Hornet Cobra

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Hornet Cobra - (2007/10/02 (火) 13:46:52) のソース

*《Hornet Cobra》 [#pec1b99f]
#whisper(card,"Hornet Cobra");


端的に言えば「可哀そうな[[クリーチャー]]」。


[[マジック]]の発売から約十ヶ月後に登場した[[エキスパンション]]の[[レジェンド]]に収録されていた[[カード]]であるにも関わらず、初代[[基本セット]]の[[アルファ]]から存在していた[[エルフの射手/Elvish Archers]]のほぼ完全な[[下位互換]]である。~
[[パワー]]/[[タフネス]]及び[[先制攻撃]]を持つ点は同じだが、Hornet Cobraの方がマナ・コストが大きい。~

Hornet Cobraの唯一の長所は、[[エルフの射手/Elvish Archers]]が[[レア]]であるのに対して[[コモン]]であり、入手が容易であったことだろうか。

過去の強力カードがバランス調整されリメイクされた結果、弱体化する、というのは[[マジック]]においてよくあることだ。~
しかし、レジェンド当時の水準で考えても、[[エルフの射手/Elvish Archers]]は弱体化が必要なほど強いカードであったとは言えない。~
これはレジェンド以後の基本セットにも[[エルフの射手/Elvish Archers]]が収録され続けていたことからも明らかだろう。


なお、レジェンドの次のエキスパンションである[[ザ・ダーク]]では、別の面で[[上位互換]]である[[山ヒル/Land Leeches]]が登場した。~
パワー、先制攻撃を持つ点及びマナ・コストは同じだが、[[山ヒル/Land Leeches]]の方がタフネスが大きい。~

さらに[[稀少度]]に関しても、Hornet Cobraがコモン1なのに対して[[山ヒル/Land Leeches]]はコモン2であったため、入手の容易さというHornet Cobraの最後の長所も奪われてしまった。

これだけないがしろにされたカードも、ある意味珍しい。

-せめて[[剣歯虎/Sabretooth Tiger]]のように[[シングルシンボル]]なら、[[山ヒル/Land Leeches]]には劣らなかったのに。
-ちなみに[[アーティファクト・クリーチャー]]版も存在。→[[とぐろ巻きブリキクサリヘビ/Coiled Tinviper]]~
こちらは[[アーティファクト]]故の[[破壊]]されやすさがあるので一概に[[上位互換]]とは呼べないが、色を選ばないのはやはり便利である。
-2007年2月末日までで、「Hornet Cobraが使えるが[[エルフの射手/Elvish Archers]]は使えない」という公式の[[構築]]戦[[フォーマット]]が存在したことは無い。~
すなわち構築戦の歴史においては、Hornet Cobraが[[エルフの射手/Elvish Archers]]の下位互換でなかった瞬間は存在しないのである。

-[[フレイバー・テキスト]]は、かの有名なノーベル文学賞受賞作家、ジョセフ・ラドヤード・キップリング(1865〜1936)の著作であり、彼が少年時代にインドで過ごした経験から生まれた作品『ジャングル・ブック』からの引用。

**参考 [#e407fd6b]
-[[カード個別評価:オールドエキスパンション]]
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