@メニュー
新規ページ作成
新規ページ作成(その他)
このページをコピーして新規ページ作成
このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
アップロードファイルから新規ページ作成
他のホームページから引用して新規ページ作成
スレッド式掲示板から引用して新規ページ作成
このページの子ページを作成
アットウィキで新規ウィキ作成
編集
ページ編集
ページ編集(簡易版)
メニュー非表示でページ編集
ページ名変更
ページの閲覧/編集権限変更
ページの編集モード変更
このページにファイルをアップロード
メニューを編集
表示
最新版変更点 (差分)
編集履歴 (バックアップ)
このウィキの全ページ一覧
編集履歴のあるページ一覧
このウィキのタグ一覧
このウィキのタグ一覧(更新順)
このwikiの更新情報RSS
このwikiの新着ページRSS
ツール
このウィキ内を検索
このウィキの管理者に連絡
このページを通報・違反報告する
ヘルプ
ご利用ガイド
はじめての方へ
良くある質問集
プラグイン一覧
編集モードの違いについて
不具合や障害を見つけたら
管理・設定マニュアル
このウィキに参加
ログイン
犬猫おもいで秘宝館 (仮)
※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。
「
153葉崎京夜ss2
」の編集
見出し
小見出し
中見出し
大見出し
太字
斜体
下線
リスト
番号リスト
テーブル
水平線
リンク
引用
画像
カラーピッカー
Youtube動画
プラグイン入力
**No.153 葉崎京夜@詩歌藩国様からのご依頼品 S・TAGAMIは、強情を絵に描いたような人だと誰かが言った。 彼女がしゃべらないのは嘘を言う必要がないからだと。 葉崎はしみじみとそれを実感する、彼女がいつも同じ服なのもきっとそういう理由だろ。 教室の影の中にTAGAMIはいつも通りのかっこうでたっていた。 黒い服はいかにも学校の中で異質で、何とも居心地が悪い。 長いブロンドの髪も、澄んだ瞳も、まるでその場を拒むよう、浮いた鞄と帽子は旅支度。 どこへいってもTAGAMIは同じような空気をまとっている、いつも何処かに行く途中だと言いたげなその瞳に、葉崎は少し胸にくる。 「これで、最後だって、以前いいましたよね。それを覆してみました」 腰をまげて頭を下げてみる、まっすぐな瞳に、少し射抜かれるような気持ちがする 「まあ、私が、何かしたわけではないんですけど」 (ええ、ユーリの言うとおりですね) すこしへこむ、別に嘘を付いたわけではないけど、見栄を張ったことが、少し恥ずかしい。 ユーリ、どんな人なんだろう、TAGAMIはその人の言葉をとても大切にしている、きっといつも完璧に覚えているのだろう。 名前をきくたびに、その遠さを少し感じられる、自分はなれるだろうか、この人の記憶に残る人に 「それでも、もう一度あえて、うれしいです」 TAGAMIは表情をかえない、伝えたいことは、言葉にならないからだろう。 やばい、なんだか、距離が開いていく、現実的な距離どころか、このままどこかにいってしまう気がする 「今日、およしたのは、勉強会っていう名目だったんですけど。その、ただ会いたかっただけなんです」 (ええ) 困ったようなTAGAMI 言ってから舌をかむ、照れ隠しに頭をかいてみるが、それでも自分のいったことを考えるとあんまりだ、これじゃあ、告白とかわらないじゃないか。 目の前が真っ白になるような気がした、そうならかったのは、みたこともないものをみたからだ。 いつも通りのTAGAMIに、いつもと違うところに見える、いつものTAGAMIに長くふれる、葉崎だから気づいたのかもしれない。 (今のは、まね。上手くできなかったら、ごめんなさい) 「いや、そんな事はないですよ」 葉崎の口が優しく広がる、うれしそうだ。 恥ずかしさもはじけ飛んで、砕けてちる 「あなたがそうしてくれて、今は嬉しいです」 (ありがとう) TAGAMIの顔は変わらない、もういつも通りの冷たい美しい顔だ ただ、さっきみたものがあるからわから、きっと今は、暖かい、優しいそんな気分なんだろう。 「状況は今も厳しいですが、貴女と話しているとそれが苦ではなくなります」 あぁ、何言ってるのか、さっきから次から次へと、さっきの失敗を遠くにやるどころか増やしてる (ええ。もう少し戦ってみようと。思います) TAGAMIの言葉に、あるものが浮かんだ。敵が今遠くから迫っている。 それ以外にもなにかいるのか 「あなたは、誰と闘ってるんですか?」 英雄に敵が多い、葉崎のしっているACEだけでも闘う相手は多様だ かのものや、人の産んだ悲しみや憎しみ、アイドレスではオーマ、知りうるだけでそれなのに (私が闘うのは、そうですね、かのものです) まるで気負いがないそれが、少しだけつらそうにみえる、辛いと言うより悲壮だ。 「かのものの情報はかのものを呼び寄せる。詳しくは聞けないのが残念です。」 一緒に闘いたいとはまだ言えなかった、それは好意とは別の約束だ。 TAGAMIはさざめくように笑っている。声が聞こえていないのに、優しげな笑いが届く 「貴女が戦う相手は私にとっても戦う相手ですから、ね。」 