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ニコニコ歴史*蓬莱の野望第二部解説
[[蓬莱の野望解説]]
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*第17話
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:家康が最も恐れた男(上白沢慧音)|“最も”であるはずなのに、この異名を持つ者は何人もいる。例を挙げると、今川義元・武田信玄・島津義弘・直江兼続・福島正則など。1998年にはテレ東にて『家康が最も恐れた男 真田幸村』が放映された。
:女性同士の恋愛(上白沢慧音)|女性の同性愛のことを「サフィズム」と呼ぶことがあるが、これは記録上最古の女性同性愛者サッポー(B.C.7世紀頃)から生まれた言葉。古代においては女性同士の恋愛は認知されていたようである。しかし、男性社会が形成される中で、女性の同性愛は公では禁止されてゆく。近代に入り、女性の権利を主張するフェミニズム運動を後押しに、19世紀後半から、レズビアンによる権利獲得運動が活発化し始めた。しかし、これが欧米(の一部)で受け入れられていくにはさらに1世紀の時を必要とする。
:大丈夫よ、問題ないわ(藤原妹紅)|エルシャダイPVパロ。
:戦え、現実と(太田道灌)|第一製薬のアポジカのCMにおける役所広司の台詞「戦わなきゃ、現実と」のパロ。
:ぬわーーっ!!|ドラクエ5におけるパパス死亡時の叫びのパロ。
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*第18話
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:新OP|旧OPにおいて、真田家はまだしも、浅井家・長野家・大友家が目立たなかったので、急遽作成。サビがエロいのは、OP曲の元である『鬼畜眼鏡』の演出を真似よう➝サビの部分エロいシーン使ってるなぁ~➝なら、新OPもエロくするかぁ~の三段論法の結果。反省はしていない。
:皮肉というスパイスが~(西行寺幽々子)|『旧約聖書』から。リンゴは禁断の果実であり、これを食すことは大罪とされている。一方、戦争で人を殺すことも大罪であり、リンゴを食すことが罪とならない戦国時代でさえ、罪を犯さねばリンゴを食せない皮肉な状況のことを言っている。ちなみに、禁断の果実がリンゴだとかイチジクだとかトマト(スラヴ地方)更にはコムギ(ユダヤ)だとかその他諸々(ザクロ・梨・マルメロと呼ばれる花櫚の一種)だとかいろいろ言われているが、原典に立ち返ると「邪悪な」と言う意味の「malus」が名詞にすると「林檎」になるという読み違い、或いはダブルミーニング(二重意味)のようである。つまり、何物であるかを限定せず「邪悪な果実」とするのが正式名称のようだ。
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*第19話
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:あんたバカァ(霧雨魔理沙)|エヴァンゲリオンのアスカのパロ。
:人類の歴史は争いの歴史(上白沢慧音)|有史以来、世界のどこにも戦争がなかった年はわずか十数年だという学者もいる(「平和」の歴史―人類はそどう築き、どう壊してきたか 吹浦忠正著 光文社出版)。し、人類は戦争によって進化してきたという人もいる。これだけで、一義的に闘争のみが人間の姿、という気はないが、そういった一面があることは明確な事実であり、目をそらすことはできない。
因みに「戦争だけが争いではない」と考えると、また違った意味になりそう。
:水滸伝の武松(上白沢慧音)|水滸伝に出てくる梁山泊に集まった漢達の一人。素手で虎を倒したという逸話がある。
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*第20話
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:おお、倒れてしまうとは、情けない…(高橋紹運)|ドラクエにおいて、勇者一行が全滅し、教会で復活した際に神父が言う「おお、死んでしまうとは、情けない」のパロ。
:まだあわてるような時間じゃありません(紅美鈴)|スラムダンクより、天才・仙道の「まだあわてるような時間じゃない」のパロ。
:間の抜けた兎(レミリア・スカーレット)|昔話『うさぎとかめ』より。大友家滅亡一歩手前で手を休め、後からくる島津に先を越されることを例えた。
