<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?><rdf:RDF 
  xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
  xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xml:lang="ja">
  <channel rdf:about="http://w.atwiki.jp/moshinomatome/">
    <title>新世紀エヴァンゲリオン×ゼロの使い魔　～想いは時を越えて～@ ウィキ</title>
    <link>http://w.atwiki.jp/moshinomatome/</link>
    <atom:link href="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/rss10.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
    <atom:link rel="hub" href="https://pubsubhubbub.appspot.com" />
    <description>新世紀エヴァンゲリオン×ゼロの使い魔　～想いは時を越えて～@ ウィキ</description>

    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:date>2008-06-05T23:07:57+09:00</dc:date>
    <utime>1212674877</utime>

    <items>
      <rdf:Seq>
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/22.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/21.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/20.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/19.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/18.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/17.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/16.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/15.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/14.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/13.html" />
              </rdf:Seq>
    </items>
	
		
    
  </channel>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/22.html">
    <title>第九話　心のかたち</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/22.html</link>
    <description>
      顔を出したばかりの太陽が優しい光りを振る舞い、朝露に濡れた草原がきらきらと輝いていた。 
空を見上げれば、青空に浮かぶ雲が、穏やかな風にのって悠然と地平線を目指している。 
もう清々しいとしか形容のしようがない朝だった。 
しかし、草原のど真ん中にいた一行は白髪の青年を除き、皆一様に暗澹とした顔をしていた。 

「あの、今日中に見つからなかったら、いい加減学院に戻りませんか。もう一週間になりますし……」 

シンジは怖ず怖ずとした様子で、露骨なまでに不機嫌そうな主人に提案した。 

「却下。【虹の記憶】を見つけるまで、絶対に帰らないんだから」 

先日のタリブ村訪問の際にルイズ一人だけをおいてけぼりにしたのは大失態だったようだ。だからと言って、シンジ自身、まさかここまでルイズの不興を買うとは思ってもみなかった。 
タリブ村から持ち帰った【竜の羽衣】を、ライバルであるキュルケから見せ付けられたルイズの激昂ぶりは凄まじいの一言に尽きた。 
そんな彼女の口から飛び出た言葉が暗澹とした旅路の幕開けだったのだ。 

「私ならもっと凄い宝物を発掘できるんだからっ！」 

そもそも、竜の羽衣はタルブ村の聖堂に鎮座されていただけの代物に過ぎないので、それをお持ち帰りしたからといって、お宝発掘とは言い難い。 
しかし、キュルケの挑発に怒り狂ったルイズにそんな理屈は通用しなかった。 
ピサの斜塔の如く傾いてしまったルイズの機嫌を元に戻す為ことのみに尽力する、悲しいかなシンジに残された選択はそれしかなかった。 
こうして、全く宛もないまま、宝探しの旅に赴くことになったのだが、いかんせん、初号機の使用はオスマンに差し止められたままである。 
自身一人でルイズの安全を確保する事に不安を感じたシンジは、ギーシュに同行を求めた。 
実のところ、タルブ村での戦闘で、オークの猛攻に晒されたギーシュの傷は、未だに完治していなかった。しかし、自身の価値観に良い変化を齎してくれた少年の嘆願を無下に断るわけにもいかず、ギーシュは快く承諾した。 
この面子に加えて、宝の眠る場所に心辺りがあると、自ら進んで旅の同行を求めた酔狂な転校生ジュリオ。 
この四人による宝探しは出発から一週間経っても、微塵の展開も見せなかった。 

「ギーシュさん、すいません。なんか、    </description>
    <dc:date>2008-06-05T23:07:57+09:00</dc:date>
    <utime>1212674877</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/21.html">
    <title>第八話　涙</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/21.html</link>
    <description>
      「五度目の滅びの時を起こそうとしているのよ、オリジナルのアダムとリリスを使って。それこそが教会の掲げる【楽園創成計画】の実態……」 

