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    <title>ガンダムの世界にのびたが迷い込んだら@ ウィキ</title>
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    <description>ガンダムの世界にのびたが迷い込んだら@ ウィキ</description>

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    <description>
      　　　　　　&amp;bold(){kabaさんおかえり！！(2009-03)}

2009-03-21
みんなさんお久しぶりです。 
２年間お待たせして本当にすみませんでした。 
そして今まで少しでも続きをまってくれていた皆さん、本当にありがとうございました。 
本当に申し訳いし嬉しすぎるし、何を言えばいいかもよく分かんないです。 
だから率直に報告します。 
今更ながら続き書きます！ 
２年のブランクがあるので以前のように書けるかは分からないですが。 
だけど必ず完結させます！

現行スレ→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1238233637/l50

*【ガンダムの世界にのびたたちが迷い込んだら･･･】
コテつけてない謙虚な著者のネ申クオリティーの無駄遣いと、ガノタVIPPERたちの妄想大暴走を心行くまでお楽しみあれ
#ref(http://www22.atwiki.jp/nobita?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=1&amp;file=kourin.gif)
//作者の不在or光臨時には画像をお使い下さい。
//不在時=http://www22.atwiki.jp/nobita?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=1&amp;file=fuzai.gif
//光臨時=http://www22.atwiki.jp/nobita?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=1&amp;file=kourin.gif


#ref(http://www22.atwiki.jp/nobita?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=1&amp;file=top.jpg)

＞**更新履歴
&gt;-2006-11-04/スレに作者光臨。
&gt;-2006-11-04/まとめサイトが出来る。
&gt;-2006-11-15/mixiに専用コミュが立つ。
＞-2006-11-18/投票所設置
&gt;-2006-11-26/まとめミラーサイト作成。
&gt;http://wiki.livedoor.jp/nibita1978/
&gt;-2006-12-07/避難所生活
&gt;http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi?bbs=part4vip&amp;key=1163076624&amp;ls=50
&gt;-2009-03-28/三年越しの復活!!現在パー速にて絶賛連載中･･･!!
&gt;http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1238233637/


＞**スペサル㌧ｸｽ
＞-作者様(kaba ◆LFo7ovRW0Q)
＞-サイトを立ち上げた540氏
＞-絵師のみなさん
＞-更新したやつら
＞-情報提供したやつら
＞-そして…見てくれたVIPPER

＞**ルール
＞-鯖落ち防止の為、スレは夕方に立てて深夜まで使う事。 
＞-スレ主はまとめ掲示板にてスレタイと告知ヨロ。 
＞-種厨だとかＵＣ厨だとか・・・だからどうしたって言うんだあああああ
＞-会社とか学校サボってまで保守しなくてもいいんだぜ 
＞-画像はまとめへうｐ汁！
＞-職人はドジッ子ﾓｴｽｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗなので、ときどき間違ってもよってたかって指摘しない。
＞-予測しないのはマナー。職人を困らせる香具師はおいらが相手だ！！！
＞-自分のSS載せるなら作者が書き終えるのを待つか、別スレ立てろ。
＞-楽しめ
＞-交戦規定はただ一つ・・・生き残れ。


