このページは「tableとlistについて」のページの内容の続きであり、少しだけ冒頭の部分を被らせています。~ もしよろしければ「tableとlistについて」もあわせて読んでみてください。~ それでは、HTML5とCSS3を使った表の作り方について #contents *表(table)の作り方 続いては表制作に使うtableについて解説していきます。~ tableはHTML5の中でもとても難しい分野の一つです。~ tableの記述には3つの要素、th(table header=テーブルの見出し),tr(table row=テーブルの横一列のグループ),td(table data=th以外のセルの事)を使用します。実際にはthは太文字で強調されて表示されます。~ 以下に最も単純なテーブルのコードを記述してみます。 *最もシンプルな形のテーブル(表) <table border="1"> <tr><th>ここは題名</th><td>ここはデータ</td></tr> <tr><th>ここは題名2</th><td>ここはデータ2</td></tr> </table> といった具合です。これは以下ように表示されます。 #image(center,width=200px,簡単なテーブル.png) ここではそれぞれのセルが独立した形で表示されてしまいます。~ それを一本の線で表すにはCSS3の出番です。~ *一本の線で表現されるテーブル table { border-collapse: collapse; } と記述してみてください。 border-collapseはcollapseとseparateを選べます。 それぞれセルをくっつけて表示するか、離して表示させるか、という意味になっています。 collapseを指定した時、tableは以下のように表示されます。 #image(center,width=200px, 結合したテーブル.png) ここまでがおおよそ最も基本的な形のテーブル作成です。 *テーブル表現をより豊かにする方法 また、テーブルをCSSを利用して編集する場合には、勿論thのみを編集したい、背景の色を指定したい場合がでてきます。そのようなときは table tr th {} という形で指定します。 少しtableの話から脇道にそれてしまうのですが、CSSで様々なタグを一括指定するときは #aaa, #sss, .eee {} などのように間に,を入れていきます。 入れ子構造になっているある一つのタグを指定する場合はthの例のようにスペースであけていきます。 どこどこの どこどこにある なになに というイメージで指定できます。 また、複数あるthの中でもdクラスを指定されているthを指定したい場合、 table tr th.d {} という形になります。 *縦列のグループ化、一括指定(colgroupとcolの利用) 例えば、飲食店の人気ランキングを表であらわしたい場合、1行(横列)目に順位、店の名前、所在地を書いていったとします。~ 二行目に一位、三行目に二位、四行目に三位という風に書いていきます。~ こんな感じです。 #image(center,width=100px,rankingu.png) この時、行による色分けは逆にtableをわかりづらくしてしまいますね。