⇒『あってはならないボタン交換』の台本です。
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あってはならないボタン交換
学校を抜け出す途中で遭遇したものとは…。
登場人物
人数:♂3人 ナレ1人
| サボり生徒 |
学校をサボろうとして裏口に向かおうとしている人。 |
| 桜井 |
学校でそこそこモテる生徒。 |
| 郷田 |
柔道部。ゴツイ人。 |
| ナレーション |
ナレーション |
0主人公M『それは…、よく晴れた卒業式の日である。中学1年生である俺は、上級生の卒業式なんて全く興味を示すどころか、面倒だと思っていたわけで…。』
1主人公M『在校生は卒業式が終わってから何かと片付けとかが残っているらしいが、そこまで学校に付き合ってられないと思った俺は途中でサボって帰ろうと思った。』
【OP流れ始める】
2主人公M『正門には卒業生と先生が沢山いて捕まってしまうと思い、裏門から抜け出そうとしていたのだが…。』
3ナレ『ラジオドラマプレゼンツ・あってはならないボタン交換』
【OP】
4主人公M『学校の裏口に行くには1本道しかなく、途中で焼却炉を横切らなくてはならなかった。』
5主人公M『俺は先生達の隙をみて抜け出し、荷物をもって裏口に向かった。』
【1人で歩く足音】
6主人公『うし、もう少しで裏門だ。今のところ以上はないな。』 ※心の中
【足音が止まる】
7主人公M『焼却炉の近くに人影が見えた。俺は思わず近く木の陰に隠れた。』
8主人公『…って、なんだよ。生徒が2人いるだけか…。』※心の中
9主人公M『先生だと思って警戒していたが、よく見ると2人の生徒が立っていただけだった。ほっと、胸を撫で下ろし何気ない顔で通り過ぎようと1歩踏み出そうとした時だった。』
10主人公『あれぇ?この人達ってもしかして…。』※心の中
11主人公M『更に2人をよく見ると、学校でモテるとの噂の桜井先輩と、柔道部の郷田先輩の2人だった。』
12主人公M『お互いに向き合っているだけで、会話がない。時々、お互いの目を合えば恥ずかしそうに2人とも反らしていた。』
13主人公『な…、なんだ?この異様な空気は?』※心の中
14主人公M『顔もイケメンで、体もスラーっとしている桜井先輩と、どっしりと大きな体格をした郷田先輩。大変申し訳ないが、まるで美女と野獣だった。』
15主人公M『しかし、何故に2人がこんなにもソワソワしているのかが疑問だった。いつの間にか俺は抜け出すことを忘れ、食いつくように観察を始めていたのだ。』
【間】
16桜井『え…えっと…。』
17郷田『えぇ…っと。』
【間】
18主人公M『しかし、その俺の好奇心が仇となり、とてつもなくショッキングな光景を目にすることになろうとは…。』
【間】
19郷田『なぁ、桜井…、俺達、もう卒業だな。』
20桜井『あぁ、そうだな。寂しく…なるな。』
21主人公『2人って、寂しい気持ちになるほど仲が良かったのか…。』※心の声
22主人公M『良くある親友同士の光景にしては少し空気がおかしい。暫くして桜井先輩が自分の制服のボタンをブチッと毟り取ったのだ。しかも…。』
23主人公『だ…第二ボタンっ!?』※心の声
24主人公『ちょっとまて!?第二ボタンって、恋人か好きな女の子か…ほら…そういう人に渡すものだよな?な?』※心の声
【間】
25桜井『なぁ、郷田君…、このボタンもらって…。』
26郷田「さ、桜井…。』
27主人公『いや、まて。まってくれっ!なんで、桜井先輩が今にも泣きそうな顔でボタンを渡そうとしてるんだ?』※心の声
28主人公『しかも、郷田先輩も驚きつつも頬を赤く染めているっ!?』※心の声
29主人公『なんじゃこりゃ!?』※心の声
30主人公M『本当に不思議な光景だった。これが、どちらかが女だったらニヤニヤしながら見れたんだろうが…。』
31郷田『これ…第二ボタンじゃないか…。』
32桜井『そうだよ…。』
33郷田『それ…、お前…。後輩の誰かに、あげるんじゃなかったのか?』
34主人公『そうだっ!もっと違う人を思いつかなかったのかっ!?桜井先輩、あなた…、色んな意味でそれ始めてるよぉ。』※心の声
35桜井『郷田君にもらって欲しくて、ずっと断ったんだ。俺…ずっと郷田君のこと…。』
36郷田『え…?』
37桜井『好きなんだっ!第二ボタンは絶対にお前じゃないとダメなんだっ!』
38主人公『ガッテムッ!!!!!』※心の声
39主人公M『あまりにも衝撃的過ぎる光景のせいで木の陰で頭を抱えながら心の中で叫んでしまった俺。』
40主人公M『郷田先輩も凄く困っている感じだった。そりゃそうだ、男に告白されて喜ぶ人なんて少ないだろうしな。』
41郷田『桜井…。』
42桜井『好きなんだ。』
43主人公『さぁー!どうなるんだっ!』心の声
44主人公M『気分はもう競馬の実況中継をしているアナウンサーだった俺。』
45主人公M『俺も俺で、痛い奴だ。』
46主人公『おや…?』※心の声
【ボタンを毟り取る音】
47主人公『何っ!?』※心の声
48桜井『郷田…君?』
【間】
49郷田『じゃぁ、交換だな。まさか、お前に渡せるとは思ってもいなかったからな…。』
50桜井『郷田君…。』
51郷田『好きだ…桜井。』
52主人公『何故にそうなるっ!?』
53主人公M『腐女子が泣いて喜びそうなガチホモと言うものが、この2人の間に生まれた瞬間だった。2人のボタン交換が済まされたあと、そのまま抱き合い始めた。』
54桜井『郷田君…俺…凄く嬉しいよ。』
55郷田『桜井…キスしていいか?』
56主人公『まって…、まてまて…。まってくれっ!どこまで進む気だっ!?』※心の声
57主人公M『俺の心の叫びも虚しく、唇を重ね合う2人。無駄にムードも出ているから参る。』
58郷田『凄く唇が柔らかいんだな?』
59桜井『郷田君の…バカっ…。』
60主人公『普通のカップルの会話を男同士でやってくれるなっ!』※心の声
61桜井『ちょっと…待って郷田君…。』
62郷田『キスしたら、止まらなくなっちゃったよ。』
63桜井『だ…だめだよ。郷田君。』
64主人公『な…なんだコレ。ちょ…ちょ…。』
【走る足音】
65主人公『ちょ、ちょっと!本当にねぇーよっ!お前らぁぁぁ!』※普通に叫ぶ
66桜井『え?』
67郷田『あ?』
68主人公『あ…あ…あはは。』
69主人公M『耐え切れず飛び出した俺…。オワタ。』
【ED】
70ナレ「キャスティング
主人公…
桜井…
郷田…
ナレ…
原案…偽者さんの過去の恋愛話
脚本…偽者さん
編集…
BGM…
効果音… 」
※この話の著作権は台本作成者の『偽者さん』にあります。
最終更新:2008年04月06日 10:09