[Nightmare city　～悪夢の都市～]の変更点 - モナー小説掲示板ログ保管庫@wiki（´∀｀*）

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原作＋αの半権物です。荒らしは禁止。 作：来田 <hr> 南十字星の輝き　第一章 2005/09/24(土) 18:32:00 その一日は通常の毎日の様に終わるはずだった。 そう、その時までは。 ギコはいつも通り学校の帰り道を歩いていた。その時・・・・ ギコ「なんだ？・・・いきなり暗くなったぞ・・・・？」 ギコは真上を見て、何が起きているか判った。 ギコ「・・・皆既日食・・・・・」 だが、その皆既日食がこの後起こる悲劇の序章だったとはこの時誰が予想しただろうか。 ギコ「誰も動いていない・・・・・・。」 ギコは動かなくなった人々を横目に家へ驀地に走った。 バタンッ ギコ「ハァ・・・ハァ・・・まさか家族も固まっていないよな・・・・。」 ギコの腕時計は午後六時を指していた。 第一章完 <hr> 南十字星の輝き　第二章 2005/09/24(土) 19:38:59 だがギコの予感は的中してしまうのである。 家にはまるで彫刻の様に固まってしまった家族が居た。そして、家の電球やオーディオが何も無かったかの様に稼働していた。 ギコ「嘘だろ・・・・・。」 ギコはしばらく唖然としてその場に佇んでいた。なぜこのような事態になってしまったのだろうか。 時間は一時間ほど遡る。 市内某所 此処には都市の中枢が設置されていた。 モララー「此処だな・・・。」 つー「ここを爆破すればいいんだな？」 モララー「ああ。そうすればこの街の機能は破壊される」 つー「簡単だな。」 モララー「さっさと設置して逃げるぞ。そして作戦開始だ！」 ドッカァァァン！！！！ そう・・・・過激派に攻撃されたのである・・・・・。 ギコは気がついたら何時の間にか寝ていた。起きたときには朝日が出ていた。 ギコ「・・・・何時間寝たんだろうな・・・・・。とりあえず他の人を探しに行くか・・・・。」 その時ギコはある事を思い出した。 ギコ「そういえば・・・・・誰も居ないんだよな・・・。」 ギコは家の車庫の鍵を開けてみた。車庫には二台車があった。一台はギコの母親の軽自動車、もう一台はギコの親父さんが仕事に使っている古い大型トレーラーだった。 ギコは試しに軽自動車のエンジンをかけてみた。 キュルルルルルルル・・・・・ エンジンは虚しく動かなかった。 ギコ「ろくに動かしている所見たことないからな・・・・・。」 ギコは軽自動車を動かすのを諦めた。 ギコ「残っているのはボロい親父のトラックか・・・・・。動く方が奇怪しいだろうな。」 それでもギコはキーを回してみた。すると・・・・・・ キュルルルル・・・ドッドッドッドッドッド・・・・・ ギコ「・・・・動いた・・・・。」 動いたらこっちの物、ギコは後のトレーラーをなんとか外し、前の部分だけで街へ乗り出した。 すると道の右端に人が座っているのが見えた。 ギコ「・・・・・・どうした？」 しぃ「・・・友達が固まって・・・・・動かなくなってしまったの・・・。」 ギコ「君以外に動いている人は俺を除くと居ないみたいだ・・・・。」 しぃ「きっと中枢が暴走を起こしたんだわ。」 ギコ「中枢が暴走？あの頑丈な鉄の固まりが？」 しぃ「ええ。」 ギコ「とりあえず、この街から出よう。」 しぃ「・・・・ええ・・・・。」 ギコ「・・・・君を護ってみせる・・・。」 グォォォン・・・・・。 その時ギコは知らなかった。彼女も過激派の一員である事に・・・・・・。 南十字星の輝き　第二章終わり <hr> 南十字星の輝き　第三章 2005/09/24(土) 21:29:16 ギコは街の中心を通るハイウェーでトラックを走らせていた。