豪鬼




 我は拳を極めし者


 うぬらの無力さ   

   その体で知れい!

+ プロフィール
  • 出身地:日本(『鉄拳7』では「不明」)
  • 身長:178cm
  • 体重:80kg - 90kg(V)
  • スリーサイズ:B118 W84 H86
  • ファイティングスタイル:殺意の波動(CVS) - 未表記(IV) - 殺意の波動、暗殺拳(V)
  • 上記以外全て:不明
  • キャッチコピー:拳を極めし者(ZERO3以外) - 鬼をも屠る滅の拳(ZERO3)

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
西村知道
ZERO』~『ナムカプ』、OVA『ZERO - THE ANIMATION -』
武虎
『IV』以降(日本語音声)
Dave Mallow
『IV』『MVC3』『ストリートファイター X 鉄拳』(英語音声)
Richard Epcar
『V』『TEPPEN』(英語音声)
郷里大輔
OVA『ZERO: ジェネレーションズ』
松本保典
OVA『ZERO: ジェネレーションズ』(青年期)
Keith Burgess
OVA『ZERO: ジェネレーションズ』(海外吹き替え)

西村氏は『ZERO』シリーズなど多くの作品でベガの声も担当している。

武虎氏に変更されてからの豪鬼は(収録量が増えたのもあるが)西村氏と比べよく喋る。「ナウなヤング」と呼ばれても納得がいくくらい喋る。
『ポケットファイター』以来の台詞の多い豪鬼であるが、声優変更直後で印象が変わったのも相まって「無駄におしゃべり」と言われた事も。
ちなみに武虎氏は、2012年のディズニー映画『シュガーラッシュ』にてゲスト出演したリュウの吹替担当でもある。

Richard氏は後に『鉄拳7』にてSNKからのゲストとして登場したギース・ハワードの英語台詞を担当している(同作の豪鬼は日本語のみ)。
つまり氏は2D格ゲー二大会社の大ボスをそれぞれ演じた事に…ってベガはハブですかそうですか


ZERO3
その名も「拳を極めし者」
‥‥ゴウキ

「殺意の波動」を身にまとい、
孤高の拳士はさまよう‥‥

「死合う」にふさわしい
相手を求めて‥‥
III3rd
「拳を極めし者」……豪鬼。凶凶しくも純粋な「闘い」への執念。
その背に幾万もの亡者を背負い、次の強者を求め黄泉と現世(うつしよ)の狭間をさまよう。
「我が拳……誰ぞ破らん!」今宵もまた、哀しく鬼が戦慄(わなな)く。


ストリートファイター』シリーズのキャラクター。
初出となる『スーパーストリートファイターII X -Grand Master Challenge-』以降、度々隠しボスを務めている。
国内での名前は豪鬼(GOUKI)だが、海外での名前はAKUMA(アクマ)。ファン(主にニコニコ動画)からの愛称は滅殺おじさん
登場演出でボスであるベガを「瞬獄殺」や「」で文字通り瞬殺する事から、プレイヤーにとても大きなショックを与えた。

グラフィックはリュウケンから一部作り替えたコンパチだが、首に数珠をかけており、『II』では足に雪駄を履いている。
ZERO』や『MVC』(『MVC2』まで)ではリュウ達と同じ裸足だが、ニュートラルポーズの手の構えが違う。
III』では帯が縄に変更され、藁草履を履き、道着の袖がリュウ達よりも大きく破け、髪の毛の鬢(≒蟀谷)部分のみが白髪に変色している。
『IV』では再びニュートラルポーズが変わり、篭手がバンデージのように巻いた荒縄に変更され、帯も『III』のものに準じている。
『V』では数珠を袈裟懸けに着用している他、頭頂部で髷を結い、髪と髭を長く伸ばした獅子のようなヘアースタイルになっている。
旧来のファンからは不評のようで、旧コスチュームがDLC売上のトップだそうなのは内緒だ
なお、『IV』においては1からこだわりをもって全部作られているらしい。
その結果、基準となるリュウをマッチョにしすぎたせいで、豪鬼の筋肉のバランスが微妙になってしまったとの事。
なお「モチーフは金剛力士像」との事だが、『ベルセルク』のゾッドに顔つきが酷似している上に戦闘狂的なキャラクター性まで被っているため、
そちらから影響を受けているのではという声も根強い。まぁ元祖ラスボスのベガもまんま鷲崎なので……。

+ 『V』での姿

隠しボスとして真・豪鬼神人豪鬼などのアレンジバージョンが登場する事が多く、
『ポケットファイター』のデフォルメされてコミカルになった豪鬼や『MVC』の半分機械に改造されたメカ豪鬼
サイバーボッツ』に至っては豪鬼を模したロボットの零豪鬼がいたりする。

+ 豪鬼の性格について

 リュウやケンダンの師匠である剛拳の弟であり、
 二人の師匠である轟鉄を殺害し、さらに剛拳をも瀕死に追い込んだ本人。
 ただし非道なばかりの人物ではなく、
 自らのねぐら「獄炎島」の洞窟(地名は「鬼牙洞穴」)に子供が迷い込んできた際は、
 出口まで案内してやるという意外な行動を見せている他、
 「露店(?)で果物を売ってる所を子供が(買いに)来る」
 というハートフルな公式イラストもある。・・・・すごいギャップだ。
 多くを語る性格ではないのでよく誤解されているが、
 豪鬼のあり方は現代の道徳とはかけ離れているものの、
 その目的はリュウと同じく「強くなること」「強い者と闘うこと」の二つだけであり、
 決して無為に暴を振るうわけではない。
 また無分別に世を乱さんとする者を討つ(ベガやルガール・バーンシュタイン)という、
 世の正邪のバランスを律するような素振りを見せる。

趣味(?)は新しい技の開発
殺意の波動の技の他にも、『III2nd』のEDでエアーズロック真っ二つに割る「金剛國裂斬」を習得し
(『3rd』ではSAとして正式に実装され、その威力は瞬獄殺をも上回る)、
また『3rd』EDでは生身で深海に潜り、沈没船上で「天衝海轢刃」(技名の通り天を衝き海を轢く大技。こちらも『スパIV』にて実装)を試し撃ちし、
その反動で粉砕された沈没船と共に海上に浮上。
沈没船を調査しようとしていた探査船と、探査船を下ろしていた船の乗組員を驚かせていた。
また、この作品において豪鬼の「拳を極めし者」の上を行く全てを極めた仙人のオロが登場するが、
彼から若造扱いされても不快感を示さずそれを受け入れるような態度を取るあたり目上の者に対する対応も出来るようである。
他に『SVC』では強者を求めて大ジャンプ1発で天国へ(または「金剛國裂斬」1発で地表を叩き割り地獄へ)行き、
真・豪鬼のEDでは新技「天覇涛砕斬」で海を真っ二つに割った。
『CFJ』ではあろう事か飛来した惑星壊滅規模の隕石に対して、大気圏外まで一瞬でジャンプし「大赤焉」という技で粉砕した。
さらには『スパIV』では「赤鴉空裂破」という技(この技も『V』で実装)を披露し、
空に向けて放った気を中心に周囲の木々や草叢が更地と化すなど、もはや人間離れどころではなくなっている。
『V』のキャラクターストーリーでも自分を取り込んだネカリを「無道天衝」で内側から粉砕したり、
影ナル者を「崩天正拳撃」で打ち消したりなど新技の開発に余念が無い。
+ なんなんだアンタ

上記の通りプロフィールの殆どが不明になっている。
年齢に関しては、ゲーメスト7月19日号増刊『スーパーストリートファイターIIX』及び『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』において、
『スパIIX』時点で48歳とされていた。

+ 悪人?
こうやって見ていくと、豪鬼は意外と悪い事をやっているわけではない。
師匠殺害の過去はあるものの、豪鬼の性格から鑑みて明確な殺意があったとは思えず、
全力で戦った結果、相手が死んでしまったと解釈すべきであろう。
むしろ人類の敵を滅ぼしたり、地球の危機に一人で立ち向かって救ったり、実はいい人なのかもしれない。
「死合う人間が減るのは困る」というのが表の理由だろうが、実際はこのおじさんツンデr一・瞬・千・撃!


