4スレ目・その2

モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」まとめ@wiki内検索 / 「4スレ目・その2」で検索した結果

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  • 4スレ目・その2
    223:◆UCaKi7reYU[sage]:2013/07/14(日) 19 14 24.11ID 0mDWRzEW0 やっと完成した…なんだか難産なうえにとんでもない事にしてしまったけど投下してみます。 例によってグダグダですがどうぞ。 224:◆UCaKi7reYU[sage]:2013/07/14(日) 19 16 11.02ID 0mDWRzEW0 「むふふ……皆さん頑張ってますねぇ♪」 未だ混迷を極める憤怒の街、その中の一角に日菜子の姿はあった。 各組織とカースの攻防戦は時間が経つとともに激しさを増し、一向に解決への糸口を掴むことはできないでいた。 だが、ただ待つばかりではないのがヒーロー達だ。 例えば、黒い噂が絶えず衰退への道を辿るかと思われた櫻井財閥が決死の調査で作り上げたという『地図』。 例えば、大自然の使者達がやり遂げた『救出』。 例えば、稀代の魔法使い達が作り上げた...
  • 4スレ目・その1
    3:◆n8e7PTy/8c[sage]:2013/07/11(木) 15 33 27.13 ID jhoAHeXh0 1 乙です。 橘ありす、ギリギリアウトですが投下させていただきます。 注意書き 初SSで形にすることで尽きたので会話形式と地の分が混ざっており、稚拙なものとなっていると思います。 特に句読点は投げ出しているのでそこはスルーしてくれるとありがたいです。 4:◆n8e7PTy/8c[sage]:2013/07/11(木) 15 37 54.27 ID jhoAHeXh0 橘ありすは自身の名前にコンプレックスを持っている。その要因としては同級生にからかわれるという側面もあるだろうが「橘」という名字に対して合わないと言う事が彼女の中で占める大部分だ。 しかしありすはその名前を嫌悪しているわけでもない、なぜならありすという名前が彼女と親を繋ぐ唯一の記憶だからだ。 ありすは物心が...
  • 3スレ目・その2
    221:◆zvY2y1UzWw[sage saga]:2013/07/03(水) 00 06 45.01ID NljtLaCR0 ユズvsルシファー投下します 222:◆zvY2y1UzWw[sage saga]:2013/07/03(水) 00 07 28.50 ID NljtLaCR0 今日も街は霧に覆われている。たった一人の少女を隠すために。 「姫様、アタシちょっと出かけてきますね。」 「ほう、どこに行こうというのだ?」 「…えっと、知り合いの魔法使いに会いに…」 「我も行くぞ!」 「えー…」 ブリュンヒルデの起こす魔の霧のおかげで、ユズはある程度自由に行動できるようになった。 例えば誰だか知らないがカメラを持った男は同じ道をずっとグルグル歩き、ユズが近づくとユズが視界に入らないように動き、別の場所をグルグル歩く。 傍から見れば滑稽だが、本人は大まじめにユズを探しているようだ。 ...
  • 4スレ目・その3
    403 : ◆kaGYBvZifE [sage]:2013/07/18(木) 21 30 15.42 ID UrDXlaAQ0 ナターリアというかアンダーワールドの話 地理的になかなかストーリーに絡めないので無理矢理状況を動かそうとする男! 404 : ◆kaGYBvZifE [saga]:2013/07/18(木) 21 31 05.92 ID UrDXlaAQ0 ―――――――――― 「地上の都市がカースに乗っ取られただと?」 思わずおうむ返しにしてから、オーバーロードは報告書を一瞥した。 「例の財閥経由の情報です。首謀者は不明ですが、都市全体がカースによって封鎖されていると」 情報部所属の士官が応え、オーバーロードは報告書をつまむ指に力を込めた。 この公邸の執務室で受け取る報告に、よい報告があった試しはない。 櫻井財閥経由でもたらされた情報の発信源は、日本政府やGDFに潜むアンダ...
  • 3スレ目・その1
    3:◆3Y/5nAqmZM[saga]:2013/07/01(月) 17 42 16.36ID uTDf1N9Ro 1 乙乙ですー 前スレの残りだと足りなそうなので少々フライングして 投下するよー!! 4:◆3Y/5nAqmZM[saga sage]:2013/07/01(月) 17 43 57.90ID uTDf1N9Ro 「あれ・・・何でしょう、これ?」 事務所を閉め、アパートへ戻った都は、郵便受けにやたら分厚い封筒が突き刺さっているのを見つけた。 「あぁ、やっと届いたみたいですね」 「翠さん、何かご存じなんですか?」 ぽん、と手を叩いて顔を綻ばせる翠。都が聞くと、彼女は笑顔で、 「妖精界に頼んでおいた、『秘宝』に関する資料です」「・・・はい?」 事もなげに素っ頓狂な事を言い出した。 「かなり細かく調べてもらうように言っておいたので、時間が掛かったみたいですね」 「・・・・・・そ...
  • 3スレ目・その4
    629 : ◆cAx53OjAIrfz [sage]:2013/07/08(月) 01 57 56.60 ID Yz4ZaXw30 フレちゃんデキター  後奏ちゃんに悪意があって、ボロクソに書いてるわけではないということは先に断っておきます  不愉快になったら本当にごめんね… 630 : ◆cAx53OjAIrfz [sage]:2013/07/08(月) 01 59 18.99 ID Yz4ZaXw30 私ははたと地面に降り立ち、息を吸い込み肩をゴキゴキと鳴らした。  フレデリカ「ん……ふぅ、やっぱりシャバの空気は最高ね!」  久しぶりの友人との再開は、中々面白いものだった。  特にとなりに居た男は、中々変わった精神軸を持つ男だった。  彼女もなかなか面白いモノを見つけてくるものだ、と少し感心する。  フレデリカ「それにしても……お腹すいたー」  街を歩き、回りを見回すとすっかり、...
