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1年8組 30番 橘 進 - (2012/10/24 (水) 20:00:40) のソース

『冥き闇降りし時、地縛の幕は開かれる!!』

**生徒データ
|CENTER:顔|CENTER:フツメン女子|
|CENTER:年齢|CENTER:16|
|CENTER:性別|CENTER:女|
|CENTER:国籍|CENTER:日本|
|CENTER:職業|CENTER:学生|
|CENTER:所属|CENTER:能力者高校|
----
**パーソナルデータ
|CENTER: 身長  |CENTER: 168cm |
|CENTER: 体重  |CENTER: 30kgくらい |
|CENTER: 一人称  |CENTER: 私 |
|CENTER: 誕生日  |CENTER:  6月28日(蟹座)|
|CENTER: 命日  |CENTER:  9月13日|



死後、強い執着によって魂がこの地に縛り付けられ、彷徨っていたところを[[紫月ミル>1年8組 15番 紫月ミル]]に発見され、実体化の性質をもらう。
自称、能力者高校の地縛霊のトップ。人の負の邪念を受け入れやすく、その関係で頻繁に発狂している。
この世に留まった理由は弟の事、子の事等々、様々に混じり合っているが、一番の理由はこの能力者高校に居たい、と言う事。
我が家や学園都市に居場所を見い出せなかった橘にとって、自分に接してくれる、自分に構ってくれる人がいる事が酷く幸福に感じられた為。
そんな固執に縛り付けられながら、今日も学校に引きこもる。


生前は中学の時は友の仇討ちに、脱人間後は自分の命に執着して食人鬼として、其の後は悪役に、死後はこの世界に執着している。
案外、その起源は『執着』だったりするのかもしれない。

***地縛神
|>|文字通り『地』に『縛』られた『神』の力。強い未練を遺したこの高校に縛られた橘が他者の能力覚醒の力の余波を浴びて進化した形。本人自体は多少存在感が強くなった程度だが、高校内でだけ、生命体以外に干渉することがない、橘の想いの塊たる怪物を召喚する。覚醒数メートル分の大きさを持っており、非常に巨大。形は無論と言うべきか蟹。対応する地上絵は無論無い。|

***無手執刀(ハンドレスシザース)
|>|鋏を利用した戦闘方法|
|>|主な戦闘方法として確立しようと頑張っている。投げれば刺さる程度には成長した。|

#endregion
#region(持ち物)
|CENTER:カードデッキ|
|アドベントカードが収納されたカードケースで、ミラーライダー達の変身アイテムでもある。これを反射物に向ける事でVバックルが装着され、デッキを装填する事で変身する。このデッキは紫色の王蛇のデッキ。 能力者高校襲撃時に報酬かつ戦闘手段としてもらう|

|CENTER:カイザギア|
|仮面ライダーカイザが所有する武器・変身ツール一式の総称。こちらも高校襲撃の手助けをしてもらった。|
|CENTER:カイザフォン|
| 仮面ライダーカイザが所有するスライド回転式携帯電話型トランスジェネレーター。「913」の変身コードを入力しカイザドライバーにセットすることで適合者を仮面ライダーカイザへと変身させる。通常の携帯電話のようにも使用可能で、折り曲げることでフォンブラスターとしての使用が可能。 |
|CENTER:カイザドライバー|
| 仮面ライダーカイザが所有するベルト型デバイス。腰に巻き付け、キーを押したカイザフォンをセットすることで全身にフォトンストリームを構築し装着者をカイザに変身させる。|
|CENTER:カイザショット|
|仮面ライダーカイザが所有するデジタルカメラ型パンチングユニット。見た目はファイズショットと同一だが、こちらのほうが暗めの色をしている。カイザドライバーからフォトンブラッドをチャージすることで発動するグランインパクトもファイズのものと同一ではあるが、カイザの方がフォトンブラッドの出力が高いため破壊力は1.5倍の4.5tにまで引き上げられている。 |
|CENTER:カイザポインター|
| 仮面ライダーカイザが所有するデジタル双眼鏡型ポインティングマーカーデバイス。ミッションメモリーをセットすることで望遠鏡の機能から自動的にポインターモードに変形する。足首のホルスターにセットし、カイザドライバーからフォトンブラッドをチャージすることで相手の動きを止めるマーカーを射出し飛び蹴りを叩き込むゴルドスマッシュが必殺技。|
|CENTER:カイザブレイガン|
| 仮面ライダーカイザが所有する剣・銃一体型のマルチウェポン。手前にあるレバーコッキングレバーを引くことで「Burst Mode」の音声とともにガンモードへ移行し濃縮フォトンブラッドの弾丸を発射。またミッションメモリーを挿入することによりグリップ下部からフォトンブラッドを帯びたブレードが出現するブレードモードとなる。これを用いた必殺技はフォトンブラッドの弾丸で相手を拘束し突っ込んで切り裂くカイザスラッシュ。 |