※編集はできる人が行ってください

*[ま と め 掲 示 板]
----
- http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1165659513/l50&amp;br()立てました。本拠地で盛り上げて行きましょう  -- 名無しさん  (2006-12-09 19:22:05)
- 早く続きを読みたいよ〜?  -- 読者  (2006-12-10 00:08:40)
- もうこうなったら俺が続きをうわーなにをするくぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ；＠：  -- 名無しさん  (2006-12-10 17:24:18)
- みんな続き早く読みたいよね?  -- 名無しさん  (2006-12-11 10:25:13)
- オレも読みたい  -- 名無しさん  (2006-12-11 12:28:30)
- 俺も続きを待ってるぜ&amp;br()他の職人が書けよとかいう奴らは自分らでスレ立ててやれと言いたい  -- 名無しさん  (2006-12-11 21:27:28)
- そして伝説となる。。。  -- 名無しさん  (2006-12-12 00:26:40)
- 俺たち、もう終わっちまったのかな…？  -- 名無しさん  (2006-12-12 01:00:37)
- 諦めたらそこで(ｒｙ  -- 名無しさん  (2006-12-12 07:43:17)
- 次スレはまだなのか…  -- 名無しさん  (2006-12-12 09:03:42)
- いつまでも待つ&amp;br()風邪とかひいてなければいいな  -- 名無しさん  (2006-12-12 14:32:49)
- 【物語は】のび太の一年戦争【まだまだこれから】&amp;br() http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1165925844/l50&amp;br()俺はまだ諦めません  -- 名無しさん  (2006-12-12 21:21:07)
- 伝説になんてさせないんだからっっ  -- 名無しさん  (2006-12-13 00:00:10)
- これで終わりだなんて認めたくないっ！  -- 名無しさん  (2006-12-13 01:14:28)
- 否！認めない！！！  -- 名無しさん  (2006-12-13 10:43:18)
- 避難所に作者よりお知らせキタ━━━━ヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉ━━━━!!!!  -- 名無しさん  (2006-12-13 19:29:30)
- 復活したお／^o^＼ﾌｯｼﾞｰｻｰﾝ  -- 名無しさん  (2006-12-14 07:46:37)
- 俺はいつまでも待ち続けるぞ！  -- 名無しさん  (2006-12-15 19:46:16)
- 僕はッ作者が泣くまでッ期待するのをやめないッ！  -- 名無しさん  (2006-12-16 21:38:12)
- いい加減書いて欲しい。イライラしてきた。  -- 名無しさん  (2006-12-19 18:17:40)
- まあ多分途中で投げ出したんだよ。よくあること  -- 名無しさん  (2006-12-19 22:26:29)
- 終わりか？  -- 名無しさん  (2006-12-20 03:33:24)
- こうも音沙汰が無いとな・・・もう終わりかもわからんね  -- 名無しさん  (2006-12-20 09:44:42)
- ↑こんなん書かれたら書く気が合っても失せるわな  -- 名無しさん  (2006-12-20 20:37:40)
- 書かれてなくても実際失せてただろう…書かれても仕方ない  -- 名無しさん  (2006-12-21 03:09:04)
- 書く気がなくなったならなくなったで自由だがそれを告げるのが責任というもの  -- 名無しさん  (2006-12-21 03:15:38)
- 裏を返せば、みんなそれだけ楽しみに待ってるんだよ&amp;br()文句が出るのは禁断症状みたいなもんだ&amp;br()なんだかんだ言っても早い再開を期待してるのさ  -- 名無しさん  (2006-12-21 10:06:02)
- 病気やトラブルに巻き込まれたなんて事はないよな？&amp;br()  -- 名無しさん  (2006-12-21 14:41:31)
- ↑↑&amp;br()交通事故で亡くなったとか？  -- 名無しさん  (2006-12-21 15:01:13)
- ↑&amp;br()ふざけんなよ！  -- 名無しさん  (2006-12-24 19:05:20)
- まぁ気長に待とうぜ。嫌々書いても面白いもんは出来ないだろうしよ。  -- 名無しさん  (2006-12-25 14:06:16)
- だね。  -- 名無しさん  (2006-12-25 17:26:31)
- さみしいよぉ・・・&amp;br()みんな元気？  -- 名無しさん   (2006-12-29 07:41:46)
- いまでもwktkしながらまってる  -- 名無しさん  (2006-12-29 09:06:15)
- 年末年始なら・・・とwktkしながら待ち  -- 名無しさん  (2006-12-30 00:44:27)
- わっふるわっふる  -- 名無しさん  (2006-12-30 12:28:06)
- kabaさん、おまいらあけおめ。  -- 名無しさん  (2007-01-01 00:44:49)
- ぬう………………&amp;br()とりあえずｱｹｵﾒ&amp;br()  -- 55599966666.  (2007-01-02 23:19:22)
- いまさらだがｱｹｵﾒ&amp;br()上の待避所でもかまわんから再開してほしい今日この頃&amp;br()ｋａｂａちゃんファイッ  -- 名無しさん  (2007-01-04 00:53:09)
- &gt;&gt;55599966666&amp;br()ガッ  -- 名無しさん  (2007-01-07 15:24:19)
- まだかよ〜  -- 名無しさん  (2007-01-08 12:53:17)
- ｋａｂａさんが受験生だったら今が大変な時期だよな  -- 名無しさん  (2007-01-11 11:34:45)
- あ、それ有り得る  -- 名無しさん  (2007-01-11 21:58:06)
- 閉鎖／(＾o＾)＼なんてこったい  -- 名無しさん  (2007-01-13 02:45:42)
- ／(＾o＾)＼なんてこったい  -- 名無しさん  (2007-01-13 12:53:13)
- 続きが死ぬほど読みたい  -- 名無しさん  (2007-01-13 20:24:16)
- ／^o^＼フッジッサーン  -- 名無しさん  (2007-01-14 11:35:05)
- もう諦めよう  -- 名無しさん   (2007-01-14 15:59:14)
- まだだ、まだ終わらんよ  -- 名無しさん  (2007-01-14 20:26:37)
- どうかんがえても途中放棄です&amp;br()&amp;br()本当にありが(ry  -- 名無しさん  (2007-01-14 23:04:02)
- こなあああああああゆきいいいいいいいいいい  -- 名無しさん  (2007-01-15 00:40:37)
- ねえ  -- 名無しさん  (2007-01-16 01:09:43)
- 酉忘れて降臨しようがないとか  -- 名無しさん  (2007-01-16 15:20:34)
- もうあきらめたら？  -- 安西  (2007-01-16 23:07:44)
- あきらめきれねぇんだよっ！！  -- 名無しさん  (2007-01-19 00:43:13)
- もう無理だろ&amp;br()あきらめようよ&amp;br()要するに作者はｶｽ  -- 名無しさん  (2007-01-19 18:50:01)
- wktkしすぎてUG始めた。  -- 名無しさん  (2007-01-20 08:53:51)
- kabaの野郎、さっさと続きを書きやがれ！  -- 名無しさん  (2007-01-20 14:29:22)
- もうあきらめよう&amp;br()仮にkabaさんが書きたいと思ってもこんな掲示板見たら書けないと思う。&amp;br()暴言を吐く奴が一方的に悪いってわけではないが、もうお互いに待っても&amp;br()意味が無いと思う。&amp;br()よく俺たちは待ったよ。乙。&amp;br()期待させてくれて先生ありがとう  --  名無しさん   (2007-01-20 17:53:13)
- 泣いた  -- 名無しさん  (2007-01-21 05:02:38)
- （´；ω；｀）ﾌﾞﾜｯ  -- 名無しさん  (2007-01-21 11:50:05)
- 俺が・・・俺が続き書く&amp;br()いいかな？&amp;br()  -- baka  (2007-01-21 20:45:48)
- 遂に閉鎖ですね  -- 名無しさん  (2007-01-23 07:33:26)
- 糞やな  -- 名無しさん  (2007-01-26 16:39:11)
- 個人的にツンデーレが気になった。  -- 名無しさん  (2007-01-27 22:27:06)
- 残ってったか&amp;br()作者・・・・  -- 名無しさん  (2007-01-30 13:28:18)
- あきらめよう  -- 名無しさん  (2007-01-30 23:16:09)
- まだ二ヶ月じゃないの  -- 名無しさん  (2007-02-01 06:33:51)
- 俺は待ち続ける  -- 名無しさん  (2007-02-01 13:03:20)
- 御愛読ありがとうございました。ｋａｂａ先生の次回作に御期待下さい&amp;br()&amp;br()…そんなのﾔﾀﾞﾔﾀﾞｰ&amp;br()待ってます！  -- 名無しさん  (2007-02-04 00:36:50)
- 酉紛失しました。&amp;br()投下はどこにすればいいでしょうか？  -- kaba  (2007-02-05 06:48:06)
- すごく・・・タイムリーです・・・&amp;br()久しぶりに来たら作者がｗｗｗｗｗｗｗｗｗ&amp;br()http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1163076624/&amp;br()ここに専用スレあるでよ  -- 名無しさん  (2007-02-05 09:43:16)
- なんかタグが含まれちまった&amp;br()http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1163076624/  -- 名無しさん  (2007-02-05 09:44:18)
- kabaさん待ってるお  -- 名無しさん  (2007-02-06 00:55:26)
- 作者光臨！？  -- 名無しさん  (2007-02-06 15:27:40)
- 本物だったの？？？  -- 名無しさん  (2007-02-07 00:58:09)
- kabaさん！私はあなたを信じてます!  -- 名無しさん  (2007-02-08 11:35:24)
- Σ(´д｀*）待ってました！&amp;br()先生ガンバ！！  -- マグ  (2007-02-09 00:02:38)
- これは斜め上に、ドムカッテ・ハ・ゲール中尉に期待。  -- 名無しさん  (2007-02-10 05:26:16)
- 待ってた甲斐があった  -- 名無しさん  (2007-02-10 22:55:18)
- VIPにスレ立てたらkabaさんも投下しやすいジャマイカ？  -- 携帯廚  (2007-02-12 08:43:08)
- 皆さんお元気？&amp;br()もう避難所生活も飽きたよ&amp;br()&amp;br()&amp;br()ちなみに全く関係ないが近所に冨樫大橋って橋がある  -- 名無しさん  (2007-02-21 21:23:12)
- 　　　　　糸冬  -- 名無しさん  (2007-02-22 12:45:48)
- 再開  -- 名無しさん  (2007-02-26 09:06:37)
- 作者はクズ以下だな。今日限りでここを去ります  -- 名無しさん  (2007-03-02 20:37:19)
- クズ以下かどうか知らんが、とりあえず大嘘つきだな。&amp;br()幻滅したよ  -- 名無しさん  (2007-03-04 00:23:44)
- それでも俺は待つぞ。がんばれ作者。&amp;br()しかし富樫病おそるべしだな。  -- 名無しさん  (2007-03-04 22:26:56)
- 作者がケータイ没収されてる可能性もあるような…  -- 名無しさん  (2007-03-04 23:11:00)
- ここを去ることをわざわざ宣言してく奴ウザいなｗｗｗｗｗｗ  -- 名無しさん  (2007-03-06 23:59:11)
- しかしこうも音沙汰ないとな・・・まぁぶっちゃけめんどくさいってのはよくわかるが  -- 名無しさん  (2007-03-07 01:26:54)
- 出ていくなら黙って出てけ〜ｗ  -- 名無しさん  (2007-03-10 21:39:40)
- 待ってますから&amp;br()冨樫と一緒にならないで欲しい  -- 名無しさん  (2007-03-19 07:07:04)
- 今一体何人が待ってるんだろう・・・&amp;br()実は２，３人だったりして  -- 名無しさん  (2007-03-19 13:54:45)
- どうなんだろうな。おいらも半月毎に見に来てるｗ&amp;br()&amp;br()あと、大概大きく宣言して出ていく奴はデモドリます。&amp;br()そう、貴方みたいに(＾Д＾)9ｍ  -- 名無しさん  (2007-03-20 04:07:57)
- そうこいつみたいに↑  -- 名無しさん  (2007-03-20 14:03:34)
- たま～に見に来てる。続きが楽しみだから。  -- ななしさん  (2007-03-20 18:33:07)
- オレも久々にきてみた。kabaさん帰ってきて。もしくは誰か続き書いてお。  -- 名無しさん  (2007-03-21 00:25:38)
- 俺も久々だわ  -- 名無しさん  (2007-03-23 00:16:41)
- 今でも週1ペースぐらいで見に来てる&amp;br()このまま終わらせてしまうには惜しいな。IF扱いで誰か書ける人いないっすか  -- 名無しさん  (2007-03-23 18:46:54)
- 他人の絶筆を完成させろったぁ無理な話だぜ…  -- 名無しさん  (2007-03-28 08:37:06)
- うふふ、もう終わりなんだね、うふふ  -- 名無しさん  (2007-03-28 22:43:49)
- まだ…なのか  -- 孤独のアスラン  (2007-03-29 00:16:50)
- あるｽﾚでｽﾚ主を1年近く待った漏れには無問題ｗｗｗｗ  -- 名無しさん  (2007-03-29 22:15:14)
- 月２、３回見に来てるけど…&amp;br()待ってますぜkabaさん(*´д｀*)  -- 名無しさん  (2007-03-30 23:31:35)
- いつまでも待ってます！  -- 名無しさん  (2007-03-31 12:30:47)
- 作者が読者をためしてるんじゃね？  -- 名無しさん  (2007-04-02 02:04:14)
- 長編AA板じゃ一年音沙汰なしとかざらだからな。気長に待てよ  -- 名無しさん  (2007-04-04 07:10:34)
- 案外ここの来る方法忘れてて２ちゃん見てんじゃないか？  -- 名無しさん  (2007-04-07 08:08:25)
- VIPにスレ立てたら戻ってくるんじゃね？  -- 携帯厨  (2007-04-09 11:46:29)
- もしかして作者は完結までいっきに投稿しようとしてるのでは？  -- 名無しさん  (2007-04-12 14:00:18)
- すげー人気だなｗいい加減あきらめろｗ  -- 名無しさん  (2007-04-14 00:32:59)
- まだだ、まだ終わらんにょ  -- 名無しさん  (2007-04-16 07:28:24)
- 作者ｳﾝｺだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwｶﾞｯｶﾘだぜwwwwwwwwwwwwwwwwww  -- 名無しさん  (2007-04-18 21:45:36)
- もうなくなったかと思ってググッたらまだ見てる人結構いるじゃねぇか・・・・&amp;br()ちょっと感動した  -- 名無しさん  (2007-04-29 22:03:03)
- -----ここまで俺の自演-----  -- 名無しさん  (2007-05-03 22:37:41)
- ↓↓今日からオレの自演↓↓  -- 名無しさん  (2007-05-04 19:09:36)
- ↓↓明日からもオレの自演↓↓  -- 名無しさん  (2007-05-07 00:56:35)
- ↓↓今日もオレの自演↓↓&amp;br()&amp;br()一般紙でも有り得ない人気に何処までも保守  -- 名無しさん  (2007-05-10 16:59:54)
- 正直まだ人がいるのに驚いている  -- 名無しさん  (2007-05-13 01:06:21)
- いつまででも待ち続けるぜ  -- 名無しさん  (2007-05-13 21:36:01)
- ベイダー卿がゼロのルイズに召喚されたスレに浮気しちまったぜ  -- 名無しさん  (2007-05-15 02:19:31)
- 奇遇だな俺もそのスレに浮気しちまった・・・  -- 名無しさん  (2007-05-15 17:50:47)
- まだ人が居る事に驚き…&amp;br()再開…するのかな…？  -- 名無しさん  (2007-05-21 00:47:28)
- 何時までも待つぜ!!  -- 名無しさん  (2007-05-22 07:00:26)
- 作者が復活したら歓迎しようぜぃ  -- 名無しさん  (2007-05-22 18:37:28)
- 眠い&amp;br()&amp;br()作者まなかな  -- 名無しさん  (2007-05-22 22:47:00)
- まだだ、まだ終わらんよ  -- 名無しさん  (2007-05-26 21:23:16)
- しかし…&amp;br()&amp;br()ここを覗くとワクワクするのは何故だろう。&amp;br()&amp;br()  -- 名無しさん  (2007-05-30 18:10:32)
- いや本当に続きが楽しみなんだよな&amp;br()のび太がドムを駆って戦う場面はいつ読んでも心が躍る&amp;br()再開してくれないかなマジで&amp;br()  -- 名無しさん  (2007-05-31 12:49:07)
- 本当にワクワクするよな・・・&amp;br()再開まだ待ってるんで気軽に戻ってきてくれよ！  -- 名無しさん  (2007-06-01 11:36:19)
- ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ3ヶ月ぶりくらいにきたがまだ残ってたのかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ&amp;br()&amp;br()&amp;br()俺もこれから月二、三回は覗いてみるか  -- 名無しさん  (2007-06-05 13:05:48)
- 毎日覗いてる俺ガイル  -- 名無しさん  (2007-06-06 06:40:46)
- 毎分覗いてる俺ガイル(笑)  -- 名無しさん  (2007-06-06 09:30:12)
- 作者まだああああああああああああああああ&amp;br()来週あたりにスレ立ててみんなで降臨まってみない？  -- 名無しさん  (2007-06-06 15:23:22)
- (´・ω・｀)ぶち殺すぞ  -- 名無し  (2007-06-07 00:59:36)
- 暴言吐くなよ。焦らないで気長に待とうぜ。  -- 名無しさん  (2007-06-09 17:12:23)
- ｵﾝﾄﾞｩﾙﾗｷﾞｯﾀﾝﾃﾞｨｽｶｰ  -- 名無しさん  (2007-06-14 02:30:43)
- 書く気あるなら自分でスレ立てたりここくるだろうし&amp;br()どうせ落ちるだけだから気長にまとうや  -- 名無しさん  (2007-06-14 14:03:08)
- やっぱりあのｗｋｔｋが忘れられない&amp;br()ずっとずっと、ここで待ち続けてるよ  -- 名無しさん  (2007-06-14 20:48:12)
- まだ…か  -- 孤独のアスラン  (2007-06-16 00:09:43)
- ここまだ残ってるんだな。&amp;br()まだｗｋｔｋしてる奴はみんな同志だ。  -- 名無しさん  (2007-06-22 19:27:22)
- 未だにwktkしてるぜ  -- 名無しさん  (2007-06-24 02:05:37)
- 待ってる  -- ／(^O^)＼  (2007-06-24 21:18:57)
- まだ何人か待ってる人がいるみたいだね&amp;br()最初はただのネタスレだったのに。やっぱり作者様はすごい人だよ  -- 名無しさん  (2007-06-24 22:19:59)
- 作者さん更新期待してますよ  -- 名無しさん  (2007-06-25 03:30:33)
- 誰か続きかいてよー&amp;br()  -- 名無しさん  (2007-06-25 22:44:00)
- ここでKABAさん登場&amp;br()↓  -- 名無しさん  (2007-06-28 18:10:09)
- そう指定されると書きづらくなるからやめてくれ  -- 名無しさん  (2007-07-01 12:41:44)
- おい、本物かどうか走らないけど避難所に登場してるぞ  -- 名無しさん  (2007-07-04 07:29:07)
- ホントだ。本物だといいなあ  -- 名無しさん  (2007-07-09 21:42:25)
- トリがついてない時点で期待はできないだろうな・・・  -- 名無しさん  (2007-07-10 19:49:01)
- どうでもいいけど明日は俺の誕生日&amp;br()&amp;br()作者こねぇかなぁ  -- 名無しさん  (2007-07-12 22:01:58)
- おめでとう  -- 名無しさん  (2007-07-13 02:52:31)
- 誕生日オメ  -- 名無しさん  (2007-07-13 20:48:54)
- さすがに人いなくなったな  -- 名無しさん  (2007-07-25 19:57:37)
- 俺もまだ待つお  -- 名無し  (2007-07-25 21:56:15)
- ここが消えるまでまつお  -- 名無しさん  (2007-07-26 15:33:02)
- も～～い～～かい？  -- 名無しさん  (2007-07-28 18:22:43)
- やあ(´・ω・｀)  -- 名無しさん  (2007-08-02 13:35:24)
- お盆には帰ってくるさ  -- 名無しさん  (2007-08-05 21:10:30)
- まだまだ待つさ  -- 名無しさん  (2007-08-12 20:17:54)
- 何度でも蘇るさ！  -- 名無しさん  (2007-08-12 23:01:30)
- 作者はｳﾝｺだな。そんなｳﾝｺを信じた俺もｳﾝｺか  -- 名無しさん  (2007-08-13 14:42:13)
- じゃあ僕もウンコちゃん！  -- 名無しさん  (2007-08-13 18:16:55)
- おまいらアホかｗ  -- 名無しさん  (2007-08-16 01:04:00)
- ひさびさにきてみたらまだ残ってたｗｗｗ&amp;br()&amp;br()&amp;br()戻ってこないかなぁ・・・・&amp;br()  -- 名無しさん  (2007-08-17 16:39:49)
- 壁|ω・｀)  -- 名無しさん  (2007-08-19 01:58:06)
- ヽ(｀Д´)ノ  -- 名無しさん  (2007-08-19 23:16:15)
- ＼(^o^)／  -- 名無しさん  (2007-08-20 09:38:43)
- まだまだ･･･  -- 名無しさん  (2007-09-01 01:23:12)
- 富樫も復活するしこっちも復活しないかねー  -- 名無しさん  (2007-09-01 17:59:46)
- 復活しないと思ってた富樫も復活だし&amp;br()こっちもいつか復活するだろ！  -- 名無しさん  (2007-09-04 13:42:26)
- いまあついきせきーがー  -- 名無しさん  (2007-09-09 00:22:35)
- (´・ω・｀)  -- 名無しさん  (2007-09-09 11:15:59)
- まだまだ  -- 名無しさん  (2007-09-13 00:35:55)
- まだ、あったんかwwwwwwwwwwwww  -- 名無しさん  (2007-09-19 20:25:44)
- (´･ω･`)  -- 名無しさん  (2007-09-23 18:38:59)
- てか、最近知ったんだけどさ、この作品って、ガンダムとドラえもんを題材にして書いてるじゃん？そうすると二次創作と言って、著作権に引っ掛かるんだってよ。特にサンライズは著作権や二次創作について厳しく取り締まってるんだって。だから、作者も書けなくなったんじゃないか？  -- 名無しさん  (2007-09-24 20:37:39)
- ドラえもんは知らないけど&amp;br()サンライズは二次創作は大丈夫じゃね？&amp;br()種の同人誌とかものすごい数だぞ&amp;br()だけど違反ＵＰとかにはかなり厳しいな  -- 名無しさん  (2007-09-29 18:08:13)
- 永遠はあるよ…  -- 名無しさん  (2007-09-30 21:13:37)
- ( `･ω･´)  -- 名無しさん  (2007-10-03 23:43:41)
- 残ってるねぇ &amp;br()たまに見ると意外と更新されてるかもね～  -- 名無しさん  (2007-10-08 19:03:47)
- まだだ・・・まだ終わらんよ。  -- kaba ◆LFo7ovRW0Q   (2007-10-11 16:28:01)
- Σ(･ω･´  )  -- 名無しさん  (2007-10-13 20:04:57)
- そろそろ１周年  -- 名無しさん  (2007-10-14 15:50:25)
- まつまつ  -- 名無しさん  (2007-10-18 02:34:38)
- ↑ &amp;br()久々にきたけど本物？  -- 名無しさん  (2007-10-19 22:54:01)
- 避難所の方に何も書いてくれないから &amp;br()なんとも言えないな  -- 名無しさん  (2007-10-22 13:58:00)
- 早く続きを書けよっっ！！！！お願いします  -- 名無しさん  (2007-10-24 08:13:28)
- あと一週間で一周年。もうあのときから一年経つのか  -- 名無しさん  (2007-10-28 20:26:34)
- うわあああああああん、戻ってきてよおおおおおおお  -- 名無しさん  (2007-11-02 22:40:18)
- 明日で１周年  -- 名無しさん  (2007-11-03 01:51:46)
- 明日にはもう一年経ってるのか・・・・・  -- 名無しさん  (2007-11-03 19:10:28)
- 一周年おめでとうございます。どうせなら作者様と一緒に迎えたかったな  -- 名無しさん  (2007-11-04 00:06:34)
- い、一年・・・？  -- 名無しさん  (2007-11-08 00:39:03)
- まだ～？  -- 名無しさん  (2007-11-08 19:05:44)
- そういや、もう一年だね  -- 名無しさん  (2007-11-14 08:11:37)
- 一周年か・・・。 &amp;br()まだ俺と同じくｗｋｔｋしてる人がいるのは嬉しい。 &amp;br()ドムカッテとか見てるのかな・・・  -- 名無しさん  (2007-11-16 16:45:24)
- ( `･ω･´)  -- 名無しさん  (2007-11-24 17:58:47)
- まだおわらんよ  -- 名無しさん  (2007-12-22 21:30:39)
- まだまっとるよ  -- 名無しさん  (2007-12-24 05:56:40)
- 来年も待つぞ。おまえらよいお年を。  -- 名無しさん  (2007-12-31 13:52:28)
- うんこ  -- 名無しさん  (2008-01-01 20:09:17)
- あけましておめでとう！ &amp;br()kaba先生がいなくなられた頃浪人生で漫喫からペイントで絵を &amp;br()ナルシストそのままに投稿してた僕ももう大学二年生になります。 &amp;br()作者さん。僕はいつでもあなたの作品うｐを待ってます。 &amp;br()いつでも喜んで歓迎します！是非続きを書き込んで見てください。 &amp;br() &amp;br() &amp;br()てか八ヶ月ぶりくらいにみたらまだおまいらいて感動した。  -- 名無しさん  (2008-01-09 00:45:59)
- もう更新はないだろjkとか考えながらもBookmarkからはずせないのさ…  -- 名無しさん  (2008-01-09 15:10:57)
- しかしまだおわらんよ  -- 名無しさん  (2008-01-18 18:15:44)
- まだ諦めたくない  -- 名無しさん  (2008-01-25 00:58:15)
- もう1年もたつのか・・・  -- 名無しさん  (2008-01-27 10:44:40)
- だれか新しい書き手に任すしかないのか・・・  -- 名無しさん  (2008-02-03 00:36:06)
- 誰か続きを書けよ  -- 名無しさん  (2008-02-06 23:22:08)
- 新しい人に任せるってのももう遅すぎだろ、ここ見てるの数人だろ  -- 名無しさん  (2008-02-10 23:38:08)
- 俺はまだみてるぞ・・週一くらいで。  -- 名無しさん  (2008-02-13 09:04:12)
- (・ω・`)  -- 名無しさん  (2008-02-16 07:39:46)
- たまーに見てる  -- 名無しさん  (2008-02-17 09:58:59)
- ものすごいたまーに見てる  -- 名無しさん  (2008-02-27 13:36:15)
- そろそろどうよ？  -- 名無しさん  (2008-02-29 00:11:35)
- ここに人がいる限り終わらん  -- 名無しさん  (2008-03-02 16:07:08)
- いまだに人がきてるってのもすごいな  -- 名無しさん  (2008-03-02 17:08:08)
- まだだ、まだノビは終わらんよ  -- 名無しさん  (2008-03-02 20:31:11)
- やあ（´・ω・｀)  -- 名無しさん  (2008-03-08 18:49:57)
- うーむ。。。  -- 名無しさん  (2008-04-04 18:30:16)
- まだまだ  -- 名無しさん  (2008-04-06 17:57:30)
- きっとまだ大丈夫  -- 名無しさん  (2008-04-07 23:07:59)
- まだ来てる人が居て驚いたわ  -- 名無しさん  (2008-04-11 21:05:59)
- 嫌な予感がするお  -- 名無しさん  (2008-04-14 09:26:41)
- 不定期でＶＩＰにスレ立ててみる？ &amp;br()まとめあるの忘れてても &amp;br()みんなＶＩＰはまだ見てるでしょ  -- 名無しさん  (2008-04-29 13:59:32)
- もう２年になるのか？  -- 名無しさん  (2008-05-08 23:27:32)
- うーむ  -- 名無しさん  (2008-05-22 13:14:52)
- まだだ  -- 名無しさん  (2008-05-23 19:25:47)
- まぁ作者さん &amp;br()ありがとう  -- 名無しさん  (2008-05-31 17:51:29)
- �܂��҂�  -- 名無しさん  (2008-06-12 08:37:56)
- お前ら待つねぇｗ　俺も一緒に気長に待つかな  -- 名無しさん  (2008-06-16 08:23:07)
- まだお前らいたかｗ &amp;br()俺はもうVIPすら見てないよ… &amp;br()最近はVIPおもしろくないし…  -- 名無しさん  (2008-06-17 11:43:36)
- まーだー  -- 名無しさん  (2008-06-23 20:57:01)
- のびたー  -- 名無しさん  (2008-07-03 22:02:04)
- のびさ～ん  -- 名無しさん  (2008-07-10 12:50:49)
- ながいなぁ  -- 名無しさん  (2008-07-20 23:37:06)
- もうだめぽ  -- 名無しさん  (2008-07-27 22:09:29)
- お前らの気の長さに感動した &amp;br()まだかなぁ  -- 名無しさん  (2008-08-14 22:26:22)
- まだ人がいるというのか  -- 名無しさん  (2008-08-15 12:42:34)
- 久々にきた  -- 名無しさん  (2008-08-16 09:49:44)
- 懐かしい  -- 名無しさん  (2008-08-16 22:18:37)
- どんなに時が経とうと色褪せないものがロマンさ &amp;br()のび太よ、もう一度ドムで出撃してくれ  -- 名無しさん  (2008-08-19 21:29:20)
- 続編まだー？  -- 名無しさん  (2008-08-20 21:20:26)
- 俺もＶＩＰなんかもう見てないがここは見てる。気づけば高校も卒業して（ry  -- 名無しさん  (2008-08-21 13:58:19)
- オレもVIPみてない  -- 名無しさん  (2008-08-25 00:31:03)
- そろそろな気がする  -- 名無しさん  (2008-08-27 14:31:43)
- もう２年もたったのかｗ  -- 名無しさん  (2008-09-04 08:57:07)
- 今見直してみたけど名前欄が佐賀県庁（ｒｙな時代だったんだよな &amp;br()懐かしいｗ  -- 名無しさん  (2008-09-07 13:01:37)
- 結局途中で投げ出すやつは何をやってもそんなかんじだよ。  -- 名無しさん  (2008-09-11 15:11:37)
- この二年間で俺達は何を得たのだろう  -- 名無しさん  (2008-09-16 19:48:37)
- そしてどうして僕たちは出会ってしまったのだろう  -- 名無しさん  (2008-09-22 01:39:53)
- 人は、変わっていくものだ  -- 名無しさん  (2008-10-03 17:47:18)
- XBOX360＞やぁ、この二年で大人になれたかい・  -- 名無しさん  (2008-10-12 15:15:25)
- 我々は三年待った &amp;br()になってしまう… &amp;br()予告付けてぇよ…  -- 名無しさん  (2008-10-14 22:52:07)
- 誰か続きを書いてくれ。 &amp;br()このまま塵に埋もれるのはあまりに不憫  -- 名無しさん  (2008-10-15 20:45:36)
- お前らまだいたのかよｗｗｗｗ  -- 名無しさん  (2008-10-24 01:06:43)
- なんともいえんねえ、ここは  -- 名無しさん  (2008-10-25 23:50:17)
- 絶望の宇宙に吹き荒れる嵐  -- 名無しさん  (2008-10-29 21:32:18)
- 11月……か…  -- 名無しさん  (2008-11-01 20:37:33)
- 途中で終わってると思うと &amp;br()なかなか読み直す気になれないな・・・  -- 名無しさん  (2008-11-03 23:33:16)
- ほんとバカだよな２年だぜ？２年？おまえらもkaba先生と同じくらい愛してる  -- 名無しさん  (2008-11-12 12:29:20)
- 誰か定期的にVIPでスレ立ててくれ。 &amp;br()もしくは続きを書いてくれ  -- 名無しさん  (2008-11-18 08:07:08)
- 「ガンダム SS」で適当に検索して辿り着いた。読み応え有りそうだけど、どうすべきか・・・  -- 名無しさん  (2008-11-19 17:22:44)
- 待つさ  -- 名無しさん  (2008-11-20 13:09:22)
- いつまでも待つさ！  -- 名無しさん  (2008-11-21 19:20:32)
- たまに思い出しては来てしまう。続き読みたいなぁ・・・  -- 名無しさん  (2008-12-02 09:52:40)
- 来ちゃうんだよねぇ  -- 名無しさん  (2008-12-02 20:40:00)
- もう２年くらい経つのか  -- 名無しさん  (2008-12-03 05:42:38)
- 誰か続きを書ける猛者はおらんのか！？  -- 名無しさん  (2008-12-10 17:08:21)
- このまま消えるんかねぇ  -- 名無しさん  (2008-12-10 21:46:21)
- 消えてしまうのは惜しいが・・・・ &amp;br()この続きを書くとなると生半可な実力じゃできないぜ &amp;br()やっぱｋａｂａさんに戻ってきてほしいな  -- 名無しさん  (2008-12-23 19:11:59)
- あけおめ  -- 名無しさん  (2009-01-04 14:01:29)
- 年が明けてしまった  -- 名無しさん  (2009-01-11 10:00:34)
- まだ待てる。  -- 名無しさん  (2009-01-16 16:04:44)
- 月一くらいのペースでスレ立てでもするか？  -- 名無しさん  (2009-01-17 17:57:13)
- そろそろどう？  -- 名無しさん  (2009-02-13 01:08:49)
- んにゃー、戻ってこんねぇ。  -- 名無しさん  (2009-02-19 19:53:57)
- まだか・・・  -- 名無しさん  (2009-03-08 23:43:04)
- みんなさんお久しぶりです。 &amp;br()２年間お待たせして本当にすみませんでした。 &amp;br()そして今まで少しでも続きをまってくれていた皆さん、本当にありがとうございました。 &amp;br()本当に申し訳いし嬉しすぎるし、何を言えばいいかもよく分かんないです。 &amp;br()だから率直に報告します。 &amp;br()今更ながら続き書きます！ &amp;br()２年のブランクがあるので以前のように書けるかは分からないですが。 &amp;br()だけど必ず完結させます！ &amp;br() &amp;br()と、どこに報告すればいいのか分からないのでここで失礼します！ &amp;br()  -- kaba  (2009-03-21 12:03:41)
- ↑　　　連載中浪人だったんだがこんど三年になったよ。  &amp;br()｜　　　今夏から就活だ。  &amp;br()┗―は本人？それとも避難所の時のようにまた…？ &amp;br()　21日はスレ立ったのか？  -- 名無しさん  (2009-03-25 11:16:50)
- 信じてもらえないかもしれないですけど本物ですよ。 &amp;br()あれから随分時間たったんだなあ…。 &amp;br() &amp;br()ひとまず↓でがんばります！ &amp;br()http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1238233637/l50  -- kaba  (2009-03-28 18:50:30)
- あんまり驚いたものだからちょこっと編集しちゃいました &amp;br() &amp;br()またあの時のようにみんなで盛り上がりたいです &amp;br()当時ニュー速鯖が落ちたとき、このスレが一番上にあったのはイイ思い出  -- 名無しさん  (2009-03-31 03:13:25)
- 素晴らしい！  -- 名無しさん  (2009-04-01 20:00:38)
- 完結の見込み無しと読むのを控えていたけど、これで読み始められる！  -- 名無しさん  (2009-04-09 13:10:23)
- 復活・・・だと・・・？ &amp;br()定期巡廻しててよかった！  -- 名無しさん  (2009-04-16 11:54:00)
- え、マジで復活！？ &amp;br()懐かしい、学生の頃読んでた。  -- 名無しさん  (2009-04-19 18:24:01)
- え？ &amp;br()マジで？ &amp;br()予告つけてもいいのか？  -- 名無しさん  (2009-05-02 21:54:52)
- 待ってたよ！ &amp;br()ずーっと待ってたよ！  -- 名無しさん  (2009-05-05 10:08:40)
- 我々は三年も待ったのだ！ &amp;br()  -- 名無しさん  (2009-05-13 06:51:20)
- やべぇ涙がでてきた  -- 名無しさん  (2009-05-14 03:16:21)
- 復活してる！当時受験生だった俺はいまでは立派な大学生だぜｗ  -- 名無しさん  (2009-05-20 02:33:01)
- 待ってた！！！！！ &amp;br()俺はこの日がくるのを、ずっと待ってた！！！！  -- 名無しさん  (2009-05-29 23:12:20)
- VIPを見なくなったけどここは時々見てた。 &amp;br()kabaさんおかえりなさい。  -- 名無しさん  (2009-06-13 21:04:04)
- なんんだおとおとおおおおおおお &amp;br()  -- 名無しさん  (2009-06-13 21:11:46)
- え、うそ！？え？は！？ &amp;br()マジですか！？  -- 名無しさん  (2009-07-20 18:18:19)
- なに、なんなのこの神スレ  -- gm  (2009-09-06 14:31:11)
- まとめ更新してくれてる人いつもありがとう  -- 名無しさん  (2009-10-19 23:08:26)
- ふはははははは  -- 名無しさん  (2010-06-20 09:22:04)
- また更新止まったか  -- 名無しさん  (2010-08-04 22:23:42)
- 久々にみにきたら更新されててまた停止していたでござる云々。  -- 名無しさん  (2010-08-31 00:49:55)
- もう完結してるかなと３年ぶりに来たら止まってたのねｗｗｗ  -- 名無しさん  (2010-10-16 18:41:26)
- 気長に待ちます  -- 名無しさん  (2010-10-19 18:28:41)
- まぁいくらでも待つよ。こうなったら。  -- 名無しさん  (2010-12-14 15:21:25)
- 久しぶりに来たら追加されていたから最初から読み直したよ。続き楽しみにしているね～  -- 名無しさん  (2011-01-29 11:34:18)
- 俺も待ってます  -- 名無しさん  (2011-02-09 23:40:24)
- 私も待ってまーす  -- 名無しさん  (2011-02-27 23:44:50)
- まだーーー &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-04-18 00:23:56)
- 待つさ  -- 名無しさん  (2011-09-09 18:28:04)
- 本番ＯＫらしいですd(´∀｀*)グッ★ http://l7i7.com/  -- わかりません  (2012-01-04 23:51:05)
- ２０１２年！あけましておめでとう！。久方ぶりにここを訪ねてみたら、更新止まってたｗ。でも俺は、この小説をお気に入りという名のポケットにしまって、出来る限り長く待ちたいと思います。  -- 名無しさん  (2012-01-24 18:54:57)
- まじで早く続き読ませろ  -- 名無しさん  (2012-07-19 04:10:43)
- まだあ？  -- 名無しさん  (2012-09-11 04:17:20)
- もう終わりかな？  -- 名無しさん  (2012-09-23 21:24:52)
- 久々に来てみたら生存報告らしきものがあってワロタ  -- 名無しさん  (2012-10-02 23:01:58)
- ゲルググＪ  -- 名無し  (2013-02-04 02:13:23)
- 新スレ立てました &amp;br()http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1361690582/ &amp;br()http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361850784/1-100  -- 名無しさん  (2013-02-26 13:06:07)
- http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1362990477/  -- 名無しさん  (2013-03-11 17:28:48)
- http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1362990657/  -- 名無しさん  (2013-03-11 17:32:09)
- 久々に来たけど、まだ残ってたｗ &amp;br()もう７年も経ってるのかｗｗｗ &amp;br()kaba先生、いつまでも待ってるので気長に更新してください。  -- 名無しさん  (2013-05-21 17:30:47)
- ﾜﾛﾀwwwww  -- 名無しさん  (2013-12-14 22:51:20)
- 今年初かな？ &amp;br()ドムカッテも、いよいよツルツルになってるだろうな  -- 名無しさん  (2014-07-26 17:56:45)
- 10周年で再開…とかないかな？  -- 名無しさん  (2016-03-07 14:09:15)
- もはや再会するにしてもどこで再会すれば良いのかんからない笑  -- kaba  (2016-04-01 15:24:25)
- え！？kabaさん？？僕は10年経ってすっかりオッサンになりましたけど、ずっとwktkしてます！ もし続きがお願い出来るのであれば再開する場所は作ります！  -- 名無しさん  (2016-04-24 09:44:43)
- 1年近く遅れてのレスですが、本人です。 &amp;br()この作品が未完なことは未だに心残りだったりします。 &amp;br()これだけの長い年月が経っても待っていてくれている人が居るのはとても嬉しい事です。 &amp;br()再開するならどこがいいでしょう？ &amp;br()  -- kaba  (2017-01-01 02:02:14)
- というか明けましておめでとうございます  -- kaba  (2017-01-01 02:03:01)
- あれ作者さんいたのか...凄く面白いのに完結してないから残念だなあと思ってたから嬉しいです！自分の好きな場所で良いとおもいますよ！巨大掲示板でもいいしなろう系統の小説サイトでも良いとおもいますよ！応援してます！  -- 名無しさん  (2017-04-30 12:36:02)
- 覚えてると言うよりも時代が追いついた感がありますねｗ &amp;br()他の人も言ってるけど今はこういう創作ssを書くサイトが沢山 &amp;br()有るしゆっくりでいいので是非完結させて欲しいです。  -- 名無しさん  (2017-06-13 19:25:20)
- はよ...続きはよ...  -- 名無しさん  (2017-06-30 17:40:29)
- これまた一年近く経ったのレスで恐縮ですが、 &amp;br()このサイトはどうでしょうか？ &amp;br()http://2.novelist.jp  -- 名無しさん  (2017-12-25 12:41:23)
- 最近某掲示板のss関連が廃れて、ハーメルンみたいな &amp;br()二次創作サイトで活動再開する職人さん増えてるしこの作者さんも &amp;br()是非そのパターンで活動再開して欲しいです。  -- 名無しさん  (2018-12-13 14:47:48)
- 2020年になりました！kabaさん、まだ待ってますよー！  -- 名無しさん  (2020-01-07 12:43:34)
- 皆さん、何年か越しに来ては消えの繰り返しですが、どれだけ時間がかかっても完結させると決めました。 &amp;br()pixivにて作品を１からリファインして投稿していきます。 &amp;br()ストーリーも当初のものから変わるかもしれません。 &amp;br()これを機にTwitterも始めたので、もしよければフォローお願いします。  -- kaba  (2020-08-11 21:51:45)
- 【pixiv】https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13502424 &amp;br()【Twitter】https://twitter.com/kaba45259297  -- kaba  (2020-08-11 21:53:09)
- は！？？え！！！！？？？？マジで！？？？？  -- 名無しさん  (2021-06-15 18:28:06)
#comment(vsize=2,nsize=20,size=40)    </description>
    <dc:date>2021-06-15T18:28:06+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nobita/pages/2.html">
    <title>メニュー</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nobita/pages/2.html</link>
    <description>
      　　　*メニュー*
-[[トップページ]]
-[[メニュー]]