  • 3スレ目・その3
    410 : ◆zvY2y1UzWw [sage saga]:2013/07/06(土) 00 30 51.54 ID ESlJSvN70 皆さん乙です  乗るしかない、この暴食のビッグウェーブに…!  忘れがちだけどこの子も一応暴食なのよってことで投下します  最初ちょっとえげつないかも 411 : ◆zvY2y1UzWw [sage saga]:2013/07/06(土) 00 31 51.57 ID ESlJSvN70 ―ふむ、自動翻訳装置を埋め込んであるのか…最近の闇奴隷商の技術も上がったな…そうそう、地球人の雌はいるか?  ―コイツはどうです?幼いですが見た目がよく、性奴隷などには使えるかと…  ―性奴隷に使うのではないが…なかなか質がよさそうじゃないか。  ―しかし所長、幼すぎませんか?少し高くてももっと年齢の高い異星人を…いっそ個人的に誘拐しても…  ―いや、こいつでいい。俺...
  • 3スレ目・その5
    814:◆Y6loZZb8bNXp[sage saga]:2013/07/09(火) 23 08 28.49 ID 2qjUDRfzo 801です 上条春菜、北川真尋、相川千夏で投下します。 SS初心者のためお見苦しいところが多々あるかと思います、ご容赦ください… 815:◆Y6loZZb8bNXp[sage saga]:2013/07/09(火) 23 09 51.21 ID 2qjUDRfzo 私の先輩、上条春菜は眼鏡が大好きな女の子である。 初対面の人にも「まぁまぁ眼鏡どうぞ」と眼鏡を勧めてくる。 「私ね、世界中の人がみんな眼鏡をかければ、世界は平和になると思うんだ」 そんなことを真顔で言う彼女は 口の悪い友人から「眼鏡キチガイ」 略して「メガキチ」なんて呼ばれることもあったらしい。 私自身、彼女の発言にドン引きすることは多々あった。 けれど私にとって彼女は、ちょっと変わってい...
  • 作品まとめ
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  • 魔法少女
     概要 ※この項目は◆yIMyWm13lsの勝手な編集が入ります。   不思議な小動物に力を与えられた少女たち。 14年前に魔法少女たちは安寧たる世界の守人、エンプレスと決戦。 エンジェリックグレイス、エンジェリックオネストは一度、力が失っていた。 例外として中学卒業までに消えるはずだった美優の力は消えることは無かった。   時系列 美優・店長登場(1スレ目570-583) http //ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1371/13713/1371380011.html ↓ レナ登場(2スレ目358-362) http //ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1371/13719/1371988572.html ↓ 『魔法少女』組、憤怒の街へ助っ人参戦(5スレ目166-172) http //ex14.vip2ch.com/ne...
  • 4スレ目
    4~ 10(◆n8e7PTy/8c氏)登場アイドル:橘ありす 21~ 26(◆I2ss/4dt7o氏)登場アイドル:森久保乃々、白菊ほたる、村上巴  *憤怒の街 30~ 47(◆EBFgUqOyPQ氏)登場アイドル:緒方智絵里、クラリス、大槻唯、本田未央 55~ 59(◆cAx53OjAIrfz氏)登場アイドル:鷹富士茄子、櫻井桃華 *憤怒の街 65~ 72(◆yIMyWm13ls氏)登場アイドル:関裕美、栗原ネネ、イヴ *憤怒の街 104~ 113(◆zvY2y1UzWw氏)登場アイドル:神谷奈緒、ナニカ 119~ 132(◆lbKlS0ZYdV.M氏)登場アイドル:南条光、小関麗奈、望月聖、佐城雪美、松尾千鶴 142~ 146(◆3Y/5nAqmZM氏)登場アイドル:工藤忍、浜口あやめ *憤怒の街 155~ 182(◆6osdZ66...
  • 3スレ目
    その1 その2 その3 その4 その5 新出設定 敵役:『ティアマット』『全てを喰らう者(AE)』 組織:『イルミナティ』『眼鏡同盟』 種族:『天使』『旧支配者』 地域:『ディストピアの未来』『ネオトーキョー』 アイテム:『OZ』 イベント等 開始:『憤怒の街』
  • 4スレ目>>142~>>146
    「あ、アタシが夕美さんの代役ですか!?」 突然言い渡されたそのとんでもない提案に、工藤忍は大きな声をあげた。 「ああ。収録予定の歌番組がったんだが、彼女は例の『カースの街』へ向かう事になったらしくてね。こういう時には、キミが『同盟』に参加していなことが助かるよ」 担当プロデューサーが苦笑まじりに呟く。 雪女である忍は、やろうと思えばカース位ならばカチカチに凍りつかせることもでき、アイドルヒーローとして活動できるだけの能力を持っている。 これが最後、と意気込んで受けたオーディションで思いきってカミングアウトして以来、アイドルヒーローとして活動してみないか、とプロダクションから何度か提案されていた。 もちろん、それだけが決め手になったわけではなく、アイドルとしての素質があると見込んだから合格させた、とは社長の弁であり、実際何度か断ってもアイドルとして活動させてくれているので、嘘ではないの...
  • 4スレ目>>4~>>10
    橘ありすは自身の名前にコンプレックスを持っている。その要因としては同級生にからかわれるという側面もあるだろうが「橘」という名字に対して合わないと言う事が彼女の中で占める大部分だ。 しかしありすはその名前を嫌悪しているわけでもない、なぜならありすという名前が彼女と親を繋ぐ唯一の記憶だからだ。 ありすは物心がつく前からとある田舎町の橘という老夫婦の養子として育ってきた。養父母が言うには「段ボールに『拾ってください、名前はありすです。』と書いてあったから拾ってきた。」というが当時のありすにも(嘘だな)と感じられた。 しかし、ありすという名前を両親が付けたのは本当らしくその名前で呼ばれるたびにありすは両親とのつながりと「なぜ両親は自分を手放したのか」という感情が混ざりあい、苦手意識を持ってしまうのである。 「あの日」後も(彼女自身は)特に変わりもなく暮らしていた。 学校がそれなりの長期休暇に...
