戦艦
同型艦(バッチ1) |
3隻 |
オクチャブリスク・レボリーツィア |
パリジンスク・コンムナ |
マラート |
|
同型艦(バッチ2) |
4隻 |
グラジュダニン |
ヴォーリャ |
リボリーツィア |
デモクラチィア |
同型艦(バッチ3) |
3隻 |
スヴァボードナヤ・ユーク |
ゲネラル・アレクセーエフ |
レスプーブリカ |
|
性能諸元 |
基準排水量 |
36,000t |
全長 |
231.5m |
全幅 |
35.9m |
最大速度 |
29.0kt |
武装 |
45口径35.6cm 3連装砲 |
3基 |
57口径15.2cm 連装速射砲 |
4基 |
ZIF-101 連装対空ミサイル発射機 |
4基 |
56口径10cm連装高角砲 |
4基 |
58口径37mm連装機関砲 |
8基 |
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 |
2基 |
(元)ガングート級は超弩級艦の整備を計画するドイツ帝国に対抗してバルト海艦隊向けに計画された超弩級戦艦である。オラーシャ帝国時代で得られたノウハウを基に15インチ砲を背負い式に搭載するように設計された。また、前級副砲を6インチ砲へ強化した。
これを量産する事で建造コストを軽減し、多数の建造を企図したことがこのクラスの最大の特徴となっている。
本型は、大きく3つのタイプに分かれており、バッチ1は主砲が間に合わない事から14インチ3連装とされ、後に15インチに改装されている。バッチ2は、当初の計画通り建造され、バッチ3は防御力等の改正をおこない純粋な高速戦艦として建造された。
こうして同型の改良型を含めて合計10隻もの量産が行われ各軍港に配備された。
そのため、ソ連の主要軍港に行けば必ず見られるとすら言われ、その建造の多さもあり諸外国からは「標準戦艦」というニックネームをいただいている。
就役した当時は極めて有力な攻撃力と高速力を兼ね備えた戦艦が共産主義国家で大量生産されたことは欧米列強を畏怖せしめ、この量産こそが海軍軍縮の呼び水になったと言えるかも知れない。
運用実績は、それまでのオラーシャ帝国時代の建造経験を生かした堅実なものであったこともあり非常に良好であった。特にその砲力、速力は好評で、10月革命時に就役してから長らく使用され国民に親しまれた。また、この戦艦を共産主義の象徴とする見方もあり、図らずも国際政治でも大きな影響を及ぼしてもいる。
戦績の方は、敵戦艦を撃沈したという華々しい経歴を持つものは殆どなかったが、どの艦も幾多の戦火をくぐり大作戦に顔を出しているのに、撃沈された艦は非常に少なかった。もっともこれは、輸送船団の護衛か上陸支援ばかりに投入されたからだと言われている。
- ソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦(1950年ver)
同型艦 |
4隻 |
ソヴィエツキー・ソユーズ |
ソヴィエツキー・ウクライナ |
ソヴィエツキー・ベラルーシ |
ソヴィエツキー・ユークトバニア |
性能諸元 |
基準排水量 |
64,120t |
全長 |
271.5m |
全幅 |
38.9m |
最大速度 |
30.0kt |
武装 |
50口径41.3cm 3連装砲 |
3基 |
57口径15.2cm 連装速射砲 |
6基 |
ZIF-101 連装対空ミサイル発射機 |
4基 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
16基 |
58口径37mm連装機関砲 |
28基 |
60口径13mm連装機関銃 |
16基 |
RBU-6000 12連装対潜ロケット発射機 |
2基 |
