4スレ目>>525~>>530

モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」まとめ@wiki内検索 / 「4スレ目>>525~>>530」で検索した結果

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  • 4スレ目>>525~>>530
    名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/07/20(土) 13 55 59.37 ID gCY/ehtJ0 [3/10] ハンテーンは後悔していた。 ハンテーンはマムにより仮初の命を与えられ、役目を得て地上に降り立った。 ハンテーン「は、はんてん!?」 だというのにこの有様は何だ? ジグザグに走りながら二人の追手に毛バリを飛ばす。 リン『炎よ!』 虚しくも、自慢の毛バリは突如せり立つように現れた炎に焼かれ役目を果たせず燃え尽きる。 リン「一応このハリって燃えるんだ、モチーフが動物だからかな?」 沙織「あ、あんまり寄り道するとわだすたちウサミンさんに怒られてしまいません?」 ハンテーンの後を追うように二人の少女たちが駆ける。 リン「…沙織、これは他人に迷惑を掛けるロボットを捕まえるボランティアだよ」 …絶対嘘だ。 ハンテーンは確信していた。 ― 思えば単純にこの場所で暴...
  • 4スレ目>>55~>>59
    55 名前: ◆cAx53OjAIrfz[saga sage] 投稿日:2013/07/12(金) 01 50 03.32 ID 9UNM1y4B0 [3/9] П「……近いな」 地価表の上下乱高下は、世間一般の大多数の人間には関係ない話だが。 だがこの男、ひいては女子寮のオーナーたる、この男には死活問題ですらあるのだ。 茄子「これは……結構、マズイんじゃあないんですかね?」 П「だよなぁ……」 先ず隣の町がカースに占領され、アナーキズムの街と化した。 そして街の地下からは多数の下水道が張り巡らされている、勿論いくつかはコチラに流れてきているだろう。 下水処理場に流れ付けば、纏まって人間に襲いかかり兼ねないし、何より水に溶けているなら環境問題が叫ばれる現代社会。 間違いなく周囲の街の人口流出、ひいては地価の低下、更には安定した生活からはまた一歩離れ行くのだ。 П「ギリギリギリギリキ...
  • 4スレ目>>537~>>545
    名前: ◆zvY2y1UzWw[saga sage] 投稿日:2013/07/20(土) 21 08 15.86 ID tvpnfxwi0 [21/31] 「あずきバーがおいしい季節だねー!」 「はいはい。買わないからな。」 涼とあずきは街中を歩いていた。さすがにこの季節になるとあずきの浴衣姿も少々目立たなくなるようだ。 『お仲間』を探したいらしく、勝手に一人で出かけることが結構あるのだが、帰って来ない事も多く、暇なときは一緒に行っているのだ。 …そもそも彼女の言う『お仲間』というのもよく分からないのだが。妖怪仲間だろうか? ふと、視界の端にもこもこした何かが見えた。 「あっばくぞー!」 「涼さん涼さん!あそこになんか可愛いのがいる!」 「…こんな季節に着ぐるみ…。」 「…一緒に写真とかとらない?」 「とらない。それにアレが可愛い…?」 なんか妙に顔の辺りがリアルな気がして、涼的にはカワイ...
  • 5スレ目>>585~>>593
    585 名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/08/08(木) 14 53 26.62 ID jq8tkOme0 [2/10] 雪菜が箒へと『部分変身』させた雷のワンドで空を飛ぶ練習をしていた時だった。 雪菜「…な、なんですかこれは…?」 穿たれた建物。 砕かれた道路。 雪菜「…一体どうなって…」 雪菜の真下に建っていた建物に光線の様な物が直撃する。 雪菜「なっ!?」 爆音。 巻き上がる瓦礫。 586 名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/08/08(木) 14 54 15.99 ID jq8tkOme0 [3/10] Cイワッシャー『イワッシャァァァ!』 目の前には見たこともないロボットが。 雪菜「…あなたが『これ』をやったんですか?」 Cイワッシャー『シャッシャッシャー!』 ロボットは答えの変わりに再び光線を吐き出す。 雪菜「そうですか...
  • 5スレ目>>5~>>42
    5 名前: ◆6osdZ663So[sage] 投稿日:2013/07/27(土) 12 04 56.14 ID tRrD29fbo [2/39] 前回までのあらすじ 妖刀『小春日和』を抜くと、 『ひなたん星人』になってしまう少女・小日向美穂は、 街に現れた怪人ハンテーンの反転薬のせいで、 刀を抜いてない時でも常時、『ひなたん星人』になってしまうのだったひなた! 小日向美穂の運命や如何に! 参考 (美穂と『小春日和』) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373517140/155-183 (ひなたん星人とハンテーン) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373517140/507-519 6 名前: ◆6osdZ663So[sage] 投稿日:2013/07/27(...
  • 5スレ目>>528~>>540
    528 : ◆EBFgUqOyPQ[sage] 投稿日:2013/08/07(水) 22 49 40.93 ID Xn7R3ISMo [2/15] 「というわけで、貴女の部屋はここになります。でこれが鍵です」 アナスタシアはとあるアパートの一室の前で女性からその部屋のものであろう鍵を手渡されていた。 アーニャ「ダー、わかりました。よろしくおねがいします」 「こちらこそ、よろしくおねがいしますね」 女性はアーニャに微笑みながら言う。 「では私はこれで。私は代理ですから、本当の管理人さんは都合がついたら紹介しますね~。ちなみになかなか面倒くさい人ですから覚悟しておいてください♪」 女性はアーニャに背を向けて階段を下りて行こうとしたが階段を下る音が途中で止まった。 「あらあら?文香さんじゃあありませんか。こんにちは~」 「……どうも、こんにちは。茄子さん」 アーニャはその会話が聞こえてきた階段...
