4スレ目>>338~>>348

モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」まとめ@wiki内検索 / 「4スレ目>>338~>>348」で検索した結果

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  • 4スレ目>>338~>>348
    338 名前: ◆lhyaSqoHV6[saga] 投稿日:2013/07/16(火) 07 39 36.08 ID JU1FnDSro [2/13] ──宇宙の何処か── 真っ暗闇の空間に、何者かの声が響く。 「以上が、偵察ドローンから送られてきた映像だ」 「ふむ……ソラの洗脳プログラムが解除されるとはな……」 「我々でさえ解けなかったというのに……此奴は何者だ?」 「恐らく、地球人が『神』あるいは『悪魔』と呼んでいる者だろう」 「そもそも、我々とは全く異質の存在だよ」 「ソラの得た情報によると、中には因果律を意のままに制御できる者もいるらしい」 「なんと……そのような存在が闊歩しているとは、やはり特異な星であるな」 「それで、地球についてはどうするのだ? ソラの代わりを送り込むか?」 「いや、迂闊に手は出さん方が良いやも知れぬな」 「では見過ごすか? いつまた連中の文化に当てられた...
  • 2スレ目>>328~>>338
    とあるカフェ。そこに歩く自然災害な三人はいた。 三人はこのカフェの名物「はぴはぴ☆パフェ」を食べながら、雑談している。 ほたる「と、巴ちゃん。大丈夫?」 巴「大丈夫じゃ…。ただ、親父のワガママにはうんざりじゃけえ……」 乃々「私なら写真を取られるなんて…むーりぃー………」 巴「……今回ばかしは乃々の意見に同意するのう….」 約一名。凄い疲れ切った顔をしているが… ほたる「け、けど、私達の活動許してもらってよかったじゃないですか?監視の人達もいなくなったし…」 巴「確かに良かったんじゃが……お陰で頭がいたいのう」 そう。ここに来る前に三人は、村上組の屋敷に行き、ナチュルスターの事を巴の父親に話に行ったのだ。 結果は、許して貰ったのだが…… --------回想-------- バカ親父「なにぃ……巴がヒーローじゃと……最高じゃけんのう!!いいぞいいぞ許すのう!存分にやって来い!!」 ダ...
  • 4スレ目>>327~>>332
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/16(火) 02 09 14.63 ID zrwh3gmW0 [2/9] 精霊に選ばれた少女たちが降らした癒しの雨が降り注ぐ。 それを夕美は笑顔で受け止めていた。 体中に力がみなぎる。雨の日はいつもよりも調子がいいが、雨の中の精霊の力の影響かいつもよりいい感じだ。 「やっぱり水はいいねー水と太陽と空気があれば生きていけるし!」 「でもハンバーガーショップで『水だけ。』って言ったときはどこのラッパーかと…」 その時、菜々の背後にカースが現れる。 黒い、一本角の馬型カース。それが怒り狂っていた。 「こ、これはユニコーン型カースですか!?初めて見ました!」 あわてて高く飛び上がり、突進を避ける。 「ナナは処女ですって!まったく!」 「突進しか能のない害獣かな?」 にっこり夕美は笑うと、近くにいた普通のカースに駆け寄り、...
  • 5スレ目>>341~>>352
    341 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/08/04(日) 01 34 09.42 ID vi3bl8G+0 [2/14] 憤怒の街周辺のとある場所 ナチュルスターの雨の影響で、憤怒の街内部のカースは弱い個体は消滅していた。 しかし、雨が降らない外部--憤怒の街周辺には、弱い個体のカース達が湧き上がっていた。 その原因の一つが、この場所にある。 憤怒の街から溢れた負の感情が集まり、禍々しい呪いの水溜りがでてきていた。 そこから、地獄の釜から這い上がる亡者のように、カース達が世界を呪う産声をあげながら産まれていってるのだ。 その弱い個体のカース達は群を作り、周辺にいるGDFの隊員達と交戦し、雨を降らす原因であるナチュルスターを狙っていた。 342 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/08/04(日) 01 34 58.55 ID vi3b...
  • 5スレ目>>329~>>334
    329 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/08/03(土) 23 54 41.73 ID CD5+h8LW0 [4/8] キバは地下道を歩いていた。目立つことは避けるべきだし、何か『悪い物』がある気配を僅かながら地下から感じるのだ。 少し地上に顔を出した時に知ったが精霊の力による浄化の雨が降っていた。 そして…浄化の雨の影響が少ないからか、カースはおそらく地上の物より手強い。 …キバはこう考えた。自分がこの事件の犯人ならばどのような行動をするか。 少しでも手強い配下がいる方がいいだろうし、邪悪な者の使う魔術・呪術は雨の中では本来の威力にはならないだろう。 まともに思考できる者や、地上に固執する理由がない者なら…地下に移動した可能性の方が高い。 地上は人間の能力者たちが奮闘しているようだし、自分は自分の目的を達成するだけだ。 迷路のように複雑に入り組んだ地下をカー...
  • 1スレ目>>344~>>347
    鷺沢文香の休日は、その大部分が伯父の経営する古書店の店番に費やされる。   年季の入ったヒノキ材のレジカウンターに座り、日がな一日ハードカバーの本を開いて じっとしていることも珍しくない。 大学の友人達に遊びに誘われることもあるが、騒がしい場所が苦手ということもあり、 彼女は暇な時は大抵ここにいる。   余談だが、ページをめくる指と、数秒感覚の瞬き以外は微動だにしないその姿から、 近所の小学生の間では、あの女の人は幽霊か魔女かロボットかという賭けが横行しているらしい。 その話は文香自身の耳にも入っていたが、彼女は殊更に憤るわけでもなく、 さもありなん、という心持ちだった。   しかし、文香の読んでいる本の内容を知っている者は誰もいない。 試しに彼女の後ろから本を覗き込んでみても、それは全てのページが白紙なのだ。   大多数の人間は、白紙の本をじっと眺める彼女を変わり者と断じてしまうが、 そ...
