4スレ目>>940~>>951

モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」まとめ@wiki内検索 / 「4スレ目>>940~>>951」で検索した結果

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  • 4スレ目>>940~>>951
    名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/07/26(金) 11 01 24.41 ID ptwPTB0Ao [2/15] 今もなお、ヒーローとカースによる激闘が繰り広げられる憤怒の街。 カース達は呪いをばらまくために、暴れ回り。 ヒーロー達は人々を守るために、それらと戦う。 しかし中には、別の思惑を持ってこの街に来ている者達もいる。   「癒しの水よ、大いなる私の力に従って、えーっと・・・・・・魔滅の槍となりて許されざる者達に降り注げぇ!アクアジャベリン!」 『オゴッ!?オグワァァァァ・・・・・・』 桜の杖を持った少女の号令によって、周囲の水溜りが槍となって一角獣達に突き刺さる。 「癒しの水よ、大いなる私の力に従って、うーん・・・・・・牙剥く邪悪を切り刻めぇ!ウォーターブレード!」 『ギャイィイイン!?』 背後から来ていた狼達は、水の刃にバラバラに切り裂...
  • 4スレ目>>920~>>933
    名前: ◆lhyaSqoHV6[saga] 投稿日:2013/07/26(金) 01 48 56.25 ID Okz3d9Pqo [2/16] ──どこかの街中── 美優、レナ、店長の三人は、かつて共に戦った魔法少女の一人と会うために都市部へと出てきていた。 レナ「それにしても、よく見つけられたわね……全く足取りも掴めなかったっていうのに」 美優「彼女の方から連絡があったんです、あの子もお店の事は知っていたはずですから」 店長「どうやら、今はスチュワーデスをやっているらしい……世界中を飛び回っていれば見つからない訳だ」 美優「店長、最近ではスチュワーデスじゃなくて、フライトアテンダントって呼ぶんですよ?」 店長「ん? そうなのか? まあ、呼び方なんてどうだっていいさ」 三人は他愛もない会話を続けながら、昼時のオフィス街を歩いていく。 レナ「それにしても、昼の街っていうのはなんだか忙しない...
  • 2スレ目>>926~>>940
    ある悪魔の話をしよう。 その悪魔は、龍族と魔族の間に産まれた。 だが、周りの魔族や龍族はきみわるがった。何故なら魔族にも龍族にもある筈の翼と角がなかったからだ。 コイツは呪われてる。 きっと、俺たち龍族に災いをもたらす。 きっと、俺たち魔族に災いをもたらす。 殺せ。この災いをもたらす奴を殺せ!!   そう言って、殺される筈だった悪魔を救ったモノたちがいた。 龍帝キバと魔王サタンである。 彼らは、自分を受けいてれてくれた。 魔族と龍族は、お互いに鍛錬しあい、共に強くなっていく間柄だった。 自分も彼らみたいになりたい。そして鍛錬にいそしむ日々だった。 いつかはあの人達と肩を並べて戦いたいと…… だが、いくら鍛錬しても彼らには追いつけない。 憧れた二人は更に上にいく。 頑張っても頑張っても頑張っても、二人へは届かない。 だが、それはまだ妬みには--嫉妬にはならなかった。 あの日が来るまでは…… ...
  • 2スレ目>>955~>>960
    夕日が高層ビルの後ろに隠れると、あっという間に夜の闇が街を包みこんでいく。 無機質な街灯や猥雑なネオンの光が混然一体となって、街の夜を無遠慮に飾りつける。 行き交う人の流れは昼夜を問わず絶えることがなく、車のエンジン音やクラクションが耳障りな BGMとなって、どこからか吹き寄せる風と共に街をざわめかせた。 経済特区ネオトーキョーの夜は、本来訪れるべき暗闇と静寂を恐れるかのように雑然としている。 十年前、東京湾を埋め立てて建設されたこの都市は、企業に対する各種優遇措置によって 進出と投資を促す一方、大学や民間の研究機関によってサイバー技術の研究が行われてきた。 都市機能のすべてがコンピュータで管理されネットワーク接続されており、その高い利便性も手伝って 外部から多くの人間が移住し、ネオトーキョーは急速な発展を遂げた。 ネオトーキョーで開発された高性能な義肢や人工臓器は内外の注目を集めていたが...
  • 4スレ目>>979~>>985
    名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 02 08 46.37 ID Awc/TySc0 [2/10] 『氷よ!大いなる我が力に従い、全てを覆い隠せ!アイシクルケージ!』 裕美の前にかろうじて一人覆えるサイズの氷の檻が現れ狼のカースを閉じ込める。 裕美「…このくらいのサイズの檻なら一人でもなんとかなるんだけどな」 魔力自体が足りないのは分かっていた。 なにせ下級魔術ひとつ使うだけでも裕美にとってはかなりの量の魔力が持っていかれてしまう。 合唱魔術ではイヴの魔力をあてにして自分は制御に回れば良かったが一人となると話が変わる。 裕美「…まぁ、いいかな?」 無いものは仕方ない。持ってる物だけで戦うだけだ。 裕美は師匠に似て楽観的だった。 『氷よ!寄り集まりて針と化せ!』 イヴ「裕美ちゃん行きますよぉ~♪」 裕美「あ、はい!」 裕美が去った後には檻の中で無...
  • 4スレ目>>902~>>915
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/26(金) 00 10 56.08 ID Sxw2pyBN0 [2/18] ナニカは街を歩いていた。ただひたすら適当に本能の赴くままに歩いていた。 加蓮と自分は(奈緒もいるけど)繋がってるから、加蓮の住んでいる場所ぐらいわかってもおかしくない…という謎理論で歩いていた。 …それに、ナニカは初めて街を歩くのだ。ちょっとくらい寄り道してもいいじゃないか。 「…あっ い、いらっしゃいませー!」 小さなビルの一階の店に入る。記憶を読み取るとここはアイス屋らしい。 数人の人が中でアイスを食べていたが、店員を含めてナニカが中に入ってきた瞬間を認識していなかった。 …ナニカが近づくまで気付かなかったのはきっとナニカが悪いのだろうけど、腹を立てずにはいられない。 「あれれ…きづかなかったのー?」 「申し訳ありません…ご、ご注文は?」 見た...