20インチ砲戦艦の砲撃でさえも耐えうる装甲を持つソ連海軍を代表する戦艦。カタログスペックはアイオワ級の拡大発展型といったもので、これはソ連の工業能力を見せ付けるには十分であった。装甲は非常に優秀であり、大和型を上回る装甲の厚さと対雷防御設計、そしてドイツ人科学者を拉致して作った優秀な対空火器とそれを助けるレーダー機器の性能は、防空の鬼オーシアの防空艦に匹敵するもので、本級を防御特化型の戦艦としての地位を確立し、装甲厚さや革新的な船体防御方式も相俟って、浮沈戦艦の異名を頂戴している。中でも特筆すべきなのは、ソ連初の艦対空ミサイルの本格的な搭載で、近接信管弾を用いた高角砲群と組合すことで強固な防空網を形成する。主砲は対艦弾のほかに、近接信管の技術を応用して作られた新型の対空弾B-38を射出可能。これは、
B-03対空榴弾が榴散弾で炸裂箇所を頂点とする傘状の危害範囲であるのに対してこちらは炸裂箇所を中心とする周囲全域に渡ってくまなく危害を及ぼす兵器であるため高速の航空機相手であっても命中を期しやすく、威力は同口径の対空榴弾の比ではない。
- レニンスキー・コムソモール級戦艦(1950年ver)
同型艦 |
4隻 |
レニンスキー・コムソモール |
クラスヌイ・ピオネール |
ナロードヴィキ |
パリジンスカヤ・コンムナ |
性能諸元 |
基準排水量 |
73,650t |
全長 |
280.5m |
全幅 |
40.3m |
最大速度 |
29.8kt |
武装 |
50口径45.7cm 3連装砲 |
4基 |
60口径20.3cm 3連装砲 |
2基 |
SM-70 4連装対艦ミサイル発射機 |
4基 |
57口径15.3cm連装両用砲 |
10基 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
8基 |
60口径25mm 3連装機関砲 |
26基 |
60口径20mm連装機関砲 |
12基 |
ソヴィエツキー・ソユーズ級に続く、ソ連の国産戦艦として注目を浴びている大型戦艦。計画名「24号型戦列艦」。ソヴィエツキー・ソユーズ級の優秀なダメコン能力を引き継ぎつつも、より攻撃的な設計となっており、対艦戦闘はもちろんのこと、対要塞戦に使用しても支障をきたさないほどの重防御と攻撃性を高めている。
中央委員会の要請によって、本級の装備は非常に野心的な設計となっている。最新レーダー搭載型の対艦ミサイルが敵戦艦を捕捉し精密に誘導することによって敵戦艦の機動力または交戦能力の低下を狙い、これによって相手の射程範囲外から一撃を加え、艦隊戦闘になる前に敵艦隊の兵力を磨り潰して、通常砲撃の射程内に入る頃には戦局を優位に進める事が出来る。さらに、主砲にはB-8 SHS弾を用いているため51cm砲搭載艦と同等に戦えるようになっている。
同型艦 |
4隻 |
ウラジミール・レーニン |
ヨシフ・スターリン |
マルクス |
エンゲルス |
性能諸元 |
基準排水量 |
81,130t |
全長 |
310.5m |
全幅 |
45.0m |
最大速度 |
29.8kt |
武装 |
50口径53.3cm 3連装砲 |
3基 |
17.8cm 25連装対空ミサイル発射機 |
4基 |
65口径15.3cm単装高角砲 |
8基 |
65口径15.3cm連装高角砲 |
14基 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
8基 |
65口径10cm連装高角砲 |
12基 |
65口径10cm単装高角砲 |
6基 |
60口径25mm 3連装機関砲 |
40基 |
ZIF-101 連装対空ミサイル発射機 |
6基 |
SM-70 対艦ミサイル連装発射機 |
4基 |
RBU-6000 24連装対潜ロケット発射機 |
4基 |