地下通路に漂うひんやりと湿った空気を切り裂くように飛翔するシルフィードの背に跨がったロングビルは、腰の前に広げた羊皮紙の地図を見定めながら、背後に跨がるシンジに、今現在、ハルケギニアを覆う陰謀の真相を語っていた。 
土地柄、トリステインに数多く伸びる地下水脈の跡をそのまま利用したこの通路は、縦横無尽に入り組んでいる上に、申し訳程度にしか魔法灯が設置されていない為、著しく視界も悪い。地図を持たない者からすれば迷宮に等しく、しばらくは追っ手を気にする必要もなさそうだ。 
しかし、二人に残された時間は限りなく少ない。 
彼女達の背後では、城内へと侵入を許してしまった連合国軍に対して、トリステイン、ゲルマニア同盟軍による最後の抵抗が行われている。 
オスマンの拘束は、もはや時間の問題だ。そして、リリスの接収を果たした教会は、直ぐさま滅びの時の儀式を始めるであろう。 
ハルケギニア全土を巻き込んだ此度の大戦は、トリステイン王国が王都トリスタニアの陥落によって、一応の決着を付けようとしていた。 
寡兵のトリステイン、ゲルマニア同盟軍は数の上で圧倒的優勢な連合国軍に対し、有効な策を立てられず、敗退に敗退を重ね、戦端が開かれてから間もないうちにトリスタニアへと押し込まれてしまったのだ。 
もちろん、優秀な指揮官の下で、局地的に戦果を挙げることもしばしばあったが、戦の趨勢にはなんら影響を及ぼさなかった。 

「種の生存競争を自ら放棄して、他の生命体に未来を託す……。私からすれば、それこそ悪魔の所業よ。彼等はアスモダイの血を憎むあまり、自身も悪魔に成り下がっていたことに気付いてないの」 

ロングビルは肩越しにシンジの様子を窺った。少年は膝を曲げ俯いたままだ。 
ロングビルは小さく息を吸い、決意を込めて口を開いた。 

「いい、シンジくん。あなたが成すべき事は三つ。リリスの模倣体、……つまり、あなたがエヴァと呼ぶ存在の奪還、楽園創成計画の要であるジュリオの殲滅、そして、ルイズの覚醒と解放。一つでも取りこぼしは許されないわ。生き残る手段はそれしかないの」 

「……もういやです」 

シンジの消え入りそうな呟き声は    </description>
    <dc:date>2007-11-21T21:10:13+09:00</dc:date>
    <utime>1195647013</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/20.html">
    <title>第七話　ギーシュ、大地の向こうに</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/20.html</link>
    <description>
      かつては名城と謳われたニューカッスルの城も、今では惨状を呈していた。生き残ったものに絶望を感じさせ、死者に鞭打つ惨状である。城壁は度重なる砲撃と魔法攻撃で、瓦礫の山となり、無残に焼け焦げた死体だけが転がっていた。 
本城のみが、かろうじてその姿を残している。しかし、戦火の激しさを物語る傷跡はいたるところに刻まれていた。 
攻撃に要した時間はわずかだったが、反乱軍の損害は創造の範囲を超えていた。三百の王軍に対して、損害は二千。負傷者を合わせれば、四千。 
戦傷者の数だけみれば、どちらが勝ったのか分からないほどであった。 
浮遊大陸の岬の突端に位置した城は、一方向からしか攻めることができない。密集して押し寄せたレコン・キスタの先陣は、度重なる魔法と砲撃の斉射をくらい、大損害を受けたのである。 
しかし、所詮は多勢に無勢。 
一旦、城の内部へと侵入された堅城は、もろかった。 
王軍は、そのほとんどがメイジで護衛の兵を持たなかった。王軍のメイジ達は、群がるアリのような名もなきレコン・キスタの兵士達に一人、また一人と討ち取られ、散っていった。 
敵に与えた損害は大きかったが、その代償として、王軍は全滅した。文字通りの全滅であった。最後の一兵に至るまで王軍は戦い、斃れた。 
つまり、アルビオンの革命戦争の最終決戦、ニューカッスル攻防戦は百倍以上の敵軍に対して、自軍の十倍にも上る損害を与えた戦い……、伝説となったのであった。 