  • 2スレ目>>83~>>95
    森久保乃々は隠れていた。 逃げる、隠れるは彼女の得意分野。 息を潜め、気配を消し、周りの音に耳を済ませながら隠れている。 乃々「むーりぃー……」 そう彼女が言うのは、いつもの事である。 しかし、今彼女が巻き込まれてる状況はそう言いたくなるのも仕方ない。 だって…… 宇宙人A「畜生!何故、ココがバレた!?誰か密告したのか!?」ババババッ 宇宙人B「クッ…狙撃兵がいるぞ!あのウサミン達に売る予定のプラズマバスターはあるな!?それで応戦しろ!?」ピチューン!ピチューン! 宇宙人C「あのウサミン共から連絡ねえし、そこからバレたんだろ!畜生!あのウサミン共使えねえな!」 椿「今回の異星人は手強いですね。詩織ちゃん。そっちから狙撃できる?」パンッ!バンッ! 詩織『………難しいわね。今、撃ったら死角にいかれたわ。あっちも相当訓練受けてるみたいね』 志保「それにしても、向こうはなんで私達が来るってわかっ...
  • 2スレ目>>908~>>913
         ワイワイ… 卯月「むむむ……どうしよう……」 茜「卯月ちゃん、どうしたの?」 卯月「あっ、茜ちゃん。この前だされた課題が実はあと1ページ残ってて……すっごい難しいの」 茜「課題……? かだ……あーっ!!!??」 卯月「」ビクッ 茜「う、うわぁぁぁ!! どうしよう卯月ちゃん!!! 私すっかり忘れてた!!!!」 卯月「あ、茜ちゃんも? 珍しいね……いつもきちんとやってくるのに」 茜「うん、出された日がちょうど探索の重要な……はっ!!!!」 卯月「探索?」 茜「う、ううん!! なんでもないよ!!!! なんでもないよ!!!!!」 卯月「そう……かな? うーん、それならいいんだけど」 茜(あ、あぶなかったー。内緒にしなきゃダメって言われてたの忘れちゃってた!) 卯月(茜ちゃん……何か悩み事かな? 嘘をつくとき、いつもより声が大きくなるもんね……)   キリーツ       レーイ  ...
  • 1スレ目>>907~>>919
    白菊ほたるは疫病神と言われていた。   それは、別にナチュルスターをやっているからってわけではない。 謎の不思議パワーとか精霊の力とかで変身後は誰も彼女が白菊ほたるとは気づかない。   じゃあ、何故呼ばれてたか?     とある一軒家。そこに彼女は住んでいた。   ほたる「……おはよう。お父さん。お母さん。」   彼女の一日は両親への挨拶から始まる。   だけど、彼女以外には人影も何もない。   何故なのか?   それは仏壇があるのを見れば誰だって察するだろう。     母親は亡くなった。彼女を産む時に母体に負担を抱えてしまい、そのまま帰らぬ人に。   父親は亡くなった。産まれてきた我が子を必死で育てようと働いて、過労死した。   彼女は写真でしか知らない。自分の両親を……     昔の話をしよう。   両親が亡くなり、幼き彼女は親戚のうちへ預かる事になった。その家は彼女が来てから、父親...
  • 1スレ目>>983~>>993
    とある平行世界。妖怪が人類の天敵となっていた世界。   妖怪たちの長は、人類の精鋭部隊に敗れ去ろうとしていた。   『我、死ストモ…我ガ執念ハ消エズ…!』   「ま、まだ生きてるの!?」   「もう一回ぶち込め!早く!」   人間たちが呪文を唱えると、聖なる力が集まってゆく。   『我ガ妖力、失ワレル事無シ…!』   妖怪の長が妖力を放出しようとするものの、完全に人間の攻撃に間に合わない。   最後の足掻きのように出した攻撃と聖なる力がぶつかり合い、衝撃が完全に消えた時、妖怪の長は消滅していた。     ごみ捨て場。そこには捨てられた着物があった。   ある呉服店で遥か昔から受け継がれ続けてきた伝統の着物…だった着物。   不幸にも一番若い娘に捨てられてしまった、持ち主を失った着物。   そこに空からまるで流れ星のような何かが降り、強い光を放った。     とある休日。とあるライブハウスで...
  • 2スレ目>>979~>>985
     オーブンを開けると熱気と一緒に甘い香りが立ち上る。  カップケーキを取り出すと、竹串を刺して中まで焼けているのを確かめる。  一つ味見に齧りつく――うん、美味しい!  こんな体になってからも、お菓子作りはやめてない。  むしろ前より頻繁になったくらい。  以前は体重を気にしたりもしたけど、今はお菓子のほうがずっと大事。  作ったお菓子は二人にも振舞う。  好みが少し違うから、文句が挙がることもあるけれど、幸せな時間は三人で共有したいから。  でも…… 法子「ぎ も゛ぢ わ゛る゛い゛……」  今日の法子ちゃんはずっとこんな感じ。  天気が良かったから公園でシートを敷いて待ってたんだけど、やってきた法子ちゃんを見て無理やり帰そうかとも思ったくらい。  大丈夫と言い張って聞かないからそのまま居させてるけど、さっきからロクに食べてない。  せっかくドーナツも作ってきたのに手を付けようともしない...
  • 1スレ目>>962~>>971
    ―   「へぇ、なかなか面白いものを持ってきたね」   薄暗い私の『製作室』その部屋の中で私ことリンとアコとの久々の邂逅が密かに行われていた。   私の前には一人の『スカベンジャー』、数少ない地上でのアンダーワールドからの知り合いだ。   …もっとも…私は大分昔から地上に住み着いていてアコと会うのも久しぶりなんだけど…。   「リン、お一つどうです?」   アコ……商魂逞しいところ相変わらず変わってないな…。   手渡されたプラズマブラスターと……これは……。   「『超小型核融合電池』…?」   プラズマブラスターなんかの比じゃない…こっちのほうが私は気になる…。   ここまで小型化出来るなんて…。中どうなってるんだろう……。   「…アコ、ただの『テクノロジスト』の私にそんなにお金がある訳ないでしょ」   …超小型核融合電池だけでいくらするのやら…。   「…やっぱり商路の確保が優先や...
