もしもみやびちゃんと梨沙子が同じ学校の先輩後輩だったら @ ウィキ内検索 / 「第二十七章」で検索した結果

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  • 第二十七章
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  • 第二十七章~本編~
    374. 名無し募集中。。。 2009/07/26(日) 16 35 58.26 O 気付いたらあの屋上に来ていた はじめてみやと会ったときと同じ青い空が広がっている 給水塔に昇ってあの日、みやが座っていた場所に座る そしてポケットから合鍵を出してぎゅっと握りしめた 387. 名無し募集中。。 2009/07/26(日) 21 03 31.37 0 授業がまったくもって耳に入らなくて、うちの足は自然と屋上に向かっていた。 過去に縛られて、梨沙子まで傷つけて、うちは一体何がしたいんだろうか・・・ 昨夜はもものことばかりを考えていた。 今は梨沙子のことばかり考えてる。 (みやがいて、安心しちゃって。なんか涙出ちゃった。) 感動やさんで泣き虫の梨沙子。 (な、なんでもないよ。ちょっとこけちゃって。 ) 酷い目に遭ってもうちの為に我慢してた梨沙子。 (みやが辛そうにしてる方があたしは辛い) いつ...
  • 第三十七章
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  • 第十七章
    第十七章 第十七章~本編~ 第十七章~ちなさき~
  • 第二十七章~くまなき~
    425. 名無し募集中。。。 2009/07/27(月) 17 37 51.83 0 ―――――――――――― 「おいし〜!」 「え・・・ああ、喜んでくれて嬉しいよ」 償いで、でっかいパフェを奢るはめになった。 でも、こんな幸せそうななかさきを見てるとパフェの数百円なんてどうでもいいことに思える。 「あのー・・・」 「ん?」 「うち、キャプとはホントに何もないから・・・」 「知ってるよ?」 「へ?」 「知ってて、意地わるしたの」 なにそれ・・・ 散々こっちは心配したのに・・・ 「でもね、分かっててもユリナちゃんが他の人と密着したりするのは嫌。ユリナちゃんに密着していいのは私だけだから」 「う、うん・・・」 「だから、私こそ、ごめん・・・」 そういって小さくなって頭を下げるなかさき。 ああ、ここが外じゃなかったら、確実にやっちゃってるのに・・・ とにかく・・・どこか個室に行きたい。 「じゃ、...
  • 第二十七章~真野ちゃん~
    451. 名無し募集中。。。 2009/07/28(火) 00 03 00.87 0 あの後近くを探したけどメモ一枚がそんな簡単に見つかるはずもなく・・・ でもきっともも、あのフェスに来る だからその前後で絶対うちにも顔を出すと思う それなら別に連絡することもないか・・・ って自分に納得をさせて退屈な授業に耳を傾けた
  • 第二十七章~キャプ愛理~
    788. 名無し募集中。。。 2009/08/05(水) 19 01 04.38 0 熊井ちゃんを見送り帰ろうかと身支度をし始めたところで携帯が鳴った 「もしもし?」 「もしもし、あの愛理です。鈴木愛理…」 電話越しの声は小さい声で確かに「愛理」と言った 「あ、愛理ちゃん!?」 「はい、あの、さっきはすいません急にあんなこと…」 「ぜ、全然いいよ!」 「それで、あの…もしよかったら練習終わったあと家に来ませんか?」 急な誘いにびっくりして思わず携帯を落としそうになった 愛理ちゃんのこんな嬉しい誘いを断るはずもない 「う、うん!絶対行く!」 「良かったぁ。来ないなんて言われたらどうしようって思ってたから」 「そんな!愛理ちゃんからの誘いならどんなとこでも行くよ!」 電話越しに愛理ちゃんはクスクスと笑っている そんな声を聞いてあたしも嬉しくて笑った 「先輩」 「ん?」 「大好きです…」 少し小...