その時近くのビルから双眼鏡で見ている一人の男が居た。 モララー「うん？あのトラック・・・・しぃが乗ってるな・・・・。何を企んでいるんだろうか？・・・」 モナー「そういえば、一部の人間にはロックが効かないみたいモナ。」 モララー「それでも大部分は機能を停止している。大部分の人間を操って殺させればいいだけの話だ。作戦開始だ！」 モナー「じゃ、残党をあぼーんしにいってくるモナ。」 その時固まっていた人達は活動を再開した。・・・・・・″操り人形″として。 今此処に生き残った人々ＶＳ操られた人々＆過激派の戦いが始まったのである。 しばらくすると道を小型トラックがかなりの速度で走ってきた。 トラックには>>1さんとオニギリが乗っている。そして八頭身が追いかけている。 >>1さん「もう少し速度を上げてくれ！追いつかれる！」 オニギリ「これ以上は車の限界で・・・・・」 八頭身モナー「>>1さ～ん！ハァハァ・・・・」 >>1さん「速くもう少し速く！」 オニギリ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」 ・・・・・。 同時刻、別の道を兄者はバイクで走っていた。 つーは壁づたいに兄者を追いかけていた・・・・・。 兄者「クソッ！なんなんだあいつは！？俺についてきやがる！普通じゃない！！」 つー「アーヒャッヒャヒャッヒャヒャ！血祭りに上げてやるぜ！」 兄者「な・・・なにぃ？！手から光のナイフだとォ！！？」 つー「氏ね！！」 兄者は辛うじてつーの攻撃をかわした。だが破壊力はアスファルトを簡単に粉々にするほどの物である。 兄者「狂ってやがる！なんて言う破壊力だ！！」 つー「逃がさないぜ！」 兄者「ちっ、油断したな・・・・だがまだ運は見放していない！」 兄者は弟者に携帯電話で連絡を取った。 弟者「はい、さすがですが。」 兄者「弟者！つーに追いかけられている！今すぐお前らの居るビルに突っ込むから妹者につーを撃つ様に頼んでおいてくれ！」 弟者「良く分からんが妹者に銃の準備をしておけと言っておくからな。死ぬなよ！」 兄者「ああ！」 兄者はバイクのスロットルをふかした・・・・。 南十字星の輝き　第三章 end <hr> 南十字星の輝き　第四章 2005/09/28(水) 21:29:24 フサギコ「うっ！？」 フサギコは気がつくと貨物列車の屋根に乗っていた。 フサギコ「此処は何処だ・・・？」 モナー「気がついたモナ？」 フサギコ「あんたは・・・・・・・此処は一体・・・・・・何処だ？」 モナー「此処は見ての通り鉄道のトンネル・・・・・貨物列車の屋根の上だモナ。でも、それ以外に言う事はないモナ。だって・・・・オマエは此処で氏ぬからだモナ！！」 その瞬間、モナーの手から光の武器が現れた。同時にフサギコも背中の剣を持った。 フサギコ「おらぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」 モナー「行くモナ！ その頃────── ギコ「・・・・・・。なんでこんな所にバリケードが・・・・？」 しぃ「おかしいわ・・・・・。こんな所何もない筈よ・・・・。」 ギコ「しょうがないからあれを退かして来るよ。万が一のために車に乗っていてくれ。いざとなったら逃げられるように・・・・。」 しぃ「いいの？私が裏切るかも知れないわよ？」 ギコ「・・・・君は裏切るような性格の人じゃないと思うよ。それに、君をこのトラックに乗せたのは俺だし、俺の身勝手が祟って裏切られたら俺は君は恨まないよ。・・・・恨むとしたら、俺自身かな・・・・」 しぃ「・・・・・・。」 ギコ「行って来る。じゃっ。」 この後ギコはモララーとの一騎討ちが待っている事を知らなかった。 