サガット


     

「お前ごときの腕ではこのオレに

     キズ一つつけられぬわ!!」
  • 出身地: タイ
  • 生年月日: 1955年7月2日
  • 身長: 213.5cm(I)- 226cm(II以降)
  • 体重: 119kg(I)- 78kg(II・IV)- 109kg(ZERO)- 98kg(V)
  • スリーサイズ: B130 W86 H95
  • 血液型: B型
  • 好きなもの: 強い対戦相手
  • 嫌いなもの: 昇龍拳、姑息なヤツ
  • 特技: 潜水(20分以上)
+ キャッチコピー
  • キャッチコピー:
    • 格闘王、再び(スパII)
    • 屈辱胸に覇気荒ぐ(ZERO3)
    • 隻眼の帝王(CVS)
    • 不撓の帝王(IV)
    • 比類なき王者の風格(ストクロ)
    • 孤高の帝王(V)

+ スパIIX絵

+ IV絵

+ 担当声優
三木眞一郎
ZERO』シリーズ、『CVS』シリーズ
Sakai Albright
『EX』シリーズ*1
水津浩志
SVC
遠藤大輔
『IV』以降(日本語音声)
Isaac C. Singleton Jr.
『IV』以降(英語音声)
大塚明夫
ドラマCD『II 復讐の戦士』
笹岡繁蔵
アニメ映画『II MOVIE』
銀河万丈
TVアニメ『II V』
麦人
実写映画『ストリートファイター』(日本語吹替、ソフト版・テレビ朝日版共通)


ZERO3
ムエタイ界の帝王、サガット

リュウから受けた敗北の印、
胸の昇龍拳のキズ

怒りと復しゅうの拳で
リュウとの再戦を求めるが‥‥

憎しみが生む力には
限界があることに気づき始める


ストリートファイター』シリーズの元祖ボスキャラクター
キャラデザインにおいて、設定はおそらく『空手バカ一代』のムエタイ界闇の帝王レーバン。
名前の由来はムエタイチャンプのサガット・ペッティンディー(Sagat/Sakad Petchyindee)とされる。
同氏は1987年当時、東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)ライト級王者であり、
2016年以降もサガットのイラストを手に抱えた写真が撮影されたりインタビューにも応じるなど、メディアに露出する姿が見られた。

初代『ストリートファイター』以降もコンスタントに登場するリュウのライバルキャラの一人である。


キャラクター設定

本編以前の少年時代に当時のムエタイチャンプだったヌアカンを倒し、帝王の座に就く。
知名度も上がり、火引強などの自身に挑戦して来た格闘家達を次々と返り討ちにしていった。

『初代』でも依然としてムエタイ界の帝王として君臨しており、彼に隆(リュウ)と拳(ケン)が挑むというストーリー。
この時は「隆(リュウ)と拳(ケン)の師匠」という設定であったが、今では黒歴史扱いとなっている。最終的に結局生きてたし…
隆(リュウ)との闘いで起死回生の昇龍拳によって敗北し、胸に一生消える事のない傷痕を付けられた。
この敗北により、帝王の座から脱落し地位も名誉も奪われ、以後暫くは復讐に燃えるようになる。
同時期に弟子のアドンによりムエタイの名を辱めたとして逆恨みされる事になるが、こちらは特に意に介していない様子。

ストII』以降はベガの誘いによりシャドルーに身を置くが、あくまでリュウと再戦するための手段でしかなく、
ベガに対しても「手下になった覚えはない」と言い切っている(ベガも「そんな事は元々期待していない」と返している)。*2

「たとえどんなにキズが増えようとも
        オレは必ず勝つのだ!!」

当初は復讐のためにリュウとの戦いを渇望していたが、『ZERO2』での再戦を経て自分なりの答えを見出し、
やがて彼を唯一無二のライバルとして認識し、純粋に彼との戦いを楽しむように変わっていった。
殺意の波動に飲み込まれたリュウを見た時に「己の力すら御せぬ愚か者」「俺の求めるお前の姿はそんな物ではない」と激しく憤っているあたり、
ちょっとツンデレ気味。
『ストIV』の自身のエンディングにおいては、闘いの勝ち負けが些細な事であるように感じ、
「拳で語ること」そのものこそが自身の求めているものではないかと悟るまでに至った。
そして倒れ伏しているセスに「昔の俺の様に、お前の拳には言葉が、魂が無かった」とその敗因を語るなど、
精神的な面においては過去と別人と見紛う程の成長を遂げている。
リュウのストイックさに影響されたとも言え、実際に思想自体かなり似てきている。
このため、「帝王としての威厳」と「戦った相手に助言をしたり喝を入れたり出来る心」を持ち合わせた人物にまでに成長した。
『スパIV』のアドンのエンディングでは、笑顔の子供達と共に歩く(しかも内一人は、腕に抱えている)など、
かつてからは考えられない程の優しさすら垣間見せるようになっている
(この子供達の内一人は、後述する中平正彦氏の漫画版に登場した、サガットを奮起させた少年と全く同じ容姿であり、
 『ストIV』のサガットは漫画版の性格を逆輸入されているといっても過言ではないだろう。尤も『ZERO3』の時点でこの片鱗は見られてはいたが)。
なお、『スパIV』での勝利デモの汎用台詞の一つに「お前、あいつと戦ったのだろう?よい拳だった!覚えておこう!」というものがある。
上記と合わせて本当にまあ丸くなったもんだと思わせる台詞である。汎用なので「あいつ」本人にも言っちゃったりするが、気にすることはない

SNKとのコラボ作品である『CAPCOM VS. SNK』シリーズにおける春麗キムの悪人専用イントロや、
SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』における上記2名の対悪人用の勝利メッセージの対象になっていない事から、
特に何らかの犯罪をに手を染めていたわけでもないようである。
一方で『ストIV』以前の作品という事もあり、
キムからは『CVS』では勝利台詞で「あなたは利己的だ。それだけの力を、自己研鑚のためだけに使うとは・・・・!」、
『SVC』では対戦前の掛け合いで「あなたほどの使い手が、なぜ悪の走狗に成り果てているのです!」と、
格闘家としての在り方(『SVC』でサガットが語る「悪も正義も関係なく強さを求める」姿勢)については手厳しく評価されているが。

また、『SVC』ではバイソン挑発に易々と激昂したり、チョイを意味無くゴミ呼ばわりしたり、
ガイルに対して「最初に顎を割ってやろう」などと言ったりと、「帝……王……?」と言いたくなるキャラ付けになっている。
ゲーニッツからは負の感情を指摘されている辺り、まだ上述程完全には吹っ切れていない時期からの参戦だったのかもしれない。
そうなると時期的に考えてベガの体型が『II』準拠だったりケンの髪型も同様な上に息子がいたり細けえこたあいいんだよ!