  • 第二十章
    第二十章 第二十章~本編~ 第二十章~佐紀~
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  • 第四十一章~梨沙子~
    840. 名無し募集中。。。 2009/09/04(金) 16 14 05.28 0 ももさんの所へ行くみやを見送った 正直まだ不安だし、心配だし、戻ってこなかった時のことを考えると怖い でも、みやの瞳を見てたら、今だけは信じる・信じない抜きにして無条件に待っててあげようかなって思ったんだ ――あたしね、この先も、たとえ何があっても、ずっとみやのこと待ってるから いつだったか、みやに言った言葉 みやはもう覚えてないと思うけど、確かにあたしが言った言葉 あたしは、ずっとみやを待ってるってあの時約束したんだ だけどあたしは破っちゃったから みやを待たずに逃げちゃったから だから、今回だけは、特別に待っててあげるよ あの日の約束を今度こそ守るために、もう一回だけ、あたしは待つよ だから、みや・・・ 「・・・みや、早く帰ってきてね」 ※-第十七章~本編~参照
  • 第十七章~本編~
    540. 名無し募集中。。。 2009/07/11(土) 22 22 10.97 0 部活が終わってロッカーでけえいたいを確認するとメールが一件 誰からだろう?と思って開けてみると『梨沙子』の名前 「うちの家の前・・・?」 時間を確認すると7時前、メールをくれたのが6時半過ぎ・・・ 話し合いは確か8時だったはず・・・ 普段は全然使い物にならない頭をフル回転させて計算する 大丈夫・・・ そう思うや否やうちは部室を飛び出し全速力で自転車を家まで走らせた 558. 名無し募集中。。。 2009/07/12(日) 13 38 05.62 0 みやのマンションの前からトボトボと家に帰る あたし、何やってるんだろう・・・ 突然家の前って言われたって みやだって忙しいし、その前に迷惑に決まってるじゃん・・・ そう思いながらもチラチラと携帯を気にするどうしようもないあたし 今日何度目かわからないメール問...
  • 第三十七章~本編~
    456. 名無し募集中。。。 2009/08/28(金) 00 12 39.89 O 「ん……」 朝の日差しで目が覚めた。 重い目蓋をなんとか開けて起き上がる。 …ソファで寝たせいか体があちこち痛い。 「梨沙子…」 そっと呟いてみたけど、返事が返ってくることはない。 もしかしたら朝起きたら部屋にいるかも、なんて思っていたけど 梨沙子はやっぱりいなかった。 洗面所に並んだオレンジと黄色の歯ブラシだけが仲良く並んでいた。 沈んだ気持ちのまま、とりあえずベッドに移動しようと寝室へ行く。 すると、何かが枕元に置いてあった。 ――…!まさかっ ただでさえ起きた時からモヤモヤしてた心が、さらに締め付けられた。 457. 名無し募集中。。。 2009/08/28(金) 00 15 56.28 O ベッドに置かれたその箱を大事に手に取る。それは可愛くラッピングされていて、カードも添えられていた。 『みや...
  • 第三十七章~桃子~
    460. 名無し募集中。。。 2009/08/28(金) 00 26 25.07 0 昨日はきっと眠れない・・・そう思ったのになぜかぐっすり眠れた 1年ぶりに再会したみや・・・ 前よりもかっこよくて綺麗になっていたみや・・・ そして大好きなみや・・・ みやを困らせることになるのはわかってた だけどももは自分の気持ちをちゃんと伝えた 伝えずに後悔ばかりの辛い毎日はもう嫌だったから ももの願いはずっと前から変わってない 毎年七夕の日にに短冊に書いて天の川にお願いした 『ずっとみやと一緒にいられますように』 だからね、みや?ももを選んで?
  • 第七章
    第七章 第七章~本編~ 第七章~やじうめ~
  • 第十七章~ちなさき~
    625. 名無し募集中。。。 2009/07/13(月) 00 03 59.14 0 「えっと…」 戸惑ってるうちを余所に彼女はライブハウスを指さして 「ねぇ、中にみやいるの?」 って聞いたけど…だけど混乱してたうちは 「えっと…あの…」って口ごもってしまった 彼女はため息まじりの笑顔を向けるとライブハウスの中へと入って行った 「い、今のって…みやの部活の先輩だった人だよね…」 何でかわからないけどみやに報告するか否か迷ってる自分がいた 別に彼女とみやの間に何があるのかはうちのはわからない でも…彼女がいなくなってからみやがおかしくなったのは一番近くにいるうちが知っている… 今あった出来事をみやには伝えちゃいけない そんな気がしてうちはみやにかけようと手に取った携帯を握りしめライブハウスをあとにした 626. 名無し募集中。。。 2009/07/13(月) 00 14 24.01 0 千...