  • 1スレ目>>79~>>91
     てく てく   藍子「んっ……、いい天気」   ―――彼女の名は高森藍子。   てく てく   にゃあ~   藍子「あ、猫さん……、ふふっ」   ―――近所を散歩することが趣味の彼女は、どこにでもいるちょっとおしゃれな16歳の少女……。   にゃあ、にゃあ   藍子「どこへ行くのかな?」   ―――彼女自身……、また彼女の周りの人も、当然そう思っている。      藍子(何となく……、ついていってみよう)   てく てく   ―――しかしある日を境に高森藍子は、ちょっと普通ではない特別な能力に目覚めていた。   少女A「あーもームカつく! 宿題忘れたくらいでさ!」   少女B「ね、あんなに怒んなくてもいいじゃんねー」   てく てく   藍子(変な模様……、ふふっ、可愛い)   ―――それは……。   少女A「……まー、でも宿題やって来なかった私が悪いんだけどさ」   少女B「……そうだ...
  • 4スレ目>>30~>>47
    ここはとある教会。 小さいながらも内装は立派で、主祭壇の上方には意匠をこらした十字架がある。 そのさらに上には様々な色で作られたステンドグラスが教会内に光を取り入れている。 静寂に包まれた教会で一人の少女が椅子に座っていた。 その少女、緒方智絵里はそのステンドグラスをじっと見つめている。 そんな智絵里の後ろに一人の女性が近づいてきた。 クラリス「どうかしましたか?」 智絵里「ひゃ!」 ステンドグラスに夢中になっているところ急に後ろから話しかけられたためか智絵里は肩を震わせ小さく悲鳴を上げた。 そして恐る恐る智絵里は話しかけてきた女性、クラリスの方を向く。 智絵里「あ……えーっと……」 冷静に考えればクラリスは修道服を着ていたためこの教会のシスターであることはすぐわかるが、智絵里は何を話していいのかわからなくなっていた。 クラリス「私はこの教会でシスターをしているクラリスと申します。貴女の...
  • 4スレ目>>880~>>894
     名前: ◆TAACIbOrYU[sage saga] 投稿日:2013/07/25(木) 23 12 10.96 ID U3cZtNQAo [4/19] 未央「藍子ちゃんにさ……」 ピィ「……ん?」 未央「能力をあげた事、ちょっと考えちゃう時があるんだよねー」 ――まだ、藍子の来ていない事務所で、 ――未央が突然そんなことを呟いた。 周子「なになにー? 後悔とかしてんの?」 未央「んー、まぁね……」 ――俺に対しての未央の発言に、 ――しかし、俺より先に周子が反応した。 ――この二人は最近仲が良い。 ――波長が合う、というよりは、 ――共通の話題がある、という点で意気投合しているらしい。 周子「わかるわかる、どこまで介入しちゃっていいのかってちょっと悩むよね」 未央「えー、でも周子さんは全部自己責任で済むからその分好き勝手できる部分あるでしょ」 周子「自己責任だからこそ、判断をミスす...
  • 2スレ目>>896~>>901
    「嵌 め ら れ た !」 『みー!?』 魔力管理塔に飛び込むなりユズは叫びながらベッドに飛び込んだ。 その周りを使い魔が心配そうに飛び回る。それさえ気にせずユズは心の底からの一言を叫んだ。 「アタシが何したっていうのさー!!!!」 ベルフェゴールを更生施設送りにし、意気揚々と人間界に戻り、偶然近くにいたカースを倒そうとしたら何故か武装した人間達に銃を乱射されたのだ。 「死神!何が狙いだ!」 「撃て!カースを生み出す死神を殺せ!」 「誤解だよ!死神じゃないし!カースも生んでないし!」 取りあえず逃げ出し、大罪の悪魔を探そうと飛んでいたら正義のヒーローを名乗る、光を放つ少女に襲われた。 「平和を脅かす悪の死神め!ブライト・ヒカルが相手だ!」 「死神は悪い神じゃないから!それ以前になんでー!?」 その他にも様々な人間に襲われ、おかしいと気付いた。 人間に擬態し、偶然見たテレビでやっていたのは...
  • 4スレ目>>570~>>577
    名前: ◆3Y/5nAqmZM[saga sage] 投稿日:2013/07/22(月) 15 36 50.03 ID O3XfpYaDo [2/9] 小関麗奈は、後悔していた。慣れない事などするものではないと。 「……もういっぺん聞くわよ?アンタ、名前は?」 「こずえはー……こずえだよー?こずえはねー……おにんぎょうさんなのー……」 「お人形さん、って何よ……苗字は?」 「んー……みょうじー……?」 「……はぁ、もういいわ。で、アンタどっから来たの?」 「……こずえはねー……ここじゃないところからー……きたんだってー」 「……その『ここじゃないところ』がどこかって聞いてんのよ」 「ここじゃないところはー……ここじゃないところだよー……?」 「……だぁぁぁもう、埒が明かない!!」 学校帰りにたまたまその少女を見かけた。十歳にもならないだろうか、とても小柄なその少女は、あっちへふらふら、...
  • 4スレ目>>380~>>388
    380 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/18(木) 19 53 09.85 ID 4bSwgeVb0 [3/16] ナニカは夢を見ていた。ギロチンで首と体を別々にされたり、毒を飲まされた夢を。 ナニカは夢を見ている。縛られて冷たい水槽に沈められたり、銃で頭を撃たれた夢を。 ナニカはずっと夢の中。怖い人たちに滅茶苦茶にされる夢の中。 最初は何も思う心がなかった。夢の中にいることが役割だった。 けれど流れ込んできた感情を読み取るうちに…偶然にも意識が生まれていた。 痛いのはイヤだ。怖いのもイヤだ。苦しいのもイヤだ。助けて、誰か助けて…。 消した恐怖の記憶、幼い子供のような感情…『主』のなくしてしまったもの、封じこんでしまったものの集合体がナニカだった。 だからある意味ではナニカは『主』だった。少し劣るが『主』であった。 けれど本来は生まれる事のない...
