扶桑皇国の主要人物

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[[扶桑皇国]]にて活躍している人物について紹介する項目である。

*政治関連

-天海春香
総理大臣。 もとは海軍軍人で、退役後政治家に転向した。
海軍時代は練習航海中に大立ち回り(どんが…以下検閲により削除)をしたことから「リボンの武士」なる渾名を持っている。 現在はむしろ第一次ソロモン海戦での大活躍から「ソロモンの魔女」と呼ばれている。水雷畑の出身で、扶米戦争時は第二十五駆逐隊司令(マリアナ沖海戦時)、第八艦隊司令(第一次ソロモン海戦時~終戦まで)を歴任している。 第一次および第三次ソロモン海戦・ハワイ沖海戦の勝利により知名度が跳ね上がり、「春閣下」「ソロモンの魔女」と呼ばれている。
差し入れには常に甘味を持ち込む。  古賀中将の後を継いで連合艦隊司令長官にも就任している。
''北海道戦争での活躍''
北海道戦争の敗北が避けられないことを悟ると、責任を取るために総理の職を秋月律子副総理に譲り海軍に復帰。 海軍大将として、残存戦力を率いて反攻作戦「紅号作戦」を発動する。
出撃しようとした所でオーシアの介入により戦争が終結したため作戦は延期されるが、なお抵抗を続けるユークのクーデター軍との戦いに臨む。
ブランクがあったとはいえその技能は衰えておらず、老獪な戦術を駆使して勇戦し敵将に「老練という言葉は天海春香提督以外には使うな」と評された。


-秋月律子
副総理。

-千川ちひろ
財務大臣。

*海軍関連
-星井美希
海軍大将。  海軍軍令部総長。 春香と同期で同じ練習航海で機転を発揮した事から「ゆとりの大将」と呼ばれる。長官職が面倒くさいことから朝礼担当になる、艦隊指揮を取っても途中で寝るという正にゆとり((彼女曰く、彼女の勤勉さは「第二次ハワイ沖で使い果たした」とのこと))。しかし、戦果は確実に立てるという天才肌。 マリアナ沖やハワイ沖では揮下の艦艇を率い大暴れしている。
危険を未然に感知できる能力があり、彼女が集中している時は余程切羽詰った状況になるともっぱらの噂である。一点集中攻撃による砲雷撃戦闘においては海軍随一との評を得ている。
''北海道戦争での活躍''
紅号作戦が発動されることを知ると軍令部総長の職を辞し、独断で総旗艦<大和>に乗り込む。 怠惰の衣を脱ぎ捨て参謀長として的確な助言を行い、春香を助けた。


-渋谷凛
海軍中将。 連合艦隊司令長官。 扶米戦争時は駆逐艦<綾波>艦長として天海少将(当時)の指揮下に入り、ソロモン海において大暴れしている。
第八駆逐隊司令や第二艦隊司令等を歴任し、軍令部総長に就任した星井大将の後を継いで連合艦隊の司令長官に就任した。
基本的には部下を信頼して任せるタイプの指揮官で、慎重かつ冷静な采配を振るうことが多い。 
''北海道戦争での活躍''
メドヴェージェフ大将の策に引っかかり損害を出すも、第一次道南沖海戦で勝利。 しかし第二次道南沖海戦にて主力艦の過半を失い、責任を取って艦と運命を共にしている。