  • 5スレ目>>565~>>570
    565 名前: ◆UCaKi7reYU[saga] 投稿日:2013/08/08(木) 07 56 36.12 ID fXIhX00R0 [2/7] 「ここもはずれですかぁ…」 暗い地下、そこをさまよい続けていた日菜子は若干辟易としていた。 嫉妬の蛇龍、その本体を求めて地下に再び潜ったのはいいがなかなかその姿を捉えられないのである。 そのうえ、先ほどから大きな気配がある場所に限って大量のカースに埋め尽くされており明らかに罠が仕掛けられていた。 ―――すでに三箇所、いわばモンスターハウスとも言うべき地点を日菜子は突破していた。 「うーん……だんだんとモンスターハウスに当たる間隔が短くなってますし、そんなに離れてはないと思うんですけどねぇ、王子様」 目の前には通常のカースの他に複数の獣型カース、そして二体の蛇龍。 幸い、まだ気づかれていないからかカース達の動きは緩慢である。 そして、その奥には...
  • 5スレ目>>575~>>579
    575 名前: ◆llXLnL0MGk[saga] 投稿日:2013/08/08(木) 10 55 16.89 ID wXB/oYyN0 [2/7] ――海皇宮。 サヤ『申し訳ありません、ヨリコ様ぁ。他勢力の協力要請を得られませんでしたぁ』 サヤからの通信を聞いた海皇ヨリコは、静かに頷いてみせた。 ヨリコ「ええ、そうだろうと思っていました」 サヤ『ええっ!? 失敗するって分かってサヤを行かせたんですかぁ!?』 驚きを隠せない様子のサヤに、ヨリコが説明を始める。 ヨリコ「私達の目的は、地上を海に沈める事。もうこれだけで大半の組織にはこちらに協力する メリットはありません。それどころか脅威であるとさえ考えるでしょう」 サヤ『じゃ、じゃあ危険なんじゃ……』 ヨリコ「サヤ。あなたは会談中、または会談の前後に海水を浴びましたか?」 サヤ『えっ、はい……会談前に必ず……』 ヨリコ「その光景は十中八九相...
  • 4スレ目>>570~>>577
    名前: ◆3Y/5nAqmZM[saga sage] 投稿日:2013/07/22(月) 15 36 50.03 ID O3XfpYaDo [2/9] 小関麗奈は、後悔していた。慣れない事などするものではないと。 「……もういっぺん聞くわよ?アンタ、名前は?」 「こずえはー……こずえだよー?こずえはねー……おにんぎょうさんなのー……」 「お人形さん、って何よ……苗字は?」 「んー……みょうじー……?」 「……はぁ、もういいわ。で、アンタどっから来たの?」 「……こずえはねー……ここじゃないところからー……きたんだってー」 「……その『ここじゃないところ』がどこかって聞いてんのよ」 「ここじゃないところはー……ここじゃないところだよー……?」 「……だぁぁぁもう、埒が明かない!!」 学校帰りにたまたまその少女を見かけた。十歳にもならないだろうか、とても小柄なその少女は、あっちへふらふら、...
  • 4スレ目>>554~>>561
    名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/22(月) 10 38 20.49 ID y6gkJJkb0 [3/11] とある平日の朝 川島瑞樹---レヴィアタンは、人間としての生活として、いつものように教師として学校へ向かっていた。 瑞樹(……面倒くさいわね) そう思いながら、立ち止まり、前方の光景を見ていた。 それは…… 『あっばくぞー』 通行人A「小学生は最高だぜー!!盗撮サイコー!!!!」 通行人B「たくみんに踏まれたい!むしろ虫をみるような目で見てもらいたい!!」 通行人C「夜道で全裸で走るのサイコー!!!!」 加蓮「16歳になって始めて友達できて、交換ノートとかお泊まり会とかできるか楽しみで最近夜も寝られない!!入院してた時からやりたい事考えたノートは机の引き出しの中にある!!」 ふかふかの毛におおわれた獣人が、次々と通行人に触っていっては、触られた人...
  • 4スレ目>>507~>>518
    507 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/07/20(土) 11 07 29.04 ID NW4wqk7so [2/14] 美穂「は~はっはっはっはっは~!!」 今日も今日とて一人の少女の高笑いが街に響く! 美穂「愛と正義のはにかみ侵略者!ひなたん星人!ただいま惨状ナリっ☆」 キュピーン 最近、ちょっとだけ有名になったヒーロー、ひなたん星人こと小日向美穂! 怪人が現れたらしいと、街の騒ぎを聞きつけ駆けつけた!! なお本人は有名になりつつある事に非常に複雑な気持ちである模様 少なくとも卯月ちゃんには、ひなたん星人としての活動バレないだろうから頑張れ、美穂! さて!そんな美穂の今回のお相手は!?   ハンテーン「はんてーん!」   街に人々を襲う謎のカピバラ獣人! その名前、能力、目的は一切不明! 鳴き声から名前はとりあえずハンテーンだ!! ...
  • 1スレ目>>47~>>52
     ・とある中学校にて   『はーっはっはっはっは!どうだおそれいったかー!!』ピピッ   「・・・あー、うん。まぁ、困るっちゃ困るんだけど」   『ふっふっふ、調理実習で使うたまねぎを全て長ねぎにすり替えてやったぞ!これではおいしいカレーは作れまい!』ピピッ   「うん、確かにたまねぎの入ってないカレーはなんか物足りないけどさ。なくてどうしても困る、って程でも」   『さぁさぁかかってこいヒロイン!!私は逃げも隠れもしないぞー!!』ピピッ   「・・・何でこう毎回やることが微妙にショボいんだろう、このロボ」   「胸のモニターで意思表示してくれるから、話が通じるのは良いんだけどねぇ」   「あと、何でヒーローじゃなくてヒロイン限定なんだろーね?」   ―――そこまでです!!―――     ロボ『むっ、来たか!!』ピピッ   「たとえ小さな悪事でも、誰かに迷惑をかけるというの...
  • 2スレ目>>51~>>56
    「へぇ、これが魔法銃?」 茜は亜子の知り合いが先日のガラクタを改造したその銃を手に持ってまじまじと見ていた。 「そうそう。ちょっと一回撃ってみてほしいんよ。」 亜子は取りあえず知り合いを使ってごく普通の地上人が使えるかテストを行っていた。 「魔法は一番安全そうな水の魔法にしておいたから遠慮せずやったって!」 「うん、えっと『水よ!』」 茜が引き金を引いて唱えると、銃の先端から勢いよく水流が飛び出し壁を少し削った。 「よしよし、茜も使えるみたいやね!」 満足そうに頷く。これなら誰にでも高値で売り払えそうだ。 その時だった。 黒い泥のような物…カースが茜の背後に核を中心として形成しだしているのを亜子は目撃した。 「貸して!『水よ!』」 亜子は思わず茜から魔法銃をひったくると、引き金を引いた。 まだ小さな水たまりサイズだったカースの核は魔法の水により砕け散った。 (…!) そして亜子は背筋に謎の...