  • 第三十七章~あいさき~
    466. 名無し募集中。。。 2009/08/28(金) 03 24 55.48 0 2人のいなくなった部屋は静まり返り 横では愛理が泣きそうな顔をしている 「あたしたちは帰ろっか」 そう切り出すと熊井ちゃんも 「そうだね」 と頷いた あたしは愛理の肩を優しく抱き部屋を出た それでも強がって涙を見せない愛理 「愛理、もう泣いてもいいよ。あたししか見てないから」 その瞬間、何かの糸が切れたかのように 声をあげて泣き出した愛理をあたしはそっと抱きしめた 愛理は誰よりも友達想いだから きっと梨沙子ちゃんと同じくらい傷ついてる… その傷をつけたのがあたしの大切な友達だと思うと あたしの心もとても痛んだ… こんなあたしでも愛理の傷を少しでも癒せればいいな… 504. 名無し募集中。。。 2009/08/28(金) 23 53 14.05 0 「愛理」 涙顔をあげてあたしの目を見つめた愛理 同じグル...
  • 第三十七章~あいりしゃ~
    481. 名無し募集中。。。 2009/08/28(金) 13 35 51.60 O 思いのほかスッキリと目が覚めた まだ少し熱っぽくてだるいけど昨日より辛くはない 携帯には愛理からメールが数件着ていた 「心配かけちゃったな」 とりあえず愛理に電話しようと着信履歴から愛理の名前を探す すると嫌でも目に入る「みや」という文字… あたしの着信履歴は、ほとんどがみやからかかってきたものだ 最後にかかってきたのは、誕生日の前の日… 0時になるちょっと前、みやがうちに来た時 それ以降、みやからの着信はない 「ほんとに終わったんだ…」 自分から逃げたくせに、なんだか捨てられたような感覚に陥って 枯れたはずの涙がちょっとだけ溢れ出た 485. 名無し募集中。。。 2009/08/28(金) 14 12 20.97 O 『もしもし!りーちゃん!?』 「愛理…」 愛理に電話すると、朝なのにすぐに出てくれた...
  • 第二十章~佐紀~
    846. 名無し募集中。。。 2009/07/17(金) 20 59 58.06 0 次の日、目が覚めると隣に桃子ちゃんの姿はなく手紙が1枚だけ残されていた 昨日はありがとう。 佐紀ちゃんと色んなお話できて 相談も聞いてもらえて 桃の次の次に優しい佐紀ちゃんが1日だけ大好きになりました。 またどこかで会えたらお泊りさせてね(ハート) 可愛い可愛いピーチ姫より 「桃の次の次に優しいって…」 私はその手紙を読み笑う なんだか不思議な子でどこか変な子だったけど 一緒にいて寂しさも抱えた子なんだなって思った でもそれを他人は見せない そんな芯の強い子 最後に小さく書いてあった「PS:佐紀ちゃんに会えて良かったです」という一文に 「私も会えて良かった」と言葉で返した
  • 第二十六章~雅~
    359. 名無し募集中。。 2009/07/26(日) 12 19 14.72 0 朝、気が付けば梨沙子の家の前まで来ていた。 昨日のこと・・・傷つけたってことだけは分かってたから、とにかくごめんって謝りたかった。 きっと謝れば、梨沙子なら笑ってくれる・・・そんな甘えたことを思っていた。 でも、自転車を降りると言った梨沙子を見て、泣きそうな顔の梨沙子を見て、はじめて自分の愚かさに気付いた。 きっとうちは、梨沙子のために謝りたかったんじゃない。 自分が少しでも楽になりたいから謝りたかったんだと・・・ その証拠に、何が?と聞かれても何も答えられなかった。 ごめんと言うしかなかった。 そして、この抱えきれない想いを梨沙子も一緒に受け止めてほしかったんだと・・・ 梨沙子ならどんなうちも受け止めてくれるって、そんな自分勝手なことを思っていた。 364. 名無し募集中。。 2009/07/26(日)...
  • 第二十章~本編~
    783. 名無し募集中。。。 2009/07/16(木) 15 11 24.94 0 「ん・・・」 窓から差し込む光で目が覚める。 体がちょびっとだるいけど、なんとか体を起こした。 隣を見ると、手を繋いだままスヤスヤと寝ているみや。 寝顔可愛いなーなんて思いながら空いてる方の手でほっぺをつんつんと突いてみるが、起きる気配はない。 みや、朝弱いって言ってたもんな。 ふふ、可愛いなぁ。 おはようのチューしたら起きるかな?それとも起こす前に朝ごはん作っておこうかな。 そんなことを考えてるだけなのに、朝から頬がだらしなく緩んでしまって焦った。 そういえば、みやにお弁当作る約束したし、食パン切ってサンドイッチでも作ろうかな。 少し多めに作れば朝ごはんにもなるし、一石二鳥だ。 よし、じゃあそろそろ支度しなきゃと気合を入れて時計を見る。 えっと、今8時半だから・・・・ちょっと急いで・・・ん?・・・・あ、...
