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宴少年クソゲ☆あやき - (2011/04/12 (火) 02:21:28) のソース

&bold(){第1話 「横浜に行ったときに会ったような・・・」}
荒廃し紙束の山と化した大会会場、傷だらけの男性、
「ワタシトケイヤクシテ宴プレイヤーニナテクダサイ!」と微笑みかける外国人…。

ごく普通の社会人・あやきはそんな奇妙な夢から目を覚ます。
その日、夢の中で見た男性・ろくすたが会社に転勤してくる。
何故か自分の事を知っているかのようなろくすたの態度にあやきはつい「どこかで会った?」と尋ねるが
ろくすたはその問いには答えず「家族や友達が大切なら何が起きても『自分を変えよう』などと思うな」と忠告する。

帰宅途中に親友の祐一と一緒に寄ったお店であやきは自分に助けを求める声を聴く。
声を辿って建物の奥へ行くと、そこには夢で見た外人・裏鍵と
裏鍵を害さんとする不思議な格好をしたろくすたの姿があった。
ろくすたはボロボロの裏鍵を引き渡すよう要求するがあやきは拒否。
そこにあやきを追ってきた祐一が昇竜拳を連発して乱入、
2人は裏鍵を連れて逃走するも奇妙な少女が跋扈する異様な空間に巻き込まれ
危うい所を同じ関西ノ宴の先輩で『宴プレイヤー』の少々に救われる。舌打ちしてその場を立ち去るろくすた。

少々の気合で快復した裏鍵はあやきと祐一に
「ワタシトケイヤクシテ宴プレイヤーニナテクダサイ」と微笑みかける…。

&bold(){第2話 「それはとっても嬉しいなって」}
裏鍵に選ばれ、契約した男の子は魔力の源『幻想ノ宴』と言うTCGを手にして、
希望を振りまく『宴プレイヤー』に変身し、煽りを撒き散らす『糞ゲッター』と戦う使命を課される。
しかし糞ゲッターを倒すと見返りがあるために手柄の取り合いで衝突する事が多く
宴プレイヤーは必ずしも味方同士とは言えないらしい。
そこで祐一は「宴プレイヤーのろくすたはライバルが増えるのが嫌で裏鍵を襲ったのか」と合点する。

糞ゲッターとの戦いは危険だが「ヒトツダケドンナネガイモカナエマス」と裏鍵は言う。
しかし2人は即断出来ない。そこで少々は自分の糞ゲッター退治につきあってみないかと誘う。

翌日ろくすたは「もうオワコンだ」と裏鍵を襲う事を諦めるも
再び「そいつ(裏鍵)の甘言に耳を貸すな」とあやきに警告する。

放課後、糞ゲッターの呪いを少々の幻想ノ宴で探知し廃ビルへ向かった3人。
大量のモヒカンを蹴散らした先に異形の存在『糞ッゲッター』(糞ゲッターと言うが形体は華徒)がいる。
少々は危なげなく糞ゲッターを倒し『デッキ』という糞ゲッターの卵を手に入れる。
呪力を使う事で魔力を消耗すると幻想ノ宴は輝きを濁らせてしまうが
デッキを使う事で濁りをそちらへ吸収させ魔力も回復出来ると言う寸法だそうだ。

糞ゲッターの呪いで自殺しかけた女性を救った少々の姿を見て
あやきは「俺でも誰かの役に立てるなら嬉しいな」と憧れを抱く。

&bold(){第3話 「もう何も蠱惑ない」}
祐一にはスコア係と言うコンビニ定員の幼馴染がいる。
しかし彼は事故で入院中。左手の自由を失い、もうレジを打つ事は叶わない
祐一は足繁くお見舞いに通ってはコンビニのおでんを差し入れるが嘆くスコアの姿に胸を痛める。

なかなか願い事の決まらないあやきはふと少々にどんな願い事をしたのか尋ねる。
数年前、少々はこはぽんの車で出かけたドライブ中に交通事故に巻き込まれ、
目の前に現れた裏鍵にただ「助けて」と縋ってしまう。
選択の余地の無かった自分と違って2人にはよく考えて欲しいと言う少々に対し
祐一は「自分の事じゃなくて自分より余程困ってる人の為に願い事は出来るのか」と聞く。
裏鍵は可能だと言うが少々は感心しないと釘を刺す。

