路上音楽家

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路上音楽家 - (2010/09/19 (日) 01:21:11) のソース

&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/sm10851888){340,185}

明日になれば“昨日”に成り下がる今日を弔う。
歩行者そのものが、文字通り“ウォークマン”。
ノイズキャンセリング キャンセリング。
雨風や誰彼が奏でる、永遠に未完成な曲が感性を刺激する。
この街の生活音。
折角の生音に耳を塞ぐなんて正気かい?
その一瞬を逃せば、もう一生聴く機会など訪れない。
音ズレは気にせず、耳を澄ませ。
世界に一つだけ 秘められた意味を掴め。
道の上で身じろぐ影が囁く、
「さぁ、君も歌え…」

昼間 自ら身動きを封じた 囚人には唯一の自由時間
行き交う 純粋なるミュージシャン
ネオンが闇夜を蝕む ナイトミュージアム
昼間 自ら身動きを封じた 囚人には唯一の自由時間
行き交う 純粋なるミュージシャン
吟遊詩人が口ずさむ 不思議な歌

夜を待ち侘びた街並みは 主治医が見放すほどの多重人格
ジキル氏も背後にハイド氏の気配を感じる内に書く
家に向かう道中、擦れ違う奴らの唇が動く
ビルは黒く いきり立つある種のメタファー
呼び込み・売り子に頭下げる後ろめたさ
打ち解けた混沌に秩序を見るカオス理論
さぁ、リズム刻む足取りを どんどん加速しよう
過食症のバクが子供達の夢を平らげる ライアーゲーム
平らな庭に花が咲く
高らかに笑う タイラー・ダーデン
有り余ってるストレスを ストレートにぶつけるストリート上
キックはブーツ、ハットはハイヒールのビート
ゲリラ的なステージ
照明代わりにタクシーのハイビームに伸びると
熱帯びる今夜のベストギグ
ヘッドフォンを外して喧騒を聴く

昼間 自ら身動きを封じた 囚人には唯一の自由時間
行き交う 純粋なるミュージシャン
ネオンが闇夜を蝕む ナイトミュージアム
昼間 自ら身動きを封じた 囚人には唯一の自由時間
行き交う 純粋なるミュージシャン
吟遊詩人が口ずさむ 不思議な歌

風刺効いたパンチラインがあちこち飛び交い
それでもマイクジャック 差し込みもしない
猫背なのか 前傾姿勢なのかも分からない、
ルンペンの鼻歌が孕んだメッセージ性
無料案内所を宣伝してる黒服が、
放送禁止用語で後輩に熱血指導
若者が大出振って 我が物顔で
急ぐ素振りも見せず 渡る点滅信号
ペテン師も頭のBPMを速めた
パラメーター振りきり、耳を指す 雌の嬌声
多ジャンル共生して 交わるショーケース
前後上下左右から襲う 音響設備
フリスタ、インプロヴィゼーション 即興テクニック
毎晩リリースされる新譜を聴けよ
その場限りの音が鳴り 言葉が響く
ひたすら“今”伝えるリアルタイム 刻むライブ

始発待ちの学生 リーマンやフリーター OL、バカップル
みんなが紡ぎ出す
キャバ嬢 ホームレス 女、男、ホモにレズ
大人・子供から成るオーケストラ
喜びや怒りや悲しみが轟いた、
この街一つ キャパシティー
健全な音楽
自然な繋ぎで入る ネクストトラック
セックス ドラッグ etc…

昼間 自ら身動きを封じた 囚人には唯一の自由時間
行き交う 純粋なるミュージシャン
ネオンが闇夜を蝕む ナイトミュージアム
昼間 自ら身動きを封じた 囚人には唯一の自由時間
行き交う 純粋なるミュージシャン
吟遊詩人が口ずさむ 不思議な歌

雰囲気なんか 掴める訳もない
それは宙に 溶けた空気 ストリートケミストリー
体験者すらも 再現は不可能
構成メンバーなら 入れ替わり立ち代り
あらかじめ決められた 譜面や歌詞は無い
無意識に生々しさを好む本格派
形に囚われない粗さが持ち味の
我ら、路上音楽家達
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