  • 5スレ目>>547~>>555
    547 名前: ◆Nb6gZWlAdvRp[saga sage] 投稿日:2013/08/08(木) 00 14 32.94 ID zJ3daSMTo [2/11] 拓海「無事かー」 炎P「あ、姉御だ!」 電気P「そろそろ俺たちを連れて行ってくれる番ですよね!」 氷P「いい加減ここにカンヅメにされるのは嫌なんですよ!」 拓海「いい歳した野郎共が情けねえこと言ってるんじゃねえよ」 美世「少ないですけど、今回も食料品を持ってきましたー」 DrP「何度もすみません」 子供達「今日もウサミン星のお話してー」 「遊んでー」 「お日さまが射さないからお花の元気が無いの……」 菜々「いいですよー、今日は……って痛い、痛い! お話か遊ぶか片方にしてくださいー!」 夕美「あ、本当ね……じゃあ、お姉ちゃんと一緒にお花に元気を分けてあげよっか」 合流を果たした後、拓海たちは病院を拠点として生存者の救出と物資の配...
  • 5スレ目>>513~>>519
    513 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/08/07(水) 20 25 45.86 ID A+OuWZ+hO [4/12] 満月が浮かぶ静かな夜。 日が出てる時は、子供達が元気に遊ぶ賑やかな公園も、夜になれば人気もない場所へと変貌する。 月明りと街灯に照らされ、遊具も不気味に輝いていた。 そんな公園のとある一角。 突然、空間が歪み始め、そこに宇宙船らしきモノが突然姿を現した。 514 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/08/07(水) 20 26 46.26 ID A+OuWZ+hO [5/12] ???「やっと、人がいなくなったねぇー。みやびぃ船の中だけで退屈だったよぉ」 『ミヤビ。声が大きいです。周りの住民に気づかれたら大騒ぎです。ソレに今は夜と言う時間でこの星の住民は一部眠りにつくのです。だから起こしてはいけません』 中から出...
  • 2スレ目>>502~>>509
    「この和菓子美味しですよ~~」モグモグ 『こっちの和菓子も美味しいですよ~』モグモグ 両手に別々の和菓子を持ちながら交互に食べながら、一人の女性は歩いていた。 だが、不思議な事に独り言を言ってる感じなのに、まるで交互に別の人が喋ってる感じだ。 「それにしても、ベルちゃん」モグモグ 『な~に~?菜帆ちゃん?』モグモグ…ゴキュン 一つの身体で二つの声が喋る。 「私には悪魔とかよくわからないけど、ベルちゃんなら私を乗っ取ることは可能じゃないですか~?」モグモグ 『そうですね~。けど、私には私のやり方があるんですよ?すぐ本性現したりしませんよ? 私はじっくり様子を見る方ですから。うふ』モグモグ 他人から見れば、ただの独り言だが実際は違う。 一つの身体に二つの魂が入ってるのだ。 「そうですか~。それより次は何を食べに行きましょうか~?」 『なんで、普通に流しちゃうんですか?怖がってくださいよ?食...
  • 2スレ目>>576~>>581
    ベルフェゴールとの戦いに敗れたユズは、一旦彼女の知る最も安全な場所である世界の狭間の魔力管理塔へ杖にすがりつくようにして歩きながら帰ってきた。 扉を開くと同時に倒れる。何とか力を振り絞り、棚に置いてあった彼女をデフォルメしたかのような二体の人形に魔力を注いだ。 するとまるで生きているかのように動き出し、ユズの頭上へ飛んできた。 白い鎌を持った個体が癒しの魔法を使い、黒い鎌を持った個体が魔法で彼女をベッドへ運ぶ。 「…ありがと。」 「「みーっ!」」 それらは彼女の作った使い魔だ。いざという時の為に回復魔法を記憶させておいてよかったと安堵し、眠りについた。 暫くして、目を覚まし、再び使い魔に今度は濃い魔力を注ぐ。 ユズはベッドから起き上がると使い魔に指示を出す。 「地下から魔術書を…何でもいいから4冊もってきて!片方はサタン様への報告書を書いて!」 「「みっ!」」 白い鎌は地下へ、黒い鎌は紙...
  • 1スレ目>>561~>>565
    私が自分の能力に気がついたのはつい最近のことでした。   一週間前、教会に来ていた女性のグラスを割ってしまったのです。   しかもそのグラスは、女性の今は亡き大切な子の形見だったのです。   さらに、その女性はかなりヒステリックで、私も覚悟しました。     しかし、私は許されました。     以前から、私は怒られることがないな、と思っていました。   自分が良い子だから、とも思いましたが、あまりにも怒られませんでした。   しかし、この一件でわかりました。私には能力があると。   最近、特別な能力を持った人が増えてきているようですし、私もかもしれません。     『神の名の下に、なにをしても許される』     たぶん、これが私の能力   まだきちんとは試していません。     「ごちそうさまでした」     「おい、休んでないで食器運べ」     この方は神父様。小さいときから私とこの教...
  • 1スレ目>>570~>>582
     それは今から14年前のこと。  地球にひそかに危機が迫っていました。    しかし、勇気ある女の子たちが力を合わせて戦い、平和を取り戻しました。  とても辛く苦しい戦いでしたが、友人たちとの絆と思いは不可能を可能にしたのです。    彼女たちに力を与えた小動物からは、成長するにつれその力は消えて行ってしまうと説明を受けました。  それでも戦いの中でお互いに感じたものや芽生えたものたちは決して変わらない。彼女たちはそう笑いました。  なんて素敵な関係だろう。彼女たちへと力を渡したのは間違いじゃなかった。  改めてそう、彼は思ったそうです。    実際それからもよき友人として、仲間として過ごすことができました。  できました、が――      ――時は流れ流れて、現代。  ある日突然「特別」が「特別」でなくなりました。   「片づけも大変だなぁ……」    イタズラ程度で済むことはともかく、...