『ストリートファイター×鉄拳』においては、リュウでも無ければ同じシャドルー四天王でも無く、ダルシムとタッグを組んで参戦した。
発表当時は「何故?」という声も多かったが、
同じ求道者同士として通じる点があったのかもしれない。あと白眼スキンヘッドという見た目も
事実エンディング等を見る限り、結構息の合ったいいコンビだったりしてる。

『V』ではシーズン3の追加キャラクターとして参戦(それ以前からもラシードのストーリーにて存在が示唆されていた)。
シャドルーからは完全に足抜けしており、村人からも相変わらず慕われている。
他方、己の中に「殺意の波動」が目覚めつつあり、それに抗う姿が描かれている。
また、ピチット・ウイラ・メーウという名の虎を相棒としている。流石に対戦中に呼び出して攻撃させるような真似はしない

「これまで出会った勇気ある者たち
      彼らが私を支えている!」

自らを倒した昇龍拳に対抗して「タイガーアッパーカット」(『ZERO』シリーズでは「タイガーブロウ」)を編み出したり、
今では無かった事になったが上記の剛拳との戦いで泰式波動拳こと後の「タイガーショット」を編み出したり
自分を苦戦させたダンの父親ゴウが使用した断空脚の原型を改良して(一段目っぽい膝蹴りの部分)「タイガーニークラッシュ」を完成させたりと、
かつての強敵達の技を改良して自分の強みにしている。ほらそこ、パクリとか言わない
武術とは伝統であると同時に、模倣と改良の歴史でもある。達人たるサガットの選択は正しいのだ!

眼帯をしている右目は失明しているが*3、原因は作品によって異なっており、
  • ストI:幼少期に不良に片目を潰され、この出来事がきっかけで強い男になりたいとムエタイを始める。
  • ストIIの頃に出た書籍『波動拳の謎』:子供の頃の喧嘩で視力が弱まり、ムエタイの試合で完全に失明。
  • ZERO:ダンの父親である火引強との戦いで顔面に飛び膝蹴り(断空脚の原型、後に「昇天無頼脚」と命名)を受けて。
等々ころころ変わっている
(上記の他、当時ユーザーの間で「幼少期に人喰い虎に襲われ、この時両親も殺されていて復讐のために」とか、
 「若い頃のチンピラとの戦いで目にナイフが」等の噂も流れていた事があったが、これらはソースが見つからず非公式の模様)。
最終的には全部入りで「不良との喧嘩でほぼ失明していたが、ダンの父親の攻撃をあえてその目で受けた際に完全に潰れた」という事になったようである。
そのダンの父親はサガットとの戦いで死亡しており、この事からダンには激しく恨まれている。
サガットはと言うと、復讐に身をやつす姿がかつての自分と同じに見えるのか、ダンの事はあまり評価していない。
一方で『V』の勝利メッセージでは「挑むに値する者がこの俺に挑むのだ……お前はどうだ?」と諭すような言い回しになっている。
一見すると「お前が帝王に挑む価値などない」と切り捨てているようにも見えるが、ケンにも同じような言い回しで語り掛けているため、
少なくとも同作ではダンに対しては極端に低い評価を下してはいないようだ。
それでもやはり復讐に駆り立てられる姿は好ましく思っていないようで、
完全に復讐鬼と化したナッシュとの勝利メッセージでは「妄執にとらわれた技や力でこの帝王に傷ひとつつけることはできん!」と酷評している。

余談であるが身長226cmという凄まじい巨漢であり、
『SVC』ではテリーが「ジョー!…にしちゃでかいな」とすぐ別人と気付きそれ以前にまず髪型で分かると思うが
リョウからは「お前のように大きなムエタイ選手はいない」とツッコまれている。
これは本場タイのムエタイはミドル級までのため、サガットのような巨漢は文字通り規格外だからである。

そしてよく話題に上がるのが、見た目に反する体重の異常な低さ
特に『II』『IV』時の体重はたったの78kgで、BMI値に換算すると15.27(低体重)。最早もやしを通り越してカイワレである。
『ZERO』では体重が109kgに増やされた…が、見た目までゴツくなったため、不釣り合い具合は更に悪化
海外の『HD REMIX』や『ウルII』でもこの見た目。この体重でも標準量(BMI値は21.4)に留まっているので、
『II』時代の外見のままだったとしても適正かどうか意見が分かれたかもしれないが…。
『V』でも他のキャラが軒並み適正化される中、サガットは何故か98kgに留められており、
BMI値は19.19と、20にすら満たない。なんで『ZERO』より軽くなってるんですか
ムエタイの階級に収まるよう無理な減量でもしたのだろうか?さながら力石徹。
でもあの図体だとそれでも軽すぎるから正直内臓とか取ってしまったとしか…*4
まあ、世の中もっと下の奴もいるのだが。だがこいつらはまともな人間と言っていいのかどうか怪しい

+ 漫画版における設定
中平正彦氏の漫画版では全作品において主要キャラとして登場するという破格の扱いを受けている。

まず『STREET FIGHTER ZERO』では、サガットの胸に傷を付けた昇龍拳こそが、リュウが殺意の波動に目覚める切っ掛けと決定付けられる。
これが原因でリュウは格闘家を辞めようとまで考えたのだが、
その一方サガットは殺意の波動に屈せず再び立ち上がり、その力強い帝王としての姿がリュウを再起させるに至った。