ルイズという人質を盾にされ、成すすべをなくしたキュルケとタバサは、攻城戦の戦端が開かれる前に、杖を捨て、ワルドに投降した。 
彼女達は拘束された後、グリフォンによって反乱軍の陣幕まで連行された。しかし、腐肉にも、それが彼女達の生命を救う結果となった。 
逃げ場のない戦場と化したニューカッスルの城に残っていたならば、最悪の結末を迎えていたであろう。 
戦が終わってから二日後、彼女達は、シンジと共にニューカッスル城の地下牢に幽閉されている。 
レコン・キスタ上層部の中にはルイズを含む彼女達の処分を主張する声も上がったが、ゲルマニアとトリステイン、二国の貴族を人質にとることの優位性を説き、ワルドがそれを制した。 
ワルドとルイズが婚約関係にあることを知っていたレコン・キスタの指揮官に、私情ではないかと、問い詰められる一場面もあっ    </description>
    <dc:date>2007-11-16T01:23:28+09:00</dc:date>
    <utime>1195143808</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/19.html">
    <title>脆い心に痛みのキスを【占】</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/19.html</link>
    <description>
      あの夜。 
ワルドから、あの少年が伝説に語られしガンダールヴであることを告げられた。 
そして、彼が言うには、いつの日か私は歴史に名を残すような偉大なメイジになるそうだ。 
馬鹿馬鹿しい御伽噺にしか聞こえなかった。自分の身の程は、自分が一番良く知っている。あの少年の馬鹿さ加減も良く知っている。 
私達が伝説の生まれ変わりを演じられる理由など、どこを探しても見つかりはしない。 
私がメイジとして大成することはないだろう。 
人並みに扱えるようになれれば、それで十分だ。 

そう言えば、そんな風に思えるようになったのは、いつの日からだろう。 

考え込む私に向かって、彼は求婚した。 
ふと、あの少年の笑顔が頭に浮かぶ。 
目の前にいるこの男と結婚しても、私はあの少年を使い魔としてそばに置いておくのだろうか。 
なぜか、それはできないような気がした。これが鴉や、梟だったら、こんなに悩まずにすんだのかもしれない。 
もし、私があの少年を見放したら、あの子はどうなるんだろう。 
キュルケか、それとも少年に施しを与えるシエスタとか……、誰かが世話を焼くに違いない。 

そんなの嫌だ。 

あの少年は、馬鹿で間抜けだけれど、他の誰のものでもない。 
私の使い魔なのだ。 
彼の笑顔も、彼の涙も、彼の優しさも、彼の心も、彼の体も、全て私のもの。 
彼は私の使い魔なのだから、彼の全ては私のもの。 

私はプロポーズの答えを保留した。 
この男は、優しくて、凛々しくて、ずっと憧れていた。 
求婚されて、嬉しくないわけじゃない。 
でも、あの少年が心に引っかかる。 
引っかかったそれが、私の心を前に歩かせないのだ……。    </description>
    <dc:date>2007-09-28T21:50:17+09:00</dc:date>
    <utime>1190983817</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/18.html">
    <title>第陸話　嘘と嗚咽</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/18.html</link>
    <description>
      アルビオンに向かい飛行する飛空船の一室で、ルイズは仁王立ちのまま使い魔に向かって突き刺すような厳しい視線を投げかけた。シンジはベッドに腰を掛けながら息を詰め、じっと床を見つめている。 
気まずい沈黙を破ったのはルイズだった。 

「ワルドの杖は使い物にならなくなったそうよ……。あんた、メイジにとって杖がどれだけ大切なものか分かってる？もちろん、魔法の発動には必要不可欠。そして、なにより杖は私たちメイジの誇りを象徴するものなのよ。あんたはそれを叩き切っちゃったわけ」 

「決闘をけしかけてきたのはワルドさんじゃないですか。自業自得ですよ」 

「私、あんたを止めたわよね？どうして私の命令を無視したの？」 

「……すいません」 

「すいませんで済む問題じゃないわよ！私は主人であんたは使い魔、あんたは私の命令に従う義務があるのよ！わかってんの！？」 

シンジの顔に暗い光が燈ると、彼の細い指先がかすかに震えた。 

「わかります。ルイズさんにとって、ぼくはただの使い魔ですものね」 

ルイズが怪訝そうな顔をする。 

「……は？」 

「誰でも良かったんですよね、使い魔なんて。別にぼくじゃなくても…。フリッグの舞踏祭の時は、同情であんなこと言ったんでしょ？」 

シンジは低い声でそっけなく言い放った。 

「ちょ、ちょっと、あんた何を言ってんのよ！！」 

シンジは感情を爆発させ、声を張り上げた。 

「もういいじゃないですか、勝ったんだから！良かったですね、ルイズさん。あなたの使い魔は伝説のガンダールヴだそうですよ。オスマンさんがそう言ってました。 
良かったですね。本当に良かったですね。別にワルドさんがいなくたって、あなたの伝説の使い魔が、きっとあなたを守ってくれますよ」 

