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Gisya@偽者の企画バカWiki

優香の大冒険



⇒『優香の大冒険』の台本です。



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優香の大冒険


泣き虫の女の子が、お母さんの為に…



登場人物


人数:♀3人 ♂14人 ナレ1人 犬1匹
優香 泣き虫の女の子
優香の母・沙耶花 優しいお母さん。
優香の父・大五郎 優しいお父さん。
優太 優香の兄。いじめっこ。
優介 優香の兄。真面目で冷静。
隣のおじいちゃん いいおじいちゃん
警官 普通のお巡りさん…だが。
桃瀬 優介の同級生。ボケ役?
城嶋 優介の同級生。ツッコミ役?
優香の友達
ナナ 優香の友達
変態① 怪しいおじさん。
変態② 怪しいお兄さん。
変態③ 怪しいお兄さん。
ダイモンジ哲也 ガンレッド役を演じる俳優
薬屋のおじさん 薬屋を経営。
アナウンサー ニュースを読みます。
???



【OP曲】

1優香『ふえぇーんっ!優太にぃがイジメルゥ!』

2優太『やぁーい、泣き虫ぃ!!!』

3優介『優太…、優香を泣かせないで下さい…鳴き声が家中に響いてたまりません…。』

4優太『泣く方がいけないんだい!俺は悪くないよ!!!』

5沙耶花『こら!また優香を泣かせてるのねっ!』 ※怒鳴る

6優太『げっ!?』

7沙耶花『まったく!いつもいつも優香を泣かせて・・・あんた…ってこは…』 ※段々と力を抜ける感じで

【倒れる音】

8優太『お母さん!?』

9優介『お母さん!?』

10優香『おか…さん…?』

11ナレ『偽者さんラジオドラマプレゼンツ、優香の大冒険』

【間】

12沙耶花『ごめんなさい…驚かせてしまって…ゴホッ・・・ゴホッ・・・。』 ※途中で咳き込む

13優介『ただの風邪でよかったですよ。熱も少しあるようですし・・・今は安静にしていてくださいね…。』

【間】

14優太『なんだ…風邪かよ・・・。』

15優香『おかあさん…大丈夫かな?』 ※泣きそう

16優太『また…そうやって泣きそうになりやがって…ってそうだ…いいこと思いついた』 ※心の声。悪っぽく

17優太『あぁ、もしかしたらお母さんの風邪は治らないかも知れないなぁ。優香のせいだぞ。』

18優香『えぇ!?なんでぇ…。』 ※泣きながら

19優太『優香が泣き虫だからさ。なんでもお母さんに頼ってばかりでよ。お母さんだって疲れるだろうよ。』

20優香『・・・うぅ…。』

21優太『優香の泣き虫が続く限り…風邪、治らないかもなぁ…。』

22優香『あ…あ…うぅ・・・』 ※泣きながら

【走り去る音】

23優太『あ、いっちゃった。まいっか。』

【間】

24優介『おや?優太、優香はどうしましたか?』

25優太『知らなぁーい。』 ※とぼける


◇ ◇ ◇


【玄関のドアを開ける音】

26優香『ひっぅ…ひっく…』 ※泣き続ける

27(21)優太『優香の泣き虫が続く限り…風邪、治らないかもなぁ…。』

28優香『私が…泣いてばかりだから、お母さんが倒れちゃったのかな・・・。私のせいで…。』

29隣爺『おや?優香ちゃんかい?』

30優香『あ、お隣のおじいちゃん。…その袋、お買い物行ってきたの?』

31隣爺『そうだよ。ちょっと薬を切らせてな。薬屋に行ってきたんだよ。』

32優香『薬…屋さん?』

33隣爺『そうじゃよ。薬のお陰でワシも元気でいられるんじゃよ。』

34優香『風邪も…治る?』

35隣爺『あぁ、もちろんさ。風邪薬ってのがあればなぁ…。』

36優香『その風邪薬さえあれば…お母さんは・・・…うん!』 ※心の声

37優香『おじいちゃん、ありがとぉ!私、行って来るっ!』