-[[ひさしぶり用物語のあらすじ]]


-[[全まとめ]]
-[[全まとめ01]]
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// リンクを張るには &quot;[&quot; 2つで文字列を括ります。
// &quot;&gt;&quot; の左側に文字、右側にURLを記述するとリンクになります    </description>
    <dc:date>2011-05-12T19:22:13+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nobita/pages/54.html">
    <title>登場人物紹介</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nobita/pages/54.html</link>
    <description>
      ●野比のび太(ニビタ) 
現在劇場版モード 
射撃の天才。ジョルジュというジオン側の科学者の家に行って、シミュレーターで赤い彗星をも凌駕すると思われる才能を発揮。 
ゾーンママには「ニビタ」と呼ばれる。 

●ドラえもん 
フランス辺りに落っこちた。 
無一文の為、電気屋へ自分を売り込み働かせてもらう。 
電気屋のオヤジに「青狸」と呼ばれる。 

●源しずか 
のびたと共にジョルジュの家に行った。 
みんなのアイドルしずかちゃん。 
きっとこのスレ住人にはしずかちゃんをおかずにした香具師が何人かいることだろう。 

●骨川スネ夫 
現在劇場版モード 
中国のどっかにおっこちた。 
ジャイアンの提案で食い逃げしようとして失敗。店のマッスルおっちゃんにつかまってタダ働きする羽目に。 

●剛田武（ジャイアン） 
魅惑のシンガーソングライター。彼の歌を聴いたものはいかなるものも卒倒するという。 
その歌声、宇宙世紀に通用するか！ジャイアン! 
スネ夫と共に中国でタダ働きしてる。アホの子。現在劇場版モード。 

●出木杉英才 
南米の難民収容所に収容されていたが軍により連邦施設へ 
送られ、軍に入らないか、と薦められている。 

●ホライ・ゾーン 
道でうっかりのび太としずかちゃんを見つける。 
仕官学校に進学予定。進路に迷っている。 
日本語わからないけど東洋系。イケメンに違いない。 

●ゾーンパパ＆ママ 
ホライ・ゾーンの両親。 
パパはちょっぴり日本語わかる。 
ママはわかんない。（のび太の事をニビタと呼んでしまう。） 
このご時勢で知らない子供を保護しちゃう寛大な親。 
俺にくれ。 

●ジョルジュ 
ツィマッド本社の研究員。 
ゾーンパパの知り合い。日本語はとっても堪能。 
あと料理の腕はプロ級。おっぱい好き、と俺は信じてる。 
自分ちにシミュレーター置いちゃってる人。 
のび太の存在を企業に使わないか迷っている。 
さっすがアメリカはスケールが違うぜ 

●ジョン 
電気屋の主人 
青狸を見て腰を抜かす。 
語尾に「じゃ」が付くらしい。（例：ほんまじゃ） 

●ツィマッド本社謎の研究員 
のび太に目を付けた男。 
会社の為にのび太を利用しようと必死。 

●１３基地の科学者 
ツィマッドの科学者。 
ジョルジュの後輩でまだ２０代。 
性格は軽い。 

●ダディ 
ジオン１３基地の整備兵 
のび太の射撃能力に対し圧倒される。 

●アリア 
戦争孤児。 
難民収容所で出来杉と知り合い友達になる。 
出来杉と同い年。 

●ホイ＝コーロウ 
中国料理屋の親父。 
ジャイアン・スネ夫を雇っている。 
語尾に「アルヨ」が付く。 
マッチョなおやじ。 


●ジャイ子 
「謎」     </description>
    <dc:date>2010-05-30T19:34:13+09:00</dc:date>
    <utime>1275215653</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nobita/pages/100.html">
    <title>全まとめ10</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nobita/pages/100.html</link>
    <description>
      　
　のび太をのせた偽装船は無事にパ・ア・ソークへの入港を果たした。
「よし、無事に入港手続きが終わった」
　通信でパ・ア・ソークの入港管理局とのやり取りを終えると、船長が安堵の声を漏らした。
「ったく、こん時ばかりは毎回ヒヤヒヤしちまうぜ」
　そう言うと船長は近くに居る部下に声をかけた。
　貨物船員に扮したジオン兵が、貨物を船から降ろす。
　のび太もまたそれを手伝った。

　降ろした貨物を、全て輸送用のトレーラーに積み込み終わると艦長がのび太の肩に手を回した。
「それじゃあな」
　さっぱりとした、だけど力強い声だった。
　艦長とて、自分の任務をよく承知している。
　こうしてこのコロニーにＮＴ適性者を運んできたのも一度や二度じゃない。
　いちいち感慨に浸っていてはこの仕事が勤まるはずもなかった。
　励ましてどうにかなる事でもないことは分かっている。
　だから彼は「頑張れよ」の一言は飲み込んでいた。
「君もあのトレーラーに乗っていくんだ」
　艦長はトレーラーを指差しながらそう行った。
　はい、とのび太はそれに頷く。
「その間暇だろうから、これでも食いな」
　そう言って艦長はのび太にスナック菓子を差し出した。
「アリガトウ」
　のび太は笑顔でそれに答える。
　艦長は複雑な気持ちだった。
「ほら、トレーラーの運ちゃんが呼んでる。早くいきな」
「ハイ。ココマデハコンデクレテアリガトウ！」
　そう言ってのび太はトレーラーに向かって駆け出していた。
　艦長は細い目でその背中を見送った。
　
　
　
　ＮＴ研究所の所長室ではフラナガンが高級なチェアに腰掛けていた。
　その表情は怒りを堪えられない様子だった。
「何故だ。何故こうも計画通りに進まん」
　小さく呟く。
　ＮＴ部隊創設。
　その計画の成就まであと一歩なのだ。
　だと言うのに、その一歩がどうしても進まなかった。
　すでにサイコミュを搭載した試作機は完成している。
　プランとしては量産化を考慮した、低コストのサイコミュ搭載機も完成しているのだ。
　ララァ＝スンを筆頭に能力の高いＮＴも数体揃っている。
　後はＮＴ能力を持つ人材の収集と養成がもう少し進めば良いだけなのだ。

　だと言うのに、ＮＴ能力の人為的強化はことごとく失敗の連続だ。
　Ｃランク以下とはいえ、貴重な適性者を数十体も犠牲にし、得た成果は僅か４体。
　それすらも１体を連邦のスパイに奪われ、残りの３体の内の２体も実験中に発作を起こし、１体は植物状態、もう１体も精神的に不安定になり病棟で療養を余儀なくされている。
　唯一良好な状態を保っているＮＴ－００１はキシリア少将の下に送った為に手元にはない。
　そもそもここまで適性者の数が減ってしまえば、強化実験の計画そのものが遂行出来なかった。
　よもや、ＮＴ適性者の強化計画は断念せざるを得なかった。
　苦渋の決断だが仕方ない。
　今は、残りのＮＴ達のみを戦力として、それを一つも欠くことなく保持することが最大の目標であった。
　一人、黙するフラナガン。
「まあいい」
　ぽつりと呟く。
　そう、すでに起こった結果を悔やんでいる場合ではない。
　今は、ララァ＝スン達の高次能力者の力を存分に発揮させること。
　その為にサイコミュの完成度を高め、それに応える高性能機を完成させることが命題なのだ。
　そしてそれと並行してＰＣＳと準サイコミュによる、新システムのＮＴ用兵器の開発も行なわなければいけない。
　だが、こちらの計画も非常に難航していた。
　
　唯一彼にとって救いと言えるのは、新しく今日ここへ配属されるＮＴ適性者の存在だった。
　事前の資料によれば、その適性者はアースノイドの為現在はＮＴとしての確証があるわけでは無いと報告される。
　しかし、その資料が示す適性者のパイロット特性は十二分に期待できるものだった。
「まだ諦めたわけではない」
　そう言ってフラナガンはイスの背もたれに体重を預ける。
　丁度その時、机の上の通信装置が鳴った。
　それが部下からのものであることを確認すると、フラナガンはすぐさま通信ボタンを押した。
　モニターに部下の姿が映る。
「お忙しいところ失礼致します、所長」
「どうした」
「民間に共同開発を持ちかけた例の準サイコミュとＰＣＳに関する事なのですが」
「どうかしたのか」
「はい。それが、各社から開発におけるデータ不足との連絡が入っておりまして」
「ほう、それで連中は何を欲しがってるんだ」
「ＮＴ適性者のテストパイロットを回して欲しいとの陳情が――」
　部下がそこまで言った途端、フラナガンは呆れた様に声を出した。

「馬鹿を言え。今、この研究所のどこにそんな余裕があるというのだ！」
「それは重々承知しております。しかし、先方からはＮＴ適性者が回されない限り準サイコミュおよびＰＣＳの開発は行なえない、と言われておりまして」
「連中め、足元を見おって……」
　軍に尻尾を振るしか能の無い軍需企業が、こんなときだけいい気な顔をする。
　そのことがフラナガンにとって非常に腹立たしかった。
　そもそも、現状で研究所のＮＴを外へ出せるわけが無い。
　だが、彼は軍需企業にＮＯと突きつけるわけにも行かなかった。
　ＰＣＳと準サイコミュの完成を頓挫させるわけにはいかないのだ。
「仕方があるまい」
　フラナガンは心底残念そうに言った。
「連中が提示しているプランの中で、一番まともな物を出しているのはどこだ」
「五十歩百歩で、なんとも言いがたいのですが」
「チーフとしての君の能力を信用している。思ったとおりに言ってくれ」
「恐らくはツィマッド社のプランが一番具体性の高いものかと」
　その言葉を聞くと、フラナガンはふむ、と頷いて間を取った。
「ならばツィマッドの連中に通達しろ。完全なＮＴでは無いが、適性の高いＮＴ候補者を一人送ってやるとな」
「了解です」
「だが、向こうに送るのにはまだ時間がかかるとも伝えておけ。詳細なデータを送るのにも最低で一週間はかかるだろう」
「分かりました」
「頼んだぞ」
　そう言うとフラナガンは部下との通信を切った。
「――まったく、気に食わん」
　そう呟くフラナガンの表情は怒りをかみ殺していた。
　
　
　
　
　コジマ基地の勢力下であるタイ国境であっても、　大量の難民の流入によって治安は大分悪い。
　そんな難民キャンプの中でも半ばスラムと化している一角があった。
　人とは不思議なもので、似た様な境遇同士の人間が自然と集まって共同体を作る。
　簡単に言えば、そこはゴロツキ達の居場所だった。

　そんなスラムの片隅で、青年と言うにはまだ早い少年がひとり佇んでいた。
　少年はただ人並みを見つめている。
　反吐が出そうだ、と少年は思う。
　マフィアの下っ端だの、兵隊崩れだの、こいつらはゴミみたいに生きてきた連中だ。
　そんな連中が嫌いで、そんな連中が集まったこの場所が大嫌いで、そしてそんな場所でしか生きられない自分がもっと嫌いだった。
　
　少年がしばらくの間辺りを眺めていると、彼の前に初老の男が歩み寄ってきて声をかけてきた。
　その男の頭は無残に禿げ散らかっている。
　少年はこの男と知り合いだった。
「ようワン。随分暇してるみてぇだが、仕事の方は順調なのか」
　男はそう言うと、笑いながら片手の人差し指をクイクイと折り曲げた。
「いや、このあたりじゃもう金目のもん持ってる奴はいないよ」
　ため息混じりにワンと呼ばれた少年はそう答える。
「だったらこんな所で呑気にしてる場合か？　検問所の方のキャンプの連中は色々と持っとるだろ」
「冗談。あっちじゃ兵隊の監視が厄介だってのはアンタに教わったことだぞ」
「そりゃそうだがな……で、どうする？　このまま餓死する気か？」
　半ば冷やかすような口調で言う男にワンは冷めた表情で返す。
「そのつもりはねえよ」
「かと言って他に方策もねえんだろ？」
　男の言葉を聞くとワンは黙ってしまった。
「そんなこったろうと思ったわ。だが、それも仕方ねぇ。お前の世話してくれてたアンちゃん、殺されちまったんだろう？」
　口を真一文字に結んで黙ったままのワンを尻目に男は話を続ける。
「俺もそんなお前を不憫に思ってよ、今日はもうけ話を持ってきてやったんだ。どうだ、乗るか？」
　もうけ話、という言葉に反応してワンは少しだけ顔を上げた。
「乗るかどうかの前に話の中身を教えてくれよ」
「勿論だ。だがこの話は絶対に漏らすんじゃねえぞ。コイツは相当なシノギだからな。そこら辺のチンピラにでも知られりゃただじゃすまん」
「何を今更。チンピラのシノギなんて今までに幾度となく首を突っ込んできただろ、アンタ」
「今回はそんなレベルじゃないんだよ。もの凄い量のヤクだ。それもこんなド田舎じゃまず手にはいらん代物のな。それをタダ同然の値段で腐るほど仕入れた」
「ヤクをタダ同然で？」
　それはワンにとって信じられない話だ。連邦の検閲の厳しいこの難民キャンプに薬を持ち込むのはとても難しい。それでも少量の薬を持ち込んでくる人間はいるが、売値は非常に高騰していた。
「一体どこから」
「それは言えんな」
　男の様子から仕入れ先はそこら辺のチンピラで無いことは確実だった。
「ワン、お前はとにかく薬をばら撒いてくりゃいいんだ。他のことは知る必要は無い」

　きな臭い、とワンは思う。
　しかし金は必要だった。
　世の中は明日の命も分からない人間で溢れている。
　特に難民の未来なんて絶望的だ。
　神にすがったって生活は良くなんてなりはしない。
　すがりつけるものが何も無いから、ここでは薬がよく売れる。
　死体を貪るハイエナみたいな稼業だ。
　だがその分この商売に手をつけたら最後。
　いつ、誰に殺されるかわからない。
　この稼業は足を突っ込めば突っ込むほど命の価値が安くなる。
　実際シノギのいざこざでゴミみたいに死んでいった人間をワンは嫌と言うほど知っていた。
　しかし選択の余地なんてものは無い。
　ワンは男から薬の売り手を引き受けると、男と共に人ごみの中へと消えて行った。
　
　
　
　タイ国境付近の荒れた道路を走る一台のジープがあった。
　ドラえもんの運転するジープである。
　余程荒れた道を走ってきたのだろう。
　傷だらけの車体は厳しい長旅を物語っている。
　しかし、それももう限界なのだろう。
　ジープのエンジンからはガスンガスンという音が鳴り響き、その度に車体が大きく揺れる。

　ガスンッ！！

　一際大きな音を立てて、急速に減速する。
　エンジン部分から黒煙が立ち込めると、とうとうジープは動かなくなった。
　すぐさま運転席からドライバーが降りてきてくる。
　ドラえもんはエンジンをチェックすると顔をしかめた。
「今まで騙し騙し乗って来たけど、こりゃあもうダメだぞ」
　ジョンの電気屋を出発して以来、長旅の中でこのジープが故障する事は幾度となくあった。
　その度何とか修理してきたドラえもんだった、流石に限界が来ていた。
　
「仕方ない、ここからは歩いていこう」
　そう言うとドラえもんはジープの荷台からリュックサックと一本の杖を取り出した。
　リュックサックを背負い、杖を地面に突き立てる。
　ドラえもんは緊張した面持ちで杖を見つめていた。
　その杖は言わずもがな、たずね人ステッキである。
　この世界でたった一つ、ドラえもんとのび太達をつないでくれる道具だ。
「頼むよ、たずね人ステッキ」
　そう言っていつもの様にステッキを倒す。
　カランと音を鳴らしてステッキの倒れた方角をドラえもんは眺めた。
　その先は木々の茂る険しい道である。
　しかし逃げるわけには行かなかった。
　今この瞬間も、のび太やしずちゃんやジャイアン達はドラえもんの助けを求めているのだ。
　この世界に迷い込んでから一月もの間苦しい思いをしている皆を思えば、それ以上の辛さなど彼には無かった。
　少しの間、決意を固めるようにステッキの先を眺めると、ドラえもんは黙々と歩き出した。
　
　
　もう半日は歩きとおしただろうか。
　日はとうに落ちたが、道は更に険しくなり、殆ど森の中のような状態だった。
　これ以上歩く事は危険と判断したドラえもんは、今夜はもうこの場に野宿しようと決めていた。
　適当に落ちている枯れ木を集め、火をつける。
　焚き火の前に腰を下ろすと、ドラえもんは水筒の水を呷った。
　ドラえもんは憔悴しきったように焚き火を見つめる。
　ゆらゆらと揺れる炎だけがドラえもんを照らしていた。

　一体こんな夜を何度すごしたのだろう。
　ドラえもんの胸は強い不安に覆われていた。
　果たして、こんな事をしていて本当にのび太たちを見つけることが出来るのだろうか？
　ジープが壊れ、徒歩になってしまった今となっては、改めて途方も無いことに思える。
　唯一のたずね人ステッキの性能も、的中率は７０％。
　こうして歩いている道が正しいという確証も無いのだ。
　そもそものび太達が同じこの世界に居るとも限られない。
　もしかしたら亜空間で離れ離れになって、全く別の世界に飛ばされている可能性もある。
　再び水筒の水を呷る。
　水筒の水も尽きようとしていた。
　
　こんな事を考えるのは止めよう。
　考えたってどうしようもない事じゃないか。
　僕に出来る事は、最善を尽くす事だけ。
　弱音なんて吐いてる場合じゃない。

　それにしても静かな夜だった。
　パチパチと、焚き火の燃える音だけが辺りに響く。
「それにしてもおなかが減ったなあ」
　ドラえもんの呟きとほぼ同時に、彼のおなかがグ～と鳴る。
「まだ保存食が少しあったかな」
　そういってリュックサックを漁る。
　そこで、ん？　とドラえもんは呟いた。
　なにか触りなれない感触のものがあったのだ。
　触ったところ、ひも状の物のようだった。
「なんだこれ」
　そう言ってリュックの中からその”何か”を摘み上げるドラえもん。
　ドラえもんが見たのは、彼の手に尻尾をつままれ、乾パンをかじりながら宙ぶらりんに鳴っているねずみの姿だった。
「う」
　一瞬世界中の空気が凍りついた。
　そして……、