  • 4スレ目>>380~>>388
    380 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/18(木) 19 53 09.85 ID 4bSwgeVb0 [3/16] ナニカは夢を見ていた。ギロチンで首と体を別々にされたり、毒を飲まされた夢を。 ナニカは夢を見ている。縛られて冷たい水槽に沈められたり、銃で頭を撃たれた夢を。 ナニカはずっと夢の中。怖い人たちに滅茶苦茶にされる夢の中。 最初は何も思う心がなかった。夢の中にいることが役割だった。 けれど流れ込んできた感情を読み取るうちに…偶然にも意識が生まれていた。 痛いのはイヤだ。怖いのもイヤだ。苦しいのもイヤだ。助けて、誰か助けて…。 消した恐怖の記憶、幼い子供のような感情…『主』のなくしてしまったもの、封じこんでしまったものの集合体がナニカだった。 だからある意味ではナニカは『主』だった。少し劣るが『主』であった。 けれど本来は生まれる事のない...
  • 2スレ目>>344~>>352
    日が暮れて間もない頃、「怠惰」を司る悪魔「ベルフェゴール」こと「三好紗南」は街へと繰り出していた。 しかしカースの発生や、カースドヒューマンを作り出す為にに街へ繰り出したわけでは無い。 彼女は街の大型ゲームショップにいた。 彼女の能力である情報獲得は彼女が一度「見た」対象の情報を全て取り込む、いわばダウンロード。 彼女が「見た」対象がゲームソフトであれば、そのゲームの内容を全て取り込むことができ、その内容をゲーム機に移し替えれば一々購入せずともゲームのプレイが可能。 そして攻略情報までも完全に獲得してしまう為、彼女がゲームで詰むことは無い。 やりがいこそ無いが彼女の暇を潰すには充分なものだった。 紗南「(ゲームの世界観やキャラを見てるだけでも面白いしね)」 紗南「(さてと、ちゃちゃっと新作を取り込ませてもらおうかな!)」 ベルフェゴールは店内に並べられたゲームソフトを一瞥し、それらの内容を...
  • 2スレ目>>358~>>361
    『ウフフフフフ・・・アッハハハハハハハ!!』 「・・・っ、ダメ・・・核まで、攻撃が届かない・・・!」 夕飯の買い物に出かけた帰り、たまたまカースと遭遇してしまったエンジェリックカインドこと三船美優は、『色欲』のカースを相手に苦戦していた。 いくら必殺の矢を放っても、無数の触手が絡み合い盾となって、核への攻撃を防いでしまうのだ。 ならば接近戦を、と距離を詰めようと動くカインド。 『アハッ・・・アハハハハハハッ!!』 「っ、やあっ・・・!?」 そこへカースが一斉に触手を伸ばし、カインドの腕を脚を、がんじがらめに縛りつけてしまった! 抵抗する腕を頭の上へ、足は軽く開いた状態で、体の自由を奪われてしまうカインド。じつにけしからんはなしである。 「っく、このっ・・・離しな、さいッ」 必死に身をよじって呪縛から逃れようとするも、もがけばもがくほど触手はギチギチと縛る力を強めるばかり。 それどころか、い...
  • 1スレ目>>18~>>37
     えと…なんて言えばいいんだろう……?   …ある時期からこの世界の人たちは少し普通から外れてしまいました。   普通から外れてしまったっていうのは分かりにくいかな…?   異世界からの侵略者とか地球を守る戦隊ヒーローとか…後は異世界からやってきた勇者とかがやってきて…。   なんか剣と魔法の世界って言うとロマンがないかな…?   師匠は『沢山の世界と繋がってしまった弊害かもしれませんね~♪』   なんて気軽に言ってたけどこのことが私達の世界に与えた影響はとっても大きくてそして……。   それは私たちが『特別』では無くなったということでした。      「イヴさん!事務所の壁が吹っ飛んで大穴空いてるよ!」   私はパタパタと派手な足音を立てながら綺麗にまんまるにくり抜かれた事務所の壁から中に入ります。   …一体何したらこんなことになるんだろう…?   「昨日この辺で少し戦いでもあったみた...
  • 1スレ目>>317~>>332
    私は今日も窓から外を眺めていた。   昨日は綺麗な歌声が聞こえたな… なんだか、心が安らぐのを感じる。 けど、自分の今の事を考えると、また暗い気持ちが出て来た。     日が変われば、何もかも変わらない日常。   いつもと変わらない風景。 いつもと変わらない音。 いつもと変わらない匂い。   変わるのは……私の病状だけ……     私は小さい頃から病弱だった。 外で遊ぶ事もなかった。 友達もできた事もなかった。 家族と一緒に出かける事もなかった。   成長するにつれて、学校に行くようにもなったが、学校での思い出なんてなかった。   あるのは病院にいる時の思い出しかない。     病院で仲がいい子達もできた。 けど、みんないなくなった。   元気になって退院して、それっきり。 お見舞いも連絡もない。 きっと、私の事なんて忘れてるんだろうな。   もちろん。退院しない子もいる。   ………みん...
  • 4スレ目>>304~>>318
     名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/15(月) 22 46 10.10 ID nvdBYqNFO [4/20] ----夢を見た。 ----暗い…暗い…一面真っ黒な場所。 ----そこに一人の小さな女の子が泣いている。 「どうしたの?何処か痛いの?お姉ちゃんに話してみて?」 ----優しく声をかけると、女の子は顔を上げて……… -------- 北条加蓮は、世界を呪う存在だった。 病に侵され、周りを妬み、嫉妬にかられ、呪いを振りまく者となった。 自由も、友達も、家族も、健康も、思い出も、娯楽も、何もかも手に入らず羨んでいた。 いつも彼女はひとりぼっちだった。 けど、今は違う。 一度死に、新たな生を受け、今まで自分ができなかったこと。 ただ羨むことしかできなかったことを、自分の手で掴もうとしている。 もし、自分が≪彼女達≫に出会わなかったら、取り返しのつかな...
  • 4スレ目>>362~>>368
    362 名前: ◆cAx53OjAIrfz[saga sage] 投稿日:2013/07/17(水) 02 25 15.16 ID 0o/+YsS+0 [2/9] 未来は不確定である、という科学的論述が出てきたのは何年前の話だろうか。 基本的には世の中の出来事は、観測するまでは物事は確定しないという話だ。 不確定性原理、説明としては猫箱がよく引用される。 茄子「要するにですね、神様というのは暇じゃないんです、一日中世界を見て回ることは出来ません」 茄子「ここでいう世界というのは、地球全体ではなく、限定的な密封された観測地点と考えて下さい」 茄子「もっと分かりやすくいいましょう、所謂宗教が伝播した場所そこが神様における観測地点です」 П「へぇ」 茄子「そして、その伝播した世界を見て回る際、ある法則を共同で設けました、物事の事象の確定です」 П「うーん?」 茄子「所謂各世界に伝播する物事は、朝...
