スパイラル


アメリカのマーベルコミック『X-MEN』シリーズに登場するヴィラン(悪役)。
初出は1985年の『Longshot #1』。
また、CAPCOMの格闘ゲーム『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』及び『MVC2』にも出演している。
『MVC3』では参戦はしなかったが、ビューティフルジョーのEDにモジョーと共に出ていたりする。
テレビ東京で放送された1992年アニメ版での日本語吹替声優は 岡村明美 女史。

本名はリタ・ウェイワード("リコシェ"・リタ)。身長178cm。体重68kg。
「飛び跳ねリタ」の名前で知られたスタントマンであった。
だが、ある日「未来の自分」に襲撃されてから運命の歯車が狂い始める。
彼女を助けたのは、異次元からやってきたX-MENの一人、ロングショットであった。
彼女はロングショットと恋に落ち、彼が自分の次元「モジョーバース」へ帰る時も一緒に付いて行った。
だが、視聴率が全てのディストピアであるモジョーバースを支配するモジョーに捕まってしまい、
ロングショットも彼女に関する記憶を全て消去されてしまった。
そして、彼女はモジョーから肉体的・精神的改造を受け、ヴィラン「スパイラル」が誕生してしまったのである。

彼女はモジョの命令を受け、手始めに「過去の自分」を襲撃するが、(歴史の通り)失敗。
その後もX-MENやその他のヒーローチームと度々交戦し、アイアンマンに勝利するなどの戦果も納めている。
改造の結果加虐的な性格になってしまったが、心の底では改造したモジョーを嫌っている様子である。

なお「リタが改造されスパイラルになり過去に戻った」という上記のエピソードは後付け設定であり、
これ以前にリタはスパイラルとは別の人物であるかのように登場していた。
このため、初期の資料ではスパイラルが「人造生命体」とされていた事もある
(一例として、『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム』には「モジョーが造り出した人造人間」と表記されていた)。

ヴィランとしての能力は、何よりもまず「次元移動の能力」である。
改造の結果取り付けられた6本の腕(内2本は機械)で複雑なダンスを踊る事で「時間・空間・次元」を移動する。
より「遠く」へ行こうとすればするほど、モーションも複雑なものが要求される。
また自分の外見を偽装したり、念力で剣を操ったりと、様々な魔術を使いこなす。こちらも印やダンスが必要である。
さらに、6本腕に剣を持っての白兵戦闘も非常に強力である。

埋め込み型のサイバネティックツールの商売もやっており、サイロックも義眼を買いに来た事があった。
もっとも、カメラ内蔵のものを売り付けてX-MENをスパイしようとしていたが。


格闘ゲームにおけるスパイラル

COTA』にて、プレイアブルキャラとして登場。
格闘ゲームでも、特異な通常技特殊技を利用して攻めていくテクニカルなキャラになっている。
特に、自分の周囲に剣を展開して任意のタイミングで飛ばす「ダンシングソード」による固めと削りが強力である。
ちなみに、2P側で隠しキャラ豪鬼を使おうとしてコマンドに失敗するとスパイラルになる(1P側だとシルバーサムライ)。
あっちがシッパイサムラーイならこっちはシッパイラールか

その後のシリーズ作品では暫く出番が無かったが、『MVC2』にてシルバーサムライと共に復活。
『MVC2』では、上記のダンシングソードにこいつこいつアシストを合わせてひたすら弾幕を張る事が出来る。
他にもダンステレポートという発生1Fの優秀な移動技もあり、アイアンマンと共に4強の次点に位置している。詳しくはここで。
有名な使用プレイヤーはEvo2005を制した、DucVader氏。

前述通り『MVC3』ではビューティフルジョーのEDにて登場。
ギャラクタスを倒したジョーを使えば視聴率の取れる番組が作れるだろうと、
モジョと共に番組撮影を始めた彼女達だが、ジョーがアドリブを多発する所為で撮影は難航。
同じシーンがテイク182にもなってしまった。

