⇒『俺と四葉とホワイトデー』の台本です。
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俺と四葉とホワイトデー
ある男のホワイトデーの一日…。
登場人物
人数:♀3人 ♂1人 ナレ1人
| 佐々木優 |
ごくごく普通の高校生 |
| 佐々木四葉 |
優の妹。幼稚園児。しっかりだが甘えん坊。 |
| 佐々木の母 |
佐々木家の母親。 |
| 西園寺要 |
優の片思い。学校のアイドル。 |
【アラームの音】
0ナレ『ラジオドラマプレゼンツ・俺と四葉とホワイトデー』
【ドアが開く音】
1:佐々木の母『こらっ!優!起きなさい。朝よ。』
2:優『う…うぅ…ん。今起きるよぉ。』
【階段を下りる音】
3:四葉『にいたん、おはようございます。』
4:優『あぁ、いつも早いな。四葉は。』
5:佐々木の母『お兄ちゃんと違って、四葉はお利口さんですものね?』
6:四葉『うんっ!』
7:優『参ったなぁ…。』
8:優M『俺は「佐々木 優」。ごくごく普通の高校生。俺よりも早起きしてるのは妹の四葉。しっかりしているが根っからの甘えん坊である。』
9:四葉『にいたん、今日、学校終ったら戻ったら遊んで下さい。』
10:優『今日はちょっと遊べないなぁ。』
11:四葉『えぇ、にいたんと遊びたいのにぃ。』 ※いじけながら
12:佐々木の母『優、たまには四葉の面倒みてあげなさい。』
13:優『今日はちょっと…用事があるんだよ。それが終ってから…な。』 ※恥ずかしそうに
14:優M『実は、今日はホワイトデー。遡る事1ヶ月前の事…。』
【チャイム】
15:西園寺『佐々木君、おはよう。』
16:優『あ、西園寺さん。おはよう。』 ※緊張しながら
17:西園寺『佐々木君…これ。』
18:優『こ、これは?チョコ?』
19:西園寺『バレンタインだから…。これ…。』
【間】
20:西園寺『本命だから…。』 ※囁く
【ざわめきの音】
21:優M『西園寺さんは、俺の通う学校のアイドルである。俺の片思いの相手でもあった。』
22:優M『でも、1ヶ月前のバレンタインで西園寺さんにチョコをもらって…しかも本命。』
23:優M『片思いではなくなった瞬間でもあった。だから、俺は今日はホワイトデーで改めて告白するつもりだ。』
【キッチンの音】
24:優『今日は予め買ってきた、西園寺さんの好きな味の飴を持って渡すぞ…ってあれ?』 ※心の声
25:優『母さん、ここに置いてあった箱…どうした?』
26:佐々木の母『え?知らないわよ。』
27:四葉『にいたん、これのことぉ?』
28:優『ん?』
【間】
29:優『アァァァー!?』
30:佐々木の母『何よ。朝から叫んで…。』
31:優『四葉っ!お前、なんで箱が空いてるんだ?なんでカラッポなんだ?』
32:四葉『おいちそうなキャンディーがあったから、食べちゃったの。』
33:優『な…お前!なんてことするんだっ!』 ※怒鳴る
34:四葉『…に…にいたん?』
35:優『これはな、兄ちゃんが今日の為に買ってきた大切な飴なんだぞ!ど…どうしてくれるんだ!?』
36:四葉『にいたんも飴欲しかったの?じゃぁ、1個余ってるからあげるよ?』
37:優『ふざけるなっ!』
【平手打ちの音】
38:四葉『に…に…にいたん?』 ※泣きそうに
39:優『もし、今日振られたら…。お前のせいだからなっ!?』
40:四葉『ふ・・・ふえぇ…』 ※泣き始める
41:優『そうやって直ぐ泣く…。もういい。お前の顔は見たくない!嫌いだっ!』
42:四葉『ふぇぇぇ・・・ん』 ※大泣き
【ドアが閉まる音】
43:佐々木の母『ちょっと、優っ!小さい子に当たってどうするのっ!』