  • 4スレ目>>30~>>47
    ここはとある教会。 小さいながらも内装は立派で、主祭壇の上方には意匠をこらした十字架がある。 そのさらに上には様々な色で作られたステンドグラスが教会内に光を取り入れている。 静寂に包まれた教会で一人の少女が椅子に座っていた。 その少女、緒方智絵里はそのステンドグラスをじっと見つめている。 そんな智絵里の後ろに一人の女性が近づいてきた。 クラリス「どうかしましたか?」 智絵里「ひゃ!」 ステンドグラスに夢中になっているところ急に後ろから話しかけられたためか智絵里は肩を震わせ小さく悲鳴を上げた。 そして恐る恐る智絵里は話しかけてきた女性、クラリスの方を向く。 智絵里「あ……えーっと……」 冷静に考えればクラリスは修道服を着ていたためこの教会のシスターであることはすぐわかるが、智絵里は何を話していいのかわからなくなっていた。 クラリス「私はこの教会でシスターをしているクラリスと申します。貴女の...
  • 5スレ目>>319~>>323
    319 名前: ◆mtvycQN0i6[sage] 投稿日:2013/08/03(土) 22 47 48.68 ID FqxeQIVLo [2/6] 女「神父様、私明日試験で...不安なんです...」 神父「なるほど...そうですか...」 女「神父様...」 神父「『覚悟』を決めましょう。明日試験があるのは変えられない。それならば...」 ━━━━━━━━━ ━━━━━━ ━━━ 女「ありがとうございました、神父様」 神父「いえいえ。貴女に神のご加護がありますように」 バタン クラリス「神父様、そろそろ昼食にしましょう」 神父「お、もうそんな時間か」 クラリス「さあ、いただきましょう」 神父「おう、いただきます」 クラリス「いただきます」 320 名前: ◆mtvycQN0i6[sage] 投稿日:2013/08/03(土) 22 48 26.47 ID FqxeQIVLo [3...
  • 5スレ目>>360~>>369
    360 名前: ◆zvY2y1UzWw[saga] 投稿日:2013/08/05(月) 00 14 32.86 ID TAab4d6+0 [2/12] 一時休憩を終えたネバーディスペアは、ある地点へ行くように命令を下された。 「この情報はある信頼できる情報提供者から入手したのだが…あの浄化効果を持つ雨を降らせている能力者達がこの地点にいるそうだ。」 LPの言う情報提供者が少し気になるが、あまり口を挟む状況でもないので黙って聞く。 「しかし、その能力者は雨を降らせる事に集中しすぎて雨を降らせる装置のようになり、動けなくなってしまっているそうだ。」 「街の事件解決の生命線とも言える…彼女達の護衛を頼みたい。すでに数名が護衛に来ているようだが、数が多いらしい。…頼んだぞ。」 「了解!」 すぐさま夏樹が穴を生み出し、その地点へと移動した。 361 名前: ◆zvY2y1UzWw[saga] 投稿日...
  • 1スレ目>>3~>>8
    ??「フッフッフ……今日の作戦はカンペキね。これならあのピカピカもアタシにひれ伏すこと間違いなしよ!」   ??「フフフ……ハハハ、アーッハッハッハ、ゲホッ、ゴホゴホッ……ゼェ……ふぅ」   ??「よし、作戦開始よ!」       光(アタシの名前は南条光! 14歳の普通の女の子――)   光(――だったんだけど。ある日突然空から降ってきた光にぶつかってからとんでもない力に目覚めちゃったんだ)   光「そう、その力は……」      キャーッ!   光「……悲鳴!? あっちだ!」      「う、うわぁぁぁ! 俺のパンツが真っ黒に!」   「あ、洗った洗濯物が真っ黒になっちゃうなんて……! こ、これじゃあ世界中が不幸せになっちゃうよ……」   光「……ひどい、ここら辺に干してあった洗濯物が全部真っ黒になってる……!」   ??「アーッハッハッハ! ハッ、ゲホッ、ンンッ。ふん、ざまぁみ...
  • 1スレ目>>369~>>377
    北条加蓮という少女の謎の失踪は、ほんの数日間だけ人々の関心を寄せはしたが、 次から次へと溢れていく新しいニュースが彼女の存在を押し流してしまったようだった。   とはいえ、末期の心臓病で余命幾許もないと診断されて、主治医はおろか両親さえ 諦めてしまったような重病人が忽然と姿を消し、しかも誰一人として目撃者のいない 不可解な状況は、一部の噂好きの興味の対象になった。   主のいないベッドと、内側から破られた窓ガラスだけが、第三者の想像の翼を羽ばたかせるのである。   無論、彼女の失踪事件の真相を知る者は、極めて少数派である。 加蓮がマイナスエネルギーの化身『カース』と一体化し、仮初めの命を得たことを知る者は……。       カースと一体化して異能の力を得た人間。 それは後に『カースドヒューマン』と呼ばれた。     ――――――――――   ひとつ、またひとつ。 意識の届くいっぱいにまで広...
  • 5スレ目>>300~>>308
    300 名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/08/02(金) 17 03 07.76 ID HDYCouX+0 [2/11] 裕美「轟音がしたから様子見に行っただけなのに……」 裕美のすぐ横を憤怒の翼竜のカース弾が通り過ぎる。 裕美「な、なんでこんなのが空から落ちてくるのっ!?」 『氷よ!寄り集まりて塊になれっ!』 翼竜はその氷塊を苦もなくその鱗で弾く。 裕美「か、硬い…!?」 翼の破れた翼竜は二本脚で暴れ回りカース弾を吐き出す。 裕美「普通地上に落ちたら一気に戦力低下とかそういのじゃないかな!?」 『っ、雷よ!穿って!』 苦し紛れにペン先から放った小さな稲妻が走って翼竜の脚に突き刺さる。 すると翼竜が目に見えて苦しみだす。 301 名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/08/02(金) 17 04 00.24 ID HDYCouX+0 [...
