<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?><rdf:RDF 
  xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
  xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xml:lang="ja">
  <channel rdf:about="http://w.atwiki.jp/nisina/">
    <title>私立仁科学園まとめ@ ウィキ</title>
    <link>http://w.atwiki.jp/nisina/</link>
    <atom:link href="https://w.atwiki.jp/nisina/rss10.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
    <atom:link rel="hub" href="https://pubsubhubbub.appspot.com" />
    <description>私立仁科学園まとめ@ ウィキ</description>

    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:date>2015-02-21T01:07:02+09:00</dc:date>
    <utime>1424448422</utime>

    <items>
      <rdf:Seq>
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/327.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/326.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/325.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/324.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/323.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/322.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/321.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/320.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/319.html" />
                <rdf:li rdf:resource="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/318.html" />
              </rdf:Seq>
    </items>
	
		
    
  </channel>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/327.html">
    <title>コスプレの家庭教師</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/327.html</link>
    <description>
      *コスプレの家庭教師



「コスプレは数学」だと力説している[[秋月京]]（みやこ）に欠点を求めるならば、一つ下の[[牧村拓人]]に聞けば良いだろう。
きっと拓人は「メイド服着ながらやらなきゃいけませんか？」と恥ずかしげに呟くだろう。
その答えを期待していたのか京は、意気揚々とした顔で「だって、[[わたし]]の専属モデルだし」と言葉を返す。

年上の先輩から手取り足取り数学を教えてもらう。
拓人のお年頃ならば、誰もが夢見るエロゲ的イベント。
寿命を売り払ってでも手に入れたいシチュエーションだが、京の一言でそんな憧れは初夏の雲に散って消えた。

純潔の証、白いエプロン。
奉仕の誓い、フレアスカート。
無邪気の表れ、ニーソックス。
そして恥じらいの定め、絶対領域。

生物学上も戸籍上も社会的にも健全なる男子である牧村拓人がそんなメイド服を纏うと、筆で書き表すことさえも
恐れ多い輝きを増す不思議に、きめ細やかな汚れなき肌眩しくて、大人の捻くるまだ染まらぬ黒髪がメイド服に息吹を与える奇跡が起こる。
太ももを合わせる恥辱に耐える仕種に京の視線が釘付けになりつつも、しっかりと数学の手ほどきを伝授する。
京の一言さえなければ完璧なる先輩像なのに。『ザンネン』というフレーズが今日ほど消費したくなる日もそうそうない。
そして、この世に『ザンネン』という言葉があって、本当によかった。

「テストのポイント教えてあげるから、メイド服着てみてよ」

確かに拓人と京の数学担当教師は同じだったから。出題される傾向と対策は京からすれば、まるで砂の城を
攻め落とすようなものだった。だが、等価交換の原則を踏みにじる京からの提案に拓人は二の足踏んだ。

「音楽を聴きながら勉強すると頭に入るわよね？」
「確かにそんな話は聞きますけど」
「それじゃ、メイド服着ながら勉強すれば頭に入るんじゃないの？」
「あの、言っている意味がわかりません」
「メイド服着ながら勉強したら捗るって言ってるの」

拓人の額からたらりと流れる汗さえも、京の理屈に閉口していた。
そっと拓人の汗を京がハンカチで拭う仕種は先輩としては満点だ。それを赤点レベルに突き落とす京の趣味に振り回されながら、
拓人は『男の娘』へのチェンジを選んだ。

「そう。Ｏ（３、―４    </description>
    <dc:date>2015-02-21T01:07:02+09:00</dc:date>
    <utime>1424448422</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/326.html">
    <title>馬楝多飲</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/326.html</link>
    <description>
      *馬楝多飲



