おはようセックス@小説まとめ
はかせ
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ohayousex
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「ねぇねぇ、はかせ。」
忙しそうに手を動かしているはかせに、あたしはそうやっていつものように声をかけた。
忙しそうに手を動かしているはかせに、あたしはそうやっていつものように声をかけた。
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はかせ
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「どうしたんだい、ミルキー」
「今ね、おべんきょうしてるの」
「へぇ、それは偉いね」
「それでねっ」
「うん?どうしたんだい?」
「その…『はかせ』って、どうやって書けばいいの?」
漢字が、わからなかった。
「ああ、そういうことか。…ラブなら、知ってるんじゃないかな。」
「んもー、あたしははかせに!教えてもらいたいの!!」
「はは、わかったわかった、教えるよ。
ほら、鉛筆と紙を持っておいで。」
「うんっ!」
はかせの言うことは、だいたいあってる。
たまに違うときもあるけど、それでもはかせは、かぞくの中でいちばん物知りだったから。
「持ってきた!」
「ん、それじゃ、そっちの机でやろうか。」
はかせはきかいをいじくる手を止めて、つくえの横に座りこんだ。
あたしも、そのすぐとなりに座った。
「いいかい、『博士』っていう字はね…」
「うん、うん」
「…こう。後ろの士っていう字は、ほら前に教えた土に似ているだろう?これの横棒の長さを逆にしてやればいい。」
「おおー!」
「そして、博って字は…少し難しいね。左側に、小さく十を書いて、それから…
…こうして、これに寸って字をくっつければ出来上がり。」
「おー!!」
「どうだい、わかったかな」
「なんとなく!」
「っはは、まあとりあえず、真似して書いてご覧。」
「お安いごようだっ」
「どうしたんだい、ミルキー」
「今ね、おべんきょうしてるの」
「へぇ、それは偉いね」
「それでねっ」
「うん?どうしたんだい?」
「その…『はかせ』って、どうやって書けばいいの?」
漢字が、わからなかった。
「ああ、そういうことか。…ラブなら、知ってるんじゃないかな。」
「んもー、あたしははかせに!教えてもらいたいの!!」
「はは、わかったわかった、教えるよ。
ほら、鉛筆と紙を持っておいで。」
「うんっ!」
はかせの言うことは、だいたいあってる。
たまに違うときもあるけど、それでもはかせは、かぞくの中でいちばん物知りだったから。
「持ってきた!」
「ん、それじゃ、そっちの机でやろうか。」
はかせはきかいをいじくる手を止めて、つくえの横に座りこんだ。
あたしも、そのすぐとなりに座った。
「いいかい、『博士』っていう字はね…」
「うん、うん」
「…こう。後ろの士っていう字は、ほら前に教えた土に似ているだろう?これの横棒の長さを逆にしてやればいい。」
「おおー!」
「そして、博って字は…少し難しいね。左側に、小さく十を書いて、それから…
…こうして、これに寸って字をくっつければ出来上がり。」
「おー!!」
「どうだい、わかったかな」
「なんとなく!」
「っはは、まあとりあえず、真似して書いてご覧。」
「お安いごようだっ」
…………………………
「うん、中々上手く書けたね。」
「でしょだろ!ミルキーってばてんさい!」
「天才かぁ、ははは。
…別に、無理して天才にならなくてもいいんだけどね。」
「ほえ?どうして?」
「他人より何か優れたことができるのは、それは凄いことだよ。
けれどね、例え何も出来なくても…体が動かなくても、頭が悪くても、醜くても、少ししか生きられなかったとしても、
熱を持って、脈を打っている、生き物がいる。」
「……うーん」
「ミルキーには、少し難しかったかな」
「ううん、わかるよ。わかんないけど、わかるよ。」
そのときは、ぜんぜんわからなかったけど。
「……そうか。ミルキーはもしかしたら、本当に天才かもしれないね。
さて、私は研究に戻るよ。用事があったら、また言って、な。」
「うん!おつかれさま!!」
博士は、にっこりした。
「でしょだろ!ミルキーってばてんさい!」
「天才かぁ、ははは。
…別に、無理して天才にならなくてもいいんだけどね。」
「ほえ?どうして?」
「他人より何か優れたことができるのは、それは凄いことだよ。
けれどね、例え何も出来なくても…体が動かなくても、頭が悪くても、醜くても、少ししか生きられなかったとしても、
熱を持って、脈を打っている、生き物がいる。」
「……うーん」
「ミルキーには、少し難しかったかな」
「ううん、わかるよ。わかんないけど、わかるよ。」
そのときは、ぜんぜんわからなかったけど。
「……そうか。ミルキーはもしかしたら、本当に天才かもしれないね。
さて、私は研究に戻るよ。用事があったら、また言って、な。」
「うん!おつかれさま!!」
博士は、にっこりした。
「タダイま戻りマシた、博士。」
「あ!らぶねぇたん!」
「お帰り、ラブ。……あぁ!洗濯物!!」
「それなら取り込んでおきマシた。雨が降りソウだったので。」
「おお、そうだったか。気が利くな。」
「あー!ずるい!あたしもやるー!!」
「もう終ワリましたが…」
「いーいーかーらー!!」
「はは、怪我しないようにね。」
「あ!らぶねぇたん!」
「お帰り、ラブ。……あぁ!洗濯物!!」
「それなら取り込んでおきマシた。雨が降りソウだったので。」
「おお、そうだったか。気が利くな。」
「あー!ずるい!あたしもやるー!!」
「もう終ワリましたが…」
「いーいーかーらー!!」
「はは、怪我しないようにね。」
いつもの日じょうは、いつものように流れてく。