  • 2スレ目>>375~>>399
    幸子「いやぁ、それにつけてもボクはカワイイですよねぇ……」 ――大手を振って、太陽の下をカースドヒューマンが歩いていた。 ――うぞうぞと不定形の眷属を引き連れて、堂々と人だかりをかき分けていく。 ――周りの目も何のその。 ――好奇の視線も彼女にとっては羨望の眼差しであり、 ――優越を感じこそすれ、そこに羞恥を覚えることなど無く。 ――どころか物足りないとすら思っている、図太い神経の持ち主。 ――輿水幸子。 ――彼女はその身に異形を宿した少女である。 幸子「ボクのカワイさを知らない人が一人でもいるということは世界にとっての損失です!」 幸子「ということで、ボクのカワイさをもっと知ってもらいましょう!」 幸子「ああ、ボクってカワイイだけじゃなくて、何て寛大なんでしょう……」 幸子「なんてったって、その為にわざわざ人通りの多いところを選んで通ってあげてるんですから」 幸子「皆さん、感謝なんてしな...
  • 2スレ目>>302~>>316
    『櫻井財閥』の名前を知らぬ者は、おそらくこの地上の人類の中には居ないであろう。 それは、信じられないほどの財力をもって、 世界を表から、裏からコントロールしていた巨大組織。 かつては世界の支配者に最も近いとまで言われた超大財閥であるのだから。 もっとも、それはあの”運命の日”までの話だ。 宇宙から、地下から、異世界から、闇の底から、時空の果てから、 多くの来訪者がこの世界を訪れたことによって、 『櫻井財閥』は世界の支配者から遥かに遠ざかった事は間違いない。 とは言え、彼らとて異端なる者たちの来訪にただ手をこまねいて見ていた訳でもない。 彼らは能力者を纏め上げ、多くのヒーローを排出する組織を立ち上げた。 彼らは宇宙や地下に独自にコネクションを作り上げ、少しずつ信頼関係を築き上げている。 彼らは悪と戦う者達に惜しみなく投資し、影ながら人類を守る存在を支えてきた。 彼らはそれらの行いは全て...
  • 5スレ目>>380~>>407
    380 名前: ◆TAACIbOrYU[sage saga] 投稿日:2013/08/06(火) 23 57 53.76 ID nHHg/cJFo [2/6] 周子「問題は無さそうかなー」 ――『憤怒の街』から少し離れた場所。 ――塩見周子の視線の先に、 ――『浄化の雨』を降らせている間、動けずにいるナチュルスターと、 ――彼女たちを、迫り来るカースから護衛している能力者たちの姿があった。 ――周子は、更に別の場所からそれを見守り、 ――何かあったときにいつでも助太刀できるようスタンバイしながら、 ――後進の奮戦を眺めていた。 周子(人数も増えたし、連携も上手くなってきてる) 周子(志乃さんが大本を潰してくれたおかげで、体力も保ちそうだから) 周子(心配の必要は無い、かな) ――協力し合い、善戦する様に頼もしさを感じ、 ――自分の出る幕は無さそうだ、 ――と、安心すると同時に、 ――あま...
  • 5スレ目>>138~>>146
    138 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/30(火) 21 45 15.74 ID mqyPD9Cu0 [3/13] 憤怒の街。そこから溢れてくるカースをGDFや様々な団体は防衛チームを派遣し、被害を最低限に抑えるべく戦っていた。 カースは基本的には道に沿って移動するがもちろん例外はいる。ネバーディスペアはそんなカースを討伐していた。 「とりゃあ!」 封鎖された線路を進んでいたカースの最後の一体の核を奈緒が破壊する。 「夏樹、次はどこだ?」 「ちょっと待て…本部からのデータ座標データを確認…行くぞ!」 夏樹の視界には複数のユニットからの映像と様々なデータが見える。 かなりの量のカースが防衛されてない場所を移動しているのだがそれもかなり数が減っているようだった。 夏樹が穴を生み出し、4人はそこに入っていく。 次の場所にいたカースは普通のカースに獣型数体。それ...
  • 4スレ目>>448~>>459
    448 名前: ◆Nb6gZWlAdvRp[saga sage] 投稿日:2013/07/19(金) 02 50 58.30 ID NXH3qdzxo [2/14] 烈風「どうすりゃいいんだよこれ……」 美世「さ、さあ……」 どこか優しい雨が降り注ぐ中、カースひしめく街を駆け、二人は避難民の元へと辿り着いた……が、 ――そこは氷の壁に覆われて出入りができる状態ではなかった。 烈風「どう見てもカースの仕業じゃねえし、下手にぶち破るわけにもいかないよな」 ガンガンとノックの要領で叩いてみると、分厚い壁はしっかりとした手ごたえを返してくる。 これを力ずくで除けようとすれば、中の人が危険だろう。 ??「あら、ヒーローの方ですかぁ~?」 二人が手をこまねいていると、背後から間延びした声が上がる。 振り返るとそこには少女が二人。 宙に浮いているから、恐らく魔法使いとかだろう。 烈風「ああ、救出に来たん...
  • 2スレ目>>638~>>645
    「・・・はぁ、またダメだった・・・」 夕暮れ時の公園を、とぼとぼ歩く少女が一人。 「もうこれで九件目かぁ・・・いよいよ後がなくなっちゃったよ」 アイドルになりたい、と息巻いて家を飛び出したまでは良かったが、両親が折れる条件として提示したのは、「受けるオーディションは十件まで、それで駄目なら戻ってこい」というものだった。 「十件ぽっちで拾ってもらえるほど甘い業界じゃないとは思ってたけど・・・実際目の当たりにするとヘコむ・・・はぁ」 後が無い焦りと緊張で、数をこなせばこなすほどアピールが下手くそになっているのを自分でも感じるくらいだ。 このままでは次のオーディションも良い結果は残せそうにない。 「・・・あーダメダメ、こんな悪いイメージ持ってちゃ上手くいくものも失敗しちゃうよ!気合入れなおさないとッ!!」 ふんす、と心機一転、次こそ合格だッ、と気合を入れたその瞬間のこと。ふっ、と少女の真上から...