  • 4スレ目>>467~>>474
    467 名前: ◆IRWVB8Juyg[saga] 投稿日:2013/07/19(金) 18 44 49.79 ID bkZIk99wo [2/10] ヘレン「なるほど」 パラパラと地上の新聞を読みつつ、ヘレンが呟く。 彼女はヘレン。宇宙の向こうからやってきた侵略者だ。 マシン「マム、どうしました?」 ヘレン「地上ではヒーローが多数いるらしいわ」 マシン「そうなのですか。知りませんでした」 ヘレン「仕方のないことね。励みなさい」 ポンと配下のマシンの頭をヘレンが叩く。 マシンは無機質にアイカメラのライトを点滅させた。 マシン「……多数のヒーロー、とのことですが」 ヘレン「えぇ、そう。どうやら正義感にあふれた子たちがいろいろと邪魔をしたがるみたいね……ふぅ、無駄な抵抗もまた美しいけれど」 少しの間をおいてマシンが質問を続ける。 ヘレンは演技がかった動きで憂鬱さを表現し、そのあと大きなため息を...
  • 4スレ目>>30~>>47
    ここはとある教会。 小さいながらも内装は立派で、主祭壇の上方には意匠をこらした十字架がある。 そのさらに上には様々な色で作られたステンドグラスが教会内に光を取り入れている。 静寂に包まれた教会で一人の少女が椅子に座っていた。 その少女、緒方智絵里はそのステンドグラスをじっと見つめている。 そんな智絵里の後ろに一人の女性が近づいてきた。 クラリス「どうかしましたか?」 智絵里「ひゃ!」 ステンドグラスに夢中になっているところ急に後ろから話しかけられたためか智絵里は肩を震わせ小さく悲鳴を上げた。 そして恐る恐る智絵里は話しかけてきた女性、クラリスの方を向く。 智絵里「あ……えーっと……」 冷静に考えればクラリスは修道服を着ていたためこの教会のシスターであることはすぐわかるが、智絵里は何を話していいのかわからなくなっていた。 クラリス「私はこの教会でシスターをしているクラリスと申します。貴女の...
  • 4スレ目>>940~>>951
    名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/07/26(金) 11 01 24.41 ID ptwPTB0Ao [2/15] 今もなお、ヒーローとカースによる激闘が繰り広げられる憤怒の街。 カース達は呪いをばらまくために、暴れ回り。 ヒーロー達は人々を守るために、それらと戦う。 しかし中には、別の思惑を持ってこの街に来ている者達もいる。   「癒しの水よ、大いなる私の力に従って、えーっと・・・・・・魔滅の槍となりて許されざる者達に降り注げぇ!アクアジャベリン!」 『オゴッ!?オグワァァァァ・・・・・・』 桜の杖を持った少女の号令によって、周囲の水溜りが槍となって一角獣達に突き刺さる。 「癒しの水よ、大いなる私の力に従って、うーん・・・・・・牙剥く邪悪を切り刻めぇ!ウォーターブレード!」 『ギャイィイイン!?』 背後から来ていた狼達は、水の刃にバラバラに切り裂...
  • 4スレ目>>21~>>26
    憤怒の街が一望できる高台の場所。 そこに三人の人影が見える。 乃々「も、戻ってきちゃいました……私達の仕事コレで終わりで良かっんですけど……帰りたいんですけど…」 巴「何言うてんじゃ?乃々。イヴの姉さんに裕美が頑張ってるんじゃ。うちらも根性みせないかんけえのう!」 ほたる「乃々ちゃん!巴ちゃん!今、ナチュラルラヴァースとラビッツムーンの二人が突入したのが見えました!」 ナチュルスターの三人だ。 彼女達は救助した人達を病院に運んだあと、取材しにきた記者達を振り切り戻ってきたのだ。 乃々「じゃあ、任せちゃいましょうよ…私はもうむーりぃー!」 ほたる「乃々ちゃん!」 巴「乃々!」 乃々「ひぅっ!?」 いつものように弱気に言う乃々だが、二人の声と真剣な眼差しにビックリする。 ほたる「大丈夫。私達も乃々ちゃんを支えます」 ほたるが優しく乃々の右手を両手で握る。 巴「当たり前じゃ!乃々一人に任せるな...
  • 4スレ目>>55~>>59
    55 名前: ◆cAx53OjAIrfz[saga sage] 投稿日:2013/07/12(金) 01 50 03.32 ID 9UNM1y4B0 [3/9] П「……近いな」 地価表の上下乱高下は、世間一般の大多数の人間には関係ない話だが。 だがこの男、ひいては女子寮のオーナーたる、この男には死活問題ですらあるのだ。 茄子「これは……結構、マズイんじゃあないんですかね?」 П「だよなぁ……」 先ず隣の町がカースに占領され、アナーキズムの街と化した。 そして街の地下からは多数の下水道が張り巡らされている、勿論いくつかはコチラに流れてきているだろう。 下水処理場に流れ付けば、纏まって人間に襲いかかり兼ねないし、何より水に溶けているなら環境問題が叫ばれる現代社会。 間違いなく周囲の街の人口流出、ひいては地価の低下、更には安定した生活からはまた一歩離れ行くのだ。 П「ギリギリギリギリキ...
  • 4スレ目>>65~>>72
    ― 「雨……」 街の各地から結界のある病院に逃げてきた人たちで溢れかえる病院から私たちは空を見上げていました。 見覚えのある蒼のオーラを覆うようにぽつり、ぽつりと雨が降ってきます。 「乃々ちゃんたち、やってくれたみたいですねぇ~♪」 「そっか、これがナチュルスターの……」 癒しの力は、雨雲に乗って『憤怒の街』を覆い尽くし瘴気がみるみるうちに薄れていきます。 「三人を帰した私の決断は正しかったですよねぇ~♪」 少しだけ得意げなイヴさん。 「これでネネさんを休ませてあげられるね」 結界が不要なら『アイシクルケージ』だけで病院を守りきれる。 長い長い時間この病院を守るために結界を張り続けた女の人。 『お疲れさん!お嬢ちゃん!』 『結局俺たちはお嬢ちゃんに守られてばっかだったな…』 『俺なんか一回カースに呑まれかけたからな……』 「わ、私が頑張れたのはみなさんのお陰ですからっ!」 …お疲れ様、ネネ...