-如月千早
海軍中将。 第三艦隊司令長官。  大澤中将らとともに航空優先派を結成するなど、根っからの航空主兵主義者である。 
海軍航空機動部隊生みの親である大澤治五郎の薫陶を受けていただけあって、航空攻撃指揮に掛けては海軍でも屈指の経験者であり第一人者である。そのことが評価され、第二次ネウロイ戦役の折には太平洋戦域を担当する空母機動部隊となる第508統合戦闘航空団、<マイティ ウィッチーズ>の司令官((他候補は川口多聞提督やW・F・ハルゼー提督等))にも選ばれたことがある。 太平洋を縦横に走り回り、彼女が考案した強固な輪形陣による防空戦闘はスプルーアンス提督をして「%%絶壁%%鉄壁」といわしめた。 また、カレーをはじめとした料理全般に異常な拘りがあることで定評がある。 
扶米戦争時は遣布艦隊の長官として開戦を迎え、侵攻してきた米艦隊の攻撃を上手くかいくぐりながら民間人全員を含めた無血撤退に成功し、「ハワイ沖の英雄」「ミラクル千早」などのあだ名がつけられた。また、扶米戦争以降指揮した作戦では負け知らずなことから「不敗の魔術師」「如月艦隊に失敗なし」とも。
''北海道戦争での活躍''
布哇駐留艦隊として布哇に派遣されていたため開戦時には扶桑におらず、決号作戦には不参加。 天号作戦から参戦し、無事に陸軍2個兵団を送りとどけた。
しかしパヴロウナ提督相手との戦闘では終始振り回され、少ない艦艇を割いての包囲殲滅戦を試みるも絶対数の少なさから失敗に終わる。
海戦終盤に敵潜水艦のミサイルが旗艦<鳳翔>に着弾、その衝撃にて重症を負う((艦橋が被弾により大破したため、破壊された構造物が彼女を押しつぶした。 折れた肋骨が内臓を傷つけたことが致命傷となった模様))。 退艦を拒否し、副官に看取られながらそのまま息を引き取った。 

-大河内伝八

海軍中将。 第五艦隊司令長官。 砲術畑の出身で、戦艦<紀伊>の砲術長や戦艦<大和>艦長等を歴任してきた筋金いりの海の男。
海兵同期で前第四艦隊司令長官の川口多門中将をして「海兵41期には、3人の戦名人がいる。 星井美希、渋谷凛、そして大河内伝八だ」と評されている。
湾岸戦争や朝鮮戦争にも出陣したことのあるベテラン指揮官である。 <水戸>艦長時代に湾岸戦争に出陣し、当時のソ連新鋭戦艦<オクチャブリスカヤ・レボリーツィア>と有視界で睨み合い、そのシーンがテレビ中継されたこともある。
''北海道戦争での活躍''(?)
第二次扶桑海海戦で惨敗。 提督自身も撤退戦のさなかに艦橋に飛び込んできた敵弾を受け負傷、これで第一線を離れざるを得なくなっている。

-菊地真
第五水雷艦隊司令長官で、海軍中将。 扶桑海軍でも屈指の水雷屋であるが、扶米戦争時には米海軍の不可思議な行動に違和感を覚えつつも「まあいいや」の一言で切り捨て追撃を即断するなど、架空戦記では定番の「脳筋」の気が今作でも漂っている。
''北海道戦争での活躍''
第二次扶桑海海戦では、ユーク海軍水雷戦隊への牽制に終始。 しかし主力の第五艦隊が砲戦に打ち負けてるのを見るや砲戦を行っているど真ん中に自らの重巡を率いて突っ込んでいき、煙幕を展開して温存してあった魚雷をぶっ放し、瀕死の状態になっていた<秋津洲><和泉>両艦を救うことに成功している。
その後はほぼ壊滅状態となった五水艦の指揮権を大河内提督に預けると、自らの十戦隊を率いて単身北上。 宗谷に上陸していた敵陸軍部隊の撃滅に貢献している。
第三次道南沖海戦には新鋭戦艦<大和>に座乗し、増援艦隊として参戦。 友である如月提督の死に際には間に合わなかったものの、殿として第三・第四艦隊の撤退を支えた。

-高垣楓
海軍少将。 第四艦隊司令長官。 如月中将らと並ぶ航空派の一人として有名である。
如月提督から受け継いだ航空攻撃戦術のほかにゲリラ戦法が得意で、逃げるフリと逃げ足を活かした囮役や足止めには定評がある。
扶米戦争時は第五航空戦隊司令として活躍。 「敗走させたら右に出るものはいません」と語り、横須賀奇襲時には難を逃れた在泊艦艇を集めて横須賀より脱出、敗走とみせかけて逆襲まで行い空母<ヨークタウン>を撃沈するという戦果もあげている。 