  • 5スレ目>>47~>>56
    47 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16 09 15.31 ID S/9BxabqO [2/12] 投下しますー スパイクPと海皇宮などの設定をお借りします 48 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16 10 31.60 ID S/9BxabqO [3/12] ここは海底都市。 そこの中央に鎮座してある海皇宮。 スパイクP「畜生!カイめ!!」 イライラした様子で、出てくるスパイクPの姿があった。 任務の失敗の報告をし、処分を受ける覚悟でいたが、引き続き地上先行破壊工作の任とアビスナイトの命を遂行するように言われたのだ。 だが、かつての同僚にいいようにやられたあげく、見逃されたのだ。そちらの方が腹立たしい。 49 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 16...
  • 2スレ目>>584~>>591
    竜族と魔族の戦争。そもそも始まりは何だったのか、知っている悪魔はもうほとんど生きていない。 そして、竜族と魔族はかつてはライバルのような関係だったと知っている悪魔はもうほとんどいない。 …ましてや、お互いの長である、竜帝と魔王が親友だったと、知っている者はもう本人以外いない。 かつて魔界を襲った危機を相手に二人で先陣に立ち、勝利をおさめ、お互いがお互いの種族の王となってもその関係は続いていた。 お互いに部下や自らの力を磨くことを好み、手合せと称した決闘も行い、いつも引き分けに終わっていた。 …ある日、竜帝がおかしくなった。まるで理性など無くしたかのように凶暴になり、その力に煽られた若い竜達がとある魔族の集落を滅ぼした。 魔族は怒り狂い、竜族も王が狂いだしたのが原因か、全ての竜が暴れ出した。 お互いにお互いを迫害し、殺し、呪う。 それが戦争の始まりだった。 魔王はユズから送られてきた報告書...
  • 4スレ目>>589~>>600
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/22(月) 19 10 45.95 ID D9dekgl+0 [2/15] キヨラは魔界更生施設の職員である。 職員達は皮肉を込めて『魔界の天使』と呼ばれる。…決して天界と因縁があるわけではないのだが。 何故なら彼女を含めた更生施設の職員たちには、全能紳が与えたとされる職員の証というべき持ち物があるからだ。 それは全能紳が決めた罪と善行が個人別に記される裁きのカルテ。その能力は2つある。 「いやだ!二回も死にたくねええええええ!」 「罪人・○○。貴様には『人殺しの罪』『騙した罪』『神を冒涜した罪』『複数の女性との関係を持った罪』等、許しがたい罪を犯した。」 「裁きのカルテは貴様に死刑の判決を下したのだ。」 カルテには今叫んでいる彼の写真。そこに大きく×マークが記されている。 機能その1.すでに捕まった・死んだ魂に近づけると...
  • 5スレ目>>452~>>505
    452 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/07(水) 17 30 52.95 ID ZwWek3zwo [1/56] 調子乗って長くなってしまった感はあるが投下します。   前回までのあらすじ 『カピバラさんを斬撃耐性ごとぶった斬る日が来たナリ』 参考 5 (美穂と肇) 453 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/07(水) 17 31 18.53 ID ZwWek3zwo [2/56]     生まれてからずっと、聞こえていた信号が一つ途絶えた。     454 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/07(水) 17 31 47.20 ID ZwWek3zwo [3/56] ――アレから何度も生存確認信号を送ったが、 ――結局のところ、返事は一度も返ってこな...
  • 1スレ目>>59~>>72
     夕美「ナナちゃん!お疲れさまー!」   菜々「夕美ちゃんも、お疲れ様です!」   相葉夕美と安部菜々。彼女たちは結構有名なアイドル。      今日もライブを終えて、楽屋で二人でお話し中。   着替えも済ませて、メイクもとって、ドリンクを飲みながらちょっとした『世間話』。   夕美「…最近ね、首都周辺の植物達、前より少し元気そうで安心したんだ!」   菜々「…ほう、それは何よりですねー!エコカーとかのおかげですかね?」      夕美「かもね。『本星』の方もお喜びみたい。…でもやっぱり全体的に見ると…。」   菜々「…あの『計画』、実行するんですか?」   夕美「まさか!宇宙管理局様に許可とらないといけないから…。それに今からやったら最低でも10年は準備期間がいるよ。」   菜々「ですよねー!ナナに情報が入っていないのかと!」   夕美「ナナちゃんはウサミン星の上級ウサミンでしょ?そんな...
  • 4スレ目>>245~>>252
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/15(月) 00 55 33.70 ID usembZnn0 [2/14] 「ただいまー」 「ユズ、帰ったぞー」 「姫様、蘭子様、今日はお早いお帰りですね…」 「ちょっとあの街に近いから警戒態勢だそうです。午前授業で終わりました。あ、貸したゲーム、やってくれてたんですね。」 帰宅してみると、ユズは蘭子のゲームを借りていたようだ。 「…ユズ、一体何をしている…?」 「魔術の研究ですよ。…あー!姫様アタシを可哀想な人を見る目で見ましたね!誤解ですから!本当に役に立ちますから!」 「あー…そうかそうか。」 「もう…姫様、問題です。魔力管理人の古式の呼び方は?」 「…忘れた。」 「なんなんですか?」 「古式の呼び方では魔術管理人だったのです。そのため契約の際は魔術管理人と名乗る必要があるのですよ。」 「魔術に関する勉強...
  • 4スレ目>>65~>>72
    ― 「雨……」 街の各地から結界のある病院に逃げてきた人たちで溢れかえる病院から私たちは空を見上げていました。 見覚えのある蒼のオーラを覆うようにぽつり、ぽつりと雨が降ってきます。 「乃々ちゃんたち、やってくれたみたいですねぇ~♪」 「そっか、これがナチュルスターの……」 癒しの力は、雨雲に乗って『憤怒の街』を覆い尽くし瘴気がみるみるうちに薄れていきます。 「三人を帰した私の決断は正しかったですよねぇ~♪」 少しだけ得意げなイヴさん。 「これでネネさんを休ませてあげられるね」 結界が不要なら『アイシクルケージ』だけで病院を守りきれる。 長い長い時間この病院を守るために結界を張り続けた女の人。 『お疲れさん!お嬢ちゃん!』 『結局俺たちはお嬢ちゃんに守られてばっかだったな…』 『俺なんか一回カースに呑まれかけたからな……』 「わ、私が頑張れたのはみなさんのお陰ですからっ!」 …お疲れ様、ネネ...
