時系列
2012年 (ResNo.2の設立)
- 政府系のリサーチプロジェクトのリーダーから組織された。いくつかの特許を受け継いだ。呼吸疾患に集中する方針。ChAdCamが有望だと考えられていた。→AoNA4
2014年6月15日(Ross Agreement)
- ResNo.2(VectorVir)がRossPharmacuticalsと契約(RossAgreement)。Rossがマラリアやinfectious diseaseのためにGorAdCamを使えるようにexclusive licenseを与える(ResNo.2→Ross)。→NoA8、CLex1。
- 前払いの$3millionはChAdCamを使用した研究に充てられるとのこと→CLex1
- RossはResNo.2の買収も提案してきたが、ResNo.2の株主は反対した。Rossは呼吸疾患に関心がなく、GorAdCamとマラリアにしか興味がなかった。一方ResNo.2はマラリアに興味がなかったため、その分野の経験を収益化する道を探していた。→AoNA5
- ResNo.1の3つの創設者・兼株主はGorAdCamや会社の売却には乗り気でなかったから、exclusive licenseになった→ResEx2
2018年1月 (ResNo.1がHEK-294の開発を開始)
- ResNo.1がHEK-294のnon-exclusive licenseを取得→NoA5
- その後、生産開始→CLex2
2018年の夏 (Rossがマラリアのワクチン開発を放棄)
- 経済的理由より、Rossがマラリアのワクチン開発を放棄した→AoNA6
- 同時に、RossがResNo.2に再びアプローチをかける。RossはGorAdCamが呼吸疾患に有効だと認識していたから、次は呼吸疾患に関心を持った→AoNA7
- RossがHEK-294の生産を準備し始める→AoNA7
2018年の夏② (RossからResNo.2に買収を持ちかける)
- 交渉は決裂する。Rotisが買収したから→AoNA12,ResEx4
2018年8月25日 (Roctis AGがResNo.2と特許を買収)
- Roctis AGの買収後、ResNo.1がマラリア関係を除くGorAdCamのexclusive licenseを取得(ResNo.2→ResNo.1)→NoA10
2018年9月ごろ (ResNo.1がHEK-294など生産開始)
- 9月10日にResNo.2からResNo.1へGorAdCamの呼吸疾患関係についてexclusive licenseを授与→AoNA8
- すぐにResNo.1はGorAdCamのためにHEK-294とculture mediaの生産可能量を増加させるなどする→AoNA8
2018年12月1日
- GorAdCamの生産がResNo.1にて開始される
2018年12月ごろ (ResNo.1とCLとの交渉開始)
- GorAdCamの生産開始のあと、GorAdCamの買主としてCLと交渉開始
- Mr.PeterDoherty(ResNo.2からNo.1へ移る頃)が交渉を引き継ぐ→NoA12、AoNA9
- Mr.Dohertyが契約のためのテンプレートをCLに提供。article16を加える。→AoNA10
2018年12月6日 (Mr.DohertyからMs.Bordetへメール)
- RossのMs.Bordetがメールにて、RossによるResNo.2の買収の提案が断られた事にがっかりだと伝える。また、Ross AgreementのScopeについて再び論争→AoNA11
- RossはGorAdCamをrespiratoryで使えるか?
2018年12月14日
- RossとRoctis AGの間のGorAdCamライセンスをめぐる紛争がBiopharma Scienceで初めて取りざたされた→CLex4
2019年1月
- Mr.DohertyとMs.Borgetのミーティングが行われる。その際ResNo.1とRossで、GorAdCamを用いたrespiratory研究のためのライセンス契約を交わすつもりだと伝える。→ResEx2
2019年1月1日 (CLとResNo.1の契約締結)
- CLとResNo.1で契約締結(Collaboration and Licensing Agreement)
2019年12月19日
- DanubiaのBiopharma Scienceという雑誌が記事を出す→CLex4
- 内容「VectorVir had apparently granted...for the development of a malaria vaccine」
「license was obtained for malaria and "comparable infectious diseases".
- RossのCEO,Mr.Paul Mullerは"governments がIP権利を有するかを決定するだろう"とする→CLex4
2019年末
- RossがGorAdCamでのrespiratory研究に乗り出す→ResEx2
2020年1月13日
- Roctis AGのCOO,Mr.Casar MilsteinがMs.Borgetにメールを送る。RossがGorAdCamを使用してrespiratoryを研究するのは契約違反だと念を押す。ResNo.1としては、今はワクチン開発のために協力しなければならないから、purchase obligationにはこだわらないつもりだと伝える。
2020年2月
- 新しいcell culture mediumがKhorona Lifescienceによって開発される。これによりGorAdCamの生産が可能になる→ResEx1
2020年4月
- 当初の予定だと、CLがSARS-CoV-2のワクチンを開発しているはずだった→NoA18
- COVID-19のワクチン開発のPhase1がCLによって完了(4月21日の週の1週前)→ResEx1
2020年4月20日
- Khorana LifescienceがCLを買収→ResEx1
2020年4月21日
- Khorana LifescienceがHEK-294の生産体制を備えたと報じられる→ResEx1
2020年5月1日
- CLのCOO.Mr.Paul MetschnikowがBiopharma Scienceの過去の記事(2019年12月19日付)を入手、RossとResNo.2が揉めていることを知る→NoA19
2020年5月2日
Mr.Matschnikow がResNo.1のMs.Flemmingにメールを送る。規制なしにGorAdCamへアクセスできることがCLにとって重要だと説明する。Rossがマラリアのワクチン開発を放棄する前から、HEK-294の生産を準備していたことから、ResNo.1からHEK-294を買いたくないのだという。→CLex6
2020年5月4日
Ms.FlemmingからMr.Paulに返信が送られる。Rossの主張が間違っている旨を説明。CLのCFO,Ms.Rosaly HubnerがRossの交渉担当だったことから、彼女に確認するよう求める。