-双葉杏
海軍少佐で、戦艦<尾張>砲術長。 やる気さえ出せば砲術の腕なら海軍トップクラスといわれている。
''北海道戦争での活躍''
第一次道南沖海戦では、その名人芸と言われた腕を惜しみなく披露。 海戦初の命中弾こそ<近江>に譲るも、その後は<ウポール>に安定して命中弾を与える。

-緒方智絵理
海軍少佐。 戦艦<常陸>航海長。 

-本田未央
海軍少将。 連合艦隊の参謀長。



-島村卯月
海軍中佐。 連合艦隊の情報参謀。  江田島を卒業後は砲術を専門に選び、駆逐艦<清霜>の砲術長や戦艦<播磨>の副砲長等を歴任。
その後第六戦隊や横須賀鎮守府等の参謀を務めたのち、今回情報参謀に任命された。 対ユーク作戦「決号作戦」の立案に深く関わっていくこととなる。
''北海道戦争での活躍''

-十時愛梨
海軍中将。 海上護衛総隊の長官。

-水瀬伊織
海軍大佐。 空母<鳳翔>の戦闘機隊隊長で、扶桑でも指折りのエースパイロットである。
演習にて、零戦単機で10数機の敵機を相手取り撃墜したことから「零の破壊魔」の異名を持つ。
''北海道戦争での活躍''
第三艦隊の出撃後、空戦隊隊長として活躍を続け、戦争中だけで4機撃墜2機撃破(共同撃墜1機)の戦果を残す。
第三次道南沖海戦にて、窮地に陥った味方を救うべく駆けつけようとしたところを、敵機に狙われて被弾炎上((後に状況と報告から、アラン・ティモシェンコの戦果であることが判明))、戦死。 最終的なスコアは撃墜46機、撃破15機で扶桑海軍のパイロットの中では三田中将(撃墜44機)を抜きトップとなった。 戦死後2階級特進、中将。



-高槻やよい
海軍中佐。 扶桑海軍艦爆隊のトップエースで、爆弾を目標へ正確に命中させる技術には定評がある。
爆撃機である<富嶽>でマニューバーキルを敢行し敵機を撃墜したり、雷装したままの<流星>で敵機を振り切る等扶米戦争で大暴れし、「艦爆の女神様」「和製ルーデル」などの異名をもつ。
ちなみに彼女の前で金銭換算可能な話をすることが厳禁なのは暗黙のルールである。 

-麒麟ヶ宮楓
海軍少佐。 大玲瓏帝國出身の戦闘機パイロット。  日々の鍛練と自らの才能により航空軍でも1.2を争う空戦技術の持ち主に成長、主に伊織の2番機を務めている。




*陸軍関連

-最上静香
陸軍大将。 北海道を守る北部方面軍の総司令官で、「扶桑陸軍に最上在り」と言われるきっかけとなったソ連対扶参戦時には第十九師団の師団長を務めていた。
味方関東軍が敗走を続ける中殿軍として奇策の限りを尽くし3倍近い敵軍を相手に唯一奮戦し、停戦までの二週間に渡って前線を支え続け後の戦史では「彼女がいなかったら満州戦線はもっと悲惨なことになっていただろう」と評されている。 
''北海道戦争での活躍''
無駄な損耗を嫌って沿岸部での水際迎撃を放棄し、内陸部での撃滅作戦に変更するも苦戦を強いられる。
上陸一週間で四分の一近くの戦力を失っており、第二艦隊と第五水雷艦隊が突入してくるまでは真面目に降伏すべきかどうが議論が続けられたほどの損害を受けつつも、艦隊突入によりなんとか息を吹き返している。

-我那覇響
陸軍中将。 第一戦車師団の師団長。 自ら戦車に乗って陣頭指揮を執ることが多く、彼女の率いる師団は「我那覇戦車隊」との愛称がつけられている。
''北海道戦争での活躍''
初日における夜襲以降道南を縦横無尽に駆け回り、それなりに戦果をあげ扶桑戦車隊ここにありと意地をみせる。 意気軒昂で十勝平野での会戦に師団全力を率いて参戦するも、ユーク軍第一戦車師団の前に為す術なく惨敗。 自らも行方不明となり、後に戦死と認定される。最期は不明だが、敗北が確定的となったころに数両の味方戦車とともに敵戦車の群れへ斬りこんでいくのが目撃されており、おそらくは敵戦車に射抜かれたものと推定されている(戦後に、穴だらけになって撃破された彼女の搭乗していた師団長車が発見されている)


