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*経済学の語源
-Economics(経済学)の語源はギリシア語の &image(inline,oikonomika.png) (オイコノミカ) に由来
*経済学の語源
-economics(経済学)の語源はギリシア語の &image(inline,oikonomika.png) (オイコノミカ) に由来
-また,economy(経済)の語源はギリシア語の &image(inline,oikonomia.png) (オイコノミア) に由来
-近世以前の日本においては,中国の古典から引用した「経世済民」(けいせいさいみん)が,いわゆる経済(学)に相当する語として用いられていた
--ただし,本来の「経世済民」の学問は,いわゆる(近代的な意味での)経済学のみならず,政治学・法学などの領域も包括するような広い領域を指す用語であったようだ
--これは「世をおさめ(経め),民を救う」という意味を考えれば,政治的な意味合いが少なからずあることが想像できる
--後述する political economy の意味にも近い
-これを省略した「経済」が,やがていわゆる経済(学)を指す言葉として定着していった
**political economy と「家政」
-古典派経済学においては,political economy に対して「経済」という訳を当てている(というか,political economy が,本来は古典派にとっての「経済」)
--これは,経済学が本来は政治学と密接に関連しており,両者の関係が不可分であったことを意味する
-一方,&image(inline,oikonomia.png) であるが,これは &image(inline,oikos.png) (オイコス) と &image(inline,nomos.png) (ノモス) からなる用語である
--オイコスは household や family という意味に近い,すなわち「家」ないし「家庭」である
--一方,ノモスは norm や law という意味に近い,すなわち「法則」ないし「法」で,転じて「管理」や「統治」という語にもつながる
--従って,オイコノミアには,本来は「家政」という意味合いがあった