|CENTER:オーガギア|
|仮面ライダーオーガが所有する武器・変身ツール一式の総称。[[ Psy-サイ->?年?組 315番 Psy-サイ-]]と共にスマートブレインから強奪したもの。|
|CENTER:オーガフォン|
| 仮面ライダーオーガが所有する折りたたみ式式携帯電話型トランスジェネレーター。「000」の変身コードを入力しオーガドライバーにセットすることで適合者を仮面ライダーオーガへと変身させる。通常の携帯電話のようにも使用可能で、折り曲げることでフォンブラスターとしての使用が可能。全てのライダーズギアを超える圧倒的出力のフォトンブラッドを生成するため選ばれたものしかオーガに変身できない。 |
|CENTER:オーガドライバー|
| 仮面ライダーオーガが所有するベルト型デバイス。腰に巻き付け、キーを押したオーガフォンをセットすることで全身にフォトンストリームを構築し装着者をオーガに変身させる。  |
|CENTER:オーガストランザー|
| 仮面ライダーオーガが所有するマルチウエポン。冥界の剣の異名を持ち、ミッションメモリーをセットすることで短剣モードから長剣モードに変形。さらに剣の機能に加えて短剣モード時には銃の機能も持つ。フォトンブラッドをチャージすることで必殺技のオーガストラッシュを発動する。 |

|CENTER:カンプピストル|
|小型擲弾発射器。軽装甲を打ち抜くほどの威力を持つ、らしい。残弾17発。|

|CENTER:眼科剪刀|
|直型。全長11cm。通販でごっそりと購入したもの。全身、ひいては体内にも仕込もうと考えている。戦闘用加工済み。|

#endregion


#region(過去2)
|CENTER:能力名|CENTER:超突然変異生命進化体・ヒューマン|
|CENTER:説明|状況に応じて体を進化させ、その状況に最も相応しい体を手にする事が出来る。体の変質から一部の増殖、更には一切合切を作り変えることができる。本来は『様々な戦場に適応し、絶大な力を発揮する』というコンセプトの下軍用に開発された生物兵器。応用性が非常に高い。変身するのがほぼ怪人なのは単に趣味である。|


十二使徒変異・ホロスコープス
星に願いを。
#ref(http://i.imgur.com/hjveH.jpg)

白羊宮・牡羊座

#ref(http://i.imgur.com/OzbGa.jpg)
|CENTER:♈牡羊座の使徒 アリエス・ゾディアーツ|
|おひつじ座のパワーを宿す怪人。生体エネルギーを自在に操作する力を持ち、「コッペリウス」と呼ばれる杖から放つオーラで人間を眠らせる事で無力化する能力を持つ。 このオーラは機械等にも作用し、動作を停止させる等が可能。 |
超新星
|CENTER:牡羊座強化形態。|
|身に着けているマントが収納され、角の形状が変わり、姿が微妙に変化している。この状態では額からエネルギー弾を放つなど、コッペリウスがなくても戦闘が可能な程には強化される。|
金牛宮・牡牛座
#ref(http://i.imgur.com/qSgBI.jpg)
|CENTER:♉牡牛座の使徒 タウラス・ゾディアーツ。|
|「グアンナ」と呼ばれるゴルフクラブのように先端部の石が偏った形で接続されている杖を振るう事で相手と結んだ誓約に強制的に従わせる力、魂を抜き取った人間を操る力を持つ。持ち前の体躯とパワーを活かした接近戦も得意とする。|