「ナギちゃんさぁ」

ニシトちゃんが、何の気なしに聞いてくる。

「『義務チョコ』って、知ってる？」



1月の終わり、放課後の教室。
今日は部活がないらしい。
ニシトちゃんが放課後にどこへも行かずグダグダと教室に残っているなんて、珍しい。

「麦チョコなら知ってるけどねー」

[[わたし]]は極めて真面目に答えたつもりだった。
ニシトちゃんは一瞬止まって、その後笑いを堪えるのに必死な様子だった。

「いやー、ナギちゃんやっぱ面白いわ」

ようやく落ち着いてから、わたしの肩をバンバン叩いてニシトちゃんが言う。

――今のやりとりに面白い要素があったかな？　

少し悩んでからすぐ諦める。どうせ、考えたって答えは出ないし意味が無い。 


「もうすぐバレンタインじゃん。なーんか、面倒くさくってさー」
ニシトちゃんがぼやく。

バレンタインデー。わたしは誰にもチョコをあげる予定がない。
いや、訂正。わたしはニシトちゃんと一緒にデパートに行って、お互い一番と思うのを買って食べ比べしようかと
密かに妄想していたのだ。

けれど約束したわけじゃない。ニシトちゃんは部活もあるし、彼氏候補がいるとしたらそっちが優先だから。


ニシトちゃんの言う「面倒くさい」というのはわたしも同じだ。

わたしはクラスの男子に義理チョコを配るなんて発想も無いけれど、
否が応でも気にしなきゃいけない、この空気がどうにもイヤだと思う。

目当ての男子がいれば良い。
でも、そうでないなら苦痛でしか無い。

せめて「チョコレートのお菓子の新製品がたくさん出るから食べ比べてみる時期」くらいに思っていないと
やってらんない。 


「ナギちゃん、あげる人いる？」

訊かれて我に返る。
また頭の中の世界に迷い込んでしまっていたらしい。

「……あっ、うん、えっと。いないいない全然。まったく。これっぽっちも」

いないことを力説するわたしは相当寂しい奴だと思う。

ニシトちゃんは意に介さず、
「あげたい人がいるとさぁ、何ていうか張り合い？　みたいのがあるんだけどさー」

――サキザキくん……っと、思いかけて取り消す。いけないいけない、そうだった。


「どしたの    </description>
    <dc:date>2015-02-21T00:51:21+09:00</dc:date>
    <utime>1424447481</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/325.html">
    <title>先輩！バレンタインまで一週間です！</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/325.html</link>
    <description>
      *先輩！バレンタインまで一週間です！



「日曜日は夜這いに出かけー、先輩の寝床に忍び込むー、テュラテュラてゅーらーらー」 

学園の廊下で気持ち良さそうな歌声をあげいたのは恋する乙女・後鬼閑花だった。 

黒髪おかっぱ、一見清楚の魔法に惑わされるスタイルの閑花だが、幻想を木っ端微塵に打ち破る肉食……いや、偏食女子だ。 
閑花が恋い焦がれる『先輩』に対する片想い、一方通行は嵐吹き荒れる御堂筋のよう。恋愛センター試験が実施されたのならば、 
『先輩』の教科だけは満点、あとは見るも無残にズタボロだろう。 

「月曜日は一緒にお風呂ー、火曜日は一緒に……きゃはっ」 
　 
廊下に浮かれ気分の閑花を無視する方が難しい。教室の窓越しに黒咲[[あかね]]が閑花にちょっかいを出した。 
黒髪ロングからオトナのような落ち着いた香りがほんのりと閑花を包んだ。 

「続きは？」 
「ここでは歌えません！テュラテュラてゅーらーらー！先輩！延長しますか？名刺はいりますか？」 
「おことわりしますっ」 

あかねは頬を赤らめて自分の髪を弄っていた。 
如月のなかばはいつも女子たちが浮き足立つ。毎年恒例の風物詩だし、男子もちょっとは気にかかる。 

そう。 
バレンタイン。 

年中無休の発情期の二つ名を頂戴しても違和感ない閑花でも、二月のこの週は箸が転がろうが突き刺さろうが笑っていつづける。 

閑花のいう先輩について、あかねはちょっとばかり知っていた。以前、閑花から写メを見せてもらったからだ。 
武将のような名前の割りには乙女らしいシーンを切り取った先輩の写メ。ティーセットを前に洋菓子を口にする先輩の姿を 
あかねはよく覚えていた。誠実、勤勉、無味無臭のお手本である先輩はある意味印象に残る。 