ソ連最高峰の科学者達の英知を結集して建造されたソ連脅威のメカニズム戦艦。
ニミッツ級とほぼ同じ船体に潤沢な艦載装備を施し、ソヴィエツキー級より進んだ発想による装甲の着装、ダメコン要員を多く確保するための膨大な船員数(乗員4000人)を確保、そしてより強力な主砲である20インチ砲の装備が特徴的である。この21インチ砲は大和型を遥かに上回る破壊力を持つ艦載砲で、ソビエトの治金技術が成せる業である。そこ、すでに扶桑やオーシアで実用化しているとか言わない。
性能諸元 |
基準排水量 |
218,000t |
全長 |
400.5m |
全幅 |
55.0m |
最大速度 |
29.8kt |
武装 |
60口径63.5cm 3連装砲 |
3基 |
50口径48.2cm 3連装砲 |
2基 |
65口径15.3cm連装高角砲 |
8基 |
65口径10cm連装高角砲 |
12基 |
60口径25mm 3連装機関砲 |
36基 |
60口径25mm連装機関砲 |
14基 |
SM-70 対艦ミサイル連装発射機 |
4基 |
RBU-6000 24連装対潜ロケット発射機 |
4基 |
25インチ砲を搭載したトハチェフスキー級のテストベッド的存在。一言で言えば、無敵戦艦トハチェフスキー級を不完全なものにしたもので、中の人がメガルーサ級に触発されて建造したもの。
25インチ砲3基と、八八艦隊物語に登場したトハチェフスキー級と似通った装備をしており、中の人オリジナルの比較してもある程度良心的な設計となっているが、副砲に46cm砲2基搭載するなど、やはりどこかおかしい。
攻撃性能において、アウトレンジ攻撃が可能な25インチ砲を装備。これによって相手の射程距離圏外から、一方的な攻撃を加える事が可能である。またアウトレンジの必要が無い場合は、19インチ砲による砲撃に切り替えられる。 他にも両舷16門もの15cm連装砲や4基の連装対艦ミサイル発射機、後部にも魚雷発射管を12門を備えるなど、火力の高さを伺わせている。高角砲も12基備えており、後方や上方への睨みを利かせているため、非常に攻撃範囲が広い。
防御においても25インチ砲の衝撃に耐えられるだけの船体を持つだけあって、並大抵の戦艦の砲撃はものともせず、無傷とはいわないまでも、20インチ砲や21インチ砲の直撃弾を耐えうるだけの重装甲を有する。航行性能において、重装甲や重武装をしている反面機動性は落ちているが、加速性能は高いようで、30khの速力を発揮する。
これらの技術は、主にドイツの科学者やオーシアから漏洩した機密データ
重巡洋艦
同型艦 |
18隻 |
イズマイル |
ボロディノ |
キンバーン |
ナヴァリン |
オリョール |
スラヴァ |
アムール |
ヴォストカヤスク |
ヴォルゴグラード |
ニコラーエフ |
グロズニーグラード |
ヴォルガ |
ゼルノグラード |
サンクトペテルブルク |
シーニグラード |
オクチャブリスク |
ノヴォロシスク |
オデッサ |
性能諸元 |
基準排水量 |
19,830t |
全長 |
213.5m |
全幅 |
24.1m |
最大速度 |
33.0kt |
武装 |
20.3cm 3連装砲 |
4基12門 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
8基 |
45mm単装機関砲 |
8基 |
12.7mm連装機関砲 |
7基 |
航空機 |
偵察機 |
6機 |
ソ連海軍の標準的な重巡洋艦。しかし、オーシアのデモイン級を上回る排水量を誇り、20.3cm砲を6基も搭載するなど、ユークの攻撃的な姿勢が見て取れる。
本急お設計概念は小艦タ数主義と通商破壊及び船体護衛を目的としての役割を担うことである。
設計にはブロック工法と電気溶接が使用されているため、短期間で多くの艦を建造することが可能となった。