鳶色の瞳に火花を散らせて激昂したルイズは、自虐的でいやらしい微笑みを浮かべる少年の頬を渾身の力で叩いた。 

「少しは冷静になった…？」 

シンジは力なく自分の頬を撫で、冷淡な色を浮かべるその顔でルイズを見つめた。 

「別に…。ぼくはさっきから冷静ですよ。どうぞ、気に喰わないんだったら、何度でも殴ってください。ぼくはルイズさんの使い魔ですから、ご主人様からどんな仕打ちを受けようと、文句は言いませんよ」 

膨    </description>
    <dc:date>2007-09-28T22:48:35+09:00</dc:date>
    <utime>1190987315</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/17.html">
    <title>脆い心に痛みのキスを【序】</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/17.html</link>
    <description>
      あの少年をハルケギニアに召喚してから間もない頃、彼の姿を目にすると抑えられない苛立ちを感じることがしばしばあった。
使い魔として、役に立つか否か、それ以前の問題だ。
常に人の顔色を伺うような落ち着きのない態度と、不意に見せる、すがるような上目遣いつかいが、私をどうしようもなく不愉快にさせたものだ。
今となれば、その理由もほんの少しだけ分かる。
私は自分のことを鑑みるだけで、精一杯なのだ。とても、他人の重みを優しく受け止められる様な余裕などない。
しかしながら、あの子は、使い魔と主人という関係、つまり、私との繋がりをハルケギニアでの生活において、最も重要視していた。
それも当然といえば、当然だ。
この世界に身寄りのない彼が、もし私に見放されようものなら、後に待っているのは永遠に続く孤独なのだから。
だけど、重荷は重荷だ。
だから、私は彼を邪険に扱った。床で就寝させ、床で食事を摂らせた。
文句も言わず、何事にも素直に従う彼が少し不気味だったのは言うまでもない。
そんな彼の事を好意的に見るようになったのは、ギーシュと彼の決闘が切っ掛けだ。
ぼろぼろになりながらも必死に戦い、それでもやはり敗北を喫した彼の言葉は私の尖った心をほんのちょっぴり柔らかくしてくれた。
彼は使い魔だけど、なにも出来ないただの子供。火を吐くことも出来ないし、空を飛ぶことも出来ない。
だけど、彼は心を持っている。優しさと思いやりを持っている。
それらの感情を無条件に差し出す彼の存在が、喜ばしかった。

ありがとね。

お礼を言いたかったけど、気恥ずかしさの方が上回って、結局、曖昧な言葉を口にすることしか出来なかった。
だけど、今はそれでいいと思う。    </description>
    <dc:date>2007-09-28T21:49:26+09:00</dc:date>
    <utime>1190983766</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/16.html">
    <title>第伍話　男の戦い</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/16.html</link>
    <description>
      男　第伍話
の
戦い






