中二になって、皆がスカートを折り始め、第二ボタンを開け始める。 でも私はそんな事はしない。したくてもできないのだから。 できる人は限られている。自分に自信がある人。 友達の横顔や動作を見て思う。みんなかわいい。 そして思う。やっぱり皆と私は違う。 ふと、私は何のために生まれてきたのだろう、と思う。 友達にふざけて蹴られてできた青たんを見ながら思う。 私は生きていて、この世界に干渉しているのだなと。 そして、恐ろしいほどに死にたくなる。 私は暴力をふらない。傷つけられるのは私だけで十分だ。 もう疲れた、と言って死にたい。 しかし、それをおしとどめる感情もある。 このままむなしく、さびしく、死んでいっていいのかと。 私の心はもうどこかへ置いてきてしまった。 からっぽの心はひたすら救いを求める。 誰かに認めて欲しい、褒めて欲しい。 この泥沼から、救い出して欲しい。 友達は、皆とても素敵で、私には入っていけないところにいる。 それが、さびしくて、悲しくて、 つい嫉妬をしてしまう。 何で私はこんな風に生まれなかったのだろう、と。 そして人知れず泣く。 誰にも届くことのない深い悲しみから逃れる為に。 生きることは、私の苦しみだ。