  • 1スレ目>>491~>>505
    村上巴は普通の中学生である。   家は極道だが、なんの能力なければ、素手で侵略者を倒せるような力もない。   だから、この状況も正しいものである。   巴「グッ……」ハァ…ハァ…   『ユルサネェェェェェエ!!オレヲバカニシテェェェェ!!!』   巴「ちょっと、きついのう……」   息を荒くしながらポツリと呟いた。     自分が好きなドラマの撮影をしていると聞き、若い衆や親父に内緒でこっそり見に行ったのが不運だった。   撮影中にいきなり黒い泥の不定形なモノが現れ、暴れ始めたのだ。   そう。彼女は出会ってしまった。心の闇から産まれた怪物--カースに。     彼女は曲がった事が嫌いだ。   故に、ヒーローでもなんでもないのに、人々が襲われてるのを黙って見過ごせる人間じゃない。 カタギに手を出す事や、筋の通らない事が大嫌いだ。   身体が自然に動く。   彼女は立ち向かう。せめて周りの人...
  • 2スレ目>>598~>>607
    地底世界アンダーワールドの『夜明け』は、地上時間にして午前6時きっかりに設定されている。 かつて地底に放逐された人々が、太陽の存在しない閉鎖された世界で生きていくためには、 やはり太陽の光が必要だった。 地上に降り注ぐ熱と光でもって、生命を育むためのエネルギーを得なければならない。 そこで、、根本的解決にはなりえないにせよ、少なくとも向こう数百年の間をどうにかできる手段として 考案され実行に移されたのが、人工太陽建設計画だった。 その計画は乱暴に言ってしまえば、アンダーワールドの天頂付近の岩盤に巨大な照明を 取りつけようというもので、地下世界の住人達四半世紀の歳月をかけて全長6キロメートル、 直径1キロにもなる巨大な円筒型の照明ユニットを最終的には10基製造し、『天蓋』へ設置した。 光量も熱量も本物の太陽には遠く及ばないものの、光の届かぬ暗黒の地底に昼夜が生まれた。 だが、かつての屈辱の歴...
  • 1スレ目>>725~>>731
     ビルの隙間をバイクが高速で駆け抜ける。運転している人物はライダースーツにフルフェイスメット、革手袋に安全靴まで履いた完全装備だ。素性を隠すかのように全身を固められているためその正体は知れないが、スーツによって強調されたボディラインで女性ということだけは判る。  前後を走る車は無く、対向車線は渋滞気味。やや離れた位置に見える黒い巨人、カースが原因だ。    距離が詰まってくると、妙な気配を感じ取ったのかカースがこちらを向く。  女はバイクの前輪を浮かしウイリー状態になると……ハンドルを手放した。  体をバイクから離し、空中で大の字になって   「 転 身 !! 」    と叫ぶと、ウイリーのまま走り続けていたバイクが突如バラバラになった。  その原型を想像できないほどに細かくなった部品は吸い寄せられるようにライダースーツに張り付いていき、装甲に変わる。タイヤのゴムですら、関節部を守るラバ...
  • 5スレ目>>625~>>647
    625 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/11(日) 08 27 24.30 ID 1VZRnrdlo [2/26] ~前回までのあらすじ~ その日、櫻井財閥党首サクライPは、驚くべき街の声を耳にした。 子供「櫻井財閥なんてだっせーよなっ!」 子供「ユズちゃんが一番可愛いよな!」 子供「財閥なんていらないよっ!」 子供「帰ってユズちゃん応援しようぜっ!」 サクライP「・・・・・・なんて事だ。」 立つんだ!サクライP! サクライP(どう考えても桃華の方が可愛い) ―― 626 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/11(日) 08 28 00.33 ID 1VZRnrdlo [3/26] サクライP「初代の強欲の悪魔でございますか?」 桃華「ええ、それをこれから叩き起こしに行きますわ。」 世界の果て、人...
  • 4スレ目>>605~>>612
    名前: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage] 投稿日:2013/07/22(月) 21 23 07.62 ID tCFDNKcDO [3/12] ‐これまでのあらすじ‐ 連続強姦魔にして色欲のカースドヒューマン、バイフォースは、ランニング中の斉藤洋子を新たな標的に選んだ。 追跡の末に行き着いた公園で、ついに足を止めた洋子。バイフォースはチャンスを見逃さない。 健康的な美肌に今、不健全な漆黒の魔手が迫る!   ‐1‐ バイフォースの体から、握り拳大の黒い泥が2つ、3つと落ちた。泥は黒いサソリに形を変え、洋子の足元へと這っていく。 色欲サソリは極小型のカースだが、その精神毒は強力である。 (モウスグダ コムスメ、オマエハ カイラクヲ ムサボル テゴメニンギョウニ ナルノダ!) 今やサソリ達は洋子の足に辿り着き、目的を果たそうとしていた。…だが! (バカナッ!?) バイフォースは出かかった言葉...
  • 1スレ目>>589~>>601
    ガチャ…   聖「……ただいま」   礼子「おかえりなさい、聖」   礼子「…あら、ペロも一緒だったのね」   礼子「よしよし」ナデナデ…   黒猫(雪美)「…なー」スリスリ…   聖「ただいま……お母さん…」   礼子「新しい学校はどうだったかしら?」   礼子「上手くやっていけそう?」   聖「…はい、お友達も出来ました」   礼子「そう。ふふっ、それは良かったわ」   礼子「お夕飯、もう少しで出来るからお部屋でpの相手をして待っててもらえるかしら?」   聖「…はい」     ガラッ…   聖「……」   黒猫(雪美)「……」   シュン…!   雪美「……礼子は優しい」   聖「……」   聖「…記憶、書き換えたから」   聖「私と雪美は……昔から礼子さんとは…家族だって」   雪美「……」   雪美「……偽物の家族……」   雪美「でも……礼子は……優しい……」   聖「...