機関はディーゼルエンジンを4基搭載し、スクリュー軸に連動した4つの発電機によって大電力を生み出すことが出来た。30秒近くで最大戦速に達するなど、優れた機動力と速力を誇る。
また、これらの大電力を電波通信機器や暖房機器、または尽力不足を補うために使用されており、半自動化されているため従来艦と比較して少人数での運用が可能となっている。
砲数とレーダー射撃による一方的な戦闘を考慮しているために機動性と攻撃力は高い水準にあるが、徹底した簡素化が祟って水雷防御が低く、一発で轟沈しかねない欠点を持つ。
また、本級も例に漏れず、対空装備は潤沢に予算を使っており、防空を専門としていない艦艇でありながら優秀な索敵レーダーによって、重厚な対空網を形成する。
同型艦 |
6隻 |
キーロフ |
ヴォロシーロフ |
マクシム・ゴーリキー |
モロトフ |
航空巡洋艦 |
カリーニン |
ラーザリ・カガノーヴィチ |
性能諸元 |
基準排水量 |
20,830t |
22,220t |
全長 |
217.5m |
220.0m |
全幅 |
23.6m |
25.0m |
最大速度 |
33.1kt |
30.5kt |
武装 |
25.4cm 3連装砲4基 |
25.4cm 3連装砲2基 |
56口径12.7cm連装高角砲12基 |
56口径12.7cm連装高角砲8基 |
45mm単装機関砲12基 |
45mm単装機関砲10基 |
12.7mm連装機関砲4基 |
533mm 3連装魚雷発射管2基 |
航空機 |
3機 |
10機 |
同型艦 |
4隻 |
スターリングラード |
ヴォルガグラード |
ウリヤノフスク |
クラースヌイ・カフカス |
性能諸元 |
基準排水量 |
42,330t |
全長 |
210.5m |
全幅 |
22.0m |
最大速度 |
32.5kt |
武装 |
30.5cm 3連装砲 |
4基 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
6基 |
37mm連装機関砲 |
16基 |
533mm 5連装魚雷発射管 |
4基 |
同型艦 |
6隻 |
クロンシュタット |
セヴァストポリ |
ユジノサハリンスク |
ペトロパブロフスク |
ガングート |
ポルタヴァ |
性能諸元 |
満載排水量 |
42,760t |
全長 |
273.5m |
全幅 |
32.9m |
最大速度 |
33.0kt |
武装 |
45口径35.6cm 3連装砲 |
3基 |
57口径15.2cm 連装速射砲 |
6基 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
10基 |
58口径37mm連装機関砲 |
7基 |
60口径13mm連装機関銃 |
8基 |
世界各国の大型巡洋艦や装甲巡洋艦に対抗するためだけに建造された巡洋艦のような何か。巡洋戦艦と銘打っているが、実質は装甲を施された高速戦艦。
同型艦 |
4隻 |
ツングースカ |
マウリポリ |
イクルーツク |
ルガンスク |
性能諸元 |
満載排水量 |
22,990t |
全長 |
230.5m |
全幅 |
26.3m |
最大速度 |
32.5kt |
武装 |
22.2cm 3連装砲 |
4基 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
12基 |
37mm連装機関砲 |
22基 |
巡洋艦
同型艦 |
8隻 |
アドミラル・ラザレフ |
クラスヌイ・カフカース |
|
アドミラル・パブロフ |
アドミラル・イストーミン |
|
アドミラル・コルニーロフ |
アドミラル・グレーイク |
|
アドミラル・スピリードフ |