「先輩の家でお茶会してたときのですね！食べたことのないお菓子がいっぱいで夢のようでした！」 

ここぞとばかりに閑花は鼻を高くしていた。 
もちろん根拠はない。 
お茶会のときチョコレートで手をべたべたにしてしまった先輩をちょっとかわいいと思った。 
ただ、こんな先輩に惚れた閑花ちゃんはしあわせものです！と表情に薄っすらと表れていた。 

「十四日まであと一週間！」 
「そっか。バレンタインデーだったんだ」 
「    </description>
    <dc:date>2015-02-21T00:47:15+09:00</dc:date>
    <utime>1424447235</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/324.html">
    <title>無題（避難所スレ　&gt;&gt;586-588）</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/324.html</link>
    <description>
      *無題



「[[迫先輩]]から演劇を奪い去ったらどうなりますかっ」

どうする。迫文彦・演劇部部長をつとめる高等部三年生。
考えたこともないシチュエーションだ。だから咄嗟に答えは出ない。
目の前は真っ暗だ。

「黒咲、前が見えない」

演劇部の部長だからこそ、そんなイマジネーションを働かさせるスキルは必要じゃないかと後悔しても、
あまりにも迫にとってはありえない世界。マフラーを巻いて、学園前の停留所にてバスの到着を待ち続ける放課後。
黒咲[[あかね]]は迫の背後に廻って、両手で迫の視界を遮り続けていた。

ひんやりとするオンナノコの手のひらが、迫のまぶたを塞ぎ続け、ほのかにオトコノコの頬を赤くする。
メガネを愛用している迫が、ふとレンズを拭こうとメガネを外した瞬間にあかねに羽交い締めされた上、
あろうことにも視界を遮られた。小娘ごときに身柄をほしいままにされるとはこのことか。
メガネが役割を失って暇をもて余していた。

「どうなると思う？黒咲わかるか？」
「わかりませんっ」

真っ暗だからあかねの声がよく聞こえる。五感のうちの一つの自由が奪われただけで、鼓膜のスキルが加速する。
あかねの表情を伺えないのは悔しい。冷静さを保ちつつ、先輩の面目をも保つ。冬の夕暮れの無理ゲーだ。クリアしても得はない。
意図もせずに迫はあかねを十分にじらした上に端的に答えをまとめた。

「それでもおれは演劇を追い続けるな」

あかねの表情が変わった。勿論、迫は知る由もない。

「止められてもですか」
「ああ。知ってるだろ。おれの性格を」
「どんなに尊敬する人物から咎められてもですか？」
「ああ」
「[[わたし]]のような若輩者が拝み倒してもですか」
　
自他共に認める演劇バカ。
だからこそ、演劇部の部長をつとめているんだと、迫は自負していた。
そう言えば、演技指導に力を入れるあまりに声が大きくなっていた。
そう言えば、脚本にこだわるあまりに議論を重ねに重ね、先輩と対立してしまった。

それ故、公演を無事に終えた喜びは文字にすら書き表すことも困難なぐらい。贅沢過ぎる一瞬の為。

「一秒たりとも部のこと、演劇のこと、部のことを忘れたことないぞ」
「部のことが恋人みたいですねっ」
「……」
「わた    </description>
    <dc:date>2015-02-21T00:38:49+09:00</dc:date>
    <utime>1424446729</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/323.html">
    <title>無題（避難所スレ　&gt;&gt;579-583）</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/323.html</link>
    <description>
      *無題