  • 4スレ目>>785~>>814
    名前: ◆Y6loZZb8bNXp[saga] 投稿日:2013/07/25(木) 01 11 48.32 ID vP/BebPOo [2/33] 春菜「そういえばさー」 「カースの属性って、なんで七つだけなんだと思う?」 先輩がそんなことを言い出したのは、毎週恒例の三人のお茶会の時のこと 真尋「いや、なんでって、そんなのに理由なんてないんじゃ……」 千夏「あら、カースの属性が七つなのには、ちゃんと理由があるのよ?」 真尋「えっ!? そうなんですか?」 千夏「カースの属性は、傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲の七つに分かれているわよね?」 「この七つは、元々は十字教の『七つの大罪』といって、人を堕落させる七つの感情を指したものだったの」 「カースは人間のマイナスの感情から生まれる存在。そして、カースの素となった人間の感情が、カースの属性になると言われているわ」 「だから、カー...
  • 4スレ目>>155~>>182
    小日向美穂は普通の少女である。 実はあの日、目覚めた能力者の一人で、 日夜秘密結社と戦ってるとか。 実は宇宙から来た異星人で、 地上を侵略するために活動しているだとか。 実は地下帝国の技術者で、 マッドなアイテムやロボットをクリエイトしているだとか。 実は魔界から来た悪魔で、 悪意と呪いをばら撒いているだとか。 そのような設定はない。 取り立てて、ごく普通、一般的な、 現代の、地上に住む、能力を持たない、人間の、女子高生であった。 卯月「さっきの授業難しくなかった?」 美穂「難しかったねー、茜ちゃんは・・・・・・。」 茜「・・・・・・。」 プスプス 美穂「だ、大丈夫?」 卯月「煙出てるね。」 茜「え、Xが少なくなるとYが増えて、そこにZとnがやってきて・・・・・・。」 茜「X・・・・・・Y・・・・・XとYの関係・・・・・あれ、Xが攻めでYが受け?」 美穂「茜ちゃん、その数学...
  • 5スレ目>>265~>>277
    265 名前: ◆llXLnL0MGk[saga] 投稿日:2013/08/02(金) 13 54 31.48 ID +t4qVEgy0 [1/14] ようし書けた 投下しまー、長文注意 266 名前: ◆llXLnL0MGk[saga] 投稿日:2013/08/02(金) 13 55 41.27 ID +t4qVEgy0 [2/14] ―――― ―――――――― ―――――――――――― ??「次元超越体、第65535次世界へ接近中!」 ??「入電! 第18782次世界の連合艦隊、次元超越体の拠点へ進軍を開始しました!」 ??「第37564次世界のスーパーロボット軍団も発進しました!」 ??「それでも一部の次元超越体は第65535次世界へ到達する可能性が高いな……SC-01は出せるか?」 ??「はい、マイシスターと共に待機状態に入っています」 ??「よし、SC-01を第65535次世界へ...
  • 4スレ目>>4~>>10
    橘ありすは自身の名前にコンプレックスを持っている。その要因としては同級生にからかわれるという側面もあるだろうが「橘」という名字に対して合わないと言う事が彼女の中で占める大部分だ。 しかしありすはその名前を嫌悪しているわけでもない、なぜならありすという名前が彼女と親を繋ぐ唯一の記憶だからだ。 ありすは物心がつく前からとある田舎町の橘という老夫婦の養子として育ってきた。養父母が言うには「段ボールに『拾ってください、名前はありすです。』と書いてあったから拾ってきた。」というが当時のありすにも(嘘だな)と感じられた。 しかし、ありすという名前を両親が付けたのは本当らしくその名前で呼ばれるたびにありすは両親とのつながりと「なぜ両親は自分を手放したのか」という感情が混ざりあい、苦手意識を持ってしまうのである。 「あの日」後も(彼女自身は)特に変わりもなく暮らしていた。 学校がそれなりの長期休暇に...
  • 4スレ目>>30~>>47
    ここはとある教会。 小さいながらも内装は立派で、主祭壇の上方には意匠をこらした十字架がある。 そのさらに上には様々な色で作られたステンドグラスが教会内に光を取り入れている。 静寂に包まれた教会で一人の少女が椅子に座っていた。 その少女、緒方智絵里はそのステンドグラスをじっと見つめている。 そんな智絵里の後ろに一人の女性が近づいてきた。 クラリス「どうかしましたか?」 智絵里「ひゃ!」 ステンドグラスに夢中になっているところ急に後ろから話しかけられたためか智絵里は肩を震わせ小さく悲鳴を上げた。 そして恐る恐る智絵里は話しかけてきた女性、クラリスの方を向く。 智絵里「あ……えーっと……」 冷静に考えればクラリスは修道服を着ていたためこの教会のシスターであることはすぐわかるが、智絵里は何を話していいのかわからなくなっていた。 クラリス「私はこの教会でシスターをしているクラリスと申します。貴女の...
  • 5スレ目>>215~>>241
    215 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/01(木) 21 19 13.77 ID 6X7TjIiTo [1/28] 投下しちゃうぜー 前回までのあらすじ 「カピバラを仕留めるのはしばらくお預けナリ」 参考 5 (美穂と肇) 216 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/08/01(木) 21 20 10.29 ID 6X7TjIiTo [2/28] 『続いてはこのコーナー!』 『《直撃!アナタの街のヒーロー!》』 『本日はなんと!元アイドルヒーローで!』 『現在はフリーのヒーローとしてご活躍されている!セイラさんに来ていただいてます!』 『テレビの前の皆こんにちはっ、セイラだよ。』 『お久しぶりです、セイラさん。』 『本当に久しぶりだねえ』 『アイドルヒーロー時代はこの番組にもよく来ていただいたのを...