+ 殺意の波動について
上記の「無分別に世を乱さんとする者を討つ」という点は、「殺意の波動」の半公式設定になっている。
中平正彦の漫画では「正邪を問わず、世界のバランスを崩しかねないほど強い力を持つ者を葬るための力」と言われており
キリストアドルフ・ヒトラーも当時の「殺意の波動」を持つ者によって暗殺されたらしい)、
後に『ZERO3』にてこの設定は公式に逆輸入されている。全般的に、そのあり方から見ると中立中庸が基本姿勢のようである。
『CVS』ではキム・カッファンの「試合は相手が”まいった”といえばそれまで!」という言葉に対し、
「フン、郷に従うとしよう」と返しているので、倫理観や道徳観が欠如しているわけではない。
もっとも現代の道義上・倫理上において悪事と呼ばれる事に手を染める事にも躊躇しないため、悪人と認定されても仕方ない部分はある。
あくまで自分の考えを貫くという観点からすれば、八神庵と似通っている部分もあるだろう。

家庭用『ZERO3』での「殺意の波動に目覚めたリュウ」の場合、最初の頃はまだ一人称が俺であったが、ラスボスである真・豪鬼を「死合」の果てに殺害。
その後、「殺意の波動」に完全に魅入られたリュウは一人称が我に変わり、
口調や性格、そして強者と死合うという思想まで豪鬼そっくりになった。別作品でもゴッドルガールも「殺意の波動」に精神を乗っ取られている。
しかしながら豪鬼自身は、轟鉄の下で修行している時から常日頃より殺意の波動をまとい、瞬獄殺を制御するために鍛錬を重ね、
轟鉄に瞬獄殺を用いる事で殺意の波動を完全に身に付けているため(『ZERO2』バックストーリーより)、「殺意の波動」の制御に成功している。

豪鬼の一人称は「我」だが、『スパIIX』の同キャラ対戦時のエンディングでCPU豪鬼が「俺」と発言するシーンが見られた。
また『III2nd』で、プレイヤー豪鬼に乱入してくるCPU豪鬼も「俺」と発言する。豪鬼は二人称を「ぬし」もしくは「うぬ」というが、
この一人称を「俺」と発言してくる豪鬼は二人称を「キサマ」と発言する。
この豪鬼は自らの存在を「影」と称しており、両作品で「影に魅入られしものは死す」と発言している。
ちなみに、『IV』シリーズでは「我」に統一されている。「我が波動によって~」とか「我が拳~」などなど。
相手に対しては一貫して「うぬ」と呼ぶが、
『X-MEN VS. STREET FIGHTER』では勝利台詞の一つでパートナーを「我を満たすのはそなたかも知れぬ」と呼んだ事がある。
名前付で誰かを呼んでいる描写は『III2nd』のリュウ戦時、
『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』のウルヴァリンのEDでの「ローガン(ウルヴァリンの通称)」、
外部出演作『鉄拳7FR』(詳細は後述)で三島一美を「一美殿」と呼ぶ時の三点が確認されている。

+ 『RYU FINAL』における詳細
かつて、リュウがまだ剛拳に弟子入りをする前。
豪鬼は獰猛な巨熊をリュウの目の前で、一撃の下に葬り去った。
全てを打ち砕く鋼の如き拳。その拳こそが、拳の道を求めて歩む全ての格闘家が望む「強さ」なのだと、
リュウは豪鬼の「一撃必殺」の拳に、「真の格闘家」としての姿を見出す。
しかしながら、リュウは同時に「それだけの力があるならば、熊を人里から追いやる事は充分にできた、殺す必要はなかった」と豪鬼を咎め、
これに対し豪鬼は「格闘家が全力を振るう事の何が悪い」と返し、リュウの心に格闘家への矛盾を植え付けた。
その後、意識を失ったリュウを剛拳へと託した豪鬼は、人知れず何処かへ姿を消す事になる。

轟鉄の弟子たる剛拳は、かつて己の弟子達に説いた。
古来より人類に内在する殺意の波動、元来それへの自衛術として我等の「流派」は誕生した。
しかし戦乱の訪れる度に利用され続けた結果、古来の「自衛術」はいつしか「暗殺拳」へと変貌した。
その長き歴史の中で殺めた人数は延べ一国にも及ぶとされ、技を競い合い互いに高め合う事こそが「殺意の波動」の犠牲者を弔う唯一の手段である、と。

兄と師に対し弟はかつて宣言した。「血塗られた歴史に己が幕を下ろす」と。

それから数年後、豪鬼は剛拳の前に再び姿を現した。
「自らの許に置いていたのでは、ああもリュウは成長しなかっただろう」と礼を言うために。
そして、リュウに更なる高みを目指して貰うため、剛拳に死を告げるために。
この時、既に豪鬼は殺意の波動に完全に目覚めていた。
血塗られた暗殺拳の歴史に幕を下ろすため、殺意の波動にいずれは目覚めるリュウに全てを越えてもらうため、*1
敢えて豪鬼は「真の格闘家」という名の鬼と化そうとしていたのだ。
その最後の仕上げとして、豪鬼は剛拳へと戦いを挑み、そして遂には彼を死に至らしめた。
リュウはそんな豪鬼に対して「過ちと解っていながら何故殺意の波動に目覚めた」と問い質すも、豪鬼は無言のままその場を立ち去った。
リュウはそれを「答えは自分で見つけろ、そして倒しに来い」という意味である事を悟ると、
真の格闘家とは何なのか、殺意の波動でなければあの「一撃必殺」は成し遂げられないのかと悩みながらも修行の旅を続け、
そして豪鬼とは違う「真の格闘家」としての答え、「風の拳」・・・
「相手を倒す」のではなく「相手に勝つ」、「肉体の破壊」ではなく「戦意の破壊」を主眼とする新たな「一撃必殺」に辿り着いた。
それを察した豪鬼は、彼にとって始まりの地である朱雀城でその到着を待ち構える。

そして対決の時・・・豪鬼はリュウの攻撃を尽く受け止め、彼を圧倒する。
しかしそれでもリュウは立ち上がり「殺意の波動が格闘家の行く末ではない」「殺意の波動へと至る道をこの手で断つ」と豪鬼を否定した。
これに対し豪鬼は、己が持ち得る最大の奥義「瞬獄殺」でリュウを迎え撃ったが、
リュウは瞬獄殺の弱点を見抜きこれを突破し、そして豪鬼へと零距離での波動拳を打ち込み致命傷を与えた。
それでも豪鬼は倒れなかったが、殺意の波動は傷ついた豪鬼の肉体を乗っ取ろうとし、その結果豪鬼の肉体は崩壊を始めた。
リュウは豪鬼が格闘家でいられる内に最後の一撃を打ち込もうとするも、それが出来なかった。
豪鬼を越えようと、幼き頃に見た矛盾を晴らそうとずっとリュウは拳を磨き続けてきた。
そして、どちらかの死をもってしか闘いの決着は無いとも理解していた。
それでも、リュウは豪鬼に対し「あなたとまた闘いたい」と涙して訴える。

そんな彼に豪鬼は、諭す様に静かに言葉をかけた。
「その拳は最強を目指すものではない、時に殺意の波動という嵐が吹こうとも決して屈することなき子を育め」
「全てはうぬに託す…うぬもまた子に託すのだ、そこに新たな道が開けよう」
豪鬼は次の世代であるリュウへ、そしてリュウに続く世代の格闘家達へと全てを託したのだった。
そして、二人は最後に全力を込めた拳を共に撃ち合い、遂に豪鬼は最期を迎えた。
「我等のなんと不器用な生き様よ」「いずれうぬの子とも闘いたいものよ」
豪鬼はリュウが全てを乗り越えた事に満足し、完全に消滅していった……。

名著として名高い作品であるが、『III』のコミックス化なのに主役はリュウでボスが豪鬼、
本来の主役ボスはリュウとケンにあっさりやられているという立場の悪さで、
彼の主人公(笑)化を大きく推し進めたA級戦犯という見方もある。コミックス化以前に手遅れの状態だったというのはともかく
しかし『III』の物語の主題である「New Generation」というテーマに向けて、『III』直前の時期に『II』キャラ達の物語を完全に終えて、
区切りを付けてから新世代へと引き渡す物語である……と考えれば角は立たないのかもしれない。

+ さらに余談
また、中平正彦氏は豪鬼はリュウの父親ではないかという趣旨の発言をしている。
ダン周りの人物関係など、本来は中平漫画独自の二次創作設定でしかなかったはずの存在がカプコン公式設定に逆輸入された前例から、
この話もいずれ公式化していくのかもしれない。
現に『スパIVAE』の殺意の波動に目覚めたリュウのアレンジコスチュームの一つが、
上記の中平漫画において剛拳を殺害した時の豪鬼そっくりなボサボサ長髪となっていた。
これ以外にも中平漫画要素は数多く取り入れられているため、公式化は進んでいると思われる。
それにしても一体誰と子作りしたんだろうか

OVA『ストリートファイターZERO: ジェネレーションズ』では、
轟鉄の娘さやかが豪鬼の子を身籠っている事が示唆され、
リュウと豪鬼が同じ血を引いている事
(このOVAでは「波動の力」と「殺意の波動」は後述する『北斗の拳』で言う「北斗琉拳」と「リュウオウの一族」のような関係となっている)、
リュウが幼い頃預けられた時「父と同じ道を進ませないように」と頼まれた事が語られ、
その預けられた人物はリュウが殺意の波動を拒否した事を以て「約束は果たした」と安堵していたため、
ほぼ明言されたも同然となっている。

また、同作に登場する風花というリュウと同年代の女性はさやかと同じ声で顔も似ているが、
彼女の養祖父(幼少期にリュウを育てていた前述の人物)がリュウに兄妹だとすれば不自然な事を言っており、
前述の「リュウの父が殺意の波動に目覚めた」事が明言されるのが最後のシーンなので、
「さやかが身籠っていたのが風花」とミスリードさせるための演出とも解釈でき、彼女が豪鬼の娘かどうかは不明である。
ちなみに『ゲーメスト』や、『映画ストリートファイターII メモリアル公式ファンブック』では、
「リュウの師匠(「剛拳」の名はまだ設定されていない)の娘」とリュウが恋人だったと説明されていた事もある。
ほぼ消えた設定だが、親の代に流用されたのだろうか?