余談だが、別の意味での戦闘力も目視でも確認出来るほど高く、
6本の腕をくねらせつつ戦うため、一部ではエロいと評判である。


MUGENにおけるスパイラル

+ kong氏製作 MVC2+アレンジ仕様
  • kong氏製作 MVC2+アレンジ仕様
原作での技は一通り揃っており、恒例の調整可能なAIもデフォルトで搭載済み。
ただし元々強い点を伸ばす氏の方針からか、「ダンシングソード」が周囲に展開した時点で攻撃判定が出るようになっているため、
「ダンシングソード」をノーゲージで展開出来る劣化ウロボロスとして使う事が出来る
そのためプレイヤー操作であれば開幕「ダンシングソード」で、飛び道具飛び道具反射技を持たない相手ならば一方的に削り殺す事も可能。

+ mmm氏製作 スパイラルカスタム
  • mmm氏製作 スパイラルカスタム
こちらはMVC2版を再現した物となっている。
現在は公開されていない。

+ Luchini氏製作 COTA仕様
  • Luchini氏製作 COTA仕様
中々のAIが搭載されているが、氏の他キャラ同様一部を弄らないとWatchモードでAIが起動しないので注意。

+ Koldskool氏製作 COTA+アレンジ仕様
  • Koldskool氏製作 COTA+アレンジ仕様
Luchini氏のスパイラルを元に、KOF風の避けや前転、ゲージ溜め等を追加したアレンジ版。
MUGEN1.0専用。
デフォルトでAIも搭載されているが、ワープからダンシングソード展開から剣を飛ばすのみの簡易版。
コンボも通常攻撃のみで打ち上げからの追撃は無い為、ひとまず動く程度で大会等に使うには厳しい。

+ Iwakick氏製作 MVC2仕様
  • Iwakick氏製作 MVC2仕様
シルバーサムライコロッサスに続く第3の『MVC2』キャラ。性能はほぼ原作再現となっている。
ヴァリアブルアシスト敏腕秘書壁要員のアシストを搭載。
また開幕のイントロは、業務用基板の設定画面から始まって『COTA』の豪鬼成功コマンドを再現したものとなっている。
特殊イントロに対応しており、対応記述を導入すれば『COTA』キャラクターセレクト画面にMUGENキャラクターを表示させる事も出来る。

AIをデフォルトで搭載しており、ダンシングソードや1Fワープを巧みに使いアシストと連携して攻める手強いAIとなっている。
AIレベルは無いが、その代わり3段階のモード設定とトリカゴ戦法の使用可否によって強さが調節出来る。
アシストなしのモード1、アシストありのモード2、
アシスト+ザンギエフ鋼鉄化+スピードアップ+パワーアップ+防御補正25%UPのモード3があり、デフォルトはモード2。
プレイヤー操作なら試合開始前にもアシストの有無が選択可能。
原作(『MVC2』)上位キャラだけあって、モード1の時点で凶クラスの実力がある。
モード2は凶上位の強さ。『MVC2』の恐ろしさを存分に見せ付けてくれる。
モード3はエルクゥにこそ殆ど負けるものの、多くの凶上位を圧倒し一部の狂下位に土を付ける実力。
同氏のコロッサスのモード3と同様、狂門番クラスと言った所か。
仮にアシスト2名を先に退場させ、さらにパワーゲージを使わせ尽きさせたとしても、最も恐ろしい一発逆転要素があるため最後まで油断は出来ない。
それは実は通常投げであり、原作と違い投げ抜けができない上、AIモードではどこぞのヨガ折檻の如く1回で約5割以上のライフを消されてしまい、
下手にゲージを絡めたコンボよりも酷い有様となる。なのでこの状態での起き攻めは逆に非常に危険である。
相手がMVCキャラならやっぱり切り札を使わざるを得ない
モード1でもこの強さである
モード2に勝った貴重な動画


『MVC2』ではそれなりの出番がある彼女であるが、ニコニコMUGEN動画ではやや影が薄い。
あれか、ニートやら汚いやらと罵られつつも濃い連中が目立ちすぎてるせいか。

出場大会

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  • ぼくのかんがえたおもしろいたっぐとなめ【MTC】

出演ストーリー



最終更新:2024年01月25日 10:15