油絵の筆を手に取ることと、王笏を掲げることはよく似ている。

覇権を収め領土を好みの色に塗りたくる。思うがままに、無垢なる大地を凌辱する。土とキャンバス、ただそれだけの違いだ。
そんな理屈を吹き飛ばす秋の嵐が五穀豊穣なる緑の波を立てて、白紙一杯に埋め尽くす快感を教えてくれる。 
[[神柚鈴絵]]・美術部部長。天高く蒼い空のもと、校庭で入魂の一作を描いていた。
さっきまでの雨天も鳴りを潜めて灰色の空の存在さえも忘れてしまう。

油の匂いは贅沢に、一筆一筆絵の具を丁寧にキャンバスに乗せながら、校庭が見せる四季の片隅を切り取るだけ。
それだけで、誰もが目を引く一瞬をゼロから作り上げることが出来る。

本調子の波がやって来る。逃がしまいと尻尾を掴む。
四角四面のキャンバスに一つの世界が創成されるに瞬間に立ち会う。
禁断の麻薬にも似た快感が突き抜ける。

「九分九厘完成ね」

虹が架かる。
空の渚と渚を結ぶアーチ橋。
鈴絵は自慢気に七色の曲線を筆で描いた。

最後の一筆を突き立てた刹那、閃光が鈴絵の前に稲光り、世界が二つに引き裂かれた。モーゼが理性を失ったというのか。
轟音と共に怒り狂うガイア。咎を受ける筋合いはなく、呆然と筆を抱えたままの鈴絵が声を蘇らせるとき、
凛とした目付きの少女が竹刀を中段の構えで大地を踏み締めている光景があった。

｢うぬぬぬ、おのれパンツ泥棒！｣

目に炎浮かべ、剣先を鈴絵に突き付けてじりりと尻足で間合いを取る少女。着こなしている制服から、中等部と見える。
鈴絵は対話での解決は不可能、実力行使は不可避と見て、右手の筆を短剣に見立てて形だけ構えた。

｢誰がパンツ泥棒ですって｣
｢足音を追い掛けてたんです。あなたのような大和撫子が悪事を働くとは、高等部である先輩とはいえ許しがたいです！｣

少女の竹刀が降り上がる。
上段の構え。
そのまま正面、と見せかけて右小手……とはいかず、竹刀が地面に落ちる。
竹の乾いた音。
少女の慟哭、そして苦悶。 

「筆に、筆に負けるなんて……」

一瞬の隙を突いて、筆を矢のごとく突き投げた鈴絵の完勝だった。

「一体なにがあったと言うんですか？」
「い、いや。パンツ泥棒が」
「[[わたし]]がパンツ泥棒とでも？」    </description>
    <dc:date>2015-02-21T00:40:05+09:00</dc:date>
    <utime>1424446805</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/322.html">
    <title>無題（避難所スレ　&gt;&gt;563-566）</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/322.html</link>
    <description>
      *無題



その出来事のきっかけは、和太鼓サークル部長である達磨オルドの一言からであった。

ある土曜日の午後、粟手ヒビキは仁科学園中等部での午前授業を終え、制服姿のまま公民館へ参上、ジャージに着替えて和太鼓の練習へと傾れ込む予定……のはずが、彼女を待っていたのは『別の用事』だった。
「柚鈴天神社……ですか？」
仁科学園のジャージを着たヒビキがオルドに問いかける。
「ああ……申し訳ないが、今日はそっちに行ってくれるか？」
「分かりましたけど……どーして私が？」
「神柚くんからの指名なんだ。和太鼓に慣れてて、かつ[[仁科学園の生徒]]で……ってね？」
「なるほど……で、要件は？」
「いや、その……僕もよく知らないんだ。まあ、彼女に詳しく聞いてみるのが一番かもね。」
「……うーむ、不安だぁ。」
『不安』と言いつつも、いつもの呑気な表情を浮かべるヒビキ。
しかし、その表情を延々と見せ続ける訳にもいかないため、彼女はジャージ姿のまま荷物を抱えて柚鈴天神社へと向かうのであった。