  • 第二十四章~雅~
    313. 名無し募集中。。。 2009/07/25(土) 13 52 45.12 0 今日自転車で来なかったので、部活が終わって歩いてスタジオへ向かう。 普段は自転車ですっ飛ばしてる他愛無い道だけど、こうして歩いてると結構よさそうな店がたくさんあることに気付いた。 「あ、これ可愛い」 たまたま立ち寄った可愛い雑貨屋さんで、ふと目についたキーホルダー。 見つけた瞬間梨沙子の顔が浮かんだ。 これ、梨沙子とお揃いにしようかな〜。 梨沙子キーホルダーすごい欲しがってたし、サプライズでプレゼントってのもいいかも。 梨沙子の喜ぶ姿が想像できて、思わず頬が緩んだ。 「色違いがいいかな〜♪」 やばい、こういうの選ぶの超楽しい! 買ったら今日梨沙子んちに届けちゃおうかな♪ 明日渡せばいい話だけど、少しでも早く届けたいし一瞬でもいいから顔が見たいし。 まぁもし会えなくてもポストにいれればいいし・・・よし決定、...
  • 第二十九章~雅~
    696. 名無し募集中。。。 2009/08/02(日) 16 57 16.38 0 「10分きゅうけーい!!」 少し上がった息を整えながらドリンクをグイっと飲む。 夏の体育館は地獄のように暑いけど、この瞬間は最高だ。体が一瞬にして潤う。 ベンチに座って汗を拭いたり靴ひもを直したりしていると、チームメイトが数人寄ってきた。 「今日みや絶好調じゃん」 「なんかいいことあった?」 ニヤニヤしながら聞いてくるみんな。 確かに今日はシュートもよく決まるし、いつもより調子がいいとはうち自身も思っていた。 自慢じゃないけどうちはその日の精神状態によって調子が良くも悪くもなる。 プロにはなれないなぁなんてつくづく思ってる。 そんなうちのバスケの調子が好調ということは、心も好調ということだ。 その理由があるとすれば間違いなくさっきまで一緒にいた梨沙子のおかげなんだけど、 恥ずかしいから「そう?」と適当に返...
  • 第二十三章~本編~
    94. 名無し募集中。。。 2009/07/21(火) 13 03 44.67 O どれだけの時間座り込んでいただろう 遠くから聞き覚えのある車輪の音が聞こえてはって顔を上げる すると目の前に会いたくてしかたなかったみやがいて… あたしの顔を見た途端一瞬にして険しい表情になった 「梨沙子、その頬どうした?」 「へ?」 「すごい腫れてるし血も出てる」 みやはあたしの頬に優しく触れる その暖かさであたしはさっきの恐怖からの緊張が解け、また涙がとまらなくなった 101. 名無し募集中。。。 2009/07/21(火) 18 39 16.46 0 「どうしたの?」 みやが心配してくれてる。 みやだけには知られたくなかったのに。 「な、なんでもないよ。ちょっとこけちゃって。」 精一杯、ばれないように笑顔を作る。 「約束に遅れちゃってごめん、はやく買い物いこっ」 みやの手を引いていこうとするけど、み...
  • 第二十六章~本編~
    355. 名無し募集中。。 2009/07/26(日) 11 39 48.44 0 食欲がない。 昨日泣きすぎたせいか頭がガンガンする。 最悪の朝だった。 学校に行く支度をして、行ってきますと玄関のドアに手をかけて・・・止まる。 このドアの向こうに、みやはいるんだろか・・・。 いたとして、あたしはどう接すればいい? 笑えばいい?泣けばいい? 何もなかったように話しかけられたら、どうすればいい? もし・・・もしも、別れようって言われたら・・・ そんなことばかりが思い巡る中、ゆっくりドアを開けた。 「みや・・・・・」 「・・・・おはよ」 356. 名無し募集中。。 2009/07/26(日) 11 45 33.90 0 逃げるわけにもいかず、みやの後ろに乗る。 挨拶を交わしたきり二人は何も話さなかった。ただ自転車を漕ぐ音だけが響いていた。 そんな沈黙を破ったのはみやだった。 「・・・ごめん、...