偶然かどうかは分からないが、『北斗の拳』のラオウの息子の名前もリュウである。
ここまで見てみると師を殺害した過去や目的や言動、果てには息子(?)の名前などとお互いに結構似通った部分がある。


キャラクター性能

リュウ・ケンと同系統のキャラクターで、通常技必殺技どちらも共通するものが多いが、
多段ヒットするようになったり威力が大きかったりと、高性能である事が多い。
また、空中からの急降下蹴り「天魔空刃脚」、空中から地上に向けて放つ波動拳「斬空波動拳」、
飛び込みから様々な攻めを展開する「百鬼襲」等が独自に追加されており、攻めの手段も豊富である。
その他、移動技の「阿修羅閃空」や超必殺技の「瞬獄殺」等も持っている。詳しくはそれぞれの項を参照。
強化版の真・豪鬼になると、「斬空波動拳」を一度に2発放ったり「」などの技が追加されるが、そちらの詳細は専用ページにて。

登場初期の作品では、ほぼボス仕様の性能でプレイヤーが扱えたので大会では使用禁止にされる事も多かった。
その後はバランス調整のため、攻守ともに高性能な代わりに全キャラ最低クラスの装甲
(『III』以降では加えてスタンゲージも短い)という、とてもピーキーな性能になっている。
作品にもよるが見た目以上に喰らい判定がやや広い事もあって、追い込まれた際に脆さが出やすいキャラと言えるだろう。

特に神人豪鬼(プレイヤー操作時)や『MVC2』『UMVC3』出演時の豪鬼は笑うしかないほどの紙。
プレイヤー神人豪鬼は、MUGEN換算で444と言うとんでもない数値になっている。
LV3技などを食らえば満タンからでも1発で落ちかねない。というか、レシオ1の神人豪鬼の瞬獄殺で実際即死する。
金魚掬いのポイじゃないんだからさ…後にさらに下の奴も現れたが
ちなみに『スパIV』では、エドモンド本田から「技は重いが動きは速い!しかしちぃと打たれ弱いのうあんた!」と評されている。
この事から、紙装甲なのはプレイヤー時の調整云々ではなく、単に豪鬼が打たれ弱いからとも考えられる。
殺意の波動には紙装甲になる副作用があるらしい。
なお、公式設定ではないが、上記のようにコミカライズ作品『RYU FINAL』では、
大きな傷受けた部分から制御しきれなくなった殺意の波動が噴出し、自身の崩壊を招いている描写があり、
バランスが崩れた殺意の波動は自らの身体にも容易に牙を剝く危うい力、と捉えれば、
毎回の紙装甲っぷりにも納得がいく……かもしれない。

各ゲームへの出演

+ 『ストリートファイター』シリーズ本編
初登場の『スパIIX』では、最終戦である対ベガ戦の開始前に突如乱入し、「瞬獄殺」(ただし当時は技名不詳)でベガを瞬殺して登場する。
この時は名前表記は無く、インターミッション時の顔グラフィックも影になっており、ボイスも他のキャラクターの流用で文字通り「謎の人物」であった。
豪鬼を使っている時に乱入ボスの豪鬼を倒すと、
PL側「…うぬは、何者だ?」
CPU側「俺は貴様自身の影…影に魅入られし者は死ぬ……貴様も終わりよ!」
PL側「フン!我は固より闇の住人。死など恐れるべくもない……小賢しいわ!」
と言い放ち、CPU豪鬼に豪昇龍拳をかまして実質的に止めを刺す、という
まるでダークストーカーズの一員であるかのようなエンディングであった。
その後これまでに倒したキャラのボコボコにされた顔が順番に表示される専用スタッフロールが流れる
+ 『スパIIX』で使用するための隠しコマンド
キャラ選択画面でリュウ(ケン)、Tホークガイルキャミィ、リュウ(ケン)と、
それぞれ1秒づつ止めてスタートを押し、0.3秒(ハイパーでは1秒)以内に小P+中P+大Pを押す。

このコマンドに失敗すると、胴着が茶色のリュウが選ばれてしまう。そのため一時期ゲーセンでは茶色リュウが跋扈していた。
後に『カードファイターズDS』において、この茶色のリュウが独立してカード化されたほどである。
実際は2回目のリュウに1秒止めた後、どのキャラクターに移動しても最後のボタン同時押しが成功すれば豪鬼が使える。
故に豪鬼使用可能大会においては失敗した時のリスクとして、
豪鬼と同じく波動昇龍キャラであり、『スパIIX』では弱キャラであったサガットに合わせて最後の入力をするというルールも存在する。
ちなみに、ゲーメスト誌上では上層部判断により急遽出現コマンドが次号までお預けになってしまい、コマンド部分は黒塗りにされた…はずが、
実際は黒塗り部分を透かしてコマンドが見えるようになっていたため、カプコンから大目玉を食らったんだとか。


 日本未配信の『HD REMIX』では「斬空波動拳」のリーチ短縮・隙増加、「灼熱波動拳」の発生鈍化、
 通常技の判定弱体化、防御力の低下ピヨるなど様々な弱体化が施されているものの、
 それでも殆どの相手に対して有利で、大会禁止が覆されるには至らなかった。

 ストリートファイター30周年記念で発売された『ウルトラストリートファイターII』では、
 上記の出現コマンドを入れなくても豪鬼のキャラクター枠が用意されているので最初から使える。
 今更隠さなくともと思ったのだろう。
 ちなみに本作の豪鬼は『HD REMIX』と同様にバランス調整の一環で、
 『ZERO』以降の様に体力が少なく、ちゃんとピヨるようにはなっているが、
 攻撃性能はなんと『スパIIX』ほぼそのままなので、依然として大会禁止級のままである

ストリートファイターIII 2nd』にも隠しキャラとして登場。
また、一定条件を満たすと通常のラスボスであるギルを倒して乱入し、一定条件下で倒すと真・豪鬼として復活。
これを倒すと特別なエンディングが見られる。
+ 『III 2nd』で使用するための隠しコマンド
キャラ選択画面でリュウにカーソルを合わせレバーを↓↓↑、ケンにカーソルを合わせ↑↑↓、再度リュウにカーソルを合わせレバーを↑、
さらにケンにカーソルを合わせレバーを↓、最後にショーンにカーソルを合わせてレバーを↓↓↑↓↑↑↑と入れると豪鬼のカーソルが出現する。
なお、オペレーターの設定次第では最初から豪鬼のカーソルが出現している筐体も存在していた。
+ 『III 2nd』で最初から豪鬼カーソルを出現させるためのコマンド
テストメニューで「設定」→「ゲーム設定」を選び1P側で、「タイマー」にカーソルを合わせてスタートボタン×3、
「イベント」にカーソルを合わせて中Kボタン×2、「スクリーンモード」にカーソルを合わせて強Kボタン×3、
「ボーナスゲーム」にカーソルを合わせてスタートボタン、「攻撃力」にカーソルを合わせて弱K×4と入れる。
この時に豪鬼の気合ボイスが鳴れば成功で以後キャラクター選択画面に最初から豪鬼が出現した状態になる。

ちなみに家庭用版では、いきなりショーンにカーソルを合わせてレバーを↑と入れるだけでOK。
しかし、本作の豪鬼は明らかにバランスを無視した超性能であるため、
ゲームセンターで使用する場合CPU戦であればまだしも、対人戦になると一気に白い目で見られてしまう。
全盛期に勝ちだけを目指していた最上位のプレイヤーですら、対戦で豪鬼を使う相手にはドン引きしていたとか
(豪鬼はほぼ全ての大会で使用禁止なので、使用・練習する価値も対策を覚える意味すらも無いという状態であった)。

続く『III 3rd』ではデフォルトで選択可能に。
この『III』シリーズにおいてはEX必殺技が使えない代わりに、通常必殺技がEX並に高性能という特徴付けがされている
(というか他のキャラがEX必殺技追加に伴い通常の方が抑え気味の性能、というのが正確か。阿修羅閃空とのコマンドの兼ね合いもあったかもしれない)。
ただし、以降のシリーズには普通にEX必殺技が追加。引き継がれずこれっきりの仕様になっている。