【走り去る】

38隣爺『おう。いってらっしゃい。気をつけて行くんじゃよ…ってドコにいくんじゃろ…しかも一人で…。』 ※呟くように


◇ ◇ ◇


39優香『…って張り切って進んだものの・・・1人でお買い物したことないよ…。お家に帰って…にいちゃん達と・・・』 ※泣きそうに

【間】

40優香『ここで帰ったら…お母さんの風邪…治らないかも知れないんだった…。優太にぃに馬鹿にされちゃう…。』

【間】

41優香『私…絶対に1人で、薬を買うんだもん。道だって、いつも通ってる道を辿れば…平気だもん。』

42犬『ウゥーワン!!』 ※吼える

43優香『ひぃ!?』

44犬『ワンッ!ワンッ!』 ※さらに吼える 威嚇してる感じ

45優香『う…う…うぅ…』 ※泣きそうに

46犬『ウゥ・・・。』 ※さらに威嚇

47優香『ぜ・・・絶対に泣かないんだからああああああああ!』 ※叫ぶ

【走り去る】

48犬『ワンワン!』

49優香『あぁー!?なんで追いかけてくるのお!?』

50犬『ワンワン!』

51優香『誰か助けてぇぇ!!!ってあっ!?』

【間】

52優香『いきどまり…?そんな・・・。』

53犬『ウゥ・・・』 ※威嚇

54優香『ど…どうしよ・・・』 

55警官『こら、あっちイケ!シッシッ!!!』

56犬『キャンッ!キャン!』

【逃げる】

57警官『ふぅ…大丈夫だったかい?』

58優香『おまわり…さん?』

59警官『そうだよ。迷子かい?お家に送ってあげるから、おまわりさんと一緒に帰ろうか?』

【間】

60沙耶花『知らない人について行っちゃダメよ?』 ※回想

【間】

61優香『やだっ!』

62警官『おやおや、お母さんに怒られたのかな?』

63優香『だって、知らない人について行ったらダメって言われてるもん!』

64警官『そりゃぁ…偉いけど…。僕は、おまわりさんだから…。』

65優香『偽者のおまわりさんが犯罪したって言うニュースみたもん!叔父さん、その顔にそっくりだもん!』

66警官『うっ・・・ある意味ショックなんですけど…。』

67優香『絶対に騙されないんだから!!!!』

【走り去る】

68警官『ちょっとまってっ!?って、行っちゃったよ……っん?ハンカチ…。』

【間】

69警官『ナツカワ…ユウカ・・・?』


◇ ◇ ◇


65優香『はぁはぁ…やっとここまでついた・・・。って走ってるうちに公園に着いちゃったよ…えっと・・・お薬屋さんは…。』

66健『あれ?優香ちゃん?』

68ナナ『ほんとだぁー優香ちゃんだ。おーい、優香ちゃーん!』

69優香『あ、健ちゃんに、ナナちゃん。』

70健『今ね、ナナちゃんと、ガンレンジャーごっこをしようと思ってたんだ。』

71ナナ『私はね、ガンピンクで、健ちゃんがガンレッドで、あそこにある木が、悪いマジンジャーだよ!』

72健『優香ちゃんも、ガンイエローで一緒に遊ぼうよ!』

73優香『わぁー楽しそうだなぁっ!!!』

【間】

74優香『あ、そうだ・・・買い物に行くんだった…。』 ※心の声

75ナナ『どうしたの?優香ちゃん。』

76優香『ごめんね、私ね、薬屋さんに行って風邪薬を買いに行くところなんだ。』

77健『誰か病気なの?』

79優香『うん、お母さんがね・・・風邪ひいちゃったの。』

80ナナ『わぁー、優香ちゃん、えらいね。オトナだねっ!!!』 ※興奮したように

81健『すっげーな!すっげーな!ガンレンジャーみたいに逞しいなっ!』 ※興奮したように

82優香『えへへ・・・。』

83健『じゃ、今度、一緒に遊ぼうぜっ!』

84ナナ『お買い物がんばってねっ!』

85優香『うんっ!頑張るっ!じゃぁーねっ!』

【走り去る】

86健『なんか、優香ちゃん…かっこいいなぁ・・・。』

