MS-06

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MS-06 - (2008/06/14 (土) 01:15:29) の編集履歴(バックアップ)


言わずと知れた「機動戦士ガンダム」シリーズのジオン公国軍量産型モビルスーツ「ザク」の事。
ニコニコRPGに登場する「MS-06」は「ザクII」と呼ばれる機種の型番であり総称である。
一般的に「ザク」と言われればこの機体を指す。これに対し「ザクⅠ(MS-05)」は「旧ザク」と呼ばれる。

主役機・ガンダムに相対するモビルスーツであるが、敵側の機種であり量産型という性質からか
一般的には典型的な雑魚敵モビルスーツとして扱われる事が多い。
(名前の由来は「『ザコ』のもじり」「ザコはザクザク足音を立てるから」など諸説ある)
しかし一年戦争中盤までは、地球連邦との圧倒的な戦力差を余裕で覆す
とんでもない戦闘力を誇っていた。

なお、ニコニコRPGで敵として登場するのは「SDガンダム」シリーズに登場する二頭身にデフォルメされたバージョン。
しかしその装備・戦闘力は本家ガンダムシリーズに登場するものと遜色はない。

以下、原作のネタバレを含む詳細な記述。

+ ...
色々と不遇な扱いをされる事が多いが、知名度的には主役機であるガンダムに匹敵するものがあり、
後継機やバリエーションも含めると実に多くの機種が存在する。
また、「アッガイ」「ザクタンク」「アプサラス」「ライノサラス」「ドラッツェ」「Ζガンダム(ザクヘッド)」などのザクのパーツを流用した機体も多い。
その後のMS開発の基礎となり、一年戦争以降も「ハイザック」「ザクⅢ」「ギラ・ドーガ」など
ザクの後継機が次々作られていった。
詳細はWikipedia - ザクシリーズのバリエーションを参照。

資源のない国家が作った機体だけに汎用性を重視しており、宇宙、地上を問わず使用できる。
汎用性の高さは装備にも表れている。代表的なものだけでもマシンガン、バズーカ、接近戦用のヒートホーク(斧)。
地上用装備では擲弾であるクラッカー、ミサイルポッド。戦争末期では高威力のシュツルムファスト(ロケット弾)まで装備していた。
さらには核弾頭を射出できるバズーカもあり、装備をあげていくと枚挙に暇がない。

単なる雑魚メカという立場に留まらず、作品のキーパーソンや主人公格の乗機として活躍することも多い。
OVAの「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」では「ザクⅡ改」が主役機となっており、相打ちながらも連邦軍のNT用ガンダム試作機・アレックスを撃破する大活躍を見せている。
「08MS小隊」1話では、ヒロインのアイナが「宇宙用高機動試験型ザクⅡ」に搭乗している。

多くのジオン軍人はこの機体を「ジオンの象徴」として捉えており、連邦に捕獲された機体を見て「その姿、見るに忍ん…!!」と苦言を呈す場面も存在する。
一年戦争を語る際には無視できない存在かもしれない。

また、シリーズの本流である「宇宙世紀」とは別の世界観を持つ作品において、
「Gガンダム」の「ブッシ(JMS-602)」、「ガンダムW」の「リーオー(OZ-06MS)」、
「ガンダムX」の「ジェニス(RMS-006)」、「ガンダムSEED」の「ジン(ZGMF-1017)」、
「ガンダム00」の「ティエレン(MSJ-06Ⅱ-A)」等のMSが、
オマージュとしてデザインや位置づけ、型番を踏襲している。
「ガンダムSEED DESTINY」では、名前もそのままの「ザクウォーリア」「ザクファントム」などが登場した。

宇宙世紀から遥か未来の世界を描いた「∀ガンダム」では、発掘されたという設定で、
MS-06とほぼ同じ形のMSが「ボルジャーノン」の名前で登場している。
余談だが「ボルジャーノン」の名前の由来は機体が発掘された地域の領主の名前から。


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