  • 5スレ目>>380~>>407
    380 名前: ◆TAACIbOrYU[sage saga] 投稿日:2013/08/06(火) 23 57 53.76 ID nHHg/cJFo [2/6] 周子「問題は無さそうかなー」 ――『憤怒の街』から少し離れた場所。 ――塩見周子の視線の先に、 ――『浄化の雨』を降らせている間、動けずにいるナチュルスターと、 ――彼女たちを、迫り来るカースから護衛している能力者たちの姿があった。 ――周子は、更に別の場所からそれを見守り、 ――何かあったときにいつでも助太刀できるようスタンバイしながら、 ――後進の奮戦を眺めていた。 周子(人数も増えたし、連携も上手くなってきてる) 周子(志乃さんが大本を潰してくれたおかげで、体力も保ちそうだから) 周子(心配の必要は無い、かな) ――協力し合い、善戦する様に頼もしさを感じ、 ――自分の出る幕は無さそうだ、 ――と、安心すると同時に、 ――あま...
  • 5スレ目>>190~>>194
    190 名前: ◆llXLnL0MGk[saga] 投稿日:2013/08/01(木) 08 43 40.63 ID o72RTse90 [2/8] ――海底都市の中心部、海皇宮。 兵士「海皇様、失礼しまぁす」 海皇の自室に、一人の少女が入ってきた。 海皇「……ヨリコ、で大丈夫ですよ。サヤ」 海皇と呼ばれた少女は、モノクルを指でクイ、と押し上げてぎこちなく微笑んだ。 サヤ「うふっ、申し訳ございませぇん、ヨリコ様」 ヨリコ「はい、よろしい。それで、何か御用でしたか?」 サヤ「はぁい、例のお客様が到着しましたよぉ」 ヨリコ「ああ、そうでしたか。では、お通しして下さい」 サヤ「はぁい、どおぞぉ☆」 サヤが扉を開けると、一人の女性が部屋に入ってきた。 黒い短髪で、首には奇妙なゴーグルをぶら下げている。 ヨリコ「ようこそ。海底都市の居心地はいかがでしょうか、アイ様?」 招かれたのは、アンダーワールド...
  • 4スレ目>>4~>>10
    橘ありすは自身の名前にコンプレックスを持っている。その要因としては同級生にからかわれるという側面もあるだろうが「橘」という名字に対して合わないと言う事が彼女の中で占める大部分だ。 しかしありすはその名前を嫌悪しているわけでもない、なぜならありすという名前が彼女と親を繋ぐ唯一の記憶だからだ。 ありすは物心がつく前からとある田舎町の橘という老夫婦の養子として育ってきた。養父母が言うには「段ボールに『拾ってください、名前はありすです。』と書いてあったから拾ってきた。」というが当時のありすにも(嘘だな)と感じられた。 しかし、ありすという名前を両親が付けたのは本当らしくその名前で呼ばれるたびにありすは両親とのつながりと「なぜ両親は自分を手放したのか」という感情が混ざりあい、苦手意識を持ってしまうのである。 「あの日」後も(彼女自身は)特に変わりもなく暮らしていた。 学校がそれなりの長期休暇に...
  • 5スレ目>>80~>>88
    80 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/28(日) 13 54 02.44 ID oBmSi01M0 [4/15] 【魔法少女ラブリーチカ】 十数年前に放送され、5シリーズ約200話放送され続けた魔法少女アニメ。 横山千佳という少女が愛の力でラブリーチカに変身し、仲間たちと共に悪の魔物を倒すストーリー。 杖と魔法以外にも剣や弓や槍を使う他、挙句の果てには格闘戦まで行い、「迷走しすぎて逆にカッコいい」魔法少女と言われる。 社会現象的なブームを起こし、現在も魔法少女アニメと言えばこれをあげる人も多い。 決め台詞は「正義の味方ラブリーチカが、愛の力でオシオキしちゃう!」 81 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/28(日) 13 54 30.25 ID oBmSi01M0 [5/15] 憤怒の街。そこはありとあらゆる人間が怒りに飲...
  • 4スレ目>>21~>>26
    憤怒の街が一望できる高台の場所。 そこに三人の人影が見える。 乃々「も、戻ってきちゃいました……私達の仕事コレで終わりで良かっんですけど……帰りたいんですけど…」 巴「何言うてんじゃ?乃々。イヴの姉さんに裕美が頑張ってるんじゃ。うちらも根性みせないかんけえのう!」 ほたる「乃々ちゃん!巴ちゃん!今、ナチュラルラヴァースとラビッツムーンの二人が突入したのが見えました!」 ナチュルスターの三人だ。 彼女達は救助した人達を病院に運んだあと、取材しにきた記者達を振り切り戻ってきたのだ。 乃々「じゃあ、任せちゃいましょうよ…私はもうむーりぃー!」 ほたる「乃々ちゃん!」 巴「乃々!」 乃々「ひぅっ!?」 いつものように弱気に言う乃々だが、二人の声と真剣な眼差しにビックリする。 ほたる「大丈夫。私達も乃々ちゃんを支えます」 ほたるが優しく乃々の右手を両手で握る。 巴「当たり前じゃ!乃々一人に任せるな...
  • 4スレ目>>55~>>59
    55 名前: ◆cAx53OjAIrfz[saga sage] 投稿日:2013/07/12(金) 01 50 03.32 ID 9UNM1y4B0 [3/9] П「……近いな」 地価表の上下乱高下は、世間一般の大多数の人間には関係ない話だが。 だがこの男、ひいては女子寮のオーナーたる、この男には死活問題ですらあるのだ。 茄子「これは……結構、マズイんじゃあないんですかね?」 П「だよなぁ……」 先ず隣の町がカースに占領され、アナーキズムの街と化した。 そして街の地下からは多数の下水道が張り巡らされている、勿論いくつかはコチラに流れてきているだろう。 下水処理場に流れ付けば、纏まって人間に襲いかかり兼ねないし、何より水に溶けているなら環境問題が叫ばれる現代社会。 間違いなく周囲の街の人口流出、ひいては地価の低下、更には安定した生活からはまた一歩離れ行くのだ。 П「ギリギリギリギリキ...
  • 4スレ目>>65~>>72
    ― 「雨……」 街の各地から結界のある病院に逃げてきた人たちで溢れかえる病院から私たちは空を見上げていました。 見覚えのある蒼のオーラを覆うようにぽつり、ぽつりと雨が降ってきます。 「乃々ちゃんたち、やってくれたみたいですねぇ~♪」 「そっか、これがナチュルスターの……」 癒しの力は、雨雲に乗って『憤怒の街』を覆い尽くし瘴気がみるみるうちに薄れていきます。 「三人を帰した私の決断は正しかったですよねぇ~♪」 少しだけ得意げなイヴさん。 「これでネネさんを休ませてあげられるね」 結界が不要なら『アイシクルケージ』だけで病院を守りきれる。 長い長い時間この病院を守るために結界を張り続けた女の人。 『お疲れさん!お嬢ちゃん!』 『結局俺たちはお嬢ちゃんに守られてばっかだったな…』 『俺なんか一回カースに呑まれかけたからな……』 「わ、私が頑張れたのはみなさんのお陰ですからっ!」 …お疲れ様、ネネ...