87ナナ『あぁー!健ちゃん、私なんかよりも・・・優香ちゃんのほうが良いのっ!?浮気者っ!!』

88健『そんなこと、一言もいってなぁーい!!』 ※慌てた感じで


◇ ◇ ◇


87桃瀬『はぁ…、なぁ、城嶋・・・。』

88城嶋『なんだ?桃瀬・・・。』

89桃瀬『夏休み…、何か予定あるか?彼女と・・・とかさ。』

90城嶋『宿題済ませて…あと…なんもないなぁ…。彼女もいないし。』

91桃瀬『そうだよな…毎年、俺達は大人になることもなく、寂しい夏休みを過ごすことになるんだなぁ…。』

92城嶋『今年こそは、熱い夏を過ごしてみたいもんだぜ…。』

【間】

93城嶋『あれ?』

94桃瀬『どうした?って…あ?』

【間】

95城嶋『あの子、公園から走って行ったの…って、夏川の妹だよな?』

96桃瀬『あの泣き虫の…だろ?遊びに来る度に泣き声が聞こえてくる…あの…。』

97城嶋『しかし、慌ててドコ行くんだろうな?』

98桃瀬『どうせ、怒られたりして逃げたんじゃないのか?』

【間】

99警官『あの…ちょっと君、このハンカチの持ち主の家を知らないか?』

100桃瀬『あ。』

101城嶋『あ。』

102警官『な…なんだね、君達…。』

103城嶋『あれ…テレビで出ていた…偽者の警官事件の…』

104桃瀬『犯人に…そ…そっくり!』

105警官『ちっがぁぁぁーーーう!!!』

106警官『もう、警官やめちゃおうかなぁ…。』 ※心の声:泣きそうに


◇ ◇ ◇


107優介『ふう…もう夕方の5時ですか…。ってあれ?優香・・・。』

108優太『ん?どうしたの兄ちゃん。』

109優介『いや、優香…いないなぁ・・・って思いまして。』

110優太『まさか、さっき言ったこと…本気にしてるんじゃ…ないだろうな…。』 ※心の声

111優介『どうしました?顔色が悪いですよ?』

112優太『い、いや、なんでもない!』 ※慌てた感じで

【ピンポーン】

113優介『おや、お客さん…誰でしょう?』

114優太『俺、出るよ。』

【間:玄関を開ける音】

115隣爺『やぁ、こんにちわ。じゃがいものおすそわけだよ。』

116優太『あ、じいちゃん。ありがとお。今、お母さん…風邪引いて寝込んでいるんだ。』

117隣爺『おやぁ・・・それはそれは…。じゃぁ、優香ちゃんは、それで行ってきますって言ったのかの?』

118優太『え?』

119隣爺『いやね、少し前に薬を買いに行った帰りに、優香ちゃんに会ったんじゃよ。』

120優太『そ…そうなんだぁ。』 ※少し嫌な予感を感じさせながら

121隣爺『薬を買いに行ったって話したらの、薬は風邪も治すのか?みたいな事を聞いてきたから、風邪薬なら治るって言ったら・・・そのまま走っていったよ。』

122優太『な…なんだって…。1人で買い物行ったこともないのに…あいつ…。』

【間】

123優介『あら、隣のおじいさん。こんにちわ。』

124優太『兄ちゃん…あ…あのな・・・。』

125優介『はい?』


◇ ◇ ◇


126優香『薬屋さんは、このカドを確か右に曲がって…。』

127変態③『あら…お嬢ちゃん…』

127-2変態①『…こんな所で何してるのかな?』

128変態②『1人でお買い物?えらいねぇ…1人じゃ寂しいだろうから…一緒についって行ってあげようか?』

129優香『ひぃ…。』 ※驚く

130変態③『あらあら、怯えちゃって…

130-2変態①『可愛いなぁ…興奮しちゃうなぁ…。』

131優香『知らない人について行ったらダメって言われてるから…。』 ※怯えてる

【走り去ろうとする】

132変態①『おっと、逃げるなんて酷いなぁ…』

132-2変態③『俺達、お嬢ちゃんと一緒に遊びたいだけなのに。』

133優香『あっ…!?』 

134変態③『そんなふうに、怖がらなくても大丈夫だよ?