ストリートファイターIV』では隠しボス兼隠しキャラという初登場作品の『スパIIX』の時と似た立場で参戦
(ボスとしての出現条件は『III 2nd』と同じ。本作では誰かを滅殺して登場はしない)。
いつものようにリュウを「殺意の波動」に目覚めさせようとするが、
それを「殺意の波動」を打ち消す「無の拳」を持つかつて殺したはずの兄剛拳に妨害され、
リュウの命運を勝手に本人の預かり知らぬ所で賭けて争う、という流れであった。
お馴染みのとは、元が家庭用キャラであったので絡みはほぼ無い。

+ 『ストリートファイターIV』シリーズでの性能
『IV』ではプレイヤーキャラとして解禁された当初は、『III 3rd』での攻守の要だった「滅殺豪波動」が消滅し、
スーパーコンボもウルトラコンボコンボに組み込めない「瞬獄殺」となり、
さらにあまりにも低すぎる体力(MUGEN換算で850)が際立ち、中堅クラスとして評価されていた。
ところが研究が進むにつれて、「斬空波動拳」や「天魔空刃脚」や「阿修羅閃空」を駆使した立ち回りの強さや、
多彩な起き攻めパターン(通常飛び込み、めくり「空中竜巻斬空脚」、「斬空波動拳」重ね、「百鬼襲」…)と、
ダウンを取るプロセスを併合した「ときど式」とも称される強力なセットプレイが確立し、
回し蹴りを2回繰り出す遠強Kの「鬼哭連斬」(発生7F、2発目をガードされても五分、高難易度だがループも可、と世紀末救世主ばりに高性能)や、
ノーゲージで相手の飛び道具を貫通出来る「灼熱波動拳」、
一発逆転が可能なウルコンといった面が見直されて頭角を現し、
遂にはアルカディアのランクではサガットと同じ「最上位ランク・S+」にまで押し上げられていった。
上記のようにキャラクターとしての潜在能力は高いものの、
ボスとして登場した際は性能がプレイヤー版と変わらず豆腐装甲もそのままで、
おまけにAIも貧弱だったためにかなりの出オチっぷりであった。
実際、直前のセスと比較すると、余りにもあっさり片付いてしまう。格ゲー界最弱のボスかもしれない程。

『スパIV』では上述の遠強Kループが不可能になり、阿修羅閃空の硬直増加、
全体的な有利フレームの減少、各種技の与ダメージ・気絶値の減少などにより中堅クラスとされる。
プレイヤー版は弱体化した一方で、ボス版は真・豪鬼になり(カラーもお馴染みのものに)、
AIの強化、お約束のノーゲージで斬空2発、体力が大幅上昇、その他の性能は前作のまま、…とボスとしての貫禄を取り戻している。

そして、『III 3rd』で見せた天衝海轢刃が(時間軸的には『IV』の方が先だが)ウルコンとして追加。
相手を空中へ蹴り上げ、竜巻斬空脚でヘリコプターの如く空を飛び、
その勢いのまま吹っ飛ばした相手に蹴りで突っ込むという非常にダサインパクトのある技。
公開後の反応はお世辞にも好評とは言えず、公式ブログ自ら「豪鬼のウルコンIIはかっこいいんです!!(押し切り)」と強引に擁護する程であった。

性能面でも、発生まで完全無敵で真・瞬獄殺では反撃しづらい突進技(ブランカのローリングアタック等)を打ち返せる、
阿修羅閃空をキャンセルして出せる(その場合は普通で出したときよりもダメージが低下)という利点はあるものの、
とんでもないコマンド(下記の動画のサムネ参照)な上に攻撃判定の発生が遅く、
非常にコンボに組み込みにくいなどの点から、ロマン枠のウルコンに。
ただ、ニンテンドー3DS移植版の『3Dエディション』では
「下画面にセットした技をタッチするだけで技が発動する」という素敵システムがあるため、
これの登場によって地対空ぐらいには使えるようになるかもしれない。

なお上でも書いたが、非常に難解なコマンドになっていて、公式サイトの技紹介でも前ジャンプから出している。

しかし、『スパIVAE』ではキャンセル版に限り下方向への攻撃判定が大きくなったため、
【COMBO:近距離立ち強パンチ>阿修羅閃空>天衝海轢刃】などといった連続技が可能になり、
さらに.ver2012では阿修羅閃空をキャンセルして出した時のダメージ低下補正が少なくなるとバージョンを重ねるごとに使い勝手が向上している。
なお、極めればコンボに天衝海轢刃を入れる事も可能。
15:50~

『スーパーストリートファイターIV』では、『IV』の裏側を描くというコンセプトのストーリーとは言え、
エンディングでは前述のリュウを巡った争いの結果や、いきなり復活した剛拳のいきなり登場した「無の拳」の設定は完全に投げっぱなしで、
先述の新超必殺技「赤鴉空裂破(セキアクウレツハ)」を披露して終わった。

ついでに、『IV』ではボーナスステージの樽壊しが一番楽なキャラでもある(画面後ろに下がって灼熱波動拳連打でOK)。

+ その他にも
『スパIV』(AE版)にて、豪鬼が殺意の波動に曝され続けた結果完全に人外の姿へと変貌した姿である
狂オシキ鬼がプレイヤーキャラ及び隠しボスとして登場する。設定上は真・豪鬼よりもさらに強い。
普通の豪鬼のほうが性能は上って言われてるけど
また、同作に登場する殺意リュウは、彼がウルトラコンボの「冥恫豪波動」をリュウの体に直にヒットさせたのが原因で誕生した。
詳細はこちらから。

『ストリートファイターV』では「シーズンパス2」による追加キャラの一人として参戦。
この作品では通常時は豪波動拳の射程距離が短くなる等の弱体化が目立つがVトリガーを発動する事で、
過去作に近い性能で運用する事が出来るようになるため、いかにしてVゲージを溜めるかがカギである。
また、同作では背中に浮かび上がる文字が『CVS2』や『CFJ』以来の「神人」となっている。
キャラクターストーリーでは冒頭で元と戦い、撃破した。
トドメを指したような描写はあるものの、元の生死は不明。殺したはずの剛拳も生きてたし


+ MARVEL VS. CAPCOM』シリーズ
X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』では隠しキャラとしてゲスト参戦。
この時点ではMARVELに無断で仕込んだお遊び要素だったのだが、
その後本格的にMARVELとCAPCOMがコラボする『VS.』シリーズが立ち上げられた事で、
以降のマーベルコミックスとのクロスオーバー作品にも登場している。
+ 『X-MEN COTA』で使用するための隠しコマンド
  • Ver 1.00のみ
キャラ選択画面で1P側ならまずサイクロップスにカーソルを合わせ約1秒以上待ちそれからレバーを →→↓→↑←←→→と入れる、
この時点でカーソルがセンチネルに合っているはずなのでここで約1秒以上待つ、最後に 小K+大P+大Kを同時に押す。
2P側ならまずストームにカーソルを合わせ1秒以上、次にレバーを→→↓←←→→→→と入れる、
この時点でカーソルがスパイラルに合っているはずなので同様に1秒以上待ち、小K+大P+大Kを同時に押す。
  • Ver 2.00以降
キャラ選択画面で1P側ならまずスパイラルにカーソルを合わせ約1秒以上待ちそれからレバーを ←←←←→↑→→↓と入れる、
この時点でカーソルがシルバーサムライに合っているはずなのでここで約1秒以上待つ、最後に 小K+大P+大Kを同時に押す。
2P側ならまずストームにカーソルを合わせ1秒以上、次にレバーを→↓←←←←↓→→と入れる、
この時点でカーソルがスパイラルに合っているはずなので同様に1秒以上待ち、小K+大P+大Kを同時に押す。
なお2P側はVer 1.00によく似ているが、カーソルの移動順が異なる。
成功すればセレクト画面内にいるキャラが全員飛び去った後、画面上から豪鬼が出現する。

ちなみに最後の同時押し入力はタイミングが非常にシビアで、
失敗してそのままシルバーサムライ(スパイラル)になってしまったという事例は数多い。
そのためか今は亡きゲーメストでシルバーサムライの攻略特集が設けられたのは有名な話である。

『X-MEN COTA』時代の豪鬼(&他キャラ)のコンボムービー
また、カプコン製対戦格闘の定番隠しキャラとしても定着。『MSHvsSF』では機械化したメカ豪鬼がボスとして登場。
元々キャラの攻撃力の高い『マヴスト』の中でも狂っているとしか思えない火力を持ち、プレイヤーを大いに苦しめた。
何故かウルヴァリンの失った記憶に関係しているような描写があるのだが、これに関しての詳細は不明のまま、
アメコミの方でウルヴァリンが自己の本当の記憶を取り戻してしまったため、今さら豪鬼に教えてもらわなくても良くなってしまった。
MVCユニバースではウルヴァリンが記憶を取り戻す『House of M』事件は起きなかったという事でなんとか…… 駄目?