アドミラル・ブタコフ |
性能諸元 |
基準排水量 |
10,800t |
全長 |
197.0m |
全幅 |
21.5m |
最大速度 |
32kt |
武装 |
57口径18.3cm連装砲 |
4基8門 |
48口径15.2cm連装砲 |
6基12門 |
25mm機関砲 |
8基16門 |
533mm連装魚雷発射管 |
4基 |
24連装ロケット砲 |
6基 |
爆雷・機雷 |
100発 |
搭載機 |
偵察機 |
1機 |
アドミラル・ラザレフ級巡洋艦とは、ソ連が建造した軽巡洋艦である。
当時ソ連海軍は駆逐艦隊に随伴可能な巡洋艦を有しておらず、船体を随伴可能な指揮戦闘艦を欲していた。従来の巡洋艦では駆逐艦隊に随伴するには小回りが効かず、速力も不足気味であったという欠点があった。
本級はそれまでの漁業海軍のように粉氷艦基準の寸どうな船体形状から凌波性を重視した外洋航海向けの船体比が採られており、加速性・運動性が大幅に向上しているのが特徴。また、装備品の多くが駆逐艦と共用できるようになっており、補給や整備の面でも手間が掛からない。
前代「クラスヌイ・カフカス」級から転用した57口径18cm連装砲は1門あたり97.5kgの砲弾を毎分10発発射可能で、最大射程距離は37,130mにも達した。さらに、あらゆる任務に対応できるように対潜ソナーや爆雷等汎用性の高い巡洋艦として完成した。
しかし、本来想定した水雷戦隊の旗艦としては旗艦出力が不足しており、砲撃戦のために前線に出しても舷側70mm、甲板は43mmと他国の条約型巡洋艦と比較して問題があるとして、専ら後方の警備艦隊や哨戒艦隊の旗艦として用いられた。
同型艦 |
10隻 |
チャパエフ |
チュカロフ |
ブルシーロフ |
コムソモーレツ |
フルンゼ |
ジェレズニャコフ |
アウローラ |
クイビシェフ |
コルチャーク |
サーブリン |
性能諸元 |
基準排水量 |
16,430t |
全長 |
210.5m |
全幅 |
22.0m |
最大速度 |
32.5kt |
武装 |
15.2cm 3連装砲 |
4基 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
6基 |
37mm連装機関砲 |
16基 |
533mm 5連装魚雷発射管 |
4基 |
同型艦 |
22隻 |
スヴェルドロフ |
ジェルジンスキー |
オルジョニキーゼ |
ジュダノフ |
アレクサンドル・ネフスキー |
アドミラル・ナヒーモフ |
アドミラル・ウシャコフ |
アドミラル・スピリードフ |
アレクサドル・スヴォーロフ |
アドミラル・セニャーヴィン |
モロトフスク |
ミハイル・クトゥーゾフ |
ドミトリー・ポジャールスキー |
ムルマンスク |
タリン |
ヴァリャーク |
シチェルバコフ |
アドミラル・コルニーロフ |
アルハンゲリスク |
ウラジオストク |
クジマ・ミーニン |
ドミトリー・ドンスコイ |
性能諸元 |
基準排水量 |
16,430t |
全長 |
210.5m |
全幅 |
22.0m |
最大速度 |
32.5kt |
武装 |
15.2cm 3連装砲 |
4基 |
56口径12.7cm連装高角砲 |
8基 |
37mm連装機関砲 |
16基 |
610mm 3連装魚雷発射管 |
4基 |
駆逐艦
同型艦 |
6隻 |
レニングラード |
ハリコフ |
ミンスク |
モスクワ |
トリビシ |
バクー |
性能諸元 |
標準排水量 |
2,250t |
全長 |
128.5m |
全幅 |
12.7m |
最大速度 |
40.3kt |
武装 |
130mm連装砲 |
3基 |
76.2mm連装機関砲 |
2基 |
45mm連装機関砲 |
2基 |