  • 2スレ目>>838~>>846
    その日、マンモンたる彼女は露骨に機嫌が悪かった。 桃華「・・・・・・・。」 サクライP「・・・・・・やはり、例の能力者ですか?」 桃華「Pちゃま、その件についてはもうよろしいと言ったはずですわ。」 サクライP「失礼しました。」 桃華「・・・・・・神が相手では分が悪すぎますもの。」 櫻井有する能力者の組織は「アカシックレコードの読み手」を追っていたが、 その実行部隊が次々と失踪することとなる。 対策を打たれたのだ。 それも神によって。 サクライPの必死の調査によってわかった事は三つ。 1.彼女を追えば、何らかのアクシデントが起こって探索・追尾不能となる。 2.彼女を憎めば、何らかの事故が起こって病院送りになる。 3.それらは神の仕業である。 これだけの事を調べ上げるのに、彼自身”偶然の不幸な事故によって”三度ほど死に掛けた。 持ち前の貪欲さで九死に一生を得てきたそうだ。 桃華(それで...
  • 1スレ目>>293~>>307
    神崎蘭子。彼女は普通の女子中学生である。決して魔王のような言葉では喋らない。 …少しオカルト好きなところを除けば。   オカルトと言っても好みはかなり偏っており、悪魔や魔術の本ばかり読んでいる。   そんな彼女は、異変が起こったその日にある能力を身に着けた。 …残念ながら彼女が望んだような『魔の力』ではなかったが。     彼女の能力は『どんな文章も読み解く能力』。 英語も仏語も独語も、挙句の果てには入手さえできれば異星の言語さえ脳内で自動で和訳して読むことができる。   暫く落ち込んだ彼女であったが、少しポジティブに考えて…外国語のオカルト本を読むことにした。   図書館にはオカルト本は少なかったが、とある古本屋に気まぐれで立ち寄った時、まるで自分を呼んでいるかのように目が離せなくなった一冊の本があった。   恐らく伊語で書かれたその本の名前は和訳して『魔の世界』。 ぱらぱらとめくり、...
  • 2スレ目>>8~>>13
    「・・・人探し、ですか。ご家族の方ですか?」 ある日の安斎探偵事務所。翠と由愛に、捜索願いのあった猫を送り届けに向かってもらい、事務所で報告書をまとめていた都の元に、依頼人がやってきた。 「いや、友人だ。どこ探してもまるで尻尾掴めなくてよ」 「で、ここならきっと見つけてくれる、って話を聞いて。それで、こうして依頼に」 二人の名は、向井拓海と原田美世。小さな少女一人しかいない事務所に怪訝そうな顔をした二人だが、都の落ち着いた立ち振る舞いに、とりあえず信用して話を切り出してくれた。 「なるほど。その方のお名前は?」 「木村夏樹。・・・・・・二年くらいまえに、死んだはずのヤツだ」 「・・・死んだ、『はず』、ですか」 苦々しげに呟いた拓海の言葉に、眉をひそめる都。死んだ人間を探し出して欲しいとは、一体どういうことだろうか? 「・・・交通事故にあった、って、そう聞いてたんだけどね。どこの病院にも、運...
  • 2スレ目>>488~>>495
     窯から出されたばかりで、まだ熱を持ったクロワッサンを一口齧る。サクサクとした食感と口腔に広がるバターの香りに頬が緩む。  かな子は幸せそうな顔でクリームパンを頬張り、法子もニコニコ笑顔でベーグルに齧り付いて……首を傾げた。  残念、それはドーナツじゃないんだよね。  自分の過ちに気付くとたちまち不機嫌な顔になり、さっさとベーグルを口に押し込んでしまうとすぐにあんドーナツに手を伸ばし、今度こそと顔を綻ばせる。 ――ほら、パン屋で良かったじゃん。  クロワッサンが無くなってしまったので、手近な場所にあった食パンを千切って口に放り込む。  あたしたちの中に『わたし』が生まれて一晩が経ち、あたしたちはそれぞれの家を朝一番に出て開店直後のパン屋前で集合した。  入店前に物陰でカースド態に変身して、後は言わずもがな。開店直後を狙っていた客は逃げ出したし、店員は隅で縮こまっている。  あたしたちはロク...
  • 4スレ目>>4~>>10
    橘ありすは自身の名前にコンプレックスを持っている。その要因としては同級生にからかわれるという側面もあるだろうが「橘」という名字に対して合わないと言う事が彼女の中で占める大部分だ。 しかしありすはその名前を嫌悪しているわけでもない、なぜならありすという名前が彼女と親を繋ぐ唯一の記憶だからだ。 ありすは物心がつく前からとある田舎町の橘という老夫婦の養子として育ってきた。養父母が言うには「段ボールに『拾ってください、名前はありすです。』と書いてあったから拾ってきた。」というが当時のありすにも(嘘だな)と感じられた。 しかし、ありすという名前を両親が付けたのは本当らしくその名前で呼ばれるたびにありすは両親とのつながりと「なぜ両親は自分を手放したのか」という感情が混ざりあい、苦手意識を持ってしまうのである。 「あの日」後も(彼女自身は)特に変わりもなく暮らしていた。 学校がそれなりの長期休暇に...
  • 2スレ目>>748~>>755
     今回の敵は蛇だった。  八つの目を持つ、冗談のような大きさの蛇。  しかしよく見るとその表面は細かく蠢き、無数の蛇の群体であることが分かる。  拓海はいつも通り、変身からの先制ドロップキックを放つが、バラリと解けてかわされる。  カミカゼは着地しながら内心で毒づく。  細かく、多く、素早い。肉弾戦を主とするカミカゼにはやりにくい相手だ。  鋭い突きを放つが、軽くかわされる。それどころか、蛇が腕を這い上がり締め上げてくる。 カミカゼ「ぐうっ」  蛇を引き剥がそうと掴むが、なかなかうまくいかない。  それどころか次から次へと蛇が這い上がろうとするので、カミカゼは一旦飛びのいて距離をとり、蛇の胴を引きちぎって難を逃れた。  蹴りも同様にして反撃され、カミカゼは迂闊に攻撃をすることができなくなる。  蛇が体の一部を分けて体当たりしてくる。かわすために動くと、足元に這いよってきた蛇がその足の下...