44:四葉『にぃーたんに…にぃーたんに…嫌われちゃったよぉ。』
45:佐々木の母『よしよし、大丈夫よ。少し機嫌が悪いだけだから…ね。』
【チャイム】
46:優『あぁ、最悪だよ。参ったなぁ…。』 ※心の声
47:優『えぇい…。プレゼントは無くなったが告白は出来るか…。』 ※心の声
48:優『両想いは確定してるんだ。プレゼントは後で買えばいいんだ。』 ※心の声
【廊下を走る足音】
【1人歩く足音】
50:西園寺『こんにちわ。で、私に何かよう?』
51:優『西園寺さん、あ、あの…。チョコありがとうございました。しかも…本命…。』
52:優『お、俺、前から西園寺さんの事、好きでした。だから嬉しかったです。よ…、よかったら…。』
53:優『改めて言います。俺と付き合って下さい!』 ※緊張した感じ
54:西園寺『え…えっと…。』
【間】
55:西園寺『で、ホワイトデーのプレゼントは?』 ※少し怖い感じで
56:優『あ、ごめん…。西園寺さんが好きな味の飴用意してたんだけど…妹に食べられて…。でも、今度…また一緒に買いに行こ
…。』
57:西園寺『はぁ?飴?ふざけてるの?』
58:優『え?』
59:西園寺『こっちは、せっかく…、銀座の定番のチョコをくれてやったのに…。お返しが飴?本命って言えば、それなりにお返しが来ると思ってたのに…。』
60:優『西園寺…さん?』
61:西園寺『少しは、バックとか色々と貢いでくれそうな顔してたのに、期待して損した。私…帰る…。』
62:優『え?ちょっと待って…。俺と西園寺さんは両思いじゃ…。』
63:西園寺『はぁ?嘘に決まってるでしょ?既に彼氏いるから。アンタなんかより、数倍かっこよくて、お金持ちの人がっ!』
【歩き去る足音】
64:優『ちょ…そんなぁ…。』 ※がっくりした感じ。
65:優M『俺はフラレタ。でも、四葉のせいではなく。朝、四葉に怒っていた俺が馬鹿馬鹿しくなった。』
【ドアが開く】
66:優『ただいま…って誰もいないか。』
【間】
67:優『ん?』
【間】
68:優『…飴?』
【回想開始】
69(36):四葉『にいたんも飴欲しかったの?じゃぁ、1個余ってるからあげるよ?』
70(37):優『ふざけるなっ!』
【平手打ちの音】
71(38):四葉『に…に…にいたん?』 ※泣きそうに
【回想終わり】
72:優『はぁ…子供に当たった…天罰でも来たんかな…。』
【携帯の着信音】
73:優『はい、もしもし。あ、母さん…。』
【間】
74:優『何だって…。四葉がっ!?』
【玄関のドアを開ける音】
【走る足音】
75:佐々木の母『幼稚園から電話があって…、四葉…、こっそり幼稚園を抜け出しちゃったんですって。』
76:佐々木の母『ずっと、探してるんだけど。全然、みつからなくて。』
77:佐々木の母『画用紙に、にいたんのを探しますって、クレヨンで書置きが…。』 ※泣きそうに
【交差点の音】
78:優『兄ちゃんの、何を探しに行くってんだよ!あいつっ!』
【走る足音】
79:優『すみません…このぐらいの…小さい女の子なんですけど…。』
80:優『幼稚園児で…、きっと青い制服を着ていると思うんですが…。』
81:優『俺の妹なんです。知りませんか?』
【歩く足音】
82:優『はぁ、はぁ、はぁ…。』
【雨が降り始める音】
83:優『畜生…、見つからない。どこ言ったんだ?あいつ…。もう、暗くなるぞっ!雨も降ってきたし…。』
【回想開始】
84(35):優『これはな、兄ちゃんが今日の為に買ってきた大切な飴なんだぞ!ど…どうしてくれるんだ!?』
85(39):優『もし、今日振られたら…。お前のせいだからなっ!?』
86(41):優『そうやって直ぐ泣く…。もういい。お前の顔は見たくない!嫌いだっ!』
【間】