  • 4スレ目>>194~>>215
    名前: ◆IRWVB8Juyg[saga] 投稿日:2013/07/13(土) 23 08 14.32 ID +W9EwcPAo 速水奏は退屈していた。 それというのも、昨今の事情に多少の『飽き』が来てしまったからだ。 普通の人間へと色欲の力を注ぎこみ分け与えると、その人間の周りの環境が徐々に崩れていく。 本人に言わせてみれば『あるべきカタチにしてあげた』だけではあるがそれはなかなかに愉快だった。 隠していた本音を、くだらない秘密を暴き、曝す。それを受けた相手が焦ったり、答えたり。 悪魔らしくもない『いいコト』をしてあげたとすら思っていた。 たまに、弱い能力を持った人間もいた。注ぎ込んだ力と反発して気が狂ってしまった時は『これでは面白くない』と反省したものだ。 相性の問題か、アスモデウスの力を注ぎ込んだ状態でまともに能力を行使できた人間はいなかった。 これでは普通の人間に注ぐのと変わらない...
  • 4スレ目>>294~>>299
    名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/07/15(月) 21 39 10.18 ID glOBqvf2o [3/8] ― 「…二人共、行っちゃいましたねぇ…」 私がイヴ非日常相談事務所に拾われて、私に不思議な力が残されてから私の日常は『非日常』になりました。 「もっとも、悪魔に憑かれてた時点で『非日常』だったのかもしれませんね…」 私に憑いていた『ルシファー』の記憶。 『傲慢の悪魔』がわざわざ私の元を去る際に都合よく記憶を消していってくれるなんて都合の良いことなんてありませんでした。 『雪菜、そこまで気にするならその記憶、完全に…とまで言わないが表面的に消すことも出来るんだぞ』 「この記憶は消せないです、悪魔に憑かれてても私がやったことです」 私に魔力があるお陰でイヴさんの使い魔のブリッツェンともお話が出来るみたいです。 『…雪菜、君がそこまで決めているなら私から言...
  • 4スレ目>>404~>>419
    404 名前: ◆kaGYBvZifE[saga] 投稿日:2013/07/18(木) 21 31 05.92 ID UrDXlaAQ0 [4/19] ―――――――――― 「地上の都市がカースに乗っ取られただと?」 思わずおうむ返しにしてから、オーバーロードは報告書を一瞥した。 「例の財閥経由の情報です。首謀者は不明ですが、都市全体がカースによって封鎖されていると」 情報部所属の士官が応え、オーバーロードは報告書をつまむ指に力を込めた。 この公邸の執務室で受け取る報告に、よい報告があった試しはない。 櫻井財閥経由でもたらされた情報の発信源は、日本政府やGDFに潜むアンダーワールドシンパの議員か、 それとも散発的な紛争と緊張関係を望む軍需産業のロビイストか。 どちらにせよ、断片的ではあるが情報の精度は悪くない。アンダーワールド政府が地上に放っている 諜報員からの情報と照らし合わせても大きく...
  • 5スレ目>>150~>>158
    150 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/30(火) 23 05 03.17 ID a+yF/4l+O [2/11] 憤怒の街が見える場所。 そこに三人の少女達---ナチュルスターがいた。 癒しの雨を降らせてからずっと彼女達はピクリとも動かず立ったまま、空に向かい、力を送り、雨を降らし続けていた。 はたから見たら死んでるのかと疑ってしまう程だ。 だけど、よく耳を澄ますと呼吸をする音が聞こえる。 151 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/30(火) 23 06 09.79 ID a+yF/4l+O [3/11] 何故、この状態で彼女達は生きてるのか? それは、ナチュルアースこと村上巴。彼女がいるからこそ飲まず食わず寝ずに癒しの雨を降らし続けていられるのだ。 彼女が植物が大地に根をはるように水やエネルギーを吸収し、それを二人に...
  • 4スレ目>>507~>>518
    507 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/07/20(土) 11 07 29.04 ID NW4wqk7so [2/14] 美穂「は~はっはっはっはっは~!!」 今日も今日とて一人の少女の高笑いが街に響く! 美穂「愛と正義のはにかみ侵略者!ひなたん星人!ただいま惨状ナリっ☆」 キュピーン 最近、ちょっとだけ有名になったヒーロー、ひなたん星人こと小日向美穂! 怪人が現れたらしいと、街の騒ぎを聞きつけ駆けつけた!! なお本人は有名になりつつある事に非常に複雑な気持ちである模様 少なくとも卯月ちゃんには、ひなたん星人としての活動バレないだろうから頑張れ、美穂! さて!そんな美穂の今回のお相手は!?   ハンテーン「はんてーん!」   街に人々を襲う謎のカピバラ獣人! その名前、能力、目的は一切不明! 鳴き声から名前はとりあえずハンテーンだ!! ...
  • 4スレ目>>427~>>440
    427 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/18(木) 22 59 02.15 ID 12OysYXQO [4/18] とある昼下がりの公園。 裕子「ムムムンッ!」 堀裕子はスプーンを片手に、睨めっこしていた。 その瞳は宝石のように真っ赤に輝いていた。 裕子「曲がれ……曲がれ!ムンッ!!」 どうやらスプーンを曲げようとしているようだが…… スプーン ハ ナントモナカッタ 裕子「曲がらない……そんなまさか…」 本人は落ち込んでいるが、はたからみたら異様な光景だろう。 裕子「なんで?」 何故なら 裕子「なんでスプーンだけ曲がらないの!?」 彼女の目の前の公園の木々が渦巻き状に曲がっているのだから。 こんなこんな光景、何処かの大精霊に見られたら処刑される気もするが… 裕子「あなたもそう思わない?このエスパーユッコの目はごまかされないわ!」 『………』 裕子が輝く瞳...