  • 5スレ目>>415~>>426
    415 名前: ◆UCaKi7reYU[saga] 投稿日:2013/08/07(水) 01 15 18.17 ID WNKxiXl+0 [2/15] 「………まったく、やってくれるわね」 先ほどまで憤怒の翼竜と魔法使いが激闘を繰り広げていた瓦礫の山に、のあの姿はあった。 憤怒の翼竜が地に落ちたのは分かっていたが、その場所はのあが居たビルからは死角となっており攻撃できずに居た。 仕方なく、見える範囲で仲間の捜索と各所に散らばる者達の支援をしていたが、一際大きな轟音が鳴り響いた事が気になり降りてきたのだった。 そして、目的の場所で見た光景は大量の瓦礫の山と何者かが交戦した跡―――翼竜の姿は消えていた。 「……そう、誰かは知らないけど倒したようね」 ならば、自分は自分の目的を果たすだけだ。 「ゼンブコワシテヤンヨ!!」 「ショートヨリロングガウエダロガオラア!!」 ぞろぞろと、四方からカースが...
  • 4スレ目>>21~>>26
    憤怒の街が一望できる高台の場所。 そこに三人の人影が見える。 乃々「も、戻ってきちゃいました……私達の仕事コレで終わりで良かっんですけど……帰りたいんですけど…」 巴「何言うてんじゃ?乃々。イヴの姉さんに裕美が頑張ってるんじゃ。うちらも根性みせないかんけえのう!」 ほたる「乃々ちゃん!巴ちゃん!今、ナチュラルラヴァースとラビッツムーンの二人が突入したのが見えました!」 ナチュルスターの三人だ。 彼女達は救助した人達を病院に運んだあと、取材しにきた記者達を振り切り戻ってきたのだ。 乃々「じゃあ、任せちゃいましょうよ…私はもうむーりぃー!」 ほたる「乃々ちゃん!」 巴「乃々!」 乃々「ひぅっ!?」 いつものように弱気に言う乃々だが、二人の声と真剣な眼差しにビックリする。 ほたる「大丈夫。私達も乃々ちゃんを支えます」 ほたるが優しく乃々の右手を両手で握る。 巴「当たり前じゃ!乃々一人に任せるな...
  • 5スレ目>>735~>>749
    735 名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/08/12(月) 00 55 55.05 ID JTBMxD540 [2/31] 摩訶不思議な品物を扱うお店があるらしい。 昔アコから聞いた話だ。 私も最初はとんだ与太話だと笑い飛ばしていたが『現物』を見て驚いた。 それはなんてことない木製の丸椅子だった。 しかし、その丸椅子は不思議なことに『芽吹く』丸椅子だった。 あの時の衝撃は忘れない。 訝しむ私をニヤニヤとした笑みを浮かべて見ていたアコ。 私がその丸椅子に恐る恐る腰掛けてみた。 すると、私の座った丸椅子の脚が台座を貫き、私の背中に沿うように、成長した。 成長した椅子の脚から枝葉が広がり背もたれになり、まるで樹木そのものが椅子となったのではないかと錯覚してしまうほどだった。 驚いた私が椅子から慌てて立ち上がると成長した枝葉も伸びた椅子の脚も静かに引っ込んでいった。 ...
  • 4スレ目>>853~>>867
    名前: ◆llXLnL0MGk[saga] 投稿日:2013/07/25(木) 18 12 46.39 ID Ef+jiHvm0 [2/16] ――ある廃墟。 その奥で一人の少女がペットボトルをひっくり返し、その中身を頭から被っていた。 「んーっ、気持ちいいっ!でもやっぱりホンモノと比べるとなぁ」 ペットボトルの中身は濃度の高い食塩水だった。 普通に考えたらそんなものを頭から被るのはとてもお勧め出来ない。特に女性には。 だが彼女は全く意に介さないどころか、とても気持ち良さげだった。 「さーて、また補充しなきゃなぁ。……」 ふと窓の外を見やる。視線の先には、雨が降り注ぎながらも燃えるような真紅に染まった街。 そう、憤怒の街である。 「……あんだけカースが暴れてれば、塩も水も分けてもらえそうにないね」 耳を澄ませば、何者かが戦っているような轟音も聞こえてきた。 「うん、地上のヒーローさん達が頑...
  • 2スレ目>>955~>>960
    夕日が高層ビルの後ろに隠れると、あっという間に夜の闇が街を包みこんでいく。 無機質な街灯や猥雑なネオンの光が混然一体となって、街の夜を無遠慮に飾りつける。 行き交う人の流れは昼夜を問わず絶えることがなく、車のエンジン音やクラクションが耳障りな BGMとなって、どこからか吹き寄せる風と共に街をざわめかせた。 経済特区ネオトーキョーの夜は、本来訪れるべき暗闇と静寂を恐れるかのように雑然としている。 十年前、東京湾を埋め立てて建設されたこの都市は、企業に対する各種優遇措置によって 進出と投資を促す一方、大学や民間の研究機関によってサイバー技術の研究が行われてきた。 都市機能のすべてがコンピュータで管理されネットワーク接続されており、その高い利便性も手伝って 外部から多くの人間が移住し、ネオトーキョーは急速な発展を遂げた。 ネオトーキョーで開発された高性能な義肢や人工臓器は内外の注目を集めていたが...
  • 2スレ目>>705~>>716
    ― 「強欲の王…見つけましたぁ~♪」 イヴは遥か上空、自身の操る箒の上から夜の闇の中、河川敷に佇むきらびやかに飾られた泥を見下ろす。 「最近は裕美ちゃんに何でも投げちゃってますからぁ…」 「たまには所長らしいこともしなくちゃですよねぇ~♪」 そう言ってイヴは指先を遥か上空へ向ける。 『氷よ!寄り集まりて塊になれぇ~♪』 魔法で生み出された氷塊はカースの遥か上空で少しずつ、少しずつ大きくなる。 「そろそろですねぇ…」 強欲の王をまるまる覆えるくらいまで大きくなった氷塊が重力から解き放たれ落下する。 『ギギャッ!』 突然空から降ってきた氷塊が強欲の王をへと迫る。 氷塊が強欲の王に当たる直前、強欲の王から猛烈な勢いの水が吹き出し、氷塊の勢いを緩める。 『キエタクナイ!ゼンブ、ゼンブワタシガノミコム!』 「凄いですねぇ~、カースがどこで魔法とテレポートなんて覚えたんでしょう~♪」 氷塊を避けてな...
