95年に放映したロボットアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」にて使用された武器の一つ。 別名「ポジトロン(スナイパー)ライフル」。荷電粒子砲の一種。 まずは基本の荷電粒子砲についての説明 所謂ビーム兵器であり、一般的にビーム兵器と呼ばれるものはこれの場合が多い。原理としては、 電荷を帯びた粒子を粒子加速器により加速させ撃ちだし、その運動エネルギーで破壊力を得る兵器である。 光を増幅し放射するレーザービームとは原理が異なる。粒子には当然質量があるので光やレーザーより遅く、 基本的には亜光速である。(作品によっては例外もあり、例えばゾイドの荷電粒子砲は光速に達する。) 陽電子砲も通常の荷電粒子砲とほぼ同じ仕組みで、その中でも陽電子を使用する物の名称である。 陽電子とは通常の物質を構成している電子の反物質であり、 陽電子と電子が結合すると対消滅を起こし、すべての質量がエネルギーに変わる。 この凄まじいエネルギーで対象にダメージを与えるのが陽電子砲である。 原作では強力な加粒子砲による攻撃のため接近ができず、 [[A.T.フィールド]]により通常兵器での攻撃も不可能な使徒ラミエルに対し、 日本中の電力を集めた陽電子砲による遠距離からの狙撃を行い見事撃破に成功している。 その後も小型化・簡略化されたものが度々使用されている。 ニコニコRPGでは[[初号機]]の使用する技の一つとして登場。味方単体に大ダメージを与えてくる。 ちなみに陽電子と対消滅を起こす電子は空気や水などありとあらゆる通常の物質に含まれている。 そのため本来であれば地球上でこれを発射すると&bold(){その場で空気と反応し}自滅してしまうはずである。 みんなも陽電子砲を撃つ機会があったら宇宙空間などの真空で発射するようにしよう。