:統治者の基本は食と安全(レミリア・スカーレット)|「パンとサーカス」という言葉があるが、娯楽が楽しめるのも、平和な環境にあればこそ。人々が為政者に期待するのは、食いはぐれることがないことと、外敵からの防衛が第一であり、まずはこれを満たすべきである。ただし、これが長期間保障されると、+αが求められる。ここでは、さらに、外敵から身を守れない(S・家から領地を防衛できない)当主は滅んでかまわないという、レミリア自身の行動を正当化する意味も込められている。
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*第21話
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:大友瓢箪(上杉瓢箪)|漢作唐物(中国から請来されたといわれる茶入)。天下の六大瓢箪(大友・稲葉・真珠庵・佐久間・茶屋・玉津島)随一の瓢箪。大友瓢箪は大友宗麟が所持していたころ、上杉瓢箪は上杉景勝が所持していたころの名前。信長の野望のシステム的に所持家宝は置き忘れることはないため、大友瓢箪を置いて行ったというのは紙芝居の独自設定。
:あんなガラクタが一国と同価値なんてね(フランドール・スカーレット)|戦国時代において、茶器や瓢箪は現在では考えられないほど貴重であった。松永久秀が反乱しようが九十九茄子一つで許され、秋月種実は「天下三肩付」の新田肩付を献上した事によって許された。例としてあげるならば、滝川一益は信長から「珠光小茄子」という茶器をもらいたく、上野一国を恩賞としてもらった(つまりこれは織田家中における関東地方一帯の軍事指揮を取る事を許された、という大変名誉な物だった。)とき、大変失望したとされる。そして本能寺の変の時には「進むも一益、引くも一益」と言われた勢いを失い、下州神流川で北条氏政に敗北して清洲会議に乗り遅れ、そしてそのまま転落していった事を鑑みると、彼にとっては一地方どころかそれ以上の価値を持っていた、と言えるかもしれない。
:天界組登場|アニメ・ポケットモンスターのロケット団名乗り上げパロ。
:正義の使者|天子がノリでいっているだけだが、チルノが影響を受ける。今後の紙芝居の展開上、結構重要になる予定。
:モーセの如く(レミリア・スカーレット)|『旧約聖書』の出エジプトの行から。エジプトからイスラエル人とともに脱出したモーセは、心変わりしたファラオの軍勢と紅海に挟まれてしまった。しかし、その際に、モーセは海を割いて渡った。S・家の包囲網を割いて突き進む天子達をこのモーセの偉業に例えた。
:咲夜の能力|時間を自由に止められる。停止中動けるのは咲夜のみ。ただし、時間を止めている間は攻撃対象の半径二間以内には入れない。また、戦闘中の使用は体力・精神力を極度に消耗する、という独自設定。矛盾・設定の穴が多々あるが、そこはスルーしてください。
:坤(高橋紹運)・午(立花道雪)|方角を十二支と八卦の混合でいった場合の南西と南。八卦は陰陽道や風水で用いられた。()内は八卦で表した場合。(「子・(坎)」=北・水「艮」=北東・山「卯(震)」=東・雷「巽」=南東・風「午(離)」=南・火「坤」=南西・地「酉(兌)」=西・沢「乾」=北西・天)とされる。中国では方角を八卦で表す。
東方の一次設定にもよく使われており、「幻楽団の歴史シリーズ・卯酉東海道」や、「乾を操る程度の能力」など。
戦闘中、咲夜の出現場所を方角で教えあっているが、方角を言う際は東西南北が基本だった模様。ただ、この場合はよく戦争映画で使われる二時の方角、と同様の使い方をしており、どちらが正しいかわからない。
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*コメント欄
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*蓬莱の野望第二部解説
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:家康が最も恐れた男(上白沢慧音)|“最も”であるはずなのに、この異名を持つ者は何人もいる。例を挙げると、今川義元・武田信玄・島津義弘・直江兼続・福島正則など。1998年にはテレ東にて『家康が最も恐れた男 真田幸村』が放映された。
:女性同士の恋愛(上白沢慧音)|女性の同性愛のことを「サフィズム」と呼ぶことがあるが、これは記録上最古の女性同性愛者サッポー(B.C.7世紀頃)から生まれた言葉。古代においては女性同士の恋愛は認知されていたようである。しかし、男性社会が形成される中で、女性の同性愛は公では禁止されてゆく。近代に入り、女性の権利を主張するフェミニズム運動を後押しに、19世紀後半から、レズビアンによる権利獲得運動が活発化し始めた。しかし、これが欧米(の一部)で受け入れられていくにはさらに1世紀の時を必要とする。