次作の『さくらがんばる』では、リュウを追い求め旅を続けていたさくらに朱雀城の存在を教え彼女をリュウの元へと導いた。
その後、さくらに同行していたダンに勝負を挑まれこれを受ける
(勝敗の行方は不明だが、次作の描写等から恐らくはサガットが勝ったと思われる)。

そして最終作である、『III』(の前日)を舞台とした『RYU FINAL』では、
『III』に登場していないにも拘らず、彼が主役扱いとなる話が実に5話も存在している。
出てすらいないキャラが多数存在する上に、主人公はエピローグのみの登場と相変わらずの主人公(笑)なのに、である。
『ZERO』でのリュウとの闘いに敗れたサガットは、リュウへの憎悪を募らせながら日々を送っていたが、
ある日に密猟者の犠牲となった一人の少年と出会う。
サガットは彼が自分と同じ「屈辱」という名の傷を負わされた事に怒り、
それが八つ当たりであると分かっていながらも、密猟者に対して襲い掛かった。
しかしこれに対して密猟者は、犠牲者である少年の妹を人質に取るという暴挙に走った。
サガットは怒りに身を震わせたが、ここで少年が妹の代わりに自らを犠牲にしろと名乗り出た。
傷つく事を恐れず、大切な者を守り抜こうとする少年のその勇姿を見たサガットは、
自分が傷付く事・敗北する事を恐れていた事を教えられた。
そして、自分にも何よりも守らねばならぬもの……「帝王としての誇り」がある事に気付いた。

「己が堕ちれば、己に闘いを挑んだ者もまた堕ちる。だからこそ、帝王として強くあらねばならぬ」

そう悟ったサガットには、既にリュウに対する憎しみは無かった。
自らの肉体に傷を刻み付けた彼を、尊敬すべき一人の友として見ていたのである。
その後、サガットは好敵手として何度もリュウとの闘いに臨み、その中である一つの約束を彼と交わす。

「勝つための一撃必殺とは何か」

その答えを出すという約束を果すべく、一撃必殺の境地「風の拳」を編み出したリュウはサガットへと再び闘いを挑む。
そして、風の拳がサガットの胸へと新たなる傷を付ける事により、その約束は果された。
サガットはこの傷をリュウとの再戦の約束とし、真の格闘家との最後の闘いに挑むリュウを送り出した。

この一連の話は、『RYU FINAL』の中でも屈指の名エピソードとして数えられている。
このエピソードを見た当時のスタッフは、「『III』にサガットを出せば良かったと後悔した」と後に語っている。

UDONのアメコミでは、リュウの昇龍拳に敗れた所から話が始まる所は普段と同じで殺意の波動関連の話は無し。
ストリートファイタートーナメントの決勝でリュウと再戦、
真空波動拳を受けて再度敗れたものの正々堂々の勝負に満足して立ち去っていった。
……その後シャドルーの人工島が爆破されたのだが、脱出シーンどころか、
島が爆発しそうで危険だと連絡を受けた事さえ描かれておらず、状況を考えればまず間違いなく死亡……
と思いきや、シャドルー壊滅後にタイで真っ当な格闘家として暮らしている事が確認されている。どうやって生き残った。特技の長時間潜水か

格ゲーブーム時代に描かれたギャグ作品では、四天王の残り3人がネタに走る事が多い中、シャドルーの苦労人ポジションにいる事が多かった。
髪の事で弄られたり、リュウへの執念がおかしな方に向かうネタも多かったが。

+ 実写映画版
色々アレな事で有名なハリウッド映画『ストリートファイター』では、フルネームは「ヴィクター・サガット」という事になっており、
見た目は割とゲーム版に近いが武器商人という設定で、武器をシャドルーに売りさばいて営利を貪ろうとしていた所、
バイソン将軍(日本でいうベガ)が金を自作のバイソン・ドル(シャドルー領内でしか使用不可)で払ったため、
怒って反旗を翻す…といった苦労の絶えない人物となってしまっていた。
昔はファイターだったらしく、配下の闘士ベガ(バルログ)の戦いを見て「自分も昔は“鉄の拳”と呼ばれる闘士だった。」というような事を語っている。


キャラクター性能

初登場は『初代』からであるものの、プレイアブルキャラクターとして使用可能になったのは『II'』からとやや遅め。
基本は飛び道具のタイガーショット弾幕で飛ばして無敵対空のタイガーアッパーで落とす波動昇龍キャラであり、
リュウ達に比べると通常技のリーチが長い反面全体的に小回りが利かないため近接に寄せ付けないよう立ち回るのが鍵になりやすい。
良くも悪くも飛ばせて落とすスタイルで戦うためか隙のさじ加減やシステムとの噛み合わせによって強さが変わりやすく、
シリーズによって弱キャラだったり、上位にいたりとあまり安定しない。

CPU専用のラスボスだった『初代』では、
必殺技らしい技は「波動拳」(別名タイガーアタック、後の上段タイガーショット)のみというシンプルなスタイル。
…が、このサガットの波動拳は直撃すると30ダメージ。総体力が48なので、最大体力8分の5が一瞬で無くなるという超高火力な飛び道具である。
無論、ただの必殺技なので平気でホイホイ撃ってくる上、軌道が波動拳に比べやや上方なので相殺も出来ない凶悪仕様であった。
これ以外に「ガードで波動拳や竜巻旋風脚の削りを受けない」「通常技も高性能」など、ラスボスとして普通に高性能である。
『初代』の仕様上3ヒットしていきなり体力が16分の1(MUGENでいう62~63)になることもあるのだからたまったものではない。
…と言いたい所だが、敵キャラクターの中で唯一ジャンプができず、削りを無効化できても波動拳を飛び越えることはできない
(ちなみにジャンプ攻撃を持たないキャラはもう一人いる)。
また、上記の通りサガットの波動拳は上段撃ちしかないのでしゃがみ攻撃の良い的であった。天敵は昇竜拳じゃなく足払いだった
結局、ゲーム内での強さはアドンの方が上と言われている。合掌。
しかし、調子に乗ってしゃがみ攻撃を打ちまくったり、逆にしゃがみガードで待っていたりすると、しゃがみガード不可なタイガーニーが飛んでくる。
流石にその辺りはラスボスとしての威厳を保ったか。
余談だが、『初代』ではダメージボイス及びKOボイスが隆・拳と敵キャラで分けられているのだが、サガットは何故か隆・拳と同じものになっていた。