MVC3』にもアンロックキャラクターとして参戦。
これまでの『VS.』シリーズでは空中飛び道具や豊富なといった、
豪鬼の持ち味とも呼べる要素が割と多くのキャラに備わっているにも拘らず、その紙っぷりは健在であるため、
長所はそこまで目立たないのに短所は相変わらずという不憫な状態が続いていた。
しかし本作では、ダウン追い打ち可能でビームと弾幕の撃ち分けが可能な天魔豪斬空や、
恐るべき早さと無敵の瞬獄殺、竜巻でキャンセル可能な中段など、性能が上方修正されている。
中でもアシストの竜巻斬空脚は、
発生が早い、飛び道具をかき消して突き進む、判定が異常に強い、多段ヒットなのでコンボに繋げやすい、アドガしても突き進むため固められる、
という超高性能っぷり。
発生前に潰そうとしても逆にこちらが潰されていたなんて事が日常茶飯事である。
そしてついたあだ名が、「竜巻おじさん」
また、火力も高くLv3XF時の爆発力と削り能力も高いためチームの3番手起用での相性が非常に良い。
ただし、空中ダッシュがなく機動性にやや難があるため最上位クラスには若干劣るとされ、特に飛行持ち相手にガン逃げされるとやや厳しい。
しかしそれでもアシストとしては最強クラス、単体性能でも上位クラスであるために使用率は非常に高い。
これまでの『VS.』シリーズからは考えられない高待遇である。

バージョンアップ版の『UMVC3』では体力が80万から75万に低下、
竜巻斬空脚の吹き飛びが強くなった上判定が弱くなり竜巻頼みの戦法が使いにくくなった。
その分百鬼襲が空中でも出せるようになり機動力がアップしたため、中堅クラス以上の強さは維持している。
なお、この空中百鬼は一度の飛びで3回出せる。空を飛びながら逃げまくる、逃げ豪鬼という新境地をしっかりと目に焼き付けてほしい。
アシストでの竜巻は未だ優秀な横押しアシであり、Lv3XF時は弱竜巻ループや天魔豪斬空ループなど、
ゲージを節約しながらお手軽に即死火力が出せるため大将向きである。
ちなみに『UMVC3』ではヴァイパーも上位クラス、春麗も上位チームのメンバーに入っている。
なんというか『MVC2』の頃から随分と環境が変わったものである。
あと一人?があれば使ってあげて下さい

+ 『MVC3』のED
数多くのミュータントや強者だけでなく、星を喰らうものまでも倒した豪鬼。
最早地球上では死合う者がいないと判断したのか、身一つで宇宙に旅立ってしまう。清清しいほどの人間やめた状態である。
なんなんだこの格闘家。

ちなみに『X-MEN VS. STREET FIGHTER』での豪鬼はかなり残念な性能だったのだが、
弱「竜巻斬空脚」だけは火力がとんでもない事になっていた。
具体的にいうとフルヒットで4割。ただの必殺技なのにハイパーコンボ級である。

+ 外伝作品
落ち物パズル『スーパーパズルファイターII X』では最終ステージでダンが出てきた所を乱入、
いつものように瞬獄殺でボコボコにして「パズルも極めし者」として挑んでくる。
こちらもラスボスらしく非常に強力な攻撃パターンを持っているものの、プレイヤー操作時には攻撃量に0.75倍の補正がかかるため、
大量の攻撃を相殺しきれないという弱点を持ち、ある意味、格ゲーの豪鬼によく似た性能になっている。
ちなみにデビロット姫も豪鬼とほぼ同じ性能。
後の海外配信『HD Remix』のX'モードでは、攻撃力は下がらないが食らうダメージが1.2倍されてしまうという、さらに原作に近い性能になった。
EDデモでは寝床である獄炎島の洞窟に大量の悪魔が住み着いてしまい、言葉を失う豪鬼が見られる。
続く『ポケットファイター』では獄炎島が一大リゾート地「極園島」として開発されてしまい、
「俗人の集い憩う地など、もはや修羅の地にあらず!」という事で新たなる修行場を探す事になる。
その結果、レイレイを通して墓場(『ヴァンパイア』のザベル・ザロックステージと思わしき場所)でゾンビ相手に修行するようになった
(このゾンビのデザインは『バイオハザード』に登場するゾンビと同様)。
また作中の勝利メッセージにて、前作のパズルに続いて「クロールも極めし者」と発言している。
もはや「なんでもかんでも極めし者」とか言い出すのも時間の問題か
その上ノリノリでコスプレしたり、ダッシュ攻撃で「ぐるぐるぐる!」とか言ったり、天魔豪斬空の硬直でダイビングしたり、
勝利メッセージで「寝た子は起こすな!」「クギは斜めに打つが吉!」と言うなど、普段では考えられない豪鬼の姿を見る事が出来る。
一応隠しキャラ扱いだが、カーソルをリュウに合わせて左に入れれば使用出来る。

     
『ストリートファイターII MOVIE』にも数秒間だけ出演。またゲーム化された『ストリートファイターII ムービー』にも登場。
一見何の変哲も無いモブっぽく見えるが、モニターサイボーグがサーチするといきなり波動拳を撃ってくる(冒頭シーンのリュウの使い回し)。
一方でハリウッド実写映画には出ていないのだが、何故かゲーム化された『ストリートファイター・ザ・ムービー』にはAKUMA名義で登場。
どう見てもブーンにしか見えない「阿修羅閃空」、多段ヒットする「豪波動」(色は緑、紫など。「滅殺豪波動」はかなりカラフル)など、
意味不明な強さを誇っている。
インストラクションカードに瞬獄殺が初めて載ったのはこの作品だが、暗転もせず、
どちらかと言うとダンの「必勝無頼拳」のような技になってしまっている。
もう一つのゲーム化『ストリートファイター リアルバトル・オン・フィルム』にも豪鬼として登場。
こちらは姿は実写だが性能は基本的に『IIX』準拠。ただしスパコンとして滅殺豪波動と滅殺豪昇龍の2つを持っているため強い。

本編とは異なる世界観で展開されたTVアニメ『ストリートファイターII V』でも所々で数秒間だけ登場しているが、
その中には空港の荷物受けで荷物が出てくるのを待っていたり、
更には病院で片腕を骨折し松葉杖を付いて立っていたりする。新しい技の開発で負傷したのだろうか?

『ストリートファイターEX』では『初代』とその調整版『plus』『plusα』にのみ登場するが、『EX2』以降の作品には登場していない。
初代EXの後、同作品のリュウケン系キャラクター・カイリと死合いを行ったという設定があり、
その続編である『EX2』ではカイリのみが続投し、豪鬼は一切登場しなくなったために、
憶測から「豪鬼はカイリに殺されてしまったのでは」という噂が一時流れていた(後にそうではない事が判明*2)。
ちなみにカイリの技はリュウや豪鬼の技のアレンジ+aとなっている(ただし『EX2 PLUS』以降は大きく差別化)。
本編と比べ設定の細かい違いも多い事や、『EX』オリジナルキャラ達の版権がアリカにあり本編への再登場が絶望的な事から、
公式に明言はされてないものの「『EX』シリーズは本編のストーリーから外れた外伝作品」という見方が濃厚になっている。

『ストリートファイターVR シャドルー強化計画』では、一定条件を満たすとベガを倒した直後、いつも通りの流れで乱入してくる。
『V』のプレイヤー版がベースで、VRゲームであるにも拘らず当たり前のように斬空波動拳を撃ってくるため、間合いが取りづらい難敵。
一方、瞬獄殺については仕様上ガードを固めていれば大したダメージを受けないファンサービス技と化している。
ちなみに同作の豪鬼は本人ではなく、ベガが作中のVRトレーニングシステムをサイコパワーでハッキングした結果連鎖発生したバグデータという設定。
だが後述の『ナムカプ』を考慮すると殺意の波動でハッキングしてきたとしてもおかしくない気が…

+ クロスオーバー作品
クロスオーバー作品『CAPCOM VS. SNK』シリーズには『1』で隠しキャラ、『2』にて通常キャラとして参戦している。
『2』では真ラスボスとして神人豪鬼というEXキャラクターも登場した。
本作の勝利台詞には「相手に対応して一人で言う」単独勝ちセリフと「チームメイトと掛合いをする」掛け合い勝ちセリフがあるが、
豪鬼の場合は豪鬼主導の掛け合い台詞が無いという特徴がある。
チームメイト側の掛け合い台詞は全員分用意されているが、まあ確かに他人から見ても絡みづらいだろう。
反面、本人の台詞では単独台詞では相変わらず難しい言葉を使いながら相手を罵倒するのだが、
他キャラに何か質問された場合には意外と律儀に答えたり、掛け合いに乗ってくれたりする。やっぱツンデr(笑止!
ただし本当に人外なモリガンはお気に召さないようである。あと無駄にリュウには厳しい。