南十字星の輝き　第四章　　～完～ <hr> 南十字星の輝き　第五章 2005/10/02(日) 08:27:58 ギコ「これをどかして・・・・・・・・だめだな崩れるか・・・。ならこっちを外すか・・・・・・いや、トラックで突っ込んでみるべきか・・・？」 その時――― モララー「ふっ、ギコか・・・・・」 ギコ「！・・・・・・誰だ！！？」 モララー「殺し屋モララー様だ！それ以上の事は語れないね！天国で悟りな！！」 モララーは剣を構えながらそう言った。 ギコ「・・・・・・・・・どうやら戦うしかないみたいだな・・・・・」 ギコはそう言うと標識を引き抜き、構えた。それと同時にお互いに切りかかった！ 二人「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」 ギャン！！！ 剣と標識が噛み合う・・・・・ モララー「諦めが悪いな！さっさと天国へ逝けば楽になるものを・・・・・」 ギコ「・・・・・護りたい人が居る・・・それに・・・・お前らに自分の生活・・・家族・・・・・自分の街を壊されたんだ！！！絶対にてめえらを許す事は出来ない！！！」 モララー「なるほどな。だが、貴様は俺の計画の邪魔だ。死んでくれや」 カキィン 剣と標識が再度噛むと同時に二人は橋の橋脚に飛び乗った！ ギコ「ちっ・・・・・・追い詰められたな・・・・・だが・・・・相手も同じ！！」 モララー「終わりだ！」 二人「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」 ベシッ 肉を刻むような・・・・そんな感じの音がした。 ギコ「ぐっ・・・・・・・・」 モララー「へっ。楽だな！」 ギコはその言葉を聞く余裕もなく、橋から河に墜落して行った・・・・・。 <hr> 南十字星の輝き　第六章 2005/10/02(日) 09:13:56 ドボォォン しぃ「ギコ！？」 バンッ！！ モララー「おや、しぃじゃないか。なぜ貴様が此処にいる・・・？いや、聞かなくても判るな。貴様は裏切った。違うか？」 しぃ「ええ、裏切ったわよ！！あんたたちのそんなやり方が気に入らなくなってね！！」 モララー「ならば話は簡単だ。裏切り者は処刑だ」 その頃水中では―――― ギコ（・・・・くっ・・・体が浮かねえ・・・・結局・・此処で終わり・・・か。俺は人一人護れなかった・・・・・のか・・・・） 「・・・・・おい、そこのスットコドッコイ・・・・・」 ギコ（・・・・誰だ！？） 「誰でも良い・・・。お前はそんな終わり方を望んでいたのか？」 ギコ（違う・・・・・俺はあいつを倒して・・・そして街の皆を助けたかったんだ！！こんな終わり方は望んでいない！！） 「ならば貴様にある剣を授けよう。ウォーターソードという剣をな・・・・」 ギコ（・・・・・ウォーターソード・・・か・・・・） 「最後に言っておく。貴様が望む通りに事を進めたいのなら、しぃという奴の正体が鍵を握ってくる。それを忘れるな・・・・」 ギコ（判った。ありがとう！！） 「さぁ行け！！貴様が望むようにこの街の運命を変えてみろ！！」 ギコ「うらぁぁぁぁぁぁぁ！！」 ドォォォン！！ しぃ「ギコ！？」 モララー「・・・・・往生際の悪いやつ奴め・・・・・」 ギコ「モララー！行くぞ！！」 モララー「望む所だ！！」 二人「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」 ガキィン！！ ――― 弟者「妹者、兄者がバイクでこのビルに突っ込んでくるぞ。どうやらつーに追いかけられているらしい」 妹者「判った」 バリィィィン！！ 兄者「妹者後は頼んだ！！」 兄者はそう言いながらバイクでドリフトをした。 妹者「さあ・・・・きなさい！！」 つー「おらぁぁぁぁぁぁぁ！！」 ドンドンドンッ！！ つー「うがぁぁぁぁ！！