  • 4スレ目>>155~>>182
    小日向美穂は普通の少女である。 実はあの日、目覚めた能力者の一人で、 日夜秘密結社と戦ってるとか。 実は宇宙から来た異星人で、 地上を侵略するために活動しているだとか。 実は地下帝国の技術者で、 マッドなアイテムやロボットをクリエイトしているだとか。 実は魔界から来た悪魔で、 悪意と呪いをばら撒いているだとか。 そのような設定はない。 取り立てて、ごく普通、一般的な、 現代の、地上に住む、能力を持たない、人間の、女子高生であった。 卯月「さっきの授業難しくなかった?」 美穂「難しかったねー、茜ちゃんは・・・・・・。」 茜「・・・・・・。」 プスプス 美穂「だ、大丈夫?」 卯月「煙出てるね。」 茜「え、Xが少なくなるとYが増えて、そこにZとnがやってきて・・・・・・。」 茜「X・・・・・・Y・・・・・XとYの関係・・・・・あれ、Xが攻めでYが受け?」 美穂「茜ちゃん、その数学...
  • 4スレ目>>224~>>231
     名前: ◆UCaKi7reYU[sage] 投稿日:2013/07/14(日) 19 16 11.02 ID 0mDWRzEW0 [2/11] 「むふふ……皆さん頑張ってますねぇ♪」 未だ混迷を極める憤怒の街、その中の一角に日菜子の姿はあった。 各組織とカースの攻防戦は時間が経つとともに激しさを増し、一向に解決への糸口を掴むことはできないでいた。 だが、ただ待つばかりではないのがヒーロー達だ。     例えば、黒い噂が絶えず衰退への道を辿るかと思われた櫻井財閥が決死の調査で作り上げたという『地図』。 例えば、大自然の使者達がやり遂げた『救出』。 例えば、稀代の魔法使い達が作り上げた『防壁』。 例えば、気迫とともに舞い込んできた『烈風』。 例えば、新たな絆を胸に秘めた『草花』。 例えば、友に支えられた『降雨』 少しずつ、けど確実に希望という名の可能性は芽生えてきた。     ―――――...
  • 4スレ目>>570~>>577
    名前: ◆3Y/5nAqmZM[saga sage] 投稿日:2013/07/22(月) 15 36 50.03 ID O3XfpYaDo [2/9] 小関麗奈は、後悔していた。慣れない事などするものではないと。 「……もういっぺん聞くわよ?アンタ、名前は?」 「こずえはー……こずえだよー?こずえはねー……おにんぎょうさんなのー……」 「お人形さん、って何よ……苗字は?」 「んー……みょうじー……?」 「……はぁ、もういいわ。で、アンタどっから来たの?」 「……こずえはねー……ここじゃないところからー……きたんだってー」 「……その『ここじゃないところ』がどこかって聞いてんのよ」 「ここじゃないところはー……ここじゃないところだよー……?」 「……だぁぁぁもう、埒が明かない!!」 学校帰りにたまたまその少女を見かけた。十歳にもならないだろうか、とても小柄なその少女は、あっちへふらふら、...
  • 4スレ目>>338~>>348
    338 名前: ◆lhyaSqoHV6[saga] 投稿日:2013/07/16(火) 07 39 36.08 ID JU1FnDSro [2/13] ──宇宙の何処か── 真っ暗闇の空間に、何者かの声が響く。 「以上が、偵察ドローンから送られてきた映像だ」 「ふむ……ソラの洗脳プログラムが解除されるとはな……」 「我々でさえ解けなかったというのに……此奴は何者だ?」 「恐らく、地球人が『神』あるいは『悪魔』と呼んでいる者だろう」 「そもそも、我々とは全く異質の存在だよ」 「ソラの得た情報によると、中には因果律を意のままに制御できる者もいるらしい」 「なんと……そのような存在が闊歩しているとは、やはり特異な星であるな」 「それで、地球についてはどうするのだ? ソラの代わりを送り込むか?」 「いや、迂闊に手は出さん方が良いやも知れぬな」 「では見過ごすか? いつまた連中の文化に当てられた...
  • 4スレ目>>605~>>612
    名前: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage] 投稿日:2013/07/22(月) 21 23 07.62 ID tCFDNKcDO [3/12] ‐これまでのあらすじ‐ 連続強姦魔にして色欲のカースドヒューマン、バイフォースは、ランニング中の斉藤洋子を新たな標的に選んだ。 追跡の末に行き着いた公園で、ついに足を止めた洋子。バイフォースはチャンスを見逃さない。 健康的な美肌に今、不健全な漆黒の魔手が迫る!   ‐1‐ バイフォースの体から、握り拳大の黒い泥が2つ、3つと落ちた。泥は黒いサソリに形を変え、洋子の足元へと這っていく。 色欲サソリは極小型のカースだが、その精神毒は強力である。 (モウスグダ コムスメ、オマエハ カイラクヲ ムサボル テゴメニンギョウニ ナルノダ!) 今やサソリ達は洋子の足に辿り着き、目的を果たそうとしていた。…だが! (バカナッ!?) バイフォースは出かかった言葉...
  • 4スレ目>>380~>>388
    380 名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/18(木) 19 53 09.85 ID 4bSwgeVb0 [3/16] ナニカは夢を見ていた。ギロチンで首と体を別々にされたり、毒を飲まされた夢を。 ナニカは夢を見ている。縛られて冷たい水槽に沈められたり、銃で頭を撃たれた夢を。 ナニカはずっと夢の中。怖い人たちに滅茶苦茶にされる夢の中。 最初は何も思う心がなかった。夢の中にいることが役割だった。 けれど流れ込んできた感情を読み取るうちに…偶然にも意識が生まれていた。 痛いのはイヤだ。怖いのもイヤだ。苦しいのもイヤだ。助けて、誰か助けて…。 消した恐怖の記憶、幼い子供のような感情…『主』のなくしてしまったもの、封じこんでしまったものの集合体がナニカだった。 だからある意味ではナニカは『主』だった。少し劣るが『主』であった。 けれど本来は生まれる事のない...
