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ウィリアム・ブレイク - (2008/03/05 (水) 19:32:06) の編集履歴(バックアップ)


ウィリアム・ブレイク
(William Blake)
(1757~1827)

略歴

 ロンドン生まれの画家、詩人、銅版画職人。画家として頭角を現し、銅版画家や挿絵画家として生計を立てていた。後に新たな印刷手法を開発した。幻視者と呼ばれることもあり、その詩作品には彼独自の神話体系に基づいた登場人物が見られる。晩年はダンテに傾倒し、病床で『神曲』の挿絵を死ぬまで描き続けた。

作品

 ブレイクは、政治や宗教、思想、慣習といった、制度として自由を抑圧する存在を悪だとし、生まれたままの状態、より純粋無垢な状態に近い子供を『無垢のitalic(){(Songs of Innocence,1789)で賛美している。しかし子供は経験を積んで大人になる。ブレイクは次に『経験のうた}』(The Songs of Experience,1794年)において、経験の後の人間を思考した。また預言書とも呼ばれる作品では、ある種の神秘思想、独自の象徴的な神話体系が構築されている。『天国と地獄の結婚(The Marriage of Heaven and Hell,1790)がよく知られている。