これぐらいはいいだろう、たまたま闘う相手が同じなことぐらいはある そういって笑う葉崎をみてTAGAMIの空気がかわる、優しく悲しい雰囲気だ (全ての生き物が、戦う相手になるでしょう。限りなく石に近い私においても、同じ) 「たとえアナタがそういう存在になっても、私の想いが変わるわけもないですしね」 TAGAMIは困った、どうも誤解があるらしい。 石化するというのは観念的なことだ、ただそれを言葉で伝えるのは難しそうだ、なにやら恥ずかしそうでもあるし。 TAGAMIは目をつぶった、葉崎のめに少し自分の目を足すような感じでイメージを流す 草原に立つ人々が見える、姿形は多様で、年齢なども一定していない、ただ一応に皮膚に、複合的に描かれた線がかかれ、また、一様に空をみてとまっている。 止まっている、周りの全てに息づく命の力を感じるのに、それにはもはや時間の流れすらも届かない。 「これが、強くなればなるほど、停止していくACE達のなれの果て、石になるとはこういうことですか」 (強くなれば、みんなこうなります) 「人の枠をはずれること、それがこれだと」 葉崎の言葉に、TAGAMIの意識が歌うように広がる (私が声をなくしたのは、声が必要なくなったから) (私が息を忘れたのは、呼吸が必要なくなったから) (私は次は、人への思いをなくすのでしょう) そういって、TAGAMIは窓から空を見た 「理解は出来ても、納得は難しそうですね」 叫びたい気持ちを抑える、血の出るほど奥歯をかみしめて、TAGAMIの見る、窓の外の空をおう 風が強いことが、雲の速度で分かる、快晴と言っていい明るさだ、外はきっと気持ちいい風が吹いているだろう TAGAMIは目を伏せた。それだけが、彼女の動きだった もう、目の使い方もわすれたと、言われて葉崎の口から言葉がもれた。 「私が強ければ……もっと…もっと……。」 手から血が出ている、ツメがくいこんでいるだろう。 TAGAMIは何も言わず、目を開くこともなく、ただ言葉だけが届いてくる (そして、貴方も止まる) 「えぇ、私が貴女よりも強ければ…そうすれば、貴女が動きを止める時間を先送りに出来る。」 涙があふれるような気がする、だがそうはならなかった、ただ乾いていく、痛みのある場所、胸以外はどこまでも乾いていく。 TGAMIの目が開く、その光はとても冷たく、まるで泉の水のように、乾いた葉崎の意志にしみこんでくる。 ただ、TAGAMIは短く伝えた (私はそれを望んでいない) 今までのあったなかで、一番優しい言葉だ、そう感じられた。 冷たく、冷え切った言葉が、体から熱を抜いていく、そういう言葉だった。 TAGAMIは昔からそうだ。どんな時にも、動くことはあまりない。 これが石ということだと、言われた気がした。 それが私だと、葉崎は言われたような気がした ---- **作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) #comment(,disableurl) ---- ご発注元:葉崎京夜@詩歌藩国 http://cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=257;id=gaibu_ita 製作:嘉納@海法よけ藩国 http://cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=764;id=UP_ita 引渡し日: ---- |counter:|&counter()| |yesterday:|&counter(yesterday)|
» タグ(複数タグを入力するときは、エンターキーまたは、カンマを入力してください。)
このWIKIのタグ一覧
表示オプション
メニュー表示:
プレビュー表示:
編集モード: アットウィキモード
@Wikiのご利用ガイド
アットウィキモードの編集方法
プレビュー
プレビュー設定
自動スクロール:
横幅を固定する:
└ 横幅:
px
検索 :
メニュー
TOP
会社概要
生活ゲーム依頼方法
自立発注依頼方法
自立発注商品
依頼受付BBS
技族・文族リスト
ギャラリー
自立発注ギャラリー
特別ギャラリー
作者別索引(文族)
作者別索引(技族)
依頼名別索引
閲覧数ランキング
感想板
犬猫おもいでPickUp!
技族・文族用
参加者募集要項
作業ガイダンス
参加者連絡簿
(3/5)
提出物用掲示板
非常用投稿スレッド
新作業用BBS
非常用受注確認スレッド
技族・文族・スタッフ用MLについて
緊急用マイル支払い所
スタッフ用
チャット
作業進捗表
自立発注進捗表
特別作業進捗表
作業用名簿
タイムスタンプ
タイムスタンプ(仮)
報酬申請根拠
作業時間記録
秘宝館口座管理
個人口座管理
スタッフ口座管理
各国BBSリンク集
スタッフ申送りメモ
テンプレート集積所
リンク
サブチャット
小笠原本投票
旧内部BBS
旧依頼BBS
更新履歴
取得中です。
|
新しいページ
|
編集
|
差分
|
編集履歴
|
ページ名変更
|
アップロード
|
検索
|
ページ一覧
|
タグ
|
RSS
|
ご利用ガイド
|
管理者に問合せ
|
|
ログイン
|