  • 2スレ目>>478~>>482
    あるアパートの一室に、トントントンと規則正しい音が響く。 窓から外を見れば今日も今日とて晴れ。 そして美味しそうな香りが漂っている。 周りを見れば、見慣れた机とその上に置かれた蒼白色の仮面が見えた。 「……うにゃー………みくにちかよる…にゃあ……zzZ」 寝ていたロフトから下を覗けば、タオルケットに丸まって寝ているネコ少女とラフな格好にエプロン姿で料理を作っている銀髪の女性、二人の同居人の姿が見えた。 「………むふふ♪」 それを見て、新婚みたいだなぁと妄想に浸る。 「…むふ……おはようございます、王子様♪」 そして、いつものように誰にともなく声を投げかける。 ーーー前川みく、のあ、喜多日菜子の3人の、一週間目の朝であった。 ーーー前川みく、のあ、喜多日菜子の3人の、一週間目の朝であった。 「おはようございますぅ」 「…おはよう、日菜子」 ロフトから降りて、こじんまりしたキッチンに向かっ...
  • 4スレ目>>21~>>26
    憤怒の街が一望できる高台の場所。 そこに三人の人影が見える。 乃々「も、戻ってきちゃいました……私達の仕事コレで終わりで良かっんですけど……帰りたいんですけど…」 巴「何言うてんじゃ?乃々。イヴの姉さんに裕美が頑張ってるんじゃ。うちらも根性みせないかんけえのう!」 ほたる「乃々ちゃん!巴ちゃん!今、ナチュラルラヴァースとラビッツムーンの二人が突入したのが見えました!」 ナチュルスターの三人だ。 彼女達は救助した人達を病院に運んだあと、取材しにきた記者達を振り切り戻ってきたのだ。 乃々「じゃあ、任せちゃいましょうよ…私はもうむーりぃー!」 ほたる「乃々ちゃん!」 巴「乃々!」 乃々「ひぅっ!?」 いつものように弱気に言う乃々だが、二人の声と真剣な眼差しにビックリする。 ほたる「大丈夫。私達も乃々ちゃんを支えます」 ほたるが優しく乃々の右手を両手で握る。 巴「当たり前じゃ!乃々一人に任せるな...
  • 4スレ目>>55~>>59
    55 名前: ◆cAx53OjAIrfz[saga sage] 投稿日:2013/07/12(金) 01 50 03.32 ID 9UNM1y4B0 [3/9] П「……近いな」 地価表の上下乱高下は、世間一般の大多数の人間には関係ない話だが。 だがこの男、ひいては女子寮のオーナーたる、この男には死活問題ですらあるのだ。 茄子「これは……結構、マズイんじゃあないんですかね?」 П「だよなぁ……」 先ず隣の町がカースに占領され、アナーキズムの街と化した。 そして街の地下からは多数の下水道が張り巡らされている、勿論いくつかはコチラに流れてきているだろう。 下水処理場に流れ付けば、纏まって人間に襲いかかり兼ねないし、何より水に溶けているなら環境問題が叫ばれる現代社会。 間違いなく周囲の街の人口流出、ひいては地価の低下、更には安定した生活からはまた一歩離れ行くのだ。 П「ギリギリギリギリキ...
  • 5スレ目>>528~>>540
    528 : ◆EBFgUqOyPQ[sage] 投稿日:2013/08/07(水) 22 49 40.93 ID Xn7R3ISMo [2/15] 「というわけで、貴女の部屋はここになります。でこれが鍵です」 アナスタシアはとあるアパートの一室の前で女性からその部屋のものであろう鍵を手渡されていた。 アーニャ「ダー、わかりました。よろしくおねがいします」 「こちらこそ、よろしくおねがいしますね」 女性はアーニャに微笑みながら言う。 「では私はこれで。私は代理ですから、本当の管理人さんは都合がついたら紹介しますね~。ちなみになかなか面倒くさい人ですから覚悟しておいてください♪」 女性はアーニャに背を向けて階段を下りて行こうとしたが階段を下る音が途中で止まった。 「あらあら?文香さんじゃあありませんか。こんにちは~」 「……どうも、こんにちは。茄子さん」 アーニャはその会話が聞こえてきた階段...
  • 4スレ目>>483~>>497
    483 名前: ◆zvY2y1UzWw[saga sage] 投稿日:2013/07/20(土) 00 56 55.18 ID tvpnfxwi0 [2/31] 更生施設の職員にはもう一つ仕事がある。 カルテの写真に×マークの付いた重罪人の処刑である。 「許してくれえええ!いやだ!二回も死にたくねええええ!」 今日はとある連続殺人鬼の処刑だ。更生施設の外の広場で今まさに行われようとしていた。 「我らのカルテによって、汝の悪行は償いきれないと判決は下された。次からは虫として生きるがいい。」 「そうすれば虫さんたちの魂のループから一つの魂が人として生きることになりますからねー♪じゃあ、始めましょうか。」 「うむ、頼んだぞキヨラ。」 「どれがいいですかね?首つりに電気椅子に鉄の処女にギロチン…やっぱりあれですね♪」 キヨラがメスを魔法のステッキのように振りながら呪文を唱える。 『汝の悪行、魂の死...
  • 4スレ目>>65~>>72
    ― 「雨……」 街の各地から結界のある病院に逃げてきた人たちで溢れかえる病院から私たちは空を見上げていました。 見覚えのある蒼のオーラを覆うようにぽつり、ぽつりと雨が降ってきます。 「乃々ちゃんたち、やってくれたみたいですねぇ~♪」 「そっか、これがナチュルスターの……」 癒しの力は、雨雲に乗って『憤怒の街』を覆い尽くし瘴気がみるみるうちに薄れていきます。 「三人を帰した私の決断は正しかったですよねぇ~♪」 少しだけ得意げなイヴさん。 「これでネネさんを休ませてあげられるね」 結界が不要なら『アイシクルケージ』だけで病院を守りきれる。 長い長い時間この病院を守るために結界を張り続けた女の人。 『お疲れさん!お嬢ちゃん!』 『結局俺たちはお嬢ちゃんに守られてばっかだったな…』 『俺なんか一回カースに呑まれかけたからな……』 「わ、私が頑張れたのはみなさんのお陰ですからっ!」 …お疲れ様、ネネ...