それから十数分後、ヒビキの姿は柚鈴天神社内にある建物の一室にあった。
用意された座布団の上にちょこんと座るヒビキ、その体は誰が見ても分かるくらい強い緊張感に包まれていた。
理由はいくつかある。
「何故、私は柚鈴天神社の人に呼ばれたのか？」「これから何が始まるのか？」「神聖な場所だから静かにしてなくては」……だが、一番の理由は『目の前に居る先客の女性』の存在感であった。
ヒビキの目の前に居る女性……その姿から察するに仁科学園高等部の制服を着ているのは分かる。
しかし、問題はその『容貌』にあった。
片方の眼（まなこ）を隠すほどに伸びた髪……パンツがチラリと見えているにも関わらず、まるで問題が無いかのようにあぐらをかくその姿……背中には、まるで妖刀破軍を背負うかのように背負われたクラシックギター……そして、何人も近づけさせないかのような雰囲気を醸し出して黙り続ける姿勢……それはまるで、絵に描いたような『不良少女と呼ばれて』であった。
「えぇっと……。」
緊張しっぱなしの雰囲気に耐えきれず、持ち前の明るさで何とか目の前の女性に話しかけようとするヒビキ。
しかし、彼女が動こうとする度に女性の眼は、まるで威嚇するかのようにギョロリと動くため、結局ヒビキは何    </description>
    <dc:date>2015-02-21T00:24:41+09:00</dc:date>
    <utime>1424445881</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/321.html">
    <title>ハロウィンの三人</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/321.html</link>
    <description>
      *ハロウィンの三人



***サイトウの場合；

オレンジ色のケープを翻して、ネコ耳をつけた小学生くらいの女の子が走って行く。
今日はハロウィンだ。いつの間にか、クリスマスやバレンタインと同じくらいメジャーなイベントになったと思う。
本来は仮装するものだけど、一般の人はとんがり帽子をかぶるくらいがせいぜいだろう。コスプレイヤーじゃあるまいし。

子供は無邪気でいいなと思う。Trick or Treatの、TreatばかりでTrickが無い気がするけど、はた迷惑なイタズラは
勘弁だから良しとする。

その一方で、誰かが派手なイタズラをかましてくれないかな、とも思う。ふだんエラそうにしている連中に
一泡吹かせるような、痛快なやつを。

それを自分がするわけじゃない。誰かが大きなことをするのを期待して、それを見ている側にいる。

大きなイタズラって、なんだろう。

学校のプールに金魚を大量に投入する？　もうプールの授業はないから、これはダメだ。
校庭にナスカの地上絵ばりの落書きを……って、どこかで見たようなネタだな。
チョークを全部クレヨンに替えとくのは？　後始末が大変そうだ。見た目でバレそうだし。

いろいろネタを考えても、結局実行はしないだろうなと思う。

世の中がもっと面白くなればいいと思う。ライトノベルではある日突然主人公が超能力に目覚める、というのが
定番のひとつだけど、いっそのこと世界中の人間ぜんぶが超能力者になっちゃったら……。
超能力者どうしのバトルも、クラスメイトとのケンカ程度の当たり前具合なんだろうか。それはカオスなのか、
はたまたギャグなのか。

よく分からないけど、もしそうなったら僕はどんな能力を持つんだろう？ 

----
***ナギサワの場合；

「トリック・オア・トリート！」
「あ、かわいい。それ、どうしたの？」

ニシトちゃんが右手にはめているカボチャ頭のパペットが、両手を上げたり下げたりしている。
「手芸部でもらったの」
「へぇ。こんなのくれるんだ」

カボチャ頭はユーモラスな顔で、パジャマのような服を着ている。

「ナギちゃんもお菓子くれなきゃイタズラするぞ～」
声色を変えて、ニシトちゃんが小芝居を打つ。
「えー。なにか持ってたかな？」
    </description>
    <dc:date>2015-02-21T00:33:26+09:00</dc:date>
    <utime>1424446406</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/320.html">
    <title>記憶の中の茶道部</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/320.html</link>
    <description>
      *記憶の中の茶道部
//wiki掲載にあたって、投下時と比べて若干修正していますことをご了承ください
***第1話
そう遠くない未来、20XX年。
地球が核の炎に包まれることも暴力だけが支配する荒廃した世界になることも無く、ただただ平和な時間が全ての人に対して平等かつ均等に流れていた。