-城ケ崎莉嘉
陸軍中将。 第七師団師団長。  
元々は戦車道大会で敵陣単騎駆け10両斬りや8時間にも及ぶ激闘一騎打ちなど様々な伝説を残した人で、陸軍入隊後は我那覇中将と並ぶ戦車のエキスパートとして有名である。
''北海道戦争での活躍''
小清水陣地を基点にゲリラ戦術を展開、道北で唯一奮戦し戦史に名を残す。
小清水失陥後は脱出に成功した第八師団・第11旅団の残兵(ともに2割から3割前後)とともに道南へ移動、十勝会戦への参戦はできなかったものの各地で神出鬼没の奇計・妙計を巡らし奮戦。 千歳基地前面での決戦という、扶桑軍が北海道戦争にて最終的な勝利を掴むことができるであろう唯一の舞台を作り上げる。

*航空軍関連

-三田六郎
海軍中将で、第四航空軍司令。 かつて扶桑海軍のトップエースとして名を馳せた男として有名である。
パイロットとしての腕はいまだ衰えておらず、今でも最前線で通用するといわれている。

-萩原雪歩
海軍中将、第三航空軍司令。


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-おまけ-

<<民間船舶を改造して武装化する案ですが、向こうが予想以上に協力的で思った以上に隻数が揃えられそうです>> <<死にに行くようなものだと言うのに…>> <<合計で1万トンクラスが24隻、5000トンクラスが25隻、現在各地の港でドック入りして改装作業中です>> <<これに、海護総隊から第一護衛艦隊を連合艦隊に編入させ、1個艦隊として運用する予定です>> <<ユーク軍が陸奥湾要塞攻撃時にやった戦法を、真似してみようというわけですか>> <<とりあえず、予想よりも数はそろえられそうだね… 質はともかく>>
<<それから現有の戦力についてです 資料を用意しても回りくどいですから、単刀直入に申し上げます。 私たちは先ほどの決号作戦、天号作戦でもてうる限りの戦力を投入しました 今手元にあるのはその敗残の兵力です>> <<数は?>> <<最終的な戦力ですが、戦艦5隻、空母が大小合わせて10隻、重巡洋艦6隻、軽巡洋艦5隻、駆逐艦24隻、海防艦12隻、護衛駆逐艦が18隻、ヘリ空母が2隻に輸送船改造の特設艦が49隻です>> <<まぁ随分と、派手にやられたもんだ>>
<<しかし、問題としてはやはり指揮官の人数が足りませんね>> <<この2ヶ月で、多くの人材を失ってしまったからね…>> <<後は、現場からの叩き上げ組を昇進させるほかないでしょうね>>
<<幸い菊地中将や高垣中将らは続投を表明してくれていますし、私も引継ぎが終われば戦場には馳せ参じる覚悟でいるよ>> <<いや、美希には残ってもらうつもりだったんだけど… 私たちに万一があれば、最後の最後の頼みは美希しかいないんだから>> <<そう言っても、皆が戦っているときに陸で一人だけじっとしているなんてとてもできないよ>> <<まぁ… そこまでいうなら、好きにしなさい>> <<そうさせてもらうの>>
<<ところで、舞台をどこにするかまだ伺っておりませんね 一世一代の晴れ舞台です、よほどの御存念があろうかと思いますが>> <<こんな私に、そんな言葉が似合うと思う? まぁ、それはそれだけど私も随分考えたよ みんなの前で負けるなどと言う言葉は不吉そのものかも知れないけど、負けるにしても敵を戦慄させる負け方をしたいと思っている>> <<…?>> <<わからない? ようするに、あの「常勝の天才」を、戦場で討ち取ろうというわけだよ>> <<…!>>

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