肯定意見
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私の子供は、三年前に手術を受けました。今は、この手術を受けて本当に良かったと思っています。
手術を受ける三ヶ月前の言語発達指数は、61でした。手術を受けた三ヵ月後の言語発達指数は、76になりました。
また、手術前には突然走り出したり、絵本を破ったりじっと出来ませんでしたし、トイレで便器に手を突っ込んだり、冷蔵庫や棚を開けて中のものを引っ張り出したりしていました。でも、これも手術後三ヶ月経ったら、全てしなくなりました。
いつも眉間にしわを寄せていた表情も術後には無くなりました。
術後の変化報告 (術後24日)+(術後5ヶ月) 女 3才8ヶ月
*手術を選択したことは正解だったと思う。
1 睡眠の安定化 夜、睡眠薬を服用しなくても安定した睡眠が取れるようになった。夜驚症は消えた。 ・5ヶ月後、問題なし。
2 発声音量の改善 一定の調子で、かん高い大きな声を発することが多かったが、感情の変化に応じて声の強弱ができる様になった。 ・5ヶ月後、さらに適切な声の強弱を獲得している。
3 感情表現の増大 喜怒哀楽はこれまでもあったが、表現が適性で大きくなった。 例:常にけわしい表情が、基本的におだやかな表情と変わり、子供らしく笑うこともあれば、感情が入った激しい怒りも出るようになった(本心で悔し そうに怒っている) ・5ヶ月後、よく笑い、うそや、冗談を覚える。また、疑問を持つことを出来るようになった。明らかに能力を向上させている。健常児の姉の小さい頃と比べてもそれほど差は感じられない。
4 発音の改善、音の識別 発音できない音が、できる様になった。 例:ファ(術前は「ハ」や「ラ」などの音と区別できなかった) ・5ヶ月後、少しだけ向上。療育関係者に年齢が上がると問題に成ることが有るため言語トレーニングを積極的に受けるよう進められた。(他の部分とアンバランスが有るための対策として)
5 話し方の改善 話が始まる前に、「あのサー○○○サーあのー」等の前置き(思考)が長く 有り、話のずれも多くあったが、前置きが無くなり、ずれが少なく話し方がスムーズになった。3語分→4語分へ少し変化有り。 ・5ヶ月後、3文語は獲得。4文語もたまに出る。通常会話には困らない。
6 問い掛けの認知 親の問い掛けに対して、これまで返事という反応がほとんど無かったが、「うん」等の返事を返す様になった。(術後1日目から) 例:親「わかったー?」子「うん」とうなずく 7 行動の事前確認 例:おもちゃの電源のスイッチを入れて良いか確認をする(術前には無かった行動) 8 行動の予測 例:スーパーのレジ待ちを、親の行動前に予測して先に並ぶ(術前には無かった行動)
9 多動の落ち着き 少し落ち着いた。 ・5ヶ月後、危険な多動はない。
10 遊びの変化 例:ままごと遊びの時、エプロン、キッチンタイマー、なべ手袋などの準備を自ら行い、現実と同じように遊んでいる(術前より、一段深い遊び方になった) ・5ヶ月後、人形遊びや、姉とままごと遊びができる。
11 お絵かきの変化 例:線を引く(意味は読みとれない物)で有ったが、明らかに人と認識できるものや、文字の形らしきもを書いている。 ・5ヶ月後、家族と認識できる絵が書ける。自分の名前をひらがなで書ける。
12 排出面変化無し 排出面は、特に変化無し。小便はトイレ大便はおむつ ・5ヶ月後、寝るとき以外おむつは卒業。
13 食事の変化 偏食は基本的に変わらず。変化があったことは、哺乳瓶を入院中に卒業できた、好みの飲み物の幅が広くなったこと。 ・5ヶ月後、食事に問題があることに変わりなし。
14 手先の器用さ変化無し 元々、お箸、スプーン、洋服のボタン・ファスナー、使用はできた。大きな変化は無し。 ・5ヶ月後、お箸は起用に使うことができる。
15 運動・身体面の変化 走ると体が、左前方向へ前のめりになりバランスが悪かったが、術後それが無くなった。 ・5ヶ月後、ケンケンが出来る。ブランコ立ちこぎ。100m位は平気で走れる
16 歌をうたう 童謡や、テレビの歌を元気よく歌う。
17 術後5ヶ月に鼠径ヘルニアの手術をした。その時のことを三角頭蓋の手術前と対比させる。 ・鼠径ヘルニアの術前検査の項目は、腹部レントゲン、心電図、血液検査 であるが、この検査のすべてに抵抗もなくスムーズに終了した。親の言い聞かせに対する認知力や、現状認識が以前とは明らかに違うと感じる一コマであった。 ・反対に、三角頭蓋の術前検査は、パニックや泣き叫びで、薬で眠らさなけらばならなかった。当時大変なことであった。