 続く『II(無印)』でもCPU専用の中ボスとして登場。
 波動拳は「タイガーショット」に名前が改められた。
 ここから「タイガーショット」と「グランドタイガーショット」の上下段撃ち分けや、
 対空技の「タイガーアッパーカット」が追加され、
 以降は「飛ばせて落とす」戦闘スタイルが確立されている。
 中ボス故か通常技の火力が異常に高く、「(グランド)タイガーショット」の隙が全然無いなど、
 アパカで地上の相手をダウンさせられず、通常投げもないという欠点を差し引いても、かなり高性能なキャラであった。
 また、タイガーショットは『II'』以降よりもやや下に判定が広く、一部のキャラクターはしゃがんでも躱せない。

その後『II'』で正式にプレイヤーキャラとして使えるようになっており、突進技の「タイガークラッシュ」も追加。
それ以降、大幅弱体化されたベガのような露骨な調整等も特に無く安定しており、『II』シリーズでは常時強キャラと認識される事が多い。
『II'(D)』と『II'ターボ(T)』のサガットには何故かリバーサルで出した打撃必殺技がガード不能になるというバグも存在し、
安易な起き上がりの暴れを潰すのも逆に攻める側が択をかけられる事態となっていた。
SFC版『ターボ』では難易度及びゲームスピードを最大にすると弾幕が高速でばらまかれ、ジャンプには超反応高火力アパカで対空と、
最早無理ゲーに片足突っ込んだ文字通り難攻不落の砲台要塞と化す。

「飛んだら負け」「しゃがんだら負け」「技を出したら負け」
「ガードしたら負け」「動いたら負け」「動かなくても負け」
「何しても負け」
アイガアイガアイガアイガーアイガー


 『スパIIX』では下から数えた方が早いが、隠しコマンドで前作『スパII』仕様(通称「青パン」「Sサガット」)が選べるため、
 通常のサガットを使う人は一部の物好きと言っていいほどSサガットが使われたので事実上戦力は下がらなかった。
 それどころかキャンセル可能な技が増えて接近戦に小回りが利き、『スパII』の頃より更に強化されている。
 海外製のダイヤグラムでは通常サガットが除外されSサガットの方が載っている有様。
 このSサガットによって、帝王の名に偽りない強さは保たれていると言える。
 また、グランドタイガーショットが下段判定に変更され、ショットを放つ腕にも攻撃判定が付くようになり、堅牢さにも磨きがかかった。
加えて通常技の性能も良く、立ち小K、立ち中Kが2ヒットするため、気絶値が他キャラの2倍になる。
これにより、気絶値が固定化された『ウルII』では「J大K→立ち中K」だけでピヨるといった破格の性能を持つ。まず当てる機会が無いとか言ってはいけない

『ハイパーII』では(CPU専用の『初代』を除き)全シリーズから使用できるが、
SとXのサガットの上下タイガーの隙がでかくなっているというバグがあり、歴代最強と目されるDサガットを選ぶ人が多い。
また、DとTのサガットは何故かリバーサルで出した打撃必殺技がガード不能になるというバグを削除されず本作でも継続で使用可能、
それどころか本家のDやTには無かった飛び道具にまでリバサガー不が付与され、
更には空中喰らいからのリバサにも同様にガー不付与の効果を得る強化を受けてしまった
真空投げサイコハメザンギの投げ射程無限等は修正されているのに)。
無敵技のアパカは勿論、相手がガード不能アパカをやり過ごそうと手前でガードしていたらガード不能下タイガーが飛んでくるという理不尽な事が可能。
TサガットにもDサガット同様上記のガード不能はあるが、あくまでDサガの下位互換に過ぎないため使われる事はまず無い。
その理由として、単発火力が(Tキャラ全体に言える事だが)Dキャラに劣り、下タイガーの隙もDサガよりでかいという点が挙げられる
(ただし、ハイパーSやXよりはマシ。「D=(無印)S<T<ハイパーS<(無印)X<ハイパーX」の順に隙がでかくなる)。
唯一Tサガが勝っている点としてアパカの根元の攻撃判定が下方向に伸びており、足払い系に対して強化されている事。
なのでDサガではアパカが足払いに潰されるorスカされる事があったが、Tサガでは逆に一方的に討ち勝てる。なおこれはS以降も同様。
逆を言えばこれがDサガの唯一にして最大の弱点でもある。
上記のバグは通常版のみであり、後に発売された廉価のカプコレ版及び『カプコン ファイティング コレクション』は修正ROMとなっている。
この修正ROMでは修正版ハイパーS及びハイパーX共に当時の仕様に戻っている一方で、D、Tのリバサガード不能はそのままという、
Dサガット使いには嬉しい仕様である。
上下タイガーの隙はD、Sいずれも完全同一(全体48F)だが、
下タイガーは頭~二の腕辺りの食らい判定が、Sだと若干縦に伸びているのでその分Dが有利。
総合的にはDが上とされるが、下の参考動画を見れば分かるようにDに無いSの強みもあるため、ガチ対戦でサガットを使用する際は、
  • ガード不能リバサ必殺技、食らい判定が短い&気絶値が高いタイガー、高い単発火力のD
  • 上段ガード不可の下段判定&回転率が良過ぎる下タイガー、
    根元攻撃判定下方向拡大で足払い系に強いアパカ、キャンセル対応技増加のS(XS)
このどちらか2択となる。
+ 参考動画まとめ
D(7:07~)
D
T
XS

D。独歩、キレた!!丹下段平、唖然…
D
T(2:04~)
XS
XS
DとXSの比較

『ZERO』シリーズでは初代から参戦している。
…のだが、タイガーショットの隙がでかくなり、アパカ(開発前の必殺技「タイガーブロウ」)の性能も下がった事で、かなり弱くなった。
ダイヤグラムでは、ダンと5:5だった数少ないキャラの一人である。
通常技の性能も、リーチは長いが、隙がでかい技が多く、あまり性能が変わらなかった事から、
意図的に弱くしているのではないかと邪推したい程である。
しかし『ZERO3』では相変わらず通常技が弱いものの、V-ISMのオリコン性能が高く永パへ移行しやすい事から、
隙あらばオリコンから永パに持って行く一発キャラとなっている。