  • 5スレ目>>280~>>291
    280 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/08/02(金) 14 15 02.62 ID Y5RKnTkW0 [2/14] ナニカは街を歩く。切り離した生物たちの記憶を読み取って、それらしい建物を見つけたのだ。 今いた場所からは少し遠くて、結構歩く必要があったのだけど。 記憶を読み取ると…たとえばシスターが落としたカップの破片が猫に当たっていたり、刀で切り合う女の子たちがいたりで余計な情報も多い。 そういえばシスターは不自然にカップの事を許されていた気がする。猫に謝ってくれたから良い人なんだろうが…能力者なのだろうか。 (神様なんていないのに、シスターをしているのは可哀想かな。…関係ないけど) 神様がいない事なんて、自分の存在が証明しているようなものだ。 泣いても叫んでも祈っても助けてもくれないし、死なせてもくれなかったのに…どうして神など信じられるものか。 ま...
  • 1スレ目>>860~>>870
    今日も今日とてカースは街に現れる。   3体ものカースが街で暴れていた。強欲、色欲、嫉妬だ。   『カネエエエエエエ!』   『ヤラナイカアアアアアアア!』   『ネタマシイイイイイイ!』   「ナチュルアースが来てないんですけど…帰りたいんですけど…」   「違う街の学校なんだから来るのに時間がかかるんだと思う…今までも二人だったんだし、ね?」   「うう…色欲だけはお断りしたいんですけど…」   「そ、それは…私も…そうだけど…もう変身はしちゃったし…」   「色欲だけはむぅーりぃー…。」   色欲のカース。数は少ないが発する言葉、姿、攻撃等、全てが卑猥であり、どんなヒーローでも嫌悪感を抱かずにはいられないカースである。   『ヤラセロォォォォォォ!』   「気持ち悪いんですけど…泣きそうなんですけど…。」     その時だった。   「地よ、草花よ、私に守る力を貸して…!感じる、大い...
  • 1スレ目>>570~>>582
     それは今から14年前のこと。  地球にひそかに危機が迫っていました。    しかし、勇気ある女の子たちが力を合わせて戦い、平和を取り戻しました。  とても辛く苦しい戦いでしたが、友人たちとの絆と思いは不可能を可能にしたのです。    彼女たちに力を与えた小動物からは、成長するにつれその力は消えて行ってしまうと説明を受けました。  それでも戦いの中でお互いに感じたものや芽生えたものたちは決して変わらない。彼女たちはそう笑いました。  なんて素敵な関係だろう。彼女たちへと力を渡したのは間違いじゃなかった。  改めてそう、彼は思ったそうです。    実際それからもよき友人として、仲間として過ごすことができました。  できました、が――      ――時は流れ流れて、現代。  ある日突然「特別」が「特別」でなくなりました。   「片づけも大変だなぁ……」    イタズラ程度で済むことはともかく、...
  • 1スレ目>>770~>>778
    村上巴は朝から気分は最悪だった。   朝だからとか、乃々が相変わらずだからとか、ましてや通ってる学校でしょうもない事してるロボのせいでもない。   蘭子「巴ちゃん。おはよう」 昼子「フン、煩わしい太陽ね。巴。何か不機嫌そうね?」 あやめ「おはようございます。巴」   巴「おはようさん。蘭子先輩に昼子先輩にあやめ先輩」   三人に気づき頭を下げ思い挨拶をした。     神崎蘭子と神崎昼子と浜口あやめは、巴が通う中学の先輩だ。   なんで仲良くなったのかは、この際おいて置いて、こうして通学路でよく会い学校まで話すのは日頃の日課でもある。   この学校の生徒達は自分が極道一家の娘としても気にせず接してくれる。   まあ、謎の忍者やヘンテコロボ。最近では悪魔みたいなヒーローがいるし、この異常が当たり前になった時代だ。   ヤクザなんかカワイイものであるが。     巴「対したことじゃないけえ、大丈...
  • 1スレ目>>200~>>205
    ずっと、ひとりぼっちだった。   生まれたときから、みんなとちがったから。   ひとりでエサが取れるようになったら、すぐに群れからおい出された。   それから、ずっと、たったひとりで。   「―――――お、気がついた?」   高いがけから落っこちて、たぶんこのまま死んじゃうんだろうな、って。   そう思ってたのに。   「じっとしててよー?そりゃーもう色んなとこボロボロだったんだから、しばらく安静にね」   なんで、ウチはまだ生きてるんだろう?それに、コイツはいったい誰だろう?   怪我と疲れのせいで頭がぼーっとしていても、それがとても気になった。     「『誰だコイツ』って顔してるから名乗らせてもらうけど、あたしは塩見周子。おせっかい焼きの妖怪さんだよん♪」   しゅーこ。コイツは、シューコっていうのか。『ようかい』っていうのは何なのかよくわからない。   「ん、わかんなかった?んー、...
  • 1スレ目>>230~>>237
     『数十年前のことだ。  ある一人の偉大なウサミン星人が、母なるウサミン星へ膨大な量のデータを持ち帰ってきた。  それは、この惑星において娯楽と呼ばれるものだった。    ……そう。テクノロジーではなく、カルチャーだ。    ウサミン星は銀河系有数の超科学を有しながらも、  ひとりひとりの人格を肯定し尊重する文化に欠けていたのだ。  確固たる自我と個性を持つべきなどという主張は精神疾患であるとさえ言われた。  結果、極端な管理社会……君達の言葉で言うところのディストピアが形成されていた。    この太陽系第三番惑星の調査結果が公表されるや、大きなセンセーションが巻き起こった。  人はもっと自由であるべきだ、抑圧から解放されるべきだという論調も強まった。  この地球に比べればまだ未熟かもしれないが、ウサミン星独自の文化の萌芽が生まれた。    しかしその結果、ウサミン星の治安は悪化の一途を辿...
  • 5スレ目>>300~>>308
    300 名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/08/02(金) 17 03 07.76 ID HDYCouX+0 [2/11] 裕美「轟音がしたから様子見に行っただけなのに……」 裕美のすぐ横を憤怒の翼竜のカース弾が通り過ぎる。 裕美「な、なんでこんなのが空から落ちてくるのっ!?」 『氷よ!寄り集まりて塊になれっ!』 翼竜はその氷塊を苦もなくその鱗で弾く。 裕美「か、硬い…!?」 翼の破れた翼竜は二本脚で暴れ回りカース弾を吐き出す。 裕美「普通地上に落ちたら一気に戦力低下とかそういのじゃないかな!?」 『っ、雷よ!穿って!』 苦し紛れにペン先から放った小さな稲妻が走って翼竜の脚に突き刺さる。 すると翼竜が目に見えて苦しみだす。 301 名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/08/02(金) 17 04 00.24 ID HDYCouX+0 [...