:大丈夫よ、問題ないわ(藤原妹紅)|エルシャダイPVパロ。
:戦え、現実と(太田道灌)|第一製薬のアポジカのCMにおける役所広司の台詞「戦わなきゃ、現実と」のパロ。
:ぬわーーっ!!|ドラクエ5におけるパパス死亡時の叫びのパロ。
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*第18話
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:新OP|旧OPにおいて、真田家はまだしも、浅井家・長野家・大友家が目立たなかったので、急遽作成。サビがエロいのは、OP曲の元である『鬼畜眼鏡』の演出を真似よう➝サビの部分エロいシーン使ってるなぁ~➝なら、新OPもエロくするかぁ~の三段論法の結果。反省はしていない。
:皮肉というスパイスが~(西行寺幽々子)|『旧約聖書』から。リンゴは禁断の果実であり、これを食すことは大罪とされている。一方、戦争で人を殺すことも大罪であり、リンゴを食すことが罪とならない戦国時代でさえ、罪を犯さねばリンゴを食せない皮肉な状況のことを言っている。ちなみに、禁断の果実がリンゴだとかイチジクだとかトマト(スラヴ地方)更にはコムギ(ユダヤ)だとかその他諸々(ザクロ・梨・マルメロと呼ばれる花櫚の一種)だとかいろいろ言われているが、原典に立ち返ると「邪悪な」と言う意味の「malus」が名詞にすると「林檎」になるという読み違い、或いはダブルミーニング(二重意味)のようである。つまり、何物であるかを限定せず「邪悪な果実」とするのが正式名称のようだ。
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*第19話
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:あんたバカァ(霧雨魔理沙)|エヴァンゲリオンのアスカのパロ。
:人類の歴史は争いの歴史(上白沢慧音)|有史以来、世界のどこにも戦争がなかった年はわずか十数年だという学者もいる(「平和」の歴史―人類はそどう築き、どう壊してきたか 吹浦忠正著 光文社出版)。し、人類は戦争によって進化してきたという人もいる。これだけで、一義的に闘争のみが人間の姿、という気はないが、そういった一面があることは明確な事実であり、目をそらすことはできない。
因みに「戦争だけが争いではない」と考えると、また違った意味になりそう。
:水滸伝の武松(上白沢慧音)|水滸伝に出てくる梁山泊に集まった漢達の一人。素手で虎を倒したという逸話がある。
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*第20話
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:竹とんぼ|一説には平賀源内が考案したものと言われる。
:おお、倒れてしまうとは、情けない…(高橋紹運)|ドラクエにおいて、勇者一行が全滅し、教会で復活した際に神父が言う「おお、死んでしまうとは、情けない」のパロ。
:まだあわてるような時間じゃありません(紅美鈴)|スラムダンクより、天才・仙道の「まだあわてるような時間じゃない」のパロ。
:間の抜けた兎(レミリア・スカーレット)|昔話『うさぎとかめ』より。大友家滅亡一歩手前で手を休め、後からくる島津に先を越されることを例えた。
:統治者の基本は食と安全(レミリア・スカーレット)|「パンとサーカス」という言葉があるが、娯楽が楽しめるのも、平和な環境にあればこそ。人々が為政者に期待するのは、食いはぐれることがないことと、外敵からの防衛が第一であり、まずはこれを満たすべきである。ただし、これが長期間保障されると、+αが求められる。ここでは、さらに、外敵から身を守れない(S・家から領地を防衛できない)当主は滅んでかまわないという、レミリア自身の行動を正当化する意味も込められている。
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*第21話
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:大友瓢箪(上杉瓢箪)|漢作唐物(中国から請来されたといわれる茶入)。天下の六大瓢箪(大友・稲葉・真珠庵・佐久間・茶屋・玉津島)随一の瓢箪。大友瓢箪は大友宗麟が所持していたころ、上杉瓢箪は上杉景勝が所持していたころの名前。信長の野望のシステム的に所持家宝は置き忘れることはないため、大友瓢箪を置いて行ったというのは紙芝居の独自設定。