畜生！！」 つーはそう言うと逃げた。 兄者「妹者サンクス」 妹者「当然のことをしたまでさ。ところで、昨日から日食が続いているけど・・・・」 弟者「明らかに奇怪しいな。・・・・兄者、何か知っているか？」 兄者「一つだけ知っている事がある。それは・・・・・」 弟者＆妹者「それは・・・？」 兄者「この街は襲撃された。それだけさ」 妹者「・・・・・・なるほど」 弟者「とりあえず、しばらく様子を見るか」 兄者「ところで、俺ら以外に生き残りはいるのか・・・？」 弟者「調べてみたんだが、結構いるみたいだ」 兄者「・・・・・・そうか」 弟者「ああ」 南十字星の輝き　第六章完 <hr> 南十字星の輝き　第七章 2005/10/02(日) 09:43:10 フサギコは危機的な状況になっていた。機関車の縁で辛うじて落ちるのに耐えていた。 フサギコ「なぜだ・・・・・なぜ俺には勝てないんだ！？」 モナー「そんなの簡単だ。貴様と私は出来が違うのだ」 フサギコ「・・・なるほど。もう勝ち負けなんかどうでもいい。煮るなり焼くなり好きにしろ・・・・・」 モナー「・・・判った。なら私の好きにさせてもらう」 そう言うとモナーは光の武器を捨てた フサギコ「・・・・・・？」 モナー「今回は助けてやるが、次に会ったら命は無いと思え」 フサギコ「・・・・・負けたな・・・・・・完全に・・・・・」 その頃――― ヒッキー「ドクさん、此処に隠れていて大丈夫ですかね・・・・？」 ドクオ「さぁな・・・・・いざとなったら籠城戦になる事だけは確実だけど・・・・」 ヒッキー「あ・・・・日食が終わる・・・・」 ドクオ「夕方なんだな・・・・・」 レモナ「日食が明けるわね・・・・・」 ヒッキー＆ドクオ「！？」 ネーノ「おいそこの二人、なんしてんだ・・？一緒に来いよ」 ドクオ「・・・あ・・・ああ」 ヒッキー「・・・・・いつも通りだったら今頃・・・・・」 ジエン「・・・今頃遊園地に行っていたけど・・・・皆固まっちゃった・・・」 しょぼ猫「ショボーンだね・・・・・」 ――― 弟者「日食明けか・・・・」 妹者「ｚｚｚｚｚ・・・」 兄者「妹者・・・・・」 弟者「最後にあれを言っておくか」 兄者「だな」 流石兄弟「流石だよな俺ら」 南十字星の輝き　第七章　完 <hr> 南十字星の輝き　第八章　 2005/10/02(日) 18:20:04 気がつくとギコとしぃは街外れに来ていた――― しぃ「ギコ君、大丈夫？」 ギコ「・・・・ああ。相当・・・・疲れてるんだな俺・・・・・」 しぃ「だね」 ギコ「さ、街の外に行こう」 しぃ「・・・・・・ありがとう・・・・・だけど私は一緒に行く事は出来ないの・・・・」 ギコ「・・・一体・・・何を・・・・？」 しぃ「―――来ないで！」 しぃがそう叫んだと同時に二人の間に壁が出現した。その壁は、次の瞬間には物凄い高さになっていた。 ギコ「なっ！？」 僅かにしぃの声が聞こえる・・・・ しぃ「―――早く・・・行きなさい・・・・」 ギコ「・・・・・・こんな壁・・・・越えてやる！！」 ギコはそう言うと壁を持ち前の跳躍力で飛び越えた！ ギコ「すぐ戻るから・・・・待っていてくれ・・・・きっと君を救い出してみせるから」 その時――― モララー「しぃ！覚悟しろ！！」 しぃ（さようならギコ君。楽しかったよ・・・） しぃ「あんたの方が覚悟するべきね。この能力を使わなかった訳が、いやというほど判るから」 しぃはそう言うと、光の弓矢を両手から出現させて、モララーに対して構えた。それと同時に矢を発射した――― 南十字星の輝き　第八章　　完 <hr> 南十字星の輝き　第九章 2005/10/02(日) 19:10:59 ギコ「・・・・・・・・うっ・・・・？」 ギコは気がつくと見覚えのない柩のような箱の中に入っていた・・・・・ ギコ「・・・・・此処は一体・・・？