  • 2スレ目>>908~>>913
         ワイワイ… 卯月「むむむ……どうしよう……」 茜「卯月ちゃん、どうしたの?」 卯月「あっ、茜ちゃん。この前だされた課題が実はあと1ページ残ってて……すっごい難しいの」 茜「課題……? かだ……あーっ!!!??」 卯月「」ビクッ 茜「う、うわぁぁぁ!! どうしよう卯月ちゃん!!! 私すっかり忘れてた!!!!」 卯月「あ、茜ちゃんも? 珍しいね……いつもきちんとやってくるのに」 茜「うん、出された日がちょうど探索の重要な……はっ!!!!」 卯月「探索?」 茜「う、ううん!! なんでもないよ!!!! なんでもないよ!!!!!」 卯月「そう……かな? うーん、それならいいんだけど」 茜(あ、あぶなかったー。内緒にしなきゃダメって言われてたの忘れちゃってた!) 卯月(茜ちゃん……何か悩み事かな? 嘘をつくとき、いつもより声が大きくなるもんね……)   キリーツ       レーイ  ...
  • 4スレ目>>920~>>933
    名前: ◆lhyaSqoHV6[saga] 投稿日:2013/07/26(金) 01 48 56.25 ID Okz3d9Pqo [2/16] ──どこかの街中── 美優、レナ、店長の三人は、かつて共に戦った魔法少女の一人と会うために都市部へと出てきていた。 レナ「それにしても、よく見つけられたわね……全く足取りも掴めなかったっていうのに」 美優「彼女の方から連絡があったんです、あの子もお店の事は知っていたはずですから」 店長「どうやら、今はスチュワーデスをやっているらしい……世界中を飛び回っていれば見つからない訳だ」 美優「店長、最近ではスチュワーデスじゃなくて、フライトアテンダントって呼ぶんですよ?」 店長「ん? そうなのか? まあ、呼び方なんてどうだっていいさ」 三人は他愛もない会話を続けながら、昼時のオフィス街を歩いていく。 レナ「それにしても、昼の街っていうのはなんだか忙しない...
  • 2スレ目>>598~>>607
    地底世界アンダーワールドの『夜明け』は、地上時間にして午前6時きっかりに設定されている。 かつて地底に放逐された人々が、太陽の存在しない閉鎖された世界で生きていくためには、 やはり太陽の光が必要だった。 地上に降り注ぐ熱と光でもって、生命を育むためのエネルギーを得なければならない。 そこで、、根本的解決にはなりえないにせよ、少なくとも向こう数百年の間をどうにかできる手段として 考案され実行に移されたのが、人工太陽建設計画だった。 その計画は乱暴に言ってしまえば、アンダーワールドの天頂付近の岩盤に巨大な照明を 取りつけようというもので、地下世界の住人達四半世紀の歳月をかけて全長6キロメートル、 直径1キロにもなる巨大な円筒型の照明ユニットを最終的には10基製造し、『天蓋』へ設置した。 光量も熱量も本物の太陽には遠く及ばないものの、光の届かぬ暗黒の地底に昼夜が生まれた。 だが、かつての屈辱の歴...
  • 1スレ目>>418~>>432
    「私、人が殺せるんです」   ――開口一番、目の前に座っている女性が物騒なことを呟いた。   ―――――ここは『プロダクション』。   ――能力者の支援、その他諸々などを行うことを目的として設立された組織である。   ――……と、いっても立ちあがったばかりの新興組織で   ――ちゃんと理念通りに機能しているとはまだまだ言いがたい。   ――そんな我ら『プロダクション』だが、   ――そもそも今のところ、俺が直接スカウトしてくるか、   ――もしくは社長が連れてくるなりしないと、能力者はここへは辿り着けない。   ――……はずなのだが、   ――どうやってか、彼女は自力でここまで、   ――まるで馴染みの店に顔を見せるような気楽さで、突然ふらっとやってきて、   ――唖然とする我々に一言、こう言った。   ―――――「ここなら悩みを聞いてもらえるんですよね?」と。     ピィ「えぇ、っと…...
  • 4スレ目>>626~>>634
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 00 14 26.29 ID wjGsSIs60 [2/20] きらりと奈緒は仲良く一緒に買い物をしていた。 いつも通りの食料を買って、買い物袋を引っ提げて歩く。 スーパーからの帰り道、奇妙なマスコットキャラ(?)がいた。 「きゃーかわいいー!」 「ハンテーン!」 「オラ!邪魔だキモキャラ!」 「ハ、ハン?!」 …なぜか近寄って行った少女が急にそのマスコットを罵っていたのだが。 「うっきゃー!かわいー☆奈緒ちゃん!写真!一緒に写真とろー!」 「ええ!?ああいうのはちっちゃい子がするもんだろ!?」 「むぇー奈緒ちゃんのケチー」 ちょっと会話しているうちに、浴衣の少女と何か話していたのも終わったらしい。テッテケテーと去って行っていた。 「まってまってー!きらりと一緒に写真とってー!」 「冷凍食品あるんだぞ!?溶ける...
  • 4スレ目>>554~>>561
    名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/22(月) 10 38 20.49 ID y6gkJJkb0 [3/11] とある平日の朝 川島瑞樹---レヴィアタンは、人間としての生活として、いつものように教師として学校へ向かっていた。 瑞樹(……面倒くさいわね) そう思いながら、立ち止まり、前方の光景を見ていた。 それは…… 『あっばくぞー』 通行人A「小学生は最高だぜー!!盗撮サイコー!!!!」 通行人B「たくみんに踏まれたい!むしろ虫をみるような目で見てもらいたい!!」 通行人C「夜道で全裸で走るのサイコー!!!!」 加蓮「16歳になって始めて友達できて、交換ノートとかお泊まり会とかできるか楽しみで最近夜も寝られない!!入院してた時からやりたい事考えたノートは机の引き出しの中にある!!」 ふかふかの毛におおわれた獣人が、次々と通行人に触っていっては、触られた人...
  • 4スレ目>>940~>>951
    名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/07/26(金) 11 01 24.41 ID ptwPTB0Ao [2/15] 今もなお、ヒーローとカースによる激闘が繰り広げられる憤怒の街。 カース達は呪いをばらまくために、暴れ回り。 ヒーロー達は人々を守るために、それらと戦う。 しかし中には、別の思惑を持ってこの街に来ている者達もいる。   「癒しの水よ、大いなる私の力に従って、えーっと・・・・・・魔滅の槍となりて許されざる者達に降り注げぇ!アクアジャベリン!」 『オゴッ!?オグワァァァァ・・・・・・』 桜の杖を持った少女の号令によって、周囲の水溜りが槍となって一角獣達に突き刺さる。 「癒しの水よ、大いなる私の力に従って、うーん・・・・・・牙剥く邪悪を切り刻めぇ!ウォーターブレード!」 『ギャイィイイン!?』 背後から来ていた狼達は、水の刃にバラバラに切り裂...