87:四葉『にいたんのを…探します。』
【回想終了】
88:優『まさか、あいつ!』
【走る足音】
【ざわめき】
【雨が降る音】
【歩く足音】
89:優『この前の飴を買ってきた商店街にいるかと思ったが…。』 ※心の声
90:優『良く考えてみれば、四葉は、どこで飴を買ったのか知らないじゃないか。』 ※心の声
91:優『ここにいるわけない…って…あっ!』 ※心の声
92:優『四葉っ!?』
93:四葉『…。』
【走る足音】
94:優『四葉っ!こんな所で何やってるんだ?皆心配してたんだぞ?』
95:四葉『…。』
96:優『しかも、こんなズブ濡れになって…。風邪引いたらどうするんだ?』
97:四葉『あ、にいたん…。』
98:優『あ、にいたん…じゃないよ!さぁ、帰ろう?』
【間】
99:四葉『…いや。』
100:優『いや…って、兄ちゃんを困らせるなよ…。』
101:四葉『いやっ!帰らないっ!』
102:優『四葉っ!』
103:四葉『だってぇ!だって、にいたんのを買うんだもんっ!』
104:優『え…。』
105:四葉『に…にいたんの飴…。四葉…たべちゃったから。だから、にいたんの飴…買うの。』
106:優『よ…四葉…。』
107:四葉『だから、おみしぇ…探して。見つけて買おうと思ったけど…。』
【おはじきがジャラ付く音】
108:四葉『おはじきの…おはじきのお金じゃ…買えないんだって…。』 ※泣きそうに
109:優『ま…、まさか…幼稚園抜け出したのって…。』 ※動揺
110:四葉『にいたんのこと…にいたんのこと大好きだから…。だから、嫌われたくなかったから…。』
111:四葉『買って、飴を…、にいたんに返すんだもんっ!返すんだもん。ふえぇーん…。』 ※最後泣き出す
112:優『もう、いいっ!』
113:優M『俺は泣き出す四葉を、包み込むように抱きしめた。』
114:優M『俺は馬鹿だ。調子に乗ったり、四葉に当たったり、終いには…こんな小さい幼稚園児の…四葉に気を使わせて…。』
115:優M『自分が情けなくて、泣きたくなる。』
116:優『すまなかった。四葉…すまなかったっ。』
117:四葉『ふえぇぇーーーん。』 ※大泣き
118:優『兄ちゃんが悪かった。飴は、もういいんだ。四葉の事、嫌いになったりしないから!』 ※泣きそうに
119:四葉『にいたぁーーーん。にいたぁーーん。』 ※泣きながら
120:優『だから…帰ろう。母さんが待ってるから…。』
121:四葉『…うん。』
【間】
122:優M『それから、俺は四葉をおぶって家に帰った。心配してた母さんも安心してくれたようだ。』
123:優M『そして、母さんに朝の事を叱られた。当然だろうけど。』
124:優M『次の日、俺と四葉は風邪で熱を出した。雨に沢山…打たれてたから。』
125:優M『俺と四葉は寝室で2人並んで寝込んでいた…。』
126:四葉『に…にいたん…大丈夫?』
127:優『まずは、自分の心配でもしろ。』
128:四葉『…あい。』
【間】
129:四葉『…にいたん。』
130:優『ん?なんだ?』
132:優M『四葉は布団から、手を出し俺に向ける。俺も…手を伸ばし小さな四葉の手を優しく握る。』
133:四葉『にいたん、だいちゅき。』
134:優『俺もだ。』
135:優M『そして、残り1個の飴は四葉に…あげた。』
136:優M『俺からのホワイトデーのプレゼントとして。』
137ナレ『キャスティング
佐々木 優…
佐々木 四葉…
佐々木の母…
西園寺 要…
脚本…偽者さん
編集…
BGM…
効果音… 」
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最終更新:2008年04月06日 10:21