しぃは・・・・・街は・・・・どうなったんだ・・？」 ギコが箱をいろいろ弄ってみると意外と簡単に開いた。・・・そしてギコはさらに驚く事になる ギコ「・・・・・何だ・・・？この『夢共有化計画』って書かれた巨大な箱は・・・・・それに・・・・何で人が大勢箱に入っているんだ・・・・？」 「―――気がついたか？」 ギコ「誰だ！？」 星「俺はこの『夢共有化計画』の責任者、星だ。・・・・・お前、此処がどこか判るか？」 ギコ「いや・・・判らねえ・・・・・・」 星「やはりか・・・・・・」 ギコ「？？？？？」 星「いやな、この『夢共有化計画』システムは何かしら問題を抱えたシステムな訳よ。挙げ句の果てにはハッカーに弄られてまずい事になっているしな・・・・・」 ギコ「まさか、それはモララーとかそう言う奴らの事か・・・・？」 星「察しがいいな。何を好き好んで荒らしているのか判らないけどな。で、お前にはハッキリ聞く。お前記憶が無くなっているだろ？」 ギコ「俺は街の中で生まれて、街の中で育ったんだ・・・・」 星「やはりな。お前には辛い言葉かもしれないが言っておこう・・・」 星「――――――あの街はイツワリの街だ――――――」 ギコ「・・・・・嘘だろ・・・・？」 星「本当の事だ。それに、あの街に入ると何かしら障害が起こる。大半は記憶が喪失されるだけだが、厄介なのは不思議な能力を持つようになる事・・・だ」 ギコ「まさか、その不思議な能力って言うのは光の武器の事か・・・？」 星「ああ。その不思議な能力を得る事が出来るのは確率的に低いんだが、荒らしの奴らはそのバグを見つけて利用しているって訳だ。・・・・ところでお前さん、水の武器とトラックを使えたよな。なんでだと思う？」 ギコ「さあ。無意識に何方も出来たんだが・・・・・あんたが細工したのか？」 星「その通り。理由は・・・・聞くまでもないよな」 ギコ「モララー達と太刀打ち出来るようにした・・・・そうだろ？」 星「そうだ」 ギコ「ところで、しぃを助ける事は出来ないのか・・・？」 星「安全な手段は・・・・残念だが皆無だ」 ギコ「だったら危険な手段なら有るんだな・・・？」 星「命の保証は出来ないがそれでもいいのか？」 ギコ「・・・・・・・いいさ。しぃを助ける事が出来れば・・・・ね」 星「わかった。俺の技量では、お前さんがあっちで愛用していたトレーラーをお前さんの到着した位置に移動させる事・・・・それと、ウォータソードの攻撃力向上しか出来ないが、それでいいか？」 ギコ「そこまで出来れば文句は言わないさ」 星「最初にこっちへ戻ったあの箱に入ってくれ。後はこっちでなんとかする」 ギコ「わかった」 そして言われるがままにギコは箱に入った。そして―――― 星「こっちは大丈夫だ。準備はいいか？」 ギコ「ＯＫ」 星「行くぞ！幸運を祈る！」 南十字星の輝き　第九章　～完～ <hr> 南十字星の輝き　第十章　 2005/10/09(日) 11:28:34 ――――気がつくとギコは街の中心街に居た―――― ギコ「・・・・・此処は・・・・・街の真ん中・・・か」 「――――ギコよ――――」 ギコ「・・・・誰だ・・！？」 星「俺だ。今から俺もそっちへ行く」 そう言うと暗闇に紛れ何者が現れた・・・・・ ギコ「・・・・・・星さん、あんたか・・？」 ？？？「・・・・・そうだ。この世界では基本的に人間の姿ではいられない」 そう言うと同時に月が出、その時赤紫の体を持つ一人のＡＡだと言う事が判った。 エー「こっちでは私はエーと名乗る」 ギコ「ところで・・・・・・・トラックは？」 エー「何を言っている・・・・・・お前の後に有るだろう？」 そう言うのと同時にギコは振り返り、驚愕とした。 ギコ「・・・・な・・・・なんだこのトラックは・・・・？」 エー「どうだ？