CVS2』ではジャンプ防止の遠立ち強P・主力牽制のしゃがみ強P(通称「上デヨ」「下デヨ」)の使い勝手が異常に良く、
ブランカと並ぶ最強クラスのキャラとして君臨した。
それ以外の通常技も使えない技を探すのが難しいほどな上、典型的な波動昇龍キャラの為、誰が使ってもそれなりの強さになるキャラであった。
好きとか嫌いとかはいい。サガットを使うんだが『CVS2』初心者の合言葉である。ん?前にもどこかで…
余談だが某ゲーム雑誌のやりこみ企画において、「Kグルサガットの強Pのみを使用かつ移動・ガード無し」という縛りプレイで、
家庭用のボスバトルクリアを成し遂げた猛者も存在している。

『ストIV』では高い体力、牽制タイガークラッシュの隙の無さ(歴代と違ってしゃがんでも当たる)、タイガーショットの威力・相殺性能・連射性能、
ウルトラコンボの高性能ぶりなどから稼動初期からずっと最強キャラとして君臨した。
他にもリュウやザンギエフ、豪鬼といった異様に強いキャラはいるが、リュウと違って攻めなくても勝てる(単発の威力が高く対空でもかなり減らせるため)、
ザンギエフには有利に戦える上にザンギエフ自体が対策が進んで伸び悩んでいる、
豪鬼も立ち回りは優れているが体力が低すぎるため一歩遅れを取っている、
などから文句無しの一強と評価された。
08年11月21日の時点で使用率は6.9%で6位なのにMASTER54人、GRANDMASTER6人と、
マスター数が異常に多い(リュウの2倍、ザンギエフの3倍)事が何よりの証明だろう。
09年4月20日の時点で使用率が7.2%、MASTER100人以上、GRANDMASTERが17人。驚異的である。
ガチ勢による詳細な解説

+ 実は……
実はこのサガットの強さについてだが、北米版タツノコVS.CAPCOMのプロデューサーを務めた新妻良太氏がインタビューにて、
「ストIVは、サガットとセスを当初の予定より強くしすぎてしまった、でも別のキャラを使う上手なプレイヤーなら勝つ事が出来るから、
 バランスが全く釣り合っていないわけじゃない」
という旨の発言をしている。
どうやらこの時のサガットの強さはCAPCOM側にとっても少々予定外だったらしい。

突出した部分が多かったためか、『スパIV』では相応の調整を受けた。
  • 体力値とスタン耐久値が減少(他のキャラにも言えるが)
  • タイガーニークラッシュ、タイガーショットの隙が増加(下タイガーショットはリュウの波動拳と同じ硬直に)
  • 猛威を振るったタイガーアッパーカット根元ヒット確認セービングキャンセル→ステップハイキック→
    ウルコン「タイガーデストラクション」による通称「ワロスコンボ」の大幅な火力低下
ただ、飛び道具の打ち合い合戦への割り込みや突進攻撃への確反として使える、
新ウルコン2「タイガーキャノン」(ストEXと違って超高速ではない多段飛び道具)が追加されたり、
ゲージ消費でタイガーアッパーカットを一回だけ強化する「アングリーチャージ」等、
新しい要素が追加されたので某宇宙最強某お弟子さんになるまでには至ってない。

CAPCOM格ゲーオールスター『CAPCOM FIGHTING Jam』では、
開発段階ではイーグルなどと共に「初代ストリートファイター」チームとして登場する予定だった。
ドット絵も『CVS』のような『ZERO』の使い回しではなく『ストII』をベースとした細身のものに仕上がっていたが、
惜しくも『初代』チーム自体が参戦候補から外され、ステージ背景の出演に留まった。


MUGENにおけるサガット

登場作品が多いためか、アレンジも含め数多く存在している。代表的なもののみ記す。

I、II、ZERO

+ CWDEVINE氏 & Falchion22氏製作 初代アレンジ仕様
  • CWDEVINE氏 & Falchion22氏製作 初代アレンジ仕様
公開サイトの消失により、現在は入手不可。
姿形は『初代』準拠だが、アレンジされているのでバ火力は無い。
その代わり「グランドタイガーショット」や「タイガークラッシュ」などが追加されており、
更にはスーパーコンボで「タイガーキャノン」や「タイガーレイド」までも使えるようになっている。
デフォルトでAIが搭載されており、中々侮れない動きをしてくる。

+ リン&バット氏製作 SFII仕様
  • リン&バット氏製作 SFII仕様
2010年11月のiswebライト終了によるサイト消滅により現在は入手不可。
CPU専用だった初代『ストII』仕様。原作の火力は抑えられている。
あくまで初代『ストII』仕様なので、通常投げが搭載されていない。
J・J氏がAIを製作していたが、現在は公開停止。

+ MASA@DAS氏製作 SFII'仕様
  • MASA@DAS氏製作 SFII'仕様
WinMUGEN対応の『ストII'』仕様。タイガータイガータイガーアパカッ(ry
2017年2月のJ COMのWebSpace終了によるサイト消滅により、現在はマムル氏によって代理公開されている。

の人ことel氏による外部AIも製作されており、導入するとタイガー砲台と化す。
また、グランドタイガーショットを下段判定にしたり、空中コンボを食らわないようにする等、様々な設定が可能になっている。
更におまけで降龍モードに切り替える事ができ、降龍モードはタイガーアッパーカットからヨガフレイムが8発出る
同氏により全AI大会動画使用禁止の宣告がなされたが、
現在は「迷惑を被る方がいないか、人目に曝す事によって気分を害する方がいないかに注意をしてくれれば今後自由に使って頂いて構いません」との事。
この他、NNC氏もAIを公開している。