134変態①『でも、怯えた顔も可愛いねkぇ・・・。』

135優香『やだ、どいてよっ!私、買い物に行かなきゃなんだから!』 ※怖がる

136変態③『じゃぁ、買いたい物を買ってあげるから…』

137変態②『最初は、俺達と遊ぼうよ。ね?』

138優香『や…こないで…』 ※怯えてる


◇ ◇ ◇


139優介『なんですって!?優香にそんなことをっ!貴方って人はっ!!!』 ※怒鳴る

140優太『ごめんよぉ…だって、弱虫だから・・・1人で買い物行くなんて思わなかったんだよ。』 ※泣く

141優介『もう、日が暮れてきます…早く探さないと…。あ、お母さんには黙ってて下さいね?心配して風邪が悪化したら大変ですからっ!』

142隣爺『なんってこったい…大変な事になってしまったのお…。』

143城嶋『よぉ…夏川。』

144優介『あ、城嶋君、それに桃瀬君も…。ごめんなさい。今、それ所じゃないんですよ。』

145桃瀬『もしかして、妹の事か?』

146優介『なんで、それを!?』

147城嶋『いや、だって、公園から走り去るのを…見かけたからさ。』

148警官『ここが、夏川優香さんの、お宅ですね。』

149優介『この人…は?』

150優太『あ、偽警官の犯人じゃね!?』

151隣爺『テレビで、やっておったのぉ…犯人がまだ捕まってないのか…。』

152警官『どいつもこいつも…。』 ※泣きそうに

153優介『こら…失礼でしょ…。確かに似てますけど…』 ※小声

154警官『もうやだ…本当に犯人になってやろうか?』 ※やけくそ風に

155優介『ごめんなさい…で、なんで警官さんが?』

156桃瀬『この警官が、夏川の妹のハンカチを拾ったんだってさ。』

157城嶋『犬に追いかけられてる所を助けた…みたいなんだけど、妹も犯人そっくりだって言って逃げたとか…。』

158優介『その後、優香は?』

159警官『あれから、私達で軽く回ったんですが、どこにも見辺りませんでした。最近、変質者が子供を狙って現れるとの通報が来てるので、心配です。』

【間】

160沙耶花『ゆ…ゆ…優香が、変質者に!?はぁー…』 ※気が抜ける感じで

【倒れる音】

161優太『母さんっ!?』

162隣爺『これは大変じゃ。沙耶花さんを布団に…!』

163城嶋『俺、手伝うぜ。』

164警官『私もお手伝いしましょう。』

165桃瀬『んじゃ、俺…応援してるっ!』

【冷たい空気】

166桃瀬『ごめん…そんな冷たい目で見ないで…。』 ※怯えた感じで

167優介『お母さんをベッドに運んだら…みんなで探しに行きましょうっ!』


◇ ◇ ◇




168優香『離してっ!!離してってばぁ!!』

169変態①『そんな大きな声だしても、誰も助けにこないよぉー。』

170変態②『さぁ、俺達と一緒にいこう?ね?ね?』

170-2変態③『へっへっへっへ…さっさとやっちまおうぜ。』

171優香『絶対にイヤっ!!イヤだもん…。』 ※途中で泣きそうに

172変態①『おやおや、泣いちゃうのかい?泣いちゃうのかい?』

173変態②『泣いてる子供って本当に萌えだよねぇ…壊したくなるぐらいさぁ。』

173-2変態③『へっへっへっへ…たまらねぇーなぁ。』

174優香『うぅ…』 ※泣きそう

=回想開始=

175(17)優太『あぁ、もしかしたらお母さんの風邪は治らないかも知れないなぁ。優香のせいだぞ。』

176(18)優香『えぇ!?なんでぇ…。』 ※泣きながら