  • 4スレ目>>194~>>215
    名前: ◆IRWVB8Juyg[saga] 投稿日:2013/07/13(土) 23 08 14.32 ID +W9EwcPAo 速水奏は退屈していた。 それというのも、昨今の事情に多少の『飽き』が来てしまったからだ。 普通の人間へと色欲の力を注ぎこみ分け与えると、その人間の周りの環境が徐々に崩れていく。 本人に言わせてみれば『あるべきカタチにしてあげた』だけではあるがそれはなかなかに愉快だった。 隠していた本音を、くだらない秘密を暴き、曝す。それを受けた相手が焦ったり、答えたり。 悪魔らしくもない『いいコト』をしてあげたとすら思っていた。 たまに、弱い能力を持った人間もいた。注ぎ込んだ力と反発して気が狂ってしまった時は『これでは面白くない』と反省したものだ。 相性の問題か、アスモデウスの力を注ぎ込んだ状態でまともに能力を行使できた人間はいなかった。 これでは普通の人間に注ぐのと変わらない...
  • 4スレ目>>119~>>132
    ―――光達の中学の屋上 ルシファーの『傲慢』なる残酷な提案に屈さず、自らの『誇り』と『自信』を手に入れた小関麗奈。 望月聖にも、その身に秘めた希望の光を見出され、悪のカリスマから正義のヒーローへと転職。 ―――かと思われたが 麗奈「ところで南条。ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」 光「ん?なんだ?」 麗奈「アンタと望月って昔からの知り合いなんでしょ?」 麗奈「なんか、アイツの弱点とか知らないわけ?」 光「へ?」 過去に自らの悪事を聖によって邪魔されたことを未だに根を持っており、未だにその復讐を企てていた。 光「昔からの知り合いって…聖はまだ転校してきてそんなに日は経ってないぞ?」 しかし光からの返答は麗奈にとっては間の抜けた返答そのものである。 麗奈「そういうことじゃないわよッ!」 麗奈「アイツが転校してくる前から、アンタ達は仲間だってんでしょって聞いてんのッ!」 光「アタシと聖...
  • 4スレ目>>427~>>440
    427 名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/18(木) 22 59 02.15 ID 12OysYXQO [4/18] とある昼下がりの公園。 裕子「ムムムンッ!」 堀裕子はスプーンを片手に、睨めっこしていた。 その瞳は宝石のように真っ赤に輝いていた。 裕子「曲がれ……曲がれ!ムンッ!!」 どうやらスプーンを曲げようとしているようだが…… スプーン ハ ナントモナカッタ 裕子「曲がらない……そんなまさか…」 本人は落ち込んでいるが、はたからみたら異様な光景だろう。 裕子「なんで?」 何故なら 裕子「なんでスプーンだけ曲がらないの!?」 彼女の目の前の公園の木々が渦巻き状に曲がっているのだから。 こんなこんな光景、何処かの大精霊に見られたら処刑される気もするが… 裕子「あなたもそう思わない?このエスパーユッコの目はごまかされないわ!」 『………』 裕子が輝く瞳...
  • 4スレ目>>483~>>497
    483 名前: ◆zvY2y1UzWw[saga sage] 投稿日:2013/07/20(土) 00 56 55.18 ID tvpnfxwi0 [2/31] 更生施設の職員にはもう一つ仕事がある。 カルテの写真に×マークの付いた重罪人の処刑である。 「許してくれえええ!いやだ!二回も死にたくねええええ!」 今日はとある連続殺人鬼の処刑だ。更生施設の外の広場で今まさに行われようとしていた。 「我らのカルテによって、汝の悪行は償いきれないと判決は下された。次からは虫として生きるがいい。」 「そうすれば虫さんたちの魂のループから一つの魂が人として生きることになりますからねー♪じゃあ、始めましょうか。」 「うむ、頼んだぞキヨラ。」 「どれがいいですかね?首つりに電気椅子に鉄の処女にギロチン…やっぱりあれですね♪」 キヨラがメスを魔法のステッキのように振りながら呪文を唱える。 『汝の悪行、魂の死...
  • 4スレ目>>507~>>518
    507 名前: ◆6osdZ663So[sage saga] 投稿日:2013/07/20(土) 11 07 29.04 ID NW4wqk7so [2/14] 美穂「は~はっはっはっはっは~!!」 今日も今日とて一人の少女の高笑いが街に響く! 美穂「愛と正義のはにかみ侵略者!ひなたん星人!ただいま惨状ナリっ☆」 キュピーン 最近、ちょっとだけ有名になったヒーロー、ひなたん星人こと小日向美穂! 怪人が現れたらしいと、街の騒ぎを聞きつけ駆けつけた!! なお本人は有名になりつつある事に非常に複雑な気持ちである模様 少なくとも卯月ちゃんには、ひなたん星人としての活動バレないだろうから頑張れ、美穂! さて!そんな美穂の今回のお相手は!?   ハンテーン「はんてーん!」   街に人々を襲う謎のカピバラ獣人! その名前、能力、目的は一切不明! 鳴き声から名前はとりあえずハンテーンだ!! ...
  • 4スレ目>>785~>>814
    名前: ◆Y6loZZb8bNXp[saga] 投稿日:2013/07/25(木) 01 11 48.32 ID vP/BebPOo [2/33] 春菜「そういえばさー」 「カースの属性って、なんで七つだけなんだと思う?」 先輩がそんなことを言い出したのは、毎週恒例の三人のお茶会の時のこと 真尋「いや、なんでって、そんなのに理由なんてないんじゃ……」 千夏「あら、カースの属性が七つなのには、ちゃんと理由があるのよ?」 真尋「えっ!? そうなんですか?」 千夏「カースの属性は、傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲の七つに分かれているわよね?」 「この七つは、元々は十字教の『七つの大罪』といって、人を堕落させる七つの感情を指したものだったの」 「カースは人間のマイナスの感情から生まれる存在。そして、カースの素となった人間の感情が、カースの属性になると言われているわ」 「だから、カー...