+ あだむすきー氏製作 ZERO3仕様
  • あだむすきー氏製作 ZERO3仕様
『ZERO3』仕様。J・J氏のAIも公開されているが、動画ではあまり見かけない。
現在は2016年のフリーティケットシアター終了及び、サイト閉鎖により入手不可。

+ ミマァ氏製作 スパIIターボHDドット
  • ミマァ氏製作 スパIIターボHDドット
北米のXbox Live アーケードで配信された『Super Street Fighter II Turbo HD Remix』(スパIIターボHD)の画像を使用した、
D4設定対応の高解像度なサガット。
初代モードとストIIモードの2種類が用意されており、defファイルから選ぶ形になっている。

初代モードは『スパIIターボHD』の画像で『初代』の性能を再現しており、
オリジナル要素としてタイガーアッパーカットとグランドタイガーショットが使用可能。
『初代』のバ火力を再現しており、特に追加技のタイガーアッパーカットは根本で当てると1000ダメージ(カンフーマン相手なら即死)というトンデモ火力。
ストIIモードは『II』シリーズのハイブリットとなっているが、『ZERO』以降の技であるタイガーレイドやタイガーキャノンも使用可能。
初代モードよりは抑えられているが、『ストII』準拠故か火力は高い。

AIは搭載だが、外部AIは製作者不明の初代モード対応のものと、史上最強の弟氏によるストIIモード対応のものが存在。
前者は小物ロダ(語るスレ用に非ず)、後者は氏のロダにて公開されている。

+ KAZ氏製作 ハイパーストII仕様
  • KAZ氏製作 ハイパーストII仕様
2020年10月1日に新MUGEN版とWinMUGEN版が同時公開された。
同氏作のガイルダルシム同様にモード毎に通常技から必殺技までの攻撃判定、食らい判定、発生フレーム等々細かい仕様が見事に再現されている。
全モード共通で「カンタンコマンドモード」という設定があり、スタートボタンでいつでも切替可能。
これはGBA版の仕様を再現しており難しいコマンド入力をする事なく各種必殺技が出せるようになる。
原作では4つのモードに加え、原作では選ぶ事が出来なかったNORMALモードとアレンジモード、
そして一部でレインボーモードの選択ができ、合計8つのモードから選べる。
カラー差による性能変化は1PがNORMAL、2PがDASH、3PがTURBO、9PがSUPERX、10PがSUPERモードでそれぞれ固定。
11Pで凶性能、12Pで狂性能化し、モードはアレンジ固定となる。
これら以外のカラーのモードは下記コンフィグで設定可能。

NORMALモードでは足払い等の下段技や通常投げが無く、全ての通常技が大攻撃判定扱いとなっている他、
タイガーアッパーカットの地上ヒット時にダウン効果が無く、技中にダメージを受けるとカウンターダメージが2倍になる仕様や、
上タイガーが一部の座高の高いキャラだと当たる等、細かく忠実に再現されている
(NORMALモード以外ではしゃがみ状態(StateType="C")のジャガーノートのようなデカキャラ相手でもスリ抜ける仕様との事)。
また、NORMALモードのみ上タイガー下タイガー共に、モーション速度や硬直時間がやたら短い「砲台モード」となる。
恒例のコンフィグにてデフォルトAIを10段階に設定可能。
なお、NORMALモードでは通常投げは無いと書いてあるが、当て投げに関しても通常投げが無いからといって高を括っていると、
漏れ無く発生0Fガード不能&ガードキャンセルアパカ(この時のアパカはダウン効果あり)が飛んでくるので当て投げ対策は十分にされている
(他のモードでは投げ返しで応対する)。

また、同氏作のガイルやダルシム同様に一定時間以上"MoveContact"(ヒット、ガード問わず攻撃が当たった状態を検知)が取れないと、
攻撃が全く当たらない「論外キャラ」だと判断し、真空投げを使用してくる。
真空投げに関してはコンフィグにて一応設定項目はあり、デフォルトでは11Pと12P以外で真空投げを使うのは自重しているが、
この場合はそれを無視するため注意。
紹介動画

CVS

+ kamekaze氏製作 CVS2+アレンジ仕様
  • kamekaze氏製作 CVS2+アレンジ仕様
『CVS2』アレンジ。キャラ自体の性能が良いのに加え、AIもデフォルトで搭載されており中々の強さを誇る。
かなり積極的に攻めてくる為、場合によっては一気に勝負を決められてしまう事も。
参考動画
プレイヤー操作(7:00~)

+ H"氏製作 CVS2+アレンジ仕様
  • H"氏製作 CVS2+アレンジ仕様
現在は代理公開していたURA(Re:)氏のOneDriveのアカウントが凍結されたため、入手不可。
『CVS2』仕様。かなり原作に近い性能で、グルーヴシステムも再現されており、その完成度は折り紙付き。
原作をプレイしていた人からしても違和感があまり無い仕上がりだが、中ジャンプが可能になっていたり、
PやSグルの強化が出来るようになっていたりとアレンジも施されている。
また、『ZERO』シリーズのスーパーコンボ「アングリーチャージ」も使用可能だが、効果は「使った後の必殺技全てを1度だけ強化」となっている。

KELN氏が全グルーヴ対応のAIを公開している。
コンフィグではAIの切り返しレベル(頻度・反応速度に影響)の調整、EXグルーヴへの固定が可能。
デフォルトのEXグルーヴ(ゲージがCグルと同じ)ならアッパーカットでダウンさせた後にゲージ溜めを行い、
相手が触りに行こうとするとブロッキングからのアパカやスパコンで迎撃するのでゲージ効率が良く、守りが非常に強い。
kamekaze氏のAIとは対照的に積極的な攻めは見られないものの、超反応のアパカをまるで自重しないので崩しにくい。
ただその所為で、対人戦ではその超反応の隙を逆に突かれたり、AI戦ではパターンに嵌めたり逆に嵌められたりする事もある。