  • 5スレ目>>360~>>369
    360 名前: ◆zvY2y1UzWw[saga] 投稿日:2013/08/05(月) 00 14 32.86 ID TAab4d6+0 [2/12] 一時休憩を終えたネバーディスペアは、ある地点へ行くように命令を下された。 「この情報はある信頼できる情報提供者から入手したのだが…あの浄化効果を持つ雨を降らせている能力者達がこの地点にいるそうだ。」 LPの言う情報提供者が少し気になるが、あまり口を挟む状況でもないので黙って聞く。 「しかし、その能力者は雨を降らせる事に集中しすぎて雨を降らせる装置のようになり、動けなくなってしまっているそうだ。」 「街の事件解決の生命線とも言える…彼女達の護衛を頼みたい。すでに数名が護衛に来ているようだが、数が多いらしい。…頼んだぞ。」 「了解!」 すぐさま夏樹が穴を生み出し、その地点へと移動した。 361 名前: ◆zvY2y1UzWw[saga] 投稿日...
  • 2スレ目>>410~>>416
    ネバーディスペアの一員である神谷奈緒。今日彼女は特にやることもなく、街をぶらついていた。 大きなヘッドホンで虎の耳を隠し、左腕は肘から先をギプスで覆うことで虎の手を隠し、蛇の尻尾は…諦めた。 獣人という存在がいるこの世界ではある程度は受け入れられるだろうが、奈緒は完全に受け入れられる事は無理だと悟っていた。 散歩中の犬とすれ違えばどんなに大人しい犬でも奈緒に吠えるし、ペットショップの前なんて通ればたちまち動物たちはパニックを起こす。 神谷奈緒という存在は、様々な生命体の集合体の一部に過ぎない。 正気を保っていなければそれらの一部に成り果ててしまう。ウサミン星人の作りだした究極生命体という怪物に。 本来ならば彼女は人類…否、全ての生物だけでなく、星すら食らう怪物に成り果てていたと、計画書を読んで知った時は震えが止まらなかった。 そして動物たちは敏感に奈緒の中のその大きな生命体を感じ取ってし...
  • 5スレ目>>770~>>777
    770 名前: ◆lhyaSqoHV6[saga] 投稿日:2013/08/12(月) 08 47 10.05 ID S3u6ofFeo [2/10] 博士「(ん……あの娘……)」 龍崎博士は日用品の買い出しに街へと出てきていた。 目的を果たすために方々を回っていたところ、ふと対面から歩いてくる一人の少女が目についた。 後になって思い返してみると、何か感じるものがあったのだと言えるかも知れない。 だが、その時は本当に偶然目に留まっただけだった。 博士はすれ違いざまにちらと横目で少女を見る。 するとその顔に驚愕の色が浮かんだ。 ……正確には、彼女が身に着けていた『ヘッドフォン』を見て。 博士「き、君! そのヘッドフォンは、一体!?」 「えっ!?」 往来のど真ん中で、少女の肩を掴み問いただす。 普段は割と落ち着いた振る舞いを見せる博士だが、今は周囲の目を気にする余裕もない程に冷静さを欠いていた...
  • 1スレ目>>280~>>287
    世界はまだまだ不可思議で、不思議な事象に包まれている。   米国のSCP群の発見や、露国のZone発現、目の前の自称女神様、最近の家業のトントン具合。   だがそんな事よりも今眼の前で起こっている現象、詰まりは茄子が食べ散らかしたプリンだ。   П「おい、プリンは美味かったか?」   茄子「ええ、美味しかったです」   П「そうかそうか」   茄子「痛い痛い痛い!お尻つねらないで!」   П「このアマ、勝手に居付くは人のプリン食い荒らすわ、ケツやら胸は肥えるやら何なんだ!」   茄子「ふふふ……豊穣の神様ですから!」   П「」   ケツにスパーンと平手打ちを打ち込むと、腹立ち紛れに財布を取り出す。   後ろでもう!ぉこですよ!と言ってる食い意地の貼ったアマに、俺は激おこだよと言い返したかったが。   おやつの時間まで時間がない、俺は自転車をかっ飛ばして自宅の女子寮から町中に飛び出した。 ...
  • 1スレ目>>150~>>170
    それなりに大きく、四方を壁で囲まれた場所に少女が一人立っている。   天井のスピーカーから男性の声が流れる。   『射撃訓練開始。』   夏樹「…了解。」   夏樹は普通の少女ではない。彼女の周りに複数の目玉型ユニットが浮かんでおり、周囲を旋回している。   夏樹の背後にターゲットが出現した次の瞬間、ユニットの一つが光線を放ち、貫いた。   次々と出現してくるそれらを、夏樹自身は全く動かずにクリアする。   最後に目の前に現れた巨大なそれに、二つのレーザーが当たるも壊れない。   夏樹は最後の最後に手袋をした両手を動かした。   夏樹「バン!」   そして最後のターゲットは破壊され、夏樹は持っていなかったはずの拳銃を両手に持っていた。   『お見事だ。さぁ、次の訓練を開始する…』     夏樹「ハァ…」   「疲労しているのか?あの娘との面会を中止するか?」   夏樹「…するわけないじゃん...
  • 4スレ目>>142~>>146
    「あ、アタシが夕美さんの代役ですか!?」 突然言い渡されたそのとんでもない提案に、工藤忍は大きな声をあげた。 「ああ。収録予定の歌番組がったんだが、彼女は例の『カースの街』へ向かう事になったらしくてね。こういう時には、キミが『同盟』に参加していなことが助かるよ」 担当プロデューサーが苦笑まじりに呟く。 雪女である忍は、やろうと思えばカース位ならばカチカチに凍りつかせることもでき、アイドルヒーローとして活動できるだけの能力を持っている。 これが最後、と意気込んで受けたオーディションで思いきってカミングアウトして以来、アイドルヒーローとして活動してみないか、とプロダクションから何度か提案されていた。 もちろん、それだけが決め手になったわけではなく、アイドルとしての素質があると見込んだから合格させた、とは社長の弁であり、実際何度か断ってもアイドルとして活動させてくれているので、嘘ではないの...