「……ふぅ、それじゃあ今日の稽古はここまでね。」
太陽光線によって橙色に染まる、仁科学園の体育館。
その中では、先生と数人の中等部生徒で構成される剣道部の練習が終了の時を迎えようとしようとしていた。
「礼！」
「「「ありがとうございました！！」」」
響き渡る生徒たちの若々しい声。
そして、挨拶が終わると生徒たちは着替えのために体育館を急ぎ足で退散するのであった……が、中には例外が存在していた。
「……あれ？先生、どうしたんですか？？何か……ものすごぉくアンニュイな顔してますけども……。」
先生のもとへ駆け寄る一人の生徒。
一方の先生は、まるで放心したかのように体育館の天井を寂しく……ただ一点のみを見つめていた。
「……先生？」
「何と言うかね……長年お世話になった体育館が壊されるんだなぁ……って思うと……うん……ね？」
「仕方ないですよ、老朽化してますし……それに、現行の法律的にはグレーゾーンな建築扱いなんですから……あ。そういえば、先生はこの学園の卒業生で、かつ剣道部の副主将だったんでしたっけ？だったら……アンニュイになりますよね、思い入れとかありますでしょうに。」
再び生徒が話しかける。

だが、『ある単語』が先生の耳に入った途端、その表情は少し曇った様相を呈した。

「……いいえ、私は……何て言ったら良いのかな……？」
喉に何かが引っかかったかのような受け答えをし始める先生。
その様子に生徒は困惑していると、先生は突然こう切り出す。
「……ちょっとだけ、私の昔話に付き合ってくれる？」
「……はい？」
「とりあえず、まずは制服に着替えてきなさい。それと……話が長くなりそうだから、あなたの家まで送りがてら車の中で話すわ。」
「え……あ……はい……じゃあ、着替えてきます。」
そう言って、生徒はそそくさと体育館を後にするのだった。

太陽が沈み、夜の闇に包まれた道路をまっすぐ進む一台の車。
運転席には先生、その隣りの助    </description>
    <dc:date>2015-02-21T00:10:42+09:00</dc:date>
    <utime>1424445042</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/319.html">
    <title>無題（避難所スレ　&gt;&gt;544-548）</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/319.html</link>
    <description>
      *無題



学校からの帰り道にゴーヤーと[[久遠荵]]に時間を奪われる予定などなかったと、制服姿で箱を抱える[[黒鉄亜子]]は目を背けた。
緑色の植物のために力を惜しむのならば、一秒でも早く空手の道着に袖を通して、時を操る神々に正拳突きを食らわせたい。

段ボール箱一杯に満たされたゴーヤーを二人力合わせて運ぶ。
一人で持てない訳でもないが、段ボール箱が歪んでバランスが保てないからだ。
亜子の金色の髪と対比して、緑色のゴーヤーが鮮やかに箱を埋める。

「亜子ちゃんが通りがかってくれて助かるなっ」
「[[わたし]]は迷惑です」

急いでいるにも関わらず、荵に手を貸す亜子はまだまだ子供どもだ。そりゃ、女子中学生なんて世間様じゃ『ＪＣ』だなんて付加価値を
付けてくれるものの、ほんのちょっと前までは、ランドセル背負ってた小学生だし、子どもから中学生にいきなり背伸びの成長痛だし。
いくら亜子が空手で心身を鍛えようとも、世の中は理不尽なもので、勝てないものは勝てないのだった。

「ふう……。ここで休憩しようよっ」

校舎入り口の土間でどっさと段ボールを下ろすと、箱が揺れて、中身のゴーヤーが荷崩れを起こした。
慌てた荵は、子犬がおもちゃに飛び付くように、ゴーヤーを両手で掴まえた。
　
さて、ジャージにブルマ姿でゴーヤー片手の荵に突っ込みを入れるとすれば……。