この他には、DHQ氏によりゲージのバグなどを解消するパッチが製作されている。
ただし他のAIパッチとの共存は不可能。また、このパッチにもAIは付属していない。

+ Gal129氏製作 CVS2+ZERO3仕様
  • Gal129氏製作 CVS2+ZERO3仕様
『CVS2』仕様。H"氏のものと同様に非常に高い再現度を誇る。
ラウンド開始時に左右で『ZERO3』性能に変更でき、「アングリーチャージ」も使えるようになる。
コマンドは23623+S。原作通り次のタイガーブロウを一度だけ強化する。
又、option.cnsをいじる事でEXグルーヴの設定も可能。
ダンが首根っこを掴まれながらアッパーカットされたり放り投げられたりする『ZERO3』のイントロがあるのも特徴。
この時捨てられたダンを何度も攻撃すると叫びながらすっ飛んでいく

氏の他のキャラ同様、中々優秀なAIもデフォルトで搭載されている。
人操作で挑むと上記サガットのKELN氏AIほどではないが、的確なポイントでアパカor強パンチが飛んでくるため中々厄介。
通常技や飛び道具での牽制も手強く、『CVS2』サガットの強さがよく分かる行動を取ってくるAIである。

+ Fido氏製作 CVS2+MX仕様
  • Fido氏製作 CVS2+MX仕様
現在は入手不可。
ブロッキングやジャストディフェンスを搭載。氏のMXシリーズ共通のシステムを持つ。
エフェクトが非常に綺麗。

SVC

+ Kurai Naito氏製作 SVC+アレンジ仕様
  • Kurai Naito氏製作 SVC+アレンジ仕様
2017年に氏のサイトが消滅した事により、現在は正規入手不可。
同氏のガイルと同様、演出面がかなり強化されており見栄えは良い。
……が、何故かヒット音が妙に軽いため「重いのに軽い」という妙な印象を受ける。
よく動くAIがデフォルトで搭載されている。

+ dorodoro氏製作 SVC+6ボタンアレンジ仕様
  • dorodoro氏製作 SVC+6ボタンアレンジ仕様
外見は『SVC』のものだが、性能は6ボタン仕様の独自アレンジ仕様。
原作をベースに4ボタン仕様から6ボタン仕様となり、EX必殺技が使用可能。
超必殺技の内グランドタイガーキャノンは使えなくなったが、
代わりに体力が4分の1以下で発動できるオリジナル3ゲージ技として、
巨大な虎の気弾を発射するタイガーキャノンの強化版「タイガーキャノンEX」と、
乱舞技「タイガーエグゼキューション」が追加されている。

また、7Pカラー以降はオリジナルのアナザーモードとなり、
ダッシュ含む特殊動作やオリジナルのゲージ技が削除される代わりに、
通常技をキャンセルして超必殺技が出せるようになる。
このモードではSEが変わるのも特徴で、7~9Pカラーの場合は『ストII』、10~12Pの場合は『スパII』準拠。
AIは未搭載。
プレイヤー操作(通常モード)
プレイヤー操作(アナザーモード)

改変キャラ

+ kamekaze氏製作 ボスサガット
  • kamekaze氏製作 ボスサガット
同氏製作のジョーの改変キャラ「Nega Joe」との戦いの結果、悪のパワーに目覚めたか注入されたかしたらしいサガット。
元々紫色の不気味な体色をしているが、ボタン同時押しのEX必殺技を放つ時には赤黒く変色する。彼に何が起きてしまったのだろうか。
また、雷鳴と共に現れる登場シーンが実にやかましい。

上記のCVS2版サガットから目立った変更点は、
  • 体力が1000から1150に増加。
  • 3ボタンチェーンが追加。
  • タイガージェノサイドとタイガーレイドが消え、乱舞技「タイガーバースト」が追加。
  • 「タイガージェノサイド!」と言いつつ神龍拳を繰り出す「タイガー龍拳」が追加。名前に突っ込んではいけない
  • 地面に潜ってファイナルサイコクラッシャー風跳び蹴りを繰り出しまた地下から戻ってくる「タイガークラッシャー」が追加。
  • ごくわずかにゲージが自動回復。あまり影響はない。
  • 体力が約485以下になったら自動回復。かなりきつい。
というもの。
体力自動回復は食らい状態では機能せず、「演出時間の長い超必殺技を当てたら逆に回復されていた」という事態は起きないようになっている。
残り体力が半分になったあたりから、強烈なコンボや超必殺技で一気に仕留めれば、回復機能がある事に気付かないかも。

+ Ethan Lives氏製作 Perfect Weapon MB-02
  • Ethan Lives氏製作 Perfect Weapon MB-02
「BRAZIL MUGEN TEAM」の改造キャラ企画「Special Operation」の一作。
MBというのはバイソン将軍の事。オアーではない。
基本パラメータが高く設定されており、烈風拳カイザーウェーブ、レーザーやミサイルを駆使して戦う。
MUGENに古くから存在する凶キャラで、初期バージョンと、グラフィックを全面的に描き換えた新バージョンが存在する。

+ にゃん☆鬼龍氏製作 磯野波平
  • にゃん☆鬼龍氏製作 磯野波平
こちらを参照。

+ chuchoryu氏製作 SSFIV仕様
  • chuchoryu氏製作 SSFIV仕様
海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されていたが、現在はリンク切れにより入手不可。
セービングなど、『スパIV』仕様を再現したサガット。
『ZERO』及び『CVS』系の絵を基にニュートラルポーズや歩行ポーズを描き換え、
ウルトラコンボは「タイガーディストラクション」と「タイガーキャノン」の両方が使える。
sndファイルが日本語版と英語版の両方入っており、好きな方を選ぶ事が出来る。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ Mulambo氏製作 MAYBE SAGAT
  • Mulambo氏製作 MAYBE SAGAT
MUGEN1.0以降専用。
ピングーなどの作者として知られるMulambo氏による、超カオスな改変キャラ。
単体公開はされておらず、同氏製作のコンプゲー『Street WTFighter』に収録されている。
凄まじい数のタイガーショットを発射し、超必殺技の強化版では相手の体力をごっそり持っていくなど異常な挙動を見せるが、
何よりも大ポトレの手遅れ感がヤバいと言わざるを得ない。

+ ストーリー動画ネタバレ注意
KING OF FIGHTERS Xでは、中平漫画を準拠に登場。
帝王としての威厳と誇り、初登場時に見せた屈指の激闘と熱さから、たちまち同作を代表する人気キャラとなった。
武人としてのその姿には、一見の価値があるだろう。





 「覚えておけ!