  • 4スレ目>>589~>>600
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/22(月) 19 10 45.95 ID D9dekgl+0 [2/15] キヨラは魔界更生施設の職員である。 職員達は皮肉を込めて『魔界の天使』と呼ばれる。…決して天界と因縁があるわけではないのだが。 何故なら彼女を含めた更生施設の職員たちには、全能紳が与えたとされる職員の証というべき持ち物があるからだ。 それは全能紳が決めた罪と善行が個人別に記される裁きのカルテ。その能力は2つある。 「いやだ!二回も死にたくねええええええ!」 「罪人・○○。貴様には『人殺しの罪』『騙した罪』『神を冒涜した罪』『複数の女性との関係を持った罪』等、許しがたい罪を犯した。」 「裁きのカルテは貴様に死刑の判決を下したのだ。」 カルテには今叫んでいる彼の写真。そこに大きく×マークが記されている。 機能その1.すでに捕まった・死んだ魂に近づけると...
  • 4スレ目>>155~>>182
    小日向美穂は普通の少女である。 実はあの日、目覚めた能力者の一人で、 日夜秘密結社と戦ってるとか。 実は宇宙から来た異星人で、 地上を侵略するために活動しているだとか。 実は地下帝国の技術者で、 マッドなアイテムやロボットをクリエイトしているだとか。 実は魔界から来た悪魔で、 悪意と呪いをばら撒いているだとか。 そのような設定はない。 取り立てて、ごく普通、一般的な、 現代の、地上に住む、能力を持たない、人間の、女子高生であった。 卯月「さっきの授業難しくなかった?」 美穂「難しかったねー、茜ちゃんは・・・・・・。」 茜「・・・・・・。」 プスプス 美穂「だ、大丈夫?」 卯月「煙出てるね。」 茜「え、Xが少なくなるとYが増えて、そこにZとnがやってきて・・・・・・。」 茜「X・・・・・・Y・・・・・XとYの関係・・・・・あれ、Xが攻めでYが受け?」 美穂「茜ちゃん、その数学...
  • 4スレ目>>224~>>231
     名前: ◆UCaKi7reYU[sage] 投稿日:2013/07/14(日) 19 16 11.02 ID 0mDWRzEW0 [2/11] 「むふふ……皆さん頑張ってますねぇ♪」 未だ混迷を極める憤怒の街、その中の一角に日菜子の姿はあった。 各組織とカースの攻防戦は時間が経つとともに激しさを増し、一向に解決への糸口を掴むことはできないでいた。 だが、ただ待つばかりではないのがヒーロー達だ。     例えば、黒い噂が絶えず衰退への道を辿るかと思われた櫻井財閥が決死の調査で作り上げたという『地図』。 例えば、大自然の使者達がやり遂げた『救出』。 例えば、稀代の魔法使い達が作り上げた『防壁』。 例えば、気迫とともに舞い込んできた『烈風』。 例えば、新たな絆を胸に秘めた『草花』。 例えば、友に支えられた『降雨』 少しずつ、けど確実に希望という名の可能性は芽生えてきた。     ―――――...
  • 1スレ目>>3~>>8
    ??「フッフッフ……今日の作戦はカンペキね。これならあのピカピカもアタシにひれ伏すこと間違いなしよ!」   ??「フフフ……ハハハ、アーッハッハッハ、ゲホッ、ゴホゴホッ……ゼェ……ふぅ」   ??「よし、作戦開始よ!」       光(アタシの名前は南条光! 14歳の普通の女の子――)   光(――だったんだけど。ある日突然空から降ってきた光にぶつかってからとんでもない力に目覚めちゃったんだ)   光「そう、その力は……」      キャーッ!   光「……悲鳴!? あっちだ!」      「う、うわぁぁぁ! 俺のパンツが真っ黒に!」   「あ、洗った洗濯物が真っ黒になっちゃうなんて……! こ、これじゃあ世界中が不幸せになっちゃうよ……」   光「……ひどい、ここら辺に干してあった洗濯物が全部真っ黒になってる……!」   ??「アーッハッハッハ! ハッ、ゲホッ、ンンッ。ふん、ざまぁみ...
  • 4スレ目>>338~>>348
    338 名前: ◆lhyaSqoHV6[saga] 投稿日:2013/07/16(火) 07 39 36.08 ID JU1FnDSro [2/13] ──宇宙の何処か── 真っ暗闇の空間に、何者かの声が響く。 「以上が、偵察ドローンから送られてきた映像だ」 「ふむ……ソラの洗脳プログラムが解除されるとはな……」 「我々でさえ解けなかったというのに……此奴は何者だ?」 「恐らく、地球人が『神』あるいは『悪魔』と呼んでいる者だろう」 「そもそも、我々とは全く異質の存在だよ」 「ソラの得た情報によると、中には因果律を意のままに制御できる者もいるらしい」 「なんと……そのような存在が闊歩しているとは、やはり特異な星であるな」 「それで、地球についてはどうするのだ? ソラの代わりを送り込むか?」 「いや、迂闊に手は出さん方が良いやも知れぬな」 「では見過ごすか? いつまた連中の文化に当てられた...
  • 4スレ目>>605~>>612
    名前: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage] 投稿日:2013/07/22(月) 21 23 07.62 ID tCFDNKcDO [3/12] ‐これまでのあらすじ‐ 連続強姦魔にして色欲のカースドヒューマン、バイフォースは、ランニング中の斉藤洋子を新たな標的に選んだ。 追跡の末に行き着いた公園で、ついに足を止めた洋子。バイフォースはチャンスを見逃さない。 健康的な美肌に今、不健全な漆黒の魔手が迫る!   ‐1‐ バイフォースの体から、握り拳大の黒い泥が2つ、3つと落ちた。泥は黒いサソリに形を変え、洋子の足元へと這っていく。 色欲サソリは極小型のカースだが、その精神毒は強力である。 (モウスグダ コムスメ、オマエハ カイラクヲ ムサボル テゴメニンギョウニ ナルノダ!) 今やサソリ達は洋子の足に辿り着き、目的を果たそうとしていた。…だが! (バカナッ!?) バイフォースは出かかった言葉...
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