  • 2スレ目>>375~>>399
    幸子「いやぁ、それにつけてもボクはカワイイですよねぇ……」 ――大手を振って、太陽の下をカースドヒューマンが歩いていた。 ――うぞうぞと不定形の眷属を引き連れて、堂々と人だかりをかき分けていく。 ――周りの目も何のその。 ――好奇の視線も彼女にとっては羨望の眼差しであり、 ――優越を感じこそすれ、そこに羞恥を覚えることなど無く。 ――どころか物足りないとすら思っている、図太い神経の持ち主。 ――輿水幸子。 ――彼女はその身に異形を宿した少女である。 幸子「ボクのカワイさを知らない人が一人でもいるということは世界にとっての損失です!」 幸子「ということで、ボクのカワイさをもっと知ってもらいましょう!」 幸子「ああ、ボクってカワイイだけじゃなくて、何て寛大なんでしょう……」 幸子「なんてったって、その為にわざわざ人通りの多いところを選んで通ってあげてるんですから」 幸子「皆さん、感謝なんてしな...
  • 4スレ目>>304~>>318
     名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/15(月) 22 46 10.10 ID nvdBYqNFO [4/20] ----夢を見た。 ----暗い…暗い…一面真っ黒な場所。 ----そこに一人の小さな女の子が泣いている。 「どうしたの?何処か痛いの?お姉ちゃんに話してみて?」 ----優しく声をかけると、女の子は顔を上げて……… -------- 北条加蓮は、世界を呪う存在だった。 病に侵され、周りを妬み、嫉妬にかられ、呪いを振りまく者となった。 自由も、友達も、家族も、健康も、思い出も、娯楽も、何もかも手に入らず羨んでいた。 いつも彼女はひとりぼっちだった。 けど、今は違う。 一度死に、新たな生を受け、今まで自分ができなかったこと。 ただ羨むことしかできなかったことを、自分の手で掴もうとしている。 もし、自分が≪彼女達≫に出会わなかったら、取り返しのつかな...
  • 2スレ目>>435~>>442
    棟方愛海の朝は早い・・・ 「愛海ー、そろそろ起きなさーい!朝ごはん食べる時間なくなるわよー!」 ・・・わけでもない。 「・・・んー、いまいくー・・・ぁふ」 ついついこれまでのヒロイン達の記録を見返して夜更かし、なんてよくあること。 それでも病気以外では意地でも無遅刻無欠席。だって学校には楽しみがいっぱいなんだもの、いろんな意味で。 顔を洗って歯を磨いたら気分サッパリ、髪のお手入れとセットは入念に。女の子の嗜み。 トーストをもそもそ齧りながら、日課の新聞チェック。ただしヒーロー関係のみ。もっと言うならヒロイン関係のみ。 「・・・ん、『カースの活動、謎の活発化』?・・・うーん、ヒロイン達の活躍の場が増えるのは良いけど、気をつけないとなー・・・はむっ」 自ら敵役を打って出る(実際戦うのは晶葉製のロボだが)程のヒロイン大好き愛海さんだが、彼女自身は至ってか弱い女子中学生である。 カースやらの化け物...
  • 1スレ目>>815~>>821
    バスが田舎道のバス停に停車する。   もはや乗客は一人だけで、その一人が大きな荷物を持ってバスを降りた。   「鈴帆おねーさん!ひさびさでごぜーますね!寂しかったですよ!」   バス停から降りた少女に、ウサギのようなキグルミを着た子供が駆け寄る。   「仁奈ちゃん、スマンばいね…期末テストがあってなぁ…。だけん、今日は午後から一緒に街に買い物いっちゃるけん、機嫌ば治してくれん?」   「本当ですか!お買い物!仁奈、お買い物楽しみです!」   ぴょこぴょこ跳ねるのと一緒に着ぐるみの耳も揺れる。そして、仁奈の後ろから、老婆が歩いてくる。   「鈴帆、仁奈ちゃんにすっかり懐かれとるばい。」   「ばっちゃん!」   「おばーちゃんも一緒にお迎えに来やがったでごぜーますよ!」   「期末テストはどげんやったか?」   「ちゃんと勉強しとーばい。平均以上は余裕ばい!」   「よかよか。赤点なぞ、とら...
  • 1スレ目>>605~>>628
    ネバーディスペアの隠れ家   とある一軒の家に4人の少女が暮らしていた。   現在は朝食の時間。食事ができない李衣菜は充電中である。   朝のニュースが流れるテレビ画面が、予告も無しに変わった。   『おはよう、きらり、夏樹、李衣菜、奈緒。こんな朝早くにすまんが、任務だ。』   画面には地球管理局の軍の小隊のリーダーが映し出される。   「あー!リーダーちゃん!おっすおっす!」   『…きらりは朝でも変わらんな。…それより任務なんだが…。』   彼の口から告げられたのは、エンヴィーという名を名乗る、人型のカースの討伐任務だった。     「…エンヴィー?なんじゃそりゃ。」   『その名前が自称か他称かは知らんが、人型のカースらしい。他の嫉妬のカースを従えた強力なカースだそうだ。』   「人型?ドロドロした化け物じゃないんですか?」   『…完全に人型だそうだ。送信データの中に画像を添付して...
  • 5スレ目>>251~>>257
    251 名前: ◆IRWVB8Juyg[saga] 投稿日:2013/08/01(木) 22 33 23.03 ID Z2ebxGWAo [4/11] こんがりと焼けたトーストの表面へとバターがひとさじ落とされた。 熱によって溶けて黄金色の輝きを残してしみこんでいく。表面がコーティングされ、美しいきらめきへと包まれた。 音を立ててふたつに割れば、自らの熱を主張すべくあまく温かなパンの香りが湯気と共に立ち上る。 別の皿にはカリカリになるまで焼かれたベーコンと、白と黄色の鮮やかな目玉焼きが盛られている。 少し強めに主張するベーコンを、やわらかな玉子が寄り添うことによって受け止めようとしているかのようだ。 また、鮮やかな緑のサラダも目を惹く。 ドレッシングなどは特にかけられてはいないようではあるが、 きちんと全体の調和を持って料理として完成されたそれは、ともすれば殺風景になる食卓の彩も受け持...
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