『豪鬼さんが何か言いたいって! さ、どぞ!』
「‥‥‥‥‥‥‥‥言う事など無し!」

なお豪鬼が修羅の道に進んだ理由として、リュウが関係する事をサガットとの会話で明かしている。

『豪鬼よ、何が貴様を修羅に変えた?』
「‥‥うぬも良く知る男だ。」

その人間をやめてしまったかのような超人ぶりのためか、『CVS2』ではモリガンに「本当に人間なのか」と質問され、
『ポケットファイター』ではレイレイから「キミなんか、こっちじゃあ全然フツーだよ」と口調は軽いが同類扱い。
どうやらダークストーカーズ達の間では豪鬼は人類よりこっち側に近いというのが共通認識のようである。
まあ、以前本人が「我は闇の住人」って言ってたし。
というか下手なダークストーカーよりも化け物じみた強さな気がします。

また『CVS2』ではナコルルから「強い生命力・・・なのに魂は死を厭わない?貴方は一体・・・?」などとやっぱり人外扱いっぽい対応をされる。
壬無月斬紅郎と同類に見えたのだろうか。「鬼の気」と「殺意の波動」のクロスオーバーが無かったのはちょっと残念。

+ NAMCOxCAPCOM』に至っては
NAMCOxCAPCOM』に至っては「殺意の波動」の力で次元を越えて異世界に渡るなど、本気でなんでもありである
(ただ、このときは次元の壁が緩くなっており、それらに類するエネルギーの持ち主なら自在に移動する事が出来たらしい。
 実際にサイコドライブを使ったベガグランドマスターなどが同じように異世界に渡っている)。
初登場は第3話でジャスティス学園前で敵に襲撃され、窮地に陥った春日野さくら達の前に助太刀に現れ、
娘…六本木に行け。…そこにうぬが会わねばならん男がおる」とボイス付きで助言する
(この乱入時、当然の様に敵に瞬獄殺を決める。お約束らしい)。
そのシーン自体はギャグでも何でもなく、本人も別におかしい事は言っていないのだが、
豪鬼の口から「六本木」といういかにも俗っぽい地名が出てきたのが妙なツボに入った人も多いようで、時々ネタにされる事もある。

その後は様々な世界に現れては自軍(というかリュウ)に勝負を挑んでくる。
本作の『ストリートファイター』の世界観は下の中平漫画に多大な影響を受けており、
豪鬼の目的は「リュウを『殺意の波動』に目覚めさせる事で、ベガに対抗出来る力を育てようとする」事である。
ただ、言いたい事をハッキリ言わない性格で何かと拳で語りたがるため、自軍に多少鬱陶しがられてた側面は否定出来ない。
どうやら異世界でも彼の強さは折り紙付きらしく、異世界出身の殆どの人物から「鬼」「凶眼の男」と恐れられている。やっぱ人が(ry
最後は自軍がベガを追い詰めた所を瞬獄殺で横から掻っ攫い、そのままフェードアウトする。
物語をいい感じにかき回しているため、某動画でついたあだ名は「脚本家のパシり」。
また、ストリートファイター勢以外だと何故かM.O.M.Oジャンガとの絡みが多い。

性能はボスユニットらしく非常に高性能。
高い攻撃力と移動力、広い射程を持ち、全ての属性に耐性、カウンターや回避技まで完備している。
ただし「スキル無効を持たない」「技の攻撃力自体はベガより低い」など、総合的に見るとボスの中ではやや見劣りする性能だったりする。
というか、射程&属性耐性を除く全ての面でベガに負けている。まあ、この作品のベガはガチで強いので仕方ないが…
他人に頼ろうとするのも仕方ないか?

余談だが、彼のマップ上の移動モーションは阿修羅閃空であり、わざわざ専用のグラとSEを与えられている。どこかシュールなのは言わない事。
ナウなヤングなんだし、六本木ぐらい知ってます 最早お約束

後に、同じくクロスオーバーで『ナムカプ』の続編完全オリジナルストーリーのSRPG『PROJECT X ZONE』でも、
初登場時にリュウが「六本木に行け、か。師匠はわかっていたのかもしれないな。」という、
明らかに上記の六本木ネタを意識していると思われる台詞が登場している。

+ 鉄拳7』では
2016年7月5日に稼働したバンダイナムコエンターテインメント制作の3D格闘ゲーム『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』においては、
ストーリーに関わる重要人物というまさかの設定でゲスト参戦を果たす(デザインは『IV』準拠)。
同シリーズのメインキャラクターである平八の妻、かつ一八の母にしてラスボスでもある三島一美に本編開始以前に命を救われた借りがあり、
彼女と交わした約束のために平八と一八に死合を仕掛けに行くという内容で、ストーリー中盤から大きく関わってくる。
豪鬼の介入は平八、一八の両名にとっても想定外であり両者共に豪鬼の存在を知らず、
G社のデータベースにも存在しないというイレギュラー極まりない人物。
唯一、登場人物の一人クラウディオ・セラフィーノが「極東で人ならざるものを見た」という噂話程度で聞いた程度である。
この時点で豪鬼を知らない平八は、噂話の人物をデビル化した風間仁だと思っていた。
平八と一八の宿命の戦いに豪鬼も加わった結果、どのような結末を迎えたかについては三島平八の項目を参照。

なお、一美の生家である八条家は「世を脅かす者に死を与える太古からの一族」でありデビル化すると大きく容貌が変化する事や、
前述した殺意の波動の「無分別に世を乱さんとする者を討つ」という設定と、
殺意リュウのように殺意の波動に目覚めると姿が大きく変化するなど、どこか似通っている。
この事から何らかの関わりが豪鬼と一美にあった可能性があるが、詳細は明かされなかった。
また、『鉄拳』の世界に豪鬼以外の他の『ストリートファイター』のキャラクターや組織も存在するのかどうかも不明。

また平八と一八との死闘後に当然のごとく豪鬼が乱入してくるスペシャルチャプターもある。
この時の豪鬼はCPU専用で挑発でスーパーコンボゲージが一瞬で満タンになる他
灼熱波動拳阿修羅閃空の硬直が非常に短い、セービングアタックの最大タメ時間が短い、ブロッキングを使用するなど凄まじい強化がされている。
真・瞬獄殺も演出が変化しており、稲光で天の文字が書かれてから、あけぼのフィニッシュになるなど鉄拳版真・豪鬼とも言える性能となっているが、
クリアすると”鉄拳を極めし者”というトロフィーが手に入る。

本編とは関係無いダウンロードコンテンツ『Ultimate TEKKEN BOWL』にも参戦している。
ボウリングに興じる豪鬼の姿は正に必見。
お馴染みの「天」の文字が書かれたマイボウルを持っていたり、投球に失敗して腹ばいでレーンを滑ったり、
スペア以上のスコアが出ると、本来の勝利ポーズとは別に腕組みして一瞬のドヤ顔を見せる一面も見せる。
先の『ナムカプ』での六本木ネタと言い、ナムコと絡むとやたらコミカルな一面が表示される事が多いような…。

本作では最初からプレイヤーが選択出来るキャラとなっている他、条件次第で最終ステージで一美の代わりに登場する隠しボスとしても登場する。
原作で使用した技が『鉄拳』シリーズの四肢に対応した4ボタンシステムに適応されているが、必殺技は出典元と同じコマンド入力で出す事が出来る。
『ウルIV』がベースなのでスーパーコンボゲージが搭載され、レイジ状態とは別にゲージを消費してEX必殺技やスパコンを出す事が可能。
更に『鉄拳7』は全キャラ体力170で統一、スタンゲージも無い仕様なので、豪鬼の弱点である打たれ弱さをシステムがカバーするなど恩恵も受けた。
結果的に『ストリートファイター』と『鉄拳』の良いとこ取りをしたようなハイブリッド仕様になっており、参戦当初は最上位キャラとされた。

……どころの話ではなかった。
細部に渡り優遇され尽くした様々な性能は、実装直後から最強キャラとして君臨。
「最上位キャラより強い」どころか「最上位キャラがまるで相手にならない」と言う異常な性能で、
元々世紀末バランスではあった『鉄拳7』に完全にトドメを刺した。
まあ当然そんな性能が許される筈もなく、バージョンアップで即座に弱体化される事となった。
つまりどう考えても調整不足
初期バージョンの性能解説