スコアのお見舞いの帰り、2人は病院の外壁に完成しかかったデッキが刺さっているのを発見。
このままでは病院が丸ごと糞ゲッターに取り憑かれてしまう、とスコアの身を案じた祐一は
あやきに少々を呼びに行く様に頼み、自身は裏鍵と共に糞げったーの結界内に飲まれて行く。

戻ってきた少々はあやきと共に結界内に乗り込もうとするがそこにまたろくすたが現れる。
今度の糞ゲッターはこれまでとは訳が違う、俺がガンダムだ、と言うろくすたを少々は二次元と三次元の境界で拘束、
呪力不足で動けないろくすたを置いて奥へ進んでしまう。

糞ゲッターが居る奥へと進む間、あやきは少々への憧れを語り
「宴プレイヤーになって誰かの役に立てるって胸を張れるだけでそれでもう願いが叶う」と言い
事故で家族を失い、孤独な戦いを続け独り泣いてばかりだった少々に「もう独りじゃない」と手を握る。

その時デッキを見張っていた裏鍵から「モウスグ完成シマス」とチャットが届く。
もう独りじゃないと大張り切りの少々は変身、一気呵成に攻撃するも一瞬の油断を突かれ、
糞ゲッターに衣服を噛み千切られ絶命する。

少々が喰われている間に裏鍵は2人に宴プレイヤー契約を迫るが
眼前の惨劇に2人は完全に恐慌状態に陥ってしまう。
そこに少々の死で魔法から解放されたろくすたが現れ糞ゲッターを一撃で葬り去る。

「目に焼き付けておけ。宴プレイヤーになるってのは・・・こういうことだ」

&bold(){第4話 「輝石も御石もあるんだよ」}
少々の惨死に完全に怖気づいたあやきは宴プレイヤーになる事を諦め、裏鍵は去っていく。
一度は願った憧れの宴プレイヤーを思い描いたノートを少々の部屋に残し、自分の臆病さを詫びる。

その帰り道あやきは待ち構えていたろくすたと出会う。
『向こう側』で死んだ少々は衣服は残らず永久に全裸のままだと聞かされ
ずっと独りで戦ってきた少々の最期が誰にも気づいてもらえない事にあやきは悲しみ、
ろくすたは「誰にも気付かれなくても忘れ去られても仕方がない」と諦めた様な口調で話す。
しかし「俺は少々さんの事もろくすたさんの事も絶対に忘れない!」と叫ぶあやきに
急にろくすたの顔色が変わりその場を走り去って行く。

その頃お見舞いに行った祐一はいつも嬉しそうにおでんを食べていた筈のスコアの態度が急変した事に驚く。
「レジ打ちは諦めろって医者に言われた、奇跡か魔法でもない限りもう左手は動かない」と荒れるスコアに
祐一は「奇跡も魔法もある」と告げる。その視線の先には裏鍵が座っていた…。

夜、あやきはいつもはお稽古事の筈の友人のポコ吉が街中をふらふら歩いているのを目撃する。
その首筋に糞ゲッターがつけた呪いのマークを見つけてしまうが
ろくすたに連絡する手段を持たず、しかしポコ吉を見捨てるわけにもいかず、
他の大勢の人たちと共に誘われる様に華徒邸に入ってしまう。
そこでは糞ゲッターの呪いで絶望に打ちひしがれた人が自殺をしようとしていた。
あやきは慌ててポコ吉を振り切って混ぜるな危険洗剤の入ったバケツを外に放り捨てるも
「神聖な儀式を邪魔した」と取り憑かれている人たちに襲われかけ物置部屋に逃げ込む。
が、そこで糞ゲッターの結界内に飲み込まれてしまう。
「俺が弱虫で嘘つきだからバチが当たった」と絶望しかけたあやきの前に
宴プレイヤーの姿になった祐一が滅・昇竜拳で糞ゲッターを倒す。

漸く駆けつけたろくすたは結界が消えた事と祐一が宴プレイヤーになった事に愕然とする。
その頃眠っていたスコアが目を覚まし、左手の感覚が戻っている事に気づく。

そして少々が死んだ事で空席となったこの絶好の縄張りの街を求めて
新たな宴プレイヤー・藤原刻命(ふじわらきざみ)が現れる。
裏鍵はこの地にはさっき契約したばかりの新しい宴プレイヤーがいると言うが
きざみは「みすみすルーキーにくれてやるのは癪だ、ソイツをブッ潰してしまえばいい」と不敵に笑う。

今日はここまで。