  • 4スレ目>>589~>>600
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/22(月) 19 10 45.95 ID D9dekgl+0 [2/15] キヨラは魔界更生施設の職員である。 職員達は皮肉を込めて『魔界の天使』と呼ばれる。…決して天界と因縁があるわけではないのだが。 何故なら彼女を含めた更生施設の職員たちには、全能紳が与えたとされる職員の証というべき持ち物があるからだ。 それは全能紳が決めた罪と善行が個人別に記される裁きのカルテ。その能力は2つある。 「いやだ!二回も死にたくねええええええ!」 「罪人・○○。貴様には『人殺しの罪』『騙した罪』『神を冒涜した罪』『複数の女性との関係を持った罪』等、許しがたい罪を犯した。」 「裁きのカルテは貴様に死刑の判決を下したのだ。」 カルテには今叫んでいる彼の写真。そこに大きく×マークが記されている。 機能その1.すでに捕まった・死んだ魂に近づけると...
  • 4スレ目>>763~>>771
    名前: ◆UCaKi7reYU[saga] 投稿日:2013/07/24(水) 16 20 20.75 ID 2+Xxjuk50 [2/12] 「よかった…」 憤怒の街の小さなビル、その屋上から下を見ていた愛梨は安堵の息を吐いた。 その視線の先には、生き残りを乗せた装甲車が相葉夕美と安倍菜々、そしてカミカゼの三人によって守られていた所だった。 人知れず街中のカースを撃破し続けていた愛梨だったが、その途中で街を疾走する装甲車を発見。 その進路を邪魔しようとしているカースを倒して、こっそり街の外側まで密かについて行った所で菜々と夕美が来たのであった。 「夕美ちゃん、あんな風に笑うようになったんだ」 切迫した状況にもかかわらず、それでも笑い合ったアイドル達を見つめる。 「…頑張ってね」 そうして、愛梨がその場を立ち去ろうとした時、ふっと視界の端に見覚えのある姿が見えた。 「あれ……みくちゃん…?...
  • 4スレ目>>104~>>113
    久々に宇宙管理局にネバーディスペアを呼び出し、数日間、とある検査を行っていた。 一見すればただの身体検査だが…本来の目的は奈緒の血を採取することだった。 奈緒は身体にコンプレックスを抱いている。だからあくまで自然に手に入れる必要があった。 加蓮という少女。…彼女は一度死んだそうだ。 物事の本質を常に見ているきらりが言うのだから間違いのはずがない。 しかし、生き返った。その理由が奈緒の血だという。 …血だ。奈緒の血には何かがある。そこで行われた実験で成果を得られたのがとある実験。 2匹のネズミ。1匹は毒で弱り今にも死にそうなネズミ。もう1匹は元気なネズミ。 どちらにも血を飲ませ、放置する。 驚くべきことに奈緒の血は数時間も温度と鮮度を保っていた。この血の温度が失われる頃にまた血を飲ませる。 毒に侵されていたネズミが死んだのと同時に健康なネズミを埋め込んでいた電撃装置で一撃で殺す。 しばらく...
  • 4スレ目>>245~>>252
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/15(月) 00 55 33.70 ID usembZnn0 [2/14] 「ただいまー」 「ユズ、帰ったぞー」 「姫様、蘭子様、今日はお早いお帰りですね…」 「ちょっとあの街に近いから警戒態勢だそうです。午前授業で終わりました。あ、貸したゲーム、やってくれてたんですね。」 帰宅してみると、ユズは蘭子のゲームを借りていたようだ。 「…ユズ、一体何をしている…?」 「魔術の研究ですよ。…あー!姫様アタシを可哀想な人を見る目で見ましたね!誤解ですから!本当に役に立ちますから!」 「あー…そうかそうか。」 「もう…姫様、問題です。魔力管理人の古式の呼び方は?」 「…忘れた。」 「なんなんですか?」 「古式の呼び方では魔術管理人だったのです。そのため契約の際は魔術管理人と名乗る必要があるのですよ。」 「魔術に関する勉強...
  • 4スレ目>>979~>>985
    名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/07/27(土) 02 08 46.37 ID Awc/TySc0 [2/10] 『氷よ!大いなる我が力に従い、全てを覆い隠せ!アイシクルケージ!』 裕美の前にかろうじて一人覆えるサイズの氷の檻が現れ狼のカースを閉じ込める。 裕美「…このくらいのサイズの檻なら一人でもなんとかなるんだけどな」 魔力自体が足りないのは分かっていた。 なにせ下級魔術ひとつ使うだけでも裕美にとってはかなりの量の魔力が持っていかれてしまう。 合唱魔術ではイヴの魔力をあてにして自分は制御に回れば良かったが一人となると話が変わる。 裕美「…まぁ、いいかな?」 無いものは仕方ない。持ってる物だけで戦うだけだ。 裕美は師匠に似て楽観的だった。 『氷よ!寄り集まりて針と化せ!』 イヴ「裕美ちゃん行きますよぉ~♪」 裕美「あ、はい!」 裕美が去った後には檻の中で無...
  • 4スレ目>>263~>>286
    名前: ◆TAACIbOrYU[sage saga] 投稿日:2013/07/15(月) 20 12 02.54 ID CKnYa4lmo [2/29] ――ここは絶望と憤怒の覆う街。 ――あちらこちらにカースが蔓延り、 ――『憤怒』の呪いで赤く染まった一帯の空が、 ――怨嗟の熱気で立ち上る悪意によって、 ――蜃気楼のようにゆらゆらと揺らめく。 ――辺りに漂う空気は、 ――肌にべったりと纏わりついてくるような、 ――気味の悪く、生温い瘴気。 ――吸えば吐き気を催し、 ――精神にも悪影響を及ぼす。 ――聞こえるものといえば、 ――悲鳴と怒号、 ――怨嗟と呪いの声、 ――何かが崩れ落ちる音、 ――何かが潰れる音、 ――何かが引きずられるような音。 ――今……、 ――この街の惨状を、 ――――地獄、 ――と、形容することに、 ――誰が些かほどでも抵抗を抱くものか。 ――この異空間において、 ―...