双児宮・双子座

#ref(http://i.imgur.com/rXPBl.jpg)
|CENTER:双子座の使徒 ジェミニ・ゾディアーツ。|
|爆発性のある高エネルギーを操る力を持つ。触れた瞬間に爆発する赤いカード「リュンケウス」、好きなタイミングで爆発させる青いカード「イーダス」を使い分ける。 |
 超新星
|CENTER:双子座超新星 ジェミニ・ノヴァ|
|超新星によって生み出されたジェミニの分身体。本体が操る爆発エネルギーが圧縮されており、任意のタイミングで高威力の大爆発を起こす。|
巨蟹宮・蟹座

#ref(http://i.imgur.com/rx2uX.jpg)
|CENTER:♋蟹座の使徒 キャンサー・ゾディアーツ。|
|かに座のパワーを宿す怪人。左腕の鋏は強力な切れ味を持ち、属性攻撃、物理攻撃に非常に強い甲羅、爆発性のある泡での遠距離攻撃、泡で煙幕を張り瞬時に移動、人間の生体エネルギーをリングに変えて奪い、それを切る事で吸収する等々、非常に多彩な力を持つ。反面、熱に弱く、ハサミを閉じると斬撃攻撃が不可能になる。|
 超新星
|CENTER:蟹座凶悪最強形態 キャンサー・ノヴァ。|
|スコーピオン・ノヴァと同様に人型から大幅に巨大化し、キャンサーの身体は操縦席のように変化した硬い甲羅によって守られている。 パワーだけでなく、圧倒的な堅牢さを誇った甲羅も更なる進化を遂げ、あらゆる攻撃を受け付けない鉄壁の装甲へと強化している。 |
獅子宮・獅子座

#ref(http://i.imgur.com/T7lSe.jpg)
|CENTER♌獅子座の使徒 レオ・ゾディアーツ。|
|両腕に装備した手甲に備わる3本のクローを駆使した接近戦の他、口から放つ強烈な咆哮弾で中・遠距離戦闘でも圧倒的な力を見せるパワーファイター。 超新星未覚醒。|
処女宮・乙女座

#ref(http://i.imgur.com/sx3rf.jpg)
|CENTER♌♍乙女座の使徒 ヴァルゴ・ゾディアーツ。|
|おとめ座のパワーを宿す怪人。空間を操る能力があり、テレポート・空間を削り取る弾で攻撃する。更にテレポートする際は赤い風を巻き起こし、空中を自在に飛行する能力と武器の杖で戦い、紫色のエネルギー波(弾)を発射する事もできる。|
天秤宮・天秤座

#ref(http://i.imgur.com/ivRwo.jpg)
|CENTER:♎天秤座の使徒 リブラ・ゾディアーツ。|
|てんびん座のパワーを宿す怪人。錫杖「ディケ」という武器を携帯しており、その音を鳴らす事で対象に幻覚を見せる能力を持つ。また、高速移動や触角から放つ電撃(ゾディアーツを暴走させる力も有する)、幻覚を応用した分身生成、「ディケ」から放つエネルギー弾といった多彩な能力を持つ。|
超新星
|CENTER:天秤座超新星 ラプラスの瞳|
|他者の星の運命を透視する超新星の力。|
天蠍宮・蠍座

#ref(http://i.imgur.com/O8kO8.jpg)
|CENTER:♏蠍座の使徒 スコーピオン・ゾディアーツ。|
|さそり座のパワーを宿す怪人。素早い連続攻撃を得意とする。また、後頭部のサソリの尻尾を伸ばして遠距離攻撃や毒針から猛毒を打ち込む事もでき、腕からは強力なビームを発射する。特性上、近中距離戦に優れているが遠距離戦には不向き。 |
超新星
|CENTER:蠍座凶悪最強形態 スコーピオン・ノヴァ。|
|上半身は通常のままだが、下半身が蟲のように変化しており、凶暴性が増す。また、攻撃力、防御力共に格段に上昇し、その巨体で敵を圧倒する。|
人馬宮・射手座

#ref(http://i.imgur.com/GSf99.jpg)
|CENTER♐射手座の使徒 サジタリウス・ゾディアーツ。|
|十二使徒覚醒中、最高位の力を持つ姿。それ故消費も激しく、本人曰く「身に余る力」とのこと。左腕に折り畳まれた弓「ギルガメッシュ」を持ち、右腕からコズミックエナジーの矢「アポストロス」を放つ能力を持つ。更に周囲にあるエネルギーを吸収し、矢として発射する事も可能。アポストロスは1本で相手の急所を精密に射抜き、射出と同時に複数に分裂した矢を雨のように降らせるなどで相手を全く寄せ付けない威力を持つ。特殊能力はないが、純粋な「攻撃力の高さ」だけで君臨している。 |
磨羯宮・山羊座