このプログラムの感想は。これなら何処でも行ける。だけど油断だけは禁物だと言う事を忘れないでほしい」 ギコ「・・・・・凄いな・・・・」 エー「行くぞ。皆を助けに」 ギコ「ああ」 バタンッ エンジンが唸り、車体が軋む・・・・。 ―――――――――――― >>1さん「なあ・・・・・おにぎりよぉ・・・・・・追い詰められたな・・・・」 おにぎり「・・・・・・・もう車も無い・・・・・・此処で僕らも終わりなのかなぁ・・・・」 >>1さん「さあな。だけど・・・・・・・絶体絶命だと言う事は確かだろうな・・」 八頭身モナー「>>1さん、僕の車をよくも盗んだね・・・・殺してあげましょう・・」 >>1さん「いや、お前のじゃないだろ・・・・・」 レモナ「おい八頭身!!」 八頭身モナー「だ・・・・誰ですか？」 ぼるじょあ「貴様がよく知っている相手さ!!」 ニダー「貴様とはいつかは戦う羽目になると思っていたが・・・・・それが今だとはな！」 レモナ、ぼるじょあ、ニダー「行くぞ八頭身!!」 八頭身モナー「・・・・・いいでしょう・・・・・・・お前ら纏めて此処で始末してやる!!」 レモナ、ぼるじょあ、ニダー「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ―――――――――――――――――――― 兄者「さてと・・・・・うん？・・・この感じは・・・・一体・・・・・？」 弟者「妹者判るか・・・？この殺気みたいな感じ・・・」 妹者「ええ・・・・・・・誰かが高速で近づいてきている・・・・・・」 兄者「なるほど・・・・・。どうやら、敵さんのお出迎えらしいぞ・・・・・・妹者、弟者、銃の準備はいいよな？」 妹者「ＯＫ」 弟者「同じく、だ」 兄者「来たぞ！」 つー「年貢の納め時だ」 兄者「それはどうかな？」 弟者「少なくとも勝機はある」 妹者「まだ死ねないんでね！」 つー「おらおらおらおら！」 つーは光の包丁を投げた。 兄者、弟者、妹者「くっ・・・・・・・」 つー「覚悟しな！！」 妹者「――――それはあんたの方よ！」 妹者はそう言うと懐からもう一丁拳銃を出した。そして―――― バァァンッ つー「・・・・くっ・・・・くそ・・・・・・」 モナー「隙あり！」 妹者「しまった!!」 モナー「覚悟！」 兄者「妹者ぁぁぁぁ！！」 その時モナーは目の前に対戦車ミサイルが迫っている事に気がついた―――――――― モナー「・・・・・・・なに？」 モナー（くっ・・・・・右か・・・それとも左か・・・・避けられん！！） ネーノ「ジ・エンドだ」 ドォォォォン!! ネーノ「・・・・・・モナーよ、お前運がなかったな・・・・」 妹者「・・・・・・・・・ネーノさん・・・ありがとう。助かった」 ネーノ「良いって事だ。それにお前らには借りがあるからな」 ドクオ「それにしても・・・・・なぜ奴らは俺達に攻撃してくるのだろうか・・・？」 ヒッキー「さぁ・・・・・」 ッパ「一つだけ判っている事があるよ」 ドクオ「一体なんだ？」 ショボ猫「奴らは我々とは違う能力を持っている」 兄者「光る武器・・・か？」 ショボ猫「そう」 弟者「ッパ君よ、安全な所はどこいら辺だろうか？」 ッパ「・・・・・市民公園かな・・・・」 ヒッキー「・・・なるほど。確かにあそこなら他の生き残りもいるかも知れないしね」 ネーノ「だが、敵も結構いるかも知れないぞ」 兄者「いや、その心配は要らない」 ネーノ「なんでだ？」 兄者「あそこは広いだろ？十分警戒すれば大丈夫だろう」 ヒッキー「なるほど・・・・」 ドクオ「じゃ、行くか」 兄者「ああ」 ―――――――――――――――――――― 南十字星の輝き　第十章　　完　 <hr> 南十字星の輝き　第十一章　　 2005/10/09(日) 20:59:32 八頭身モナー「うぐ・・・・・グハッ」 レモナ「・・・・・八頭身、お前なんで・・・・・なんで此処までやられて反撃して来ない？」 