その後もバージョンアップを経る毎に調整を受けているが、セビキャンを駆使したコンボの火力は依然として高く、
ステージやゲージ状況次第では即死も可能。
後のシーズンでも、多少の上下はあるものの上位~最上位ランクを保ち続けた。
「Tokyo Tekken Masters 2019」では、海外勢が使用して優勝するなど、マイルド調整後でも豪鬼のポテンシャルは高い。
反面、お馴染みの中足波動は近距離でガードされると確反、ノーゲージ空中コンボ始動技の3RPLPや立ち途中RPはガードで確反。
豪波動拳も各キャラ搭載の豪波動拳対応技で対処されたり、上級者では先読みの横移動で避けて突進技で反撃される事も。
昇龍拳や大足もガードで浮き確定してしまう。
『鉄拳』は空中コンボの火力が高いので『ストリートファイター』の豪鬼とは、別方向で打たれ弱さを再現したと言える。
ただ高火力コンボの難易度が非常に高いので間違いなく強いがプレイヤーの性能が追いついていないと言われる事も
(逆に言うと、実装当初は凄まじく簡単で、それも問題であったのだが)。
実際ピーキーすぎる性能故か、日本国内のアーケード人気キャラランクは2020年11月8日時点で48位中27位と性能や評価の割に高くない。

また、こうした強さとは別に、「独自システムを持つコラボキャラクター」自体に賛否が分かれている。
豪鬼に興味を持って始めたプレイヤーがいる一方、
『鉄拳』のゲーム性に惹かれていたプレイヤーの中にはそのゲーム性を半ば無視した豪鬼を良く思わないプレイヤーも多く、
同じくコラボキャラのギース・ハワードらと共に、なんとも物議を醸すキャラクターとなってしまっていた。

他、SNKの『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』にも参戦。
後者では表向きのラスボスとして真・豪鬼(カラーは神人豪鬼と似ている)も登場している。

このように様々な作品におまけ要素・ゲストキャラとして出されていたためか、
バイオハザード2』の初代PS版発売当時「隠しキャラで豪鬼が使える」
「いや、日本じゃ無理だが海外版では使えるようになっている。」などと、
ジャンルが全然別のゲームに出るのではないかと噂が立ったほど。
実際に出たのはミニゲームで「豆腐」という人ですらないものだったが。嫌でも豪鬼の防御力は豆腐並だからもしや…
事実、ゲーメストの『怒首領蜂』攻略記事で「豪鬼使用コマンド公開!」なんて見出しがついた事もあった。
……この一件でまたしてもカプコンから大目玉を食らったらしいが、豪鬼なら有り得ない話でもないと思ってしまうのは何故だろうか。
とか言っていたら、後年DC版『ガンバード2』にモリガンがゲスト出演していた。更には『KOF SKY STAGE』なんてものが発売される始末。
嘘が真になるとはこの事だろうか?

+ 外部出演・マニアック編
有名な方・・・ですよね?」(9:26~)
いくらストクロで共演したからといって・・・

お前らの殴り合いで地球がヤバイ


MUGENにおける豪鬼

原作再現系はもちろん、MUGENでも数多くのアレンジキャラクターが存在している。
例:Ogre、オロチ豪鬼、ゴッド豪鬼、Rare Akuma、ホーリー豪鬼、シャイタン(DeUcEoVsPaDeZ氏)、DRAMA AKUMA(Mulambo氏)など。

II

+ G.D.T氏製作 スパIIX仕様
  • G.D.T氏製作 スパIIX仕様
ファン待望の初代豪鬼。原作再現のため昇龍拳で体力3割持っていくなど火力がエライ事になっている。
スタートを押しながらだと真豪鬼モードとなり斬空波動拳を2つ同時に出せるようになる上に3種類のスーパーコンボが使えるようになる。
さらに9P&12PカラーはZERO2の真豪鬼がベースのEXモードとなる。
四段階に調整可能なAIや火力を2/3に抑えるスイッチが搭載されている。ちなみに外部AI製作が自由となっている。
ペパーミント氏により、全てのモードに対応した外部AIが公開されている。

+ or2=3氏製作 スパIIターボHD仕様
  • or2=3氏製作 スパIIターボHD仕様
北米のXbox Live アーケードで配信された『Super Street Fighter II Turbo HD Remix』の画像を使用したD4設定対応の高解像度な豪鬼。
『スパIIX』における基本動作及び、誰が喰らっても同じ頭身になる燃焼効果や灼熱波動拳の隙消しによる灼熱ハメも再現が可能。
また、原作には無いスーパーコンボとして滅殺豪波動、滅殺豪昇龍、瞬獄殺の三つが搭載されている。
ただし、滅殺豪波動と滅殺豪昇龍のコマンドが『X-MEN Children of The Atom』と同じになっているため、
滅殺豪昇龍を出す際にコマンドの最後をきちんと右下で止めないと、かなりの確率で滅殺豪波動が暴発する。

7Pカラー以降を選択すると真豪鬼モードになり、色々強化される。詳しくはこちらの項を参照。
AIは未搭載だが、史上最強の弟氏によるAI&改変パッチが存在し、旧版は小物ロダ(語るスレ用に非ず)、最新版は氏のロダにて公開中。
こちらは真豪鬼モードメインで作られており、上記の灼熱ハメも容赦なく狙ってくる。
かつてはニコろだのup7165にて5・6・11・12Pカラーでのみ動作する外部AIも公開されていたが、現在は同所の閉鎖により入手不可。

ZERO

+ G.D.T氏製作 ZERO2仕様
  • G.D.T氏製作 ZERO2仕様
原作再現。スタートボタンを押しながら選択するとかの有名な真豪鬼に。
隠し要素として、KO後から勝利ポーズまでに↑か↓、←、→とXAかYB,ZC,XYZ,ABC,startボタンを入力する事で、
計24通りの勝利メッセージを選択出来る。
AIがデフォルトで搭載されており、原作での動きを再現している。

III

+ GM氏製作 3rd仕様
  • GM氏製作 3rd仕様
原作再現。スタートボタンを押しながら選択する事で真豪鬼となる。
現在氏のサイトは閲覧できない状態にあるため、交差氏によって代理公開されている。

AIがデフォルトで搭載されている他、ドラハン氏の外部AIも存在。
ドラハン氏のAIは変更点が多くなったため、後に改変キャラという構成になった。
なお、フォルダ名が同一のため、上書き保存のミスに注意。

+ 海平氏製作 3rd仕様
  • 海平氏製作 3rd仕様
2017年4月のサイト閉鎖を以て公開終了したが、現在はhamer氏によって代理公開されている。

+ 出雲氏製作 3rd仕様+アレンジ
  • 出雲氏製作 3rd仕様+アレンジ
現在はOneDrive解約により入手不可。
GM氏の豪鬼をベースに、真豪鬼やスト4豪鬼を参考にアッパー調整やEX必殺技の追加が行われている。
一瞬千撃の真・瞬獄殺も搭載。
AIはデフォAIを調整したものが搭載されている。

V

+ LESSARD氏製作 V仕様
  • LESSARD氏製作 V仕様
MUGEN1.0以降専用。
chuchoryu氏製作のスプライトを使用したもので、海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
『V』のライオン特徴的な姿や、「赤鴉空裂破」などの新技が2D格ゲーで忠実に再現されており、非常に完成度が高い。
仕様上、原作よりも全体的に技のスピードは速くなっている模様。
強相当のAIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画(公開サイトへのリンク有り)

CVS

+ 悪咲3号氏製作 CVS2仕様
  • 悪咲3号氏製作 CVS2仕様
原作再現仕様。神人豪鬼も搭載している。
氏の引退により長らく入手不可であったが、2022年4月の活動再開に伴い再公開された。
AIがデフォルトで搭載されている他、鳶影氏の外部AIも公開されているが、最新版には非対応。

+ DivineWolf氏製作 アレンジ仕様
  • DivineWolf氏製作 アレンジ仕様
PotS氏神人豪鬼の改変。何故かイントロでアテナ投げ捨てる
EX必殺技・ブロッキング・前後転・パワーMAX発動など多彩なシステムを備えたアレンジ仕様。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ Mr.Ansatsuken氏製作 アレンジ仕様
  • Mr.Ansatsuken氏製作 アレンジ仕様
MUGEN1.0以降専用。こちらもPotS氏神人豪鬼の改変。
『MVC3』を意識しており、必殺技に炎や雷のエフェクトが追加され、全体的に派手になっているのが特徴。
豪鬼、神人豪鬼、狂オシキ鬼、メカ豪鬼、そしてほぼ全ての技を使える「Shin Oni」という5つのモードを搭載しており、
カラーまたはdefの設定で初期モードを指定できる。