533mm 4連装魚雷発射管 |
4基 |
機雷投射機 |
4基 |
爆雷投下軌条 |
2基 |
ソ連海軍の革新的な駆逐艦で、日本海軍における吹雪型駆逐艦に相当する艦隊型駆逐艦。水雷戦に求められる性能を可能な限り高めた高性能駆逐艦であり、特に速力に優れているのが特徴である。
外洋に出れるだけの航続距離のほかに優れた快速と機動性があり、最大速力は40ktを誇った上に機敏な船体運動が可能である。従来のフィドニシ級駆逐艦およびイジャスラーフ級駆逐艦などに比べると、かなり大型・高速・重武装である。運用時には在来型駆逐艦との連携は想定されておらず、俊足を生かして偵察部隊や遊撃部隊に配属されることが想定されている。
兵装は、130mm砲を主砲とするほかに533mm酸素魚雷を4基16門搭載し、扶桑の610mm酸素魚雷には幾分か劣るが、それでも長距離からの雷撃を可能としているうえ、目標に対しての誘導性を持つため610mm酸素魚雷よりも値段が嵩むもそこは工業大国のソ連、この高性能魚雷を予算を憚らず潤沢に配備している。
本級は快速性や機動性を活かした雷撃戦を仕掛け、レーダー射撃を介しての130mm砲撃による正確な砲撃で敵艦隊を一気に撃滅することが期待されている。反面、対空機銃は4基だけとなっており、対空防御はあまり期待できない。
同型艦 |
36隻 |
グネフヌイ |
ポラジャーユシチイ |
グローズヌイ |
グロームキイ |
グレミャーシチィ |
ストレミーテリヌイ |
ソクルシーテリヌイ |
グネーヴヌイ |
グロジャーシチイ |
ゴールドィイ |
ステレグーシチイ |
スメトリーヴイ |
ボールドルイ |
ブィーストルイ |
ボーイキイ |
ベスポシチャードヌイ |
ベズプレーチュヌイ |
ブジーテリヌイ |
レーズヴイ |
レシーテリヌイ |
ラストロープヌイ |
ラズャーシチイ |
リヤーヌイ |
レースキイ |
レチーヴイ |
ポスペーシュヌイ |
レーヴノスヌイ |
ラズヤリョーンヌイ |
レコールドヌイ |
レームキイ |
ラズームヌイ |
ブールヌイ |
ボエヴォーイ |
ローフキイ |
リョョーフキイ |
プロンジーテリヌイ |
性能諸元 |
標準排水量 |
2,280t |
全長 |
127.5m |
全幅 |
11.4m |
最大速度 |
39.3kt |
武装 |
130mm連装砲 |
3基 |
76.2mm連装機関砲 |
2基 |
45mm連装機関砲 |
2基 |
533mm 3連装魚雷発射管 |
2基 |
機雷投射機 |
6基 |
爆雷投下軌条 |
2基 |
小型の軽巡洋艦と見間違えるほどの船体を誇るが、これはソ連海軍が単に船の小型化に成功しなかったために船体の大きさに物を言わせて共産共産共産共産……アッハイ、他国の軍艦をあっとうするために船体の大型化は必須であり、なにももんだいありません。ごあんしんです。
攻撃性能においては、長口径で連射性が高く射程が長い127mm連装砲を4基装備している。また、40mm対空機銃を6門と20mm機銃を6基搭載する。レニングラード級を吹雪型に喩えたが、本級はさしずめフレッチャー級か秋月型といったところである。
これらの対空弾幕は濃密なものであり、射撃管制レーダーの統制射撃によって驚異的な対空網を形成し、艦隊防空の要として期待されている。また、魚雷は4連装から3連装に変更されており、水上戦闘重視なレニングラード級駆逐艦とは真逆の設計思想とも言える。 だがその一方で水雷戦に特化したレニングラード級と違って対空・対潜・対艦全てをそつなくこなせる優等生的な性質を持っており、また戦後の兵装進化に対応できた拡張性の高さも持ちあわせるなど、汎用駆逐艦としては非常に優秀な艦である。また、航行性能において、駆逐艦らしく快速性が重視されており、空母機動部隊戦にもそれを発揮した。
