Nolle

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 意味を特定しきれていない語。  [[百詩篇第3巻74番]]に出て来る Nolle は、他の地名との対比から言っても、[[ナポリ]]近郊の都市[[ノーラ]](Nola)であることは確実視されている((Leoni [1982], Brind’Amour [1996], Lemesurier [2003b] etc.))。  しかし、[[百詩篇第8巻38番]]の Nolle については、以下に見るようにいくつかの説がある(以下の説のうち、ル・ペルチエとローズは第8巻38番に限定しているわけではない)。 -[[アナトール・ル・ペルチエ]]は、ラテン語の nolle(欲しない)、ナポリ近郊の都市ノーラ(Nola)、ギリシャ語 naulon(船荷)の3通りの読み方を提示していた((Le Pelletier [1867]))。 -[[ジャン=ポール・クレベール]]は、ナポリ近郊のノーラか、ノーヴ(Noves ; アヴィニョンからもローヌ川からも近い町)の韻を整えるための変形かの2通りの読みを提示していた((Clebert [2003]))。 -[[マリニー・ローズ]]は、ナポリ近郊のノーラか、ノラ(Naula)という旧称を持つサヴォワ地方の町ノリ(Noli)の可能性を示していた((Rose [2002c]))。 -[[エドガー・レオニ]]は、ウル(Oulle ; アヴィニョンの水際地域)のアナグラム、ノエル(Noël ; クリスマス)の変形とする2つの説を提示していた((Leoni [1982]))。[[ピーター・ラメジャラー]]もこの2つの読み方を挙げている((Lemesurier [2003b]))。 *登場箇所 -[[百詩篇第3巻74番]] -[[百詩篇第8巻38番]] ---- #comment
 &bold(){Nolle}は、[[詩百篇集]]に2度登場するが、意味を特定しきれていない語。  [[詩百篇第3巻74番]]に出て来る Nolle は、他の地名との対比から言っても、[[ナポリ]]近郊の都市[[ノーラ]](Nola)であることは確実視されている((Leoni [1982], Brind’Amour [1996], Lemesurier [2003b] etc.))。  しかし、[[詩百篇第8巻38番]]の Nolle については、以下に見るようにいくつかの説がある(以下の説のうち、ル・ペルチエとローズは第8巻38番に限定しているわけではない)。 -[[アナトール・ル・ペルチエ]]は、ラテン語の nolle(欲しない)、ナポリ近郊の都市ノーラ(Nola)、ギリシャ語 naulon(船荷)の3通りの読み方を提示していた((Le Pelletier [1867]))。 -[[ジャン=ポール・クレベール]]は、ナポリ近郊のノーラか、ノーヴ(Noves ; アヴィニョンからもローヌ川からも近い町)の韻を整えるための変形かの2通りの読みを提示していた((Clebert [2003]))。 -[[マリニー・ローズ]]は、ナポリ近郊のノーラか、ノラ(Naula)という旧称を持つサヴォワ地方の町ノリ(Noli)の可能性を示していた((Rose [2002c]))。 -[[エドガー・レオニ]]は、ウル(Oulle ; アヴィニョンの水際地域)のアナグラム、ノエル(Noël ; クリスマス)の変形とする2つの説を提示していた((Leoni [1982]))。[[ピーター・ラメジャラー]]もこの2つの読み方を挙げている((Lemesurier [2003b]))。 *登場箇所 -[[詩百篇第3巻74番]] -[[詩百篇第8巻38番]] ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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