ユークトバニア連邦共和国海軍の潜水艦

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ユークトバニア連邦共和国海軍の潜水艦 - (2017/08/14 (月) 00:48:24) の編集履歴(バックアップ)


ユークトバニア連邦共和国海軍の潜水艦の性能及び潜水部隊を紹介するページである。ユークトバニア海軍のページが非常に長ったらしくなったため、あえて分割して紹介することにする。ここでは、現役の潜水艦のほかに今では使われなくなったが、ユーク潜水艦に多大な功績を残した革新的な潜水艦もあえて紹介する。

概要

ユーク海軍が保有する潜水艦の性能は、原子力・通常動力問わず世界最高峰の性能を持つ。その性能は、オーシア海軍の原子力潜水艦に勝るとも劣らず、まさにユーク海軍の新の主力艦といえるであろう。


原子力潜水艦


アルファ型攻撃原子力潜水艦


アルファ型原子力潜水艦とは、旧ソ連で開発されたスーパー潜水艦である。1977年より出現し計7隻が建造された。ちなみにアルファ級とはNATOがつけたコードネームであり、ソ連側呼称を日本語訳すると「第七百四号『竪琴』型潜水艦」になる。何かカッコいい。
本級はオーシアの空母を迎撃するために作られた潜水艦版インターセプター(迎撃潜水艦)であり、水中を約45kt(時速約90km!)というとんでもない快速の上に運動性能も高く、北極海ではオーシア海軍のロサンゼルス級原潜の追跡を毎回振り切って見せた。
搭載している原子炉は溶融金属冷却炉というオーバーテクノロジーを採用している。溶融金属冷却炉は原子炉を小さくできる*1という利点があり、艦艇用として盛んに研究された。アルファ級は実戦配備された初の量産型溶融金属冷却炉搭載艦艇であり……、唯一の艦艇であった。船体はとんでもなく高価で加工しにくいけど固い上に錆びないチタニウム製のものを使用している。まさに100年経っても大丈~夫!!
さらに、人命軽視のソ連軍にしては珍しく脱出装置としてレスキューバー(潜水艦版救命ボート)を標準装備している。船の制御は高度に自動化され、乗員は僅か32名。
まさに本級はソ連の変態技術の結晶というべきスーパー潜水艦である。

しかし、その実態は不都合だらけの駄々っ子。
冷却材である鉛-ビスマス合金は常温では固体であり、常に配管を暖めておかないとフン詰まりを起こす。たとえ配管を暖め続けても鉛は経年劣化で参加してスラッグ化。やっぱり配管を詰まらせる*2。さらにビスマスは放射線を浴び続けるとポロニウム(猛毒)化してしまう。上記の理由で配管交換したら作業員が被爆
このように高度な技術の塊で、運用する人間はエリート限定。乗員が32名なのは、実は扱える人間が才能的な意味で限られていることの裏返しである。そして極め付けに排水量が小さく*3、搭載可能魚雷はわずか18本。時代は潜水艦の大型化に向かっており、アルファ級は時代にそぐわなかった。
アルファ級の建造で得られた知見は後のソ連・ユークトバニアの潜水艦建造に大きく影響を及ぼしたのであるが、アルファ級そのものは安全性の不安から活動は不活発であり、その活動時間は20年に満たない。1996年、最後のアルファ級が退役し、現在ユークトバニア海軍は所有していない。
なお、オーシアがアルファ級のライバルとして威信をかけて建造したシーウルフ級(4代目)が成就したのは翌年1997年。ライバルはすでにこの地球には存在しなかった。

シエラ型攻撃原子力潜水艦


ソ連海軍が有する主力原子力潜水艦。アルファ型原潜がこけた場合の保険として同時開発された。
シエラ型はNATOコードネームであり、シエラⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型が命名されている。ちなみにソ連海軍の計画名は945型潜水艦バラクーダ、945A型潜水艦コンドル、945B型潜水艦マルスである。
設計は野心的なアルファ型と比べるとやや保守的であるが各部位に最新鋭の科学技術が導入されている。
船体はアルファ型と同じく高価なチタン合金で作られており、強度が大きいので深深度潜航ができるという特徴がある。また、船殻に吸音タイルを用いているので秘匿性に優れている。
アルファ型よりも低コストを目指して建造された本級であるが、チタンを用いたためにコストが跳ね上がってしまい、現在は主力艦の座は次世代の攻撃原潜であるアクラ型や最新鋭のヤーセン型に譲られつつある。しかし、深深度潜航は依然として大きなメリットを有し、細々とではあるがⅢ型が建造・配備されている。

アクラ型攻撃原子力潜水艦


現在のユークトバニア海軍の潜水艦戦力の根幹をなす主力原子力攻撃潜水艦。
ユークトバニアの変態技術を結集して造られた画期的な潜水艦であるアルファ型は背伸びしすぎて炎上し、保険として建造されたシエラ型も建造も不向きだったので、代わりに開発された潜水艦。チタン装甲の代わりに鋼製船殻(100kgs/mm2)によって経済性を確保した新型間971型として、1977年から開発が始まった。
シエラ型の船体をほぼそのまま流用し、セイルだけマラヒートの特徴である流線型のものに挿げ替えた。1980年にはロサンゼルス級原潜のデジタル・ソナー・システムに対抗して新型のデジタル・ソナー・システムが搭載されている。
初期に建造されたアクラ1型は、複から指揮潜水艦で流線化された司令塔(セイル)を持ち、やや扁平な魚雷型船体を持つのが特徴。艦首潜舵は引き込み式、船尾潜舵は一般的な十字形で旋回性能が非常に優れている。上部縦舵の上には曳航ソナー・ポッドが装備されている。魚雷発射管を16門40発を搭載可能で、火力はきわめて高い。
艦内の自動化によってロサンゼルス級原潜より大きな船体をおよそ半分の乗員で運用できる。本級は船体の33%に相当する予備浮力を持っている。
またアクラ型は当時ソ連でもっとも静粛な原潜として知られており、建造時には大きく宣伝された。しかし、最新版であるⅡ型の時点でロサンゼルス級の初期建造レベルとどっこいどっこいであった。

ヤーセン型攻撃原子力潜水艦


原子力弾道ミサイル潜水艦


デルタ型原子力弾道ミサイル潜水艦


タイフーン型原子力弾道ミサイル潜水艦


ボレイ型原子力弾道ミサイル潜水艦


原子力巡航ミサイル潜水艦


オスカー型原子力巡航ミサイル潜水艦



通常動力潜水艦


キロ型潜水艦


ラーダ型潜水艦


オリョール型潜水艦


ベルクト型潜水艦


潜水空母


シンファクシ型潜水空母