一応は命中精度と速射性を活かして、接近してきた敵駆逐艦に対して圧倒的な砲弾をお見舞いすることが出来るため、一概に水上戦闘に不向きとは言えない。
26隻 |
ストロジヴォイ |
セルジートィイ |
リホーイ |
ストーイキイ |
シーリヌイ |
スムィショリョーヌイ |
ポレーズヌイ |
スラーヴヌイ |
スメールイ |
スローヴイ |
ソブラジーテリヌイ |
レトゥーチイ |
プロゾルリーヴイ |
ストラーシュヌイ |
スポソーブヌイ |
ポドヴィージュヌイ |
スヴィレープイ |
スタートヌイ |
スコールヌイ |
ソヴェルシェンヌイ |
ベスストラーシュヌイ |
スヴォボードヌイ |
ベスシュームヌイ |
ストローギイ |
ストローイヌイ |
ヴェ-ルヌイ |
性能諸元 |
標準排水量 |
3,280t |
全長 |
133.5m |
全幅 |
11.6m |
最大速度 |
39.6kt |
武装 |
130mm連装砲 |
4基 |
76.2mm連装機関砲 |
2基 |
45mm連装機関砲 |
2基 |
533mm 3連装魚雷発射管 |
2基 |
機雷投射機 |
6基 |
爆雷投下軌条 |
2基 |
グネフヌイ級の拡大発展型として建造された艦隊防空型駆逐艦。
主砲は従来型の50口径127mm連装砲ではなく本級独自の65口100mm連装高角砲を4基8門を装備。口径こそ従来の127mmより細いが長口径により初速・射程に優れ、毎分20発発射可能であり、レーダー射撃管制装置による統制照準により艦隊防空の要となることが期待された。
空母機動部隊の直衛を目的としているため、当初魚雷は搭載しない予定であったが、万が一の艦隊戦に備えて、という理由と対岸のヤンキーどもと同じく水雷屋が騒ぐということで、4連装魚雷を2基搭載している。
同型艦 |
12隻 |
タシュケント |
ウラジオストク |
ヴォストーク |
ムルマンスク |
カリーニングラード |
ノヴォロシースク |
ロストフ・ナ・ドヌ |
スモレンスク |
ナホトカ |
ペトロパブロフスク・カムチャツキー |
マガダン |
リバウ |
性能諸元 |
標準排水量 |
3,420t |
全長 |
135.5m |
全幅 |
12.3m |
最大速度 |
42.5kt |
武装 |
130mm連装砲 |
3基 |
37mm連装高角砲 |
6基 |
12.7mm連装機関砲 |
6基 |
533mm 4連装魚雷発射管 |
4基 |
機雷投射機 |
6基 |
爆雷投下軌条 |
2基 |
第一次五カ年計画にて、ソ連の主力水雷駆逐艦として建造された大型駆逐艦。レニングラード級の設計がフィードバックされており、迅速な機動力と強力な雷装を誇り、16発が同時発射可能。これは、駆逐艦としては最大級の重雷装となっている。
主機にドイツの高温高圧罐・ワーグナーボイラーを参考に、さらに小型化・高出力化したものを採用し、最大速力42ktを目標とした。主砲は、扶桑の吹雪型駆逐艦の主砲塔を参考にして開発した二連装130mm砲「B-2LM」を採用、従来の主砲塔より軽量化が図られた。
10隻 |
アルマータ |
アシュハバート |
エレヴァン |
キエフ |
ペトロザヴォツク |
スタリナバート |
オチャーコフ |
ペレコープ |
クラスノヤルスク |
ドニプロペトロフスク |
タシュケント級をより洗練した水雷駆逐艦。
同型艦 |
ポスペーシュヌイ |
プロヴォールヌイ |
ペレドヴォイ |
プィルートキイ |
プィールキイ |
プローチュヌイ |
ウダロイ |
ベドーヴイ |
プリゾルリーヴイ |
ネウロヴィームイ |
ネウデルジームイ |
ネウクロチームイ |
スポコーイヌイ |
ブラーヴイ |
駆逐艦としては極めて高い速力を備えおり、砲力においては既存の駆逐艦の大半を凌駕する。