>>287
    世界はまだまだ不可思議で、不思議な事象に包まれている。   米国のSCP群の発見や、露国のZone発現、目の前の自称女神様、最近の家業のトントン具合。   だがそんな事よりも今眼の前で起こっている現象、詰まりは茄子が食べ散らかしたプリンだ。   П「おい、プリンは美味かったか?」   茄子「ええ、美味しかったです」   П「そうかそうか」   茄子「痛い痛い痛い!お尻つねらないで!」   П「このアマ、勝手に居付くは人のプリン食い荒らすわ、ケツやら胸は肥えるやら何なんだ!」   茄子「ふふふ……豊穣の神様ですから!」   П「」   ケツにスパーンと平手打ちを打ち込むと、腹立ち紛れに財布を取り出す。   後ろでもう!ぉこですよ!と言ってる食い意地の貼ったアマに、俺は激おこだよと言い返したかったが。   おやつの時間まで時間がない、俺は自転車をかっ飛ばして自宅の女子寮から町中に飛び出した。 ...
  • 1スレ目>>129~>>140
    ピィ(俺の名前はピィ)   ピィ(ピィだ)   ピィ(そう名乗れと言われているので、こう名乗るしか無い)   ピィ(一応本名を聞かれても答えられない、ということになっている)   ピィ(現在所属している組織『プロダクション』での決まりなのだそうだ)   ピィ(組織のリーダーである社長がそう言うのだからそうなのだろう)   ピィ(しかし同期の千川ちひろさんは本名を名乗っている)   ピィ(社長に聞くと『そりゃあ君、役職の違いだよ』らしい)   ピィ(この辺、なんだかいい加減だ)   ピィ(俺が『プロダクション』に所属したのは、ほんの1週間ほど前だ)   ピィ(前の職を失った俺が就職活動をしていたところを社長直々にスカウトされた)   ピィ(曰く『ティンときた』らしい)   ピィ(というか、そもそもこの『プロダクション』が設立されたのも1週間前で)   ピィ(ここには現在俺とちひろさんと社長の...
  • 4スレ目>>155~>>182
    小日向美穂は普通の少女である。 実はあの日、目覚めた能力者の一人で、 日夜秘密結社と戦ってるとか。 実は宇宙から来た異星人で、 地上を侵略するために活動しているだとか。 実は地下帝国の技術者で、 マッドなアイテムやロボットをクリエイトしているだとか。 実は魔界から来た悪魔で、 悪意と呪いをばら撒いているだとか。 そのような設定はない。 取り立てて、ごく普通、一般的な、 現代の、地上に住む、能力を持たない、人間の、女子高生であった。 卯月「さっきの授業難しくなかった?」 美穂「難しかったねー、茜ちゃんは・・・・・・。」 茜「・・・・・・。」 プスプス 美穂「だ、大丈夫?」 卯月「煙出てるね。」 茜「え、Xが少なくなるとYが増えて、そこにZとnがやってきて・・・・・・。」 茜「X・・・・・・Y・・・・・XとYの関係・・・・・あれ、Xが攻めでYが受け?」 美穂「茜ちゃん、その数学...
  • 1スレ目>>214~>>224
    ―   「裕美ちゃんは『カース』って知ってますかぁ~?」   イヴさんが何か手紙のようなものを広げながらポツリと尋ねてきます。   …カース?   「えっと、ごめんなさい、ちょっと分からないかな?」   「それがですねぇ…出るみたいなんですよぉ…そんな化け物が…」   …ば、化け物…!?   「『カース』正体不明の化け物、不定形であることが多い、周囲の人間の感情と密接に関わっていること以外現状不明」   「核となる部分があり、その部分を砕かない限り蘇り、核以外への有効打は調査中…」   「『高慢』『憤怒』『色欲』『怠惰』『暴食』『強欲』『嫉妬』などそれぞれ七罪に関する名称が付けられているってことみたいですよぉ~」   「なんでそんなに詳しく知ってるの…?」   「これですぅ~♪」   そう行ってイヴさんは封筒ごと読んでいた手紙を私に差し出しました。     イヴ非日常相談事務所様     ...