  • 第二十八章~本編~
    479. 名無し募集中。。 2009/07/28(火) 16 10 24.05 0 今日は終業式 先生の長いお話も終わり、悲惨な成績表も無事にもらい、今梨沙子と手を繋いで帰っている でも、明日から夏休みという嬉しい現状とは裏腹に、うちはとてつもなく緊張していた 「みや、手冷たいよ?」 「だっ、だいじょうぶ・・・」 「そんな緊張しないで平気だよ?」 そう、今日は梨沙子の家にお邪魔する日 今まさに梨沙子の家に向かってる途中なのだ 梨沙子いわくお母さんに付き合ってることは言ってないみたいだけど、 前に勝手に梨沙子を家に泊めたりしちゃったし、多分うちの印象悪いんだろうななんて思うと少し憂鬱になる うちは梨沙子んちの門の前で大きく深呼吸をした 481. 名無し募集中。。。 2009/07/28(火) 16 31 20.08 O みやと手を繋いで家に帰る ステージではあんなに堂々としているのに今は顔...
  • 第二十四章~本編~
    178. 名無し募集中。。。 2009/07/22(水) 22 50 18.54 0 朝日が部屋に射し込み眩しくて目が覚める 「ん・・・ふわぁ・・・」 あくびをしながら隣で眠っている梨沙子を抱きしめようとする・・・ 「あれ・・・?え・・・?梨沙子・・・?」 梨沙子がいない・・・すぐさま梨沙子がいたところを触るとまだ温かい 梨沙子、どこ?どこ行ったの? うちは慌ててベッドから飛び起きて部屋を出た 179. 名無し募集中。。。 2009/07/22(水) 23 00 16.61 0 「ふふふーん♪いいニオイ」 あたしは朝からみやのキッチンを借りて朝食を作っている 目覚めた時、みやの幸せそうな寝顔を見て作ってあげたいなって思ったから 今朝のメニューはシンプルにトースト、目玉焼き、そして温かい紅茶 それから今日は部活、終わってからバンドの練習がある みやのためにお弁当のサンドイッチ 我ながら上出...
  • 第二十九章~本編~
    613. 名無し募集中。。。 2009/07/30(木) 23 53 10.88 0 どれだけ気を失っていたのだろう はっとして目を開けるとみやがあたしを抱きしめて眠っていた 「みや・・・?」 耳元で小声でそっと囁いてみる するとん・・・?って言いながらゆっくり目を開けたかと思うと あたしにやさしく微笑みながらまたんーって目を閉じた ねぇ、みや?今ね、あたしすごく幸せ・・・ つい最近まで恋がこんなに幸せを感じるものだなんて思ってなかったの・・・ だからね・・・そろそろみやに色々聞きたいの・・・ 真野先輩って人のこと・・・今までのこと・・・・・・ももさんのこと・・・ 623. 名無し募集中。。。 2009/07/31(金) 12 11 56.95 0 目が覚めて最初に目に入ったのは、うちの腕の中で眠っている梨沙子だった 昨日抱きしめたまま寝ちゃったみたい 夏にも関わらず朝までくっついて寝て...
  • 第二十九章~桃子~
    735. 名無し募集中。。。 2009/08/03(月) 17 05 48.60 0 「はぁ・・・」 ベッドに倒れ込むと無意識のうちにため息が出た さっきからどのくらいこのチラシを見てるんだろう・・・ 真野ちゃんがくれた、みやのバンドが出演するという夏フェスのチラシ・・・ みやは今何をして、誰といるんだろう・・・ ここのとこずっとそればかりを考えて過ごしてる けど、どれだけ考えたってそんなこともぉに分かるはずもなくて ただチラシを見つめることしか出来なかった みやが元気でいればいい みやが幸せならそれでいい 何度もそう言い聞かせてきたし、実際そう思ってたのも本心 だけど、本当は今すぐにでもみやに会いたい 夢の中だけじゃ足りない 会って、本物のみやに触れたい この前日本に帰った時から、この思いは募る一方だった 「日本はもう夏休みかな・・・」 今さらもぉが会いに行ったところで迷惑だってことは分...
  • 第二十五章~本編~
    339. 名無し募集中。。。 2009/07/26(日) 02 06 55.90 0 ママにも本当のことを言って許してもらえたし (みやと付き合ってることは内緒だけど) ホッとしたらみやの声が聞きたくなった 時計を見たらそろそろバンドの練習も終わった頃かななんて思って携帯を手に取る みやのページで迷わず発信ボタンを押す 呼び出し音を聞きながら、ママに正直に言ったら今日もお泊まり許してもらえるかな なんて考えてたらつい口元がにやけてくる いつもよりも長い呼び出し音の後 『・・・もしもし』 やっとみやが出てくれた・・・ 340. 名無し募集中。。。 2009/07/26(日) 02 14 29.63 0 「みや?あのね、みやの声聞きたくて」 『・・・ごめん、今ちょっと・・・ごめん』 「え?え?」 プツン、と音がして電話は切れた。 ごめんってどういう意味なの?みや? 私は携帯電話を持ったまま固...