  これが真の帝王の拳だ!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー

+ 一覧
DIOの喫茶店
Drえーりん診療所
I can`t back to the yesterday
K&K
KING OF FIGHTERS X
MUGEN STORIES INFINITY
WME RAW+SMACKDOWN
MUGNE ON STAGE
アリスさん姉妹・R(中西サガッ道)
イングリッドの愉しい学園生活
織姫座のバルログ
機巧デスマーチ
鬼神無双!
サイキョー流珍道中
サイキョー流珍道中第二幕 サイキョー漫遊記
シンクロナイズド・ストーリーズ(KOFX枠)
紳士先生オズわ!
戦国無限(MB-02)
大闘領 -Sengoku Legend of the Gainers-(KOFXより、非戦闘)
掌の歌
中の国
どこの何よりも小さな夢(非戦闘)
ネスツの栄光
風天のクァンド
宝石少女とツギハギのカミサマ
魔王の策略
むげコン!
(第0回)└ キャミィのはじめてのおつかい
無限の果てに。
八意家の兎さん
ルガール社長の挑戦

プレイヤー操作

実況付きP操作 Tarie配信(102キャラ目操作キャラ、dorodoro氏製)
MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま40操作キャラ(dorodoro氏製)、さまざま50(Kamekaze氏製))


"TRY AGAIN, KIDDO!"


*1
『EX』シリーズにおいては、稼働当時(1996年)より『ZERO2』以前に出場していたキャラはその担当声優がそのまま続投する形で、
それ以外はテレビアニメ版(1995年)のキャストが担当する流れであった。
だが、サガット(と両方に居なかったブランカ)はそのどちらでもない第三者が演じていた。

*2
原作ゲームとは世界観を異にする『ストII MOVIE』では、
ベガに対して「ベガ様」とベガを様付けで呼んでいたり、敬語口調でベガに話しているためこの作品ではベガに忠誠を誓っていたようだ。

*3
実は『初代』の頃は眼帯の向きが一定しておらず、明確に左右が特定できるものでも「公式イラスト→左目、撃破時のポトレ(正面向き)→右目」となっており、
左右反転するものでも「戦闘前のポトレ→奥側、戦闘時のグラフィック→手前側」に眼帯着用となっていた。
『II』以降では「戦闘前後のポトレ→奥側、戦闘時のグラフィック→奥側」で揃っており、公式イラストも右目に眼帯着用になっている
(『ZERO2』のみ「戦闘前後のポトレ→手前側、戦闘時のグラフィック→奥側」と再び統一されていなかった)。

*4
参考までに実在人物の例を出すと以下の通りになる。
ジャイアント馬場 209cm / 130kg / 29.8以上(肥満1度)
シャキール・オニール 216cm / 147kg / 31.51(肥満2度)
マイケル・ジョーダン 198cm / 98kg / 25(肥満1度)
ヤオ・ミン 229cm / 141kg / 26.89(肥満1度)
馬場氏はプロレスラー、シャキール氏以下は元バスケットボール選手。いずれも長身で(どちらかと言うと)細身に見えるが、
サガットと同程度の身長であるヤオ・ミン氏ですらこの体重とBMIである。シャキール氏に至っては肥満2度。
つまり『V』の設定でも軽すぎる言わざるを得ない
+ 実は…
サガットに限らずツッコミどころばかりな『ストリートファイター』シリーズのキャラの体重設定だが、
実は『II』では日本と海外で体格設定が異なり、海外の方が体重が重く設定されていた
サガットも例に漏れず、身長7フィート5インチ(226cm)に対し体重は303ポンド(137kg)、BMIは26.89もあったのである。
海外の家庭用移植版で日本版の設定が使われた一方で、四天王に関してはまた独自に設定されたり、
日本でもフィートやポンドで表記する際に海外のものをそのまま持ってきたせいで、
正確な身長と体重が分からないという事態も起きてしまったが

その後『V』で一部を除くキャラの体重が見直され、ほとんどのキャラに関しては見た目と釣り合った設定になった。
ブランカと本田はともかく、何故サガットのBMIが滅茶苦茶なままなのかはわしにもわからん…

+ 『II』キャラ(『ターボ』まで)の体重設定・BMIの遷移
「身長(cm) / 体重(kg) / BMI」の順に表記。体重非公表の春麗、ほぼ同設定かつ可変のダルシムは除外。
日本版『II』 海外版『II』 家庭用海外版『II』 『V』
リュウ 175cm / 68kg / 22.20 178cm / 79kg / 25.11 178cm / 68kg / 21.52 175cm / 85kg / 27.76
ケン 176cm / 76kg / 24.54 180cm / 82kg / 25.10 178cm / 77kg / 24.25 175cm / 83kg / 27.10
ガイル 182cm / 86kg / 25.96 188cm / 99kg / 27.99 185cm / 87kg / 25.20 182cm / 99kg / 29.89
ブランカ 192cm / 98kg / 26.58 193cm / 119kg / 31.89 196cm / 99kg / 25.85 192cm / 98kg / 26.58
本田 185cm / 137kg / 40.03 185cm / 160kg / 46.57 188cm / 138kg / 39.03 185cm / 137kg / 40.03
ザンギエフ 211cm / 115kg / 25.83 213cm / 172kg / 37.86 213cm / 116kg / 25.51 214cm / 181kg / 39.52
バイソン 198cm / 102kg / 26.02 198cm / 113kg / 28.89 196cm / 114kg / 29.88 198cm / 135kg / 34.44
バルログ 186cm / 72kg / 20.81 188cm / 78kg / 22.08 183cm / 94kg / 28.21 186cm / 84kg / 24.28
サガット 226cm / 78kg / 15.27 226cm / 137kg / 26.89 224cm / 128kg / 25.69 226cm / 98kg / 19.19
ベガ 182cm / 80kg / 24.15 188cm / 116kg / 32.87 180cm / 115kg / 35.43 182cm / 112kg / 33.8


最終更新:2024年03月11日 18:35