#ref(http://i.imgur.com/KAcEf.jpg)
|CENTER♑山羊座の使徒 カプリコーン・ゾディアーツ。|
|やぎ座のパワーを宿す怪人。エレキギター型の「多弦琴ウルク」を持ち、その弦をかぎ鳴らす事で音波を実体化させ攻撃したり、聞いた相手を興奮状態にする特殊能力を持つ。|
宝瓶宮・水瓶座

#ref(http://imgur.com/28btK.jpg)
|CENTER:♒水瓶座の使徒 アクエリアス・ゾディアーツ。|
|「ネクタル」というムチを武器として操り、両肩の瓶からの水により自身・他者の傷・状態異常を瞬時に回復させる能力を持つ。この治癒能力は非常に高く、単純な負傷・病気による症状はおろか、絶大な威力の一撃を受け倒されても即座に復活できる程である。|
双魚宮・魚座

#ref(http://i.imgur.com/20Tzy.jpg)
|CENTER:♓魚座の使徒 ピスケス・ゾディアーツ。|
|水中を泳ぐかのような華麗な身のこなしで相手の攻撃を回避し、更に周囲の地面を液状化して自在に泳ぎ回る事もできる。
仏教の法具の代表的な1つ「ヴァジュラ」を銛のサイズまで巨大化したような武器を持ち、高圧で圧縮した水流を放って攻撃する。|
星の子計画
力を分散させてできる限り消費を少なくし、延命しようと実行に移された計画。別に集まって何かしようとかそういうのは無い。
|CENTER:蠍座覚醒者 『園谷 更』 |
|一年生。常に寝不足な少年。名前はさそりなのだ先生から|
|CENTER:獅子座覚醒者 『島芽 津美香』 |
|一年生。お姉ちゃんっ子。名前は立神さんから|
超能力
脳の構成の大幅な変更により、複数の能力の行使を可能としていたよ
|CENTER:能力名|CENTER:空間移動(テレポート)レベル4|
|CENTER:説明|五月十九日の戦闘後にコンマゾロ目で会得。というよりも力を取り戻す。自分の体を数センチの範囲で転移させ、触れた物体を三メートルの範囲で動かす。微弱だが、一応自分を動かす事が出来るのでレベル4判定|
|CENTER:能力名|CENTER:仮想物質(エキゾチックマター)レベル1|
|CENTER:説明|この世に存在し得ない仮想物質を引き出す能力。素粒子上で引き出され、それらは通常の物理法則に従わず、反重力物質と同じ性質|
実家がカニ料理屋であり、祖父母がカニの養殖を営んでいる。蟹座のアストロロジカルシンボルのネックレスを着けている。行く先々でカニが安売りされ、カニの足を割れば綺麗に身が出てくるカニに愛された少女。無論、カニ好き。

#endregion
#region(過去)
  


   あなたは憎しみに支配された。

                                                 あなたの背中に羽が生えた。

                          あなたの皮膚は甲殻で覆われた。
                                      
         	あなたの足の裏は蹄に変形した。               あなたの鼓膜は厚くなった 



      あなたは非電導体になった 
                                           あなたの皮膚は冷たくなった 

                       あなたの血は滾りだした





                                                  あなたは人肉の味の虜になった

|CENTER:出身|CENTER:学園都市|
|CENTER:種族|CENTER:超突然変異生命進化試験体|
|CENTER:説明|『学園都市』のとある研究施設が進めていた兵器の試作試験体。開発途上品の為、能力を喰らうのみでは身体を強化することが出来ず、相手の体をまるごと貪ることで体を強化できる。その代わり、無能力者を貪っても僅かに身体を強化できる。また、本来定期的に調整を続けなければ衰弱死してしまう存在であり、それを人肉を食すことで体を調整するという『進化』で生き存えている。|
|CENTER:生い立ち|
|元学園都市生徒。元は空間移動(テレポート)のレベル4。自分の体を数センチ動かし、触れた物体を三メートルの範囲で動かす程度。能力の強度自体は高いが、本人は至って普通で、特に目立つこともなく生きてきた少女だった。彼女には一人の心を寄せる親友の少女がいたが、在る日別の超突然変異生命進化試験体に目の前で食い殺され、死亡。その後突き止めた研究所に押し入り、『自分を実験体』にしろと言い、『人間』を捨て、『超突然変異生命進化試験体』となる。稼働実験では仇討ちとでも言うように他の試験体を肉片も残さず破壊。その後学園都市内でスキルアウトや低能力者、時には高位能力者をも喰らう等、好き勝手に振る舞い、高校入学から暫くして押し付けられるようにこの高校に転校、今に至る。目的はとにかく力を手に入れること。能力者無能力者の区別をつけず、とにかく人間を貪り喰らう|