  • 第二十二章~矢島~
    55. 名無し募集中。。。 2009/07/20(月) 17 04 30.58 0 困ったな。 正直、告白されたことは何度かあるけど、こんなことはなかった。 そうでもしないと開放してくれなさそうだから「答えは今すぐ出せない」なんて言ったけど、 えり以外の人と付き合う気なんて全くないのに。 てか「恋人じゃなくてもいい」ってどういうこと? 「なんでもします」ってなに? 全然わかんない。 ふうってため息をついてふと前を見ると見慣れた後姿。 「愛理!」 叫んで駆け寄る。 「舞美ちゃん」 「愛理も今帰り?」 「うん。舞美ちゃん、部活は?  あ、テストで休みだね」 「そう」 この幼馴染の笑顔にはいつもほっとするんだけど、久しぶりのその顔には少し陰がある。 56. 名無し募集中。。。 2009/07/20(月) 17 07 05.99 0 「なんか元気なくない? テスト、だめだった...
  • 第二十一章~本編~
    804. 名無し募集中。。。 2009/07/16(木) 23 00 09.61 0 結局あのあと寝たのは明け方だった。 いや、明け方まで寝かせてもらえなかったという表現の方が正しいかもしれない。 体は少し疲れているけど、夢と同じく二人そろって寝坊してしまったけど、 みやが本当のことを話してくれたから気持ちはすごく晴れていた。 「うわ、やばっ!」 朝のホームルームは見事にさぼってしまったけれど、1時間目には間に合うように急いで学校に来た。 しかし、少しだけ遅かったらしい。 教室に入ると、どうやら1時間目は体育だったようでもう誰もいなかった。 「どうしよう・・・体育の先生怖いんだよな・・・」 なんて言い訳しよう・・・なんて考えてるうちにも時間は刻々と過ぎていって。 とりあえず早く着替えよう!と体操服をロッカーに取りに行く。 その時だった。 教室の扉がガラっと開く。 やばっ先生!?と思って焦っ...
  • 第二十四章~桃子~
    199. 名無し募集中。。。 2009/07/23(木) 00 53 50.27 0 空港のロビーで昨日真野ちゃんにもらったパンフレットを眺める 『サマーフェスティバル 09』 音楽のことはよくわからないももでもこのイベントは知ってる 三日間行われる夏の大イベント 真野ちゃんの言っていた言葉を思い出す “ここで今のみやに会えるよ” 会いたい・・・みやに会いたい・・・ 意地悪で・・・やめてって言ってるのに楽しそうに「つぐさん」って呼ぶみや でも本当は優しい・・・ゴキブリ退治にわざわざ家まで来てくれるほど・・・ みや・・・会いたいよ・・・ 会ってちゃんと好きって・・・ずっと好きって・・・そう伝えたい・・・
  • 第二十二章~本編~
    861. 名無し募集中。。。 2009/07/18(土) 03 58 54.30 0 『From:夏焼雅  本題:今日も屋上で待ってるね』 3限の途中、梨沙子にメールを入れる。 今朝まで一緒にいて、朝っぱらからエッチまでしたのに、数時間会えないだけで会いたくてたまらない気持になっていた。 4限が始まると、ひたすら授業が終われと思いながら過ごした。 退屈な授業を頬杖ついて聞いていると、メールが届く。 『From梨沙子  本題:うん』 一言の短いメールだけど、心がいっぱいになる。 最近は携帯のフォルダに梨沙子だけのものを作って、梨沙子からのメールはすべてそこに入るようにした。 今みたいな暇な時はそのフォルダを開けて、今までの梨沙子とのメールのやり取りを見てはニヤニヤする。 正直、自分でも気持ち悪いと思う。 でも、いいんだ。 前みたいに好きでもない子の身体...