  • 1スレ目>>102~>>110
     ヒーローと侵略者がはびこる、この世界。   侵略者が暴れ、ヒーローがとめる。 それが当たり前のこの世界。   そして、この街にも日夜、侵略者から街を守る二人のヒーローが……   乃々「いきなりで申し訳ないんですけど、あの、私、ヒーローやめたいですけど……」   ほたる「だ…だめですよ!乃々ちゃん!辞めないでください!」   乃々「いや、だって、あの、その、えっと…」   なんか解散しそうな雰囲気になっていた。     説明しよう!   彼女達は自然を司る精霊により選ばれた正義の味方である。 変身アイテム『ナチュルリング』を使う事により、自然の力で平和を守る優しき戦士『ナチュルスター』に変身するのである。   乃々「ヒーローなんてむーりぃー」   このいかにもネガティブそうな少女は森久保乃々。海の力を司る『ナチュルマリン』に変身する。 海の力は傷ついた人々を癒やし、安らぎを与える。時には荒...
  • 1スレ目>>150~>>170
    それなりに大きく、四方を壁で囲まれた場所に少女が一人立っている。   天井のスピーカーから男性の声が流れる。   『射撃訓練開始。』   夏樹「…了解。」   夏樹は普通の少女ではない。彼女の周りに複数の目玉型ユニットが浮かんでおり、周囲を旋回している。   夏樹の背後にターゲットが出現した次の瞬間、ユニットの一つが光線を放ち、貫いた。   次々と出現してくるそれらを、夏樹自身は全く動かずにクリアする。   最後に目の前に現れた巨大なそれに、二つのレーザーが当たるも壊れない。   夏樹は最後の最後に手袋をした両手を動かした。   夏樹「バン!」   そして最後のターゲットは破壊され、夏樹は持っていなかったはずの拳銃を両手に持っていた。   『お見事だ。さぁ、次の訓練を開始する…』     夏樹「ハァ…」   「疲労しているのか?あの娘との面会を中止するか?」   夏樹「…するわけないじゃん...
  • 2スレ目>>51~>>56
    「へぇ、これが魔法銃?」 茜は亜子の知り合いが先日のガラクタを改造したその銃を手に持ってまじまじと見ていた。 「そうそう。ちょっと一回撃ってみてほしいんよ。」 亜子は取りあえず知り合いを使ってごく普通の地上人が使えるかテストを行っていた。 「魔法は一番安全そうな水の魔法にしておいたから遠慮せずやったって!」 「うん、えっと『水よ!』」 茜が引き金を引いて唱えると、銃の先端から勢いよく水流が飛び出し壁を少し削った。 「よしよし、茜も使えるみたいやね!」 満足そうに頷く。これなら誰にでも高値で売り払えそうだ。 その時だった。 黒い泥のような物…カースが茜の背後に核を中心として形成しだしているのを亜子は目撃した。 「貸して!『水よ!』」 亜子は思わず茜から魔法銃をひったくると、引き金を引いた。 まだ小さな水たまりサイズだったカースの核は魔法の水により砕け散った。 (…!) そして亜子は背筋に謎の...
  • 2スレ目>>69~>>77
    ――――――― ――――― ――― 黒猫に変化する少女…いや、少女に変化する黒猫と呼ぶのが正しいのか。 佐城雪美は夜の街を歩いていた。 本来、猫という生き物は夜行性なので何も不思議なことのようにはみえない。 だが、佐城雪美は望月家では人間の生活のサイクルに合わせて行動しているため、昼は活動し、夜はしっかりと睡眠をとる生活を送っていた。 しかし今日は大好きな彼女の歌を聴いて早くに眠りについてしまった為に、真夜中にふと目が覚めてしまった。 静寂。 そこには、大好きな彼女の姿。 望月聖の姿が無かった。 雪美「(聖……どこ……?)」 雪美「(そばに……いないとダメ……)」 雪美「(……離れないで)」 佐城雪美はいなくなってしまった望月聖を求め、当ても無くさまよい歩き続けていた。 けれども自分が当ても無く歩いていても、聖はきっと見つけてくれる。 そう信じて佐城雪美は歩き続ける。 ―――しかし 「――...
  • @wiki全体から「2スレ目>>193~>>204」で調べる

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