:あんなガラクタが一国と同価値なんてね(フランドール・スカーレット)|戦国時代において、茶器や瓢箪は現在では考えられないほど貴重であった。松永久秀が反乱しようが九十九茄子一つで許され、秋月種実は「天下三肩付」の新田肩付を献上した事によって許された。例としてあげるならば、滝川一益は信長から「珠光小茄子」という茶器をもらいたく、上野一国を恩賞としてもらった(つまりこれは織田家中における関東地方一帯の軍事指揮を取る事を許された、という大変名誉な物だった。)とき、大変失望したとされる。そして本能寺の変の時には「進むも一益、引くも一益」と言われた勢いを失い、下州神流川で北条氏政に敗北して清洲会議に乗り遅れ、そしてそのまま転落していった事を鑑みると、彼にとっては一地方どころかそれ以上の価値を持っていた、と言えるかもしれない。
:天界組登場|アニメ・ポケットモンスターのロケット団名乗り上げパロ。
:正義の使者|天子がノリでいっているだけだが、チルノが影響を受ける。今後の紙芝居の展開上、結構重要になる予定。
:モーセの如く(レミリア・スカーレット)|『旧約聖書』の出エジプトの行から。エジプトからイスラエル人とともに脱出したモーセは、心変わりしたファラオの軍勢と紅海に挟まれてしまった。しかし、その際に、モーセは海を割いて渡った。S・家の包囲網を割いて突き進む天子達をこのモーセの偉業に例えた。
:咲夜の能力|時間を自由に止められる。停止中動けるのは咲夜のみ。ただし、時間を止めている間は攻撃対象の半径二間以内には入れない。また、戦闘中の使用は体力・精神力を極度に消耗する、という独自設定。そうなると緋想天EDはどうなるんだとか、矛盾・設定の穴が多々あるが、そこはスルーしてください。
:坤(高橋紹運)・午(立花道雪)|方角を十二支と八卦の混合でいった場合の南西と南。八卦は陰陽道や風水で用いられた。()内は八卦で表した場合。(「子・(坎)」=北・水「艮」=北東・山「卯(震)」=東・雷「巽」=南東・風「午(離)」=南・火「坤」=南西・地「酉(兌)」=西・沢「乾」=北西・天)とされる。中国では方角を八卦で表す。
東方の一次設定にもよく使われており、「幻楽団の歴史シリーズ・卯酉東海道」や、「乾を操る程度の能力」など。
戦闘中、咲夜の出現場所を方角で教えあっているが、方角を言う際は東西南北が基本だった模様。ただ、この場合はよく戦争映画で使われる二時の方角、と同様の使い方をしており、どちらが正しいかわからない。
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*第22話
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:今までの歴史で破り捨てられた誓紙を~(八意永琳)|もちろんただの比喩。しかし、それだけ誓紙による講和、条約が一時的なものであることを表現している。悲しい物としては「甲斐宗運と相良義陽の相互不可侵の誓書」か。ちなみに一万円札は一枚1mmらしいので富士山の高さ3376mと同高になるためには3376万枚積み上げる必要がある。金額にすると3376億円。
:そのなかには徳川家康自身のものも含まれる(八意永琳)|秀吉死後の家康はそれ以前とは別人のように(元からそんな物だった気もする)政治の化け物と化し(実際には徳川のブレーン、慈眼大師天海や金地院崇伝、本多正信正純親子の助言在り)、相手をおだて、すかし、脅し、なだめ、自分の都合よく動かしていく。その際に用いた道具の一つが誓紙であり、誓紙をもらったからと安堵した相手に難癖をつけては反故にしている。家康が破った誓紙には有名な物では秀吉との秀頼の補佐や関ヶ原での毛利の所領安堵、淀殿との講和文書、味方に言った事でも本多忠勝に言った「お前を一国の主にする」や伊達政宗に渡した「百万石のお墨付き」などがある。
:あの誓紙には細工がしてあってね(八意永琳)|署名を主君ではなく、他者の名にすり替えておくことは、公文書などを反故する際の細工としては常套手段。うp主が参考にしたのは大坂の陣に向けて、大阪への公文書に将軍秀忠の署名でなく、家康自身の署名で公文書を出していたこと。よって家康が永琳の手にかかるわけないが、そこはご都合主義ということでひとつよろしくお願いします。
:所詮我らの兵力の三倍(島津義弘)|戦国時代には兵力差10倍の敵を打ち破った、などという武勇譚が多いが、とりわけ島津の話は有名。朝鮮の役では、慶長3年(1598年)の泗川の戦いで董一元率いる敵軍約18万(異説あり)を約1万で破ったなどがある。
・・・島津貴久の頃から「島津は兵力が相手より多いと勝てない」というジンクス(島津ジンクス)まである。どういうことだ。