  • 第二十一章~千奈美~
    809. 名無し募集中。。。 2009/07/16(木) 23 44 33.56 0 朝のチャイムが鳴ってもみやは来ない と言ってもみやが遅刻するなんて珍しいことじゃないけど・・・ あの先輩がいなくなってからは・・・ みやとあの先輩はどんな関係だったんだろう・・・ 付き合ってた?・・・いや、まさかぁ。 でもあの人は近くにいるんだ・・・ それにみやがあそこのライブハウスで歌ってることも知ってる・・・ あの人は何をしたいんだろう?? 836. 名無し募集中。。。 2009/07/17(金) 15 30 30.83 O 一時間目が始まってちょっと経ってからみやが教室に入ってきた 一斉に注目を浴びるみや でも先生が口を開く前に 「遅れてすみません。 寝坊してしまいました。」 って頭を下げた そんなみやを見てみんな唖然 だって今までも遅刻やサボリは当たり前だったし怒られても顔色一つ変えなくてどこ吹...
  • 第二十六章~くまさき~
    301. 名無し募集中。。。 2009/07/25(土) 06 42 22.17 0 「Zzzz」 ピルルルルルルル んー・・・何?電話? 誰よこんな時間から・・・キャプ? 「ユリナちゃん誰から・・・?」 「ああ、ごめん。起しちゃった?キャプから電話みたい」 「出れば?・・・」 最近なかさきはうちが他の誰かと電話してるとすぐ嫉妬する。 そこがまたかわいいんだけど、ちょっとめんどくs(ry 「ん、もしもし?」 「熊井ちゃん!!!!!!」 「わわ!声おっきいよ・・・」 「今、熊井ちゃんの家の前にいるの!開けて!!」 「はぁ!?なんで!?」 「いいから・・・」 302. 名無し募集中。。。 2009/07/25(土) 06 50 02.56 0 と、言う訳で今に至る。 部屋には興奮状態のキャプ、そしてうちの後ろでジトーっと監視しているなかさき。 「で、どうしたの・・・?」 「あ、うん・・・そ...
  • 第二十四章~くまさき~
    230. 名無し募集中。。。 2009/07/23(木) 21 04 46.26 0 「はぁ〜海かぁ〜・・・」 なかさきの綺麗な肢体を大勢の前に晒すなんて・・・ 考えただけでもゾッとする。 「ねー、どうしたらいいの?」 「うちに聞かないでよ。そういうことはみやにでも聞けば?」 うちとキャプは今、いつもの喫茶店にいる。 とくに用がある訳じゃない。珍しくキャプと一緒に下校したから、ついでに寄っただけ。 今日は学校でも一日中海のことばっか考えてた。 昼休憩、なかさきは委員会があるからって会えなくて、昼休憩のお楽しみもしていない。 「それよりさ、熊井ちゃん。フェスのことなんだけど」 「んー」 「ねぇ、ちょっと・・・聞いてるの?」 「んー」 バンッ!!! キャプが机を叩いたせいで、まわりのお客さんの視線が集まる。 「あんた、最近あの生徒会長とデレデレしすぎじゃない?見ててはずかしいったら・・・」 「...
  • 第二十五章~くまなき~
    232. 名無し募集中。。。 2009/07/23(木) 21 19 18.60 0 あーあ 最近毎日のようになかさきはうちに来てたし、久しぶりの一人だ。 いいや、帰ろ・・・ 海に行くってことは水着買いにいかないとなぁ・・・ なかさきには出来るだけ露出の少ないのを選ばないと・・・ でも、最近のでそんなのあるのかなぁ・・・ スク水とか逆に興奮しちゃうし。そうだ!こんどうちに来たときスク水着させてみよう! あられもない想像をしながら歩き、大通りに差し掛かった。 道路を挟んで向こう側。見覚えのある人影がひとつ、いや、ふたつ。 なかさき!!!と・・・・あれは・・・・有原? 有原は生徒会役員でなかさきとも仲いい子だけど・・・ちょっと、なんであんなくっついて歩いてるの? だいたい今日は遅くまで委員会じゃなかったの? おなかの奥の方からグツグツと嫉妬心のようなものが湧いてくるのを感じた。 いても立っても...
  • 第二十三章~やじうめ~
    163. 名無し募集中。。。 2009/07/22(水) 20 26 32.65 O みやはやっぱりすごい人だと思う 一瞬にしてうちの不安を取り去ってくれた あたしは舞美が好きっていう自分のこの気持ちを信じよう そして舞美のことも信じよう そう決心した時、急にうちの携帯が震える 確認すると舞美からのメール 『今から会える?えりの家の前に来てるんだけど』 あわてて部屋の窓を開けて下を見下ろすと頼りなさげに舞美が立っていた 172. 名無し募集中。。。 2009/07/22(水) 22 12 40.57 0 舞美の姿を見て慌ててパーカーを羽織って外に出る 「舞美!」 「あ、ごめんね?もしかして勉強してた?」 申し訳なさそうにうちを見る舞美 「大丈夫、もう今から勉強しても手遅れだって―!」 「あ・・・いや・・・うん・・・そうだね」 うちの冗談に顔を少し引き攣らせて曖昧な返事をする舞美 「で、ど...