177(19)優太『優香が泣き虫だからさ。なんでもお母さんに頼ってばかりでよ。お母さんだって疲れるだろうよ。』

178(19の切り取り)『優香が泣き虫だからさ。』

=回想終了=

179優香『うっ!』

180変態①『いたっ!こいつ噛み付きやがった…。』

180-2変態③『生意気なガキだなぁ!』

181優香『私、絶対に泣かないもんっ!泣かないって決めたんだもん!!!』

182変態②『泣くのを我慢する所もかわいいねぇ…。』

183変態①『だけど少しオイタが過ぎたようだね…。』

184変態③『さっさと、やりたいことやっちまおうぜ。』

185優香『う・・・いや・・・いやああああ!』

【間】

186哲也『ちょっと待てぇぇぇ!!!』

187変態②『ぬわ…誰だてめぇ…。』

187-2変態③『俺達の邪魔すんじゃねーよ。』

188哲也『自分より弱いもの…しかも、こんな小さな子供をいじめるとは、クソ野郎よりヒドイな・・・。』 ※静かに語るように

189優香『あ…あぁぁぁ!』 ※驚いたように

190哲也『このガンレッドこと、ダイモンジ・哲也が、ガガガンっと成敗してくれるわっ!!!』 ※決め台詞

191優香『わぁぁ…本物のガンレンジャーが助けに来てくれたっ!』

192哲也『し…しまった。小さい子がいたから、思わず…いつもの台詞をいってしまったぁぁ。』 ※心の声

193変態①『あぁ、なんだ?正義の味方きどりか?』

194変態②『おい、こいつ…TVでやってる、ガンレンジャーの人じゃね?』

194-2変態③『てか、TVの台詞をそのまんま…って…だっせー…。』

195優香『もう、ガンレッドが来たから怖くないもんね!ガンレッド、あいつらやっつけちゃってよ!』

196哲也『ま…まずいぞ。俺、正直…喧嘩とか苦手なんだ。格闘技とか分からないんだぁぁぁ。一声、怒鳴れば驚いて逃げ出すと思ったのに、逃げ出す所か、変な目でみてるよ…こいつら…。』 ※心の声

197変態①『なんだ?俺達とやろうってのかい?』

198変態②『いくら正義の味方でも、手加減はしないぜぇ?』

【指を鳴らす音】

199哲也『そりゃぁ、そうだよな…。決め台詞を言って驚くのはマジンジャーだけだもんな。それに下手に喧嘩したら、マスコミ沙汰になって、ガンレッドの役を外されてしまって念願の俳優人生が…。』 ※心の声

200哲也『しかしだ、あのまま見捨ててしまったら、無様な正義のヒーローだって、この子に思われて…それが、その子のお母さんに知られて、そこから一気に噂が広がり、世間の母は俺を弱虫ヒーローだって思われて、奥様ファンが減って…。』 ※心の声

201哲也『あぁ、だからと言って、このまま見捨てるわけにはいかない!!どうにか、一緒に逃げて、この場をやりすごさねばっ!!!考えろ、俺!考えるんだぁぁぁ!!!』 ※心の声

202変態②『あれぇ?なに顔色悪くして考え事してるんだい?もしかして、俺達がこわいのかい?』

203変態①『正義のヒーローも情けないなぁ…っていてっ!』 ※途中で石をぶつけられる

【石をぶつける】

203-2変態③『こいつ…石を投げやがった!』

204優香『ガンレッドのお兄ちゃんは、お前たちと違って、弱虫なんかじゃないもんっ!』 ※怒りながら

205哲也『あ…。』

206優香『ねっ!お兄ちゃん!』 

207哲也『なんて純粋な目で俺を見つめているんだっ!この子、完全に俺が、こいつらを倒してくれるって信じているっ!?この子の気持ちに答えられるのだろうか…。』 ※心の声