「なんでこんなにゴーヤーを？」

亜子の疑問は素直だ。正直過ぎて、突っ込みのお手本にはならない。
正拳付きの質問に、荵はそのコブシに絡み付くように答えた。

「ほらっ。『拾ってやって下さい』だって。校門に置かれてたんだからっ」
「なにそれ」

確かに段ボール箱には、そんな文句がマジックで書かれた貼り紙がされてある。
ただ、何故にゴーヤーを拾ってやって下さいなのかは、二人しても謎が解けぬ。
三人よればなんとやら、三人目に期待を寄せると手段を捨てて、荵は手にしていたゴーヤーを元の段ボール箱に戻した。

「わたし、早く……」
「あー。そっか」
「これからグローブ空手の組稽古があるんです！門下生の分際で時間に遅れるなんて言語道断です！」
「そうだねっ。亜子ちゃん、ありがとっ」 

急いで帰る理由がある。袈裟懸けにしたスクールバッグからぶら下げた、ボ    </description>
    <dc:date>2015-02-18T22:47:57+09:00</dc:date>
    <utime>1424267277</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nisina/pages/318.html">
    <title>信長とカラス</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nisina/pages/318.html</link>
    <description>
      *信長とカラス



世の中の何もかもを手中に収め、抱えきれない権力が[[黒鉄懐]]に憑依する。
袖からは逞しい二の腕の筋肉が岩石にも匹敵する硬度を誇らしげに見せる。
天を突く追うな長身とともに、長く神々しい輝きに満ちた金髪が髷のように括られて、勇ましさを兼ね備えた雅さを演出していた。

「そこで頼み事じゃ」

ばっと片手で広げた扇子には金粉、細工、香が仕込まれ、うすぼけた教室を一瞬にして絢爛豪華なる二条城御殿黒書院へと
トリップさせる力があった。そんなウソさえ誠にしてしまう魔力に、半紙の前で筆を弄ぶ烏丸アリサが飲み込まれた。

アリサは習字を嗜んでいる。
黒髪をポニーテールに結んだ、碧色の瞳を持ったエキゾチックな雰囲気を持つハーフの女子高生だ。
アリサは一日一時間、いや五分でも寸暇をいとわず筆を手に取る。
彼女の周りは墨の芳しい香りが漂うという。
文字には不思議な力が宿るから、わずかでもいいから恩恵を受ける。
毎日筆を取って文字に魂を込めつづけるも、彼女の思いが日に当たることは少なかった。

「別に急ぐ返事ではないぞ」
「え～。どうしようかな～。烏丸、そんな頼み事されるのは初めてです～」
「ははっ。お前さんの好きにすればいいのじゃ」
「……えーと～」

語尾を延ばす癖を恥じているわけでもない。凪打つ漆黒の墨汁が湛える硯に筆を置いたアリサの心中は、
それとは反してさざ波立っていた。自分はなかなか思い切れず、決断の一歩が踏み出せない子だということは分かっているのに、
今一歩躊躇う自分がいる。

「今すぐでなくていいんだぞ？この信長が目を止めたんだ。誇りに思え」
「確かに信長さんの格好ですね～？」

突き抜ける高笑いともやもやとしたアリサの疑問と迷いを残して、桔梗の紋が眩しい織田信長のコスプレに身を包んだ黒鉄懐は
アリサの部屋から姿を消した。懐が消えた部屋はビルを発破解体した後のような静けさと空虚感が残っていた。

信長……いや、懐からの要望に困り果てたアリサに残された手段はただ一つ。

誰かに聞くこと。

眉をしかめたアリサは幼なじみに電話をかける。彼ならきっとアリサに救いの手を差し延べてくれるはずだ。
いつも困ったときには彼が居てくれた。だから、アリサが迷ったときに、正しい選択を示してく    </description>
    <dc:date>2015-02-18T22:37:43+09:00</dc:date>
    <utime>1424266663</utime>
  </item>
  </rdf:RDF>