  • 第二十三章~くまなき~
    139. 名無し募集中。。。 2009/07/22(水) 02 52 28.45 0 あのでっかいイベントにうちらが・・・ 考えただけでもテンションが上がってきた。 「ただいまー」 「お帰り。ユリナちゃん。」 「わ、ナカサキまだいたんだ」 「うん、ユリナちゃんのお母さんと一緒に御飯作ってたの!」 なんか、すっかり仲良しだね・・・ まぁうちとしては家族公認の方がいいけど。 「ねぇユリナちゃん。」 「ん」 「海行っていい?」 「え?海?」 「う、うん・・・千聖と一緒に行く約束したの」 何言ってるの、こいつ。 うちじゃなくあの黒チビと・・・ 「勘違いしないで!二人でじゃないよ?ただ、この前、千聖に舞ちゃんと仲繕ってあげるって約束したから、舞ちゃんと3人で行くの。」 そういうことか。 そういえば、うちらが付き合うきっかけになったのはあのチビのおかげだ。悔しいけど。 「いいけど・・・海って水着着るの...
  • 第二十一章~やじうめ~
    979. 名無し募集中。。。2009/07/20(月) 00 03 42.28 0 梅雨が明けて、夏が来た。 この時期になると、中高問わず、テストに生活の大半を割かれることになる。 もちろん部活も例外じゃなく、バスケ部はテストが終わるまでは活動しない。 あの日以来、舞美とは毎日会って、キスして、抱きあってたけど、テストが始まるとそうもいかず、恋愛にうつつを抜かしてる暇なんてなくなっていた。 一日数通のメールのやり取り。正直、物足りない。 そんなテスト期間のある日、私は体育館でテスト明けの練習のための準備をしていた。 ボールを磨いて、スポーツドリンクの買い足し、スケジュール管理・・・やることはやまほどある。 外は日が燦々と降り注ぎ、すっかり夏模様だ。 誰もいない体育館は、昼間でも静まり返り、蝉の音だけが聞こえる。 が、ふと、人の声がすることに気がついた。 どこからだろうか。 980. 名...
  • 第二十五章~やじうめ~
    273. 名無し募集中。。。 2009/07/24(金) 22 21 00.41 0 翌日。 今日も試験で学校は午前中だけ。 いつものように舞美と帰る道。だけど、なんとなくいつもと違う風。 テストだってのに、こんな爽やかな風って・・・・・・・幸せだね。 「舞美?」 「ん?」 昨日までうちらの間にあったコトなんて夢だったかのような穏やかな笑顔を向けてくる舞美。 「今日、うちで一緒に勉強しない?」 「うん!」 舞美は成績優秀って思われてるけど、実はお世辞にも知的とは言えない。 いわゆる「常識」ってヤツに疎くて、四字熟語とかもまったくダメ。 でも、持ち前の真面目な性格で、みっちりテスト勉強をするから、テストの結果はいつも良い。 うちはと言うと・・・。 舞美より常識はあると思うけれど、持ち前のゆるゆるした性格で、テスト勉強もテキトーだから、結果はいつも・・・・・。 だから、真面目な舞美と一緒に勉...
  • 第二十二章~みやうめ~
    75. 名無し募集中。。。 2009/07/21(火) 02 22 23.87 0 ピルルルルルル 梨沙子!!!・・・じゃないや 梅田先輩!? 「あ、はい・・・」 「―――みや・・・」 「あの・・・ごめんなさい、もうそういうかんk」 「どうしよう」 「え?」 「もう、どうしたらいいのか分からなくて・・・」 相当混乱してるのか、息切れしているように聞こえる。 流石に心配になってきた。 「どうしたんですか?」 「私・・・っ・・・・私」 「落ち着いて、落ち着いて話してください。」 梅田先輩は、今まであったことをゆっくり、しっかり話してくれた。 うちとの関係をやめようと決心したこと。舞美が告白されているところを見たこと。 さらにその相手が、吉川友だったということ。 76. 名無し募集中。。。 2009/07/21(火) 02 33 09.13 0 「もう、今のうちから舞美を無くしたら何もなくな...
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