:やるぜぇ~、超やるぜぇ~(島津家久)|『とらドラ!』の櫛枝実乃梨の台詞「盛るぜぇ~、超盛るぜぇ~」から。島津家久は耳川の戦いの時に10倍近い兵数を破っており、沖田畷と戸次川の戦いで龍造寺隆信、長宗我部信親、十河存保という3将の首を取っているのでこの言葉は洒落にならない気がする。
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*第23話
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:まるで猿だな(織田信長)|“猿”とは秀吉のこと。秀吉は信長に拾われる前は商いをしていたが、司馬遼太郎氏の『新史太閤記』ではそれを踏まえ、戦や政治すら飽きないと考える秀吉が描かれる。この秀吉が元ネタ。秀吉は信長から金銭や兵を借りてそれを元手に利益を上げて(国や人材を獲得して)いく。
:忍者ハットリくん(霊烏路空)|滝川一益はその出自が不明でいくつかの説があるが、その一つに忍者であった、というものがあることから。さらに忍者と一口に言っても伊賀であるか甲賀であるか、それともまた別かでまたわかれる。ちなみに『忍者ハットリくん』は藤子不二雄Ⓐ氏のギャグ漫画。
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*第24話
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:隙を突くのは十八番では?(山本晴幸)|早雲は扇谷上杉家家臣・大森藤頼から小田原城を奪う際に、藤頼に「箱根で鷹狩をするために勢子(せこ。狩猟の場で、鳥獣を追い出したり、他へ逃げるのを防いだりする役目の人)を領内に入れてほしい」と頼み、兵を領内へ侵入させた。さらに、実際に小田原城を攻める際には千頭の牛に松明を括り付け、あたかも大軍が迫ってきたかのように錯覚させた。ゲームの「火牛計」の元ネタ。
:儂としたことが(高坂昌信)|高坂昌信は用兵の妙に長けており、軍の進退では武田家臣中随一と言われる。三方ヶ原の戦いでも味方が徳川を深追いする愚を戒めた。「逃げ弾正」の異名を持つが、これは戦で最も困難とされる戦いが撤退戦であるため。昌信が殿軍であれば、味方は安心して退却ができた。
:激しく攻められる(うp主)|昌信は信玄と衆道の関係にあったことで知られる。
:S・家を西軍に(島津義弘)|西軍とは関ヶ原で敗北した西軍のこと。だが、もうひとつの暗喩も含まれている。それについては第25話で。
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*第25話
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:古来よりの家来がいない点では豊臣秀吉に通じる(島津歳久)|信頼できる家臣がいない、ということは異例の出世を遂げた秀吉が最も苦悩した点ではないだろうか。関白になるまでの秀吉はあくまで織田家から兵を借りているという立場であった。レミリアもその点似ていて、信頼できる家臣というか仲間はフランとパチュリーだけ。美鈴と咲夜は戦国武将よりはまし、という位置づけ。
:戸次川の戦い|秀吉の九州平定の際に戸次川で起きた、秀吉軍VS島津軍の戦い。ただし秀吉は参戦していない。代わりに軍監として派遣されたのは仙石秀久(権兵衛)であった。戦の結果は仙石秀久が無謀な渡河作戦を指示し、長宗我部元親・信親親子や十河存保が反対する中決行され、長宗我部信親・十河存保の先陣部隊を島津が得意の釣り野伏せで撃退。仙石秀久はこの釣り野伏せによって淡路まで逃げだしたと言われ、秀吉の怒りを買って失脚、十河存保と長宗我部信親はこの際に戦死した。仮に、この時秀吉が家康と事を構えておらず、自身が総指揮者として参戦していたら、結果はどうなっていたであろうか。翌年、秀吉自身が出兵し、島津を打ち破るが、規模が違いすぎるため、あまり参考になりそうにない。
:自分の仇を~(長宗我部信親)|上記戸次川の戦い参照。補足すると、信親を討ったのは家久の部隊。
:だんご鼻(島津家久)|仙石権兵衛秀久のこと。
:二度も殺しては~(島津家久)|家久は戸次川の戦いの後、船を出せず立ち往生している元親のもとに使者として新納忠元を遣わし、「信親のことは戦ゆえ、仕方がなかった」と謝罪している。新納忠元は本拠・岡豊城まで信親の遺体を運んだという。
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*コメント欄
- 随時、追記・改訂よろしくお願いします。 -- 三味線 (2011-04-01 04:39:26)
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