  • 4スレ目>>327~>>332
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage saga] 投稿日:2013/07/16(火) 02 09 14.63 ID zrwh3gmW0 [2/9] 精霊に選ばれた少女たちが降らした癒しの雨が降り注ぐ。 それを夕美は笑顔で受け止めていた。 体中に力がみなぎる。雨の日はいつもよりも調子がいいが、雨の中の精霊の力の影響かいつもよりいい感じだ。 「やっぱり水はいいねー水と太陽と空気があれば生きていけるし!」 「でもハンバーガーショップで『水だけ。』って言ったときはどこのラッパーかと…」 その時、菜々の背後にカースが現れる。 黒い、一本角の馬型カース。それが怒り狂っていた。 「こ、これはユニコーン型カースですか!?初めて見ました!」 あわてて高く飛び上がり、突進を避ける。 「ナナは処女ですって!まったく!」 「突進しか能のない害獣かな?」 にっこり夕美は笑うと、近くにいた普通のカースに駆け寄り、...
  • 4スレ目>>827~>>842
    名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/25(木) 14 18 27.14 ID VeTOYlWEO [2/21] 憤怒の街・内部 北条加蓮は、獣型カースを倒しながら進んで行った。 途中、沢山の死体を見てしまい、なんとも言えぬ感情と、もしかしたら自分もこの惨劇を繰り広げていたかもしれないという思いが溢れた。 「ごめんね。助けられなくって……」 そういいながら彼女は一人でその死体を丁寧に建物に一ヶ所に集め、並べる事にした。 中には苦しそうに目を見開く死体もいたが、加蓮は瞳を優しく閉じてあげたりした。せめて安らかに眠れるようにと。 お墓も作りたかったが、そこはこの街を沈静化させてから、ちゃんとした業者に頼むべきだと思ったからやめた。 死体を建物にいれ終え、彼女は再び先に進もうと歩き出した。 その時だった。 何か気配を感じ、加蓮は黒い泥の翼を作り、前へ思いっきり飛んだ...
  • 4スレ目>>404~>>419
    404 名前: ◆kaGYBvZifE[saga] 投稿日:2013/07/18(木) 21 31 05.92 ID UrDXlaAQ0 [4/19] ―――――――――― 「地上の都市がカースに乗っ取られただと?」 思わずおうむ返しにしてから、オーバーロードは報告書を一瞥した。 「例の財閥経由の情報です。首謀者は不明ですが、都市全体がカースによって封鎖されていると」 情報部所属の士官が応え、オーバーロードは報告書をつまむ指に力を込めた。 この公邸の執務室で受け取る報告に、よい報告があった試しはない。 櫻井財閥経由でもたらされた情報の発信源は、日本政府やGDFに潜むアンダーワールドシンパの議員か、 それとも散発的な紛争と緊張関係を望む軍需産業のロビイストか。 どちらにせよ、断片的ではあるが情報の精度は悪くない。アンダーワールド政府が地上に放っている 諜報員からの情報と照らし合わせても大きく...
  • 4スレ目>>880~>>894
     名前: ◆TAACIbOrYU[sage saga] 投稿日:2013/07/25(木) 23 12 10.96 ID U3cZtNQAo [4/19] 未央「藍子ちゃんにさ……」 ピィ「……ん?」 未央「能力をあげた事、ちょっと考えちゃう時があるんだよねー」 ――まだ、藍子の来ていない事務所で、 ――未央が突然そんなことを呟いた。 周子「なになにー? 後悔とかしてんの?」 未央「んー、まぁね……」 ――俺に対しての未央の発言に、 ――しかし、俺より先に周子が反応した。 ――この二人は最近仲が良い。 ――波長が合う、というよりは、 ――共通の話題がある、という点で意気投合しているらしい。 周子「わかるわかる、どこまで介入しちゃっていいのかってちょっと悩むよね」 未央「えー、でも周子さんは全部自己責任で済むからその分好き勝手できる部分あるでしょ」 周子「自己責任だからこそ、判断をミスす...
  • 4スレ目>>304~>>318
     名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/15(月) 22 46 10.10 ID nvdBYqNFO [4/20] ----夢を見た。 ----暗い…暗い…一面真っ黒な場所。 ----そこに一人の小さな女の子が泣いている。 「どうしたの?何処か痛いの?お姉ちゃんに話してみて?」 ----優しく声をかけると、女の子は顔を上げて……… -------- 北条加蓮は、世界を呪う存在だった。 病に侵され、周りを妬み、嫉妬にかられ、呪いを振りまく者となった。 自由も、友達も、家族も、健康も、思い出も、娯楽も、何もかも手に入らず羨んでいた。 いつも彼女はひとりぼっちだった。 けど、今は違う。 一度死に、新たな生を受け、今まで自分ができなかったこと。 ただ羨むことしかできなかったことを、自分の手で掴もうとしている。 もし、自分が≪彼女達≫に出会わなかったら、取り返しのつかな...
  • 4スレ目>>294~>>299
    名前: ◆yIMyWm13ls[saga] 投稿日:2013/07/15(月) 21 39 10.18 ID glOBqvf2o [3/8] ― 「…二人共、行っちゃいましたねぇ…」 私がイヴ非日常相談事務所に拾われて、私に不思議な力が残されてから私の日常は『非日常』になりました。 「もっとも、悪魔に憑かれてた時点で『非日常』だったのかもしれませんね…」 私に憑いていた『ルシファー』の記憶。 『傲慢の悪魔』がわざわざ私の元を去る際に都合よく記憶を消していってくれるなんて都合の良いことなんてありませんでした。 『雪菜、そこまで気にするならその記憶、完全に…とまで言わないが表面的に消すことも出来るんだぞ』 「この記憶は消せないです、悪魔に憑かれてても私がやったことです」 私に魔力があるお陰でイヴさんの使い魔のブリッツェンともお話が出来るみたいです。 『…雪菜、君がそこまで決めているなら私から言...