『ストクロ』からクロスアーツの前半部を再現した「Messatsu Gou Shurettou(滅殺豪朱裂刀)」、
『ウルIVオメガ』から「鬼門開」「修羅煉獄」「无」、『EX』から「豪破拳」(元はガードブレイク)と、マニアックな技も目白押し。
また、メカ豪鬼と「Shin Oni」は何故か『SVC』版洗脳ケンの「神武滅殺」も使える。
ゲージは5本で、超必殺技はレベル1~3の使い分けが可能。ヒット数などは変わらないが火力と無敵が強化され、
特にレベル3版は攻撃中はおろか硬直が解けるまで無敵というとんでもない性能を誇る。
レベル3、レベル5専用技もあり、後者では「天衝海轢刃」や「天地双潰掀」、『ストクロ』版の「」が再現されている。
この他、ラウンドを取られるごとに神人豪鬼、狂オシキ鬼とモードが変化する、
イントロでカンフーマンに対して「」と呼ぶ、
同氏のダンに(真・)瞬獄殺を決めると晃龍拳でカウンターされるなど、ユニークな演出もある。
なお、敗北時に相手の体力が9割以上残っていると、モードを問わず強制的に「Shin Oni」に変化するので注意。

AIはデフォルトで搭載されている。
ただし、AIレベルはMUGEN本体OptionのDifficultyからしか変更出来ないので注意。

SVC

+ もりそば氏製作 SVC仕様
  • もりそば氏製作 SVC仕様
どこキャンが一部不完全だが、かなり原作に近い。
7P以降は神人豪鬼になるのが特徴。
AIは搭載されていない。

+ Don Drago氏製作 4-in-1
  • Don Drago氏製作 4-in-1
氏のサイトは閉鎖されているが、現在はMFGのフォーラムにて代理公開されている。
ノーマル、クラシック、CVS真豪鬼、SVC真豪鬼の4モードが搭載されている。
AIもデフォルトで搭載済み。

+ 斑鳩氏製作 KOF2002UM仕様
KOF原作再現キャラを多数製作している斑鳩氏によるアレンジ。
高いシステム再現度に加え、『SVC』に無い動作も追加されている。
AIもデフォルトで搭載済み。

MARVEL

+ nobuyuki氏製作 XCOTA仕様
  • nobuyuki氏製作 XCOTA仕様
MUGENではかなり珍しいXCOTA再現。システムも余す所無く再現されている。
中々の強さのAIをデフォルトで搭載している。

+ MASA@DAS氏製作 XCOTA仕様
  • MASA@DAS氏製作 XCOTA仕様
現在はマムル氏によって代理公開されている。
スパIIXリュウに同梱されている豪鬼をX-MEN COTAモードに切り替える事で使用可能。
コンフィグにてデフォルトの状態を設定する事も出来る。
プレイヤー仕様に加えてCPU仕様もしっかり再現。
さらにキャラを切り替える事でリュウとケンもCOTAモードにする事が出来る。
AIもデフォルトで搭載済み。

+ Rel氏製作 UMVC3仕様
  • Rel氏製作 UMVC3仕様
現在はサイト消滅で入手不可。
氏のキャラ恒例の『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』仕様(というか『UMVC3』再現)。
アドバンシングガードやスーパージャンプは勿論の事、
XファクターやMVC3豪鬼の技である滅殺豪波動と天魔豪斬空の阿形・吽形、連打で威力が上昇する瞬獄殺など様々な部分が再現されている。
ただし原作同様体力の最大値が通常キャラの75%(Life750)なため注意。
ボイスは英語音声が使用されているが、日本語化パッチも公開されていた。
アシストは搭載されていないがデフォルトAIが付属している。

+ KAZ氏製作 III & X-COTA仕様
  • KAZ氏製作 III & X-COTA仕様
2017年1月1日元日に公開。基本技周りは3rdを基準に性能がCOTA風にアレンジされており、
「中K投げ(折檻膝蹴り)」の搭載や超多段ヒットする「豪昇龍拳」、真でなくても常時2発撃つ「斬空波動拳」、
ゲージ消費型の「阿修羅閃空」、高性能当て身技の「昇龍煉獄」などCOTA要素が盛り沢山。
他には「真・豪昇龍拳」、「天衝海轢刃」などオリジナル追加技もある。
COTA仕様のため、豪昇龍拳竜巻斬空脚を繰り返すだけで10割持っていったり、
その間に真・豪昇龍拳や滅殺豪螺旋を入れるもよし、追撃に失敗して相手がダウンしたとしても、
COTA仕様でダウン追撃が可能なので、また豪昇龍拳を入れて打ち上げる事も可能。
高レベルAIだと中K投げがヨガ折檻並に蹴りを入れるため、LIFE1000DEF100等では「お前が、死ぬまで、蹴るのを、止めない」状態になったりする。
また、プレイヤー時とAI時で性能が異なる仕様となっており、特に斬空波動拳2発撃ちのモーション速度に決定的な違いがある。
10Pで上記のAI時性能になり、11Pでそれに加えて常時ゲジマユ、12Pで超サイヤ人カラーとなり狂性能化する。
なお12P時は「金剛國裂斬」と「天衝海轢刃」が即死技になっており、処刑用BGM(イトーシーサトー)が流れる。
前者は無敵貫通技となっており、相手が無敵状態や喰らい判定が無い状態であろうとも、強制的にヒットする仕様になっている。
AIはデフォルト搭載済みで10段階に調節可能。その他にもブロッキングレベルや演出の切替えなどもConfig.cnsにて設定可能。
また2ndの豪鬼ステージも同梱されている。
MUGEN1.0専用版とWinMUGEN専用版の2種類あるので、それぞれの環境に合う方を選べる。
なお、1.0版だとホームステージ専用イントロや、
12Pカラー時に1ラウンド敗北で次ラウンド以降、
髪色が超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(=超サイヤ人ブルー)化する演出があり、性能がさらに強化される。
一方のWin版では演出はオミットされているものの性能強化はある模様。
超必演出は「3rd」や「COTA」ではなく「2nd」準拠となっており、
超必発動中は「光粒子が流れる」専用背景や「瞬獄殺」フィニッシュ演出等が「2nd」となっている。

ポケットファイター

+ kong氏製作 ポケットファイター仕様
  • kong氏製作 ポケットファイター仕様
お馴染みkong氏製。恒例の三段階AI付き。

ザ・ムービー

+ borg117氏製作 ザ・ムービー仕様
  • borg117氏製作 ザ・ムービー仕様
実写アーケードゲーム『ザ・ムービー』仕様の豪鬼。

この他、Jessica Smoke氏も同じくザ・ムービーの実写豪鬼を製作している。





        「我、拳を極めし者なり!」

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関連項目



*1
「殺意の波動をまとった暗殺拳を普通の格闘技にする」という作業は剛拳が終えているのでわざわざ豪鬼とリュウがやる必要はなく、
そもそも豪鬼が焚きつけなければ何も起こらなかったはずで、豪鬼の行為は単なるマッチポンプではないかという説もある。
リュウが勝手に目覚める可能性があるので乗り越えさせるために……という事にするなら、
今度は「剛拳が殺意の波動を洗練して普通の格闘技にした」という話がおかしくなってしまう。

しかし、豪鬼が求めた物は「殺意の波動に目覚めた者は、自らの力でそれを克服する事が出来るのか」、
「殺意の波動に頼らずに、格闘の究極である『一撃必殺』に辿り着く事が出来るのか」、
「仮に辿りつけたとして、その一撃必殺は殺意の波動に勝つ事が出来るのか」という、
いわば「殺意の波動に内と外でどう立ち向かうのか」という問に対する答えである。
それに対して剛拳が成した事は、
「殺意の波動に可能な限り目覚めないための道・精神論の構築」「殺意の波動を使えなくても扱える技の完成」であり、
豪鬼の問いに答える事は出来ていない。
『IV』では「無の拳」で封じる事は出来るが、当時はこの無の拳の設定も存在していない。
それどころかケンに対して「もしリュウが殺意の波動に目覚めてしまったら殺せ」と命じてすらおり、
「目覚めないための心意気」を説く事は出来ても「精神的な問題で勝手に目覚めてしまう」事の対処は出来ていない事が分かる。

なお、リュウは漫画内で昇龍拳と真・昇龍拳を、『ZERO2』公式設定で真空波動拳をそれぞれ自力習得している。
それも修行の果てなどではなくなんとなくやってみたら出来たレベルなので、
かなり目覚める危険が高かったと思われる(『ZERO2』公式設定では殺意の波動の呼ぶままに真空波動拳を放っている)。

*2
先述の豪鬼がカイリに殺害されたとする噂(デマ)、
及び殺意の波動に関連する『EX』オリジナルキャラクターのガルダが、
電波新聞社刊の『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』にて「豪鬼を凌ぐ実力の持ち主」と紹介された事もあり、
以上の事をカプコンに怒られたとユーザーの間でまことしやかに語られていたが、アリカの三原氏本人がツイッターで否定している。
噂過ぎ。それでカプコンさんがキレる訳ないし、そういうストーリーだったとしても(確か殺してないけど)、
カプコンさんの了解を取らずにそんなストーリーを出す訳もない。









     「我を満たす者はいずこに…」


最終更新:2024年03月20日 21:49