八頭身モナー「・・・・・自分が・・・・・・>>1さんやおにぎり君を・・・・・殺してしまう・・・・・狂ってしまうように・・・感じたからさ・・・・・」 ぼるじょあ「・・・・・お前、良い奴なんだな・・・・・・」 ニダー「八頭身、手を貸してやるからつかまれ」 八頭身モナー「・・・・・ああ・・・・」 ・・・・・その時 八頭身モナー「引っかかったな！」 ニダー「な・・・・？」 ニダーがそう言うのと同時に八頭身がニダーの首に縄を掛けて絞めた ニダー「く・・・・・・・くそ・・・・・ったれ・・・・」 八頭身モナー「騙しも戦術の内だ。あばよ」 ニダー「・・・く・・・・・・・・・な・・・なんてな」 八頭身モナー「え・・・・・・・？」 レモナ「八頭身、貴様は絶対に許さん」 ぼるじょあ「貴様には天国は逝かせない。・・・・・・地獄に逝け!!」 八頭身モナー「・・・・・・貴様らには邪魔はさせない！」 ニダー「・・・・・・懐に敵がいる事を・・・・・忘れている時点で貴様は失格だ・・・・」 ニダーがそう言うと尖った金属片を八頭身の首に突き刺した グサッ 八頭身モナー「う・・・・・・・畜生・・・・・・」 レモナ「覚悟しろ八頭身！」 そうレモナが言うのと同時に八頭身はビルから落ちた・・・・・・ 八頭身モナー「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・・」 それが八頭身の断末魔だった・・・・・ 南十字星の輝き　第十一章　　完 <hr> 南十字星の輝き　第十二章 2005/10/22(土) 23:23:39 しぃ「ギコ君・・・・・・・私は一体何の為に存在するんだろうね・・・・」 ギコ「・・・・しぃ・・・・・・大丈夫か・・？」 しぃ「大丈夫。だけど・・・・・・自分の存在する理由が判らなくなってきたの。モララーやつーと同じ能力を持っていて彼らとは違う・・・・・。判る？この矛盾したような存在が」 ギコ「―――判らない。でも、それでも最後まで自分の志を忘れない事、ここで君はモララー達と違ったんじゃないのか？―――」 しぃ「ギコ君・・・・」 ギコ「すまん・・・・・・」 しぃ「ううん。元気づけられたよ。ありがとう」 エー「・・・・・暖かいな・・・。・・・ふっ、俺もギコを見習うべきだな・・・」 ガサガサ エー「誰だ？」 モララー「俺だ・・・・・。エー、お前さんしぃと同類か・・・？」 エー「ふん、貴様ら『荒らし』と私は同類視されていても本質は違う！」 モララー「そうか・・・・・。ならば貴様もしぃやギコと同じ末路になる。貴様を最初に血祭りに上げてな」 エー「良かろう・・・・・・俺がここで終わるか、貴様が此処でデリートされるか・・・・二つに一つだ！！」 モララー「いくぞ！！！」 だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！ ガンッ！！ 南十字星の輝き　第十二章　完 <hr> 南十字星の輝き　第十三章 2005/10/23(日) 21:42:06 エー「・・・・・・くそ・・・・・・」 モララー「・・・・・俺が勝ち・・・・お前が負けた。・・・・・あばよ」 エー「・・・・これも運命・・・か・・・・・・」 エーはそう言うと体は光と化し、滅した・・・・・・ しぃ「ギコ君・・・・・・・」 ギコ「なんだ・・・・・？」 しぃ「・・・・モララーよ・・・・・」 ギコ「・・・・・とうとうお出ましか・・・・・・・・。しぃ、此処で待ってろ・・・・」 ―――君を絶対に護って見せる――― 南十字星の輝き　第十三章完 <hr>

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