「久しぶりだな、ルイズ。僕のルイズ！」 

ワルドと呼ばれた男が感激したように叫ぶと深くかぶられた羽帽子の中から凛々しい青色の瞳が現れた。 

「お久しぶりでございます」 

ワルドはひとなつっこい笑みを浮かべると、ルイズに駆け寄り、抱え上げた。 

「相変わらず軽いなきみは！まるで羽のようだ！」 

「……お恥ずかしいですわ」 

ルイズは頬を染めた。 
ワルドはルイズを優しく地面に下ろすと、再び帽子を目深にかぶって言った。 

「彼らを紹介してくれないかい、僕のルイズ？」 

「彼がギーシュ・ド・グラモン。このコは私の使い魔シンジです」 

ルイズは順に手の平を向け紹介した。 
ギーシュが慇懃に礼をしたので、シンジも後に続く。 

「そして、こちらがミスタ……」 

コルベールは一歩前に出ると、ルイズの言葉を制した。 

「ジャン・コルベール……、二つ名を炎蛇のコルベールと申します。貴方の活躍は以前から聞き及んでおりますよ、魔法衛士隊はワルド子爵殿」 

ワルドは、ほうっと唸った。 

「……貴方があの高名な炎蛇のコルベール殿ですか。貴方の前では私の名など霞んでしまいますな」 

「恐縮です。それでは、まだ、作業が残っていますので、これにて失礼致します」 

コルベールはワルドに向かって会釈すると、再び所号機の作業に取り掛かった。 

「僕のルイズ、その巨大なオーガはなんだね？」 

「私の使い魔が使役する使い魔です」 

「……使い魔を使役する使い魔？」 

ワルドはシンジの体を注視した。 

「きみの使い魔はメイジなのかい？」 

「いえ、平民です。彼が言うには、彼の左手に刻まれたルーンの特殊能力によって、オーガの使役が可能になったそうです」 

ワルドは、失礼、とだけ言うと、シンジの左手を掴み、ルーンをまじまじと見つめた。 

「これは……？」 

明らかに動揺するワルドの姿を目にしたルイズが尋ねる。 

「心辺りがあるんですか、ワルド様？」 

「いや……、実に変わったルーンだな。ぼくも目にするのは初めてだ。……それよりも、シンジくん。僕の婚約者がお世話になっているみたいだね、ありがとう」     </description>
    <dc:date>2007-10-09T21:27:08+09:00</dc:date>
    <utime>1191932828</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/15.html">
    <title>第四話　ワルド来訪</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/15.html</link>
    <description>
      私の心は煤けた掛け時計なんだと思う。 
時を刻む事を止めてしまってから、もう長い時間が経つ。私の心はあの時あの場所であっさりと壊れてしまった。 
私は原因を探った。 
長い時間をかけてようやく答えに行き着いた。ゼンマイが一つ足りないみたいだ。なぜ、外れてしまったのだろう。 
私は足りないゼンマイを探した。いろんな所にいった。いろんな人と話した。 
それでも、ゼンマイは見つからなかった。 
疲れたから、諦めた。 
私はゼンマイの代替品を探すことに決めた。 
希少な宝石。ヴィンテージワイン。壮大な絵画。上品なドレス。そして、魔法の宿った世界に一つしかない不思議な道具。 
あたりをつけたものは、全部盗んだ。 
だけど、どれもゼンマイの代わりにはならなかった。 
私はやっぱり欠けたゼンマイが欲しい。 
心が悲鳴をあげた。 
そして、私は目覚める。 

トリステイン学院の保健室に、私はいた。 





学院長室の扉がノックされた。 

「オールド・オスマン。よろしいでしょうか？」 

「入りたまえ、ミス・ロングビル」 

上司の許可を得たロングビルは、入室するとオスマンに一礼をした。 

「勝手なお休みを二日も頂いてしまい、申し訳ございませんでした。私の健康管理が至らなかったばかりに…」 

「なに、気にすることはない。今回は相手が悪すぎたよ。のう、土くれのフーケ？」 

ロングビルの眉間にシワがよった。 

「何をおっしゃっているんですか？」 

「そうか。この二つ名は、いまだに馴染みがないのか。では、こう呼ぼう。マルチダ・オブ・サウスゴータ君」 

ロングビルの顔が蒼白になった。それはかつて捨てた、いや、捨てざるを得なかった彼女の貴族としての名だった。その名を知るものは、もうこの世にはいないはずだ。 
この老人はどこまで知っているのだろたう？ 
ロングビルの表情が代わる。もはや、従順な秘書の姿を偽る意味はない。 

「あなた、知ってたの？私が、土くれのフーケだって事を。秘書として雇う前から」 

「いいや、知ったのは最近のことじゃよ。君と町の居酒屋で出会ったのは本当にただの偶然だ。君を雇うと決めた事にも、それは関係ない。君が優秀な人間に見えたからじゃ。 
ただ、トリステイン学院は    </description>
    <dc:date>2007-09-28T22:39:05+09:00</dc:date>
    <utime>1190986745</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/14.html">
    <title>第参話　フーケ、侵入</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/14.html</link>
    <description>
      シエスタと一緒に城下町へと出かけた日の夜、夕食が済むと、シンジはロングビルと名乗るオスマンの秘書に声をかけられ、学院長室まで案内されることになった。 
その理由が気になったルイズはロングビルに同行を求めたのだが、丁重に断られた。 
ルイズはシンジの袖をひっぱると耳元で囁いた。 

「あんた、何かやったの…？」 

しかし、シンジには心当たりがない。 

「いえ、特には何も…」 

だから、そうとしか言えなかった。 
ロングビルの後を追いながら、色々と考えてはみたものの、やはり何も思い当たらない。
学院長室前に着くと、その扉をロングビルがノックした。 