「うぎゃ嗚呼ああアアア汗ｒｔｆｘｃｇｓふぇういいｄｒｆｔｇｙ藤子ｌ＠ｓｄふぁえ！！”！！Ｗ？！！！！？？！？！？？”えｗｑ！！！」

　まるでビックバンのような叫び声をあげてドラえもんは駆け出していた
　
　
　
　昼間は有象無象の難民達で賑わうこの難民キャンプも、夜の帳が落ちれば静けさに包まれる。
　そんな難民キャンプの片隅を、少年は全力疾走していた。
「くそっ、しくじった！」
　そんな少年の１００ｍほど後ろをライトを持った兵隊２～３人が追いかけている。
　少年は手に持った札束をギュッと握り締めた。
「せっかくこんだけ稼いだのに捕まってたまるか！」
　それは麻薬を売り捌いて得た収入だった。
　少年のズボンのポケットの中にも札束が顔をのぞいている。
　一見して相当な金額である事は間違いない。
　よほどの数が売れたのだろう。

　ただ少年にとって捌く商品が多すぎたのは逆に不運だったと言える。
　いつもなら麻薬は品薄で、一人のバイヤーが捌く薬の量は精々７～８人分。
　それがなんと、５０人分も手に入ってしまったのである。
　おかげで大金は舞い込むだろうが、反面リスクも大きい。
　それだけの数を捌けば、周りの目に付く可能性も高まるのだ。
　おかげで少年は麻薬を売る場面を兵隊に見つかってしまった。
　普段はスリや万引きで生計を立てているこの少年には荷が重すぎたのだ。
「ちっくしょおお！　なめんなよ！　こちとら走りだけは自信があんだ！！」
　そう言って少年は走るスピードを更に速めた。
　少年の走るスピードは、確かに目を見張るほど速かった。
　武装した兵隊達は、徐々に少年に引き離されてゆく。
　すると少年はすぐさま、建物の陰に隠れた。
　少年は走りだけでなく、土地勘でも兵隊達に負ける気はしなかった。
　なにせこの難民キャンプの裏道や隠れ家を少年は殆ど全て熟知しているのだ。
「くそ！　あのガキどこへ行きやがった！！」
「ちょこまかとすばしっこい野郎だ」
　兵士達は少年が隠れた場所辺りで足をとめ、辺りをキョロキョロと見渡した。
「ちっ、逃がしたか」
「だが、諦めるわけにはいかん。あんなガキがあれだけの量のヤクを持ってるなんて尋常じゃない。間違いなく裏には巨大な犯罪組織がある」
「マフィアとかか？」
「さあな、ともかくあのガキを捕まえて全てを吐かせる事だ」
「そうだな。よし、俺はあっちの方を探す」
「じゃあ俺は反対側に行くよ」
　そう言うと兵士達は散り散りに走り出した。
　少年は少し間を置いてから、物陰からその様子を覗き込む。
　既に兵士たちは何処かへ行ったようで、そこには誰も居なかった。
「ふう、どうにか命拾いしたぜ」
　片手で腰の辺りを叩きながら、物陰から出てくる少年。
　両手を夜空に掲げ、んーっと間延びをする少年。
「だけど、厄介なことになったぞ」
　少年は考えこむ。
　この様子じゃ明日から難民キャンプ中の監視は大変な事になるだろう。
　ここの難民キャンプはかなり巨大だが、所詮は閉鎖された空間だ。
　永遠に逃げ切れるものでも無いだろう。
　そう考えながら、少年は夜空を見上げた。
　もう潮時かな、と夜空に浮かぶ月を見上げながら少年は思う。
　家族はみんな戦争で死んだし、自分を可愛がってくれた兄貴分の青年もいざこざに巻き込まれて死んだ。
　今仲間と思えるのは犯罪を斡旋してくるじじいだけだ。
　そもそも仲間と言ったって、そこにはお互い情なんて有りはしなかった。
　生きる為に、ただ互いを利用しあっていただけなのだ。

　いい機会だ、と少年は思う。
　もうこの難民キャンプを出よう。
　ラッキーなことにとりあえず金だけはあった。
　これだけの金があれば当分は困らないだろう。
　そう決意すると、少年は秘密の抜け道を通り、難民キャンプの外へと逃亡したのだった。
　
　
　難民キャンプも静かだったが、キャンプの外は余計に静かだった。
　荒れ果てた道を歩いてゆく。
　勿論、少年には行くあてなどなかった。
　ずっと歩き続ければいずれは何処かへたどり着くだろう、その程度の考えで少年は歩き続ける。
　考えなしではあったが、たどり着く場所がどんな場所だって少年には生きてゆく自信があった。

　そうしてしばらく歩いていると、少年は「う～」という何かの鳴き声を聞いた。
「……野良犬か？」
　咄嗟に身構え、耳を澄ます少年。
　しかし、その声は野犬の鳴き声と言うには随分弱々しかった。
　なんというか、弱って誰か助けを求めているような、そんな声だった。
　少年はなんだかその声の主が気にかかった。
　同時に、厄介ごとに巻き込まれたくない、とも思う。
　その声を発するのが何者なのか。
　確かめようか、確かめまいか、少年は少しだけ考え込んだ。
「まあ、あんな弱ってる声の奴じゃなんかあってもすぐに逃げられんだろ」
　そう思うと少年は声のする方向へ歩き出した。
「なんだ、人の声かこれ？」
　近づいてゆくにつれ、少年にはその声が人の呻き声のように聞こえていた。
　歩けば歩くほど、その確信は強まっていく。
　そして、遂に声の主の目の前に到着し、少年は絶句した。
「な、なんだコイツ！？」
　少年が驚くのも無理は無い。
　少年の目の前に倒れているのは、予想外のものだった。
　そこに居るのは明らかに人間ではなかった。
　かといって、それは少年の知るどの動物とも違う。
　肌は毛が全くなくツルツルしていて、そして真っ青だった。
　少年は何かのロボットかとも思ったが、ロボットにしてはやたらと有機的すぎる。
　少年にはこの生き物が何なのか全く見当がつかなかった。
　あえて例えるなら、耳の無い青狸と言ったところだろうか？
　しかし、例えそういう動物だとしても、明らかにこの生き物は人の言葉のようなものを呻いている。
　人の言葉を操るツルピカ青狸。
　果たしてそんなものがこの世に存在してもいいのだろうか？
「ま、まさかＵＭＡ！？」
　そんなことを呟きながら、少年は不思議な生き物を眺める。
　しかし不思議な生き物は依然として唸るばかりで一向に起き上がる気配が無かった。
「お～い、大丈夫か」
　そう言いながら、少年は小枝で不思議な生き物をつっつく。
「おあｄじえごぇ＠おぃ……ムニャ」
　不思議な生き物は何か寝言のようなものを呟いた。
　しかし、少年にはその意味が分からなかった。
「起きないなら俺は行くぜ」
　少年はこの不思議な生き物に興味を引かれてはいた。
　ただ、どうすればいいのかも分からない。
　ま、あの変な生き物も目が覚めれば自分の力でどうにかするっしょ、きっと。
　そんな思いで、不思議な生き物に背を向ける。
　その時。
「ウニャムニャ……ノビタ……ノビタ……クン…ムニャ」
　その呻き声だけがやけに寂しそうで、少年はその生き物に振り向かずには居られなかった。
　
　
　
「ワン、これはどういうことだ。説明しろ」
　そう言ったのは昼間ワンに仕事を斡旋していた男だ。
　男は深夜に自分の隠れ家へやって来たワンを睨み付けながら言った。
「オメエ、今日の昼間に兵隊どもにヤク捌いてるところをバレたらしいじゃねえか」
「すまねぇ」
「すまねぇで済むかボケェ！　てめぇ一人のミスでここいらの仲間全員の足引っ張る事になったんだぞ！」
　そう言って男は鋭い眼光でワンを睨み続けた。
　無言のまま時が流れる。
　ふと、男はワンから視線を逸らし、彼の足元に倒れている青い狸のようなものに目を落とした。
「それに、そこにいるわけの分からん青狸は何なんだ？　着ぐるみか？」
「いや、それは俺にも分からねぇんだ。たぶん生き物だと思うんだけど……」
「生き物ぉ？　そんな気持ち悪い生きもんがいるわけねぇだろ！」
「本当なんだ、信じてくれ」
　ワンは真剣な眼差しで男を見つめた。
「コイツ、さっき人間の言葉みたいのをしゃべってたんだ。寝言みたいで何言ってるか分かんなかったけど、凄い寂しそうだった。きっと仲間と逸れたんだよきっと！」
「仲間って、狸仲間とか？　赤狸とか」
「たぶん……」
「バカらしい」
　ワンの事は早熟な子供だと思っていたが、所詮はちょいと擦れただけのガキか。
　そんなことを思いながら、男はため息混じりに背を向ける。
　しかし、ワンは男の背中にしがみついた。
「なあ、頼むよジジイ！　この青狸をジジイの家で匿ってくれよ！！」
「だめだ」
「頼むって！　金ならあるから！！」
「生憎。稼業以外でガキから金巻き上げるほど腐ったつもりはねぇよ」
「お願いだよジジイイイイイイイ！！」
「静かにしろ！　兵隊に怪しまれんだろ！！」
　男はワンに振り返って怒鳴りつけた。
　しかしそれでもワンは怯まない。
「コイツが元気になるまででいいんだよ」
「しつけぇな！　大体おめぇはなんでそこまでコイツに――」
　そんなに肩入れしてやがるんだ。
　男はその言葉を言おうとして、それを飲み込んだ。
　ワンの瞳を見れば、それは聞くまでも無いことだった。
　きっと、戦争で親を亡くしてさまよっていた自分を、この青狸と重ねているのだろう。
「チィッ」
　男は舌打ちすると、片手で頭を掻いた。
　ただでさえ禿げ散らかった頭が、余計に無造作になる。
「しかたねえな。少しの間だけだぞ」
「本当！？　ありがとうジジイ！！」
　ワンは本当に嬉しそうな顔をして男に抱きついた。
　そんなワンとは対照的に、俺も焼きが回ったもんだぜ、と男はため息をついていた。
　
　
　
『おーい！　みんなー！　助けに来たよー！』
　ドラえもんは真っ暗な闇の中でそう叫んでいた。
『のび太くーん！　しずちゃーん！　ジャイアーン！　スネ夫ー！　出来杉くーん！』
　そう叫んでも、何の返事も無い。
　ドラえもんの声だけが虚しく響き渡る。
　それでもドラえもんは叫び続けた。
『おーい！　みんなどこだー！　おーい！』
　必死で叫ぶドラえもん。
　するとその願いが通じたのか、ふと遠くの方にのび太らしき姿が見えた。
『おーい、のび太くーん！！』
　ドラえもんは渾身の力で叫んだが、のび太はその声に気づいていないようだった。
　のび太はそのままドラえもんに背を向けると、何処かへ向かって歩き出した。
『待ってえ～！！』
　ドラえもんは全力でのび太を追いかける。
　しかし走っても走っても何故だか距離は近づかず、のび太の姿はどんどん遠ざかっていく。
　ドラえもんはもう一度大声で叫んだ。


『のび太く～ん！　ここだよ！！！！　僕はここに居るよ！！」


　ドラえもんはベッドから飛び起き、そして辺りをキョロキョロと見渡した。
　そして「あれっ？」と呟いた。
「――のび太くん？」
　しばし呆然と辺りを見渡す。
　ここにはのび太はおらず、あるものといえば汚い生活用品とガラクタのようなものばかりだった。
　見たところ、どうも廃品などを利用して作られたテントのようである。
　その光景を見て、自分が見ていたのが夢であった事に気づく。
「…のび太くん」
　寂しそうにそう呟いて、ドラえもんは再び部屋を見渡した。
　見覚えの無い場所だった。
　何故こんなところに居るのだろう。

　必死に記憶を手繰る。
　僕はずっとジープに乗って皆を探してて。
　そうだ、ジープが壊れて僕は徒歩で旅を続けてたんだ。
　そして、夜になって歩きつかれて、焚き火をして、それで――。
「そうだ、ねずみ！」
　ドラえもんは、思い出した！　というように両手をポン、と叩いた。
　次いで絶叫した。
「居ないっ！？！？　ここにはねずみ居ないっ！？！？」
　慌てて布団から這い出て、血眼で辺りを探るドラえもん。
　しかしあたりにねずみの姿は見つからなかった。
「ふぅ……良かった」
　ほっと胸をなでおろすドラえもん。
　しかしこれでドラえもんは合点がいった。
　僕はねずみに驚いて急いで走り出したのだ。
　そして何かに足をとられて転んだんだった。
　きっとその時に気を失って、そこを誰かに助けられたのだろう。
　そうしてドラえもんが自分の置かれた状況を飲み込みつつあった頃、テントに一人の少年が入ってきた。
　年頃で言えばのび太達とさほど変わらない少年だった。
　服は擦れてあちこちに穴が開いており、頬にも大きな傷跡がある。
　そして、子供とは思えない眼光の鋭さがその少年の歩んできた人生を物語っていた。
「やあやあ、君が助けてくれたんだね。どうもありがとう」
　ドラえもんはそう言うと笑顔で握手を求めた。
　そのドラえもんの様子に少年も安心したのか、少年もまた安堵の表情を見せる。
　しかし、それでもまだドラえもんを警戒しているのだろう。
　少年は少しドラえもんから距離を取っていた。
　しかし、そんな少年の反応にドラえもんは慣れていた。
　どうもこの世界では、ＭＳなんていう巨大なロボットが居る割に、ドラえもんのような家庭用ロボットが普及しているわけではないのだ。
　おかげで行く先々で彼は奇異な視線に晒されて来た。
　まぁ、そもそもそれは２０世紀でも同じ事だったのだが……。
「ぼく、ドラえもんて言うんだ。よろしくね」
　少年を安心させようと、ドラえもんはニッコリ笑った。
「そうだ、助けてもらったお礼に何かプレゼントをあげないと。まあプレゼントなんて言っても、乾パンくらいしかなんだけど――」
　ドラえもんはその先を話そうとして、絶句した。

　――無い。

　――無い。

　無いのだ。
　リュックも。
　その中に入っていた食料も、工具も。
　そして、”たずね人ステッキ”も、何もかもみんな無いのだ。
　ショックのあまりドラえもんはしばし固まってしまった。
　食料や道具だけならまだ良かった。
　そんなものは何かしらで代えはきく。
　しかし、たずね人ステッキだけは無くすわけにはいかなかった。
「あ、あの！　僕が倒れてた辺りにステッキなかった！？」
　少年の両肩を掴んで思い切り前後に揺する。
　すると少年は驚いた様子で何かをドラえもんに訴えた。
　ドラえもんには『何言ってんだかわからないよ！』と少年が伝えようとしているのが分かった。
「ほんやくこんにゃくがあれば……」
　そう言ってみたところで、ドラえもんの四次元ポケットは完全におしゃかだ。
　困惑のあまり、表情が曇る。
「しかし、本格的に困ったぞこれは」
　とにかくたずね人ステッキだけでも探し出さなければ。
　そう思い、自分が倒れていた場所を問いただす。
　だが、どんなに説明しても少年には意図が通じないようだった。
「仕方ない。こうなったら一人で探そう」
　ドラえもんは少年に助けてくれたお礼を言うとテントの外へ出ようとした。
　しかし丁度その時、外から一人の男が入ってきた。
　薄毛の初老の男だ。
　男がジロリとドラえもんを睨む。
「やあー、どうも！　ここはあなたとあの子のテントなんですか？　お世話になりました」
　すかさずドラえもんはフレンドリーな口調で話しかけた。
　しかし、男の表情はかなり不機嫌そうである。
（うーん、このおじさんにはも嫌われてるみたいだなぁ、どうも）
　男を怒らせないように愛想を振りまきつつ、後ずさりするどらえもん。
　しかし、男はあっさりドラえもんから視線を逸らすと、少年に向かって口を開いた。

「青狸のヤツ目が覚めたみてぇだな、ワンよ」
「うん。ジジイのおかげだ！」
　少年は純粋な笑顔を作る。
　男は咄嗟にワンから視線を逸らした。
　子供のこういう表情は苦手だ、と思う。
「お前の言ってた通りだな。この青狸、本当に言葉を話すみてぇだ」
「だろう？　でも外国語みたいで俺には何言ってるか分からないんだ。ジジイは分かる？」
「俺にもよお分からん。だが、日本語じゃねぇか？　難民キャンプの日本人達のしゃべり方に似てる」
「へぇー。じゃあコイツ日本人なんだ」
「日本人……ねぇ」
　どっちかってーと”日本狸”って感じだがな、と内心男は思う。
「まぁそんな事はどうでもいい。コイツが何狸だろうと俺の知った事じゃねぇからな」
　男は咳払いした。
　そして改めて鋭い眼差しをワンに向ける。
「ともかくだ。青狸も元気になったみてぇだし、ソイツ連れてとっとと出てってくれ」
　男の言葉に、ワンの表情は一気に暗くなった。
「もう少しだけ頼むよ」
「ダメだ」
「お願いだよジジイ！」
「ダメだったらダメだ」
「ジジィ～～！！」
「もうその手には乗らねぇぞっ！」
　男は突き放すように言った。
　俯くワン。
　ドラえもんはそんな２人を、なす術なく見守っている。
「こちとら手前の生活があるんだよ。兵隊に顔割れてるお前と、そんな訳の分からねぇ青狸に居座られたんじゃ稼業にならねぇ」
「でも！」
「“でも”じゃねぇ。ガキだからって駄々こねんな。いいか、これだけは覚えとけ。このご時世ガキだの、弱者だの、そんな事で助けて貰えると思うな。今はどいつもこいつ自分一人守るんで精一杯なんだよ。ガキだからって甘えてると、野垂れ死ぬのはお前自身だぞ」
「……」
　ワンは黙ったまま考え込んでいるようだった。
「……分かったよ」
　ワンは寂しそうにそう言った。
　そしてドラえもんに振り返ると、手で『ついて来い』と合図した。
「今までありがとうな、ジジイ」
　ワンはテントを出る間際にそう言った。
　しかし、男はワンに背を向けたまま返事をすることは無かった。
　
　
　
　
　ジュージュー！
　カシャンカシャン！

　強力な火力と、豪快なフライパン捌きの織り成す調理音が今日もホイ達の店に鳴り響いていた。
　フライパンで炒めたチャーハンを、サッと手早く皿に盛り付ける。
　そのボリューム感たるや難民キャンプで店を構えてるとは思えないほどである。
「マスター、ご馳走さま！」
　客の一人の男が大きな声で言った。
「あいよ！」
　店主が気のいい笑顔でそれで返す。
「どうもありがとうございます」
　調理をしている店長に代わってホイが客から代金を預かる。
　それを清算し釣りを手渡す。
「しかし、この店の存在はほんと有難いよ」
　ホイから釣りを受け取りながら客が言った。
「ここに来ると昔の生活を思い出せるんだ。なにせ、こんな状況だろ？　前の生活と何もかも変わっちまった。金なんて殆ど、紙くずに鉄くずみてぇなもんだ」
「いえ、大事な御代ですよ」
　ホイはそう言って頭を下げた。
「本当だよ、店員さん。だからこそ嬉しいんだ。こうして金払って、飯を食って。そんな当たり前の生活も、ここに来ねぇと忘れちまうんだわ」
「僕もそうですよ。こうしてお客さんと接していると活力が沸くんです」
「まったく、まだ一年も経ってねぇって言うのにねぇ」
　客はそう言うと深刻な顔をした。
　しかし、すぐに思い直したように笑顔を作る。
「っと、すまねえな店員さん暗い話しちまって！　俺も頑張るから店員さんも頑張ってよ！　この値段設定じゃ自転車操業だろうけどさ」
「はは、全くですよ。またお待ちしてます！」
　笑顔で帰っていく客をホイは見送った。    </description>
    <dc:date>2009-11-27T11:44:49+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nobita/pages/99.html">
    <title>61ページ目</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nobita/pages/99.html</link>
    <description>
      ・329 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/25(水) 00:46:15.17 ID:kBiZAMMo

　年頃で言えばのび太達とさほど変わらない少年だった。
　服は擦れてあちこちに穴が開いており、頬にも大きな傷跡がある。
　そして、子供とは思えない眼光の鋭さがその少年の歩んできた人生を物語っていた。
「やあやあ、君が助けてくれたんだね。どうもありがとう」
　ドラえもんはそう言うと笑顔で握手を求めた。
　そのドラえもんの様子に少年も安心したのか、少年もまた安堵の表情を見せる。
　しかし、それでもまだドラえもんを警戒しているのだろう。
　少年は少しドラえもんから距離を取っていた。
　しかし、そんな少年の反応にドラえもんは慣れていた。
　どうもこの世界では、ＭＳなんていう巨大なロボットが居る割に、ドラえもんのような家庭用ロボットが普及しているわけではないのだ。
　おかげで行く先々で彼は奇異な視線に晒されて来た。
　まぁ、そもそもそれは２０世紀でも同じ事だったのだが……。
「ぼく、ドラえもんて言うんだ。よろしくね」
　少年を安心させようと、ドラえもんはニッコリ笑った。
「そうだ、助けてもらったお礼に何かプレゼントをあげないと。まあプレゼントなんて言っても、乾パンくらいしかなんだけｄ――」
　ドラえもんはその先を話そうとして、絶句した。

　――無い。

・331 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/25(水) 01:00:26.88 ID:kBiZAMMo
　――無い。

　無いのだ。
　リュックも。
　その中に入っていた食料も、工具も。
　そして、”たずね人ステッキ”も、何もかもみんな無いのだ。
　ショックのあまりドラえもんはしばし固まってしまった。
　食料や道具だけならまだ良かった。
　そんなものは何かしらで代えはきく。
　しかし、たずね人ステッキだけは無くすわけにはいかなかった。
「あ、あの！　僕が倒れてた辺りにスッテキなかった！？」
　少年の両肩を掴んで思い切り前後に揺する。
　すると少年は驚いた様子で何かをドラえもんに訴えた。
　ドラえもんには『何言ってんだかわからないよ！』と少年が伝えようとしているのが分かった。
「ほんやくこんにゃくがあれば……」
　そう言ってみたところで、ドラえもんの四次元ポケットは完全におしゃかだ。
　困惑のあまり、表情が曇る。
「しかし、本格的に困ったぞこれは」
　とにかくたずね人ステッキだけでも探し出さなければ。
　そう思い、自分が倒れていた場所を問いただす。
　だが、どんなに説明しても少年には意図が通じないようだった。