5月19日、生徒達に本性がバレ、暴走。叩きのめされて、説得され、媚薬入りプールに落とされる。
現在は体の維持を諦め、短い余生をこの高校で過ごすことに決めた。


#region(自己満足過去SS)
#region(孤立普遍 ~Recession alone~)
思えば、私の性癖は中学一年生の頃に既に固まっていたと思う。


私はカニ料理屋の末っ子で、カニの養殖屋の最後の孫として産まれた。
小金持ちの家に産まれた私は、優秀な兄や姉達と代わって、特に期待される訳でもなく。末っ子特有の甘やかしもなく。
だからと言って何か差別的な物があった訳でもなく、「好きなようにやればいい」という放任主義の下スクスクと育っていった。
幼稚園、小学校と全く普通の生活を過ごし、兄姉達を追い掛ける様に学園都市の中学校に入学した。
それからすぐだろうか。私がいらない子と言う自覚を持つようになったのは。
別に親に直接言われたわけじゃない。だからと言って兄姉に何か言われたわけでもない。むしろ、何も言われなかった。
兄の、跡を継ぐだの何だのと言う愚痴を聞いたり、姉のお見合いがどうのと言う話を何となく聞いているうちに、ふと、気が付いた。

それからは、何からも自分が必要とされていない事に気が付き始めた。
学校では、特別仲のいい友達はいなかった。浅く広くの付き合いをしていた結果で、特別何かある人間の訳でもない。
関わろうとする人間は何時の間にか消えていた。
当時の能力の強度は、「2」だった。普遍的で幾らでもいる、低能力者だった。
成績も至って普通だった。貼り出された順位の中から、何時の間にか私が消えていても、誰にも気づかれないくらいに。

そんな状態のまま、一年生が終わりを告げようとしていた。
参加していた情報科学部はひたすらサボっていた。とても続けられるような心内環境ではなかった。
どうせ、いらないだろう、と。その日も、何時の間にか定番になった言い訳のままに、私はエナメルバックを肩にかけた。
帰ったら、フリーゲームでも漁ろうか。そんな事を考えてた私は、肩を叩かれて、漸くその言葉が私に向けられていた事に気が付いた。



「橘、少し話がある。」



天然の物なのだろう、不健康は感じない茶髪に、皺一つない制服。つり目がちな瞳の、綺麗な上級生。
授業以外で声をかけられるのは、本当に、本当に久し振りだった。

#endregion
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#region(設定メモ)
#region(容姿)
・髪が長い。腰元まである。前髪も目元が出るようにしてるけど長い。
・中学までは眼鏡だった。今は外に出るときはコンタクトにしてる。
#endregion
#region(能力)
・進化能力は本来は身体能力上昇等の意味しかなかった。異能に成り上がったのは文字通りの進化。
・地縛神時は蟹、本体ともに生命体以外は干渉できない。本体を殴ればいい。拳で。
・霊体時は足が無くなる。
・学校の外に一歩でも踏み出すと能力が使えなくなる。そして遠くに行き過ぎると存在が不安定になる。
#endregion
#region(本人)
・可愛いものが好き。故にマドルチェ。
・ショタコンの気がある。
・敬語口調は中学のぼっち時の名残みたいな物。イジメられたくなかったから。
・家族構成は父、母、兄、姉、進。兄姉は学園都市に、親は普通に生きている。
#endregion
#region(雑多な物)
・スイッチは本人の死亡で効力を失う。それに伴って星の子も解散。
・ライダーズギアが利用できるのは一重に人外だから、としか言い様が無い。無理矢理作動させている状態。
#endregion
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#comment