「オールド・オスマン。ミス・ヴァリエールの使い魔を連れて参りました」 

「入りたまえ」 

扉の向こうから、老人のものと思われる声が聞こえた。 

ロングビルは扉を開くと、シンジに入室を促した。 

「どうぞ、お入り下さい」 

扉をくぐると、一匹の鼠と戯れる老人の姿があった。 

「ミス・ロングビル。君は下がりたまえ」 

「かしこまりました」 

扉が静かに閉められる。 
オスマンは鼠の喉元を指先で撫でながら言った。 

「急に呼び出してすまんね、碇くん。さ、その椅子に座りなさい」 

どうやら、このオスマンという老人、ルイズよりは、よっぽど人格者のようだ。【椅子】という単語が口から飛び出ただけでシンジはそう決め付けていた。 

指示通り椅子に腰掛けると、シンジは口を開いた。 

「あの、ぼく何かやりましたか？」 

「何かやったのかね？」 

「いえ、ただルイズさんが心配してたので…」 

オスマンが微笑みを浮かべた。この老人は、笑うとシワだらけの顔にさらにシワが増す。 
その様子が可笑しくて、シンジも微笑んだ。 

「今日、君を呼出しのはいくつか君に聞きたいことがあったからじゃ」 

「ぼくにですか？」 

「さよう。あのオーガのことなんじゃが…」 

「…オーガ？エヴァ…、のことですか？」 

オスマンの眉がかすかに動いた。 

「きみはアレをエヴァと呼ぶのかね？」 

「ええ。正式にはエヴァンゲリオンと呼ばれてますけど」 

「エヴァンゲリオン…、なるほど。あれの出生をきみは知って    </description>
    <dc:date>2007-09-28T21:46:24+09:00</dc:date>
    <utime>1190983584</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/13.html">
    <title>第弐話　晴天、出掛けた後</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/moshinomatome/pages/13.html</link>
    <description>
      例の一件を経て、トリステイン学院で教鞭を振るうほとんどの教師が初号機の破壊、もしくは破棄を学院の最高責任者であるオスマンに提案した。 
しかし、オスマンは頑なにそれを拒否した。 
教師達の連名がなされた嘆願書をもってしても、オスマンは首を縦に振らなかったのである。 
それどころか、オスマンは高名なメイジに依頼し、初号機に【固定化】の魔法を施したのだ。 
【固定化】の魔法は、物質の酸化や腐敗を防ぐ。これをかけられた物質は、あらゆる化学反応から保護され、そのままの姿を永遠に保ち続けるのだ。 
つまり、ヴェストリの広場で野ざらし状態の初号機に腐食の心配は無くなったということだ。 
教師達は、オスマンの奇行に様々な苦言を呈したが、彼はそれを全く気にはしていない様子だった。 
その理由を知るのは、今の所、コルベールだけである。 
伝説に語られる【アダムより生まれしエヴァ】と【ガンダールヴ】が時を同じくして突如出現した。 
これは何かの前触れに間違いない。 
コルベールにもそれくらいの事はわかっていたのだが、オスマンはそれよりも更に真実に近い場所にいたのだった…。



その晩、ルイズの提案により二人でトランプに興じていたシンジは彼女に一つの要求を口にした。 

「あの、今度の休日にお暇を頂けませんか…？」 

シンジからお願い事をされるのは初めてだ。なので、ルイズは以外そうに鳶色の瞳をぱちぱちさせながら聞いた。 

「は？なんで？」 

「城下街に出掛けたいんです。一度も行ったことがないって言ったら、シエスタさんが案内するって誘ってくれて」 

シンジの口から女性の名前がでたことに、ルイズが敏感に反応した。 

「シエスタ？」 

「あ、トリステイン学院のメイドさんです。いつも、色々良くしてくれてて…」 

「つまり、デートなわけ？」 

「なっ…！違いますよ！ただ、街に行ってみたくて。僕、トリステイン学院しか、この世界のこと知らないし…、案内してくれるって言ったから…」 

顔を真っ赤にしながら否定するシンジを見て、ちょっと可愛いかも、と思うルイズがいた。
もっと、からかってやろうか、という意地の悪い考えも浮かんだのだが、ある事に気付いたルイズはハイチェストの引き出しを開くと中身のつまった革袋を取り出し、    </description>
    <dc:date>2007-09-28T21:47:29+09:00</dc:date>
    <utime>1190983649</utime>
  </item>
  </rdf:RDF>