  • 4スレ目>>554~>>561
    名前: ◆hCBYv06tno[saga] 投稿日:2013/07/22(月) 10 38 20.49 ID y6gkJJkb0 [3/11] とある平日の朝 川島瑞樹---レヴィアタンは、人間としての生活として、いつものように教師として学校へ向かっていた。 瑞樹(……面倒くさいわね) そう思いながら、立ち止まり、前方の光景を見ていた。 それは…… 『あっばくぞー』 通行人A「小学生は最高だぜー!!盗撮サイコー!!!!」 通行人B「たくみんに踏まれたい!むしろ虫をみるような目で見てもらいたい!!」 通行人C「夜道で全裸で走るのサイコー!!!!」 加蓮「16歳になって始めて友達できて、交換ノートとかお泊まり会とかできるか楽しみで最近夜も寝られない!!入院してた時からやりたい事考えたノートは机の引き出しの中にある!!」 ふかふかの毛におおわれた獣人が、次々と通行人に触っていっては、触られた人...
  • 4スレ目>>362~>>368
    362 名前: ◆cAx53OjAIrfz[saga sage] 投稿日:2013/07/17(水) 02 25 15.16 ID 0o/+YsS+0 [2/9] 未来は不確定である、という科学的論述が出てきたのは何年前の話だろうか。 基本的には世の中の出来事は、観測するまでは物事は確定しないという話だ。 不確定性原理、説明としては猫箱がよく引用される。 茄子「要するにですね、神様というのは暇じゃないんです、一日中世界を見て回ることは出来ません」 茄子「ここでいう世界というのは、地球全体ではなく、限定的な密封された観測地点と考えて下さい」 茄子「もっと分かりやすくいいましょう、所謂宗教が伝播した場所そこが神様における観測地点です」 П「へぇ」 茄子「そして、その伝播した世界を見て回る際、ある法則を共同で設けました、物事の事象の確定です」 П「うーん?」 茄子「所謂各世界に伝播する物事は、朝...
  • 4スレ目>>626~>>634
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 00 14 26.29 ID wjGsSIs60 [2/20] きらりと奈緒は仲良く一緒に買い物をしていた。 いつも通りの食料を買って、買い物袋を引っ提げて歩く。 スーパーからの帰り道、奇妙なマスコットキャラ(?)がいた。 「きゃーかわいいー!」 「ハンテーン!」 「オラ!邪魔だキモキャラ!」 「ハ、ハン?!」 …なぜか近寄って行った少女が急にそのマスコットを罵っていたのだが。 「うっきゃー!かわいー☆奈緒ちゃん!写真!一緒に写真とろー!」 「ええ!?ああいうのはちっちゃい子がするもんだろ!?」 「むぇー奈緒ちゃんのケチー」 ちょっと会話しているうちに、浴衣の少女と何か話していたのも終わったらしい。テッテケテーと去って行っていた。 「まってまってー!きらりと一緒に写真とってー!」 「冷凍食品あるんだぞ!?溶ける...
  • 4スレ目>>920~>>933
    名前: ◆lhyaSqoHV6[saga] 投稿日:2013/07/26(金) 01 48 56.25 ID Okz3d9Pqo [2/16] ──どこかの街中── 美優、レナ、店長の三人は、かつて共に戦った魔法少女の一人と会うために都市部へと出てきていた。 レナ「それにしても、よく見つけられたわね……全く足取りも掴めなかったっていうのに」 美優「彼女の方から連絡があったんです、あの子もお店の事は知っていたはずですから」 店長「どうやら、今はスチュワーデスをやっているらしい……世界中を飛び回っていれば見つからない訳だ」 美優「店長、最近ではスチュワーデスじゃなくて、フライトアテンダントって呼ぶんですよ?」 店長「ん? そうなのか? まあ、呼び方なんてどうだっていいさ」 三人は他愛もない会話を続けながら、昼時のオフィス街を歩いていく。 レナ「それにしても、昼の街っていうのはなんだか忙しない...
  • 4スレ目>>902~>>915
    名前: ◆zvY2y1UzWw[sage] 投稿日:2013/07/26(金) 00 10 56.08 ID Sxw2pyBN0 [2/18] ナニカは街を歩いていた。ただひたすら適当に本能の赴くままに歩いていた。 加蓮と自分は(奈緒もいるけど)繋がってるから、加蓮の住んでいる場所ぐらいわかってもおかしくない…という謎理論で歩いていた。 …それに、ナニカは初めて街を歩くのだ。ちょっとくらい寄り道してもいいじゃないか。 「…あっ い、いらっしゃいませー!」 小さなビルの一階の店に入る。記憶を読み取るとここはアイス屋らしい。 数人の人が中でアイスを食べていたが、店員を含めてナニカが中に入ってきた瞬間を認識していなかった。 …ナニカが近づくまで気付かなかったのはきっとナニカが悪いのだろうけど、腹を立てずにはいられない。 「あれれ…きづかなかったのー?」 「申し訳ありません…ご、ご注文は?」 見た...
  • 4スレ目>>537~>>545
    名前: ◆zvY2y1UzWw[saga sage] 投稿日:2013/07/20(土) 21 08 15.86 ID tvpnfxwi0 [21/31] 「あずきバーがおいしい季節だねー!」 「はいはい。買わないからな。」 涼とあずきは街中を歩いていた。さすがにこの季節になるとあずきの浴衣姿も少々目立たなくなるようだ。 『お仲間』を探したいらしく、勝手に一人で出かけることが結構あるのだが、帰って来ない事も多く、暇なときは一緒に行っているのだ。 …そもそも彼女の言う『お仲間』というのもよく分からないのだが。妖怪仲間だろうか? ふと、視界の端にもこもこした何かが見えた。 「あっばくぞー!」 「涼さん涼さん!あそこになんか可愛いのがいる!」 「…こんな季節に着ぐるみ…。」 「…一緒に写真とかとらない?」 「とらない。それにアレが可愛い…?」 なんか妙に顔の辺りがリアルな気がして、涼的にはカワイ...
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