  • 4スレ目>>142~>>146
    「あ、アタシが夕美さんの代役ですか!?」 突然言い渡されたそのとんでもない提案に、工藤忍は大きな声をあげた。 「ああ。収録予定の歌番組がったんだが、彼女は例の『カースの街』へ向かう事になったらしくてね。こういう時には、キミが『同盟』に参加していなことが助かるよ」 担当プロデューサーが苦笑まじりに呟く。 雪女である忍は、やろうと思えばカース位ならばカチカチに凍りつかせることもでき、アイドルヒーローとして活動できるだけの能力を持っている。 これが最後、と意気込んで受けたオーディションで思いきってカミングアウトして以来、アイドルヒーローとして活動してみないか、とプロダクションから何度か提案されていた。 もちろん、それだけが決め手になったわけではなく、アイドルとしての素質があると見込んだから合格させた、とは社長の弁であり、実際何度か断ってもアイドルとして活動させてくれているので、嘘ではないの...
  • 4スレ目>>785~>>814
    名前: ◆Y6loZZb8bNXp[saga] 投稿日:2013/07/25(木) 01 11 48.32 ID vP/BebPOo [2/33] 春菜「そういえばさー」 「カースの属性って、なんで七つだけなんだと思う?」 先輩がそんなことを言い出したのは、毎週恒例の三人のお茶会の時のこと 真尋「いや、なんでって、そんなのに理由なんてないんじゃ……」 千夏「あら、カースの属性が七つなのには、ちゃんと理由があるのよ?」 真尋「えっ!? そうなんですか?」 千夏「カースの属性は、傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲の七つに分かれているわよね?」 「この七つは、元々は十字教の『七つの大罪』といって、人を堕落させる七つの感情を指したものだったの」 「カースは人間のマイナスの感情から生まれる存在。そして、カースの素となった人間の感情が、カースの属性になると言われているわ」 「だから、カー...
  • 4スレ目>>245~>>252
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/15(月) 00 55 33.70 ID usembZnn0 [2/14] 「ただいまー」 「ユズ、帰ったぞー」 「姫様、蘭子様、今日はお早いお帰りですね…」 「ちょっとあの街に近いから警戒態勢だそうです。午前授業で終わりました。あ、貸したゲーム、やってくれてたんですね。」 帰宅してみると、ユズは蘭子のゲームを借りていたようだ。 「…ユズ、一体何をしている…?」 「魔術の研究ですよ。…あー!姫様アタシを可哀想な人を見る目で見ましたね!誤解ですから!本当に役に立ちますから!」 「あー…そうかそうか。」 「もう…姫様、問題です。魔力管理人の古式の呼び方は?」 「…忘れた。」 「なんなんですか?」 「古式の呼び方では魔術管理人だったのです。そのため契約の際は魔術管理人と名乗る必要があるのですよ。」 「魔術に関する勉強...
  • 4スレ目>>570~>>577
    名前: ◆3Y/5nAqmZM[saga sage] 投稿日:2013/07/22(月) 15 36 50.03 ID O3XfpYaDo [2/9] 小関麗奈は、後悔していた。慣れない事などするものではないと。 「……もういっぺん聞くわよ?アンタ、名前は?」 「こずえはー……こずえだよー?こずえはねー……おにんぎょうさんなのー……」 「お人形さん、って何よ……苗字は?」 「んー……みょうじー……?」 「……はぁ、もういいわ。で、アンタどっから来たの?」 「……こずえはねー……ここじゃないところからー……きたんだってー」 「……その『ここじゃないところ』がどこかって聞いてんのよ」 「ここじゃないところはー……ここじゃないところだよー……?」 「……だぁぁぁもう、埒が明かない!!」 学校帰りにたまたまその少女を見かけた。十歳にもならないだろうか、とても小柄なその少女は、あっちへふらふら、...
  • 4スレ目>>979~>>985
    名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 02 08 46.37 ID Awc/TySc0 [2/10] 『氷よ!大いなる我が力に従い、全てを覆い隠せ!アイシクルケージ!』 裕美の前にかろうじて一人覆えるサイズの氷の檻が現れ狼のカースを閉じ込める。 裕美「…このくらいのサイズの檻なら一人でもなんとかなるんだけどな」 魔力自体が足りないのは分かっていた。 なにせ下級魔術ひとつ使うだけでも裕美にとってはかなりの量の魔力が持っていかれてしまう。 合唱魔術ではイヴの魔力をあてにして自分は制御に回れば良かったが一人となると話が変わる。 裕美「…まぁ、いいかな?」 無いものは仕方ない。持ってる物だけで戦うだけだ。 裕美は師匠に似て楽観的だった。 『氷よ!寄り集まりて針と化せ!』 イヴ「裕美ちゃん行きますよぉ~♪」 裕美「あ、はい!」 裕美が去った後には檻の中で無...
  • 4スレ目>>880~>>894
     名前: ◆TAACIbOrYU[sage saga] 投稿日:2013/07/25(木) 23 12 10.96 ID U3cZtNQAo [4/19] 未央「藍子ちゃんにさ……」 ピィ「……ん?」 未央「能力をあげた事、ちょっと考えちゃう時があるんだよねー」 ――まだ、藍子の来ていない事務所で、 ――未央が突然そんなことを呟いた。 周子「なになにー? 後悔とかしてんの?」 未央「んー、まぁね……」 ――俺に対しての未央の発言に、 ――しかし、俺より先に周子が反応した。 ――この二人は最近仲が良い。 ――波長が合う、というよりは、 ――共通の話題がある、という点で意気投合しているらしい。 周子「わかるわかる、どこまで介入しちゃっていいのかってちょっと悩むよね」 未央「えー、でも周子さんは全部自己責任で済むからその分好き勝手できる部分あるでしょ」 周子「自己責任だからこそ、判断をミスす...
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