これまでのセッションで物語の大きな転機になった出来事について簡単に纏めていきます。 ●師団制度の制定 近年コートヴェルズに頻出する特異な魔境の数々、そしてその背後に見え隠れする竜の存在。 これを受けて、ドンは遠方に送り出していた戦力・探索部隊を一度召集した。 一人一人が一騎当千の将にも匹敵し得る実力者達は5つの師団に分けられ、 実力・士気・規模を総合的に加味し、順位付けがなされた。 各師団の長は"柱"と呼ばれ、"所属師団+柱"で呼ばれる事が多い。 例えば、第一師団長であるクリシュナは"第一柱"となる。 ドンと5人の師団長(柱)からなる会議を"5柱会議"と呼び、定期的に行なわれる。 尚、議事の司会進行は第一師団所属のラル・カルナックに一任されている。 第一師団 師団長:クリシュナ 平均レベル:52 規模:中 士気:高 戦闘能力だけでなく、探索を始めとした種々の能力を 総合的に加味した上で、アドベントの最高戦力集団とされている。 軍や政の最高責任者であるラル・カルナック、 密偵・諜報能力に長けたジム・ウェストの存在も大きい。 文字通りの意味でドンの眼となり耳となり、はたまたブレインとして多様な役目を持つ。 そのため第一師団のみに与えられた特権も多い。 第二師団 師団長:ファリー 平均レベル:36 規模:小 士気:高 ドンへ対する忠誠が非常に強固な師団。 小規模ながら、師団長のファリーを中心とした陣形は殲滅力に優れ、 強大な大国さえも一夜にして瓦解させるほど。 アドベントの剣・盾となる最終兵器が第二師団なのである。 第三師団 師団長:ディミス 平均レベル:44 規模:大 士気:低 アカデミーから派遣されたメイジの大部分が所属する師団。 ドンに対する忠誠・士気こそ低いものの、 メイジのエリート集団で構成される大部隊の規模は他の追随を許さない。 アカデミー分校の管理監督も第三師団が行なっている。 第四師団 師団長:アルバート 平均レベル:23 規模:中 士気:高 PC達が所属している師団。 ドンの手となり足となり、魔境の浄化にあたる回数は第四師団が最多である。 空飛ぶ巨大戦艦や従属体のドラゴンを有しており、機動力も高い。 団員のリンク・ニアフォレストが経営する道具屋は貴重品が多く並んでいる。 第五師団 師団長:シャルロット 平均レベル:62 規模:小 士気:低 たった3人から構成される師団。 実質シャルロットとシェイムだけで全ての戦闘をこなしている。 師団長であるシャルロットの意向から、彼ら自身が積極的に動くことはない。 ●エルダードラゴン来襲 "龍の巣"から5体のエルダードラゴンと無数のドラゴンパピーが解き放たれ、 クリフォード市を始めとしたコートヴェルズに住まう人間達の拠点を相次いで侵攻した。 アドベントは5師団を各襲撃地に派遣し、これを鎮圧。 一説には、竜王が人間の出方を試しているとの見方もある。 第四師団はクリフォード市のマーセル軍に加勢し、 長としての理想と、個人としての理想に挟まれる市長の苦悩を垣間見ることになった。 ●メリー・ゲートの出現 第四師団は魔境にて、記憶を失った神の投影体を保護した。 マティアス・デュノアは"笑う門"の意を込めて"メリー・ゲート"と命名。 集落に連れ帰った際に、シャルロット・エアリーがメリーを破壊せんと第四師団の前に立ちはだかる。 聞けば、昔クリシュナ、ジェインの親友であった"サヤ"が成長したような姿をしているとのこと。 本気を出したシャルロットの前に、冷静さを欠いたクリシュナは成す術もなく無力化され、 万事休すかと思われたが、ドンの制止もあり、第四師団が全ての責任を負うことを条件にシャルロットは刃を収めた。 謎が多く残る出来事であり、メリーの状態にも気を配る必要がありそうだ。 ●ミスタリア攻城戦 闇魔法師"ベネトナーシュ"がミスタリア城を攻め落とさんとしていた。 アカデミーは闇魔法師が噛んでいる以上見過ごすことはできなかった。 そのため、学長であるセンブロスはアドベントにベネトナーシュの鎮圧を要請。 これまで他国の情勢に一切関与してこなかったアドベント側だが、政治的な理由でこれを断れなかった。 ベネトナーシュが持つ投影体を自在に召喚し、意のままに操る 危険なアーティファクトである"魔法のランプ"の破壊とベネトナーシュの無力化のみに活動を絞り、これを了承。 第四師団がミスタリアに派遣される事となった。 攻城戦は熾烈を極めたが、見事ミスタリア城を奪還。 しかしながら、ベネトナーシュと魔法のランプを逃がしてしまう。 この一件を経て、アルバートは自分の本当にやりたいことと今一度向き合うことになった。 同時に、ベネトナーシュはアマデウス国を滅ぼした張本人であると判明し、ロアは心中穏やかではないようだ。 ●五芒星の発足 ジム・ウェストがとある情報を掴んだ。 それは、パンドラが5人の人物を中心に竜と人間の戦争を目論んでいるという。 その5名は"五芒星"と呼ばれ、攻城戦で出会ったベネトナーシュやギルガメッシュもその一員との事。 当分の間はパンドラの動向にも注意が必要だ。 ●フラッグ覚醒 アルバート達は魔境にて流浪のロード"アーネスト"と出会う。 アーネストは客員剣士として、クリフォード市に迎え入れられたのだという。 先のエルダードラゴン襲撃を受けてのことだろう。 聞けばアーネストは病床のセレナを救った人物であった。 そんな彼は「器無き者に力は宿らない」と言い、アルバート達に試合を提案した。 アーネストに圧倒されながらも、「戦いを終わらせるために剣を取る」という、 ミスタリアで巧く言葉にできなかった"自分のやりたいこと"を はっきりと認識した結果、デストロイヤーのフラッグが出現した。 ●神殺し 蜘蛛の洞窟を中心に常軌を逸した濃度の混沌が広がった。 第三師団が調査した結果、蜘蛛の洞窟には更に広大な下層が存在しており、 300年前、ファーストロードでさえ討伐が叶わなかった蛇神が封印されていることが判明した。 早急に対処する必要性があり、蛇神が完全に目覚め切らない不完全な状態の内に 討伐することを決定。これに第四師団が当てられた。 幾度となく命の危機を切り抜け、伝説の勇者達の記憶を垣間見ながら、辛くも討伐に成功。 しかしながら、メリーが限界を超えて力を使ったがために肉体の大部分を混沌に侵食されてしまった。 メリーの治療も急務になるだろう。 尚、ファーストロードの仲間にファリーが居たことが判明。