・333 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/25(水) 01:18:34.56 ID:kBiZAMMo
「仕方ない。こうなったら一人で探そう」
　ドラえもんは少年に助けてくれたお礼を言うとテントの外へ出ようとした。
　しかし丁度その時、外から一人の男が入ってきた。
　薄毛の初老の男だ。
　男がジロリとドラえもんを睨む。
「やあー、どうも！　ここはあなたとあの子のテントなんですか？　お世話になりました」
　すかさずドラえもんはフレンドリーな口調で話しかけた。
　しかし、男の表情はかなり不機嫌そうである。
（うーん、このおじさんにはも嫌われてるみたいだなぁ、どうも）
　男を怒らせないように愛想を振りまきつつ、後ずさりするどらえもん。
　しかし、男はあっさりドラえもんから視線を逸らすと、少年に向かって口を開いた。

「青狸のヤツ目が覚めたみてぇだな、ワンよ」
「うん。ジジイのおかげだ！」
　少年は純粋な笑顔を作る。
　男は咄嗟にワンから視線を逸らした。
　子供のこういう表情は苦手だ、と思う。
「お前の言ってた通りだな。この青狸、本当に言葉を話すみてぇだ」
「だろう？　でも外国語みたいで俺には何言ってるか分からないんだ。ジジイは分かる？」
「俺にもよお分からん。だが、日本語じゃねぇか？　難民キャンプの日本人達のしゃべり方に似てる」
「へぇー。じゃあコイツ日本人なんだ」
「日本人……ねぇ」
　どっちかってーと”日本狸”って感じだがな、と内心男は思う。
「まぁそんな事はどうでもいい。コイツが何狸だろうと俺の知った事じゃねぇからな」
　男は咳払いした。
　そして改めて鋭い眼差しをワンに向ける。
「ともかくだ。青狸も元気になったみてぇだし、ソイツ連れてとっとと出てってくれ」
　男の言葉に、ワンの表情は一気に暗くなった。

・334 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/25(水) 01:20:13.55 ID:kBiZAMMo
「もう少しだけ頼むよ」
「ダメだ」
「お願いだよジジイ！」
「ダメだったらダメだ」
「ジジィ～～！！」
「もうその手には乗らねぇぞっ！」
　男は突き放すように言った。
　俯くワン。
　ドラえもんはそんな２人を、なす術なく見守っている。
「こちとら手前の生活があるんだよ。兵隊に顔割れてるお前と、そんな訳の分からねぇ青狸に居座られたんじゃ稼業にならねぇ」
「でも！」
「”でも”じゃねぇ。ガキだからって駄々こねんな。いいか、これだけは覚えとけ。このご時世ガキだの、弱者だの、そんな事で助けて貰えると思うな。今はどいつもこいつ自分一人守るんで精一杯なんだよ。ガキだからって甘えてると、野垂れ死ぬのはお前自身だぞ」
「……」
　ワンは黙ったまま考え込んでいるようだった。
「……分かったよ」
　ワンは寂しそうにそう言った。
　そしてドラえもんに振り返ると、手で『ついて来い』と合図した。
「今までありがとうな、ジジイ」
　ワンはテントを出る間際にそう言った。
　しかし、男はワンに背を向けたまま返事をすることは無かった。


・335 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/25(水) 01:22:40.97 ID:kBiZAMMo


　ジュージュー！
　カシャンカシャン！

　強力な火力と、豪快なフライパン捌きの織り成す調理音が今日もホイ達の店に鳴り響いていた。
　フライパンで炒めたチャーハンを、サッと手早く皿に盛り付ける。
　そのボリューム感たるや難民キャンプで店を構えてるとは思えないほどである。
「マスター、ご馳走さま！」
　客の一人の男が大きな声で言った。
「あいよ！」
　店主が気のいい笑顔でそれで返す。
「どうもありがとうございます」
　調理をしている店長に代わってホイが客から代金を預かる。
　それを清算し釣りを手渡す。
「しかし、この店の存在はほんと有難いよ」
　ホイから釣りを受け取りながら客が言った。
「ここに来ると昔の生活を思い出せるんだ。なにせ、こんな状況だろ？　前の生活と何もかも変っちまった。金なんて殆ど、紙くずに鉄くずみてぇなもんだ」
「いえ、大事な御代ですよ」
　ホイはそう言って頭を下げた。
「本当だよ、店員さん。だからこそ嬉しいんだ。こうして金払って、飯を食って。そんな当たり前の生活も、ここに来ねぇと忘れちまうんだわ」
「僕もそうですよ。こうしてお客さんと接していると活力が沸くんです」
「まったく、まだ一年も経ってねぇって言うのにねぇ」
　客はそう言うと深刻な顔をした。
　しかし、すぐに思い直したように笑顔を作る。
「っと、すまねえな店員さん暗い話しちまって！　俺も頑張るから店員さんも頑張ってよ！　この値段設定じゃ自転車操業だろうけどさ」
「はは、全くですよ。またお待ちしてます！」
　笑顔で帰っていく客をホイは見送った。    </description>
    <dc:date>2009-11-27T11:05:16+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nobita/pages/98.html">
    <title>60ページ目</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nobita/pages/98.html</link>
    <description>
      ・309 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/04(水) 23:35:37.25 ID:JgNOJFw0

　難民キャンプも静かだったが、キャンプの外は余計に静かだった。
　荒れ果てた道を歩いてゆく。
　勿論、少年には行くあてなどなかった。
　ずっと歩き続ければいずれは何処かへたどり着くだろう、その程度の考えで少年は歩き続ける。
　考えなしではあったが、たどり着く場所がどんな場所だって少年には生きてゆく自信があった。

　そうしてしばらく歩いていると、少年は「う～」という何かの鳴き声を聞いた。
「……野良犬か？」
　咄嗟に身構え、耳を澄ます少年。
　しかし、その声は野犬の鳴き声と言うには随分弱々しかった。
　なんというか、弱って誰か助けを求めているような、そんな声だった。
　少年はなんだかその声の主が気にかかった。
　同時に、厄介ごとに巻き込まれたくない、とも思う。
　その声を発するのが何者なのか。
　確かめようか、確かめまいか、少年は少しだけ考え込んだ。
「まあ、あんな弱ってる声の奴じゃなんかあってもすぐに逃げられんだろ」
　そう思うと少年は声のする方向へ歩き出した。

・310 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/04(水) 23:59:40.04 ID:JgNOJFw0

「なんだ、人の声かこれ？」
　近づいてゆくにつれ、少年にはその声が人のうめき声のように聞こえていた。
　歩けば歩くほど、その確信は強まっていく。
　そして、遂に声の主の目の前に到着し、少年は絶句した。
「な、なんだコイツ！？」
　少年が驚くのも無理は無い。
　少年の目の前に倒れているのは、予想外のものだった。
　そこに居るのは明らかに人間ではなかった。
　かといって、それは少年の知るどの動物とも違う。
　肌は毛が全くなくツルツルしていて、そして真っ青だった。
　少年は何かのロボットかとも思ったが、ロボットにしてはやたらと有機的すぎる。
　少年にはこの生き物が何なのか全く見当がつかなかった。
　あえて例えるなら、耳の無い青狸と言ったところだろうか？
　しかし、例えそういう動物だとしても、明らかにこの生き物は人の言葉のようなものを呻いている。
　人の言葉を操るツルピカ青狸。
　果たしてそんなものがこの世に存在してもいいのだろうか？

・311 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/05(木) 00:07:50.69 ID:t0YRNO60
「ま、まさかＵＭＡ！？」
　そんなことを呟きながら、少年は不思議な生き物を眺める。
　しかし不思議な生き物は依然として唸るばかりで一向に起き上がる気配が無かった。
「お～い、大丈夫か」
　そう言いながら、少年は小枝で不思議な生き物をつっつく。
「おあｄじえごぇ＠おぃ……ムニャ」
　不思議な生き物は何か寝言のようなものを呟いた。
　しかし、少年にはその意味が分からなかった。
「起きないなら俺は行くぜ」
　少年はこの不思議な生き物に興味を引かれてはいた。
　ただ、どうすればいいのかも分からない。
　ま、あの変な生き物も目が覚めれば自分の力でどうにかするっしょ、きっと。
　そんな思いで、不思議な生き物に背を向ける。
　その時。
「ウニャムニャ……ノビタ……ノビタ……クン…ムニャ」
　そのうめき声だけがやけに寂しそうで、少年はその生き物に振り向かずには居られなかった。


・312 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/05(木) 00:19:15.63 ID:t0YRNO60



「ワン、これはどういうことだ。説明しろ」
　そう言ったのは昼間ワンに仕事を斡旋していた男だ。
　男は深夜に自分の隠れ家へやって来たワンを睨み付けながら言った。
「オメエ、今日の昼間に兵隊どもにヤク捌いてるところをバレたらしいじゃねえか」
「すまねぇ」
「すまねぇで済むかボケェ！　てめぇ一人のミスでここいらの仲間全員の足引っ張る事になったんだぞ！」
　そう言って男は鋭い眼光でワンを睨み続けた。
　無言のまま時が流れる。
　ふと、男はワンから視線を逸らし、彼の足元に倒れている青い狸のようなものに目を落とした。
「それに、そこにいるわけの分からん青狸は何なんだ？　着ぐるみか？」
「いや、それは俺にも分からねぇんだ。たぶん生き物だと思うんだけど……」
「生き物ぉ？　そんな気持ち悪い生きもんがいるわけねぇだろ！」
「本当なんだ、信じてくれ」
　ワンは真剣な眼差しで男を見つめた。
「コイツ、さっき人間の言葉みたいのをしゃべってたんだ。寝言みたいで何言ってるか分かんなかったけど、凄い寂しそうだった。きっと仲間と逸れたんだよきっと！」

・313 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/05(木) 00:41:59.25 ID:t0YRNO60
「仲間って、狸仲間とか？　赤狸とか」
「たぶん……」
「バカらしい」
　ワンの事は早熟な子供だと思っていたが、所詮はちょいと擦れただけのガキか。
　そんなことを思いながら、男はため息混じりに背を向ける。
　しかし、ワンは男の背中にしがみついた。
「なあ、頼むよジジイ！　この青狸をジジイの家で匿ってくれよ！！」
「だめだ」
「頼むって！　金ならあるから！！」
「生憎。稼業以外でガキから金巻き上げるほど腐ったつもりはねぇよ」
「お願いだよジジイイイイイイイ！！」
「静かにしろ！　兵隊に怪しまれんだろ！！」
　男はワンに振り返って怒鳴りつけた。
　しかしそれでもワンは怯まない。

・314 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/05(木) 00:44:22.27 ID:t0YRNO60
「コイツが元気になるまででいいんだよ」
「しつけぇな！　大体おめぇはなんでそこまでコイツに――」
　そんなに肩入れしてやがるんだ。
　男はその言葉を言おうとして、それを飲み込んだ。
　ワンの瞳を見れば、それは聞くまでも無いことだった。
　きっと、戦争で親を亡くしてさまよっていた自分を、この青狸と重ねているのだろう。
「チィッ」
　男は舌打ちすると、片手で頭を掻いた。
　ただでさえ禿げ散らかった頭が、余計に無造作になる。
「しかたねえな。少しの間だけだぞ」
「本当！？　ありがとうジジイ！！」
　ワンは本当に嬉しそうな顔をして男に抱きついた。
　そんなワンとは対照的に、俺も焼きが回ったもんだぜ、と男はため息をついていた。



・315 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/05(木) 00:46:03.64 ID:t0YRNO60



『おーい！　みんなー！　助けに来たよー！』
　ドラえもんは真っ暗な闇の中でそう叫んでいた。
『のび太くーん！　しずちゃーん！　ジャイアーン！　スネ夫ー！　出来杉くーん！』
　そう叫んでも、何の返事も無い。
　ドラえもんの声だけが虚しく響き渡る。
　それでもドラえもんは叫び続けた。
『おーい！　みんなどこだー！　おーい！』
　必死で叫ぶドラえもん。
　するとその願いが通じたのか、ふと遠くの方にのび太らしき姿が見えた。
『おーい、のび太くーん！！』
　ドラえもんは渾身の力で叫んだが、のび太はその声に気づいていないようだった。
　のび太はそのままドラえもんに背を向けると、何処かへ向かって歩き出した。
『待ってえ～！！』
　ドラえもんは全力でのび太を追いかける。
　しかし走っても走っても何故だか距離は近づかず、のび太の姿はどんどん遠ざかっていく。
　ドラえもんはもう一度大声で叫んだ。


『のび太く～ん！　ここだよ！！！！　僕はここに居るよ！！」


　ドラえもんはベッドから飛び起き、そして辺りをキョロキョロと見渡した。
　そして「あれっ？」と呟いた。

・316 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/05(木) 00:48:51.41 ID:t0YRNO60

「――のび太くん？」
　しばし呆然と辺りを見渡す。
　ここにはのび太はおらず、あるものといえば汚い生活用品とガラクタのようなものばかりだった。
　見たところ、どうも廃品などを利用して作られたテントのようである。
　その光景を見て、自分が見ていたのが夢であった事に気づく。
「…のび太くん」
　寂しそうにそう呟いて、ドラえもんは再び部屋を見渡した。
　見覚えの無い場所だった。
　何故こんなところに居るのだろう。

　必死に記憶を手繰る。
　僕はずっとジープに乗って皆を探してて。
　そうだ、ジープが壊れて僕は徒歩で旅を続けてたんだ。
　そして、夜になって歩きつかれて、焚き火をして、それで――。
「そうだ、ねずみ！」
　ドラえもんは、思い出した！　というように両手をポン、と叩いた。
　次いで絶叫した。
「居ないっ！？！？　ここにはねずみ居ないっ！？！？」
　慌てて布団から這い出て、血眼で辺りを探るドラえもん。
　しかしあたりにねずみの姿は見つからなかった。
「ふぅ……良かった」
　ほっと胸をなでおろすドラえもん。
　しかしこれでドラえもんは合点がいった。
　僕はねずみに驚いて急いで走り出したのだ。
　そして何かに足をとられて転んだんだった。
　きっとその時に気を失って、そこを誰かに助けられたのだろう。
　そうしてドラえもんが自分の置かれた状況を飲み込みつつあった頃、テントに一人の少年が入ってきた    </description>
    <dc:date>2009-11-27T11:03:42+09:00</dc:date>
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    <title>59ページ目</title>
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    <description>
      ・293 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/03(火) 02:27:50.93 ID:r516qBM0


　タイ国境付近の荒れた道路を走る一台のジープがあった。
　ドラえもんの運転するジープである。
　余程荒れた道を走ってきたのだろう。
　傷だらけの車体は厳しい長旅を物語っている。
　しかし、それももう限界なのだろう。
　ジープのエンジンからはガスンガスンという音が鳴り響き、その度に車体が大きく揺れる。

　ガスンッ！！

　一際大きな音を立てて、急速に減速する。
　エンジン部分から黒煙が立ち込めると、とうとうジープは動かなくなった。
　すぐさま運転席からドライバーが降りてきてくる。
　ドラえもんはエンジンをチェックすると顔をしかめた。
「今まで騙し騙し乗って来たけど、こりゃあもうダメだぞ」
　ジョンの電気屋を出発して以来、長旅の中でこのジープが故障する事は幾度となくあった。
　その度何とか修理してきたドラえもんだった、流石に限界が来ていた。

・294 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/03(火) 02:38:25.06 ID:r516qBM0
「仕方ない、ここからは歩いていこう」
　そう言うとドラえもんはジープの荷台からリュックサックと一本の杖を取り出した。
　リュックサックを背負い、杖を地面に突き立てる。
　ドラえもんは緊張した面持ちで杖を見つめていた。
　その杖は言わずもがな、たずね人ステッキである。
　この世界でたった一つ、ドラえもんとのび太達をつないでくれる道具だ。
「頼むよ、たずね人ステッキ」
　そう言っていつもの様にステッキを倒す。
　カランと音を鳴らしてステッキの倒れた方角をドラえもんは眺めた。
　その先は木々の茂る険しい道である。
　しかし逃げるわけには行かなかった。
　今この瞬間も、のび太やしずちゃんやジャイアン達はドラえもんの助けを求めているのだ。
　この世界に迷い込んでから一月もの間苦しい思いをしている皆を思えば、それ以上の辛さなど彼には無かった。
　少しの間、決意を固めるようにステッキの先を眺めると、ドラえもんは黙々と歩き出した。



・295 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/03(火) 02:57:54.29 ID:r516qBM0


　もう半日は歩きとおしただろうか。
　日はとうに落ちたが、道は更に険しくなり、殆ど森の中のような状態だった。
　これ以上歩く事は危険と判断したドラえもんは、今夜はもうこの場に野宿しようと決めていた。
　適当に落ちている枯れ木を集め、火をつける。
　焚き火の前に腰を下ろすと、ドラえもんは水筒の水を呷った。
　ドラえもんは憔悴しきったように焚き火を見つめる。
　ゆらゆらと揺れる炎だけがドラえもんを照らしていた。

　一体こんな夜を何度すごしたのだろう。
　ドラえもんの胸は強い不安に覆われていた。
　果たして、こんな事をしていて本当にのび太たちを見つけることが出来るのだろうか？
　ジープが壊れ、徒歩になってしまった今となっては、改めて途方も無いことに思える。
　唯一のたずね人ステッキの性能も、的中率は７０％。
　こうして歩いている道が正しいという確証も無いのだ。
　そもそものび太達が同じこの世界に居るとも限られない。
　もしかしたら亜空間で離れ離れになって、全く別の世界に飛ばされている可能性もある。
　再び水筒の水を呷る。
　水筒の水も尽きようとしていた。

・296 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/03(火) 03:16:55.42 ID:r516qBM0

　こんな事を考えるのは止めよう。
　考えたってどうしようもない事じゃないか。
　僕に出来る事は、最善を尽くす事だけ。
　弱音なんて吐いてる場合じゃない。

　それにしても静かな夜だった。
　パチパチと、焚き火の燃える音だけが辺りに響く。
「それにしてもおなかが減ったなあ」
　ドラえもんの呟きとほぼ同時に、彼のおなかがグ～と鳴る。
「まだ保存食が少しあったかな」
　そういってリュックサックを漁る。
　そこで、ん？　とドラえもんは呟いた。
　なにか触りなれない感触のものがあったのだ。
　触ったところ、ひも状の物のようだった。
「なんだこれ」
　そう言ってリュックの中からその”何か”を摘み上げるドラえもん。
　ドラえもんが見たのは、彼の手に尻尾をつままれ、乾パンをかじりながら宙ぶらりんに鳴っているねずみの姿だった。
「う」
　一瞬世界中の空気が凍りついた。
　そして……、

「うぎゃ嗚呼ああアアア汗ｒｔｆｘｃｇｓふぇういいｄｒｆｔｇｙ藤子ｌ＠ｓｄふぁえ！！”！！Ｗ？！！！！？？！？！？？”えｗｑ！！！」

　まるでビックバンのような叫び声をあげてドラえもんは駆け出していた



・297 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/03(火) 03:32:17.93 ID:r516qBM0


　昼間は有象無象の難民達で賑わうこの難民キャンプも、夜の帳が落ちれば静けさに包まれる。
　そんな難民キャンプの片隅を、少年は全力疾走していた。
「くそっ、しくじった！」
　そんな少年の100mほど後ろをライトを持った兵隊２～３人が追いかけている。
　少年は手に持った札束をギュッと握り締めた。
「せっかくこんだけ稼いだのに捕まってたまるか！」
　それは麻薬を売り捌いて得た収入だった。
　少年のズボンのポケットの中にも札束が顔をのぞいている。
　一見して相当な金額である事は間違いない。
　よほどの数が売れたのだろう。

　ただ少年にとって捌く商品が多すぎたのは逆に不運だったと言える。
　いつもなら麻薬は品薄で、一人のバイヤーが捌く薬の量は精々７～８人分。
　それがなんと、５０人分も手に入ってしまったのである。
　おかげで大金は舞い込むだろうが、反面リスクも大きい。
　それだけの数を捌けば、周りの目に付く可能性も高まるのだ。
　おかげで少年は麻薬を売る場面を兵隊に見つかってしまった。
　普段はスリや万引きで生計を立てているこの少年には荷が重すぎたのだ。

・298 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/03(火) 03:37:38.71 ID:r516qBM0

「ちっくしょおお！　なめんなよ！　こちとら走りだけは自信があんだ！！」
　そう言って少年は走るスピードを更に速めた。
　少年の走るスピードは、確かに目を見張るほど速かった。
　武装した兵隊達は、徐々に少年に引き離されてゆく。
　すると少年はすぐさま、建物の陰に隠れた。
　少年は走りだけでなく、土地勘でも兵隊達に負ける気はしなかった。
　なにせこの難民キャンプの裏道や隠れ家を少年は殆ど全て熟知しているのだ。
「くそ！　あのガキどこへ行きやがった！！」
「ちょこまかとすばしっこい野郎だ」
　兵士達は少年が隠れた場所辺りで足をとめ、辺りをキョロキョロと見渡した。
「ちっ、逃がしたか」
「だが、諦めるわけにはいかん。あんなガキがあれだけの量のヤクを持ってるなんて尋常じゃない。間違いなく裏には巨大な犯罪組織がある」
「マフィアとかか？」
「さあな、ともかくあのガキを捕まえて全てを吐かせる事だ」
「そうだな。よし、俺はあっちの方を探す」
「じゃあ俺は反対側に行くよ」
　そう言うと兵士達は散り散りに走り出した。
　少年は少し間を置いてから、物陰からその様子を覗き込む。
　既に兵士たちは何処かへ行ったようで、そこには誰も居なかった。