【間】

208哲也『いや、違う。答えなきゃいけないんだ!この子を守るのが、ガンレッド…いや、俺自身の役目なんだ。きっと!俺はなんて愚かなんだろうか…、一瞬でも自分の俳優人生を優先にしてしまったなんて…人間失格だぁ。』 ※心の声

【間】

209優香『お兄ちゃん?』

210哲也『あ…あぁ、そうさ。俺がやっつけてやる。だから、お嬢ちゃんは、早くここから逃げて家に帰りなさい。』

211優香『でも…。』

212哲也『大丈夫。ここは俺にまかせて。また、テレビの中で会おうね。』

213優香『うん!お兄ちゃん、ありがとう!』 

【走り去る】

214変態②『おい、まて!!』

214-2変態③『ちくしょう!いそいで追いかけるぞ!!!!』

215哲也『おっと・・・、ここから先はいかせないぜ。行きたければ…俺を倒して行きなっ!』 ※気合をいれた感じ

【間】

216哲也『でも、やっぱりこわーい…大丈夫かな…俺。』 ※心の声


◇ ◇ ◇


217城嶋『…いたか!?』

218優介『いえ、どこにもいません…。もう暗くなってるって言うのに…。』

219桃瀬『もしかして…噂の変質者ってのに…。』

220城嶋『不吉なこと言うんじゃねぇーよ!』

【間】

221警官『おーい!君たちっ!!!』

222桃瀬&城嶋『あ、変質者だ。』

223警官『もう…わざと言ってないかい?』 ※呆れながら

224桃瀬『冗談だって。で、どうしたの?』

225警官『先ほど、署から、連絡があって、変質者が2名逮捕されたって話だ。』

226優介『それで、優香はっ!?』

227警官『それが、子供を襲おうとした瞬間に捕まったとは聞いたんだが、それが優香ちゃんだったか…どうかは…。』

228優介『そう…ですか…。』

229優太『う…うぅ…ごめんよぉぉぉ…俺のせいだぁぁ!!』 ※泣きながら

230優介『優太、こんな時に泣いても優香が帰ってくるわけじゃありません。しっかりしなさい。』

231優太『だってぇ・・・だってぇ・・・俺が変なこと言わなかったら…』 ※泣きながら

232隣爺『あとは、薬屋を巡っていくしかないのお…。』

【間】

233隣爺『ん?どうしたんじゃ…?そんな不思議そうな目で見て…。』

235城嶋『いや、そう言えば…薬屋付近…捜してないな…って。』

236桃瀬『…そう…だよな。そう言えば探してなかった…な。』

237桃瀬『急いで、薬屋に向かおう!』

【間】

238隣爺『…フォッフォッフォッフォ。…なんで、肝心な所忘れてるんだ…こやつらは…。』 ※途中から呆れた感じで


◇ ◇ ◇


239優香『ふう…やっとの思いで薬屋さんについた!暗くなっちゃったし…急いで買って帰らなきゃ!』

【店に入ると鳴る:ピンポーン】

240薬屋『おやおや、いらっしゃい。小さなお客さんだねぇ。』

241優香『あ、あの…薬・・・欲しいの。』

242薬屋『薬っていっても色々あるけど…。』

243優香『あ、あのね、お母さん…風邪ひいてるの。だから、風邪を治したいの。』

244薬屋『あぁ、風邪薬ね。えっと…これがいいかな。って、お客さん、お金持ってるの?』

245優香『あ…えっと…えっと…あれ?えっと・・・えっと・・・。』

246薬屋『ごめんね、こっちも商売だから、タダで渡すってわけにはいかないんだよ?』

247優香『ど…どうしよう…。おかね・・・持ってないよ…。お母さん治らないよ…。うぅ…。』 ※泣きそうに

248薬屋『まいったなぁ…。』

249大五郎『その風邪薬、僕が買いましょう。』

250優香『え?…あっ!?』

【間】

251大五郎『仕事中に、優介から電話がかかってきて驚いたよ。どうやら、帰りに薬屋 寄ったのが正解だったみたいだ。』

