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で・・でっていう??
**第五回定時放送 ◆OZbjG1JuJM
(非登録タグ) [[パロロワ]] [[ニコニコ動画バトルロワイアル]] [[定時放送SS]] [[第190話]]
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ピ、
ピ、
ピ、
ポーン。
『午前6時をお知らせします』
夜の闇が遠のき始めバトルロワイアルが二度目の朝を迎えたころ、聞きなれたチャイムが鳴り響く。
『キャハハハハハハッ! キャーハハハハハハハハハッ!!』
巨大な立体映像から不快な笑い声を発していたその姿はあの小さな道化師ではなかった。
いや――帽子に蝶ネクタイにクツ、独特な羽だけ見ればあの面影は残っている。
しかし傍目から見れば、その若干壊れたような笑みを浮かべて参加者達を見下ろすそれは人の姿をした金髪の少女にしか見えなかった。
あの、あらゆるものを破壊し尽くす力を持つ吸血姫と似た羽にその幼い容姿、そして残酷で無邪気な笑顔と併せて、知る人ならば彼女と見間違うこともあるかもしれない。
『キャハッ! おっはらっきー! これでボクの放送は三回目、ここまで生き残れるとは下らない希望を持つ諸君も元気に殺し続ける諸君もそーとーやるみたいだね、褒めて遣わすのサ!
それじゃ早速禁止エリアの発表から!
八時からC-3、十時からD-4が新しい禁止エリアなのサ。
それとついでに部分的な禁止エリアの導入を試してみたのサ。頑張って見つけた駅なんか、もう入れないようになってるかもね?
エリアも大分狭まって来たし、今更逃げ出そうたってその経路もなくなってるのサ! 残念だったね!
それからお待ちかねの死亡者発表!
大盛況な今回の死亡者は――
友人
水銀燈
ニート
富竹ジロウ
ヨッシー
高槻やよい
園崎魅音
ムスカ
泉こなた
ピッピ
TASさん
エアーマン
ロールちゃん
――以上13名!
もうすぐ残りも四分の一、まったくあっちもこっちも殺人鬼ばっかりで面白いったらないのサ!
あそうそう、ボクのこの姿が気になった人もいるだろ?
これはボクの手札にちょっと面白そうなモノがあったから使ってみたのサ。おかげで気分爽快!
ほらほら見てよこの光弾。魔法に詳しいヒトならどれだけ凄いか分かるだろ?
ま、そういうわけだからここから逃げ出そうとしたりなんで万が一にも全然ムリムリかたつむり、なのサ。
上手く脱出経路や首輪の外し方を見つけたって、君達のすぐ傍にはザコ共とは格の違う監視がたーっぷりついてるんだからね!
無駄に団結したら二時間に一人死ななかったら一人ずつ首輪爆破、なんてルールも導入しちゃうかもよ?
それじゃあ次の放送までせいぜい頑張るのサ。ばいびー♪』
「どう? 中々の迫力だったでしょ」
マルクが少女の姿のままで司令室に戻ってくる。よく見てみれば、羽の付け根にはいつかカービィが付けていたパッチと似たようなものがくっついていた。
「まぁ今までよりは……そんなことはどうでもいい。何時の間にそんな代物を持ってきたんだ。お前の切り札はハルバードで全てじゃなかったのか?」
「切り札じゃなくてあくまで手札の一つなのサ。『萌えもんアカギパッチ』ってゆー支給品からあぶれた……いや、後々面白そうだからあぶれさせたものを使ってみたのサ。ピンク玉が使ってたのとは違ってどうやら随分と『鬼畜』になるみたいだしね」
実際、吸血鬼の姉の方ではないが今のマルクにはカリスマのようなものがあるかもしれない。まあその態度と空気が打ち消してはいるのだが。
「ふん……まあ力が増強してるのは間違いない様だな。まぁ貴様にはお似合いの姿だ。折角ならボスキャラとして遊びに行ったらどうだ?」
「あいつらがここに来るようなことがあればねー。もちろんあるべきじゃないけどサ」
マルクはこの姿を随分気に入ったらしく、若干ハイテンションになっているらしい。ピエモンは彼(彼女?)が実際にモデルに会ったら意気投合しそうだな、とその様子を眺める。
「手札っていうのは切り札を取っておくためにあるのサ。というわけでまたボクのターン! ドロー!」
おどけた調子でマルクは懐から数枚のチップを取り出す。
「それは……『超進化プラグインS』じゃないか」
「Exactry! といってもこれ、ボクらやアイスデビモンには使えないみたいなのサ。せいぜいザコの成熟期を完全体にするぐらいが関の山だろうけど、一応もしもの時の壁くらいにはなるだろうサ」
まあ今のところボクの手札はこんなもんかな、と加えたところでマルクの解説は終わり、今度はピエモンが手札を見せびらかすターンになった。
「見たまえ」
ピエモンが手袋をはめた拳を軽くにぎり、再度開いてみせる。するとそこにはまるで手品のように三つの容器が収まっていた。
「これはアシストフィギュアというものだ。かかげるだけで一切攻撃の効かぬ味方を呼び寄せることができる。その代わり数秒だけの効果だがね」
ピエモンはやたら得意気だが、マルクはと言えばそれだけなのかといった顔をしていた。彼のことだから一応まだ何か持ってそうな気もしないことはないのだが。
「手札もバッチリ、切り札もぬかり無し……来れるもんなら来てみればいいのサ」
「ショウタイムにはまだ早いがな」
司令室のモニタに向けたマルクの独り言をピエモンが受ける。
彼らが最後まで殺し合いの渦中から抜け出せないのか。それとも包囲網を抜け主催者の拠点まで攻め込みに来るのか。
未だに終わりが見える様子はない。
それでも、狂気の宴が終焉に近づいてるのは間違いないのだろう。
【クッパ城/二日目・朝】
【マルク@星のカービィ】
[状態]:健康、悪魔の道化
[装備]:萌えもんアカギパッチ@萌えっ娘もんすたぁ
[道具]:超進化プラグインS*5@デジタルモンスター
[思考・状況]
1、この姿、けっこー気に入ったのサ
2、自分の楽しみのため、オールスター入りを果たすため、なんとしてもバトロワを完遂させる。
※パッチの能力で幼女化しました。外見はマルクファッションのフランをイメージして下さい。
鬼畜を誇るアカギパッチのため、若干能力に修正がかかっています。
【ピエモン】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:アシストフィギュア*3@大乱闘スマッシュブラザーズX
[思考・状況]
1、ノヴァを手に入れるため、なんとしてもバトロワを完遂させる。
【萌えもんアカギパッチ@萌えっ娘もんすたぁ】
基本的な機能は萌えもんパッチと同じ。
萌えもんプレイヤーにはお馴染み?のパッチである。
友人ポケモンまでは行かずとも難易度が上がってるのは確かのようだ。
【超進化プラグインS@デジタルモンスター】
カードスラッシュ!!の方ではない。使用するとデジモンが一段階進化する。
しかしこのようなお手軽アイテムによるパワーアップはショボさに定評があったりするとか。
【アシストフィギュア@大乱闘スマッシュブラザーズX】
かかげると中のフィギュアが実体化して一定時間敵を攻撃してくれる。
何が出るかはランダムだが、強力なものが多く攻撃も効かない。
今回ニコニコ仕様になっておりますゆえ、もしかしたらあのキャラとかあのキャラが……
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|sm188:[[隠し城の三悪人]]|マルク|sm191:[[「マルクの本心」を1㍉も知らない私が警戒してみた]]|
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