・299 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/03(火) 03:41:21.68 ID:r516qBM0
「ふう、どうにか命拾いしたぜ」
　片手で腰の辺りを叩きながら、物陰から出てくる少年。
　両手を夜空に掲げ、んーっと間延びをする少年。
「だけど、厄介なことになったぞ」
　少年は考えこむ。
　この様子じゃ明日から難民キャンプ中の監視は大変な事になるだろう。
　ここの難民キャンプはかなり巨大だが、所詮は閉鎖された空間だ。
　永遠に逃げ切れるものでも無いだろう。
　そう考えながら、少年は夜空を見上げた。
　もう潮時かな、と夜空に浮かぶ月を見上げながら少年は思う。
　家族はみんな戦争で死んだし、自分を可愛がってくれた兄貴分の青年もいざこざに巻き込まれて死んだ。
　今仲間と思えるのは犯罪を斡旋してくるじじいだけだ。
　そもそも仲間と言ったって、そこにはお互い情なんて有りはしなかった。
　生きる為に、ただ互いを利用しあっていただけなのだ。

　いい機会だ、と少年は思う。
　もうこの難民キャンプを出よう。
　ラッキーなことにとりあえず金だけはあった。
　これだけの金があれば当分は困らないだろう。
　そう決意すると、少年は秘密の抜け道を通り、難民キャンプの外へと逃亡したのだった。    </description>
    <dc:date>2009-11-27T11:01:58+09:00</dc:date>
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    <title>58ページ目</title>
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    <description>
      ・277 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 21:41:46.67 ID:GINqAm.o

　のび太をのせた偽装船は無事にパ・ア・ソークへの入港を果たした。
「よし、無事に入港手続きが終わった」
　通信でパ・ア・ソークの入港管理局とのやり取りを終えると、船長が安堵の声を漏らした。
「ったく、こん時ばかりは毎回ヒヤヒヤしちまうぜ」
　そう言うと船長は近くに居る部下に声をかけた。
　貨物船員に扮したジオン兵が、貨物を船から降ろす。
　のび太もまたそれを手伝った。

降ろした貨物を、全て輸送用のトレーラーに積み込み終わると艦長がのび太の肩に手を回した。
「それじゃあな」
　さっぱりとした、だけど力強い声だった。
　艦長とて、自分の任務をよく承知している。
　こうしてこのコロニーにＮＴ適性者を運んできたのも一度や二度じゃない。
　いちいち感慨に浸っていてはこの仕事が勤まるはずもなかった。
　励ましてどうにかなる事でもないことは分かっている。
　だから彼は「頑張れよ」の一言は飲み込んでいた。

・278 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 22:10:50.27 ID:GINqAm.o
「君もあのトレーラーに乗っていくんだ」
　艦長はトレーラーを指差しながらそう行った。
　はい、とのび太はそれに頷く。
「その間暇だろうから、これでも食いな」
　そう言って艦長はのび太にスナック菓子を差し出した。
「アリガトウ」
　のび太は笑顔でそれに答える。
　艦長は複雑な気持ちだった。
「ほら、トレーラーの運ちゃんが呼んでる。早くいきな」
「ハイ。ココマデハコンデクレテアリガトウ！」
　そう言ってのび太はトレーラーに向かって駆け出していた。
　艦長は細い目でその背中を見送った。



・279 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 22:28:54.52 ID:GINqAm.o



　ＮＴ研究所の所長室ではフラナガンが高級なチェアに腰掛けていた。
　その表情は怒りを堪えられない様子だった。
「何故だ。何故こうも計画通りに進まん」
　小さく呟く。
　ＮＴ部隊創設。
　その計画の成就まであと一歩なのだ。
　ﾀﾞというのに、その一歩がどうしても進まなかった。
　すでにサイコミュを搭載した試作機は完成している。
　プランとしては量産化を考慮した、低コストのサイコミュ搭載機も完成しているのだ。
　ララア・スンを筆頭に能力の高いＮＴも数体揃っている。
　後はＮＴ能力を持つ人材の収集と養成がもう少し進めば良いだけなのだ。


・280 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 22:37:47.17 ID:GINqAm.o

　だと言うのに、ＮＴ能力の人為的強化はことごとく失敗の連続だ。
　Ｃランク以下とはいえ、貴重な適性者を数十体も犠牲にし、得た成果は僅か４体。
　それすらも１体を連邦のスパイに奪われ、。
　残りの３体の内の２体も実験中に発作を起こし、１体は植物状態、もう一体も精神的に不安定になり病棟で療養を余儀なくされている。
　唯一良好な状態を保っているNT-001はキシリア少将の下に送った為に手元にはない。
　そもそもここまで適性者の数が減ってしまえば、強化実験の計画そのものが遂行出来なかった。
　よもや、ＮＴ適性者の強化計画は断念せざるを得なかった。
　苦渋の決断だが仕方ない。
　今は、残りのＮＴ達のみを戦力として、それを一つも欠くことなく保持することが最大の目標であった。
　一人、黙するフラナガン。
「まあいい」
　ぽつりと呟く。
　そう、すでに起こった結果を悔やんでいる場合ではない。
　今は、ララア＝スン達の高次能力者の力を存分に発揮させること。
　その為にサイコミュの完成度を高め、それに応える高性能機を完成させることが命題なのだ。
　そしてそれと並行してＰＣＳと準サイコミュによる、新システムのＮＴ用兵器の開発も行なわなければいけない。
　だが、こちらの計画も非常に難航していた。

・281 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 22:38:51.75 ID:GINqAm.o
　唯一彼にとって救いと言えるのは、新しく今日ここへ配属されるＮＴ適性者の存在だった。
　事前の資料によれば、その適性者はアースノイドの為現在はＮＴとしての確証があるわけでは無いと報告される。
　しかし、その資料が示す適性者のパイロット特性は十二分に期待できるものだった。
「まだ諦めたわけではない」
　そう言ってフラナガンはイスの背もたれに体重を預ける。
　丁度その時、机の上の通信装置が鳴った。
　それが部下からのものであることを確認すると、フラナガンはすぐさま通信ボタンを押した。
　モニターに部下の姿が映る。
「お忙しいところ失礼致します、所長」
「どうした」
「民間に共同開発を持ちかけた例の準サイコミュとＰＣＳに関する事なのですが」
「どうかしたのか」
「はい。それが、各社から開発におけるデータ不足との連絡が入っておりまして」
「ほう、それで連中は何を欲しがってるんだ」
「ＮＴ適性者のテストパイロットを回して欲しいとの陳情が――」
　部下がそこまで言った途端、フラナガンは厭きれた様に声を出した。

・290 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/02(月) 22:46:22.79 ID:pB42Taw0
「馬鹿を言え。今、この研究所のどこにそんな余裕があるというのだ！」
「それは重々承知しております。しかし、先方からはＮＴ適性者が回されない限り準サイコミュおよびＰＣＳの開発は行なえない、と言われておりまして」
「連中め、足元を見おって……」
　軍に尻尾を振るしか能の無い軍需企業が、こんなときだけいい気な顔をする。
　そのことがフラナガンにとって非常に腹立たしかった。
　そもそも、現状で研究所のＮＴを外へ出せるわけが無い。
　だが、彼は軍需企業にＮＯと突きつけるわけにも行かなかった。
　ＰＣＳと準サイコミュの完成を頓挫させるわけにはいかないのだ。
「仕方があるまい」
　フラナガンは心底残念そうに言った。
「連中が提示しているプランの中で、一番まともな物を出しているのはどこだ」
「五十歩百歩で、なんとも言いがたいのですが」
「チーフとしての君の能力を信用している。思ったとおりに言ってくれ」
「恐らくはツィマッド社のプランが一番具体性の高いものかと」
　その言葉を聞くと、フラナガンはふむ、と頷いて間を取った。
「ならばツィマッドの連中に通達しろ。完全なＮＴでは無いが、適性の高いＮＴ候補者を１人送ってやるとな」
「了解です」
「だが、向こうに送るのにはまだ時間がかかるとも伝えておけ。詳細なデータを送るのにも最低で１週間はかかるだろう」
「分かりました」
「頼んだぞ」
　そう言うとフラナガンは部下との通信を切った。
「――まったく、気に食わん」
　そう呟くフラナガンの表情は怒りをかみ殺していた。

・282 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 23:15:45.06 ID:GINqAm.o

　コジマ基地の勢力下であるタイ国境であっても、　大量の難民の流入によって治安は大分悪い。
　そんな難民キャンプの中でも半ばスラムと化している一角があった。
　人とは不思議なもので、似た様な境遇同士の人間が自然と集まって共同体を作る。
　簡単に言えば、そこはゴロツキ達の居場所だった。

　そんなスラムの片隅で、青年と言うにはまだ早い少年がひとり佇んでいた。
　少年はただ人並みを見つめている。
　反吐が出そうだ、と少年は思う。
　マフィアの下っ端だの、兵隊崩れだの、こいつらはゴミみたいに生きてきた連中だ。
　そんな連中が嫌いで、そんな連中が集まったこの場所が大嫌いで、そしてそんな場所でしか生きられない自分がもっと嫌いだった。
　
　少年がしばらくの間辺りを眺めていると、彼の前に初老の男が歩み寄ってきて声をかけてきた。
　その男の頭は無残に禿げ散らかっている。
　少年はこの男と知り合いだった。

・283 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 23:19:27.98 ID:GINqAm.o
「ようワン。随分暇してるみてぇだが、仕事の方は順調なのか」
　男はそう言うと、笑いながら片手の人差し指をクイクイと折り曲げた。
「いや、このあたりじゃもう金目のもん持ってる奴はいないよ」
　ため息混じりにワンと呼ばれた少年はそう答える。
「だったらこんな所で呑気にしてる場合か？　検問所の方のキャンプの連中は色々と持っとるだろ」
「冗談。あっちじゃ兵隊の監視が厄介だってのはアンタに教わったことだぞ」
「そりゃそうだがな……で、どうする？　このまま餓死する気か？」
　半ば冷やかすような口調で言う男にワンは冷めた表情で返す。
「そのつもりはねえよ」
「かと言って他に方策もねえんだろ？」
　男の言葉を聞くとワンは黙ってしまった。
「そんなこったろうと思ったわ。だが、それも仕方ねぇ。お前の世話してくれてたアンちゃん、殺されちまったんだろう？」
　口を真一文字に結んで黙ったままのワンを尻目に男は話を続ける。

・284 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 23:21:05.57 ID:GINqAm.o
「俺もそんなお前を不憫に思ってよ、今日はもうけ話を持ってきてやったんだ。どうだ、乗るか？」
　もうけ話、という言葉に反応してワンは少しだけ顔を上げた。
「乗るかどうかの前に話の中身を教えてくれよ」
「勿論だ。だがこの話は絶対に漏らすんじゃねえぞ。コイツは相当なシノギだからな。そこら辺のチンピラにでも知られりゃただじゃすまん」
「何を今更。チンピラのシノギなんて今までに幾度となく首を突っ込んできただろ、あんた」
「今回はそんなレベルじゃないんだよ。もの凄い量のヤクだ。それもこんなド田舎じゃまず手にはいらん代物のな。それをタダ同然の値段で腐るほど仕入れた」
「ヤクをタダ同然で？」
　それはワンにとって信じられない話だ。連邦の検閲の厳しいこの難民キャンプに薬を持ち込むのはとても難しい。それでも少量の薬を持ち込んでくる人間はいるが、売値は非常に高騰していた。
「一体どこから」
「それは言えんな」
　男の様子から仕入れ先はそこら辺のチンピラで無いことは確実だった。
「ワン、お前はとにかく薬をばら撒いてくりゃいいんだ。他のことは知る必要は無い」

・285 名前：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日：2009/11/01(日) 23:22:20.06 ID:GINqAm.o
　きな臭い、とワンは思う。
　しかし金は必要だった。
　世の中は明日の命も分からない人間で溢れている。
　特に難民の未来なんて絶望的だ。
　神にすがったって生活は良くなんてなりはしない。
　すがりつけるものが何も無いから、ここでは薬がよく売れる。
　死体を貪るハイエナみたいな稼業だ。
　だがその分この商売に手をつけたら最後。
　いつ、誰に殺されるかわからない。
　この稼業は足を突っ込めば突っ込むほど命の価値が安くなる。
　実際シノギのいざこざでゴミみたいに死んでいった人間をワンは嫌と言うほど知っていた。
　しかし選択の余地なんてものは無い。
　ワンは男から薬の売り手を引き受けると、男と共に人ごみの中へと消えて行った。    </description>
    <dc:date>2009-11-27T10:53:32+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nobita/pages/84.html">
    <title>全まとめ05</title>
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    <description>
      「むー」
　研究員が部屋を出て行くと、アリアは残念そうにそう唸る。
「私、ＭＳの操縦なんてやだ」
　そう言うアリアを見ると出来杉はそんなアリアを励ました。
「いいんだよ、気にすることは無いさ」
　実際出来杉はそう思った。
　むしろ「ＭＳの操縦なんてやだ」と言ったアリアを嬉しいとさえ思う。
　アリアはとても純粋な性格をしている。
　そんな彼女に、ＭＳなんて兵器を好きになって欲しくは無いのだ。
　アリアに笑顔を投げかける出来杉。
「ほら、元気を出してアリア」
　そんな出来杉にアリアも少しだけ明るさを取り戻す。
「うん」
　小さく頷くアリア。
　そんな彼女にツンも声をかける。
「確かにシミュレーターの結果なんて気にする必要ないわ。あんなものはＮＴの素質と何にも関係ないもの」
　そう言ってアリアに向き合うツン。
「ＮＴの能力は人と深く共感しあう事の出来る力なのよ。あんなコンピューターのＭＳを撃破するシミュレーションなんて、本質的には関係ない事よ」
　ツンが言うと、出来杉もそれに同意する。
「僕もそう思う」
　そう言って少し難しい顔をする。
「そもそも、ＮＴの能力は戦争になんて使われるべきじゃないんだ」
　その出来杉の言葉を聞くと、ツンとアリアも複雑な表情をした。
　
　
　
　地球連邦軍統治下のタイ国境。
　ここにジャイアン達を連れてたどり着いたホイは、翌日には自慢のその料理の腕で定食屋で働いていた。
　その店はホイの専門である中華料理の店ではなかったが、ホイにはどんな料理でも作る自信がある。
　実際、店長はホイの作った料理を試食すると即採用を決めた。

　昼になって店が込んでくる時間帯になると、厨房は大忙しになる。
　決して大きな店ではないが、それでも４０人程度の客は入れるし出前もある。
「本当にホイ君がうちの店に来てくれてよかったよ」
　休む暇なく料理をしてるホイをみて店長がそう声をかける。
「手際がいいし腕も確かだ。客の間じゃホイ君が来てからウチの料理が美味くなったって評判だ」
　そう笑いながら話す店長。
「いえ、お礼を言うのは僕のほうですよ。こんな世の中で俺みたいな男を雇ってくれる人なんて店長くらいなもんです」
「ハッハッハ。こんな時世の中に、か。むしろこんなご時世だからこそ君を雇ったんだよ」
　そう言いながら店長は料理を一品作り終え、それを皿に盛り付けた。
「お～い、タケシ！　この品をアッチのお客さんに持って行ってくれ！」
　店長がそう言うと、カウンターからジャイアンが入ってくる。
　店長はそんなジャイアンに皿を渡すと、客の居るテーブルを指差す。
　それに分かったと頷くと、ジャイアンは皿を持って歩いていった。
「やはり子供だよ。頭がやらかい。なんだかんだで言葉もすぐに飲み込んじまう。あの子達は確か日本人だっけか？」
「えぇ、そうです」
「日本の方じゃあ結構な激戦だそうだからな。島国だけにでかい戦闘が起こると逃げ場が無い。この辺りにもかなり日本人が逃げてきたが、口をそろえて酷い惨状だったと言ってるよ。あの子達もきっと相当な苦労をして来たんだろうな」
　そう言いながら悲しそうな顔をする。
「日本に限ったことじゃねえ。戦争ってのは子供だろうと容赦はしてくれん。そんで、いつだって一番辛い思いをするのはなんの罪も無い子供達だ。だからこそ大人がしっかりして子供を守らなきゃならんというのに」
　そういうと店長は何かを思い出すような遠い眼をしてた。
　ホイにはその眼がとても悲しそうに見えて、きっとこの人にも何か辛い過去があったのだろうだろうなと彼は思った。
「子供を守るどころかこんなご時世じゃ自分一人食いつなぐどころか精一杯だ」
　店長は乾いたように「ヘッ」と笑った。
「精々、こうしてフライパンをひっくり返すくらいしか出来やせん」
「店長、そんなことなんて無いです。俺はそれはとても素晴らしいことだと思います。現に俺もタケシもスネオも、そしてここのお客さん達だってみんなこの店に助けられてるんですから」
「ありがとうホイ君。そう言ってくれると本当に嬉しいよ」
　そういうと店長は寂しげに笑顔を作った。
「だけど、俺は自分の息子が殺されたとき何も出来なかった。ただ銃撃とか砲弾の爆発に怯えてただけだったんだ。俺はたった一人の息子さえ守れない糞野郎だ」
「店長……」
　ホイは店長の肩にそっと手を差し出した。
　店長の目には涙が浮かんでいた。
　
　連日ホイ達は忙しなく働いていた。
　タイ国境の周辺には数え切れないほどの難民が集まっていたが、軍から支給される食料は明らかに不足している。
　その為食料を求める人達は数多くおり、殆ど原価と変わらない値段でメニューを出しているこの店にはひっきりなしに客がやって来ていた。
　気が付けばあっと言う間に閉店の時間というのがホイ達の毎日だった。
　店長は客が全員帰ったのを確認すると、いつものようにジャイアン達に店の掃除を命じた。
　ふと思い出したように店長が「そう言えば」とホイに話しかけた。
「ホイ君。君も聞いてると思うが最近ここいらは大分治安が悪い。兵隊の目を掻い潜って薬やなんやで商いしてる連中が増えた」
　そう言って顔をしかめる店長。
「難民の多くには職もなければ金も無い。連中はそういう人達に付け込んで利用しようとする。君にも妙な話を持ちかけてくる人間が居るやもしれんが気をつけてな」
　そう言う店長にホイは頷いた。
　こういった事情は何処にいても同じなんだな、と思う。ホイが住んでいたシーエンは、確固とした統治が無かった分もっと酷かった。
　戦争はあらゆる物を奪う。
　財産を奪い家族を奪い、人の心も奪う。
　誰だって生きるだけで精一杯になって、食っていくためには善も悪も言ってられなくなる。
　そういう人間たちをマフィアが顎で使って、麻薬や覚せい剤をばら撒く。
　そして最後にはチンピラや難民の命そのもので金を稼ぐ。