252優香『おとう…さん?…おとうさぁぁぁぁんっ!!!うわぁーーーん!!!』 ※大声で泣き出す

253大五郎『もう泣かなくてもいいからね。よく頑張ったな。本当に良く頑張ったな。』

254優香『わたし…わたしぃ・・・結局、ダメだったぁ!何も出来なかったぁぁぁぁ。うわぁぁぁぁん!』 ※さらに泣き出す

255大五郎『おやおや…。えっと、この子が御迷惑おかけしました…。薬は僕が買いますので。いくらですか?』

256薬屋『はい、まいど。5千円になります。』

257大五郎『普通に高すぎ…だよな?』

【チャリン】

258薬屋『まいどありぃ!』


◇ ◇ ◇


【歩く音】

259大五郎『優香も重くなったなあ…。少し前にオンブした時は軽くかったのになぁ…。』

260優香『…うぅ…。』 ※元気なさげに

261大五郎『どうした?元気がないぞ?』

262優香『ねぇ、お父さん…、お母さんは…私のせいで倒れちゃったの?』

263大五郎『どうして、そう…思うんだい?』

264優香『優太にぃ…がね、そう言ってたの。私が、泣いてばかりだからって…弱虫だからって・・・。』

【間】

265優香『だから、私、強くならなきゃって…、泣かないで1人で薬買いにいくんだ・・・って。』

266大五郎『うん…。』

267優香『でも…結局、ダメだった。出来なかった…。泣いちゃった…。』 ※泣きそうに

【間】

268大五郎『父さんは、優香が泣き虫だって良いんじゃない?』

269優香『え?』

270大五郎『優香は、泣き虫だけど、充分強い子だと思うよ。』

271優香『…なんで?』

272大五郎『だって、1人で買い物したことのない優香が、いきなり家を飛び出していったんだよ?それって凄く勇気のいることじゃない?』

273優香『だって…お母さんが風邪で…それは優香のせいで…だから治したくって…。』

274大五郎『その優香の、母さんを思う気持ち…、その気持ちが優香を強くさせてるのかなぁ…。』 ※呟くように

275優香『うぅ…よく分かんない…。』

276大五郎『あはは、そうだよね。でも、優香。今日、優香が体験したことは、誰にも真似出来ない大冒険だったと思うんだ。』

277優香『大冒険?』

278大五郎『そう。誰にも真似することの出来ない大冒険をした優香は、きっと前よりも強い子になってると思うよ。』

279優香『本当…かな?』

280大五郎『あぁ、本当だとも。どんなに、泣き虫でも、こんな大冒険が出来るんだ。本当に凄いよ。』

281優香『わぁー私…凄いのっ!?』

282大五郎『でも、みんなに心配かけすぎちゃったね。後で謝らないといけないよ?』

283優香『うん…ごめんなさい。』

【間】

284大五郎『おや、お迎えが来たようですね。』

285優介『父さん…って優香っ!?』

286優香『優介にぃ…ただいま。薬…買って来たよ。』

287優太『優香…ごめんよぉ…俺が悪かったよぉぉ。無事でよかったよぉぉぉ。』※泣きながら

288優香『優太にぃ…なんで泣いてるの?どっかいたいの?なでなでしてあげよっか?』

289大五郎『あらあら、なんか立場が逆転してるな…。』※笑いながら

290優介『そうですね…。』※笑いながら

291大五郎『桃瀬君も、城嶋君も、色々とすまなかったね。』

292桃瀬『いえ、いいんです。』

293城嶋『本当に見つかってよかったです。』

【間】

294大五郎『…で、TVで出ていた偽警官そっくりのこの方…は?』

295警官『…もう勘弁してください。』 ※困り果てた感じで

296一同『あはははは…』※面白そうに笑って下さい。
(一同:優介・優太・城嶋・桃瀬・大五郎)