　それはきっと何処に行ったって変わらない。
　今は世界中が戦争で荒廃している。
　真っ当に生きられるほど優しい世界じゃない。

　だからこそだ、とホイは思う。
　不意に掃除しているジャイアン達をホイは見つめた。
　ホイにはいま４人の子供の命が圧し掛かっている。
　だからこそホイが真っ当に生きなければならなかった。
　
　
　
　キャリフォルニア第一ＭＳパイロット養成学校の校長室で、校長は椅子に座りながら軍から送られてきた書類に目を通していた。
　そして資料に一通り目を通すと、書類を両手でトントンと揃える。
　資料は全てのび太達訓練生による第１３基地防衛戦に関するものだった。
「訓練生のノビタ＝ノビを送り出す件だが、どうやら一週間後という事で決定したらしい。それも月へではなくフラナガンの本部があるサイド６にだそうだ。わざわざ本国より通達が来たよ」
「なんですって」
　初学年Ａクラスの担当教官は驚きのあまりついそう漏らした。
　そんな彼を尻目に、校長は話を続けた。
「あの活躍だ、軍が固執するのも無理は無い。何せ今のジオンにとってもっとも足りないものは人的資源だからな。その上彼は”若き救世主”としてジオン全土から注目を浴びつつある。ここから送り出すには彼は若すぎるが、この流れを我々が止めるなどできんよ」
　校長は教官をなだめるように、優しげに話す。
　しかし、教官の眼光は厳しかった。
「ですが学校長、ノビをフラナガンへ送り出すのはせめて基礎訓練を終えてからという条件だったはずです！」
　教官は厳しい口調でそう言った。
　校長はその教官の顔を見て、若いな、と思う。
　生徒を想う情熱は理解できるが、しかしそのような情は時としては組織を乱し、瓦解させる。
　教官とてそのくらいの事は百も承知だろう。
　その上でこのようなことを口走ってしまうのは、やはり彼がまだ若いからに違いない。
　だが校長として、彼はそんな甘さを容認するわけにはいかなかった。
　校長は複雑な気持ちで一度だけため息をついた。
「君の気持ちは分かるがね、作戦というものも命令というものも流動的なものだ。我々はその歯車のひとつでしかない」
「しかし校長。彼にはまだ戦士として生き残る術も、志も、まだ何も教えられていません。いくら操縦技術に秀でていたところで、このままでは彼は――！」
「それ以上は慎みたまえ」
　怒りの感情をあらわにする教官を、校長は鋭い目つきで睨み付けた。
「分が過ぎるぞ。君は一人の人間である以前にジオンの兵士だ。君も私も所詮は軍の資源にすぎん。それは生徒とて同じことだ」
「では、みすみす犬死させろと？　エースなどとはやし立てられたところで、その実情は常に苦しい任務に回されるだけの、いわば上層部の尻拭い役ではないですか！　そんな役をあんな年端も行かない子供に担わせろと？」
「黙らんかっ！！」
　教官の言葉に、今度は校長が激昂した。
　その剣幕に、教官も一瞬怯んだ。
「慎めと言っただろう。上層部の決定は絶対だ。それに逆らうというのなら、ジオンに逆らう反逆者と同義。一介の兵士風情に許されたことでは無いぞ」
　怒りのこもった校長のまなざしに、教官は俯く。
　教官は怒りをかみ締め、強く腕を握った。
「――、すみませんでした校長」
　教官は顔を伏せながらそう言った。
　彼にはそう言うしかなかった。
「分かればいい。このご時世どこで誰が聴いているかもわからんぞ。売国奴のレッテルを貼られたくなければ今後も口には気をつけることだ」
「はい」
「それでは、ノビタ＝ノビの件は後はこちらで処理する。君は準備だけさせておけばそれでいい」
「はい。それではノビタ＝ノビには、サイド６への移動の件を早速伝えます」
　そう言うと教官は敬礼した。
　その表情はひたすらに厳しかった。
　
　のび太がサイド６へと移送されることを聞いたのはつい先日のことだった。
　その日の朝、のび太は一時間目の訓練が始まる前に突然教官に呼び出された。
　そして突如一週間後に宇宙へ行ってもらうと告げられたのだ。
　当然のび太は驚いたが、教官はそんなのび太を労わる様子も無く、早々に荷物をまとめておけ、とだけ言ってのび太を返した。
　教室に戻るなり、のび太は早速フレンやライ達にそのことを打ち明けた。
　みんな複雑な表情だった。
　フレンやマグは「宇宙行きはジオン兵にとって光栄なことだよ」とのび太を称えたが、その顔はやはり寂しげだった。
　みんな口々にのび太を勇気付ける言葉を口にする。
　最初はこのクラスでのび太を認めているクスメートなんて居なかった。
　しかし今はみんながのび太を仲間と認めていた。
　特にフレンやライ達にとってのび太はただの友達ではない。
　共に命を懸けて戦った戦友なのだ。
　それはのび太にとっても同じである。
　のび太は感情を抑えきれず涙を見せた。
　
　それが昨日のことだった。
　のび太は自室のベッドの上でそのことを思い出していた。
　窓からは朝日が差し込んでいて、意識もしっかり起きている。
　だけど、のび太はどうしても起き上がる気になれなかった。
　授業は明日まで通常の訓練を受けるが、明後日からは宇宙への打ち上げに際する教習を受けなければならない。
　つまり、これまでのようにみんなと授業を受けられるのは明日で最後なのだ。
　それを考えると胸が張り裂けそうだった。
　もともとこの学校だって来たくて来た場所じゃない。
　それでもフレンやライ、そしてマグ、ナー。それ以外のたくさんの生徒達と友達になれた。
　そんな仲間達が居たから今まで頑張ってこれたんだ。
　その仲間達と離れるのは本当に辛かった。
　まして、今度の行き先は宇宙である。本当の孤独だ。
　いくらドラえもんだって、宇宙まで探し当てるとなると簡単な事じゃない。
　もしかしたらもうドラえもん達に合うことも、もとの時代に戻ってパパやママに会う事もできないのかもしれない。
　そう思うとのび太は嗚咽を漏らした。
　しかし、そんなのび太の悲しみを砕くように、今朝も部屋の中へ授業開始を告げるブザーが鳴る。
　のび太は目から溢れた涙を袖でぬぐうと、教材を鞄に詰めて部屋を出た。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　教室に入る。
　生徒達は一瞬のび太へ視線を向けると、すぐに教官へ視線を戻す。
　教官がのび太に厳しい目つきで「また遅刻だぞノビ！　罰として腹筋３００回！」と怒鳴る。
　いつもと同じ光景だった。
　ＭＳ戦術の基礎を説く授業は、いつも通りに淡々と進められる。
　なのに、クラスの皆、教官までもがどこか悲しげな顔をしていた。

　今日の教習と実技訓練が全て終わり、のび太は自室に戻った。
　部屋の明かりも付けずに、ひとまずベッドの上に転がる。

　二時間目の軍事近代史も。
　三時間目の身体訓練も。
　昼食の時間も。
　四時間目のＭＳシミュレートでも、皆がのび太を気遣って優しく声をかけてくれる。
　そしてのび太の宇宙行きを喜び、寂しがってくれている。
　その度のび太はやっぱり皆と別れるのがとても辛くて、怖くて、考えるだけで泣きそうになってしまう。
　だけど、とのび太は思う。
　こんな僕でも皆は認めてくれた。
　僕は胸を張って宇宙へ行かなくちゃいけないんだ。
　のび太は心に誓った。
　僕はもう泣かない、と。
　窓の外を見る。
　日は既に傾いていて、月が美しく輝き始めていた。
　
　
　養成学校の食堂では、生徒達が一斉に昼食を取っていた。
　食堂の席は自由席であり、基本的にどこに座っても良い。
　しかし、食堂の中央の席は食堂のテレビモニターが見えやすく、常に上級生達が占領している。
　下級生は細々と隅の席で昼食を取るのが一種の慣例になっていた。
　
　ガヤガヤと、食堂のあちこちから生徒達の話し声が聞こえる。
　彼らの視線は一様に食堂の中央の席に注がれていた。
　生徒達の注目を一身に受ける生徒は、まだ初学年の生徒、ライ＝バールだった。

「おいおい、あいつ１年の癖に何であの席座ってんだよ。あそこは４年お気に入りの溜まり場だぜ」
「俺ら３年でも絡まれるのがこえーから近づけねえってのに。隣の４年めっちゃくちゃアイツのこと睨みつけてんじゃん」
　食堂での座る席にこれといった規則は無いが、学年ごとで固まる場所は大まかだが暗黙の了解があった。
　しかし周りの生徒達の言うように、ライは４年生ばかりが固まっている席に座っていた。
　それも４年に臆する姿勢など全く見せず、堂々と昼食をとっているのである。
　その行動は４年生への挑発以外の何者でもなかった。
「あの１年馬鹿じゃねーの」
　ぶっ飛ばされるぜ、と飽きれたように笑う生徒。
「いやでも、アイツあれじゃん？　あの１３基地防衛の」
「おっ、マジだ。あの有名人が相手じゃ４年とはいえ簡単にシメるわけにはいかねえよな」
「確かにそうだけどよ、あいつまだ１年だぜ？　調子乗っていいわけじゃねーだろ」
　教室のあちらこちらで、そんな会話が繰り広げられている。
　しかし、当の本人であるライは涼しげな顔で、むしろ注目を浴びて喜んでいるようだった。
　その隣では、４年生が今にも胸倉に掴みかかりそうな剣幕である。
　そんな４年をライは完全にシカトしていた。
　生徒の誰もがこれからどうなるのかと固唾を呑んだとき、ついに一人の４年生がライに声をかけた。
「おい１年。英雄だか何だかしらねえがよ、ここは学校なんだよ。ここで大人しく生活がしてえならここの規則に従え」
「は？　規則？　なんだそれ」
　４年生の言葉をライは鼻で笑った。
「俺が知る限り食堂の席はどこに座ろうと自由な筈だけどな」
　４年生を嘲笑するように言うライ。
「舐めてんじゃねえぞ。１年は１年らしく隅にいりゃいいんだよ！」
　４年生は怒りに任せてライの襟首を掴んだ。
「気にいらねえな」
　今まで余裕めいた表情を浮かべていたライだったが、一転して鋭い目で４年生を睨む。
「ここは４年しか座れねえって誰が決めたんだ？　年上なら実力が無くてもでかい態度取れんのかよ」
「実力が無い？　誰に向かって口きいてんだ、コラ」
「お前に決まってんだろ？」
「てめえっ！！」
　そう怒鳴ると４年生は高々とこぶしを振り上げた。
　しかし、ライは自分の胸倉にある４年生の手を取ると軽々とそれを捻った。
　そしてそのままライは赤ん坊の体を操るように、相手の体を地面に倒した。
　信じられない、という目つきでライを見上げる４年生。
「どうした先輩？　俺のことボコボコにしてくれんじゃねえのか」
「うおおおおおお！！」
　４年生は起き上がると、またもや力任せにライに殴りかかった。
　しかしライは涼しい顔でそれを避けると、４年生の足元に自分の片足をスッと伸ばす。
　４年生は空振りした勢いのままライの足に躓き、前のめりに地面に倒れた。
「その程度か雑魚。お前４年間何やってきたんだ？　格闘の基礎がまるでなってないぞ」
　そう言うとライは４年生の襟元を掴んだ。
「おい、立てよ」
　拳を振り上げるライ。
　だがそれを制するように、フレンが２人の間に割って入った。
「ライ、もう止めろ」
「あ？　邪魔すんじゃねぇよ！」
　ライは興奮した様子で言った。
「落ち着くんだ、ライ」
　フレンはそんなライをなだめた。
「ライ、確かに規則に席の規定なんて無いさ。だけど無理に４年の中に割って入る事もないだろう」
「うるせえ！　どこに座ろうがそんなもん俺の勝手だ。俺の邪魔する奴は４年だろうがぶっ潰す！　例外なんてねえ。俺の足ひっぱんならお前もぶっ飛ばすぞ、フレン」
　そう言うとライはフレンから顔をそらし、食堂全体を見渡すようにして口を開いた。
「いいかお前ら！　ここのトップは４年じゃねえ。ＭＳの操縦でも、殴り合いでもこの学校のトップはこの俺だ！　年齢なんて関係ねぇ。俺がお前らのリーダーだ。文句ある奴は直接かかって来い！！」
　大きな声でそう叫ぶと、ライはそのまま食堂を後にした。
　フレンが慌ててその後を追う。
「ライ、いくらなんでもさっきのはやり過ぎだよ。あれじゃあ４年生に後で何されるかわから無いぞ」
　廊下を歩くライに併走しながら、フレンがそう言った。
「そうしたらその度に返り討ちにしてやるだけだ。問題ねえよ」
「一対一ならいいさ。だけど集団で来られたらいくらライでも太刀打ちできないぞ」
「それでも俺は負けねえし、仮にその時やられてもその後で１０倍返しにしてやんよ」
「ライ、頭を冷やせ」
　フレンのその言葉を聴くとライは足を止めた。
「わかってる。わかってるよ！」
　ライは悲痛な声で怒鳴った。
「本当は４年なんざどうでも良いんだ」
　ライは今までとはうって変わって、静かな声で話し始めた。
「俺は、一度もノビタにＭＳのシミュレーションで勝てやしなかった。あんな馬鹿でノロマなガキにだぜ？　こんな屈辱は俺の人生で初めてだ」
　そう言うライの顔はとても悔しそうだった。
「俺はもっとあいつと一緒に戦いたかった。このままあいつが宇宙に行っちまったら、俺は、俺は……」
　ライの表情は辛そうだった。
　フレンもまた寂しげな表情でそんなライを見つめた。
「フレン、お前はどうしてそんなに冷静で居られんだよ」
「僕だって辛いさ。だけど一番辛いのはノビタ君本人だろう？　僕達が動揺したらノビタ君に余計辛い思いをさせてしまう。だから僕達のやるべき事は、笑顔でノビタ君を送り出す事だ。違うか、ライ」
　フレンがそう言うと、ライはそれ以上何もしゃべらなかった。
　フレンもただそんなライを見つめることしか出来なかった。
　
　
　朝。
　いつものクラスの朝礼の後、担任の教官がのび太を呼んで教壇の前に立たせた。
　ゴホン、と一度だけ教官が咳払いする。
「みんなも知っていると思うが、ノビが皆と授業を受けるのは今日で最後になる。宇宙行きの栄転だ。みんな拍手で送ってやれ。おめでとうノビ！」
　そう言って教官が拍手をすると、クラス中が大きな拍手を贈った。
「ノビ。お前はもともと皆よりも遅い入学で、、年齢も他の生徒よりずっとも年下だ。勉強はてんでダメ。体力も無いし、そもそも言葉を覚えるので精一杯だった。ＭＳの操縦は素晴らしいが、それ以外は全くダメ」
　教官はそう言いながらしっかりとのび太の目を見据えた。
「正直言って、続きはしないだろうと思っていたよ。だが、ノビ。お前は今日までひたむきに頑張ってきた。必死に食らいついてきた。そんなノビを、俺は誇りに思う。ノビは我がクラスを代表する生徒だ！」
　教官の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「宇宙へ行っても頑張るんだぞ」
　のび太の肩を強く握る教官。
　のび太はそれに「アリガトウゴザイマス」と一言会釈して返した。
　やがて、生徒の代表としてフレンが花束とみんなのコメントが寄せられた色紙を渡すと、のび太は必死に涙を堪えながら皆に「アリガトウ」と言った。
　そうして朝礼が終わる。
　教官はいつもの表情に戻ると「最後だからといって特別扱いはしないからな、ノビ」と言って授業を開始した。
　
　最後だと思うと、何もかもが大切だった。
　いつもは長く感じる訓練も、今日は驚くほど時間が早く過ぎてゆく。
　気がつけば、最後のＭＳシミュレーションの授業になっていた。
　のび太にとってこの学校での本当に最後のシミュレーションとなる。
　教官が次々と今日のペアを発表していく。
　生徒の誰もが、のび太の対戦相手は誰なのか固唾を呑んだ。
　そして遂にのび太のペアが発表された。
「次、ノビタ＝ノビ。お前はライ＝バールと組め。使用するのは８番シミュレーターだ」
　瞬間、生徒達が沸いた。
　何せ、のび太の最後を飾る相手としてこれ以上ふさわしい相手はいない。
　生徒達が喜ばないはずが無かった。
　これ以上望むことの無い組み合わせである。
　しかし他のどの生徒達よりも喜んでいたのは本人達だ。
　のび太は決意のこもった目でライを見つめた。
　それをみてライはヘッ、と鼻を鳴らす。
「いい眼する様になったじゃねえか、ノビタ」
　ライは胸の中に沸く喜びと躍動、そして闘争心を隠し切ることが出来なかった。
「言っとくけどよ。俺はわざと負けて笑顔でお見送りなんて小ざかしい真似をする気はねぇ。今日こそは絶対にお前をぶっ倒す！」
　前面に戦士としての気迫を押し出すライ。
　だが、内に秘める戦士の血を隠しきれないのは、のび太にとっても同じことだった。
「ボクハ、マケナイ」
　のび太はそう言うと、シミュレーターに向かって歩き出した。

　もうのび太はシミュレーターに乗り込むのも手馴れたものだった。
　ボタンを押してハッチを開くと、座席に腰を下ろし体を固定するためのベルトをしっかりと括り付ける。
　そしてＭＳ起動準備の操作を行うと、モニターに光が入り、『機種選択』の画面が現れた。
「今日はＭＳを自由に選べるのか」
　のび太はＭＳの一覧を順に見ていく。
　今回のフィールドは森林。故に使用されるＭＳは地上でも使用可能なものに限られる。
　ザクⅡＪ型、グフ、ドム。そしてイフリートという機体もある。
　しかしのび太にとって、機種選びは考えるまでも無かった。
　運動性・耐久力、そして武装。
　それらのどれをとってもドムが秀でていた。
　イフリートもまたドムに引けを取らない非常に高性能なＭＳではある。
　しかしイフリートは近距離戦闘を主眼に置いた機体であり、遠距離戦闘を得意とするのび太とはあまり相性が良くない。
　さらに操縦システムも他の量産型とは異なり、資料いわく扱いづらい機体との事だった。
　のび太は使用ＭＳをドムに設定すると、次の操作へと移った。
　
　シミュレーターのハッチの中で、ライは静かに震えていた。
　のび太との戦いへの喜びと高揚、そして興奮。
　この学校の生徒なら誰もが知っている通り、ライは自信家であり好戦的な性格でもある。
　今までこうして震える時、その原因はそんな彼ゆえの武者震いであるとライ自身思っていた。
　現に、今までのどの戦いでもそれは正しかった筈だ。
　しかし、この戦いは今までと明らかに違っていた。
　ライの胸に広がっている感情の正体。
　それは戦いへの喜びではなく、まして勝利への高抑揚でもなく、のび太と戦えなくなる事への悲しみと、そして負けることへの恐怖だった。
　ライ自身、その感情の正体にうすうす感づいていた。

「俺は……負けねえ」
　小さくそう呟くライ。
　俺は負けない。
　俺は誰にも負けない。
　俺は。
　俺だけは、誰よりも強くなくちゃいけないんだ。
　俺だけは、誰にも負けちゃいけないんだ。
　俺だけは、誰にも負けないと誓ったんだ！
　心の中で何度も反芻する。
　もしここで負ければ、おそらくはもうのび太とやり合う事は無いだろう。
　つまり、ここで負ければ俺は永遠にのび太を超えることが出来なくなっちまう。
　それだけは絶対に許されない。
　ライはフィールドをマップで確認し、ＭＳ選択に移る。
「さて、どうするか」
　射撃を得意とするのび太がドムを選んでいる事は予想に難しくない。
　射撃が得意でなくとも普通ならドムを選ぶだろう。
　性能的には運動性能の高いイフリートが並ぶが、この機体は量産機ではなく、熟練したパイロットでなければ扱いづらい機体だ。
　本来ならば訓練生風情で性能を活かしきれる機体ではない。
　普通の生徒からすれば扱いなれている分、グフの方がいい結果を出せるはずだ。
　が、しかしそれは並みの訓練生の話である。
　俺様は誰だ？
　自問するライ。
　イフリートの運動性能はドムと比較してもずば抜けている。
　格闘戦主体という特徴もライの好みだ。
　何より相手に接近しての格闘戦というのが唯一ののび太への攻略法なのである。
　ライはイフリートに機種を設定させると、具体的にどのような戦略をとるべきか思案した。
　単純に考えてとるべき道は３つ。
　正面突破か回り込みか、待ち伏せか。
　
　正面突破は普通に考えて無謀だ。
　が、イフリートの運動性能を加味しても、のび太の射撃を正面からかわすことは不可能に近い。
　ならば回りこみはどうか。
　これは選択される地形により大きく左右されるが、今回の地形は森林。
　標高４００ｍ程度の小さな山もある。
　この山をうまく利用し相手の背後へ回り込む戦法は悪くない。
　待ち伏せはどうか。
　これもやはりこの山がキーポイントだ。
　また、木々が生えてる事も待ち伏せの戦法には有利に働くだろう。
　どの戦法で行くべきか思案するライ。

　答えは単純だ。
　その全ての戦法を扱えなければ実戦じゃ使い物にならない。
　要は、回り込んで、待ち伏せて、頃合が来たら突撃する。
　それだけの事。
　ライが心の中でそう呟くと、戦闘開始の合図のブザーがシミュレーター内に響いた。
　
　瞬時にパッシブソナーの適用範囲を最大まで広げつつＭＡＰの確認をするライ。
　ＭＡＰは３ｋｍ四方の地形であり、その中央よりやや北に標高５００ｍの山がある。
　ライのイフリートが居るのはＭＡＰの中心より西へ１ｋｍほどの地点だった。
　次いでデジタル望遠であたりの様子を探る。
　思ったよりも山の丘陵は大きく、あたりにはなだらかだが幾重にも高低差があった。
　木々の高さもあり、丘陵の谷間に入ればＭＳの姿を隠せる。
　それを確認すると、ライは相手のパッシブソナーに感知されない程度のゆっくりとした動きでイフリートを進めた。
　ひとまず北東へ向かい、山頂手前の丘陵に隠れることにした。
　本来なら山の裏まで回りたいが、下手に動き回って相手に捕まってしまっては意味が無い。
　ソナーには相変わらずのび太機の姿は映らなかった。
　ライは「チッ」と舌打ちする。
　互い相手の姿を発見できなければ対応のしようが無い。
　それもこのまま相手が動かないのなら不利なのはライのほうである。
　のび太からすれば長大な射程を誇るジャイアントバズを持っているのにわざわざ自分から動く必要が無いのだ。
　見晴らしのよい場所に陣取り、ひたすら相手を待てばそれでよい。
　相手が接近してくれば、ソナーでそれを探知できる。
　あとはそれを射撃するだけの話だ。
　ならば、今の時点でこちらの作戦はただひとつ。
　どっちが先に動くか根競べだ。
　ライは丘陵の谷間にイフリートをかがませひたすらに待った。
　
　のび太もまたドムに乗り、谷底でライが動き出すのを待っていた。
　ライがどんな機体に乗っているかは分からないが、先に見つけてさえしまえばこのマップ程度の範囲ならすぐさま対応できる。
　のび太が居るのはＭＡＰの中心より東北へ１．２ｋｍの地点。
　ＭＡＰのほぼ端である。
　機体の後方にライが居ない事はデジタル望遠で確認していた。
　ならば注意を向けるべき方向は自然と限られる。
　のび太とて、もっとも注意すべきなのがマップのほぼ中央にあるあの山である事くらい分かっていた。
　だが相変わらずソナーにも視界にも反応が無い。
　そのままどれほどの時間が経ったのか。
　先に痺れを切らしたのはライだった。

　ドンという大きな音がＭＡＰ上に鳴り響いた。
　明らかに射撃用武器の攻撃音。
　ジャイアントバズともザクマシンガンとも違う音だな、とのび太は思った。
　こんな時はどうするんだっけな、と今まで授業でやってきたことを思い出すのび太。
「そうだ、音声解析だ」
　そう呟くと、のび太は先ほどの攻撃音を音声解析にかけた。
　結果はイフリートという機体専用のショットガンの銃声音。
　つまり、ライが乗っている機体はイフリートということになる。
　イフリートといえば格闘戦主体の機体だ。
　今までほかのどの生徒も試みてきた事だが、ライもやはり格闘戦で仕掛けてこようというのだろう、とのび太は思った。
　しかし、それは要するにこのまま射撃を構えていれば絶対に勝てるという事だ。
　のび太は音の聞こえてきた方向に照準を合わせた。
　しかし、やはりライは出てこない。
　変わりにまたもやショットガンによる攻撃音が鳴り響いた。
　今度はさっきよりもやや西側から発せられたようだった。
　おびき寄せようとしているのだろうか。
　そうでなければああやってわざわざ自分の居場所を教えるようなことをしても何のメリットもない。
　そもそもライは正面きって敵とぶつかりたい、そういう男なのである。
　のび太はその事を十分承知だった。
　またもやショットガンの音が鳴り響く。
　ライはまたさらに西へ動いていたようだった。
　相手の挑発に乗るべきかどうか思案するのび太。
　だがこれは真剣勝負、なにも相手の思惑通りに突撃して行って格闘戦に持ち込む気は無い。
　だけど、のび太はこのまま引き分けに持ち込む気も無かった。
　
　ならばどうすればいいか。
　単純に考えて相手が格闘戦に持ち込めない距離を保ちながら、こちらが射撃できる位置まで回り込めばいい筈だ。
　のび太は相手が最後に発砲した位置を確認すると、そこへ回りこむべく大きく北へ回りこんだ。
　その時だった。
　突如北側の丘陵陰からイフリートが飛び出してきた。
　それはのび太が予想していたイフリートの位置よりも遥かに東だった。
「やられたっ！」
　とっさに迎撃運動をとるのび太。
　しかしイフリートが現れると同時に発砲してきたショットガンがのび太のドムを直撃した。
　イフリートとドムの間に距離があった為、散弾の性質上たいしたダメージではない。
　しかしその衝撃でジャイアントバズの照準がずれた。
　そのちょっとのズレを見透かしたかのように、イフリートはとっさにのび太の砲撃をかわし、突撃してくる。
「俺がまだ西に居ると思ったか？　甘いんだよ！！」
　西に移動し待ち構えていると見せかけ、東に戻る。
　単純と言えばあまりに単純なその策にまんまと嵌ったのび太をライは一喝した。
　しかもどうやら、偶然にもショットガンによる攻撃はジャイアントバズの照準器を破壊したらしい。
　これならば格闘戦に持ち込める。
　イフリートの機動性をもってすればヒートサーベルで切りつけられる距離までもう少しだ。
　だが後一歩のところでのび太のドムの胸部から激しい光が迸った。
　ドムの胸部に内蔵されている拡散ビーム砲である。
　出力が弱い為それにより敵機を破壊する事は出来ないが、直撃すればモニターを焼きつかせる眼くらましにはなる。
　だが、ライはコックピットの中で不敵に笑った。
「お前の動きなんざお見通しなんだよ！」
　ライのイフリートはとっさに片手で頭部のメインカメラをかばっていた。
　これによってメインモニタの焼きつきを防ぐ事が出来る。
　しかしそうする半面で、ライはそんな必要も無いと考えていた。
　ライにはのび太の次の動きも分かっていたのだ。
　ライの予想する次ののび太の動き。
　それはライを拡散ビーム砲で足止めし、即座に自分のドムを後方へ退避させる。
　そしてジャイアントバズの射撃が可能な程度距離をとると、照準器による自動ロックではなく視認によって射撃をしてくるつもりだ。
　並みの生徒が相手なら、ライにとってそんな攻撃をかわすのは余裕である。
　が、のび太にはそれを驚異的な早さで行なうだけの射撃センスがある。
　のび太に撃たせれば、避けるのは容易くない。
　ならば、なにも相手の好きにさせなければいいのだ。
　このまま前進し、ヒートサーベルで切りつける。
　それでのび太のドムは終わる。
　何も拡散ビームの光がやむのを待つ必要も無い。
　モニターなど頼らずとも、目の前の敵を切りつけることなど”俺にとっては”造作も無い。
　ライは迷うことなくイフリートを前に踏み込ませた。
　大丈夫だ、俺はやれる。
　ライには確信があった。
　例えどんなにのび太が射撃の天才だろうと、そんな事では揺らぐ事の無い確固たる自負。
　そう、のび太が射撃の天才と言うのなら


　――紛れも無く、俺は格闘の天才だ。


「堕ちろっ！！」
　ライはそう叫ぶと拡散ビームの光の中でヒートサーベルを一閃した。
「何っ！！」
　ライはとっさにそう漏らした。
　ヒートサーベルがドムを切りつけたらしき手ごたえが無いのだ。
　拡散ビームの光が落ち、視界が戻る。
　やはり目の前にドムは居なかった。
「横に回りこんだのか！」
　おかしい、とライは思った。
　射撃に移るなら絶対に後方に下がるはずなのに、何故。
　しかしその思い込みこそがライの命取りだった。
　確かにのび太は射撃の天才である。
　しかし何ものび太はスナイパーというわけではない。
　ＭＳが行なう白兵戦とはありとあらゆる局面が想定される。
　当然射撃だけをすればいいというわけじゃない。
　それはのび太とて同じである。
　ライがヒートサーベルを持った背後のドムに気づいたときには、すでにメインカメラへのヒートサーベルの一撃は避け切れなかった。

　のび太がシミュレーターから降りると、生徒達から歓声が沸いた。
「流石だぜのび太。やっぱりライに勝てるのはお前しかいない！」
「まさかのび太がヒートサーベルでライを倒すとはな！」
「よっ、エースパイロット！」
　のび太はそんなみんなに笑顔で返した。
　そんなのび太の前に、同じくシミュレーターから下りてきたライが現れた。
　ライは無表情な顔つきでのび太の眼を覗き込んだ。
　ライはそのままのび太をジッと見つめている。
　回りの生徒達は皆次にライがどんな態度をとるのか固唾を呑んで見守った。
　なにせあのライの事だ。
　負けた事に逆上して怒りだしかねない。
　だけどのび太には分かっていた。
　ライはそんな事をする為に自分の眼を見つめているのではないと。
　お互い、同じ死線を越えたもの同士の通じる何かがあった。
「完敗だ」
　一言ライはそう言った。
　その目は何かを認めるようにのび太を見据えている。
「いいかのび太。宇宙に行っても絶対誰にも負けるな。お前が負けるって事はお前に負けた俺も負けるって事だ。そんなことは絶対に許さねぇ。いいか、いずれお前を倒すのは他でもねえこの俺だ」
　ライはのび太を見据えたままそう言った。
「約束しろ。誰にも負けるなよ」
　ライは厳しい口調だったが、ここに居るだれもがそれが恨み言なんかではない事を分かっていた。
「マケナイヨ」
　のび太は真顔でそう言うと、少し沈黙をおき再び口を開いた。
「ライニモネ」
　のび太は笑顔でそう付け加えた。
「なめやがって」
　ライもそれに笑顔で返した。
　そんな２人に周りの生徒達も大きな拍手を送った。
　教官もそんな彼らを優しい眼で見守っている。
「頑張れよ」
　ライはのび太にしか聞こえないくらいの小さな声でそういった。
　のび太もやっぱり小さな声で「うん」と答えた。

　そうしてとうとう訓練学校を出発るする日になった。
　いつもよりも随分と早い時間に起きて宇宙へ持っていく荷物を改めて確認するのび太。
　そうしている内にのび太の部屋へ教官がやってきて、のび太はそのまま校長室に案内された。
　校長室にのび太が入ると、校長は笑顔で彼を出迎えた。
　そして「君は本校始まって以来の逸材だ」と褒め称え、本来学校を主席で卒業するものだけに与えられる金の鷹勲章をのび太の胸へかけた。
　そうして色々と校長は話をしたが、のび太はあまりその話に興味をもてなかった。
　そんな事よりも、のび太はフレンやライ達のことばかり考えていた。
　
「アリガトウゴザイマシタ。シツレイシマス！」
　のび太はそう言うと一礼してから校長室を出た。
　そんなのび太の背中に「がんばりたまえ」と校長は声をかけて見送った。
　教官はいつものように感情を表に出さない顔でのびたを案内する。
　しかし内心では校長や上層部への怒りをひたすらに耐えていた。
　だがこれも仕方が無いことなのだ。
　軍という流れの中で、一人の人間の力など無力といっていい。
　教官には己の職務を全うする以外の選択肢は無かった。
　そうして教官はそのままのび太を軍用のジープへ乗せる為、屋外の駐車場へと連れ出した。
　この駐車場は軍用のヘリやＭＳの搬入も想定されている為にとにかく広い。
　言うなればコンクリートの平原だ。
　そんな駐車場を埋めるほどの数の車両が止まっているわけも無く、ジープの数はまばらだった。
　その中のひとつのジープの周りにだけ、なぜだか人だかりが出来ていた。
　のび太には顔をみずともそれが誰かなんて分かっていた。
　もちろん全員初学年Ａ組の生徒である。
　のび太がジープへ歩いていくと、みんな「おめでとう」という言葉と共に拍手でのび太を迎えた。
「ミンナ、ホントウニアリガトウ」
　皆の前に立つと、のび太は心の底からみんなにそう言った。
　みんな各々にのび太へ応援の言葉を返す。
　そんな中、フレンが一人前へ出た。
　その手には花束を持っている。
　ゆっくりとフレンは口を開いた。
「ノビタ君、例えどこにいようと君は僕達の親友だ。絶対に忘れないよ」
「アリガトウ。ボクモゼッタイニワスレナイ」
　そういってクラスメート一人一人を見渡すのび太。
　みんなひとりひとりと思い出がある。
　こうして最後にみんなに会えて本当にのび太は嬉しかった。
　ただ、ライの姿だけここには無くて、それもまたライらしいなとのび太は思った。

　そうしてのび太は皆に見送られてジープに乗り込んだ。
　みんなはのび太のジープが見えなくなるまで、ずっと「ジークジオン」と声を張り上げていた。    </description>
    <dc:date>2009-11-26T18:13:38+09:00</dc:date>
    <utime>1259226818</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/nobita/pages/83.html">
    <title>ひさしぶり用物語のあらすじ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/nobita/pages/83.html</link>
    <description>
      2 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします ：2009/03/28(土) 18:52:07.66 ID:VdfoLAo0
　以下、今までの内容を知らない人＆忘れてしまった人の為のまとめ


■プロローグ

　その日も、のび太にとっては同じ日常だった。
　だらだらと昼寝をして、外へ遊びに行くのも何となくかったるい。
　空は真っ青に澄みわたってるけど、胸の中には霧のようなもやもやがある。
　そんなのび太を見かねて、いつものようにドラえもんは彼を諭すが、その言葉も彼にはなんだか虚しかった。
　どうせ僕には何も出来ない。
　ドラえもんに助けてもらうたびに、心のどこかで自分のダメさ加減を感じてしまう。
　道具に頼ってばかりいても何の解決にもならない。
　そんなことは分かってる。
　でも、どんなに努力をしたって今まで報われてこなかった。
　テストはいつも０点だし、ジャイアンやスネ夫にいじめられてばかりだし、外を歩けば犬に追い掛け回される。
　のび太はもう、努力すら諦めかけていた。

　そんな時、ジャイアン達が突然のび太の部屋を訪れてくる。
　ドラえもんに未来の世界を見学しないかと誘われたのだ。
　しずかやドラえもんに一緒に行こうと手を引っ張られると、嫌々ながらのび太も未来へついていくこととなった。
　途中で出来杉も加わり、ドラミに案内されて未来の世界をまわるドラえもん一行は、一日中未来の世界を堪能したのだった。
　その帰途、タイムマシーンで亜空間を航行中に、突然巨大な時空乱流が起きてしまう。
　ドラえもんはとっさに回避しようとするが、既に遅かった。
　ドラえもん達はなすすべなく、そのまま時空乱流に巻き込まれてしまった。 


4 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします ：2009/03/28(土) 19:06:47.93 ID:VdfoLAo0
■そして、物語が始まる

　時は宇宙世紀７９年。
　その世界では地球連邦軍とジオン公国とが未曾有の大戦争をしている真っ只中だった。
　北米のとある町に住むホライ＝ゾーンは、金と名声を得る為にジオン軍の軍人になることを夢見る青年だった。
　そんなある日の夜、ホライが街を散歩していると、彼は道端で倒れている２人の子供を見つける。
　この辺りでは見慣れない東洋人の少年と少女に、ホライは複雑など事情を感じ取り、どうしようかと頭を悩ましていた。
　しかし、ホライは結局２人の子供を自分の家へ連れて行くことにしたのだった。
　２人の子供はノビタとシズカと名乗った。
　ホライの父曰く、どうやら２人は日本人らしかった。
　そこでホライの父は大学時代の級友であり、日本語の達者な友人ジョルジュの助けを求めに行く。
　ジョルジュはそれに快く応じ、のび太達をもてなした。
　そして彼はのび太達からタイムマシーンで遭難したという話を聞く。
　それはジョルジュには信じられない話だったが、彼はのび太達の力になることを約束するのだった。
　やがてジョルジュはのび太たちをリラックスさせようと、のび太達を地下室へ連れて行った。
　そこにはゲーム機と称された無骨な機械があり、ジョルジュはその機会にのび太達を乗り込ませ、ゲームで遊ばせるのだった。

　 だが、ジョルジュは軍需産業であるツィマッド社のＭＳの開発者だった。
　のび太が乗せられたゲーム機は、実は新型ＭＳのコックピットであり、２人はＭＳ操縦のシミュレーターをゲーム代わりに遊んでいたのだ。
　そこでジョルジュは目を疑う光景を目にする。
　遊びのつもりでシミュレートを行なわせたのび太のスコアは、ジオンのエースパイロットである黒い三連星をも上回っていたのである。
　その夜。
　ジョルジュは研究者としての純粋な探究心から、のび太達のデータを本社へ送るのだった。 



5 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします ：2009/03/28(土) 19:13:57.62 ID:VdfoLAo0
　 やがてジョルジュに対し、データに目をつけたツィマッド本社からのび太の本社への協力を要請せよとの社命が下る。
　その社命にジョルジュは嫌悪感を覚えるも、結局彼はのび太としずかをネバダ州第１３基地へと連れ出してしまう。
　ジョルジュはそこで後輩の研究者と共に、のび太のデータ解析を行なった。
　そのデータもやはり類稀なものだった。
　そんな時、突如として連邦軍が第１３基地に対して攻撃を開始したとの情報が入った。
　そして成り行きから、のび太はジョルジュと共に試作型のドムで出撃しなければならなくなってしまう。
　恐怖に震えるも、しずかを守らなければと出撃を決意するのび太。
　その戦いで、のび太はＭＳパイロットとしての才能を十二分に発揮するのだった。
　のび太とジョルジュは第１３基地を防衛した。
　しかし、その武勇に目をつけた基地の司令により、のび太は軍のパイロット養成学校へと送られることとなってしまう。
　ジョルジュは自分のせいでのび太を軍人の道へ歩ませてしまった責任をかみ締めるが、動き出した歯車をとめることが出来なかった。

　 そしてホライの家で過ごす最後の夜。
　ホライはのび太に「必ずこの戦争を終わらせる」と約束する。
　次の日の朝、軍の車両がのび太を迎えに来ると、しずかとホライ達のもとから連れて行かれるのであった。
　そして訓練学校での生活が始まったのだった。
　ＭＳの操縦こそ才能を発揮していたのび太ではあるが、そこはやはりのび太である。
　兵士としての基礎訓練やＭＳパイロットとしての訓練で、のび太はとても辛い訓練で今にも崩れそうだった。
　そんな彼に手を差し伸べる生徒は殆どいなかったが、ただ一人、フレン＝ドリーだけは級友としてのび太を支えていた。
　そうして厳しい訓練に耐えていく中、のび太を含む６人の選抜の生徒が、第１３基地へ実機訓練の為に行くこととなった。
　しかし、そこで悲劇が起こる。
　オデッサ作戦を目前に控えた連邦軍が、作戦隠蔽の為に北米のジオン領に対して大規模な攻撃を行なったのである。
　その連邦の部隊は１３基地にも迫っていた。
　そうして否応無くのび太達は実戦に巻き込まれる事になる。
　激しい戦いの末、のび太達は勝利を収めるが、彼らは級友であるサイゾーを失ってしまうのだった。
　そんな彼らを、メディアや軍は若き英雄として目をつける。
　特にのび太はニュータイプの可能性が高いとして、フラナガン機関から引き抜きの要請が出るのであった。 


6 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします ：2009/03/28(土) 19:41:50.28 ID:VdfoLAo0
■仲間達

　ジャイアンとスネ夫は中国にいた。
　警察に保護されてはいたが、自分達の話をいくら警官に説明しても全く自分達の話を信じてもらえない。
　このままではドラえもん達を探すどころかここから身動きが取れなくなると踏んだジャイアンは、スネ夫をつれて街へ飛び出すのだった。
　しかし、闇雲に探したところでドラえもん達が見つかることも無く、お腹ばかりがすいていく。
　空腹でどうしようもないが、お金も無い。
　そこで２人は食い逃げをすることに決める。
　２人は街の定食やでお腹一杯に食事を平らげ、逃走を図った。
　が、２人は定食屋の店主、ムキムキマッチョの男、ホイ＝コーローに捕まってしまう。
　２人に科せられた罰は一ヶ月のタダ働きだった。
　やがて２人は連邦派のゲリラの争いに巻き込まれ、ホイと共にジオンのジープに乗り逃げる事になる。
　そうして長い間ジープで逃げた先で最終的にたどり着いたのは連邦軍、コジマ基地であった。

　ドラえもんが飛ばされていたのはフランスだった。
　この世界の情報を少しずつ集めるながら街を歩くドラえもん。
　一刻も早くのび太たちを探しだしたかったが、頼りの綱の四次元ポケットは何故だか機能しない。
　ひとまずドラえもんは活動するための資金が必要だった。
　そしてドラえもんは職を求めて町の電気屋の戸を叩いた。
　電気屋の店主であるジョンは、ドラえもんを全く信用していなかったが、その技術力を目の当たりにするとドラえもんを自分の店で働かせることを決める。
　順調に電気屋として働く傍ら、ドラえもんは着実にのび太たちを探す準備をしていた。
　そんなある日、いつものようにＴＶをみていたドラえもんに一大ニュースが飛び込んでくる。
　連邦軍のオッデッサ作戦である。
　いままでジオンに対して劣勢であった連邦軍が、遂に大々的に攻勢に転じたの。
　それにより、こう着状態にあった戦局が、再び世界中を巻き込んだ激戦になるのは必死だった。
　それを知ったドラえもんはのび太たちを探す旅にでる決心をする。
　ドラえもんは修理に手を焼いていた四次元ポケットから無理やり尋ね人ステッキを取り出すことにした。
　そうて尋ね人ステッキを取り出す事に成功はしたドラえもんだったが、四次元ポケットはその際に完全に壊れてしまう。
　しかし、もはやそんなことは気にしていられなかった。
　いまは一刻も早くのび太たちの下へ行かなければならない。
　明日、ドラえもんは廃車を改修したジープで出発するのであった 


7 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします ：2009/03/28(土) 19:43:19.23 ID:VdfoLAo0
　出来杉は南米カラカスの難民キャンプに居た。
　持ち前の秀才ぶりを発揮し、混沌とした難民達の中でもなんとか生き抜いていた彼だが、日に日に精神的に逼迫していく。
　そんな彼の唯一の救いの存在が同じ難民の女の子のアリアであった。
　自分と同年代の子供であり、両親をなくして孤独な女の子であるアリア。
　しかしそんな境遇を感じさせない彼女の優しさに、出来杉は安らぎと、彼女を守りたいと言う強い決意を覚えていた。
　だがやはり、難民キャンプでの生活が厳しいことに変わりは無かった。
　そんなある日、出来杉は連邦の兵士に難民の健康状態の検診という名目で難民キャンプから連れ出される。
　そこで一通り検診を受けた出来杉だが、彼はどうも検診の内容に疑問を覚えていた。
　そんな中、出来杉は検診を行なっていた白衣の男に声をかけられた。
「重大な話がある」
　そういう男に連れられ、出来杉は連邦軍の軍事基地であるカラカス基地につれらた。
　それも司令室へ、である。
　そこで出来杉は、彼がニュータイプの素質があることを告げられる。
　そして同時に軍への協力を要請されるのだった。
　最初、出来杉は軍への嫌悪からその話を断った。
　しかし、見知らぬ世界で一人の身である彼に、軍という権力に抗う事は出来なかった。
　結局出来杉はカラカス基地の司令であるスカルチノフに説き伏せられ、連邦軍への協力を承諾するのであった。
　そうして軍に徴収されたＮＴは彼だけではなかった。
　なんと、アリアも出来杉と同じくＮＴ適正者として軍に見出されていたのである。
　さらに２人は連邦軍のＮＴ研究組織でツンという少女とも出会い、３人で日々の訓練をこなしてゆくのだった。

　――そして物語は地上から宇宙へと移ろうとしていた     </description>
    <dc:date>2009-11-02T10:17:14+09:00</dc:date>
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