◇ ◇ ◇


【ED曲】

【ドアを開ける音】

298優香『ただいまぁ!』

299沙耶花『優香っ!無事だったのねっ!』

300優香『心配かけて…ごめんなさい。はい、薬だよ。これで、風邪・・・治してね?』

301沙耶花『本当に…この子は…。心配したんだからっ…。』 ※泣きながら

302優香『お母さん、苦しいっ!苦しいよ!』

303沙耶花『変質者に襲われたんじゃないかって思って…どんだけ心配したか…。』

304優香『あ、うん、優香、変質者に襲われたよ!』

305沙耶花『ええええっ!?』

306優香『でもね、でもねっ!ガンレッドが助けに来てくれて、私を逃がしてくれたんだよ!!』

307沙耶花『え?ガ…ガン…レッドって…あのカッコイイ…ダイモンジ・哲也???』 ※困惑した感じに

308大五郎『あはは、優香の大冒険の話、凄そうだな。』

309沙耶花『そ、そうね…。いっぱい聞かせてもらえそうだわ。』 ※笑いながら

310優香『あのね、あのね…最初ねっ!!!』

311沙耶花『はいはい、慌てないの。最初は皆で御飯食べてからね?』


◇ ◇ ◇

311ナレ『キャスティング

優香…

優香の母・沙耶花…
優香の父・大五郎…
優介…
優太…

隣のおじいちゃん…

警官…

健…
ナナ…

桃瀬タロウ…
城嶋ヒロシ…

変態①…
変態②…
変態③…

ダイモンジ・哲也…

薬屋のおじさん(薬叔父)…

TVのアナウンス…

ナレ…
犬…


脚本…偽者
編集…

BGM…
効果音…               』


◇ ◇ ◇

312TVのアナウンス『昨日、未明、指名手配中の変質者2名が逮捕されました。逮捕のきっかけになったのは、なんとガンレンジャーこと、ガンレッド役を務めている、ダイモンジ・哲也さん21歳。哲也さんは、「俺を信じてくれている子がいる限り助けなくてはと思って無我夢中で喧嘩しちゃいました」とコメント。』

313TVのアナウンス『これをきっかけにアクション映画の依頼などが来ており、これからどんどん忙しくなるようです。』

314優香『あぁー!やっぱ、ガンレッドのお兄ちゃん、強いや!すごいやっ!』

【間】

315優香『優太にぃ!ジュースまだ?』

316優太『はいはい、優香ちゃん。もってきたよ。オレンジジュースでよかったのかな?』

316優香『わぁーい、ありがとう。最近、優太にぃ、優しいねっ!』

317優太『あれから、散々、母さんにしごかれたんだもんな…。暫くイイ顔してないと…おやつ抜きにされちまう…。』 ※心の声

318優香『あ、優太にぃー、お菓子もってきてー♪』

319優太『あ…あ…はいはい…。』 ※諦めた感じで

【間】

320健『優香ちゃーん♪』

321ナナ『あっそびましょー♪』

322優香『はぁーい!今いくぅー♪』

323優太『おっと、ごめんよ。』

【足をひっかけ、こける音】

323優香『う…うぅ…。』

324優太『やべ…つい、いつもの調子でヤッチャッタ…。今、泣かれたら俺の苦労は水の泡だぁぁぁ。』

325優香『いったいなぁ!優太にぃのバカッ!』

【ドスッ】

326優太『うっ…右フック!?き…キイタ…。』

【間】

327沙耶花『あれから、優香は泣かなくなったのはいいけど…少し強くなりすぎちゃったかしら…ね。』

328大五郎『あははは、大丈夫だろう。少し母さんに似てきただけだしっ!特に乱暴な所が…』

329沙耶花『やかましい。』

【ドスッ】

330大五郎『うっ…右…ストレート…。やっぱり・・・親子…。』

【倒れる音】

331沙耶花『女の子は、少しは強くないとね♪』



※この話の著作権は台本作成者の『偽者さん』にあります。


最終更新:2008年07月28日 14:31